JPS63222923A - サンル−フのガイドレ−ル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、サンルーフのガイドレールに関する。

〈従来の技術〉 車輌の屋根に設けられた開口部と、その開口部を開閉し
得るサンルーフパネルとを有し、そのサンルーフパネル
をデルティングまたはスライドし得るようにしたサンル
ーフが知られている。このようなサンルーフを装着した
車輌にあっては、開口部からの浸水を車輌外部に排水す
るように導くための排水溝を屋根の下方部に設けている
。

ところで、一般に、例えば実公昭５８−２７８５１号公
報に開示されているように、サンルーフパネルのガイド
レールを固設するために屋根の下方にはサンルーフフレ
ームが設けられている。そこで、そのサンルーフフレー
ムの底壁の周縁部に例えばプレス加工により１段低くさ
れた凹部を設け、その凹部を排水溝としている。

しかしながら、その凹部の底部がサンルーフフレームの
底壁より下方に向けて突出しているため、室内側の天井
面がその突出分だけ下げられた位置に設けられているこ
ととなり、ヘッドクリアランスが減少しているという問
題がある。

更に、排水溝内の水を車輌の外部に排水するためには、
サンルーフフレームの各角部に接続されてピラー内を通
過するように設けられたチューブなどを介して、排水す
るようにしている。また、サンルーフフレームの底壁を
凹設して設けた排水溝を有するサンルーフフレームにあ
っては、サンルーフフレームの各角部の外周壁にパイプ
を蝋付けなどにより固着して、そのパイプにチューブな
どを接続しているる。従って、サンルーフフレームの蝋
付は部に錆止め対策を施さなければならないなど、製造
工程が比較的煩雑化するという問題があった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、ヘッドクリアランスを拡大すると共に、フレームの
錆の発生を防止しくｑるサンルーフのガイドレール構造
を提供することにおる。

く問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、車輌の屋根に設け
られた開口部と、該開口部を開閉可能なサンルーフパネ
ルと、該サンルーフパネルをスライド自在にガイドする
べく前記開口部の両側縁ｔご沿って前記屋根側のフレー
ムに固設されたガイドレールとを有するサンルーフのガ
イドレール構造であって、前記ガイドレールに前記開口
部からの浸水を受け止めて排水するための排水溝部がそ
の長手方向に沿って一体的に設けられていることを特徴
とする１ノーンルーフのガイドレール構造を提供するこ
とにより達成される。

〈作用〉 このようにすれば、フレームの底壁を凹設して排水溝を
形成する必要がないため、フレームにその底壁より室内
側下方に向けて大きく突出する部分をなくすことができ
る。更に、排水溝部がフレームとは別部材のガイドレー
ルに一体的に形成されていることにより、排水用のドレ
ンパイプをフレームとは別部材の排水溝部に一体的に設
けることができる。

〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添附の図面について詳しく
説明する。

第１図は本発明が適用されたサンルーフのガイドレール
構造の全体を概略的に示す平面図であり、第１図におっ
ては左側が車輌前方側であり、右側が車輌接方側である
。

第１図に良く示されるように、車輌の屋根１には開口部
２が開設されており、その開口部２にはサンルーフパネ
ルをなすガラスパネル３が開閉自在に設けられている。

屋根１の室内側にはサンルーフフレーム４が屋根１の下
面と所定の間隔をもって固設されている。サンルーフフ
レーム４には、屋根１の開口部２と対応するように室内
側開口部５が開設されていると共に、室内側開口部５の
両側方部に車輌の前方部から後方部に至るまで１対のガ
イドレール６が互いに平行に設けられている。

ガラスパネル３は、俊記するフロントステイア及びリャ
ステイ８を介してガイドレール６にガイドされて開口部
２を開閉する。尚、ガラスパネル３を通過する直射日光
を遮蔽するために、室内側開口部５を開閉するサンシェ
ード９が、ガラスパネル３の下方部にてガイドレール６
によりスライド自在に支持されて設けられている。

リャステイ８にはガイドレール６にスライド自在に受容
されたリンク機構１０を介して公知形式のプッシュプル
ケーブル１１の遊端部が連結されている。プッシュプル
ケーブル１１は、両リンク機構１０からそれぞれ後方に
延出され、サンルーフフレーム４の車輌後方側中央部に
固設されたサンルーフモータ１２内にて駆動ギヤにそれ
ぞれ歯合している。このサンルーフモータ１２を回転さ
せることにより、プッシュプルケーブル１１が進退し、
ガラスパネル３がガイドレール６によりガイドされなが
ら移動して、屋根１の後方部とサンルーフフレーム４と
の間に郭成された空室内に格納されたり、開口部２を閉
塞したりすることとなる。

第２図は第１図に示す■−■線について見た断面図であ
り、サンルーフフレーム４の車輌側部の前方部を示して
いる。第２図に示されるようにガラスパネル３の端縁部
には、その端縁部の下方及び周縁部を支持すると共に保
護する枠１３が接着剤１４により固着されている。また
、ガラスパネル３の周縁には防水のためのシール手段を
有するウェザ−ストリップ１５がガラスパネル３の端縁
部及び枠１４の外方端部を覆うと共に開口部２の内周縁
に当接するように固着されており、枠１３の内側端部に
もモール１６が固着されている。

枠１３の下面には前記したフロントステイアの基端部１
７がリベット１８により固着されている。

フロントステイアは、枠１３の下面に沿ってガラスパネ
ル３の中央側に向けて延出した後に下方に向けて略直角
に曲折され、更にその遊端部１９をガラスパネル３の端
縁部側に向けて略直角に曲折されている。フロントステ
イアの遊端部１９にはスライダ２０が一体的に固着され
ており、スライダ２０が、ガイドレール６をなす後記す
る第１のガイドレール部２１のコ字型断面をなすガイド
溝部２２内に、長手方向にスライド自在に受容されてい
る。

ガイドレール６は、前記したように屋根１の前方部から
後方部に至るまでガラスパネル３のスライド範囲に亘っ
て延在しているが、その全長に亘って設けられた第１の
ガイドレール部２１と、第１のガイドレール部２１の車
輌後方側に一体的に設けられた後記する第２のガイドレ
ール２３とからなる。

第１のガイドレール部２１には、前記したコ字型断面を
なすガイド溝部２２が、その開放端面を全内側に向けて
、室内側開口部５側の端縁部に立設されている。第１の
ガイドレール部２１には、ガイド溝部２２から車輌側方
外側に向けて平坦部２４が一体的に形成されており、平
坦部２４の車輌側方側には屋根１側に向けて開放された
略コ字型断面をなす排水溝部２５が一体的に形成されて
いる。このようにしてガイドレール６を構成する第１の
ガイドレール部２１に排水溝部２５が一体的に形成され
ているため、サンルーフフレーム４の底壁２６を凹設し
て排水溝部２５を設ける必要がなく、サンルーフフレー
ム４の底壁２６を平面状に形成することができる。

第１のガイドレール部２１はその適所にて、一部を第２
のガイドレール２３と共に、サンルーフフレーム４の底
壁２６にねじ２７により固設されている（第１図）。尚
、ガイド溝部２２内にはサンシェード９の側縁部がスラ
イド自在に受容されており、ガラスパネル３を後方に向
けてスライドさせた際に、フロントステイアとサンシェ
ード９の側縁部の前端部が係合し、サンシェード９が後
方にスライドさせられることとなる。

第３図は第１図に示す■−■線について兄た断面図であ
るが、第３図に示されるように、枠１３の下面にはガラ
スパネル３側部の後方部を支持するためのＬ字型断面部
を有するリャステイ８がその一辺部をリベット３１によ
り固着されている。

リャステイ８の他辺部にはナツト３２が溶接により固着
されており、ナツト３２に螺合されたボルト３３を介し
て、リンク機構１０を構成する長板状のリンク部材３４
の一端部とりヤスティ８とが互いに回動自在に枢支され
ている。

また、第１のガイドレール２３が第１のガイドレール部
２１の平坦部２４の上面に固設されている。この第２の
ガイドレール２３は、前記した排水溝部２５側にブロッ
ク部３５を一体的に有してあり、ブロック部３５と第１
のガイドレール部２１のガイド溝部２２との間にて、ク
レビス３６が長手方向にスライド自在に受容されている
。このクレビス３６にはリンク部材３４の細端部がピン
３７を介して枢支されており、リンク部材３４を介して
リャステイ８とクレビス３６とが連結されている。尚、
ブロック部３５内にはガイド溝部２２と平行するように
ガイド孔３８が穿設されており、更にブロック部３５の
ガイド溝部２２側にはガイド孔３８と連通するスロット
３９が開設されている。

また、クレビス３６の側方部にはアーム部４１がスロッ
ト３９を貫通するように突設されており、アーム部４１
の遊端部に一体的に形成された円筒形状のガイド部材４
２がガイド孔３８に同軸的にかつスライド自在に受容さ
れている。このガイド部材４２には前記したプッシュプ
ルケーブル１１の遊端部が同軸的に固着されている。

このようにして構成されたサンルーフにあっては、前記
したようにサンルーフモータ１２を駆動することにより
プッシュプルケーブル１１が進退し、リンク機構１０及
びリャステイ８を介してガラスパネル３がガイドレール
６にガイドされて移動して間口部２を開閉することとな
る。尚、リンク機構１０はガラスパネル３を屋根１の車
輌後方部とサンルーフフレーム４との間に郭成された空
室内への出入りを行わせるためのものである。例えば、
ガラスパネル３が開口部２を閉塞する際には、リンク機
構１０の車輌前方部に固設された図示されないストッパ
に設けられたスロープ部により、リャステイ８が上方に
向けてガイドされて、ガラスパネル３が開口部２を閉塞
し１ｑるようにされている。

このようにして構成されたサンルーフのガイドレール６
にあっては、前記したように排水溝部２５が第１のガイ
ドレール２１と一体的に形成されていると共に、第１図
に良く示されているように、互いに平行する第１のガイ
ドレール部２１に沿う部分から画策１のガイドレール部
２１の車輌前方端部間のサンルーフフレーム４の車輌前
縁部に亘って、連続かつ一体的に延設された中間排水溝
部４３が設けられている。尚、この中間排水溝部４３は
、アルミ材を押し出し加工することにより第１のガイド
レール部２１と排水溝部２５とを一体的に形成してなる
１本の長尺状部材を、その両端部の第１のガイドレール
部２１同士を互いに平行になるように略コ字状に曲折し
て、その中間部の第１のガイドレール部２１を切除して
残されたものである。このようにして、サンルーフフレ
ーム４の底壁２６を凹設することなく、サンルーフフレ
ーム４の周縁部に亘って排水溝部２５が設けられている
ため、サンルーフフレーム４の底壁２６を略平面状に形
成することができる。

また、互いに平行するガイドレール６の車輌後方側にあ
っては、第１図に示されるように、排水溝部２５の車輌
後方端同士がチューブ４４を介して連通されている。排
水溝部２５の車輌後方端部４５には、第４図に良く示さ
れているように、その開放端面を閉塞するように例えば
弾性体からなるグロメット４６が、図の矢印の向きに装
着されて接着剤等により固着されるが、グロメット４６
に一体的に突設された接続パイプ部４７にチューブ４４
が接続されている。尚、グロメット４６には接続パイプ
部４７と平行してドレンパイプ部４８が突設されており
、このドレンパイプにには車輌のピラー内を通過して設
けられたドレンチューブ４９が接続されている。また、
排水溝部２５及び４３の車両前方側角部にもドレンチュ
ーブ４９が接続されている。このようにして排水溝部２
５の車両後方端部４５同士が連通されていることにより
、車両が傾いた際でもその排水溝部２５内の水が好適に
一方のドレンチューブ４９から排水されることとなる。

尚、上述した実施例にあっては、ガイドレール６が第１
のガイドレール部２１と第２のガイドレール２３とに分
割されていたが、両者を一体的に形成して１本のガイド
レールとしても良い。また、サンルーフフレーム４の車
両後縁部にも、前記した前縁部と同様に排水溝部２５を
一体的に延設して、排水溝部２５をサンルーフフレーム
４の周縁部全周に亘って連続するようにしても良い。

〈発明の効果〉 このように本発明によれば、ガイドレールにガイドレー
ル部と排水溝部とを一体的に形成して、更に排水溝部の
底面をガイドレールのフレームへの取付面より少なくと
も屋根側に位＠するように設けたことにより、フレーム
の底壁を凹設して排水溝を形成する必要がなく、フレー
ムの底壁が室内側に向けて突出する部分がないため、ヘ
ッドクリアランスを拡大することができる。また、１本
のガイドレール部材を用いて、ガイドレール部を互いに
平行になるように曲折して設けることにより、曲折され
たガイドレールの排水溝部を介して、両ガイドレール部
側の排水溝部同士が連通していることとなり、両ガイド
レール部と共に排水溝部も１本のガイドレールを取付け
るだけで構成されるため、部品及び組付工数を削減する
ことができる。

更に、排水溝部がフレームとは別部材により設けられて
いるため、フレームに特別な防錆処理を行う必要がなく
、フレームの塗装を簡略化することができるなど、その
効果は極めて大でおる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づくガイドレール構造が適用され
たサンルーフの全体を概略的に示す平面図である。 第２図は、第１図に示すＩＩ−ＩＩ線について見た断面
図である。 第３図は、第１図に示す■−■線について兄た断面図で
ある。 第４図は、本発明に基づくサンルーフの車輌後方部の角
部を示す斜面図で必る。 １・・・屋根　　　　　　２・・・開口部３・・・ガラ
スパネル　　４・・・サンルーフフレーム５・・・室内
側開口部　　６・・・ガイドレール７・・・フロントス
ティ　８・・・リャステイ９・・・サンシェード　　１
０・・・リンク機構１１・・・プッシュプルケーブル １２・・・サンルーフモータ １３・・・枠　　　　　　１４・・・接着剤１５・・・
ウェザ−ストリップ １６・・・モール　　　　１７・・・基端部１８・・・
リベット　　　１９・・・遊端部２０・・・スライダ ２１・・・第１のガイドレール部 ２２・・・ガイド溝部 ２３・・・第２のガイドレール部 ２４・・・平坦部　　　　２５・・・排水溝部２６・・
・底壁　　　　　２７・・・ねじ３１・・・リベット　
　　３２・・・ナツト３３・・・ボルト　　　　３４・
・・リンク部材３５・・・ブロック部　　３６・・・ク
レビス３７・・・ピン　　　　　３８・・・ガイド孔３
９・・・スロット　　　４１・・・アーム部４２・・・
ガイド部材　　４３・・・中間排水溝部４４・・・チュ
ーブ　　　４５・・・車輌後方端部４６・・・グロメッ
ト　　４７・・・接続パイプ部４８・・・ドレンパイプ
部４９・・・ドレンチューブ５１・・・満部材　　　　
５２・・・ドレンパイプ部将　許　出　願　人　　本田
技研工業株式会社代　　　理　　　人　　弁理士　大　
島　陽　−第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）車輌の屋根に設けられた開口部と、該開口部を開
   閉可能なサンルーフパネルと、該サンルーフパネルをス
   ライド自在にガイドするべく前記開口部の両側部に沿っ
   て前記屋根側のフレームに固設されたガイドレールとを
   有するサンルーフのガイドレール構造であつて、 前記ガイドレールに前記開口部からの浸水を受け止めて
   排水するための排水溝部がその長手方向に沿って一体的
   に設けられていることを特徴とするサンルーフのガイド
   レール構造。
2. （２）前記排水溝部が、前記両ガイドレールに沿う部分
   から前記両ガイドレールの一端部間の部分に亘って一体
   的に延設されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載のサンルーフのガイドレール構造。
3. （３）前記両ガイドレールの他端部に隣接する前記排水
   溝がチューブ部材介して互いに連通していることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項若しくは第２項に記載のサ
   ンルーフのガイドレール構造。