JPH086466A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH086466A
JPH086466A JP6143259A JP14325994A JPH086466A JP H086466 A JPH086466 A JP H086466A JP 6143259 A JP6143259 A JP 6143259A JP 14325994 A JP14325994 A JP 14325994A JP H086466 A JPH086466 A JP H086466A
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Application number
JP6143259A
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English (en)
Inventor
Masanobu Deguchi
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 排紙トレー26を閉じると、上部ユニット2
7と中間部ユニット29が係合され、露出されている下
部取手31を引き上げることにより、下部ユニット28
が開放される。下部ユニット28には用紙収納部19が
内蔵されていて、この状態で用紙の補充を行える。排紙
トレー26を開くと、下部ユニット28と中間部ユニッ
ト29が係合され、露出されている上部取手33を引き
上げることにより、上部ユニット27が開放されて、感
光体ドラム等の部品交換が行われる。 【効果】 排紙トレー26の開閉状態から、開閉操作部
と開閉ユニットとが一目瞭然に決定され、開閉操作も一
方の取手のみを用いることから簡単明瞭である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機及びプリンター
等の画像形成装置であって、より詳しくは、本体の内部
が開放自在となるように分割された画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機は、例えば、図9に示すよ
うに、複写機本体51の操作側正面に対する左右の側面
にそれぞれ排紙トレー52と給紙カセット53とが設け
られている。
【0003】そして、この複写機においては、図10に
示すように、下部ユニット54とプロセス系55を含む
中間部ユニット56とが分離開閉されて例えば排紙トレ
ーへの排出途中の紙詰まりの処理が行われる一方、図1
1に示すように、中間部ユニット56と光学系57から
なる上部ユニット58との開閉によって例えば感光体ド
ラムの交換が行われる。
【0004】このとき、図10に示すように、下部ユニ
ット54と中間部ユニット56とを開くためにまず、本
体前カバー59を開いてから、中間部ユニット56に取
付けられた上下開閉レバー60を持って、そのまま中間
部ユニット56を静かに上へ引上げる。すると、図12
に示すように、給紙カセット53側に設けられた回動軸
61を中心に開かれる。また、中間部ユニット56と上
部ユニット58とを開くためには、上部ユニット58に
取り付けられた開閉レバー62を押してから上部ユニッ
ト58を上へ開き、そして、図11に示すように、支持
棒63にて上部ユニット58を支持固定する。このと
き、図12に示すように、開閉レバー62を押すことに
よって開閉レバー62の爪62aが中間部ユニット56
のフレーム係止部64から外れる。これにより、排紙ト
レー52側に設けられた回動軸65を中心とする回動に
より上部ユニット58を開くことができる。
【0005】このようにして下部ユニット54と中間部
ユニット56と上部ユニット58の全てが開かれた状態
を示したのが図13である。下部ユニット54と中間部
ユニット56との開閉は排紙トレー52側で行われ、中
間部ユニット56と上部ユニット58との開閉は給紙カ
セット53側で行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な複写機では図9に示すように、複写機本体の左右両側
に突出してそれぞれ排紙トレー及び給紙カセットが設け
られているため、その設置には広いスペースが必要とさ
れる。
【0007】さらに、用紙の補給、紙詰まりの除去、部
品の交換、修理等といった作業を行うとき、まず、給紙
カセットの着脱のためのスペースが必要となる。また、
排出途中の紙詰まりの除去は排紙トレー側でなされ、一
方、感光体ドラムの交換は給紙カセット側で行われるの
で、それぞれの側での作業スペースが必要である。
【0008】また、開閉機構も各ユニット同士の開閉が
独立しているため全てを開くと安定性に欠ける。
【0009】さらに、支点が分散しているため多くの部
材を必要とし、コストがかかるうえ、開閉のための構造
や操作も煩雑である。
【0010】このため特公平3−70226号及び特公
平5−59425号には、下部ユニットと中間部ユニッ
トと上部ユニットとをそれぞれ一方に開放し得るように
一軸で軸支した構成が開示されている。
【0011】これにより、構造上あるいは操作上の広い
スペースの必要性や支点が分散するための高コスト性と
いった問題は軽減されるものの、しかしながら、これら
の構成は依然として着脱タイプの給紙カセットを使用し
ているため、そのためのスペースの必要性の問題を残し
ている。
【0012】また、ユニット同士を固定する構造もネジ
等を用いているため操作が煩雑で、依然として開閉のた
めの操作性の向上については言及されていない。
【0013】以上の点から、本発明は、操作のための広
いスペースを必要とせず、かつ、開閉のための操作が簡
潔、明瞭である画像形成装置の提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載の画像形成装置は、下部
ユニットと、該下部ユニットの上方に設けられた中間部
ユニットと、該中間部ユニットの上方に設けられた上部
ユニットとを一か所で回動可能に連結支持してなる画像
形成装置において、上記上部ユニットと上記中間部ユニ
ットとを分割可能に結合する第一係合手段と、上記中間
部ユニットと上記下部ユニットとを分割可能に結合する
第二係合手段と、上記中間部ユニットに開閉自在に支持
されたトレーとを備え、上記トレーが閉成時に、上記第
一係合手段による分割を不可にし、上記トレイが開放時
に、上記第二係合手段による分割を不可にするようにな
されていることを特徴としている。
【0015】また、本発明の請求項2に記載の画像形成
装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、上記
下部ユニットに、画像形成に供される用紙を収納する用
紙収納部が内蔵されていることを特徴としている。
【0016】また、本発明の請求項3に記載の画像形成
装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、上記
第一係合手段が上記上部ユニットの回動操作時に掴まれ
る第一取手であり、上記第二係合手段が上記中間部ユニ
ットの回動操作時に掴まれる第二取手であることを特徴
としている。
【0017】
【作用】請求項1の構成によれば、トレーが閉じている
ときは、第一係合手段が中間部ユニットとの係合解除不
可能の状態にあり、第二係合手段が下部ユニットとの係
合解除可能の状態にある。これにより、中間部ユニット
と下部ユニットとの分離開閉のみ可能となる。また、ト
レーが開いているときは、第二係合手段が下部ユニット
との係合解除不可能の状態にあり、第一係合手段が上部
ユニットとの係合解除可能の状態にある。これにより、
上部ユニットと中間部ユニットとの分離開閉のみ可能と
なる。
【0018】請求項2の構成によれば、下部ユニットは
用紙収納部を内蔵している。これにより、用紙補給のた
めの用紙カセットの着脱が不要となる。
【0019】請求項3の構成によれば、開閉操作が取手
によって行われる。また、取手が係合手段を兼ねてい
る。これにより、開閉のための係合手段の解除が取手に
よって行われる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図8に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0021】まず、本実施例の複写機の構造について、
図2に示すように、複写機本体1の上端部には原稿台ガ
ラス2が設けられ、この原稿台ガラス2の下方には、光
源ランプ3、ミラー4・5・6、レンズ7及びミラー8
・9・10からなる光学系11と、感光体ドラム12と
が配設されている。そして、上記光学系11は、原稿台
ガラス2上に置かれた原稿に対して、光源ランプ3から
の出射光により光走査を行い、その反射光を各ミラー4
・5・6、レンズ7及び各ミラー8・9・10を介して
感光体ドラム12表面の露光ポイントに照射すること
で、メインチャージャ13により一様に帯電された感光
体ドラム12表面に原稿の画像に対応した静電潜像を形
成するようになっている。
【0022】上記感光体ドラム12の周囲には、メイン
チャージャ13、現像槽14及び転写チャージャ15、
さらには感光体ドラム12からやや離れて定着ローラ部
16が配設されていて、プロセス系17を形成してい
る。感光体ドラム12表面に形成された静電潜像は現像
槽14によりトナー像として現像され、このトナー像が
転写チャージャ15により後述の用紙搬送系18から搬
送されてきた用紙に転写され、定着ローラ部16によっ
て定着される。
【0023】また、感光体ドラム12の下方、複写機本
体1の最下部には用紙収納部19が設けられている。そ
の上方にはこの用紙収納部19から感光体ドラム12に
用紙を搬送するための給紙ローラ20、搬送ローラ21
・22・23、ペーパーストップローラ24が配設され
ていて、これらにより用紙搬送系18が形成されてい
る。そして、用紙は、用紙収納部19から給紙ローラ2
0によって給紙され、搬送ローラ21・22・23によ
ってペーパーストップローラ24まで搬送され、ペーパ
ーストップローラ24で光源ランプ3の移動とタイミン
グを合わせてから感光体ドラム12に送られる。
【0024】そして、用紙搬送系18の上方には排紙受
け部25が設けられ、さらに、この排紙受け部25の先
には排紙トレー26がある。定着ローラ部16を通過し
た用紙は排紙受け部25上に排出された後、排紙トレー
26に積載され、この2つの受けにより用紙は保持され
るようになっている。
【0025】また、この複写機本体1は、図2の図中の
鎖線(X−X)及び二点鎖線(Y−Y)で示される位置
で、分割可能となっている。主に光学系11を有する上
部ユニット27と、主に用紙収納部19を含む下部ユニ
ット28と、これらの間に位置し、主にプロセス系17
を含む中間部ユニット29とに3分割される。
【0026】下部ユニット28には用紙収納部19が内
蔵されている。
【0027】中間部ユニット29には感光体ドラム1
2、現像槽14、転写チャージャ15等のプロセス系1
7及び用紙搬送系18の一部が含まれている。また、下
部ユニット28と中間部ユニット29との境界には、外
部に向かって開口している排紙部30が形成されてお
り、排紙受け部25、排紙トレー26を含んでいる。そ
して、排紙トレー26はこの排紙部30を開閉するよう
に回動自在に複写機本体1の外壁に取り付けられてい
る。また、排紙トレー26には、図4に示すように、側
端縁にリブ26a・26aが設けられている。各リブ2
6aには、中間点に上方に突出する凸部26b、リブ2
6aの一端側上下に突出する凸部26cが設けられてい
る。さらに、両凸部26c・26cの間には下方に向い
てリブ26dが設けられている。また、図1に示すよう
に、下部ユニット28と中間部ユニット29とを係合す
る下部取手31が排紙受け部25の外方端部の真下に回
動自在に設けられている。また、図3(a)及び(c)
に示すように、中間部ユニット29のフレーム内側には
電源スイッチ32が設けられていて、排紙トレー26の
開閉動作に応じて電源が入切される。排紙トレー26が
開いているとき、電源は入っているが、排紙トレー26
が閉じられるとき、排紙トレー26のリブ26aによっ
て電源スイッチ32のノブ32aが押されることによ
り、電源は切られる。
【0028】図2に示すように、上部ユニット27には
光学系11と帯電チャージャ13、定着ローラ部16等
のプロセス系17の一部が含まれている。また、図1に
示すように、上部ユニット27と中間部ユニット29と
を係合する上部取手33が複写機本体1の正面外壁に回
動自在に設けられている。また、図3(a)及び(c)
に示すように、上部ユニット27の上部取手33の上の
外壁部にはコピー操作表示部34が設けられている。コ
ピー操作表示部34には、図5に示すように、コピーボ
タン34a、クリアキー34b、コピー枚数設定キー3
4c・34d、コピー枚数表示部34e、コピー倍率設
定キー34f、コピーの明るさを調節する露光キー34
gが設けられている。また、図3(c)に示すように、
上部ユニット27のフレーム内側には安全スイッチ35
が設けられていて、上部ユニット27が開かれると安全
スイッチ35が切られ、これに応じて電源が切れるよう
になっている。
【0029】そして、図1に示すように、これら3ユニ
ット27・28・29は、同一の回動支持部36で互い
に連結されている。また、図8に示すように、回動支持
部36は、二本のトーションバー37・38及び支持板
39・40・41を有している。支持板39は上部ユニ
ット27に、支持板40は下部ユニット28に、支持板
41は中間部ユニット29に取り付けられている。トー
ションバー37は支持板39に、トーションバー38は
支持板40に当ててねじられていて、矢印A方向の力が
付勢されている。また、この軸部である回動支持部36
の外周に中間部ユニット29が懸架されている。
【0030】また、図1(a)に示すように、排紙トレ
ー26が排紙部30を閉じているとき、上部ユニット2
7に回動可能に設けられた上部取手33は、中間部ユニ
ット29を係合している。図6(a)に示すように、上
部取手33はスプリング42により矢印A方向に付勢さ
れている。そして、上部取手33の凸部33aが中間部
ユニット29に設けられた凹部29aに嵌入することに
より、中間部ユニット29を係合している。また、図1
(b)に示すように、排紙トレー26が排紙部30を開
いているとき、中間部ユニット29に回動可能に設けら
れた下部取手31は、下部ユニット28を係合してい
る。図6(b)に示すように、下部取手31はスプリン
グ43により矢印B方向に付勢されている。そして、下
部取手31はその両端に設けられたボス部31aを軸と
して、中間部ユニット29の図示しないフレームに回動
自在に取り付けられており、下部取手31の凸部31b
・31cが下部ユニット28のフレーム44に設けられ
た凹部44a・44bに嵌入することにより、下部ユニ
ット28を係合している。
【0031】また、排紙トレー26が閉じているとき、
図7(a)に示すように、下部取手31は排紙トレー2
6上の凸部26cによる押さえ込みが解除されるため回
動可能な状態になる。このとき、図6(b)に示すよう
に、スプリング43による付勢力に逆らって、下部取手
31を上に引き上げることで、下部取手31の凸部31
b・31cが下部ユニット28の凹部44a・44bか
ら外れて係合が解除される。一方、上部取手33は排紙
トレー26上の凸部26bにより押さえ込まれる状態に
なる。また、排紙トレー26が開いているとき、図7
(b)に示すように、上部取手33は排紙トレー26上
の凸部26bによる押さえ込みが解除されるため回動可
能な状態になる。このとき、図6(a)に示すように、
スプリング42による付勢力に逆らって、上部取手33
を上に引き上げることで、上部取手33の凸部33aが
中間部ユニット29の凹部29aから外れて係合が解除
される。一方、下部取手31は排紙トレー26上の凸部
26cにより押さえ込まれる状態にある。
【0032】以上の構成において、以下に本体の開閉操
作を示す。
【0033】まず、図3(a)に示すように、このと
き、排紙トレー26は開かれた状態であり、電源も入っ
ている状態となり、操作表示部34も見えることで操作
する側に次の作業が分かりやすくなる。
【0034】そして、用紙収納部19へ用紙の補給を行
うとき、図3(b)に示すように、排紙トレー26が閉
じられる。すると、排紙トレー26のリブ26aが電源
スイッチ32のノブ32aを押して、電源が切られる。
そして、図7(a)に示すように、下部取手31は排紙
トレー26上の凸部26cによる押さえ込みが解除され
るため回動可能な状態になり、下部取手31を上に引き
上げることで、用紙収納部19を含む下部ユニット28
と中間部ユニット29とが、回動支持部36を基軸とし
て開かれる。このとき、支持板41は支持板39ととも
に、トーションバー37・38の付勢力により支持板4
0に対して開放される。この下部ユニット28には用紙
収納部19が内蔵されており、この状態で用紙の出し入
れが行える。また、上部取手33は排紙トレー26上の
凸部26bにより押さえ込まれる位置にあるため、上部
取手33を引き上げることは出来ず、従って上部ユニッ
ト27と中間部ユニット29との開閉も行い得ない。さ
らに、排紙トレー26によって上部取手33は隠された
状態にあるので、上部取手33を用いての開閉は行えな
い。
【0035】そして、用紙の補給を終えて、再び下部ユ
ニット28と中間部ユニット29を閉じるとき、下部取
手31を持って中間部ユニット29を下部ユニット28
上に引きおろした後、下部取手31から手を離す。する
と、スプリング43によるB方向への付勢力のため下部
取手31の凸部31b・31cが下部ユニット28の凹
部41a・41bに嵌入し、下部ユニット28と中間部
ユニット29が係合される。
【0036】また、転写チャージャ15から定着ローラ
部16の紙詰まりの除去や現像槽14、感光体ドラム1
2の交換を行うとき、図3(c)に示すように、排紙ト
レー26は開かれる。このとき、電源スイッチ32のノ
ブ32aは押されないので、電源は入っている状態であ
る。そして、図7(b)に示すように、上部取手33は
排紙トレー26上の凸部26bによる押さえ込みが解除
されるため回動可能な状態になり、この上部取手33が
上に引き上げられると、上部ユニット27と下部ユニッ
ト28とが、回動支持部36を基軸として開かれる。こ
のとき、支持板41は支持板40側に残り、支持板39
がトーションバー37・38の付勢力により支持板40
に対して開放される。また、このとき、上部ユニット2
7が開かれたために、安全スイッチ35が切れて電源が
切られる。また、下部取手31は排紙トレー26上の凸
部26cにより押さえ込まれているため、下部取手31
を引き上げることは出来ず、従って下部ユニット28と
中間部ユニット29との開閉も行い得ない。さらに、下
部取手31は排紙トレー26によって隠された状態にあ
り、その上、排紙トレー26のリブ26aによってカバ
ーされるので、下部取手31を用いての開閉は行えな
い。
【0037】そして、部品の交換等を終えて、再び上部
ユニット27と中間部ユニット29を閉じるとき、上部
取手33を持って上部ユニット27を中間部ユニット2
9上に引きおろした後、上部取手33から手を離す。す
ると、スプリング42によるA方向への付勢力のため上
部取手33の凸部33aが中間部ユニット29の凹部2
9aに嵌入し、上部ユニット27と中間部ユニット29
が係合される。
【0038】以上のように、本実施例の複写機は、まず
3ユニットが一か所で連結支持されているので、同一方
向に開閉されて複写機本体の両側に広いスペースを必要
とせず、さらに、多くの部材も必要としないのでコスト
がかからない。
【0039】また、排紙トレー26が閉じている状態で
下部取手31を引き上げると、下部ユニット28のみが
開かれる。この下部ユニット28には用紙収納部19が
内蔵されており、この状態で用紙の出し入れが行えるこ
とから用紙カセットを引き出すためのスペースを特に必
要としないで済む。
【0040】また、排紙トレー26が開いている状態で
上部取手33を引き上げると、上部ユニット27のみが
開放される。つまり、1ユニットを開放するとき、排紙
トレー26によって残りの2ユニット間が自動的にロッ
クされるのでロックのための特別な部材を必要とせずコ
ストダウンをはかることができ、ロック操作も簡単であ
る。
【0041】また、3ユニット全部が一度に開放される
ようなことがなく安定性が向上する。
【0042】また、開閉のための操作も取手の上げ下げ
のみによって行われるので、非常に簡単である。
【0043】また、排紙トレー26の開閉状態に応じて
開閉に使用される取手部が限定されるので、操作が簡単
明瞭である。
【0044】また、排紙トレー26の開閉状態に応じて
開閉するユニットが限定されるので、操作が簡単明瞭で
ある。
【0045】また、排紙トレー26の開閉動作に対応し
て電源が入切されるので、そのための操作が簡略化でき
る。
【0046】さらに、上部ユニット27が開閉されると
きには、安全スイッチ35が働いて自動的に電源が切れ
るようになっているので、電源の切り忘れなどによる事
故を防ぐことができる。
【0047】そして、操作表示部34が排紙部30の上
に設けられていることから、複写の基本操作、本体開閉
操作、用紙補給、排紙取り出し、部品交換等の全ての操
作を一方向から行うことができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の画像形成装置は、下部ユニットと、該下部ユニットの
上方に設けられた中間部ユニットと、該中間部ユニット
の上方に設けられた上部ユニットとを一か所で回動可能
に連結支持してなる画像形成装置において、上記上部ユ
ニットと上記中間部ユニットとを分割可能に結合する第
一係合手段と、上記中間部ユニットと上記下部ユニット
とを分割可能に結合する第二係合手段と、上記中間部ユ
ニットに開閉自在に支持されたトレーとを備え、上記ト
レーが閉成時に、上記第一係合手段による分割を不可に
し、上記トレイが開放時に、上記第二係合手段による分
割を不可にするようになされている構成である。
【0049】これにより、トレーが閉じているときは、
第一係合手段の解除を不可にし、トレーが開いていると
きは、第二係合手段の解除を不可にするという、トレー
によるロック機構がトレーの開閉状態に応じて自動的に
作動する。従って、専用のロック機構を設ける必要がな
い。そのため、ロックのための部材も必要なくなりコス
ト低減が行えると共に、ロック操作も簡略化されるとい
う効果を奏する。
【0050】また、トレーの開閉状態に応じて、常に、
3ユニットのうち、一方の2ユニット間の分離開閉が可
能であるとともに、他方の2ユニット間の分離開閉が不
可能であるという状態となる。従って、トレーの開閉状
態により開閉ユニットが選択され、開閉操作部が限定さ
れるので、操作が明瞭化するという効果を奏する。
【0051】また、本発明の請求項2に記載の画像形成
装置は、請求項1の発明の画像形成装置において、上記
下部ユニットに、画像形成に供される用紙を収納する用
紙収納部が内蔵されている構成である。
【0052】これにより、用紙カセットを着脱するため
のスペースが不要となり、省スペース化を行えるという
効果を奏する。
【0053】また、本発明の請求項3に記載の画像形成
装置は、請求項1の発明の画像形成装置において、上記
第一係合手段が上記上部ユニットの回動操作時に掴まれ
る第一取手であり、上記第二係合手段が上記中間部ユニ
ットの回動操作時に掴まれる第二取手である構成であ
る。
【0054】これにより、開閉操作が取手の上げ下げの
みによって行われるので、操作が非常に簡単であるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における複写機であって、
(a)は排紙トレーが閉じているときに複写機を開放し
た状態、(b)は排紙トレーが開いているときに複写機
を開放した状態を示す側面図である。
【図2】図1に示した複写機の縦断面図である。
【図3】図1に示した複写機であって、(a)は、排紙
トレーが開いている状態、(b)は、排紙トレーが閉じ
ているときに複写機の内部が開放された状態、(c)
は、排紙トレーが開いているときに複写機の内部が開放
された状態を示す図である。
【図4】図1に示した複写機の排紙トレーの構造を示す
斜視図である。
【図5】図1に示した複写機のコピー操作表示部を示す
正面図である。
【図6】図1に示した複写機の取手とユニットの係合を
示すものであって、(a)は、上部取手と中間部ユニッ
トとの係合状態を示す縦断面図、(b)は、下部取手と
下部ユニットとの係合部分を示す斜視図である。
【図7】図1に示した複写機の排紙トレーと取手の連動
を示すものであって、(a)は、排紙トレーが閉じてい
るときの状態、(b)は、排紙トレーが開いているとき
の状態を示す説明図である。
【図8】図1に示した複写機の各ユニットの連結部を示
すものであって、(a)は、正面図、(b)は、縦断面
図である。
【図9】従来の複写機の斜視図である。
【図10】従来の複写機の開放状態を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の複写機の開放状態を示す斜視図であ
る。
【図12】従来の複写機の各ユニット同士の結合機構を
示す正面図である。
【図13】従来の複写機の開放状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
26 排紙トレー(トレー) 27 上部ユニット 28 下部ユニット 29 中間部ユニット 31 下部取手(第二係合手段) 33 上部取手(第一係合手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部ユニットと、該下部ユニットの上方に
    設けられた中間部ユニットと、該中間部ユニットの上方
    に設けられた上部ユニットとを一か所で回動可能に連結
    支持してなる画像形成装置において、 上記上部ユニットと上記中間部ユニットとを分割可能に
    結合する第一係合手段と、 上記中間部ユニットと上記下部ユニットとを分割可能に
    結合する第二係合手段と、 上記中間部ユニットに開閉自在に支持されたトレーとを
    備え、 上記トレーが閉成時に、上記第一係合手段による分割を
    不可にし、上記トレイが開放時に、上記第二係合手段に
    よる分割を不可にするようになされていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記下部ユニットに、画像形成に供される
    用紙を収納する用紙収納部が内蔵されていることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記第一係合手段が上記上部ユニットの回
    動操作時に掴まれる第一取手であり、上記第二係合手段
    が上記中間部ユニットの回動操作時に掴まれる第二取手
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
JP6143259A 1994-06-24 1994-06-24 画像形成装置 Pending JPH086466A (ja)

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