JP2509955Y2 - ボビン搬送装置及びボビンホルダ - Google Patents

ボビン搬送装置及びボビンホルダ

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JP2509955Y2
JP2509955Y2 JP6944790U JP6944790U JP2509955Y2 JP 2509955 Y2 JP2509955 Y2 JP 2509955Y2 JP 6944790 U JP6944790 U JP 6944790U JP 6944790 U JP6944790 U JP 6944790U JP 2509955 Y2 JP2509955 Y2 JP 2509955Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コイル用ホビンを巻線装置やコイル組立装
置やコイルボビン移動装置等の間でコイル用ボビンを授
受するボビン搬送装置及びボビンホルダに関係する。
〔従来の技術〕
従来、この種のボビン搬送装置は第3図及び第4図に
示すようなボビンホルダ7の先端のボビン把持部1が割
り溝8の構造やボールプランジャ方式でできており、ボ
ビンホルダ7からのボビンの取り外し、取り付けは割り
溝8やボールプランジャ5のばね圧に抗して外部より人
手又はツールにより取り付け、取り外し、移動を行って
いた。
上記のように従来の装置におけるボビンホルダからボ
ビンを移動する場合、ボビンに負荷がかかり、ボビンを
破損させたり人手により注意深く扱う必要がある等の問
題があり、又、ボビンの移動の自動化が困難であった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案はこれらの欠点を除去するため、各装置に取り
付けられたボビンホルダからのボビンの抜き差しや移動
に負荷をかけることなしに行うことが可能で、巻線装置
や組立装置やその他の装置の間のボビンのやり取りを力
加減無しに行える自動化がし易いボビン搬送装置及びボ
ビンホルダを提供しようとするものである。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、前述の課題を解決するため、コイル巻線装
置やコイル組立装置等の装置においてボビンを保持する
ボビンホルダの構造をボビンホルダの先端を押しつけ合
うことにより、ボビンホルダの一方に保持されているボ
ビンを開放し、装置から装置へボビンを移動用ピン等で
殆ど抵抗なく移すことが可能な構造のボビンホルダを2
個組合せ使用したボビン搬送装置及びボビンホルダであ
る。
即ち、コイル用ボビンに巻線を行う巻線装置や、巻線
されたコイル用ボビンを磁心に組付ける組立装置や、そ
の間でコイル用ボビンを移動させる装置等の間でコイル
用ボビンを授受するボビン搬送装置において、前記の装
置の、一の装置と二の装置に各々向かい合うよう設けら
れた2個のボビンホルダより成り、該ボビンホルダは各
々割り溝の入ったボビン把持部、該ボビン把持部の割り
溝を開閉するためのピン、該ピンを押し出すためのスプ
リング及び前述のボビン把持部、ピン、スプリングを収
納するスリーブ、取付部により構成され、先端部に突出
したピンを押し込むことによりボビン把持部の割り溝が
閉じ、把持しているボビンを開放する構造で、一の装置
のボビンホルダと、二の装置のボビンホルダを向い合わ
せ、この2つのボビンホルダの先端部に突き出ているピ
ンの先端を互いに合わせ押し合うことによりボビン把持
部の割り溝を閉じさせ、ボビンを開放し、一の装置から
二の装置へボビンの移動が容易に行われ、然る後ボビン
ホルダを離しピンを元の状態にスプリングにより押し出
させることによりボビン把持部の割り溝を開きボビンを
固定する2個のボビンホルダにより二つの装置間でボビ
ンを授受する構造を特徴とするボビン搬送装置を提供す
る。
また、本発明は、ボビンホルダは割り溝の入ったボビ
ン把持部、該ボビン把持部を開閉するピン、該ピンを押
し出すスプリング及び前記ボビン把持部、ピン、スプリ
ングを収納するスリーブ、取付部から成り、ピンをスプ
リングの力により押し出しボビン把持部の割り溝を広げ
ることによりボビンを固定でき、ピンを押し込みボビン
把持部の割り溝を閉じることによりボビンを開放する構
造を有することを特徴とするボビンホルダである。
〔作用〕
先端部に突出部が突出するピンを押し込むことにより
ボビン把持部に取り付けられたボビンを開放し、殆ど抵
抗なくボビンを取り付け、ボビンを取り外しのできるボ
ビンホルダを2個組合せ互いに向い合って押しつけるこ
とにより双方のピンが押し込まれ2つのボビンホルダか
らボビンが開放され、一方から他方へ殆ど抵抗なくピン
等簡単な装置でボビンを移動させることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例について図面を用いて以下説明する。
第1図は、本実施例のボビン搬送装置に使用するボビ
ンホルダの一例を示し、第1図(a)は正面部分断面
図、第1図(b)は上面部分断面図である。
第2図は、本考案のボビン搬送装置の動作を説明する
正面部分断面図である。
第1図において、ボビンホルダ7は巻線装置の巻線部
に取り付けられる取付部17と、ボビン把持部1及びこれ
らを貫通する中空孔10とから構成されている。また取付
部17と、スリーブ4と、ボビン把持部1は一体で形成さ
れている。またボビンをボビン把持部1に貫通し、ボビ
ンを固定するようになっている。ボビンをボビン把持部
1に固定すると、ボビンホルダ7はボビンとともに軸芯
を中心に回転し、巻枠に巻線される。スリーブ4は軸芯
方向に直交する段部を形成し、ボビンをボビン把持部1
に貫通して固定するときのボビンのストッパーになって
いる。つぎに、ボビンホルダはボビンを固定する構造を
下記に示す。ボビンホルダ7は軸芯方向に先細の形状の
ピン2を挿入するため中空孔10を有し中空孔10はピン2
とほぼ同一形状を有し、ボビン把持部1と、スリーブ4
と、取付部17を貫通し空洞を形成している。ボビン把持
部1は太くなったり細くなったりするために、軸芯方向
に割り溝8を有する。割り溝8はボビン把持部1の軸芯
に平行に径に直交するように形成されている。また、割
り溝8はスリーブ4の近傍まで到達する。ボビン挿入孔
9(図2参照)の内部にボビン把持部1の外周が面で接
するように前記割り溝8が溝の根本を支点として径方向
に開いたり閉じたりすることによりボビン把持部1が太
くなったり細くなったりする。先細の形状のピン2とそ
のピン2を収納するピン2とほぼ同形の中空孔10にはピ
ン2の斜面部11と中空孔の斜面部12を有している。ま
た、ピン2はスプリング3に接続されており、左側に
(矢印13方向)に押圧されている。ピンの斜面部11が中
空孔の斜面部12を押すことにより、割り溝8が開き、ボ
ビン把持部1が太くなる。取付部17の中空部19にはスプ
リング3が抜けないように右端部にストッパー18を設
け、それによりスプリング3及びピン2が止められてい
る。ピン2には軸方向に直交するスプリング用鍔16を有
し、スプリング用鍔16によってスプリング3をピン2に
引っ掛けて止めている。
第1図のボビンホルダ7において、ボビン把持部1は
中空の筒状で割り溝8が前述の側面の根本まで設けら
れ、その内側に該割り溝8を開閉するための段又はピン
の斜面部11を加工し、ピン2が収納され、その後方のス
リーブ4には該ピンを押し出すスプリング3が収納され
ている。本ボビンホルダ5はスプリング3によりピン2
をボビン把持部1の先端方向へ押し出すことによりボビ
ン把持部1の割り溝8を開いて、その外側に挿入された
ボビンを固定し、又ピン2の先端を押し込むことにより
ボビン把持部1の割り溝8が閉じ、その外側に固定され
ていたボビンは開放され自由に移動させることができる
構造である。
第2図に示すように、本考案の実施例として上述のボ
ビンホルダを2個準備し、コイル巻線機(図示せず)に
取り付けたボビンホルダ7と、コイル組立機(図示せ
ず)に取り付けたボビンホルダ71の間のボビンの搬送に
ついて説明する。
第2図(a)に示すように、各々のボビンホルダ7、
71を取り付けた各装置の腕は二つのボビンホルダ7、71
が向い合うよう位置している。第2図(b)のように2
つのボビンホルダ7、71は互いにピン2の先端を向かい
合わせ、各装置の腕を押し合うことにより、第2図
(c)のように2つのボビンホルダ7、71のボビン把持
部1が閉じ、コイル巻線機側のボビンホルダ7上のボビ
ン6はボビン挿入孔9が開放され自由に移動できる状態
になる。この状態で第2図(d)のようにボビン移動機
構(図示せず)によりボビン6に負荷をかけることなく
コイル組立機側のボビンホルダ71に移動される。第2図
(e)および第2図(f)のように、2つの装置の腕が
もどり、ボビンホルダ71のピン2もスプリングにより戻
り、コイル組立機側のボビンホルダ71にボビン6は固定
され次の動作に入る。
以上説明したように、ボビンへの負荷をかけることな
くボビンを装置間で移動できる。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 以上述べたごとく本考案の装置を用いることにより、
コイル用ボビンに負荷をかけることなく装置間の移動が
可能であり、移動後はスプリングの力によりピンが押し
出され固定されるので他の作業工程に移せ、またピン同
士の押し合いでボビンを解放できるため自動化がし易く
できるため、経済的なコイル用ボビン搬送装置及びボビ
ンホルダが提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のボビン搬送装置に使用するボビンホル
ダを示し、第2図(a)は正面部分断面図、第2図
(b)は上面部分断面図である。第2図(c)はボビン
ホルダの突出部が中空孔へ戻った上面部分断面図。第2
図(d)はボビンが一の装置より二の装置へ移動したこ
とを示す上面部分断面図。第2図(e)はピンが戻りボ
ビンが二の装置に把持されたことを示す上面部分断面
図。第2図(f)は一の装置から二の装置の腕が戻り、
コイル組立機側のボビンホルダにボビンが固定されたこ
とを示す上面部分断面図。 第2図(a)から第2図(f)は、本考案のボビン搬送
装置の動作を説明する正面部分断面図である。 第3図は従来の巻線機等で使用されている割り型のボビ
ン把持部を持つボビンホルダの正面図である。 第4図は従来の巻線機等で使用されているボールプラン
ジャ型のボビン把持部を持つボビンホルダの正面部分断
面図である。 1……ボビン把持部、2……ピン、3……スプリング、
4……スリーブ、5……ボールプランジャ、6……ボビ
ン、7,71……ボビンホルダ、8……割り溝、9……挿入
孔、10……中空孔、11……ピンの斜面部、12……中空孔
の斜面部、13……矢印、14……(ピン先端)突出部、16
……スプリング用鍔、17……取付部、18……ストッパ
ー、19……中空部、20……(ボビン)取付用鍔。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル用ボビンに巻線を行う巻線装置や、
    巻線されたコイル用ボビンを磁心に組付ける組立装置
    や、その間でコイル用ボビンを移動させる装置等の間で
    コイル用ボビンを授受するボビン搬送装置において、前
    記の装置の、一の装置と二の装置に各々向かい合うよう
    設けられた2個のボビンホルダより成り、該ボビンホル
    ダは各々割り溝の入ったボビン把持部、該ボビン把持部
    の割り溝を開閉するためのピン、該ピンを押し出すため
    のスプリング及び前述のボビン把持部、ピン、スプリン
    グを収納するスリーブ、取付部により構成され、先端部
    に突出したピンを押し込むことによりボビン把持部の割
    り溝が閉じ、把持しているボビンを開放する構造で、一
    の装置のボビンホルダと、二の装置のボビンホルダを向
    い合わせ、この2つのボビンホルダの先端部に突き出て
    いるピンの先端を互いに合わせ押し合うことによりボビ
    ン把持部の割り溝を閉じさせ、ボビンを開放し、一の装
    置から二の装置へボビンの移動が容易に行われ、然る後
    ボビンホルダを離しピンを元の状態にスプリングにより
    押し出させることによりボビン把持部の割り溝を開きボ
    ビンを固定する2個のボビンホルダにより二つの装置間
    でボビンを授受する構造を特徴とするボビン搬送装置。
  2. 【請求項2】ボビンホルダは割り溝の入ったボビン把持
    部、該ボビン把持部を開閉するピン、該ピンを押し出す
    スプリング及び前記ボビン把持部、ピン、スプリングを
    収納するスリーブ、取付部から成り、ピンをスプリング
    の力により押し出しボビン把持部の割り溝を広げること
    によりボビンを固定でき、ピンを押し込みボビン把持部
    の割り溝を閉じることによりボビンを開放する構造を有
    することを特徴とするボビンホルダ。
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