JPH085317B2 - サンル−フのガイドレ−ル取付構造 - Google Patents
サンル−フのガイドレ−ル取付構造Info
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- JPH085317B2 JPH085317B2 JP62048306A JP4830687A JPH085317B2 JP H085317 B2 JPH085317 B2 JP H085317B2 JP 62048306 A JP62048306 A JP 62048306A JP 4830687 A JP4830687 A JP 4830687A JP H085317 B2 JPH085317 B2 JP H085317B2
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- Japan
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- sunroof
- guide rail
- opening
- glass panel
- panel
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はサンルーフのガイドレール取付構造に関し、
特にヘッドクリアランスを拡大し得るサンルーフのガイ
ドレール取付構造に関する。
特にヘッドクリアランスを拡大し得るサンルーフのガイ
ドレール取付構造に関する。
〈従来の技術〉 車輌の屋根に設けられた開口部と、その開口部を開閉
し得るサンルーフパネルとを有し、そのサンルーフパネ
ルをチルティングまたはスライドし得るようにしたサン
ルーフが知られている。このようなサンルーフのスライ
ド機構として、例えばサンルーフパネルの両側縁部の前
後部にサンルーフパネルを支持するためのステイをそれ
ぞれ設け、屋根側フレームに固設されたガイドレールに
よりステイをガイドして、サンルーフパネルをスライド
し得るようにしたものがある。
し得るサンルーフパネルとを有し、そのサンルーフパネ
ルをチルティングまたはスライドし得るようにしたサン
ルーフが知られている。このようなサンルーフのスライ
ド機構として、例えばサンルーフパネルの両側縁部の前
後部にサンルーフパネルを支持するためのステイをそれ
ぞれ設け、屋根側フレームに固設されたガイドレールに
よりステイをガイドして、サンルーフパネルをスライド
し得るようにしたものがある。
一方、このようなサンルーフとして、採光による爽快
感を得るためにガラスサンルーフを用いることがある
が、強い陽射しの中を走行する際には、ガラスサンルー
フからの直射日光を遮るために、更にサンシェードを設
けると良い。
感を得るためにガラスサンルーフを用いることがある
が、強い陽射しの中を走行する際には、ガラスサンルー
フからの直射日光を遮るために、更にサンシェードを設
けると良い。
ところで、このようなサンルーフを装着した際に、ガ
ラスパネルを閉じた状態でガラスパネルの上面と屋根の
上面とに段差を生じている場合には、美観の上からも、
ガラスパネルの上面と屋根との上面とが略連続した面を
なすようにその段差を調整している。段差を調整する際
には一般に、ガラスパネルの高さを調整することにより
行っており、ガラスパネルとステイとの間にシムを挟み
込んでいる。そのため、例えば実公昭58−27851号公報
に開示されているように、ガラスパネルとステイとの結
合には、着脱自在な結合ねじ手段としてのボルトを用い
ており、更に作業性を容易にするためにその結合部を室
内側開口部の内側に設けている。
ラスパネルを閉じた状態でガラスパネルの上面と屋根の
上面とに段差を生じている場合には、美観の上からも、
ガラスパネルの上面と屋根との上面とが略連続した面を
なすようにその段差を調整している。段差を調整する際
には一般に、ガラスパネルの高さを調整することにより
行っており、ガラスパネルとステイとの間にシムを挟み
込んでいる。そのため、例えば実公昭58−27851号公報
に開示されているように、ガラスパネルとステイとの結
合には、着脱自在な結合ねじ手段としてのボルトを用い
ており、更に作業性を容易にするためにその結合部を室
内側開口部の内側に設けている。
しかしながら、一般にサンシェードを設ける場合に
は、シム、ステイ、ボルト、及びボルトの目隠しのため
のカバーなどの分だけガラスパネルから下げた位置に設
けることとなり、その分のヘッドクリアランスが減少す
るという問題がある。また、室内側開口部の内側部分に
カバーなどがあるため、開口部の幅方向が狭まり、サン
シェードを開けた際に、ガラスパネルの実質的なガラス
部分の面積が小さいという問題がある。
は、シム、ステイ、ボルト、及びボルトの目隠しのため
のカバーなどの分だけガラスパネルから下げた位置に設
けることとなり、その分のヘッドクリアランスが減少す
るという問題がある。また、室内側開口部の内側部分に
カバーなどがあるため、開口部の幅方向が狭まり、サン
シェードを開けた際に、ガラスパネルの実質的なガラス
部分の面積が小さいという問題がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目
的は、サンルーフを装着した場合に於けるヘッドクリア
ランスを拡大し得るサンルーフのガイドレールの取付構
造を提供することにある。
的は、サンルーフを装着した場合に於けるヘッドクリア
ランスを拡大し得るサンルーフのガイドレールの取付構
造を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、車輌の屋根に設
けられた開口部と、該開口部を開閉可能なサンルーフパ
ネルと、該サンルーフパネルにの下面に固着された支持
部材と、前記サンルーフパネルを開閉自在に前記支持部
材を介してガイドするべく前記屋根の下側に設けられた
サンルーフフレームに固設されたガイドレールとを有す
るサンルーフのガイドレール取付構造であって、前記ガ
イドレールが前記サンルーフフレームの上面に着脱自在
な結合手段により固設されていると共に、前記屋根の上
面と前記サンルーフパネルの上面との段差を調整するた
めの高さ調整手段が前記サンルーフフレームと前記ガイ
ドレールとの間に設けられていることを特徴とするサン
ルーフのガイドレール取付構造を提供することにより達
成される。
けられた開口部と、該開口部を開閉可能なサンルーフパ
ネルと、該サンルーフパネルにの下面に固着された支持
部材と、前記サンルーフパネルを開閉自在に前記支持部
材を介してガイドするべく前記屋根の下側に設けられた
サンルーフフレームに固設されたガイドレールとを有す
るサンルーフのガイドレール取付構造であって、前記ガ
イドレールが前記サンルーフフレームの上面に着脱自在
な結合手段により固設されていると共に、前記屋根の上
面と前記サンルーフパネルの上面との段差を調整するた
めの高さ調整手段が前記サンルーフフレームと前記ガイ
ドレールとの間に設けられていることを特徴とするサン
ルーフのガイドレール取付構造を提供することにより達
成される。
〈作用〉 このようにすれば、サンルーフパネルとその支持部材
とを着脱自在な結合手段により結合する必要がなくなる
ことから、結合部を室内側開口部の外側に設けることが
でき、室内側開口部の内側には結合部やその結合部のカ
バーなどがないため、ヘッドクリアランス及び開口部の
幅方向を拡大することが可能となる。また、サンルーフ
フレームとその上面に固設されたガイドレールとの間に
設けられた高さ調整手段によりサンルーフパネルの高さ
調整を行うことから、高さ調整によるサンルーフフレー
ムの車室内への張り出しを無くすことができる。
とを着脱自在な結合手段により結合する必要がなくなる
ことから、結合部を室内側開口部の外側に設けることが
でき、室内側開口部の内側には結合部やその結合部のカ
バーなどがないため、ヘッドクリアランス及び開口部の
幅方向を拡大することが可能となる。また、サンルーフ
フレームとその上面に固設されたガイドレールとの間に
設けられた高さ調整手段によりサンルーフパネルの高さ
調整を行うことから、高さ調整によるサンルーフフレー
ムの車室内への張り出しを無くすことができる。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添附の図面について詳し
く説明する。
く説明する。
第1図は本発明が適用されたサンルーフの全体を概略
的に示す透視図である。車輌の屋根1には開口部2が開
設されており、その開口部2にはサンルーフパネルをな
すガラスパネル3が開閉自在に設けられている。屋根1
の室内側にはサンルーフフレーム4が屋根1の下面と所
定の間隔をもって固設されている。サンルーフフレーム
4には、屋根1の開口部2と対応するように、室内側開
口部5が開設されていると共に、室内側開口部5の両側
方部に車輌の前方部から後方部に至るまで1対のガイド
レール6が互いに平行に固設されている。
的に示す透視図である。車輌の屋根1には開口部2が開
設されており、その開口部2にはサンルーフパネルをな
すガラスパネル3が開閉自在に設けられている。屋根1
の室内側にはサンルーフフレーム4が屋根1の下面と所
定の間隔をもって固設されている。サンルーフフレーム
4には、屋根1の開口部2と対応するように、室内側開
口部5が開設されていると共に、室内側開口部5の両側
方部に車輌の前方部から後方部に至るまで1対のガイド
レール6が互いに平行に固設されている。
ガラスパネル3の両側部の下面には前方部の支持部材
としてのフロントステイ7、及び後方部の支持部材を構
成するリヤステイ8がそれぞれ固設されている。フロン
トステイ7がガイドレール6にその長手方向にスライド
自在にガイドされていると共に、リヤステイ8がリンク
機構9を介して同様にガイドレール6にガイドされて、
ガラスパネル3がガイドレール6によりスライド自在に
支持されている。尚、ガラスパネル3の周縁には防水の
ためのシール手段を持つウェザーストリップ10が固着さ
れており、ガラスパネル3を閉じた状態にてウェザース
トリップ10を介して開口部2が密閉される。
としてのフロントステイ7、及び後方部の支持部材を構
成するリヤステイ8がそれぞれ固設されている。フロン
トステイ7がガイドレール6にその長手方向にスライド
自在にガイドされていると共に、リヤステイ8がリンク
機構9を介して同様にガイドレール6にガイドされて、
ガラスパネル3がガイドレール6によりスライド自在に
支持されている。尚、ガラスパネル3の周縁には防水の
ためのシール手段を持つウェザーストリップ10が固着さ
れており、ガラスパネル3を閉じた状態にてウェザース
トリップ10を介して開口部2が密閉される。
リンク機構9にはワイヤの外周部に螺旋状に線材を巻
回してなる公知のプッシュプルケーブル11の遊端部が連
結されている。プッシュプルケーブル11は、両リンク機
構9からそれぞれ後方に延出され、サンルーフフレーム
4後方中央部に固設されたサンルーフモータ12内にて駆
動ギヤにそれぞれ歯合している。このサンルーフモータ
12を回転させることにより、プッシュプルケーブル11を
介してリンク機構9が作動して、ガラスパネル3が開口
部2後方の屋根1とサンルーフフレーム4との間の部分
に格納されることとなる。
回してなる公知のプッシュプルケーブル11の遊端部が連
結されている。プッシュプルケーブル11は、両リンク機
構9からそれぞれ後方に延出され、サンルーフフレーム
4後方中央部に固設されたサンルーフモータ12内にて駆
動ギヤにそれぞれ歯合している。このサンルーフモータ
12を回転させることにより、プッシュプルケーブル11を
介してリンク機構9が作動して、ガラスパネル3が開口
部2後方の屋根1とサンルーフフレーム4との間の部分
に格納されることとなる。
また、ガラスパネル3を通過する直射日光を遮蔽する
ために、室内側開口部5を開閉するサンシェード13がそ
の両側縁部にてガイドレール6によりスライド自在に支
持されて設けられている。尚、このサンシェード13も、
車輌後方にスライドさせることにより、ガイドレール6
にガイドされて、屋根1とサンルーフフレーム4との間
の部分に格納される。
ために、室内側開口部5を開閉するサンシェード13がそ
の両側縁部にてガイドレール6によりスライド自在に支
持されて設けられている。尚、このサンシェード13も、
車輌後方にスライドさせることにより、ガイドレール6
にガイドされて、屋根1とサンルーフフレーム4との間
の部分に格納される。
第2図は第1図に示すII−II線について見た断面図で
あり、第3図は第2図に示すIII−III線について見た断
面図である。第2図及び第3図に示されるようにガラス
パネル3の端縁部には、その端縁部の下方及び周縁部を
支持すると共に保護する枠14が接着剤15により固着され
ている。また、前記したようにガラスパネル3の端縁部
及び枠14の外方端部を覆うウェザーストリップ10が、開
口部2の内周縁に当接するように固着されていると共
に、枠14の内側端部にもモール16が固着されている。
あり、第3図は第2図に示すIII−III線について見た断
面図である。第2図及び第3図に示されるようにガラス
パネル3の端縁部には、その端縁部の下方及び周縁部を
支持すると共に保護する枠14が接着剤15により固着され
ている。また、前記したようにガラスパネル3の端縁部
及び枠14の外方端部を覆うウェザーストリップ10が、開
口部2の内周縁に当接するように固着されていると共
に、枠14の内側端部にもモール16が固着されている。
ガラスパネル3側部の前方部の枠14の下面には前記し
たフロントステイ7の基端部17がリベット18により固着
されている。フロントステイ7は、枠14の下面に沿って
ガラスパネル3の中央側に向けて延出した後に下方に向
けて略直角に曲折され、更にその遊端部19をガラスパネ
ル3の端縁部側に向けて略直角に曲折されている。尚、
遊端部19にはスライダ20が一体的に固着されている。
たフロントステイ7の基端部17がリベット18により固着
されている。フロントステイ7は、枠14の下面に沿って
ガラスパネル3の中央側に向けて延出した後に下方に向
けて略直角に曲折され、更にその遊端部19をガラスパネ
ル3の端縁部側に向けて略直角に曲折されている。尚、
遊端部19にはスライダ20が一体的に固着されている。
このようにしてガラスパネル3の側縁部に固設された
フロントステイ7の下方にはガイドレール6が設けられ
ている。ガイドレール6は、前記したように屋根1の前
方部から後方部に至るまでガラスパネル3のスライド範
囲に亘って延在しているが、その全長に亘って設けられ
た第1のガイドレール21と、第1のガイドレール21の車
輌後方部分に一体的に設けられた後記する第2のガイド
レール22とからなる。
フロントステイ7の下方にはガイドレール6が設けられ
ている。ガイドレール6は、前記したように屋根1の前
方部から後方部に至るまでガラスパネル3のスライド範
囲に亘って延在しているが、その全長に亘って設けられ
た第1のガイドレール21と、第1のガイドレール21の車
輌後方部分に一体的に設けられた後記する第2のガイド
レール22とからなる。
第1のガイドレール21は、サンルーフフレーム4の上
面に固設される薄板状の平坦部23と、平坦部23の室内側
開口部5側端部にて立設するようにして室内側開口部5
内側に向けて開設されたガイド溝部24とを有している。
この平坦部23を貫通するように、サンルーフフレーム4
にはボルト25が溶着されて立設しており、このボルト25
にナット26を螺合することにより、第1のガイドレール
21がサンルーフフレーム4に固設されている。
面に固設される薄板状の平坦部23と、平坦部23の室内側
開口部5側端部にて立設するようにして室内側開口部5
内側に向けて開設されたガイド溝部24とを有している。
この平坦部23を貫通するように、サンルーフフレーム4
にはボルト25が溶着されて立設しており、このボルト25
にナット26を螺合することにより、第1のガイドレール
21がサンルーフフレーム4に固設されている。
第1のガイドレール21のガイド溝部24内には、フロン
トステイ7の遊端部19に固着されたスライダ20が長手方
向にスライド自在に受容されており、ガラスパネル3の
両側部の前方部がフロントステイ7を介して第1のガイ
ドレール21にスライド自在に支持されている。尚、この
ガイド溝部24にはサンシェード13の側縁部もスライド自
在に受容されており、ガラスパネル3を後方に向けてス
ライドさせた際に、フロントステイ7とサンシェード13
の側縁部の前端部とが係合し、サンシェード13も後方に
スライドさせられることとなる。
トステイ7の遊端部19に固着されたスライダ20が長手方
向にスライド自在に受容されており、ガラスパネル3の
両側部の前方部がフロントステイ7を介して第1のガイ
ドレール21にスライド自在に支持されている。尚、この
ガイド溝部24にはサンシェード13の側縁部もスライド自
在に受容されており、ガラスパネル3を後方に向けてス
ライドさせた際に、フロントステイ7とサンシェード13
の側縁部の前端部とが係合し、サンシェード13も後方に
スライドさせられることとなる。
サンルーフフレーム4の上面には、サンルーフフレー
ム4の側壁27と共に開口部2の内周縁の下方に雨樋28を
形成すべく、L字形断面をなす仕切り部材29が、その短
辺部を側壁27と対峙させるように、その長辺部を例えば
スポット溶接により固着されている。
ム4の側壁27と共に開口部2の内周縁の下方に雨樋28を
形成すべく、L字形断面をなす仕切り部材29が、その短
辺部を側壁27と対峙させるように、その長辺部を例えば
スポット溶接により固着されている。
このようにサンルーフフレーム4に一体的に固着され
た仕切り部材29と第1のガイドレール21との間には、第
1のガイドレール21の高さを調整することにより、ガラ
スパネル3の前方部の高さを調整するための高さ調整手
段としてのシム30が挾設されている。従って、厚さの異
なるシム30を適宜用いて、第1のガイドレール21の高さ
を調整することにより、フロントステイ7を介してガラ
スパネル3の前方部が上下方向に移動し得るため、ガラ
スパネル3の前方部の上面と屋根1との上面との段差を
好適に調整することができる。
た仕切り部材29と第1のガイドレール21との間には、第
1のガイドレール21の高さを調整することにより、ガラ
スパネル3の前方部の高さを調整するための高さ調整手
段としてのシム30が挾設されている。従って、厚さの異
なるシム30を適宜用いて、第1のガイドレール21の高さ
を調整することにより、フロントステイ7を介してガラ
スパネル3の前方部が上下方向に移動し得るため、ガラ
スパネル3の前方部の上面と屋根1との上面との段差を
好適に調整することができる。
第4図は第1図に示すIV−IV線について見た断面図で
あり、第5図は第4図に示すV−V線について見た断面
図である。第4図及び第5図に示されるように、枠14の
下面には、ガラスパネル3側部の後方部を支持するため
のL字型断面部を有するリヤステイ8がその一辺部をリ
ベット31により固着されている。リヤステイ8の他辺部
には、ナット38が溶接により固着されており、ナット38
に螺合されたボルト33を介して、リンク機構9を構成す
る長板状のリンク部材32の一端部とリヤステイ8とが互
いに回動自在に枢支されている。
あり、第5図は第4図に示すV−V線について見た断面
図である。第4図及び第5図に示されるように、枠14の
下面には、ガラスパネル3側部の後方部を支持するため
のL字型断面部を有するリヤステイ8がその一辺部をリ
ベット31により固着されている。リヤステイ8の他辺部
には、ナット38が溶接により固着されており、ナット38
に螺合されたボルト33を介して、リンク機構9を構成す
る長板状のリンク部材32の一端部とリヤステイ8とが互
いに回動自在に枢支されている。
また、前記と同様に、サンルーフフレーム4にボルト
34が溶着されて立設しており、このボルト34にナット35
を螺合することにより、第2のガイドレール22が第1の
ガイドレール21と共締めされ、かつ第1のガイドレール
21の車輌後方部分の平坦部23の上面に一体的に固設され
ている。
34が溶着されて立設しており、このボルト34にナット35
を螺合することにより、第2のガイドレール22が第1の
ガイドレール21と共締めされ、かつ第1のガイドレール
21の車輌後方部分の平坦部23の上面に一体的に固設され
ている。
第2のガイドレール22にはクレビス36が長手方向にス
ライド自在に係合している。クレビス36には前記したリ
ンク部材32の他端部がピン37を介して枢支されており、
リヤステイ8とクレビス36とがリンク部材32を介して連
結され、このようにしてリンク機構9が構成されてい
る。
ライド自在に係合している。クレビス36には前記したリ
ンク部材32の他端部がピン37を介して枢支されており、
リヤステイ8とクレビス36とがリンク部材32を介して連
結され、このようにしてリンク機構9が構成されてい
る。
第2のガイドレール22には、第1のガイドレール21の
ガイド溝部24に所定の間隔をもって対峙するブロック部
41が一体的に形成されており、このブロック部41とガイ
ド溝部24との間にてクレビス36がスライド自在に受容さ
れている。ブロック部41内にはガイド溝部24と平行する
ようにガイド孔42が穿設されており、更にブロック部41
のガイド溝部24側にはガイド孔42と連通するスロット43
が開設されている。
ガイド溝部24に所定の間隔をもって対峙するブロック部
41が一体的に形成されており、このブロック部41とガイ
ド溝部24との間にてクレビス36がスライド自在に受容さ
れている。ブロック部41内にはガイド溝部24と平行する
ようにガイド孔42が穿設されており、更にブロック部41
のガイド溝部24側にはガイド孔42と連通するスロット43
が開設されている。
クレビス36の側方部にはアーム部44がスロット43を貫
通するように突設されており、アーム部44の遊端部に一
体的に形成された円筒形状のガイド部材45がガイド孔42
に同軸的にかつスライド自在に受容されている。ガイド
部材45にはプッシュプルケーブル11の遊端部が同軸的に
固着されており、前記したようにサンルーフモータ12を
駆動させることによりプッシュプルケーブル11が進退
し、第3図及び第5図の想像線にて示されるように、リ
ンク機構9の作動によりガラスパネル3が移動して、屋
根1の後部とサンルーフフレーム4との間に郭成された
空室内に格納されることとなる。
通するように突設されており、アーム部44の遊端部に一
体的に形成された円筒形状のガイド部材45がガイド孔42
に同軸的にかつスライド自在に受容されている。ガイド
部材45にはプッシュプルケーブル11の遊端部が同軸的に
固着されており、前記したようにサンルーフモータ12を
駆動させることによりプッシュプルケーブル11が進退
し、第3図及び第5図の想像線にて示されるように、リ
ンク機構9の作動によりガラスパネル3が移動して、屋
根1の後部とサンルーフフレーム4との間に郭成された
空室内に格納されることとなる。
ガイドレール6には、第5図に示されるガラスパネル
3の全閉位置にて、クレビス36の前端部が当接するよう
にストッパ46が設けられている。ストッパ46にはクラン
ク形断面をなすブラケット47の一端部がモールドにより
一体的に固着されている。このブラケット47の他端部
が、前記したボルト34とナット35とを用いて、第2のガ
イドレール22の端部に固着されている。尚、第2のガイ
ドレール22の図示されない他方の端部も、同様にボルト
及びナットを用いてサンルーフフレーム4に固設されて
いる。
3の全閉位置にて、クレビス36の前端部が当接するよう
にストッパ46が設けられている。ストッパ46にはクラン
ク形断面をなすブラケット47の一端部がモールドにより
一体的に固着されている。このブラケット47の他端部
が、前記したボルト34とナット35とを用いて、第2のガ
イドレール22の端部に固着されている。尚、第2のガイ
ドレール22の図示されない他方の端部も、同様にボルト
及びナットを用いてサンルーフフレーム4に固設されて
いる。
ストッパ46にはクレビス36との当接端から車輌前方に
向けてスロープ部48が形成されている。リヤステイ8に
は一体的に曲げ加工されたガイド部49がスロープ部48の
斜面に摺接可能なように形成されており、ガラスパネル
3が想像線により示される状態から車輌前方への移動の
際に、矢印Aにより示されるように案内されて、開口部
2が全閉されることとなる。
向けてスロープ部48が形成されている。リヤステイ8に
は一体的に曲げ加工されたガイド部49がスロープ部48の
斜面に摺接可能なように形成されており、ガラスパネル
3が想像線により示される状態から車輌前方への移動の
際に、矢印Aにより示されるように案内されて、開口部
2が全閉されることとなる。
また、前記したボルト34部には、第1のガイドレール
21と第2のガイドレール22との間に、前記したガラスパ
ネル3の前方部と同様に高さ調整手段としてのシム51は
挾設されている。従って、ガラスパネル3の後方部の上
面と屋根1の上面との段差が調整されることとなる。
21と第2のガイドレール22との間に、前記したガラスパ
ネル3の前方部と同様に高さ調整手段としてのシム51は
挾設されている。従って、ガラスパネル3の後方部の上
面と屋根1の上面との段差が調整されることとなる。
このようにして構成されたサンルーフのガラスパネル
3の高さを調整する際には、前記したように前方部のボ
ルト25固設部の仕切り部材29と第1のガイドレール21と
の間、及び後方部のボルト34固設部の第1のガイドレー
ル21と第2のガイドレール22との間に、それぞれシム3
0、51を介装するため各ボルト25、34に螺合されたナッ
ト26、35を緩めることとなるが、その作業を容易にする
べく、先ずガラスパネル3を屋根1の後部とサンルーフ
フレーム4との間に格納して開口部2を全開状態にす
る。次に、ナット26、35を緩め、前記したようにシム30
を介装してガラスパネル3の高さを調整した後に、再度
ナット26、35を締め付ける。そして、ガラスパネル3を
全閉状態に戻して、ガラスパネル3の上面と屋根1の上
面との段差を確認する。
3の高さを調整する際には、前記したように前方部のボ
ルト25固設部の仕切り部材29と第1のガイドレール21と
の間、及び後方部のボルト34固設部の第1のガイドレー
ル21と第2のガイドレール22との間に、それぞれシム3
0、51を介装するため各ボルト25、34に螺合されたナッ
ト26、35を緩めることとなるが、その作業を容易にする
べく、先ずガラスパネル3を屋根1の後部とサンルーフ
フレーム4との間に格納して開口部2を全開状態にす
る。次に、ナット26、35を緩め、前記したようにシム30
を介装してガラスパネル3の高さを調整した後に、再度
ナット26、35を締め付ける。そして、ガラスパネル3を
全閉状態に戻して、ガラスパネル3の上面と屋根1の上
面との段差を確認する。
尚、本発明は上記実施例のサンシェード13とガラスパ
ネル3とを用いるサンルーフに限定されず、例えば鋼板
製のパネルを用いるサンルーフにも適用されるものであ
る。また、サンルーフパネルと支持部材との結合部がガ
イドレール6に対して室内側開口部内側に設けられてい
ても、結合手段にリベットなどを用いることにより、結
合部に於ける室内側への突出量が小さいため、ヘッドク
リアランスを拡大することができる。
ネル3とを用いるサンルーフに限定されず、例えば鋼板
製のパネルを用いるサンルーフにも適用されるものであ
る。また、サンルーフパネルと支持部材との結合部がガ
イドレール6に対して室内側開口部内側に設けられてい
ても、結合手段にリベットなどを用いることにより、結
合部に於ける室内側への突出量が小さいため、ヘッドク
リアランスを拡大することができる。
更に、本発明は上記実施例に示したスライド式サンル
ーフに限定されず、例えばチルト式サンルーフにあって
も、そのチルト機構部にスライド式リンク機構を用いた
場合にはガイドレールを設けており、上記実施例と同様
にフレームとガイドレールとの間にシム51を介装する等
して、サンルーフパネルの後方部の高さを調整を好適に
行うことができるため、チルト式サンルーフにも適用さ
れるものである。尚、このチルト式サンルーフにあって
は、サンルーフパネルを屋根1の後部に格納して開口部
2を全開状態にすることができないため、室内側から作
業を行うこととなるが、例えばナットをガイドレール側
に固着して、天井内装材に盲栓を設け、室内側からボル
トを締めまたは緩めてシム調整作業を行うことができ
る。
ーフに限定されず、例えばチルト式サンルーフにあって
も、そのチルト機構部にスライド式リンク機構を用いた
場合にはガイドレールを設けており、上記実施例と同様
にフレームとガイドレールとの間にシム51を介装する等
して、サンルーフパネルの後方部の高さを調整を好適に
行うことができるため、チルト式サンルーフにも適用さ
れるものである。尚、このチルト式サンルーフにあって
は、サンルーフパネルを屋根1の後部に格納して開口部
2を全開状態にすることができないため、室内側から作
業を行うこととなるが、例えばナットをガイドレール側
に固着して、天井内装材に盲栓を設け、室内側からボル
トを締めまたは緩めてシム調整作業を行うことができ
る。
〈発明の効果〉 このように、サンルーフパネルの上面と屋根の上面と
の段差の調整を、サンルーフフレームとその上面に固設
されたガイドレールとの間に高さ調整手段としての例え
ばシムを介装して行うことにより、サンルーフパネルと
サンルーフパネルの支持部材との結合部にてシム調整を
する必要がなくなる。従って、結合部を内側開口部の外
側に設けることができると共に、サンルーフフレームの
車室内への張り出しを極力抑えることにより、ヘッドク
リアランスを拡大することができるばかりでなく、室内
側開口部の幅方向も拡大されるなどその効果は極めて大
である。
の段差の調整を、サンルーフフレームとその上面に固設
されたガイドレールとの間に高さ調整手段としての例え
ばシムを介装して行うことにより、サンルーフパネルと
サンルーフパネルの支持部材との結合部にてシム調整を
する必要がなくなる。従って、結合部を内側開口部の外
側に設けることができると共に、サンルーフフレームの
車室内への張り出しを極力抑えることにより、ヘッドク
リアランスを拡大することができるばかりでなく、室内
側開口部の幅方向も拡大されるなどその効果は極めて大
である。
第1図は、本発明が適用されたサンルーフの全体を概略
的に示す透視図である。 第2図は、第1図に示すII−II線について見た断面図で
ある。 第3図は、第2図に示すIII−III線について見た断面図
である。 第4図は、第1図に示すIV−IV線について見た断面図で
ある。 第5図は、第4図に示すV−V線について見た断面図で
ある。 1…屋根、2…開口部 3…ガラスパネル、4…サンルーフフレーム 5…室内側開口部、6…ガイドレール 7…フロントステイ、8…リヤステイ 9…リンク機構、10…ウェザーストリップ 11…プッシュプルケーブル 12…サンルーフモータ 13…サンシェード、14…枠 15…接着剤、16…モール 17…基端部、18…リベット 19…遊端部、20…スライダ 21…第1のガイドレール 22…第2のガイドレール 23…平坦部、24…ガイド溝部 25…ボルト、26…ナット 27…外周壁、28…雨樋 29…仕切り部材、30…シム 31…リベット、32…リンク部材 33…ボルト、34…ボルト 35…ナット、36…クレビス 37…ピン、38…ナット 41…ブロック部、42…ガイド孔 43…スロット、44…アーム部 45…ガイド部材、46…ストッパ 47…ブラケット、48…スロープ部 49…ガイド部、51…シム
的に示す透視図である。 第2図は、第1図に示すII−II線について見た断面図で
ある。 第3図は、第2図に示すIII−III線について見た断面図
である。 第4図は、第1図に示すIV−IV線について見た断面図で
ある。 第5図は、第4図に示すV−V線について見た断面図で
ある。 1…屋根、2…開口部 3…ガラスパネル、4…サンルーフフレーム 5…室内側開口部、6…ガイドレール 7…フロントステイ、8…リヤステイ 9…リンク機構、10…ウェザーストリップ 11…プッシュプルケーブル 12…サンルーフモータ 13…サンシェード、14…枠 15…接着剤、16…モール 17…基端部、18…リベット 19…遊端部、20…スライダ 21…第1のガイドレール 22…第2のガイドレール 23…平坦部、24…ガイド溝部 25…ボルト、26…ナット 27…外周壁、28…雨樋 29…仕切り部材、30…シム 31…リベット、32…リンク部材 33…ボルト、34…ボルト 35…ナット、36…クレビス 37…ピン、38…ナット 41…ブロック部、42…ガイド孔 43…スロット、44…アーム部 45…ガイド部材、46…ストッパ 47…ブラケット、48…スロープ部 49…ガイド部、51…シム
Claims (1)
- 【請求項1】車輌の屋根に設けられた開口部と、該開口
部を開閉可能なサンルーフパネルと、該サンルーフパネ
ルの下面に固着された支持部材と、前記サンルーフパネ
ルを開閉自在に前記支持部材を介してガイドするべく前
記屋根の下側に設けられたサンルーフフレームに固設さ
れたガイドレールとを有するサンルーフのガイドレール
取付構造であって、 前記ガイドレールが前記サンルーフフレームの上面に着
脱自在な結合手段により固設されていると共に、前記屋
根の上面と前記サンルーフパネルの上面との段差を調整
するための高さ調整手段が前記サンルーフフレームと前
記ガイドレールとの間に設けられていることを特徴とす
るサンルーフのガイドレール取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62048306A JPH085317B2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | サンル−フのガイドレ−ル取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62048306A JPH085317B2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | サンル−フのガイドレ−ル取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63215420A JPS63215420A (ja) | 1988-09-07 |
JPH085317B2 true JPH085317B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=12799737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62048306A Expired - Lifetime JPH085317B2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | サンル−フのガイドレ−ル取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085317B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5227387B2 (ja) * | 2010-10-25 | 2013-07-03 | 八千代工業株式会社 | サンルーフ装置におけるガイドレールの取り付け構造 |
DE102021114817A1 (de) | 2021-06-09 | 2022-12-15 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Dachsystem für ein Fahrzeugdach eines Personenkraftwagens |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58112621U (ja) * | 1982-01-27 | 1983-08-01 | ダイハツ工業株式会社 | 自動車におけるスライドル−フ用ガイドレ−ルの取付構造 |
JPH0352169Y2 (ja) * | 1986-01-16 | 1991-11-12 |
-
1987
- 1987-03-03 JP JP62048306A patent/JPH085317B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63215420A (ja) | 1988-09-07 |
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