JP4292497B2 - 投影光学系、露光装置および露光方法 - Google Patents

投影光学系、露光装置および露光方法 Download PDF

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    • G03B21/005Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto
    • G03B21/006Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto using LCD's

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投影光学系、露光装置および露光方法に関し、特に半導体素子や液晶表示素子などをフォトリソグラフィ工程で製造する際に使用される投影露光装置に適した高解像の反射屈折型の投影光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子等を製造するためのフォトリソグラフィ工程において、フォトマスクまたはレチクル(以下、総称して「レチクル」という)のパターン像を、投影光学系を介して、フォトレジスト等が塗布されたウェハ(またはガラスプレート等)上に露光する投影露光装置が使用されている。そして、半導体素子等の集積度が向上するにつれて、投影露光装置の投影光学系に要求される解像力(解像度)が益々高まっている。その結果、投影光学系の解像力に対する要求を満足するために、照明光(露光光)の波長を短くするとともに投影光学系の開口数(NA)を大きくする必要がある。
【0003】
たとえば、波長が180nm以下の露光光を用いると、0.1μm以下の高解像を達成することが可能である。しかしながら、照明光の波長が短くなると光の吸収が顕著となり、実用に耐え得る硝材(光学材料)の種類は限定される。特に、照明光の波長が180nm以下になると、実用的に使用可能な硝材は蛍石だけに限定される。その結果、屈折型の投影光学系では、色収差の補正が不可能となる。ここで、屈折型の光学系とは、パワーを有する反射鏡(凹面反射鏡または凸面反射鏡)を含むことなく、レンズ成分のような透過光学部材だけを含む光学系である。
【0004】
上述のように、単一の硝材からなる屈折型の投影光学系では許容色収差に限界があり、レーザー光源の極狭帯化が必須となる。この場合、レーザー光源のコストの増大および出力の低下は免れない。また、屈折光学系では、像面湾曲量を決定するペッツバール和(Petzval Summation)を0に近づけるために、多数の正レンズおよび負レンズを配置する必要がある。これに対して、凹面反射鏡は光を収束する光学素子として正レンズに対応するが、色収差が生じない点、およびペッツバール和が負の値をとる(ちなみに正レンズは正の値をとる)点において、正レンズとは異なる。
【0005】
凹面反射鏡とレンズとを組み合わせて構成された、いわゆる反射屈折光学系では、凹面反射鏡の上述の特徴を光学設計上において最大限に活用し、単純な構成にもかかわらず色収差の良好な補正や像面湾曲をはじめとする諸収差の良好な補正が可能である。そこで、本出願人は、たとえば国際公開WO01/65296号公報において、投影露光装置に適した高解像の投影光学系として、屈折型の第1結像光学系と反射屈折型の第2結像光学系と屈折型の第3結像光学系とから構成された3回結像型の反射屈折光学系を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、国際公開WO01/65296号公報に開示された従来の投影光学系では、その突起部を構成する反射屈折型の第2結像光学系における凹面反射鏡の有効径が比較的大きいので、振動に対する機械的安定性が損なわれ易い。また、凹面反射鏡に隣接して配置されるレンズの有効径も比較的大きくなるので、このレンズを蛍石で形成する場合、所定の特性を有する材料の入手およびその加工が容易ではない。
【0007】
また、従来の投影光学系では、物体面と像面との距離(幾何学的距離)が比較的大きいので、振動に対する機械的安定性が損なわれ易い。そして、露光装置に搭載された場合に、レチクルとウェハとの距離が比較的大きくなるので、操作性が損なわれ易く、クリーンルームの高さ制限を受け易い。さらに、たとえば200nm以下の露光光を用いる露光装置に搭載された場合に、比較的長い投影光路を不活性ガスで満たすことになり、不活性ガスのパージに対して不利である。
【0008】
さらに、従来の投影光学系では、その突起部を構成する反射屈折型の第2結像光学系における凹面反射鏡から基準光軸(第1結像光学系および第3結像光学系の光軸)までの距離が比較的大きい。その結果、振動に対する機械的安定性が損なわれ易く、第2結像光学系の組立に際して製造誤差が発生し易い。また、たとえば200nm以下の露光光を用いる露光装置に搭載された場合に、比較的長い投影光路を不活性ガスで満たすことになり、不活性ガスのパージに対して不利である。
【0009】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、比較的大きな像側開口数および投影視野を有する3回結像型の反射屈折光学系であって、凹面反射鏡の有効径が比較的小さく、振動に対する機械的安定性が良好で、凹面反射鏡に隣接して配置される蛍石レンズの製造が容易な構成を有する投影光学系を提供することを目的とする。
【0010】
また、比較的大きな像側開口数および投影視野を有する3回結像型の反射屈折光学系であって、物体面と像面との距離が比較的小さく、振動に対する機械的安定性が良好で、露光装置に搭載された場合に操作性が良好で且つ不活性ガスのパージに対して有利な構成を有する投影光学系を提供することを目的とする。
【0011】
さらに、3回結像型の反射屈折光学系であって、比較的大きな像側開口数および投影視野を有する凹面反射鏡から基準光軸までの距離が比較的小さく、振動に対する機械的安定性が良好で且つ組立誤差が発生し難く、露光装置に搭載された場合に不活性ガスのパージに対して有利な構成を有する投影光学系を提供することを目的とする。
【0012】
また、比較的大きな像側開口数および投影視野を有し且つ振動に対する機械的安定性などに優れた本発明の投影光学系を用いて、高解像で高精度な投影露光を行うことのできる露光装置および露光方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の第1発明では、第1面の像を第2面上に形成する投影光学系において、
前記第1面の第1中間像を形成するための第1結像光学系と、少なくとも1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間像からの光束に基づいて第2中間像を形成するための第2結像光学系と、前記第2中間像からの光束に基づいて最終像を前記第2面上に形成するための第3結像光学系とを備え、
前記凹面反射鏡の有効直径をEcとし、前記第2面上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaとするとき、
Ec/(Na×Ic)<10
の条件を満足することを特徴とする投影光学系を提供する。
【0014】
本発明の第2発明では、第1面の像を第2面上に形成する投影光学系において、
前記第1面の第1中間像を形成するための第1結像光学系と、少なくとも1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間像からの光束に基づいて第2中間像を形成するための第2結像光学系と、前記第2中間像からの光束に基づいて最終像を前記第2面上に形成するための第3結像光学系とを備え、
前記第1面と前記第2面との距離をLとし、前記第2面上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaとするとき、
L/(Na×Ic)<63
の条件を満足することを特徴とする投影光学系を提供する。
【0015】
第2発明の好ましい態様によれば、前記第1結像光学系の光軸と前記第3結像光学系の光軸とがほぼ一致するように設定され、
前記第1結像光学系と前記第2結像光学系と間の光路中に配置された第1偏向鏡と、前記第2結像光学系と前記第3結像光学系と間の光路中に配置された第2偏向鏡とをさらに備えている。
【0016】
本発明の第3発明では、第1面の像を第2面上に形成する投影光学系において、
前記第1面の第1中間像を形成するための第1結像光学系と、少なくとも1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間像からの光束に基づいて第2中間像を形成するための第2結像光学系と、前記第2中間像からの光束に基づいて最終像を前記第2面上に形成するための第3結像光学系と、前記第1結像光学系と前記第2結像光学系と間の光路中に配置された第1偏向鏡と、前記第2結像光学系と前記第3結像光学系と間の光路中に配置された第2偏向鏡とを備え、
前記第1結像光学系の光軸と前記第3結像光学系の光軸とがほぼ一致するように設定され、
前記凹面反射鏡の反射面の中心と前記第1結像光学系の光軸との距離をHとし、前記第2面上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaとするとき、
H/(Na×Ic)<15.5
の条件を満足することを特徴とする投影光学系を提供する。
【0017】
また、本発明の第4発明にかかる投影光学系は、第1面と第2面とを光学的に共役にする投影光学系であって、前記第1面と前記第2面との間の光路中に配置される第1結像光学系と、前記第1結像光学系と前記第2面との間の光路中に配置されて少なくとも1つの凹面反射鏡を有する第2結像光学系と、前記第2結像光学系と前記第2面との間の光路中に配置される第3結像光学系とを備え、前記第1結像光学系と前記第2結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を形成すると共に、前記第2結像光学系と前記第3結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を形成し、前記凹面反射鏡の有効直径をEcとし、前記第2面上の視野または投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとするとき、
Ec/(Na×Ic)<10
を満足するものである。
【0018】
また、本発明の第5発明にかかる投影光学系は、第1面と第2面とを光学的に共役にする投影光学系であって、前記第1面と前記第2面との間の光路中に配置される第1結像光学系と、前記第1結像光学系と前記第2面との間の光路中に配置されて少なくとも1つの凹面反射鏡を有する第2結像光学系と、前記第2結像光学系と前記第2面との間の光路中に配置される第3結像光学系とを備え、前記第1結像光学系と前記第2結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を形成すると共に、前記第2結像光学系と前記第3結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を形成し、前記第1面と前記第2面との距離をLとし、前記第2面上の視野または投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとするとき、
L/(Na×Ic)<63
を満足するものである。
【0019】
また、本発明の第6発明にかかる投影光学系は、第1面と第2面とを光学的に共役にする投影光学系であって、前記第1面と前記第2面との間の光路中に配置される第1結像光学系と、前記第1結像光学系と前記第2面との間の光路中に配置されて少なくとも1つの凹面反射鏡を有する第2結像光学系と、前記第2結像光学系と前記第2面との間の光路中に配置される第3結像光学系と、前記第1結像光学系と前記第2結像光学系との間の光路中に配置された第1偏向鏡と、前記第2結像光学系と前記第3結像光学系との間の光路中に配置された第2偏向鏡とを備え、前記第1結像光学系と前記第2結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を形成すると共に、前記第2結像光学系と前記第3結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を形成し、前記第1結像光学系の光軸と前記第3結像光学系の光軸とがほぼ一致するように設定され、前記凹面反射鏡の反射面の中心と前記第1結像光学系の光軸との距離をHとし、前記第2面上の視野または投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとするとき、
H/(Na×Ic)<15.5
を満足するものである。
【0020】
なお、上記第4発明乃至第6発明にかかる投影光学系において、前記投影光学系の第1面側の開口数よりも第2面側の開口数が大きく設定されていることが好ましい。この場合、前記投影光学系は、前記第1面の縮小像を前記第2面上に形成することが好ましい。
【0021】
第1発明〜第6発明の好ましい態様によれば、前記投影光学系は、少なくとも6つの非球面形状の光学面を有する。また、前記第1結像光学系、前記第2結像光学系および前記第3結像光学系は、それぞれ少なくとも1つの非球面形状の光学面を有することが好ましい。
【0022】
本発明の第7発明では、前記第1面に設定されたマスクを照明するための照明系と、前記マスクに形成されたパターンの像を前記第2面に設定された感光性基板上に形成するための第1発明〜第6発明の投影光学系とを備えていることを特徴とする露光装置を提供する。この場合、前記感光性基板上における実効露光領域は、前記第3結像光学系の光軸から所定距離だけ離れた中心を有する矩形状の領域であることが好ましい。
【0023】
本発明の第8発明では、前記第1面に設定されたマスクを照明し、第1発明〜第6発明の投影光学系を介して前記マスクに形成されたパターンの像を前記第2面に設定された感光性基板上に投影露光することを特徴とする露光方法を提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の典型的な態様にしたがう投影光学系の基本的な構成を説明するための図である。なお、図1では、本発明の投影光学系が露光装置に適用されているものとする。図1に示すように、本発明の投影光学系は、第1面に配置された投影原版としてのレチクルRのパターンの第1中間像を形成するための屈折型の第1結像光学系G1を備えている。
【0025】
第1結像光学系G1が形成する第1中間像の形成位置の近傍には、第1光路折り曲げ鏡M1が配置されている。第1光路折り曲げ鏡M1は、第1中間像へ向かう光束または第1中間像からの光束を第2結像光学系G2に向かって偏向する。第2結像光学系G2は、少なくとも1つの凹面反射鏡CMを有し、第1中間像からの光束に基づいて第2中間像(第1中間像の像であってレチクルパターンの2次像)を第1中間像の形成位置の近傍に形成する。
【0026】
第2結像光学系G2が形成する第2中間像の形成位置の近傍には、第2光路折り曲げ鏡M2が配置されている。第2光路折り曲げ鏡M2は、第2中間像へ向かう光束または第2中間像からの光束を屈折型の第3結像光学系G3に向かって偏向する。ここで、第1光路折り曲げ鏡M1の反射面と第2光路折り曲げ鏡M2の反射面とは、空間的に重複しないように位置決めされている。第3結像光学系G3は、第2中間像からの光束に基づいて、レチクルRのパターン像(第2中間像の像であって投影光学系の最終像)を、第2面に配置された感光性基板としてのウェハW上に形成する。
【0027】
以下、本発明の各条件式を参照して、本発明の構成についてさらに詳細に説明する。本発明の第1発明では、上述の基本構成において、次の条件式(1)を満足する。なお、条件式(1)において、Ecは、図1に示すように、凹面反射鏡CMの有効直径である。また、IcはウェハW上(第2面上)の投影視野の有効直径であり、Naは投影光学系の像側(第2面側の)開口数である。
Ec/(Na×Ic)<10 (1)
【0028】
条件式(1)を満足することにより、3回結像型の投影光学系において、その突起部を構成する第2結像光学系G2における凹面反射鏡CMの有効直径Ecを比較的小さく抑えることができる。その結果、振動に対する機械的安定性が良好で、凹面反射鏡CMに隣接して配置される蛍石レンズの製造が容易な構成を有する投影光学系を実現することができる。なお、条件式(1)の上限値を9.7に設定し、その下限値を4に設定することにより、振動に対する機械的安定性をさらに向上させることができるとともに、凹面反射鏡CMに隣接して配置される蛍石レンズの製造をさらに容易にすることができる。
【0029】
また、本発明の第2発明では、上述の基本構成において、次の条件式(2)を満足する。なお、条件式(2)において、Lは、図1に示すように、レチクルRのパターン面(第1面:物体面)とウェハWの露光面(第2面:像面)との間の距離(幾何学的距離)である。また、上述したように、Icは投影視野の有効直径であり、Naは像側開口数である。
L/(Na×Ic)<63 (2)
【0030】
条件式(2)を満足することにより、3回結像型の投影光学系において、物体面と像面との距離Lを比較的小さく抑えることができる。その結果、振動に対する機械的安定性が良好で、露光装置に搭載された場合に操作性が良好で且つ不活性ガスのパージに対して有利な構成を有する投影光学系を実現することができる。なお、条件式(2)の上限値を60に設定し、その下限値を25に設定することにより、振動に対する機械的安定性および操作性をさらに向上させることができるとともに、不活性ガスのパージに対してさらに有利になる。
【0031】
また、本発明の第3発明では、上述の基本構成において、第1結像光学系G1の光軸AX1と第3結像光学系G3の光軸AX3とがほぼ一致するように設定され、次の条件式(3)を満足する。なお、条件式(3)において、Hは、図1に示すように、凹面反射鏡CMの反射面の中心と第1結像光学系G1の光軸AX1との距離である。また、上述したように、Icは投影視野の有効直径であり、Naは像側開口数である。
H/(Na×Ic)<15.5 (3)
【0032】
条件式(3)を満足することにより、3回結像型の投影光学系において、その突起部を構成する第2結像光学系G2における凹面反射鏡CMから基準光軸(第1結像光学系の光軸AX1)までの距離Hを比較的小さく抑えることができる。その結果、振動に対する機械的安定性が良好で且つ組立誤差が発生し難く、露光装置に搭載された場合に不活性ガスのパージに対して有利な構成を有する投影光学系を実現することができる。なお、条件式(3)の上限値を15.2に設定し、その下限値を6.5に設定することにより、振動に対する機械的安定性をさらに向上させ且つ組立誤差をさらに良好に抑えることができるとともに、不活性ガスのパージに対してさらに有利になる。
【0033】
ところで、本発明において、収差補正をさらに良好に行うには、投影光学系が少なくとも6つの非球面形状の光学面を有することが好ましい。また、投影光学系を構成する各結像光学系の小型化を図るには、各結像光学系がそれぞれ少なくとも1つの非球面形状の光学面を有することが好ましい。
【0034】
さらに、第2発明において、第1結像光学系G1の光軸AX1と第3結像光学系G3の光軸AX3とがほぼ一致するように設定されていることが好ましい。この構成により、第1結像光学系G1を構成するすべてのレンズおよび第3結像光学系G3を構成するすべてのレンズをほぼ単一の光軸に沿って配置することが、ひいては重力によるレンズのたわみが回転対称になるように設定することが可能になり、光学調整により結像性能の劣化を小さく抑えることが可能となる。
【0035】
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の実施形態にかかる投影光学系を備えた露光装置の構成を概略的に示す図である。なお、図2において、投影光学系PLの基準光軸AXに平行にZ軸を、基準光軸AXに垂直な面内において図2の紙面に平行にY軸を、図2の紙面に垂直にX軸をそれぞれ設定している。
【0036】
図示の露光装置は、紫外領域の照明光を供給するための光源100として、たとえばF2レーザー光源(発振中心波長157.6244nm)を備えている。光源100から射出された光は、照明光学系ILを介して、所定のパターンが形成されたレチクルRを均一に照明する。なお、光源100と照明光学系ILとの間の光路はケーシング(不図示)で密封されており、光源100から照明光学系IL中の最もレチクル側の光学部材までの空間は、露光光の吸収率が低い気体であるヘリウムガスや窒素などの不活性ガスで置換されているか、あるいはほぼ真空状態に保持されている。
【0037】
レチクルRは、レチクルホルダRHを介して、レチクルステージRS上においてXY平面に平行に保持されている。レチクルRには転写すべきパターンが形成されており、パターン領域全体のうちX方向に沿って長辺を有し且つY方向に沿って短辺を有する矩形状(スリット状)のパターン領域が照明される。レチクルステージRSは、図示を省略した駆動系の作用により、レチクル面(すなわちXY平面)に沿って二次元的に移動可能であり、その位置座標はレチクル移動鏡RMを用いた干渉計RIFによって計測され且つ位置制御されるように構成されている。
【0038】
レチクルRに形成されたパターンからの光は、反射屈折型の投影光学系PLを介して、感光性基板であるウェハW上にレチクルパターン像を形成する。ウェハWは、ウェハテーブル(ウェハホルダ)WTを介して、ウェハステージWS上においてXY平面に平行に保持されている。そして、レチクルR上での矩形状の照明領域に光学的に対応するように、ウェハW上ではX方向に沿って長辺を有し且つY方向に沿って短辺を有する矩形状の露光領域にパターン像が形成される。ウェハステージWSは、図示を省略した駆動系の作用によりウェハ面(すなわちXY平面)に沿って二次元的に移動可能であり、その位置座標はウェハ移動鏡WMを用いた干渉計WIFによって計測され且つ位置制御されるように構成されている。
【0039】
図3は、ウェハ上に形成される矩形状の露光領域(すなわち実効露光領域)と基準光軸との位置関係を示す図である。本実施形態の各実施例では、図3に示すように、基準光軸AXを中心とした半径Bを有する円形状の領域(イメージサークル)IF内において、基準光軸AXから−Y方向に軸外し量Aだけ離れた位置に所望の大きさを有する矩形状の実効露光領域ERが設定されている。ここで、実効露光領域ERのX方向の長さはLXであり、そのY方向の長さはLYである。
【0040】
換言すると、各実施例では、基準光軸AXから−Y方向に軸外し量Aだけ離れた位置に所望の大きさを有する矩形状の実効露光領域ERが設定され、基準光軸AXを中心として実効露光領域ERを包括するように円形状のイメージサークルIFの半径Bが規定されている。したがって、図示を省略したが、これに対応して、レチクルR上では、基準光軸AXから−Y方向に軸外し量Aに対応する距離だけ離れた位置に実効露光領域ERに対応した大きさおよび形状を有する矩形状の照明領域(すなわち実効照明領域)が形成されていることになる。
【0041】
また、図示の露光装置では、投影光学系PLを構成する光学部材のうち最もレチクル側に配置された光学部材(各実施例ではレンズL11)と最もウェハ側に配置された光学部材(各実施例ではレンズL313)との間で投影光学系PLの内部が気密状態を保つように構成され、投影光学系PLの内部の気体はヘリウムガスや窒素などの不活性ガスで置換されているか、あるいはほぼ真空状態に保持されている。
【0042】
さらに、照明光学系ILと投影光学系PLとの間の狭い光路には、レチクルRおよびレチクルステージRSなどが配置されているが、レチクルRおよびレチクルステージRSなどを密封包囲するケーシング(不図示)の内部に窒素やヘリウムガスなどの不活性ガスが充填されているか、あるいはほぼ真空状態に保持されている。
【0043】
また、投影光学系PLとウェハWとの間の狭い光路には、ウェハWおよびウェハステージWSなどが配置されているが、ウェハWおよびウェハステージWSなどを密封包囲するケーシング(不図示)の内部に窒素やヘリウムガスなどの不活性ガスが充填されているか、あるいはほぼ真空状態に保持されている。このように、光源100からウェハWまでの光路の全体に亘って、露光光がほとんど吸収されることのない雰囲気が形成されている。
【0044】
上述したように、投影光学系PLによって規定されるレチクルR上の照明領域およびウェハW上の露光領域(すなわち実効露光領域ER)は、Y方向に沿って短辺を有する矩形状である。したがって、駆動系および干渉計(RIF、WIF)などを用いてレチクルRおよびウェハWの位置制御を行いながら、矩形状の露光領域および照明領域の短辺方向すなわちY方向に沿ってレチクルステージRSとウェハステージWSとを、ひいてはレチクルRとウェハWとを同じ方向へ(すなわち同じ向きへ)同期的に移動(走査)させることにより、ウェハW上には露光領域の長辺に等しい幅を有し且つウェハWの走査量(移動量)に応じた長さを有する領域に対してレチクルパターンが走査露光される。
【0045】
本実施形態の各実施例において、投影光学系PLは、第1面に配置されたレチクルRのパターンの第1中間像を形成するための屈折型の第1結像光学系G1と、凹面反射鏡CMと2つの負レンズとから構成されて第1中間像とほぼ等倍の第2中間像(第1中間像のほぼ等倍像であってレチクルパターンの2次像)を形成するための第2結像光学系G2と、第2中間像からの光に基づいて第2面に配置されたウェハW上にレチクルパターンの最終像(レチクルパターンの縮小像)を形成するための屈折型の第3結像光学系G3とを備えている。
【0046】
なお、各実施例において、第1結像光学系G1と第2結像光学系G2との間の光路中において第1中間像の形成位置の近傍には、第1結像光学系G1からの光を第2結像光学系G2に向かって偏向するための第1光路折り曲げ鏡M1が配置されている。また、第2結像光学系G2と第3結像光学系G3との間の光路中において第2中間像の形成位置の近傍には、第2結像光学系G2からの光を第3結像光学系G3に向かって偏向するための第2光路折り曲げ鏡M2が配置されている。
【0047】
また、各実施例において、第1結像光学系G1は直線状に延びた光軸AX1を有し、第3結像光学系G3は直線状に延びた光軸AX3を有し、光軸AX1と光軸AX3とは共通の単一光軸である基準光軸AXと一致するように設定されている。なお、基準光軸AXは、重力方向(すなわち鉛直方向)に沿って位置決めされている。その結果、レチクルRおよびウェハWは、重力方向と直交する面すなわち水平面に沿って互いに平行に配置されている。加えて、第1結像光学系G1を構成するすべてのレンズおよび第3結像光学系G3を構成するすべてのレンズも、基準光軸AX上において水平面に沿って配置されている。
【0048】
一方、第2結像光学系G2も直線状に延びた光軸AX2を有し、この光軸AX2は基準光軸AXと直交するように設定されている。さらに、第1光路折り曲げ鏡M1および第2光路折り曲げ鏡M2はともに平面状の反射面を有し、2つの反射面を有する1つの光学部材(1つの光路折り曲げ鏡)として一体的に構成されている。この2つの反射面の交線(厳密にはその仮想延長面の交線)が第1結像光学系G1のAX1、第2結像光学系G2のAX2、および第3結像光学系G3のAX3と一点で交わるように設定されている。各実施例では第1光路折り曲げ鏡M1および第2光路折り曲げ鏡M2がともに表面反射鏡として構成されている。
【0049】
各実施例において、投影光学系PLを構成するすべての屈折光学部材(レンズ成分)には蛍石(CaF2結晶)を使用している。また、露光光であるF2 レーザー光の発振中心波長は157.6244nmであり、157.6244nm付近においてCaF2の屈折率は、+1pmの波長変化あたり−2.6×10-6の割合で変化し、−1pmの波長変化あたり+2.6×10-6の割合で変化する。換言すると、157.6244nm付近において、CaF2の屈折率の分散(dn/dλ)は、2.6×10-6/pmである。
【0050】
したがって、各実施例において、中心波長157.6244nmに対するCaF2の屈折率は1.55930666であり、157.6244nm+1pm=157.6254nmに対するCaF2の屈折率は1.55930406であり、157.6244nm−1pm=157.6234nmに対するCaF2の屈折率は1.55930926である。
【0051】
また、各実施例において、非球面は、光軸に垂直な方向の高さをyとし、非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸に沿った距離(サグ量)をzとし、頂点曲率半径をrとし、円錐係数をκとし、n次の非球面係数をCnとしたとき、以下の数式(a)で表される。各実施例において、非球面形状に形成されたレンズ面には面番号の右側に*印を付している。
【0052】
【数1】
z=(y2/r)/[1+{1−(1+κ)・y2/r21/2
+C4・y4+C6・y6+C8・y8+C10・y10
+C12・y12+C14・y14 (a)
【0053】
[第1実施例]
図4は、本実施形態の第1実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。図4を参照すると、第1実施例にかかる投影光学系PLにおいて第1結像光学系G1は、レチクル側から順に、両凸レンズL11と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL12と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14と、レチクル側に凹面を向けた負メニスカスレンズL15と、レチクル側に凹面を向けた正メニスカスレンズL16と、レチクル側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL17と、レチクル側に凹面を向けた正メニスカスレンズL18と、両凸レンズL19と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL110とから構成されている。
【0054】
また、第2結像光学系G2は、光の進行往路に沿ってレチクル側(すなわち入射側)から順に、レチクル側に非球面形状の凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、レチクル側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、凹面反射鏡CMとから構成されている。
【0055】
さらに、第3結像光学系G3は、光の進行方向に沿ってレチクル側から順に、レチクル側に凹面を向けた正メニスカスレンズL31と、両凸レンズL32と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL33と、両凹レンズL34と、レチクル側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL35と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL36と、開口絞りASと、両凸レンズL37と、レチクル側に凹面を向けた負メニスカスレンズL38と、両凸レンズL39と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレンズL310と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL311と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレンズL312と、ウェハ側に平面を向けた平凸レンズL313とから構成されている。
【0056】
次の表(1)に、第1実施例にかかる投影光学系PLの諸元の値を掲げる。表(1)において、λは露光光の中心波長を、βは投影倍率(全系の結像倍率)を、NAは像側(ウェハ側)開口数を、BはウェハW上でのイメージサークルIFの半径を、Aは実効露光領域ERの軸外し量を、LXは実効露光領域ERのX方向に沿った寸法(長辺の寸法)を、LYは実効露光領域ERのY方向に沿った寸法(短辺の寸法)をそれぞれ表している。
【0057】
また、面番号は物体面(第1面)であるレチクル面から像面(第2面)であるウェハ面への光線の進行する方向に沿ったレチクル側からの面の順序を、rは各面の曲率半径(非球面の場合には頂点曲率半径:mm)を、dは各面の軸上間隔すなわち面間隔(mm)を、EDは各面の有効直径(mm)を、nは中心波長に対する屈折率をそれぞれ示している。
【0058】
なお、面間隔dは、反射される度にその符号を変えるものとする。したがって、面間隔dの符号は、第1光路折り曲げ鏡M1の反射面から凹面反射鏡CMまでの光路中および第2光路折り曲げ鏡M2の反射面から像面までの光路中では負とし、その他の光路中では正としている。そして、第1結像光学系G1では、レチクル側に向かって凸面の曲率半径を正とし、凹面の曲率半径を負としている。一方、第3結像光学系G3では、レチクル側に向かって凹面の曲率半径を正とし、凸面の曲率半径を負としている。さらに、第2結像光学系G2では、光の進行往路に沿ってレチクル側(すなわち入射側)に向かって凹面の曲率半径を正とし、凸面の曲率半径を負としている。なお、表(1)における表記は、以降の表(2)においても同様である。
【0059】
【表1】
Figure 0004292497
Figure 0004292497
Figure 0004292497
Figure 0004292497
Figure 0004292497
【0060】
図5は、第1実施例における横収差を示す図である。収差図において、Yは像高を、実線は中心波長157.6244nmを、破線は157.6244nm+1pm=157.6254nmを、一点鎖線は157.6244nm−1pm=157.6234nmをそれぞれ示している。なお、図5における表記は、以降の図7においても同様である。図5の収差図から明らかなように、第1実施例では、比較的大きな像側開口数(NA=0.85)および投影視野(有効直径=28.8mm)を確保しているにもかかわらず、波長幅が157.6244nm±1pmの露光光に対して色収差が良好に補正されていることがわかる。
【0061】
[第2実施例]
図6は、本実施形態の第2実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。図6を参照すると、第2実施例にかかる投影光学系PLにおいて第1結像光学系G1は、レチクル側から順に、両凸レンズL11と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL12と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14と、レチクル側に凹面を向けた負メニスカスレンズL15と、レチクル側に凹面を向けた正メニスカスレンズL16と、レチクル側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL17と、レチクル側に凹面を向けた正メニスカスレンズL18と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレンズL19と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL110とから構成されている。
【0062】
また、第2結像光学系G2は、光の進行往路に沿ってレチクル側(すなわち入射側)から順に、ウェハ側(すなわち射出側)に非球面形状の凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、レチクル側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、凹面反射鏡CMとから構成されている。
【0063】
さらに、第3結像光学系G3は、光の進行方向に沿ってレチクル側から順に、レチクル側に凹面を向けた正メニスカスレンズL31と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL33と、両凹レンズL34と、レチクル側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL35と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL36と、開口絞りASと、両凸レンズL37と、レチクル側に凹面を向けた負メニスカスレンズL38と、レチクル側に平面を向けた平凸レンズL39と、両凸レンズL310と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL311と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレンズL312と、ウェハ側に平面を向けた平凸レンズL313とから構成されている。
【0064】
次の表(2)に、第2実施例にかかる投影光学系PLの諸元の値を掲げる。
【0065】
【表2】
Figure 0004292497
Figure 0004292497
Figure 0004292497
Figure 0004292497
Figure 0004292497
【0066】
図7は、第2実施例における横収差を示す図である。第2実施例においても第1実施例と同様に、比較的大きな像側開口数(NA=0.85)および投影視野(有効直径=28.8mm)を確保しているにもかかわらず、波長幅が157.6244nm±1pmの露光光に対して色収差が良好に補正されていることがわかる。
【0067】
以上のように、各実施例では、中心波長が157.6244nmのF2レーザー光に対して、0.85の像側NAを確保するとともに、ウェハW上において色収差をはじめとする諸収差が十分に補正された有効直径が28.8mmのイメージサークルを確保することができる。したがって、25mm×4mmと十分に大きな矩形状の実効露光領域を確保した上で、0.1μm以下の高解像を達成することができる。
【0068】
また、各実施例では、投影光学系PLの突起部を構成する第2結像光学系G2における凹面反射鏡CMの有効直径Ecが比較的小さく抑えられているので、振動に対する機械的安定性が良好で、凹面反射鏡CMに隣接して配置される蛍石レンズの製造が容易である。また、物体面と像面との距離Lが比較的小さく抑えられているので、振動に対する機械的安定性が良好で、操作性が良好で、不活性ガスのパージに対して有利である。さらに、凹面反射鏡CMから基準光軸AX(第1結像光学系の光軸AX1および第3結像光学系の光軸AX3と一致)までの距離Hが比較的小さく抑えられているので、振動に対する機械的安定性が良好で、組立誤差が発生し難く、不活性ガスのパージに対して有利である。
【0069】
上述の実施形態の露光装置では、照明装置によってレチクル(マスク)を照明し(照明工程)、投影光学系を用いてマスクに形成された転写用のパターンを感光性基板に露光する(露光工程)ことにより、マイクロデバイス(半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等)を製造することができる。以下、本実施形態の露光装置を用いて感光性基板としてのウェハ等に所定の回路パターンを形成することによって、マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法の一例につき図8のフローチャートを参照して説明する。
【0070】
先ず、図8のステップ301において、1ロットのウェハ上に金属膜が蒸着される。次のステップ302において、そのlロットのウェハ上の金属膜上にフォトレジストが塗布される。その後、ステップ303において、本実施形態の露光装置を用いて、マスク上のパターンの像がその投影光学系を介して、その1ロットのウェハ上の各ショット領域に順次露光転写される。その後、ステップ304において、その1ロットのウェハ上のフォトレジストの現像が行われた後、ステップ305において、その1ロットのウェハ上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うことによって、マスク上のパターンに対応する回路パターンが、各ウェハ上の各ショット領域に形成される。
【0071】
その後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うことによって、半導体素子等のデバイスが製造される。上述の半導体デバイス製造方法によれば、極めて微細な回路パターンを有する半導体デバイスをスループット良く得ることができる。なお、ステップ301〜ステップ305では、ウェハ上に金属を蒸着し、その金属膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチングの各工程を行っているが、これらの工程に先立って、ウェハ上にシリコンの酸化膜を形成後、そのシリコンの酸化膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチング等の各工程を行っても良いことはいうまでもない。
【0072】
また、本実施形態の露光装置では、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図9のフローチャートを参照して、このときの手法の一例につき説明する。図9において、パターン形成工程401では、本実施形態の露光装置を用いてマスクのパターンを感光性基板(レジストが塗布されたガラス基板等)に転写露光する、所謂光リソグラフィ工程が実行される。この光リソグラフィー工程によって、感光性基板上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光された基板は、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、基板上に所定のパターンが形成され、次のカラーフィルター形成工程402へ移行する。
【0073】
次に、カラーフィルター形成工程402では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルターの組を複数水平走査線方向に配列されたりしたカラーフィルターを形成する。そして、カラーフィルター形成工程402の後に、セル組み立て工程403が実行される。セル組み立て工程403では、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有する基板、およびカラーフィルター形成工程402にて得られたカラーフィルター等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。セル組み立て工程403では、例えば、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有する基板とカラーフィルター形成工程402にて得られたカラーフィルターとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。
【0074】
その後、モジュール組み立て工程404にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、極めて微細な回路パターンを有する液晶表示素子をスループット良く得ることができる。
【0075】
なお、上述の実施形態では、露光装置に搭載される投影光学系に対して本発明を適用しているが、これに限定されることなく、他の一般的な投影光学系に対して本発明を適用することもできる。また、上述の実施形態では、F2 レーザー光源を用いているが、これに限定されることなく、たとえば180nm以下の波長光を供給する他の適当な光源を用いることもできる。
【0076】
また、上述の実施形態では、マスクおよび基板を投影光学系に対して相対移動させながら基板の各露光領域に対してマスクパターンをスキャン露光するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置に対して本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、マスクと基板とを静止させた状態でマスクのパターンを基板へ一括的に転写し、基板を順次ステップ移動させて各露光領域にマスクパターンを逐次露光するステップ・アンド・リピート方式の露光装置に対して本発明を適用することもできる。
【0077】
さらに、上述の実施形態では、第3結像光学系中に開口絞りを配置しているが、開口絞りを第1結像光学系中に配置してもよい。また、第1結像光学系と第2結像光学系との間の中間像位置および第2結像光学系と第3結像光学系との間の中間像位置の少なくとも一方に視野絞りを配置してもよい。
【0078】
また、上述の実施形態では、投影光学系の投影倍率を縮小倍率としたが、投影倍率は縮小に限られず、等倍または拡大倍率であっても良い。例えば、投影倍率を拡大倍率とする場合には、第3結像光学系側から光を入射させるように配置し、第3結像光学系によってマスクまたはレチクルの1次像を形成し、第2結像光学系により2次像を形成し、第1結像光学系により3次像(最終像)をウェハ等の基板上に形成させれば良い。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の投影光学系では、その突起部を構成する第2結像光学系における凹面反射鏡の有効直径が比較的小さく抑えられているので、振動に対する機械的安定性が良好で、凹面反射鏡に隣接して配置される蛍石レンズの製造が容易である。また、物体面と像面との距離が比較的小さく抑えられているので、振動に対する機械的安定性が良好で、操作性が良好で、不活性ガスのパージに対して有利である。さらに、凹面反射鏡から基準光軸までの距離が比較的小さく抑えられているので、振動に対する機械的安定性が良好で、組立誤差が発生し難く、不活性ガスのパージに対して有利である。
【0080】
したがって、比較的大きな像側開口数および投影視野を有し且つ振動に対する機械的安定性などに優れた本発明の投影光学系を用いた露光装置および露光方法では、高解像で高精度な投影露光を行うことができる。また、本発明の投影光学系を搭載した露光装置を用いて、高解像な投影光学系を介した高精度な投影露光により、良好なマイクロデバイスを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型的な態様にしたがう投影光学系の基本的な構成を説明するための図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる投影光学系を備えた露光装置の構成を概略的に示す図である。
【図3】ウェハ上に形成される矩形状の露光領域(すなわち実効露光領域)と基準光軸との位置関係を示す図である。
【図4】本実施形態の第1実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。
【図5】第1実施例における横収差を示す図である。
【図6】本実施形態の第2実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。
【図7】第2実施例における横収差を示す図である。
【図8】マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法のフローチャートである。
【図9】マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得る際の手法のフローチャートである。
【符号の説明】
G1 第1結像光学系
G2 第2結像光学系
G3 第3結像光学系
CM 凹面反射鏡
M1 第1光路折り曲げ鏡
M2 第2光路折り曲げ鏡
100 レーザー光源
IL 照明光学系
R レチクル
RS レチクルステージ
PL 投影光学系
W ウェハ
WS ウェハステージ

Claims (25)

  1. 第1面の像を第2面上に形成する投影光学系において、
    前記第1面の第1中間像を形成するための第1結像光学系と、少なくとも1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間像からの光束に基づいて第2中間像を形成するための第2結像光学系と、前記第2中間像からの光束に基づいて最終像を前記第2面上に形成するための第3結像光学系とを備え、
    前記凹面反射鏡の有効直径をEcとし、前記第2面上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaとするとき、
    4<Ec/(Na×Ic)<9.7
    の条件を満足することを特徴とする投影光学系。
  2. 前記第1面と前記第2面との距離をLとし、前記第2面上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaとするとき、
    25<L/(Na×Ic)<63
    の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の投影光学系。
  3. 前記第1面と前記第2面との距離をLとし、前記第2面上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaとするとき、
    25<L/(Na×Ic)<60
    の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の投影光学系。
  4. 前記第1結像光学系の光軸と前記第3結像光学系の光軸とがほぼ一致するように設定され、
    前記第1結像光学系と前記第2結像光学系との間の光路中に配置された第1偏向鏡と、前記第2結像光学系と前記第3結像光学系との間の光路中に配置された第2偏向鏡とをさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投影光学系。
  5. 前記凹面反射鏡の反射面の中心と前記第1結像光学系の光軸との距離をHとし、前記第2面上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaとするとき、
    6.5<H/(Na×Ic)<15.5
    の条件を満足することを特徴とする請求項4に記載の投影光学系。
  6. 前記凹面反射鏡の反射面の中心と前記第1結像光学系の光軸との距離をHとし、前記第2面上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaとするとき、
    6.5<H/(Na×Ic)<15.2
    の条件を満足することを特徴とする請求項4に記載の投影光学系。
  7. 前記投影光学系は、少なくとも6つの非球面形状の光学面を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投影光学系。
  8. 前記第1結像光学系、前記第2結像光学系および前記第3結像光学系は、それぞれ少なくとも1つの非球面形状の光学面を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の投影光学系。
  9. 前記第1面の縮小像を前記第2面上に形成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の投影光学系。
  10. 前記第1面に設定されたパターンを照明するための照明系と、前記パターンの像を前記第2面に設定された感光性基板上に形成するための請求項1乃至9のいずれか1項に記載の投影光学系とを備えていることを特徴とする露光装置。
  11. 前記感光性基板上における実効露光領域は、前記第3結像光学系の光軸から所定距離だけ離れた中心を有する矩形状の領域であることを特徴とする請求項10に記載の露光装置。
  12. 前記第1面に設定されたパターンを照明し、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の投影光学系を介して前記パターンの像を前記第2面に設定された感光性基板上に投影露光することを特徴とする露光方法。
  13. 前記感光性基板上における実効露光領域は、前記第3結像光学系の光軸から所定距離だけ離れた中心を有する矩形状の領域であることを特徴とする請求項12に記載の露光方法。
  14. 前記第1面に設定されたパターンを照明し、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の投影光学系を介して前記パターンの像を前記第2面に設定された感光性基板上に投影露光し、該感光性基板を現像することを特徴とするデバイス製造方法。
  15. 前記感光性基板上における実効露光領域は、前記第3結像光学系の光軸から所定距離だけ離れた中心を有する矩形状の領域であることを特徴とする請求項14に記載のデバイス製造方法。
  16. 第1面と第2面とを光学的に共役にする投影光学系であって、
    前記第1面と前記第2面との間の光路中に配置される第1結像光学系と、前記第1結像光学系と前記第2面との間の光路中に配置されて少なくとも1つの凹面反射鏡を有する第2結像光学系と、前記第2結像光学系と前記第2面との間の光路中に配置される第3結像光学系とを備え、
    前記第1結像光学系と前記第2結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を形成すると共に、前記第2結像光学系と前記第3結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を形成し、
    前記凹面反射鏡の有効直径をEcとし、前記第2面上の視野または投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとするとき、
    4<Ec/(Na×Ic)<9.7
    の条件を満足することを特徴とする投影光学系。
  17. 前記第1面と前記第2面との距離をLとし、前記第2面上の視野または投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとするとき、
    25<L/(Na×Ic)<63
    の条件を満足することを特徴とする請求項16に記載の投影光学系。
  18. 前記第1面と前記第2面との距離をLとし、前記第2面上の視野または投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとするとき、
    25<L/(Na×Ic)<60
    の条件を満足することを特徴とする請求項16に記載の投影光学系。
  19. 前記第1結像光学系の光軸と前記第3結像光学系の光軸とがほぼ一致するように設定され、
    前記第1結像光学系と前記第2結像光学系との間の光路中に配置された第1偏向鏡と、前記第2結像光学系と前記第3結像光学系との間の光路中に配置された第2偏向鏡とをさらに備えていることを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の投影光学系。
  20. 前記凹面反射鏡の反射面の中心と前記第1結像光学系の光軸との距離をHとし、前記第2面上の視野または投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとするとき、
    6.5<H/(Na×Ic)<15.5
    の条件を満足することを特徴とする請求項19に記載の投影光学系。
  21. 前記凹面反射鏡の反射面の中心と前記第1結像光学系の光軸との距離をHとし、前記第2面上の視野または投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとするとき、
    6.5<H/(Na×Ic)<15.2
    の条件を満足することを特徴とする請求項19に記載の投影光学系。
  22. 前記投影光学系の第1面側の開口数よりも第2面側の開口数の方が大きく設定されていることを特徴とする請求項16乃至21のいずれか1項に記載の投影光学系。
  23. 前記第1面の縮小像を前記第2面上に形成することを特徴とする請求項22に記載の投影光学系。
  24. 前記投影光学系は、少なくとも6つの非球面形状の光学面を有することを特徴とする請求項16乃至23のいずれか1項に記載の投影光学系。
  25. 前記第1結像光学系、前記第2結像光学系および前記第3結像光学系は、それぞれ少なくとも1つの非球面形状の光学面を有することを特徴とする請求項16乃至24のいずれか1項に記載の投影光学系。
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