JP2606307B2 - 画像形成装置の給紙装置 - Google Patents

画像形成装置の給紙装置

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JP2606307B2
JP2606307B2 JP63186180A JP18618088A JP2606307B2 JP 2606307 B2 JP2606307 B2 JP 2606307B2 JP 63186180 A JP63186180 A JP 63186180A JP 18618088 A JP18618088 A JP 18618088A JP 2606307 B2 JP2606307 B2 JP 2606307B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複写機等のような画像形成装置において、そ
の本体に多重コピーや両面コピーの機能を一体に設ける
とともに、用紙トレイ等の用紙収容手段を多段に設けて
なる装置に関し、特に、該用紙収容手段を画像形成装置
本体の側部に突出させて配置し、該用紙収容手段を本体
の前側に引き出し得るように構成し、給紙の動作を容易
に行い得るようにする装置に関する。
(従来の技術) 複写機やファクシミリ、プリンター等のような、画像
情報に応じて用紙に画像を転写する画像形成装置におい
ては、印字部や、画像転写部分等を構成する画像担持体
に対して、給紙部から用紙搬送路を介して用紙を送り込
み、該画像転写部での画像情報に応じて用紙の位置決め
を行い、設定された画像のモードに応じて、その画像の
転写等を行うことが出来るようにされている。
前記画像形成装置は、例えば、複写機等の装置の場合
には、給紙部に複数種類の用紙トレイや給紙カセット等
の用紙収容手段を装備しておき、それ等の用紙トレイ等
から任意のサイズの用紙を取出して、画像転写部分に向
けて給紙を行うことが出来るような手段が用いられる。
また、最近の複写機は、4色のカラートナーを用いて
カラーコピーを作成出来るようにする装置や、大型の高
速複写機等としての装置の他に、比較的小型の複写機に
対して、大型複写機の場合と同様な高速複写性能を持た
せるようなことが企画されている。つまり、小型の複写
機を、単に通常の片面コピーを作成出来る装置として用
いることの他に、両面コピーや多重コピー等の機能を有
する装置として構成するとともに、2色のトナーによる
多重コピーの作成等を行い得るような機能を持たせる場
合もある。
そして、上記したような多くの機能を満足させるため
に、複写機本体に対して複数の用紙トレイ等の用紙収容
手段を設けるとともに、装置本体の内部に中間トレイを
設ける等の手段が用いられている。
したがって、それ等の多くの機能を本体内部に設ける
ことによって、装置の構成が大型化し、いわゆるコンソ
ールタイプの装置として、大型の装置を構成せざるを得
ないことになること等の問題が発生する。
上記したような問題に加えて、従来の複写機等の装置
においては、上記したような用紙搬送装置の機構が複雑
になることに加えて、用紙搬送路の構成が複雑になる等
の問題があり、それによって用紙搬送路内でのジャムの
発生頻度が多くなったり、ジャム紙の処理の動作が容易
に行い得ない等の問題が発生しやすいものとなってい
る。
そこで、上記したような従来の複写機等の画像形成装
置における装置の大型化、用紙搬送路の構成の複雑化等
の問題に対処し、複写機本体を小型化するために、多く
の提案がなされている。例えば、特公昭61−56512号公
報等に示されるように、用紙収容手段を複写機本体の側
部に突出させて設けるとともに、中間トレイを用紙収容
手段と同様に本体の側部に突出させて設けること、等の
手段を用いる場合がある。
これに対して、特開昭63−57437号公報等に示される
ように、複写機本体をコンパクトに構成し、該本体の内
部に複数の用紙トレイと、中間トレイとを収容するとと
もに、多重コピーの作成と、両面コピーの作成に際し
て、用紙搬送路を構成する搬送手段の駆動方向の切換え
を行うことによって、任意の複写のモードに対応が出来
るようにする装置も提案されている。
また、特開昭62−8963号公報に示されるような従来例
の複写機において、複写機本体の給紙装置には、複数の
用紙トレイを設けることが出来るとともに、両面コピー
の機能を設けている。
上記したような従来例の複写機等の装置において、複
写機本体の内部に複数の用紙トレイ等の用紙収容手段を
設けるものにおいては、該用紙収容手段を本体の前部分
に引出し得るように構成しており、該用紙収容手段を本
体の前側に引出すことによって、用紙の補給の動作を容
易に行うことが出来るものとなる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したような従来の装置において、
複写機本体の内部に複数の用紙トレイと、中間トレイと
を設けることが出来るようにする場合には、その中間ト
レイの前後の部分に対する用紙搬送路を設けることが必
要であるために、本体を小型化することには限界があ
る。
さらに、比較的小型の複写機等に対して、上記したよ
うな給紙手段および用紙搬送装置を適用することは、狭
い空間内に多数の搬送ローラ装置を設けたり、ガイド板
等を開閉可能に設けて、ジャムクリアーを行うようにす
ることが要求される。
ところが、それ等の各装置が複雑に組合せられている
場合には、ガイド板を開閉したり、オペレータが手を挿
入したりする余裕部分が少ないので、ジャム紙の取り出
し等の動作を行いにくい等の問題が発生する。
また、用紙収容手段を本体の前部分に引き出し得るよ
うに構成する場合に、例えば、特開昭62−8963号公報に
示されるように、用紙収容手段の両側の部分に対してス
ライドレール手段のような案内部材を配置している。そ
して、用紙トレイに多くの用紙を収容した状態でも、該
用紙収容手段の移動を良好に行い得るようにする等の手
段を設けている。したがって、用紙収容手段のスライド
機構等の構成が複雑なものとなり、給紙装置の組立て工
数が増大して、複写機の製造コミストが高くなることの
他に、複写機本体内部での用紙収容手段の占める容積が
大きくなる等の欠点が生じる。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、用紙収容手段を画像形成装
置の側部に突出させて設け、該用紙収容手段を本体に対
して手前側に引き出し可能に形成し、本体内部に設ける
多重、両面複写の機構を余裕を持たせて構成出来るよう
にするとともに、用紙収容手段の支持機構と、給紙部の
機構を簡素化出来るように構成した装置を提供すること
を目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本発明の画像形成装置の給紙装置は、画像担持体等に
対する画像転写部に向けて、用紙収容手段から用紙送り
出し手段を用い、用紙搬送路を介して用紙を送り出し、
入力された画像の情報を転写する等の動作により、記録
紙を作成するように構成してなる画像形成装置に関する
ものである。
本発明の装置においては、前記各用紙収容手段を用紙
トレイと、該用紙トレイを支持する手段とから構成し、
前記用紙収容手段を多段に設けて、それぞれの用紙収容
手段を画像形成装置本体の前面に引き出し可能に設け、
該用紙トレイ支持手段が給紙装置のフレームに対して、
用紙トレイの重心部分よりも本体側の部分で案内手段を
介して摺動可能に設けられるとともに、前記用紙トレイ
支持手段の案内手段をフレームの端部に設けたスライド
レール装置と、トレイ支持手段のフレーム側端部に設け
たガイド手段とから構成し、さらに、前記用紙トレイの
本体側端部を本体フレームの支持手段によって案内し、
該用紙トレイが片持ち状に支持される際に、該支持手段
により用紙トレイの重量を支え得るように構成してい
る。
また、本発明の給紙装置において、前記用紙トレイ支
持手段は、画像形成装置の給紙装置本体に摺動可能に設
けられる本体部分と、該本体に対して取り外し可能な補
助部材とから構成され、該補助部材は給紙装置から側部
に突出され得るように構成することが出来る。
さらに、本発明の装置においては、用紙トレイ支持手
段の本体部分は、その上面に用紙トレイの位置決めを行
うための突出部および/または用紙トレイのフレームの
一部を摺動させるための部材を有し、補助部材の接続を
行う端部側にスライドレール装置を配置し、該スライド
レール装置の給紙装置本体側にガイド手段を設けること
が出来る。
また、本発明の装置においては、本体の給紙部に設け
る給紙ローラアッセイを、給紙トレイの挿脱の動作にし
たがって移動可能に設け、該給紙ローラを給紙部に位置
決めする際には、前記アッセイの端部を本体係合部に対
して固定し、該給紙ローラアッセイにねじり方向の力が
付加されないように構成した給紙装置の給紙ローラ支持
装置を構成することが出来る。
これに加えて、本発明の給紙装置においては、該給紙
装置に設ける用紙さばき機構としてのリタードパッド
は、ホルダーに対して側面の四方がカバーされる状態に
設けられ、該パッドと給紙ローラとの係合に際して剥が
れることを防止出来るようにするとともに、該リタード
パッドの支持部材は、弾性部材で構成されたパッド押し
下げ用フックを介して支持されることにより、給紙ロー
ラとの係合・離脱の動作が行われる場合でも、該リター
ド部材の位置決めを行うことが出来るように構成するこ
とが可能である。
したがって、本発明の画像形成装置においては、多数
の給紙トレイを本体の側部に設けることにより、本体の
内部に多重コピーと、反転機構等を効率良く収容するこ
とが出来、装置のメンテナンス等を良好に行い得るもの
とすることが出来る。それに加えて、本発明の装置は、
給紙トレイを容易に取り外したりすることが出来るの
で、本体の搬送に際しての梱包等が容易になり、運搬能
率を向上させたりすることが可能になる。
また、本発明の給紙装置に置ける給紙ローラと用紙さ
ばき機構とは、上記したような機構により支持されてい
るので、用紙の送り出しと、用紙さばき作用を良好に行
うことが出来る。
(実施例) 図示された例に従って、本発明の画像形成装置の給紙
路におけるジャム検知装置の構成を説明する。
第1図に示される実施例は、画像形成装置として複写
機に適用する場合のもので、複写機の給紙装置に対して
複数個の用紙収容手段を設け、該用紙収容手段としての
用紙トレイから、給紙路60を介して、用紙を感光体ドラ
ム10の画像転写部に向けて搬送し、感光体ドラム10に形
成されたトナー画像を用紙に転写するように構成してい
る。
前述した複写機の給紙路60は、通常の複写機における
用紙搬送路と同様にして、用紙の両側を規制するガイド
板と、搬送ローラ装置70〜72を設けており、さらに、該
給紙路60に対して、4つの給紙部材101〜104との間に、
それぞれ搬出路81〜84が接続されている。
本発明の装置における給紙路60には、後述するよう
に、両面・多重複写を行うための中間トレイからの搬送
路55が接続されており、両面複写や多重複写の際には、
前記搬送路55からの片面複写済み用紙を給紙路60に導入
し、該給紙路を通して感光体ドラムからの画像の転写を
行うことが出来るようにされる。
本発明の給紙部100に設けられる給紙部材101〜104
は、それぞれの用紙送り出し部分に給紙手段と用紙さば
き機構とを設けているもので、それらの給紙と用紙さば
き機構の手段として、本発明の場合には、給紙ローラ11
1〜114と、該給紙ローラに対応して配置されるリタード
パッドを設けている。
そして、給紙部材に収容された用紙を、給紙ローラに
よって取出すとともに、リタードパッドにより用紙さば
き作用を行い、用紙を1枚ずつ分離した状態で、接続路
を介して給紙路60に向けて搬送するようにする。
また、本発明の給紙部100においては、4つの給紙部
材に対応する給紙ローラのうちの上部の2つの給紙ロー
ラ111、112と、搬送ローラ装置70とは1つのモータによ
り駆動が行われるグループとして設定され、他の2つの
給紙ローラ113、114と、2つの搬送ローラ装置71、72と
は、別のモータにより駆動が行なわれるグループとして
構成される。
そして、各給紙ローラには、それぞれ駆動用のソレノ
イドが設けられていて、そのソレノイドに通電が行なわ
れることによって、給紙ローラを駆動し、所定の給紙部
材からの搬出路81〜84を介して給紙の動作を行うように
構成している。
前記第1図に示される複写機1においては、プラテン
2の上部に原稿の自動送りの動作を行い得るように自動
原稿送り装置5を設けている。そして、原稿トレイ6に
セットされた原稿を給紙ローラ7によって搬入し、搬送
ベルト8によりプラテン2上の所定の位置にセットし、
プラテンの下部に配置される画像形成装置による走査に
対応出来るように構成する。
また、複写機本体の上部には、画像読取り装置として
の光学系3が、移動可能に設けられており、該光学系3
を一般の画像読取り装置の場合と同様に、ランプ3a、複
数のミラー3c……、およびレンズ3bにより構成してい
る。
そして、前記光学系3により得られた原稿の反射光
は、感光体ドラム10に対して露光部12で照射され、該感
光体ドラムに静電潜像が形成される。
前記した感光体ドラム10の周囲には、通常の複写機の
場合と同様に、帯電コロトロン11、現像装置13、13a、
および、転写コロトロン14、剥離コロトロン15、剥離手
段16、クリーニング装置17等が配置されている。
そして、原稿の画像が露光部12で照射されて、感光体
ドラムに静電潜像を形成した後で、該静電潜像に対して
現像装置からトナーを供給して、トナー画像を形成し、
そのトナー画像を転写コロトロン14による放電で用紙に
転写する。トナー画像を用紙に転写した後で、感光体ド
ラムの表面に残留するトナーは、クリーニング装置17に
よって清掃されて、次の複写の動作に対応させ得るよう
にされる。
また、用紙は、給紙部100から送り出されて給紙路60
を通り、感光体ドラムの手前の部分でレジストレーショ
ンローラ20を介して、その用紙の先端部の搬送タイミン
グがトナー画像に一致した状態で、画像の転写部分に至
り、感光体ドラムからのトナー画像の転写が行なわれた
後で、搬送装置22によって定着装置23に導入され、加熱
と加圧とが行なわれてコピーとして形成される。
本発明の複写機1においては、前記定着装置23のコピ
ー排出部分から、排出トレイ等に向けての搬出路の途中
の部分に分岐爪31を設けている。そして、複写機に設定
された複写のモードが両面コピーや多重コピーの場合に
は、該分岐爪31を揺動させて排出路を閉じ、片面複写済
み用紙として形成されたコピーを戻し路30に導入し、該
戻し路に設けた反転装置40、および、中間給紙部50によ
る片面複写済み用紙の取扱部分に向けて供給する。
前記戻し路30には、所定の間隔で搬送ローラ装置32を
配置しており、該搬送ローラ装置32による搬送を行い、
片面複写済み用紙を、排出部33を介して中間給紙部50の
中間トレイ51に供給するように構成される。
それとともに、該戻し路30の途中の部分に分岐爪41を
設けており、該分岐部分を介して反転装置40が接続され
ている。この反転装置40は、上下のガイド板と反転ロー
ラ42により構成され、そのガイド板による用紙案内部分
の先端部にトレイ43を配置し、長い用紙の場合の支持を
行うことが出来るようにされる。
中間給紙部50は、従来より用いられている中間トレイ
と同様な働きを行う機構を有するもので、戻し路30を介
して搬入される片面複写済み用紙を、該中間給紙部50の
トレイ51に一旦収容し、その片面複写済み用紙の整列を
行ってから、フィードローラ53、および、用紙さばき機
構等により構成される給紙手段52を介して、片面複写済
み用紙を1枚ずつ送り出すように構成される。
そして、中間給紙部50より送り出された片面複写済み
用紙は、搬送路55を介して給紙路60に向けて搬送され、
第1図に示されたような搬送モードにしたがって、感光
体ドラム10による画像の転写部に送り込まれる。
なお、前記した搬送路55においては、用紙を給紙路60
に引渡す前の段階で、その用紙のサイドレジストレーシ
ョンを行うことが必要である。そこで、前記搬送路55に
設けられる搬送ローラ装置56としては、斜め送りローラ
を設けており、該斜め送りローラによって用紙の搬送を
行うとともに、斜め方向に向けて移動させ、用紙を搬送
路の奥の側に配置した基準位置設定用のガイド手段に摺
動させて、用紙の位置決めを行った状態で給紙路60に送
り込むことが出来る。
前記第4図に示される本発明の複写機1において、給
紙路60を構成する両側一対のガイド手段61、62は、給紙
位置から揺動させることが出来るように構成されてい
る。そして、該給紙路60内部ジャムが発生した場合に
は、用紙搬送路を構成する両側のガイド板を組合せた状
態で揺動させることと、外側のガイド板61に対して内側
のガイド板62を離間させる状態に、開くことが出来るよ
うに構成される。
また、前述したように、給紙路60を構成する外側ガイ
ド板61には、ニップローラを配置しており、給紙部の本
体に設けた駆動ローラに対して、該ニップローラを所定
の圧力で押圧するようにして、用紙を搬送する状態に設
定する。
したがって、前記給紙路内で、用紙または片面複写済
み用紙がジャムを発生した場合には、そのジャムの発生
状態に応じて、ガイド板の揺動等を行うものとなる。つ
まり、給紙部材からの搬出路81〜84におけるジャムの場
合には、給紙路60を構成する両側のガイド板セットにし
て揺動させることによって、該搬出路の部分で停止して
いる用紙を取出すことが出来る。
また、給紙路60の内部で用紙が停止している場合に
は、給紙路60を構成する両側のガイド板を同時に給紙部
から揺動させた後で、内側のガイド板62を開いて、その
停止している用紙を取出すことが出来る。
さらに、本発明の複写機1においては、給紙部100の
4つの給紙部材の他に、手差しトレイ90を設けており、
該手差しトレイ90からの給紙は、ローラ装置91を介して
行うことが出来るように構成されている。
上記したように構成された本発明の複写機において、
多重コピーを行う場合には、給紙部材から搬出した用紙
に対して、通常の複写のモードによって片面複写済み用
紙を作成し、その片面複写済み用紙を分岐爪31を介して
戻し路30に導入し、さらに、該戻し路30で分岐爪41を介
して反転装置40に導入する。
該反転装置40においては、片面複写済み用紙の後端部
が分岐爪の位置を越えると、その反転ローラ装置42の駆
動方向を切換えて、用紙を戻す方向に移動させ、分岐爪
42の下部分を通して戻し路30の下部に案内し、排出部33
を介して、中間給紙部50に画像面を上に向けた状態で片
面複写済み用紙を排出する。
そして、中間給紙部のトレイ51に収容された片面複写
済み用紙は、該トレイの給紙手段52を介して搬送路55に
送り出され、給紙路60を介して感光体ドラム10による画
像転写部に搬送され、前に形成して画像の上に重ねた状
態で別の画像が転写され、定着装置23を通して定着され
て、排出トレイに排出される。
また、両面コピーを作成する場合には、片面複写済み
用紙として作成された用紙を、分岐爪31から戻し路30を
通して直接排出部33に向けて搬送し、画像面を下に向け
た状態でトレイ51に収容する。
そして、該中間給紙部50の給紙ローラ装置によって送
り出され、搬送路55と給紙路60を介して感光体ドラム10
の画像転写部に搬送し、該片面複写済み用紙の裏面に別
の画像の転写を行い、定着装置23を通すことによって両
面コピーとして完成する。
したがって、本発明の装置においては、戻し路に対し
て反転装置40と、中間給紙部50とを接続することによっ
て、多重コピーと、両面コピーとを任意に作成すること
が可能になる他に、前述したように、給紙路での用紙の
搬送状態を設定することによって、コピーの作成の速度
を上昇させることが出来、複写機の能力を向上させるこ
とが出来る。
前述した本発明の画像形成装置としての複写機におい
て、給紙部には、第2図および第3図に示されるような
用紙収容手段としての用紙トレイ120と、該用紙トレイ1
20を支持するための用紙トレイ支持手段130とが、第1
図に示される給紙部材101〜104の部分に配置されてい
る。
第2図に示されるように、本発明の給紙部において、
用紙Pを収容する用紙トレイ120は、給紙側端部に設け
た前板123から、前側に突出するカム部材124を設けてお
り、該カム部材123が本体フレームに設けたローラ152に
係合され、後述するように、用紙トレイの端部の支持を
行い得るようになっている。
本発明の用紙トレイ120の底板121には、その所定の部
分に凹部122を形成しており、該凹部122を用紙トレイ支
持手段130の突起部材133に係合させ、用紙トレイ支持手
段130に対する用紙トレイの位置決めを行うことが出来
るように構成する。
また、用紙トレイの用紙送り出し側には、従来より用
いられている給紙カセット等と同様に、用紙を給紙ロー
ラ110に向けて押圧するために、用紙支持板125を摺動可
能に設けており、図示を省略したノーマルフォース付与
機構を介して、前記用紙支持板125を摺動させ得るよう
に構成している。
なお、前記給紙ローラ110に対して、その下部に対応
させて用紙さばき部材115を配置し、該用紙さばき部材1
15のリタードパッド115が、給紙ローラの下面に接触さ
せ得るようにすることによって、用紙の重送を防止する
が、この用紙さばき機構の構成については、後で詳細に
説明を行う。
前記用紙トレイ120を支持するための用紙トレイ支持
手段130は、第3図にも示されるように、本体部131と、
補助部材140とから構成されている。この用紙トレイ支
持手段の本体部131は、上板132の所定の位置に突起部材
133を設けており、該突起部材を用いて用紙トレイの凹
部を係止する。
また、本体部131の給紙側端部には、下方に向けて略
L字状に折曲げて係合部135を設けており、該係合部135
の下板136を本体フレームのローラ155に係合させ得るよ
うにする。
前記本体部131の他端部には、上板132を下方に垂直に
折曲げて垂下部138を設け、該垂下部138を用いて補助部
材140の支持を行うようにする。
本体部131の接続される補助部材140は、本体側の端部
が略L字状に折曲げられて、垂下部142を形成してお
り、該垂下部142と、本体の垂下部138、および、突出部
141を用いて、止めネジ143、144を用いて両者を結合
し、本体部131と補助部材140とを一体にした用紙トレイ
支持手段130を構成するようにしている。
上記したように構成した用紙トレイ支持手段130は、
本体フレーム150に対してスライドレール159を介して摺
動可能に設けられている。この本体フレーム150は、給
紙側端部に設けた直立部151を介してローラ152を設け、
該ローラ152が用紙トレイのカム部材124を係止し、該用
紙トレイ120の端部を支持するようにしている。
また、本体フレーム150の他端部には、略L字状に折
り曲げた下部ブラケット158を形成し、該下部ブラケッ
ト158と、用紙トレイ支持手段130の本体部131に設けた
垂下部138との間にスライドレール159を設ける。このス
ライドレールとしては、例えば、「アキュライドスライ
ド」(商品名)等のような、一般の複写機に用いられて
いるような装置を使用することが出来る。
前記本体フレーム150の板部材154の所定の位置には、
上ブラケット155を固定し、該ブラケット155に対してロ
ーラ156を設けることによって、用紙トレイ支持手段130
の本体部131の端部を支持出来るようにする。
そして、上記したように構成することによって、図示
されるように、用紙トレイ支持手段130に対してスライ
ドレール159の部分よりも、用紙トレイ120の重心位置が
外側に位置する場合に、該用紙トレイ支持手段130に対
する支持を容易に行うことが出来る。
[給紙トレイ支持装置] 本発明の用紙トレイ支持装置130において、複写機本
体のフレームに摺動可能に設けられる本体部131に対し
て、補助部材140を接続する際には、第4図に示される
ように、トレイ支持部材130の本体部131に対して、補助
部材140を接続するような構成を用いることが出来る。
つまり、第4図に示されるトレイ支持部の接続に際し
ては、補助部材140から突出部141を切り欠いた状態で突
出させ、該突出部141を、本体部131に設けた略L字状に
孔134に挿入し、該孔134のL字状の先端部を介して、止
めネジ143により固定を行うようにしている。
前記本体部131に設ける孔134としては、図示されるよ
うに、本体部131の上板132と、垂下部138との折り曲げ
部に亘って、補助部材140の突出部141を挿入する挿入部
134aを設けている。そして該挿入部134aから略L字状の
切り欠き部134bを形成し、その先端部を止めネジの挿入
部分として用いるものであるが、この孔の形状は、止め
ネジが容易に摺動して抜け出さない形状のものであれ
ば、任意に形成することが可能である。
したがって、補助部材140を固定する止めネジ143は、
用紙トレイ支持部材130の移動を行う場合でも、本体部1
31の孔134から抜け出たりすることがなくなり、両部材
の固定状態を良好に維持出来るものとなる。
また、本発明の用紙トレイ支持部材130において、上
記したようにして本体部131に対して補助部材140を接続
する場合に、該補助部材140の接続部下部に設けた垂下
部142を、本体部131の垂下部138に係合させるととも
に、両方の垂下部を止めネジ144等によって接合してい
る。
したがって、該補助部材に用紙トレイの荷重が付加さ
れた場合でも、その荷重によって補助部材が垂れ下がっ
たりすることがなく、用紙トレイの支持を良好に行うこ
とが出来る。
[給紙トレイ] 本発明の用紙トレイにおいて、前述したように、給紙
側の先端部の前板にカム部材124を設けており、該カム
部材124が本体フレームに設けたローラに係合されるよ
うになっている。つまり、第5図に示されるように、用
紙トレイ120を用紙トレイ支持部材130にセットした場合
に、該用紙トレイ120の重心位置が、用紙トレイ支持部
材130におけるスライドレール159の位置よりも、外側に
位置されることになる。
そして、上記したように、用紙トレイの重心位置が支
持部分よりも外側に偏って設けられると、用紙トレイが
第5図の鎖線で示されるように、用紙トレイ支持部材13
0に対して傾く等の問題が発生しやすい。この現象は、
特に、大サイズの用紙を用紙トレイに大量に収容した状
態で発生しやすいものとなる。
しかし、本発明の装置においては、用紙トレイ120に
対して先端部に突出させて設けたカム部材を、本体フレ
ームに設けたローラ152に支持させることによって、用
紙トレイを支持出来るようにするとともに、用紙トレイ
支持部材130に対して、余分な偏心荷重が付加されるこ
とがないようにして支持することが出来る。
上記したように、用紙トレイ支持部材を構成すること
によって、本発明の給紙部においては、用紙トレイを複
写機本体から側部に大きく突出させた状態で配置する場
合でも、その用紙トレイ等を良好な状態で支持出来る。
そして、用紙トレイ支持部材の本体部に対して、補助
部材を別体に設けることによって、複写機本体の運搬
や、移動等に際して、用紙トレイと補助部材とを取外し
て、複写機本体の側部に突出するものをなくし、コンパ
クトに形成した本体を箱に入れる等して搬送を行うこと
が出来る。
また、上記したように用紙トレイ支持部材を容易に解
体出来るようにすることは、コンテナーやパレット等の
ような搬送手段に複写機本体を積み上げる場合にも、そ
の本体の容積を小さくすることが出来るものとなるため
に、運搬費用を低減させることが可能になるとともに、
本体の巾を小さくすることによって、狭い入口等からも
容易に搬入を行い得て、階段等での運搬をも容易に行い
得るものとすることが可能である。
さらに、複写機本体を設置する場合には、用紙トレイ
支持部材の本体に対して、補助部材の固定の作業を容易
に行うことが出来るものとなり、その支持部材130に対
して、用紙トレイ120を載置することによって、給紙部
における用紙のセットの動作を容易に行うことが出来
る。
[給紙トレイ案内装置] 上記したようにして複写機本体に対して用紙トレイ支
持部材を装着し、用紙トレイをセットする場合には、該
用紙トレイの支持部材130に対する位置決めの動作を容
易なものとするために、第6図に示されるように、用紙
トレイの案内手段を設けることが出来る。
この第6図に示される例において、用紙トレイ支持部
材130の引き出し側端部にハンドル145を設け、該ハンド
ル145の内側に斜面部146を形成している。また、用紙ト
レイ120には、ハンドル側に突出部126を設けておき、そ
の突出部126をハンドル145の斜面部146に摺動させ、用
紙トレイ支持部材130に対して、容易に装着することが
出来るようになる。
なお、上記したようにハンドルに形成した斜面部を用
い、用紙トレイを装着出来るように構成した場合には、
用紙トレイの突出部126の形状を、斜面部146に合せて形
成すること等によって、用紙トレイを支持部材130に載
置した際に、両方の斜面部が摺動して、前記したような
支持部材の突起と用紙トレイの凹部とが容易に係合さ
れ、用紙トレイを正確に位置決め出来るようにすること
等も可能になる。
[給紙トレイに対する付属装置] 本発明の複写機においては、第1図に示されるよう
に、給紙部に対して、上下方向に複数個の用紙トレイを
装着することが出来るようになっているが、上記したよ
うに構成した場合には、各用紙トレイに対応させて設け
た給紙ローラと、レジストレーションローラ、または搬
送ローラ装置との間隔が異なるものとなり、下部の用紙
トレイからハガキ等のような小サイズの用紙の送り出し
を行い得ないという問題が発生する。
したがって、本発明の給紙部においては、上段の用紙
トレイに対しては、ハガキ等のような小サイズの用紙を
収容出来るが、その他の用紙トレイには、小サイズの用
紙を収容出来ないような対策を施すことが必要となる。
そこで、本発明の用紙トレイにおいては、装着可能な
用紙トレイの規制を行うために、該用紙トレイの用紙サ
イズ表示部材、または、該表示部材に隣接して設けた突
出部材を用いることが出来るように構成する。すなわ
ち、本発明の用紙トレイにおいては、通常の用紙トレイ
の場合と同様にして、用紙トレイに収容した用紙のサイ
ズを表示するためのボス128を設けている。
そして、該用紙トレイを給紙部に対して装着した場合
に、本体側のフレームの端板160に設けた検知手段とし
てのスイッチ装置がボスにより作動され、そのスイッチ
の組合せによって、装着された用紙トレイに収容される
用紙のサイズを、複写機本体の制御装置に入力出来るよ
うに構成される。
つまり、本発明の用紙トレイ120においては、第6図
および第7図に示されるように、用紙トレイの端板127
から側部に突出するボス128を、その用紙のサイズに対
応させて複数組合せて設け、さらに、その側部に装着規
制用のボス129を配置している。
そして、用紙トレイの装着規制のための手段として、
前記用紙トレイ支持部材130の挿入側先端部に、前記ボ
ス129の位置に対応させてブラケット162を突出させて設
けておき、装着規制を行う必要のある用紙トレイ装着部
分に対して、装着の規制を行うことが出来るようにされ
ている。
例えば、第7図に示されるように、ブラケット162に
切欠部163を設けた場合には、ボス129が該ブラケット16
2の切欠部163に位置するようになり、他のボス128がブ
ラケットに対して、係合しないものとなる。これとは別
に、第7a図に示されるように、切欠部形成しないブラケ
ット162aを設けた場合には、端部のボス129がブラケッ
ト162aに対して係合するので、用紙トレイの位置決めを
行うことが出来ないものとなる。
したがって、上記したようにブラケットを設けた場合
には、該ブラケットの切欠部の形状等によって、用紙ト
レイの装着が出来ないように設定されるので、特殊なサ
イズの用紙等を特定の給紙装置に装着させることが出来
るようになる。
つまり、本発明の給紙部においては、ハガキ等のよう
に、小サイズの用紙を収容する用紙トレイを上段のもの
に指定する際に、第7図に示されるような切欠部を設け
たブラケット162を用紙トレイ収容部材の端部に配置
し、他の用紙トレイに対しては、第7a図に示されるよう
に、ブラケット162aを設けるようにする。
また、本発明の装置においては、装着規制用のボス
を、符号129と129aで示されるように2個配置してお
き、その一方のボスがブラケット162の切欠部163に係合
される状態の場合には、特定のサイズの用紙を収容した
用紙トレイを、そのブラケットを配置した箇所には装着
出来ないように規制することも可能である。
そして、上記したように複数個の装着規制用のボスを
設ける場合には、画像形成装置の給紙装置における用紙
トレイの規制を良好な状態で行うことが出来る。
例えば、第7a図に示されるように、2つのボス129、1
29aを用紙トレイに設け、本体側に切欠部163を設けたブ
ラケット162を配置した場合に、該切欠部163が一方のボ
ス129には係合せずに、他方のボス129aを係止する状態
で配置されると、特殊サイズの用紙を収容した用紙トレ
イを区別して、任意の部分に装着させ得るようにするこ
とが出来る。
本発明の画像形成装置においては、搬送ローラ装置と
給紙ローラとの間隔等の条件に制約を受けて、ハガキ等
のような小サイズの用紙に対しては、上部の2つの用紙
トレイからのみ給紙を行うことが出来るように構成して
おり、他の用紙トレイからは、例えば、B5サイズの用紙
の横送り以上のものを給紙出来るように指定することが
出来る。
そして、装着規制用のボスを複数設ける場合には、ハ
ガキ等のような小サイズの用紙に対する給紙を、最上段
の用紙トレイのみから行い得るように規制することや、
その他の特殊なサイズの用紙に対しては、上部の2段の
用紙トレイのいずれからでも給紙を行うことが出来るよ
うにすることも可能になる。
つまり、前記したような給紙部においては、最上段の
用紙トレイに対応する給紙ローラと、レジストレーショ
ンローラとの間隔を、ハガキ等のような最小サイズの用
紙の長さに対応させて形成することによって、任意の最
小サイズの用紙に対する複写の動作を良好な状態で行う
ことが出来るものとなる。
また、他の下側の用紙トレイからは、その給紙ローラ
と搬送ローラ装置との間隔を、例えば、B5サイズの用紙
の横送りに対応させて設定することによって、良好な状
態で給紙の動作を行うことが出来るようにすることが可
能である。
上記したように構成することによって、用紙トレイを
用いて任意のサイズの用紙に対する複写を行い得るよう
にする場合に、特に、用紙サイズに対応させて、用紙ト
レイの装着位置の指定を行うことが出来、手差しトレイ
のみでなく、用紙トレイをも小サイズの用紙の給紙手段
として用いることが出来る。そして、その場合でも、用
紙トレイの用紙サイズの表示部材として用いられている
ボスを利用することで、特別の装置を設けることが必要
とされないことになる。
[給紙トレイ支持装置の案内機構] 第8図に示される本発明の実施例において、用紙トレ
イ支持部材130の本体131には、前述したように、その下
部に略コの字状に折り曲げた係合部13が形成されてお
り、該係合部135の下板136が、本体フレームに設けたロ
ーラ156に係合された状態で、該用紙トレイ支持部材130
の案内を行うようになっている。
なお、上記した係合部の構成は、第8a図にも示されて
いるものであるが、本発明の用紙トレイ支持部材130に
は、本発明の第8図に示されるように、用紙トレイ支持
部材の案内手段として、複数のローラ156の他に、その
移動経路の両端部付近にそれぞれL型ブラケット175、1
75aを配置している。
このL型ブラケットとしては、例えば、第8a図に示さ
れるように、基部176を給紙部の本体フレームに固定
し、突出部分175を若干隙間を設けて配置し、その隙間
の部分に対して、係合部135の下板136が摺動出来るよう
にして配置する。
したがって、本発明の用紙トレイ支持部材135におい
ては、用紙トレイを支持した状態で本体給紙部に挿脱さ
れる際に、その端部に設けた係合部135が、複数のロー
ラと、L型ブラケットとによって案内されるとともに、
用紙トレイがスライドレールの外側の部分に重心が位置
していても、その偏心した用紙トレイの重量に対抗して
用紙トレイを安定した状態で支持し、移動を行わせるこ
とが出来る。
また、本発明の用紙トレイ支持部材においては、前記
係合部135の直立部材170の外側にカム171を配置してい
る。このカム171は、前述したようにして、支持部材130
の係合部135を支持するとともに、該支持部材130の位置
決め部材として用いられる。
すなわち、本発明の複写機本体の給紙部においては、
用紙トレイ支持部材130の本体部131が挿入される側の先
端部に、L型ブラケット175と対向ローラ174とが配置さ
れており、両部材の間に係合部135の直立部材170が挿入
され得るようになっている。なお、上記した本発明の対
向ローラ174は、スプリング等によって支持され、該ロ
ーラ174をL型ブラケット175に向けて付勢する状態で配
置されている。
そして、第8b図に示されるように、用紙トレイ支持部
材135が挿入されると、該対向ローラ174をカム171によ
り押し除けるようにして、該カム171が奥に侵入し、第8
c図に示されるような位置で、本体部131の先端部が本体
フレーム160に当接した状態で停止される。
この本体部131の停止位置では、カム171の後部が対向
ローラ174に押圧された状態に位置決めが行われ、直立
部材170の他の側にはL型ブラケット175の先端部が位置
するようになり、両部材の間に直立部材が挟持された状
態で、用紙トレイ支持部材130が停止される。
上記したようにして、本発明の用紙トレイ支持部材13
0においては、その支持部材に用紙トレイを載置した状
態で、複写機本体の給紙部に挿入すると、該給紙部の端
部で、対向ローラ174とL型ブラケット175とによって、
自動的に係止固定が行われるようになっており、その装
着された用紙トレイが、給紙部から不用意に移動された
りすることがない。
[給紙ローラ] 本発明の給紙部に設けられ、各用紙トレイからの用紙
の排出を行うための給紙ローラは、第2図および第3図
に示される例において、符号110で示されており、該給
紙ローラ110と、リタードパッド116を設けた用紙さばき
機構115とを組合せて、用紙トレイからの給紙の動作を
行うことが出来るようにされている。
上記した給紙ローラは、第9図に示されるように構成
されている。なお、第9図および第9a図に示される実施
例において、給紙ローラは符号201で示している。
用紙トレイを複写機本体の給紙部に対して挿脱する動
作を行う場合に、該用紙トレイの移動に追従して給紙ロ
ーラが移動出来るように構成してなる装置は、例えば、
実開昭63−37460号公報等に示されるようなものがあ
る。
この従来例に示される給紙装置においては、駆動軸に
対して給紙ローラを摺動可能に設け、用紙トレイを挿入
すると、該用紙トレイによって給紙ローラが押して、該
給紙装置に設定された給紙可能な位置で、該給紙ローラ
を停止させる。
そして、その移動の際に、用紙に対するノーマルフォ
ースの付与機構が作動された状態となり、駆動軸を駆動
することによって、用紙トレイに収容されている用紙を
送り出すことが出来るように構成されている。
また、用紙トレイを引き抜く場合には、該用紙トレイ
の引き抜きの動作に追従して、給紙ローラが移動され、
その移動の途中で用紙に対するノーマルフォースの解除
が行なわれた後で、給紙ローラの移動を停止させるよう
に構成している。
ところが、上記したような構成の給紙ローラの移動機
構を用いる場合に、長い駆動軸に対して給紙ローラを摺
動可能に設けているために、駆動軸の駆動ギヤの部分と
給紙ローラに係合する部分との間隔が大きく離れてい
る。
そして、給紙ローラを支持するブラケット全体を支持
軸を中心にして回転させるような作用が働き、その軸受
部分に対して、大きな回転モーメントが付加されるとい
う問題が発生する。
上記した問題は、第9図に示されるような給紙ローラ
アッセイ200において、ブラケット210の中央部のホルダ
ー212に対して大きな影響を及ぼすものとなる。
そこで、第9図に示される本発明の給紙ローラアッセ
イ200においては、駆動軸202を固定位置に設けて、該駆
動軸に対して給紙ローラ201と、ブラケット210とを摺動
可能に設け、該ブラケット210と、複写機本体の給紙部
の奥側端部に設けたストッパー205との間に、スプリン
グ203を設けている。
該スプリング203は用紙トレイが挿入される際に、ブ
ラケットの移動によって圧縮され、給紙ローラを給紙位
置に保持させるようにするとともに、用紙トレイが引き
出される際には、所定の位置にまで給紙ローラを移動さ
せる作用を行い、次の用紙トレイの装着に向けて待機す
る位置に、該給紙ローラアッセイを保持する作用を行
う。
前記給紙ローラ201は、ブラケット210の端ホルダー21
1とホルダー212との間に設けられており、該駆動軸202
に設けた角型の軸部分に摺動可能に設けられ、任意の位
置で駆動軸の駆動力がローラに伝達され得るように設け
られる。
また、ブラケット210の挿入方向先端部に設けられる
アーム217は、その先端部に端部材213を支持しており、
該端部材213に設けた係合部215が、複写機本体の給紙部
の奥の部分に設けられたストッパー205の係止部206に係
合されて、駆動軸の回転によりブラケットが回転される
ことを防止出来るような作用を行う。
さらに、前記駆動軸202に対して、本発明のブラケッ
ト210には、端ホルダー211と、中央部のホルダー212、
および、端部材213のそれぞれに対して、軸受220、22
2、および、223を配置しており、それぞれの軸受けは駆
動軸202に対して摺動可能であるとともに、軸の回転を
許容出来るように設けられている。
上記したように構成された本発明の給紙ローラアッセ
イ200において、駆動軸202の端部に設けた駆動ギヤを介
して駆動軸202が駆動され、該駆動軸を介して給紙ロー
ラ201を回転させて給紙を行っている。しかし、従来の
給紙ローラアッセイにおいては、アーム217の先端部に
軸受223を設けて端部材213を設けていなかったために、
前記アーム217のみで駆動軸の回転に対応させるように
構成されていた。
したがって、前記したような従来の給紙ローラアッセ
イにおいては、その駆動軸と給紙ローラとの係合部分、
および、中央部のホルダー212の部分の軸受220との間に
紙粉等が付着すると、駆動軸の回転に対する負荷が増大
し、端部ギヤでカジリ等の好ましくない状態が発生す
る。
これは、特に、長いアームを用い、ストッパー205と
軸受220との間隔が長い場合には、該軸受220のホルダー
212に対するネジリ作用として現れるものとなり、その
ネジレが発生することによって軸受220が傾き、さら
に、駆動軸に対する負荷が増大するという問題に発展す
る。
そこで、本発明の給紙ローラアッセイ200において
は、アーム217の先端部に軸受223を設けた端部材213を
配置し、該端部材の軸受によって駆動軸202を支持する
ように構成する。
そして、該軸受223により軸202を支持することによっ
て、中央部の軸受220に対して大きな回転モーメントが
作用することを防止し、駆動軸の駆動ギ7に対して余分
な負荷が作用することを防止出来るようにしている。ま
た、前記中央部のホルダー212に対しては、軸受220と、
コア221とを配置しており、該軸の回転と摺動とが良好
に行われ得るように構成される。
[用紙さばき機構] 前述したような給紙ローラに対向して配置され、用紙
さばき機構として用いられるリダード部材は、第10図に
示されるように構成されている。この第10図に示される
リタードパッド240は、パッドホルダー241に設けた収容
部242に収容され、該収容部242の底面にパッド240が接
着剤等により固定されるようになっている。
また、本発明のパッドホルダー241には、パッド収容
部242を囲むようにして、両側に横部材233、244を設け
ていて、該収容部242に収容されたパッド240に対して、
その四方をホルダーの本体でカバー出来るようにしてい
る。
前記パッドホルダー241には、アーム245が設けられ、
該アームが第11図に示されるように、本体ブラケットに
対して摺動され得るようにして配置される。さらに、前
記アーム245の下部には、後方に向けて突出する突出部2
46が配置され、該突出部246がパッド押し下げ用フック
に係合されて、リタードパッドの上下動の動作を行い得
るように設けられる。
上記した構成を有する本発明のリタード部材におい
て、第10a図に示されるように、給紙部の固定位置に配
置される用紙さばき機構に対して、給紙ローラ201が用
紙トレイとともに移動され、該給紙ローラ201が用紙さ
ばき機構のリダードパッド240に接触される状態となる
場合がある。
しかし、本発明のリタードパッドの支持方式による
と、該給紙ローラ201がパッド240の横部分に当接されて
も、該パッドは、第10図に示されるように、給紙ローラ
との摺動方向の両側に横部材243、244を設けているため
に、該パッドに加えられる力をその横部材で受けるよう
になる。
これに対して、第10b図に示されるような従来例のリ
タードパッドの支持方式の場合には、パッドをホルダー
241の上部に形成した溝に固定していたので、前記した
ような給紙ローラの移動によって両者が接触する際に、
パッド240に加えられる横方向の力によって、パッドが
剥がれる等の問題が発生していた。
しかし、本発明の第10図に示されるようなパッドの支
持方式を用いると、用紙トレイを引き抜く際に、該リタ
ードパッドを若干傾けた状態になっていた場合でも、そ
の給紙部に次の用紙トレイが装着される際に、給紙ロー
ラが強く押圧されたとしても、該給紙ローラによってパ
ッドをホルダーから引剥がすような不都合は発生しない
ものとなる。
そして、給紙ローラに対してリタード部材が良好な状
態でセットされて、用紙さばき機構として正常に機能を
果すことが出来る。
また、第11図および第11b図に示される実施例は、本
発明の第10図に示されるリタードパッドを用いて、用紙
さばき機構を構成する場合の実施例を示している。この
第11図および第11b図に示される実施例において、パッ
ドホルダー241のアーム245は、本体ブラケット231の上
側の傾斜部に摺動可能に設けられていて、ピン235が用
紙トレイを挿脱する動作により上下動されることによっ
て、給紙ローラ201に対して離接するような動作を行う
ように構成される。
また、前記パッドホルダー241のアーム245の後部に設
けられる突出部246には、パッド押し下げ用フック250の
押圧部251が係合されており、該フック250がピン235に
より上下動されることによって、該ホルダー241を上下
動させるようにしている。このピンの上下動の動作は、
本体ブラケット231に形成した長孔232に沿って行なわれ
るものであり、その長孔の間隔の範囲内で、ピン235が
上下動を行い得るように設けられる。
なお、本発明の実施例において、本体ブラケット231
は、第2図に示される本体フレーム150の直立部151と一
体のものであっても良く、または、前記本体フレームの
直立部151に対して、別体に形成したブラケットを取付
けるように構成することが出来る。
さらに、前述したように、ピン235を上下動させるた
めの機構は、前記第2図等に示されるように、用紙トレ
イに設けたカム部材124によって行うことが出来るもの
で、該カム部材124を、例えば、実開昭62−157726号公
報等に示されるような形状のカムとして構成し、該カム
の所定の位置に設けた凹部等のピンが係止された場合
に、リタードパッドが給紙ローラに押圧され得るように
構成することも可能になる。
前述したように、リタードパッド240を給紙ローラに
対して離接させるためのフック250は、バネ板部材によ
り構成されるもので、該フックの弾力性によって、ホル
ダーが給紙ローラの移動の動作によって、傾いた状態で
停止される等の不都合な状態が発生することを防止出来
る。
さらに、本発明のフック250は、その本体の下部がピ
ン235に係合されて、該ピン235が用紙トレイのカムによ
って上下動されることによって、リタードパッド240を
給紙ローラに対して離接するような動作を行うようにし
ているが、該ピン235とフック250との係合部が正確に設
定されない等の問題が発生しやすい。
この問題は、従来の係止部が第11a図に示されるよう
に、ピン235の端部の止め部材237と、本体ブラケットと
の間にスプリング238のみを設けていたために、該スプ
リングの力に反して、フック250が不規則な動きを行
い、フックがパッドホルダーのアームの突出部から外れ
る等の不都合な状態が発生していた。
そこで、本発明の装置においては、第11図および第11
b図に示されるように、ピン235に対して、スプリング23
8を設けるとともに、その周囲に所定の長さのカラー236
を配置している。したがって、前記ピン235に対してフ
ック250が不規則な動きを行うような場合でも、カラー2
36によってその動きが規制されるので、該フック250が
ホルダーのアームの端部から外れる等の問題が生じるこ
とを防止出来る。
上記した構成の本発明のパッドホルダーと本体ブラケ
ットとの関係は、第11b図に詳細に示されている。この
第11b図に示される斜視図は、装置の背面部分での構成
を示しているものであり、パッド押し下げ用フック250
は、本体ブラケット231の背後で、該ブラケットの後部
に突出している後側ガイド233により、その両側が規制
された状態に設けられる。
また、横方向に長く形成された長孔252を介して、前
記フック250がピン235に対して支持されており、該フッ
クは給紙ローラの移動方向に若干の揺動が可能な状態に
設けられている。
したがって、本発明の用紙さばき機構230において
は、給紙ローラが第9図に示されたような状態で、用紙
トレイとともに移動され、その移動によって、第10a図
に示されたようにして給紙ローラがリタードパッドに対
して接触しても、該パッドの支持機構が全体として揺動
可能であるために、ローラによりパッドに無理な押圧力
が働くことがなくなる。そして、該リタードパッドは給
紙ローラに対して正常な状態で押圧され、用紙さばきの
作用を行うことが出来る。
なお、本発明の用紙さばき機構において、用紙トレイ
を引き抜く場合には、給紙ローラによってリタード部材
を引き抜き方向に揺動させるような力が働くことにな
り、該リタードパッド240はアーム245を介して大きく傾
く場合も発生する。
しかし、本発明のパッド押し下げ用フックを用いるこ
とによって、そのアームを元の位置に戻す作用が自動的
に働くので、該リタード部材が傾いた位置に停止される
ような、不都合な状態の発生を防止することが出来る。
それとともに、本発明の装置においては、バネ板で構
成されたフック250を、ピン235に対してスプリングとカ
ラーとで支持しているので、該フックが後側ガイド233
から外れたりすることがなく、アーム245を介してパッ
ド240を正常な位置に保持することが出来る。
なお、上記した本発明の画像形成装置の給紙装置の実
施例は、画像形成装置のうち、電子写真複写機に適用す
る場合について説明を行ったが、本発明の画像形成装置
の給紙装置は、複写機のみではなく、他のレーザプリン
ターなどのプリンター装置、ファクシミリ等の装置の他
に、一般のカット紙を用いて画像の転写を行い、記録紙
を作成する装置一般に適用が可能なものであって、特
に、複写機に適用することのみに限定されるものではな
い。
さらに、用紙収容手段として、前記本発明の実施例に
おいては、用紙トレイを用いる場合について説明を行っ
たが、用紙トレイ以外に、給紙カセット等の他の用紙収
容手段にも本発明の給紙手段を適用することが可能であ
る。
(発明の効果) 本発明の画像形成装置の給紙装置は、上記したような
構成を有するものであり、用紙トレイ等の用紙収容手段
を本体の側部に突出させて設けることにより、本体内部
での用紙の反転等の機構を余裕を持って設けることが出
来、それによって装置のメンテナンス等を容易にするこ
とが可能になる。
また、本発明の用紙トレイ等は容易に取り外しが出来
るので、搬送等に際しては、本体をコンパクトにするこ
とが出来、比較的狭い場所にも容易に搬入を行い得て、
組立て等の作業も容易に行うことが出来る。
さらに、本発明の用紙トレイの支持機構は、大量の用
紙を収容した状態でも、該用紙トレイの重量を正確に支
持出来、本体からの用紙トレイの出し入れ等の動作を軽
く行うことが出来るので、用紙の補給等は容易に行い得
るものとなる。
それに加えて、本発明の用紙トレイ支持機構において
は、用紙トレイを支持機構に載置することが容易に行い
得るとともに、特定のサイズの用紙の収容規制等を任意
に行うことが出来るので、オペレータの負担を軽減する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される得る電子写真複写機の構成
を示す説明図、第2図は用紙トレイと支持機構の構成を
示す側面図、第3図は用紙トレイ支持部材の構成を示す
側面図、第4図は用紙トレイ支持部材の接続機構の説明
図、第5図は用紙トレイとその支持機構の説明図、第6
図は用紙トレイを支持部材に装着する状態の平面図、第
7図および第7a図はそれぞれ本発明の用紙トレイの制限
手段の構成を示す説明図、第8図は本発明の用紙トレイ
支持部材の下部の案内機構の構成を示す平面図、第8a図
はL型ブラケットと本体係合部との関係を示す斜視図、
第8b図と第8c図はそれぞれ用紙トレイ支持部材の端部の
固定機構の説明図、第9図は本発明の給紙ローラの構成
を示す正面図、第10図は本発明のリタードパッドとその
支持部材の構成を示す斜視図、第10a図はリタード部材
と給紙ローラとの関係を示す説明図、第10b図は従来の
用紙さばき機構の構成を示す側面図、第11図は本発明の
用紙さばき機構の構成を示す側面図、第11a図はパッド
押し下げ用フックの支持手段の説明図であり、第11b図
はリタードパッドとその支持機構の構成を示す背面図で
ある。 図中の符号 1……複写機、5……自動原稿送り装置、10……感光体
ドラム、30……用紙搬送路、40……反転装置、50……中
間トレイ、60……給紙路、70〜72……搬送ローラ装置、
81〜84……搬出路、100……給紙部材、110……給紙ロー
ラ、120……給紙トレイ、124……カム、130……給紙ト
レイ支持部材、140……補助部材、150……本体フレー
ム、156……ローラ、160……フレーム端板、175……L
型ブラケット、200……給紙ローラアッセイ、210……ブ
ラケット、230……用紙さばき機構、240……リタードパ
ッド、250……パッド押し下げ用フック。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像担持体等に対する画像転写部に向け
    て、用紙収容手段から用紙送り出し手段を用い、用紙搬
    送路を介して用紙を送り出し、入力された画像の情報を
    転写する等の動作により、記録紙を作成するように構成
    してなる画像形成装置において、 前記各用紙収容手段を用紙トレイと、該用紙トレイを支
    持する手段とから構成し、前記用紙収容手段を多段に設
    けて、それぞれの用紙収容手段を画像形成装置本体の前
    面に引き出し可能に設け、 該用紙トレイ支持手段が給紙装置のフレームに対して、
    用紙トレイの重心部分よりも本体側の部分で案内手段を
    介して摺動可能に設けるとともに、 前記用紙トレイ支持手段の案内手段をフレームの端部に
    設けたスライドレール装置と、トレイ支持手段のフレー
    ム側端部に設けたガイド手段とから構成し、 さらに、前記用紙トレイの本体側端部を本体フレームの
    支持手段によって案内し、該用紙トレイが片持ち状に支
    持される際に、該本体フレームの支持手段により用紙ト
    レイの重量を支え得るように構成したことを特徴とする
    画像形成装置の給紙装置。
  2. 【請求項2】前記用紙トレイ支持手段は、画像形成装置
    の給紙装置本体に摺動可能に設けられる本体部分と、該
    本体に対して取り外し可能な補助部材とから構成され、
    該補助部材は給紙装置から側部に突出され得るように構
    成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画
    像形成装置の給紙装置。
  3. 【請求項3】前記用紙トレイ支持手段の本体部分は、そ
    の上面に用紙トレイの位置決めを行うための突出部およ
    び/または用紙トレイのフレームの一部を摺動させるた
    めの部材を有し、補助部材の接続を行う端部側にスライ
    ドレール装置を配置し、該スライドレール装置の給紙装
    置本体側にガイド手段を設けたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項または第2項に記載の画像形成装置の給
    紙装置。
  4. 【請求項4】本体の給紙部に設ける給紙ローラアッセイ
    を、給紙トレイの挿脱の動作にしたがって移動可能に設
    け、該給紙ローラを給紙部に位置決めする際には、前記
    アッセイの端部を本体係合部に対して固定し、該給紙ロ
    ーラアッセイにねじり方向の力が付加されないように構
    成することを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の画
    像形成装置の給紙装置。
  5. 【請求項5】給紙装置に設ける用紙さばき機構としての
    リタードパッドは、ホルダーに対して側面の四方がカバ
    ーされる状態に設けられ、該パッドと給紙ローラとの係
    合に際して剥がれることを防止出来るようにするととも
    に、該リタードパッドの支持部材は、弾性部材で構成さ
    れたパッド押し下げ用フックを介して支持されることに
    より、給紙ローラとの係合・離脱の動作が行われる場合
    でも、該リタード部材の位置決めを行うことが出来るよ
    うに構成されることを特徴とする画像形成装置の給紙装
    置。
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