JPH0862502A - 反射屈折縮小投影光学系 - Google Patents

反射屈折縮小投影光学系

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JPH0862502A
JPH0862502A JP6198350A JP19835094A JPH0862502A JP H0862502 A JPH0862502 A JP H0862502A JP 6198350 A JP6198350 A JP 6198350A JP 19835094 A JP19835094 A JP 19835094A JP H0862502 A JPH0862502 A JP H0862502A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の偏光ビームスプリッターより小型の光
束分離光学系を使用でき、凹面反射鏡から像面までの光
路を長く取れると共に、光学系の調整が容易な、結像性
能の優れた反射屈折投影光学系を提供する。 【構成】 物体面1からの光束が屈折レンズ群G1 を介
して第1中間像7を形成し、第1中間像7からの光束が
偏光ビームスプリッタ8を経て凹面反射鏡M1 で反射さ
れた後、偏光ビームスプリッタ8内に第2中間像10を
形成し、第2中間像10からの光束が、偏光ビームスプ
リッタ8で反射された後、屈折レンズ群G 3 を介して像
面5上に最終像を形成する。中間像7,10の形成位置
の近傍に偏光ビームスプリッタ8が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子又は
液晶表示素子等をフォトリソグラフィ工程で製造する際
に使用される一括露光型又は走査露光型の投影露光装置
における、縮小投影用の投影光学系に適用して好適な反
射屈折縮小投影光学系に関し、特に、光学系の要素とし
て反射系を用いることにより、紫外線波長域でサブミク
ロン単位の解像度を有する1/4倍〜1/5倍程度の反
射屈折縮小投影光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子又は液晶表示素子等をフォト
リソグラフィ工程で製造する際に、レチクル(又はフォ
トマスク等)のパターン像を投影光学系を介して例えば
1/4〜1/5程度に縮小して、フォトレジスト等が塗
布されたウエハ(又はガラスプレート等)上に露光する
投影露光装置が使用されている。投影露光装置として
は、従来は主にステッパーのような一括露光方式が使用
されていた。
【0003】最近、半導体素子等の集積度が一層向上す
るにつれて、投影露光装置に使用されている投影光学系
に要求される解像力も益々高まっている。この要求に応
えるためには、露光用の照明光の波長(露光波長)を短
波長化するか、又は投影光学系の開口数NAを大きくし
なければならない。しかしながら、露光波長が短くなる
と照明光の吸収のため実用に耐える光学ガラスが限られ
てくる。特に露光波長が300nm以下となると実用上
使える硝材は合成石英と蛍石だけとなる。
【0004】両者のアッベ数は色収差を補正するのに充
分なほど離れていないので、露光波長が300nm以下
になった場合、屈折光学系だけで投影光学系を構成した
のでは色収差補正が極めて困難となる。また、蛍石は温
度変化による屈折率の変化、いわゆる温度特性が悪く、
またレンズ研磨の加工上多くの問題を持っているので、
多くの部分に使用することはできない。従って、要求さ
れる解像力を有する投影光学系を屈折系のみで構成する
ことには非常な困難が伴う。
【0005】これに対して、反射系のみで投影光学系を
構成することも試みられているが、この場合、投影光学
系が大型化し、且つ反射面の非球面化が必要となる。と
ころが、大型の高精度の非球面を製作するのは極めて困
難である。そこで、反射系と使用される露光波長に耐え
る光学ガラスからなる屈折系とを組み合わせたいわゆる
反射屈折光学系で縮小投影光学系を構成する技術が種々
提案されている。その一例として、立方体状のプリズム
よりなるビームスプリッターを備え、軸上付近の光束を
使って一括してレチクルの像を投影する反射屈折投影光
学系を有する縮小投影露光装置が、例えば特開平2−6
6510号公報、特開平3−282527号公報、米国
特許(USP)−5089913号、又は特開平5−7
2478号公報に開示されている。
【0006】図11はそのような従来の反射屈折縮小投
影光学系を示し、この図11において、物体面1のパタ
ーンが不図示の照明光学系からの照明光により照明され
ている。そして、物体面1のパターンからの光束が、焦
点距離f1 の第1収斂群G1を経て立方体状の偏光ビー
ムスプリッター(PBS)2に入射し、偏光ビームスプ
リッター2のビームスプリッター面2aで反射されたS
偏光成分が、1/4波長板3を介して円偏光として凹面
反射鏡M2 に入射する。この凹面反射鏡M2 により反射
された光束が、逆の円偏光として1/4波長板3に戻
り、1/4波長板3を透過してP偏光となった光束が、
偏光ビームスプリッター2を透過した後、焦点距離f3
の第3収斂群G3 を介して像面5上に物体面1上のパタ
ーンの像を結像する。この場合、偏光ビームスプリッタ
ー2、1/4波長板3、及び凹面反射鏡M2 が焦点距離
2 の第2収斂群G2 を構成している。また、凹面反射
鏡M 2 と像面5との間で光束の反射が繰り返されてフレ
アーが発生するのを防止するため、偏光ビームスプリッ
ター2及び1/4波長板3を用いて、不要な反射光の偏
光角の変動を利用してその不要な反射光を遮断してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の反
射屈折投縮小影光学系は、偏光ビームスプリッター2を
使用することにより、凹面反射鏡M2 に入射する光束と
その凹面反射鏡M2 に反射される光束とを分離してい
た。しかしながら、従来は凹面反射鏡M2 で反射された
光束が直接像面5上に物体面1上のパターンの像を形成
していたため、凹面反射鏡M2 から偏光ビームスプリッ
ター2に向かう光束径が大きく、その偏光ビームスプリ
ッター2が大型であった。
【0008】そのため、偏光ビームスプリッター2内の
ビームスプリッター面2aにおける反射率分布の不均一
性、照明光の位相変化、又はビームスプリッター内での
照明光の吸収等により、結像特性が劣化するという不都
合があった。また、偏光ビームスプリッター2を構成す
る立方体状のプリズムが大型であるため、ビームスプリ
ッター用の硝材の製造やその光学特性の均一性の保持が
非常に困難なものであった。
【0009】また、従来、焦点深度を深くして且つ解像
力を上げる一つの手法として、レチクルのパターン中の
所定部分の位相を他の部分からずらす位相シフト法が提
案されている(特公昭62−50811号公報参照)。
この位相シフト法の効果を更に上げるためには、照明光
学系の開口数と結像光学系の開口数との比であるコヒー
レンスファクタ(σ値)を可変にすることが望ましい。
このようにσ値を可変にするためには、照明光学系若し
くは投影光学系(又は両方)に可変開口絞りを設置する
必要があるが、従来の偏光ビームスプリッター2を用い
た反射屈折縮小投影光学系では、有効な絞り設置部分が
何処にもとれず、σ値の可変が困難であるか、又はその
可変範囲が狭いという不都合があった。
【0010】更に、従来の反射屈折縮小投影光学系で
は、縮小倍率の関係から凹面反射鏡M 2 で反射された照
明光のウエハ(像面5)までの光路が長く取れないた
め、この光路中に配置される屈折レンズのレンズ枚数を
多くすることができず、十分な結像性能が得られにくい
という不都合があった。また、このため、ウエハ側の屈
折レンズ端面とウエハとの距離、即ち作動距離(ワーキ
ングディスタンス)が長く取れないという不都合があっ
た。
【0011】また、従来の反射屈折縮小投影光学系にお
いては、光路の光軸を途中で必ず偏心させる必要があっ
た。しかしながら、このような偏心光学系の偏心部分の
調整作業は困難であり、なかなか高精度な光学系を実現
できなかった。また、最近、一括露光方式の投影露光装
置とは別に、レチクルとウエハとを投影光学系に対して
相対的に走査して露光を行うスリットスキャン方式、又
はステップ・アンド・スキャン方式等の走査露光方式も
使用されている。しかしながら、従来の反射屈折縮小投
影光学系は、一括露光方式用に開発されたものであり、
必ずしも走査露光方式に適したものとは言えなかった。
【0012】本発明は斯かる点に鑑み、従来の偏光ビー
ムスプリッターより小型の光束分離光学系を使用でき、
凹面反射鏡から像面までの光路を長く取れると共に、光
学系の調整が容易な、結像性能の優れた反射屈折縮小投
影光学系を提供することを目的とする。また、本発明は
偏光ビームスプリッター等の光束分離光学系を小型化し
た上で、開口絞りが配置できる空間を有する反射屈折縮
小投影光学系を提供することを目的とする。
【0013】更に、本発明は、小型の光束分離光学系を
使用した上で、走査露光方式の投影露光装置に適用でき
る反射屈折縮小投影光学系を提供することをも目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による反射屈折縮
小投影光学系は、例えば図1に示す如く、第1面(1)
のパターンの像を第2面(5)上に投影する光学系にお
いて、正屈折力を有し、その第1面上のパターンの縮小
像である第1中間像(7)を形成する第1結像光学系
(屈折レンズ群G1)と、この第1結像光学系からの光束
の少なくとも一部を分離する光束分離手段(8)と、こ
の光束分離手段により分離される光束を反射する凹面反
射鏡(M1)を含み、第1中間像(7)の像である第2中
間像(10)を形成する正屈折力の第2結像光学系(反
射屈折レンズ群G2)と、この第2結像光学系からの光束
のうちの光束分離手段(8)により分離される光束に基
づいて、第2中間像(10)の像である第3中間像を第
2面(5)上に形成する第3結像光学系(屈折レンズ群
3)と、を有するものである。
【0015】このとき、その光束分離手段が、プリズム
型ビームスプリッタ(8)である場合、第1中間像
(7)及び第2中間像(10)の少なくとも一方がその
プリズム型ビームスプリッタの内部に形成されることが
望ましい。一方、その光束分離手段が、例えば図3に示
すように第1結像光学系(屈折レンズ群G1)からの光束
の一部を反射する部分反射ミラー(12)である場合、
第2中間像(7)は、その部分反射ミラーよりも凹面反
射鏡(M1)側の光路中に形成されることが望ましい。
【0016】また、第1結像光学系(屈折レンズ群
1)、第2結像光学系(反射屈折レンズ群G2)、及び第
3結像光学系(屈折レンズ群G3)のペッツバール和をそ
れぞれp 1 ,p2 ,及びp3 としたとき、次の各条件が
成立することが望ましい。 p1 +p3 >0 (1) p2 <0 (2) |p1 +p2 +p3 |<0.1 (3) 更に、その第1面からその第1中間像への倍率をβ1
その第1中間像からその第2中間像への倍率をβ2 、及
びその第2中間像からその第3中間像への倍率をβ3
したとき、次の各条件が満足されることが望ましい。
【0017】0.1≦|β1 |≦1 (4) 0.5≦|β2 |≦2 (5) 0.25≦|β3 |≦1.5 (6) |β1・β2・β3 |<1 (7)
【0018】
【作用】斯かる本発明の反射屈折縮小投影光学系におい
て、図1に示すように光束分離手段としてプリズム型ビ
ームスプリッタ(8)を使用する場合には、走査露光方
式にも適用できるが一括露光方式に好適である。この場
合、第2結像光学系(反射屈折レンズ群G2)に入射する
光束とそれから反射される光束とをプリズム型ビームス
プリッタ(8)により分離して後続の光学系に導くと共
に、一旦第1中間像(7)として結像した後に更に第2
中間像(10)として再結像される位置の近傍、即ち光
束が集中して絞り込まれている部分にプリズム型ビーム
スプリッタ(8)が配置されているため、そのプリズム
型ビームスプリッタ(8)が小型化できる。また、軸外
光束を用いて輪帯部のみを露光するいわゆるリング視野
光学系とは異なり、一括露光方式を取ることができる。
【0019】更に、その第2中間像(10)からの光束
を用いて第3結像光学系(屈折レンズ群G3)により第2
面(5)上に再結像する構成であるため、第2面上に配
置される例えばウエハから第3結像光学系(G3)のレン
ズ端面までの長さである作動距離(ワーキングディスタ
ンス)を長く取れる。また、第3結像光学系(G3)中に
容易に開口絞り(11)を配置できるため、照明光学系
の開口数と投影光学系の開口数との比の値であるコヒー
レンスファクタ(σ値)を広い範囲で制御でき、これに
より結像特性を制御できる。
【0020】また、原理的に第3結像光学系(G3)はレ
ンズ枚数をいくらでも増やすことができるため、投影光
学系としての開口数NAの値を大きくすることができ
る。即ち、明るい光学系を得ることができる。更に、通
常の反射光学系では、光学系中のどこかで必ず光路を折
り曲げる必要があり、その折り曲げ部での光軸の偏心精
度は厳しく製造上で大きな問題となっている。しかしな
がら、本発明では、例えばプリズム型ビームスプリッタ
(8)で第2結像光学系(G2)からの光束を折り曲げる
とすると、第1結像光学系(G 1)と第2結像光学系(G
2)とよりなる光学系の偏心と、第3結像光学系(G3)の
偏心とをそれぞれ独立に調整し、しかる後に2つの光学
系を直角に結合する構造が採用できるため、原理的に偏
心等の調整が容易になっている。
【0021】これに関して、本発明では偏心感度の比較
的低い第1中間像(7)又は第2中間像(10)の近傍
にプリズム型ビームスプリッタ(8)が配置されている
ため、光路を折り曲げる際に偏心が生じても、この偏心
の光学性能に与える影響が小さくなっている。更に、図
1に示すように、第2面(5)上の例えばウエハを水平
に配置しても、第1面(1)上の例えばレチクル、及び
第1結像光学系(G1)は横向きに配置できるため、従来
の屈折系よりなる投影光学系に比べて投影光学系全体の
高さ、いわゆる縦の長さを低くできる。逆に縦の長さに
余裕があるため、光学系の構成に余裕がある。
【0022】なお、プリズム型ビームスプリッタ(8)
での光量損失を減少させるためには、例えば図1に示す
ように、プリズム型ビームスプリッタ(8)を偏光ビー
ムスプリッタとして、この偏光ビームスプリッタと凹面
反射鏡(M1)との間に1/4波長板9を配置することが
望ましい。これにより、凹面反射鏡(M1)からの反射光
はほぼ全てが偏光ビームスプリッタにより第3結像光学
系(G3)に導かれる。
【0023】次に、図3(a)に示すように光束分離手
段として部分ミラー(12)を使用する場合にも基本的
な作用はプリズム型ビームスプリッタ(8)を使用する
場合とほぼ同様である。更に、部分ミラー(12)を使
用する場合には、結像光束をほぼ100%使用できるた
め、フレアーの発生が抑制される。但し、部分ミラー
(12)を使用する場合には、主に光軸から外れた軸外
光を使用するため、図3(c)に示すように、第2面
(5)において光軸から外れたスリット状の領域(2
4)が露光領域となる。従って、部分ミラー(12)を
使用した場合には、第1面(1)上のレチクル21の全
面のパターンを第2面(5)上のウエハ23上に露光す
るには、レチクル21とウエハ23とを投影倍率に応じ
た速度で走査する、走査露光方式で露光を行う必要があ
る。
【0024】更に、部分ミラー(12)を使用した場合
には、図4に示すように軸外の輪帯部分からの光束を使
用することも可能であり、この場合には、像面の一部の
光学性能のみを考慮すればよいため、より光学性能を向
上できる。なお、レチクル21とウエハ23とを走査す
る方式で、レチクル21をも水平面に配置したい場合に
は、第1結像光学系(G1)内にミラー等を配置して、光
路を折り曲げるようにすればよい。
【0025】また、例えば図3の部分ミラー(12)に
おいて、僅かの画角を持たせるだけで光路を分離でき
る。即ち、光路分離のために大きな画角を必要としない
ために、結像性能にも余裕を持つことができる。これに
関して、例えば図11の従来の反射屈折投影光学系で
は、光路分離のために最大で約20°以上の画角が必要
であるが、本発明の部分ミラー(12)に入射する光束
の画角は約10°程度になっており、収差補正上無理を
する必要がない。
【0026】また、走査露光方式用の投影光学系として
所謂リング視野光学系が知られているが、このリング視
野光学系では、軸外の輪帯部のみが照明するように構成
されている。しかしながら、リング視野光学系では、軸
外光束を用いることにより、開口数を大きくすることが
困難であり、また光学部材が光軸に関して非対称の構成
となるため、光学部材の加工、検査、調整が困難で、精
度出しや精度の維持が難しいという不都合がある。これ
に対して、本発明の場合は画角を大きく取らないので、
光束のケラレが少ない構造になっている。
【0027】次に、本発明において、光学系の性能を更
に向上させるためには、先ず光学系全体のペッツバール
和を0付近にしなければならない。このため、条件式
(1)〜(3)を満たすことが望ましい。条件式(1)
〜(3)を満足することにより、光学性能中の像面の曲
がりが抑制され、像面の平坦性が良好になっている。ま
た、条件式(3)の上限を外れると(p1 +p2 +p3
≧0.1)、像面は物体面(1)側に凹に湾曲し、条件
式(3)の下限を越えると(p1 +p2 +p3 ≦−0.
1)、像面は物体面(1)側に凸に湾曲し結像性能が著
しく劣化する。
【0028】但し、図4に示すように、軸外の一部の結
像光束を使用する場合、即ちリング視野照明の場合に
は、条件式(1)〜(3)のペッツバールの条件は必ず
しも必要ではない。即ち、像面が湾曲していても、像高
の一部の光学性能が良好であれば問題ないからである。
次に、第1次結像の倍率β1 、第2次結像の倍率β2
第3次結像の倍率β3、全体の結像の倍率βについて条
件式(4)〜(7)を満足することにより、無理なく光
学系を構成することができる。条件式(4)〜(6)の
下限をそれぞれ外れると、縮小倍率がかかり過ぎて、広
範囲の露光が困難となる。また、上限を外れると拡大倍
率の方になり過ぎ、投影露光装置に適用した場合には本
来の縮小投影という使用目的に反することになる。
【0029】このとき、条件式(4)が満たされている
ため、全体の光学系の縮小倍率のほとんどを第1結像光
学系(G1)でかせぐことができる。この場合には、特に
プリズム型ビームスプリッタ(8)又は部分ミラー(1
2)を小型化できる。また、本発明を露光装置に適用す
る場合には、ウエハ等が位置する像面の光軸方向の変動
に対して倍率の変化がないようにするために、少なくと
も像面側でテレセントリックであることが望ましい。
【0030】
【実施例】以下、本発明による反射屈折縮小投影光学系
の種々の実施例につき図面を参照して説明する。本例
は、レチクルのパターンの像をフォトレジストが塗布さ
れたウエハ上に所定倍率で投影する一括露光型、又は走
査露光型の投影露光装置の縮小投影光学系に本発明を適
用したものである。
【0031】以下の実施例のレンズ配置では、例えば図
5に示すように、凹面反射鏡M1 の反射面(r30)及び
ミラー面では、それぞれ平面の仮想面(例えばr29)が
使用される。そして、レンズの形状及び間隔を表すため
に、レチクル21のパターン面を第0面として、レチク
ル21から射出された光がウエハ23に達するまでに通
過する面を順次第i面(i=1,2,‥‥)として、第
i面の曲率半径ri の符号は、レチクル21からの光束
に対して凸の場合を正にとる。また、第i面と第(i+
1)面との面間隔をdi とする。また、硝材として、S
iO2 は溶融石英を表す。溶融石英の使用基準波長(1
93nm)に対する屈折率は次のとおりである。 溶融石英の屈折率: 1.5610
【0032】[第1実施例]この第1実施例は倍率が1
/4倍で、一括露光方式の投影露光装置(ステッパー
等)に好適な投影光学系である。図1は第1実施例の全
体の構成を示し、この図1において、物体面1上に転写
用のパターンが描画されたレチクル21(図5参照)が
載置され、像面5上にフォトレジストが塗布されたウエ
ハ23(図5参照)が載置される。そして、不図示の照
明光学系からの露光用の照明光により物体面1上のレチ
クルが照明され、レチクルを通過した光束は、焦点距離
1 の収斂群である屈折レンズ群G1 を介して第1中間
像7を形成し、第1中間像7からの光束は偏光ビームス
プリッタ(PBS)8に入射する。偏光ビームスプリッ
タ8の偏光反射面8aを透過したP偏光の光束は、1/
4波長板9を経て凹面反射鏡M1 を含む焦点距離f2
反射屈折レンズ群G2 で反射された後、再び1/4波長
板9を経てS偏光の光束として偏光ビームスプリッタ8
に戻り、偏光ビームスプリッタ8内に第2中間像10を
形成する。なお、反射屈折レンズ群G2 は、実際には図
5に示すように屈折レンズを含んでいる。
【0033】第2中間像10からのS偏光の光束は、ほ
ぼ全部が偏光反射面8aで反射された後、焦点距離f3
の収斂群である屈折レンズ群G3 を介して像面5上のウ
エハ上にレチクルパターンの縮小像を形成する。また、
屈折レンズ群G1 の光軸AX 1 に沿って屈折レンズ群G
1 の瞳面付近に開口絞り6が配置され、屈折レンズ群G
3 の光軸AX2 に沿って屈折レンズ群G3 の瞳面付近に
開口絞り11が配置されている。
【0034】本実施例では、偏光反射面8aから凹面反
射鏡M1 側に第2中間像10が形成されているため、特
に偏光ビームスプリッタ8を小型化できる。次に、第1
実施例の具体的なレンズ配置は図5のようになってい
る。但し、図5においては、図1における1/4波長板
9は省略されている。図5に示すように、屈折レンズ群
1 はレチクル21側から順に、レチクル21に凸面を
向けた負メニスカスレンズL11、レチクル21に凹面を
向けた負メニスカスレンズL12、両凸レンズ(以下、単
に「凸レンズ」という)L13、凸レンズL14、レチクル
21に凸面を向けた負メニスカスレンズL15、レチクル
21に凹面を向けた負メニスカスレンズL16、凸レンズ
17、凸レンズL18、凸レンズL19、両凹レンズ(以
下、単に「凹レンズ」という)レンズL1A、凸レンズL
1B、及び凸レンズL1Cより構成され、反射屈折レンズ群
2 は、レチクル21に凹面を向けた負メニスカスレン
ズL20及び凹面反射鏡M1 よりなる。
【0035】更に、屈折レンズ群G3 は、凸レンズ
31、レチクル21(偏光ビームスプリッタ8)に凸面
を向けた正メニスカスレンズL32、レチクル21に凸面
を向けた負メニスカスレンズL33、凸レンズL34、凸レ
ンズL35、凸レンズL36、レチクル21に凹面を向けた
負メニスカスレンズレンズL37、レチクル21に凹面を
向けた負メニスカスレンズL38、レチクル21に凹面を
向けた正メニスカスレンズL39、レチクル21に凹面を
向けた負メニスカスレンズL3A、凸レンズL3B、レチク
ル21に凸面を向けた負メニスカスレンズL3C、レチク
ル21に凸面を向けた正メニスカスレンズL3D、及びレ
チクル21に凸面を向けた負メニスカスレンズL3Eより
構成されている。そして、屈折レンズ群G1 内のフーリ
エ変換面、即ち凸レンズL17と凸レンズL18との間に開
口絞り6が配置され、屈折レンズ群G 3 内のフーリエ変
換面の近傍、即ち負メニスカスレンズレンズL37のレチ
クル側の面の近傍に開口絞り11が配置されている。
【0036】全系の縮小倍率は1/4倍であり、ウエハ
23側(像側)の開口数NAは0.5、物体高は60m
mである。屈折レンズは全て溶融石英よりなる一種類の
光学ガラスを使っているが、紫外線エキシマレーザー光
の193nmの波長における、1nmの波長幅に対し
て、軸上及び倍率の色収差が補正されている。また、球
面収差、コマ収差、非点収差、及び歪曲収差もそれぞれ
無収差に近い状態まで良好に補正された優れた結像性能
の光学系である。
【0037】図5の第1実施例における曲率半径ri
面間隔di 及び硝材を次の表1に示す。以下の表におい
て、第29面、及び第34面はそれぞれ凹面反射鏡M1
及び偏光ビームスプリッタ8の偏光反射面を示す仮想面
である。
【0038】
【表1】
【0039】また、図6(a)〜(c)は第1実施例の
縦収差図、図6(d)は第1実施例の倍率色収差図、図
6(e)は第1実施例の横収差図を示す。これらの収差
図において、符号J、P及びQはそれぞれ使用基準波長
(193nm)、192.5nm、及び193.5nm
での特性を示す。更に、本実施例の投影光学系の高さは
ほぼ屈折レンズ群G3 によって決まるが、屈折レンズ群
3 の高さはせいぜい600mm程度であり、従来の屈
折系よりなる投影光学系の高さの約1/2程度である。
【0040】なお、本実施例では図1に示すように、屈
折レンズ群G1 からの光束の内の偏光ビームスプリッタ
8を透過した光束を反射屈折レンズ群G2 に導いている
が、図2に示すように、屈折レンズ群G1 からの光束の
内の偏光ビームスプリッタ8で反射された光束を1/4
波長板9を介して反射屈折レンズ群G2 に導いてもよ
い。この場合は、反射屈折レンズ群G2 内の凹面反射鏡
2 で反射された光束が、1/4波長板9を介してP偏
光として偏光ビームスプリッタ8内に第2中間像10を
形成し、第2中間像10からの光束のほぼ全部が偏光反
射面8aを透過した後、屈折レンズ群G3 を介してウエ
ハ上にレチクルパターン像を形成する。
【0041】[第2実施例]この第2実施例は倍率が1
/4倍の、走査露光方式の投影露光装置に好適な投影光
学系である。図3(a)は第2実施例の全体の構成を示
し、この図3(a)において、物体面1上にレチクル2
1が載置され、像面5上にウエハ23が載置される。図
3(b)は、図3(a)においてレチクル21を屈折レ
ンズ群G1 の方向に見た側面図であり、レチクル21上
で投影光学系の光軸から僅かに外れたスリット状の照明
領域22が不図示の照明光学系からの照明光により照明
されている。
【0042】その照明領域22を通過した光束は、図3
(a)において、屈折レンズ群G1を介して第1中間像
7を形成し、第1中間像7からの光束は光軸AX1 の下
半分を覆うように光軸AX1 にほぼ45°で設置された
ミラー(以下、「部分ミラー」という)12の側面を通
過して凹面反射鏡M1 を含む反射屈折レンズ群G2 で反
射された後、部分ミラー12の手前で第2中間像10を
形成する。なお、反射屈折レンズ群G2 は、実際には図
7に示すように屈折レンズを含んでいる。
【0043】第2中間像10からの光束は、部分ミラー
12で反射された後、屈折レンズ群G3 を介して像面5
上のウエハ23上にレチクルパターンの縮小像を形成す
る。また、屈折レンズ群G1 の瞳面付近に開口絞り6が
配置され、屈折レンズ群G3の瞳面付近に開口絞り11
が配置されている。図3(c)は、図3(a)における
ウエハ23の平面図であり、図3(c)に示すように、
ウエハ23上で光軸AX2 から僅かに外れたスリット状
の露光領域24にレチクルパターンの縮小像が投影され
ている。従って、レチクル21の全面のパターンをウエ
ハ23上に露光するためには、全系の倍率をβとして、
図3(a)において、レチクル21を下方向(又は上方
向)に速度VR で走査するのと同期して、ウエハ23を
右方向(又は左方向)に速度VW(=β・VR)で走査すれ
ばよい。
【0044】本実施例では、部分ミラー12から凹面反
射鏡M1 側に第2中間像10が形成されているため、特
に投影光学系の縦方向の幅を小さくできる。次に、第2
実施例の具体的なレンズ配置は図7のようになってい
る。図7に示すように、屈折レンズ群G1 はレチクル2
1側から順に、レチクル21に凸面を向けた正メニスカ
スレンズL11、レチクル21に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL12、レチクル21に凹面を向けた負メニスカ
スレンズL13、レチクル21に凹面を向けた正メニスカ
スレンズL14、凸レンズL15、レチクル21に凹面を向
けた正メニスカスレンズL16、レチクル21に凸面を向
けた負メニスカスレンズL17、レチクル21に凹面を向
けた負メニスカスレンズL18、凸レンズL19、レチクル
21に凹面を向けた正メニスカスレンズL1A、レチクル
21に凹面を向けた正メニスカスレンズL1B、凸レンズ
1C、レチクル21に凹面を向けた負メニスカスレンズ
1D、レチクル21に凹面を向けた正メニスカスレンズ
1E、及びレチクル21に凸面を向けた正メニスカスレ
ンズL1Fより構成され、反射屈折レンズ群G2 は、レチ
クル21に凹面を向けた負メニスカスレンズL20及び凹
面反射鏡M1 よりなる。
【0045】更に、屈折レンズ群G3 は、凸レンズ
31、凸レンズL32、レチクル21(部分ミラー12)
に凸面を向けた負メニスカスレンズL33、レチクル21
に凹面を向けた正メニスカスレンズL34、凸レンズ
35、レチクル21に凸面を向けた正メニスカスレンズ
36、レチクル21に凹面を向けた負メニスカスレンズ
レンズL37、レチクル21に凹面を向けた正メニスカス
レンズL38、レチクル21に凹面を向けた負メニスカス
レンズL39、凸レンズL3A、レチクル21に凸面を向け
た負メニスカスレンズL3B、レチクル21に凸面を向け
た正メニスカスレンズL 3C、及びレチクル21に凸面を
向けた負メニスカスレンズL3Dより構成されている。そ
して、屈折レンズ群G1 内のフーリエ変換面の近傍、即
ち正メニスカスレンズL1Bに対してレチクル21側の近
傍の面に開口絞り6が配置され、屈折レンズ群G3 内の
フーリエ変換面の近傍、即ち正メニスカスレンズレンズ
38のレチクル側の面の近傍に開口絞り11が配置され
ている。
【0046】全系の縮小倍率は1/4倍であり、ウエハ
23側(像側)の開口数NAは0.45、物体高は60
mmである。屈折レンズは全て溶融石英よりなる一種類
の光学ガラスを使っているが、紫外線エキシマレーザー
光の193nmの波長における、1nmの波長幅に対し
て、軸上及び倍率の色収差が補正されている。また、球
面収差、コマ収差、非点収差、及び歪曲収差もそれぞれ
良好に補正された優れた結像性能の光学系である。
【0047】図7の第2実施例における曲率半径ri
面間隔di 及び硝材を次の表2に示す。以下の表におい
て、第34面は凹面反射鏡M1 の反射面を示す仮想面で
ある。
【0048】
【表2】
【0049】また、図8(a)〜(c)は第2実施例の
縦収差図、図8(d)は第2実施例の倍率色収差図、図
8(e)は第2実施例の横収差図を示す。なお、この第
2実施例は走査型露光装置用として示してあるが、一括
露光方式の投影露光装置にも適用できる。
【0050】[第3実施例]この第3実施例は倍率が1
/4倍の、走査露光方式の投影露光装置に好適な投影光
学系である。この第3実施例は、第2実施例と同様に部
分ミラーを使用する例であるが、第2実施例よりも更に
軸外の光束を使用している。図4(a)は第3実施例の
全体の構成を示し、図3(a)に対応する部分に同一符
号を付して示す図4(a)において、物体面1上にレチ
クル21が載置され、像面5上にウエハ23が載置され
る。この場合、レチクル21を屈折レンズ群G1 の方向
に見た側面図である図4(b)に示すように、レチクル
21上で投影光学系の光軸から大きく外れた円弧状の照
明領域22Aが照明されている。
【0051】その照明領域22Aを通過した光束は、図
4(a)において、屈折レンズ群G 1 、凹面反射鏡M1
を含む反射屈折レンズ群G2 、部分ミラー12、及び屈
折レンズ群G3 を介してウエハ23上の円弧状の露光領
域24A(図4(c)参照)にレチクルパターンの縮小
像を形成する。この場合、レチクル21の全面のパター
ンをウエハ23上に露光するためには、図4(a)にお
いて、レチクル21を下方向(又は上方向)に走査する
のと同期して、ウエハ23を右方向(又は左方向)に走
査すればよい。
【0052】但し、本実施例では、部分ミラー12から
屈折レンズ群G3 側に第2中間像10が形成されてい
る。次に、第3実施例の具体的なレンズ配置は図9のよ
うになっている。図9に示すように、屈折レンズ群G1
はレチクル21側から順に、レチクル21に凸面を向け
た正メニスカスレンズL11、レチクル21に凸面を向け
た負メニスカスレンズL12、レチクル21に凹面を向け
た負メニスカスレンズL13、レチクル21に凹面を向け
た正メニスカスレンズL14、凸レンズL15、レチクル2
1に凹面を向けた負メニスカスレンズL16、レチクル2
1に凸面を向けた負メニスカスレンズL17、レチクル2
1に凹面を向けた負メニスカスレンズL18、凸レンズL
19、レチクル21に凹面を向けた正メニスカスレンズL
1A、レチクル21に凹面を向けた正メニスカスレンズL
1B、凸レンズL1C、レチクル21に凹面を向けた負メニ
スカスレンズL1D、レチクル21に凹面を向けた負メニ
スカスレンズL1E、及びレチクル21に凸面を向けた正
メニスカスレンズL1Fより構成され、反射屈折レンズ群
2 は、レチクル21に凹面を向けた負メニスカスレン
ズL20及び凹面反射鏡M1 よりなる。
【0053】更に、屈折レンズ群G3 は、レチクル21
(部分ミラー12)に凹面を向けた正メニスカスレンズ
31、凸レンズL32、凹レンズL33、レチクル21に凹
面を向けた正メニスカスレンズL34、凸レンズL35、レ
チクル21に凸面を向けた正メニスカスレンズL36、レ
チクル21に凹面を向けた負メニスカスレンズL37、レ
チクル21に凹面を向けた正メニスカスレンズL38、レ
チクル21に凹面を向けた負メニスカスレンズL39、レ
チクル21に凸面を向けた正メニスカスレンズL3A、凸
レンズL3B、レチクル21に凸面を向けた正メニスカス
レンズL3C、及びレチクル21に凸面を向けた負メニス
カスレンズL3Dより構成されている。そして、屈折レン
ズ群G1 内のフーリエ変換面の近傍、即ち正メニスカス
レンズL 1Bと凸レンズL1Cとの間に開口絞り6が配置さ
れ、屈折レンズ群G3 内のフーリエ変換面の近傍、即ち
負メニスカスレンズL37のレンズ枠が開口絞りとなって
いる。
【0054】全系の縮小倍率は1/4倍であり、ウエハ
23側(像側)の開口数NAは0.5、物体高は60m
mである。また、図4(c)に示すウエハ上のスリット
状の露光領域24Aの走査方向の幅は4mmである。屈
折レンズは全て溶融石英よりなる一種類の光学ガラスを
使っているが、紫外線エキシマレーザー光の193nm
の波長における、1nmの波長幅に対して、軸上及び倍
率の色収差が補正されている。また、球面収差、コマ収
差、非点収差、及び歪曲収差もそれぞれ良好に補正され
た優れた結像性能の光学系である。
【0055】図9の第3実施例における曲率半径ri
面間隔di 及び硝材を次の表3に示す。以下の表におい
て、第34面は凹面反射鏡M1 の反射面を示す仮想面で
ある。
【0056】
【表3】
【0057】また、図10(b),(c)は第3実施例
の縦収差図、図10(d)は第3実施例の倍率色収差
図、図10(e)は第3実施例の横収差図を示す。次
に、本発明では条件式(1)〜(6)を満足することが
望ましいとされているが、以下に、上述の各実施例とそ
れらの条件式との対応につき説明する。先ず、上述の各
実施例における凹面反射鏡M1 の曲率半径r、各レンズ
群Gi(i=1〜3)の焦点距離fi 、ペッツバール和p
i 、見かけの屈折率ni 、結像倍率β i 、屈折レンズ群
1 と反射屈折レンズ群G2 との合成系の倍率βij、及
び屈折レンズ群G3 の倍率β3 は表4〜表6のようにな
っている。但し、全系をGT で表し、全系GT に対応す
るペッツバール和pi 及び結像倍率βi の欄にはそれぞ
れ全系のペッツバール和p及び結像倍率βを示してい
る。
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】更に、表4〜表6に基づいて、各実施例に
おいて、(p1 +p3 )、p2 、|p1 +p2 +p
3 |、|β1 |、|β2 |、及び|β3 |の値を求める
と次の表7のようになる。
【0062】
【表7】
【0063】この表より、上述の各実施例では何れも条
件式(1)〜(6)の条件が満足されていることが分か
る。なお、上述実施例においては、部分ミラーとして、
光軸に対して半面側を覆う小型のミラーが使用されてい
るが、部分ミラーとして、大型のガラス板で且つ光軸に
対して半面側にのみ反射膜が形成された部分反射ミラー
を使用してもよい。その他に、プリズム型のビームスプ
リッタで、反射面としての接合面の例えば下半分にのみ
反射膜を形成したものを部分ミラーとして使用してもよ
い。
【0064】また、上述の各実施例においては、屈折光
学系を構成する硝材として石英が使用されているが、蛍
石等の光学ガラスを使用してもよい。このように、本発
明は上述実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々の構成を取り得る。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、第1面(物体面)と凹
面反射鏡との間で第1次結像を行い、凹面反射鏡と第2
面(像面)との間で第2次結像を行っているため、凹面
反射鏡に入射する光束とそれから反射される光束とを分
離するための光束分離手段を小型化できる利点がある。
また、その第2次結像による像を第3結像光学系を介し
て第2面にリレーしているため、凹面反射鏡から像面ま
での光路を十分長く取れ、作動距離も長くできる利点が
ある。また、第1結像光学系による結像倍率を所定範囲
で自由に選ぶことができるので、優れた光学性能状態を
実現できる。
【0066】更に、例えば第1結像光学系若しくは第3
結像光学系(又は両方)内に開口絞りを配置できるた
め、コヒーレンスファクタ(σ値)を自在に制御できる
利点がある。また、従来の反射屈折光学系においては、
光軸が偏心するために調整作業が困難で、なかなか設計
通りの結像性能を実現することができなかった。しかし
ながら、本発明による反射屈折縮小投影光学系では、第
1中間像又は第2中間像付近で光路を折り曲げる構成で
あるため、偏心誤差の結像特性に対する悪影響が少ない
優れた利点がある。更に、例えば第2中間像付近で光路
を折り曲げる場合には、第1結像光学系と第2結像光学
系とが一体となっており、それと第3結像光学系とが互
いに独立に調整でき、その後で2つの光学系を光軸をほ
ぼ垂直にして配置すればよいため、偏心等の調整がし易
くなっている。
【0067】次に、光束分離手段としてプリズム型ビー
ムスプリッタを使用する場合には、小型のプリズム型ビ
ームスプリッタが使用できるため、ビームスプリッター
の半透過面における特性の不均一性に起因する結像特性
の悪化を小さくできると共に、軸外光束を用いて輪帯部
のみを投影するリング視野光学系とは異なり、高い開口
数で一括露光方式を取ることができる利点がある。
【0068】一方、光束分離手段として部分ミラーを使
用した場合には、入射する光束をほぼ100%利用でき
るため、フレア等の問題がなくなる。但し、主に軸外光
束が使用されて、良像範囲が矩形、又は円弧状等の領域
になるため、露光装置に適用した場合には、走査露光方
式に好適である。次に、条件式(1)〜(3)を満足す
るようにした場合には、容易に光学系全体のペッツバー
ル和がほぼ0となり、投影像面がほぼ平坦になる。更
に、条件式(4)〜(6)を満足することにより、倍率
配分に無理がなくなり、容易に光学系を構成できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による反射屈折縮小投影光学系の第1実
施例の概略構成を示す光路図である。
【図2】第1実施例の変形例を示す光路図である。
【図3】本発明の第2実施例の概略構成、及び露光視野
等を示す図である。
【図4】本発明の第3実施例の概略構成、及び露光視野
等を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例の投影光学系を示す光路図
である。
【図6】第1実施例の収差図である。
【図7】第2実施例の投影光学系を示す光路図である。
【図8】第2実施例の収差図である。
【図9】第3実施例の投影光学系を示す光路図である。
【図10】第3実施例の収差図である。
【図11】従来の反射屈折投影光学系を示す光路図であ
る。
【符号の説明】
1 物体面 5 像面 6,11 開口絞り 7 第1中間像 8 偏光ビームスプリッタ(PBS) 9 1/4波長板 10 第2中間像 12 部分ミラー 21 レチクル 23 ウエハ G1 屈折レンズ群 G2 反射屈折レンズ群 G3 屈折レンズ群 M1,M2 凹面反射鏡

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面上のパターンの縮小像を第2面上
    に形成する光学系において、 正屈折力を有し、前記第1面上のパターンの縮小像であ
    る第1中間像を形成する第1結像光学系と;該第1結像
    光学系からの光束の少なくとも一部を分離する光束分離
    手段と;該光束分離手段により分離される光束を反射す
    る凹面反射鏡を含み、前記第1中間像の像である第2中
    間像を形成する正屈折力の第2結像光学系と;該第2結
    像光学系からの光束のうちの前記光束分離手段により分
    離される光束に基づいて、前記第2中間像の像である第
    3中間像を前記第2面上に形成する第3結像光学系と;
    を有することを特徴とする反射屈折縮小投影光学系。
  2. 【請求項2】 前記光束分離手段は、プリズム型ビーム
    スプリッタであり、前記第1中間像及び第2中間像の少
    なくとも一方が前記プリズム型ビームスプリッタの内部
    に形成されることを特徴とする請求項1記載の反射屈折
    縮小投影光学系。
  3. 【請求項3】 前記光束分離手段は、部分的に光束を反
    射する部分反射ミラーであり、前記第2中間像は、前記
    部分反射ミラーよりも前記凹面反射鏡側の光路中に形成
    されることを特徴とする請求項1記載の反射屈折縮小投
    影光学系。
  4. 【請求項4】 前記第1結像光学系、第2結像光学系、
    及び第3結像光学系のペッツバール和をそれぞれp1
    2 ,及びp3 としたとき、 p1 +p3 >0、p2 <0、及び|p1 +p2 +p3
    <0.1 の各条件が成立すると共に、前記第1面から前記第1中
    間像への倍率をβ1 、前記第1中間像から前記第2中間
    像への倍率をβ2 、及び前記第2中間像から前記第3中
    間像への倍率をβ3 としたとき、 0.1≦|β1 |≦1、 0.5≦|β2 |≦2、 0.25≦|β3 |≦1.5、 及び|β1・β2・β3 |<1 の各条件を満足することを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の反射屈折縮小投影光学系。
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