JPH085542Y2 - ボビン巻線治具 - Google Patents

ボビン巻線治具

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JPH085542Y2
JPH085542Y2 JP1990033972U JP3397290U JPH085542Y2 JP H085542 Y2 JPH085542 Y2 JP H085542Y2 JP 1990033972 U JP1990033972 U JP 1990033972U JP 3397290 U JP3397290 U JP 3397290U JP H085542 Y2 JPH085542 Y2 JP H085542Y2
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JP
Japan
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bobbin
pin
hole
tip
coil
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泉 石井
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案はトランス、チョークコイルを構成するコイル
ボビンに巻線作業を行う時に、コイルボビンを巻線装置
に装着するボビン巻線治具に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種のボビン巻線治具は、ボビン巻線治具のコ
イルボビンの内周に接する部分にボールプランジャを取
付け、コイルボビンの内周がボールプランジャにより接
しており、予めボビン巻線治具のボビン把持部はコイル
ボビンの内径からあるクリアランスを持たせた寸法に作
られているため、コイル巻線時にコイル巻線治具内でボ
ールプランジャが動くためコイルボビンが動き、巻線に
乱れを生ずるため、コイル巻線治具の寸法を厳重に管理
する必要があるなどの問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案はこれらの欠点を除去するため、コイルボビン
の内径寸法のばらつきがあっても、コイルボビンの内径
全体でコイルボビンを把持することが可能なボビン巻線
治具とするものであり、巻線時に巻乱れのない巻線作業
ができるコイル巻線治具を提供することを目的とする。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案によるボビン巻線治具は、ボビン把持部のコイ
ルボビンの内径に挿入する部分には割り溝を設け、ボビ
ン把持部の中心軸にはピンを挿入出来る貫通孔を設け、
ボビン把持部にボビンを挿入後、ボビン把持部の貫通孔
にピンを押し出し把持部の割りを開き、コイルボビンの
内径全体を把持部で保持する。又ピンを引き抜き、ボビ
ン把持部の割りを閉じることによりコイルボビンをボビ
ン把持部より引き出すものである。
従って本考案によるボビン巻線治具とすることによ
り、コイルボビンの内径の寸法のばらつきに関係なくコ
イルボビンを把持することができる。又コイルボビンを
コイル巻線治具へ挿入、あるいは引き抜くとき、コイル
ボビンへ負担をかけることがなく、しかもボビン把持部
を加工する際も寸法精度にそれ程気をつけずに作ること
が出来るため、安価なボビン巻線治具を構成出来る。
即ち本考案は先端の割り溝と中央の通し孔により中心
軸を通り2分され、先端外周に突起と内部の中心軸を通
る貫通孔の先端には先細りのテーパを設けたボビン把持
部と、ボビン把持部の外周を保持し中心軸に沿い貫通孔
を設けたスリーブと、先端に先細りのテーパを設けたピ
ンとから成り、ピンをスリーブとボビン把持部の貫通孔
に挿入し、又は引き抜くことにより、ボビン把持部を開
閉させ、コイルボビンを着脱するよう構成したことを特
徴とするボビン巻線治具である。
〔作用〕
本考案によるボビン巻線治具は、ボビン把持部にはボ
ビン把持部を2分割する割り溝を設け、割り溝の先端に
は断面4角形で、割り溝を中心とする両面に突起を設
け、突起の先はテーパを設けて先細りの形状にし、ボビ
ン把持部の突起先端の内径中央の中心軸には先端に先細
りのテーパを持つピンを、ボビン巻線治具を巻線装置へ
の取付け部側より中心軸の貫通孔を通し挿入、除去出来
る構造とし、ボビン把持部中心軸心にピンを挿入するこ
とにより、ボビン把持部の外径を外方へ拡大し、コイル
ボビンの内径とボビン把持部の外径とを密着させ、巻線
時のコイルボビンの揺らぎをおさえた精度のよい巻線が
出来るボビン巻線治具を構成する。
〔実施例〕
本考案の実施例につき図面を用い説明する。
第1図は本考案によるボビン巻線治具を示す図で、第
1図(a)はピンを挿入した状態に於ける部分破砕平面
図、第1図(b)は正面断面図である。
本考案によるボビン巻線治具は、断面が4角形のボビ
ン把持部1と、ボビン把持部1を外周から保持し、内部
にピン3を案内する貫通孔7を持つスリーブ2とから成
り、ボビン把持部1には先端には割り溝4及び中央部分
には通し孔9、及び先端外周に突起6が設けてあり、ボ
ビン把持部の根本は、スリーブにより外周を止めねじ8
により固定されている。ピン3が抜き取られた状態では
割り溝4の部分は外周ボビン把持部の材料の持つ弾性に
より外周から押しつけられ、ボビン把持部の先端は巾が
狭くなり、コイルボビンの内径に挿入出来る。又、ピン
3は第1図(b)に示すように先端はテーパのある先細
りの形状で、ボビン把持部の突起の部分の中心の内部は
先端へ先細りのテーパが設けてあり、ピンをスリーブの
貫通孔に通しボビン把持部に挿入すると、ボビン把持部
のテーパによりボビン把持部は外方へ寸法を拡大し、ボ
ビン把持部にコイルボビンを挿入し、ピン3をスリーブ
中心軸の貫通孔及びボビン把持部の中心軸の貫通孔に挿
入する時は、ボビン把持部は内側からコイルボビンを密
着固定する。
第2図は本考案によるボビン把持部にコイルボビン11
を固定した時の平面図を示す。尚ピン3のスリーブ、ボ
ビン把持部貫通孔への挿入、あるいは引き抜きはエアシ
リンダにより行う。また、ボビンの自動供給機を使用し
た場合には、ボビンが連なっている供給用棒の先端部
を、ピンの先端部へ押し付けることにより、ピンを後方
へ移動させ、ボビンの供給、取り出しを自動的に行うこ
とができる。
第3図はボビン把持部1、及びスリーブ2に、ピン3
を挿入、又は抜き去った時の図を示し、第3図(a)は
ピン3をボビン把持部1の先端迄矢印Aの方向へ挿入し
た時の図で、ボビン把持部の先端は矢印Bの方向へ拡大
した状態を示し、第3図(b)はその正面断面図を示
す。又第3図(c)はピン3を矢印Cの方向へ抜き取っ
た時の平面図で、ボビン把持部先端は、矢印Dの方向に
外径は小さくなり、第3図(d)はピンを抜き取った後
の正面断面図を示す。
従ってピンを貫通孔に挿入した時は、割り溝を先端に
持つボビン把持部の先端部分は外方へ拡大してコイルボ
ビン内径に密接し、コイルボビンをゆるみなく保持する
ことが出来、又ピンを貫通孔7より除去した時はボビン
把持部は材料の持つ弾性により内側に曲がり、径を小さ
くし、コイルボビンはボビン把持部先端より容易にはず
すことが出来る。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 以上述べたように本考案によるボビン巻線治具は、割
り溝と中央の通し孔により2分され、先端に先細りのテ
ーパを持つボビン把持部と、ボビン把持部を保持しピン
を案内するスリーブと、ボビン把持部とスリーブの中心
軸に先端に先細りのテーパを設けたピンを挿入し、又抜
き去る貫通孔を設けた構造であるので、コイルボビンへ
負荷をかけることなく、コイル巻線治具へのコイルボビ
ンの挿入、引き抜きが可能であり、コイルボビン内径全
体で把持するボビン巻線治具を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるボビン巻線治具を示す図で、第1
図(a)は部分破砕平面図、第1図(b)は正面断面
図。 第2図は本考案によるボビン巻線治具にコイルボビンを
取り付けた正面断面図。 第3図は本考案によるボビン巻線治具の貫通孔にピンを
挿入し、又除去した時の図で、第3図(a)はピンを挿
入した時の部分破砕平面図、第3図(b)はピンを貫通
孔に挿入した時の正面断面図、第3図(c)はピンを貫
通孔より除去した時の部分破砕平面図、第3図(d)は
ピンを貫通孔より除去した時の正面断面図。 1……ボビン把持部、2……スリーブ、3……ピン、4
……割り溝、5……先細りテーパ、6……突起、7……
貫通孔、8……止めねじ、9……通し孔、10……つば、
11……コイルボビン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端の割り溝と中央の通し孔により中心軸
    を通り2分され、先端外周に突起と内部の中心軸を通る
    貫通孔の先端には先細りのテーパを設けたボビン把持部
    と、ボビン把持部の外周を保持し中心軸に沿い貫通孔を
    設けたスリーブと、先端に先細りのテーパを設けたピン
    とから成り、ピンをスリーブとボビン把持部の貫通孔に
    挿入し、又は引き抜くことにより、ボビン把持部を開閉
    させ、コイルボビンを着脱するよう構成したことを特徴
    とするボビン巻線治具。
JP1990033972U 1990-03-29 1990-03-29 ボビン巻線治具 Expired - Fee Related JPH085542Y2 (ja)

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JPH03124621U JPH03124621U (ja) 1991-12-17
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