JP2522827B2 - 自動車のトランクル―ム開口部モジュ―ル及びトランクリッドの組付方法 - Google Patents

自動車のトランクル―ム開口部モジュ―ル及びトランクリッドの組付方法

Info

Publication number
JP2522827B2
JP2522827B2 JP63297360A JP29736088A JP2522827B2 JP 2522827 B2 JP2522827 B2 JP 2522827B2 JP 63297360 A JP63297360 A JP 63297360A JP 29736088 A JP29736088 A JP 29736088A JP 2522827 B2 JP2522827 B2 JP 2522827B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trunk
opening
panel
trunk room
hinge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63297360A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02144263A (ja
Inventor
義孝 水原
賢典 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP63297360A priority Critical patent/JP2522827B2/ja
Publication of JPH02144263A publication Critical patent/JPH02144263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522827B2 publication Critical patent/JP2522827B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はトランクルーム開口部モジュール及びトラン
クリッドの組付方法に関する。
従来の技術 従来、車体に設けられたトランクルームは、第6〜9
図に示した構造にて隔成されている(実開昭61-197484
号公報参照)。すなわち、車体1の後部には、上面に開
口部2を有するトランクルーム3が設けられている。該
トランクルーム2は、両側のリアフェンダパネル4、前
部のリアパーセルパネル5、後部のリアエンドパネル
6、及び前記リアフェンダパネル4とリアエンドパネル
間に介装されたコーナリアフェンダパネル7、を連接す
ることによって隔成されている。各パネル4〜7の接合
部は、第9図にコーナーリアフェンダパネル7とリアエ
ンドパネル6との接合構造を例示したように、一方のパ
ネル7に段部9を成形し、該段部9に他方のパネル8の
端部10を接合するとともに、段部9と端部10との隙間S
にシール剤11を塗布した構造となっている。
前記各パネル4〜7には、第7図に示したように、ト
ランクルーム2の開口縁に沿って適宜の角度で起立する
フランジ8が成形されており、該フランジ8には、ウェ
ザーストリップ12が嵌着されている。
一方、前記リアパーセルパネル5の下面には、ヒンジ
13の一端部が枢支されており、該ヒンジ13の他端部に
は、前記開口部2を開閉するトランクリッド14が固着さ
れている。該トランクリッド14は、トランクリッドアウ
タパネル15とトランクリッドインナパネル16とを接合し
てなり、前記ヒンジ13間に架橋されたトーションバー17
により開方向に付勢されているとともに、後端部には前
記リアエンドパネル6に取り付けられたトランクリッド
ストライカー19と係合するトランクリッドロック20が設
けられている。
発明が解決しようとする課題 ところで、トーションバー17の組み付けにあっては、
その一端を車体側のブラケット(図示せず)に係合させ
てから、トーションバー17に捩りを加えて、その他端を
ヒンジ13に係合させることになるが、この作業は前屈姿
勢で行わなければならず、作業性が極めて悪い。
また、前記開口部2は複数のパネル4〜7を接合して
隔成されているため、開口部2の形状にバラツキが生じ
易く、形状精度を一定に管理するのに多大な労力を有す
る。特に、リアフェンダパネル4にあっては、第8図に
示したように、前記フランジ8が凹設された排水溝18の
端縁に屈曲成形され、角度変化の大きい断面形状である
ことから、プレス成形性が悪いという不利をも有する。
さらに、前記開口部2は、各パネル4〜7のフランジ
8を前述した構造にて接合することにより隔成されてい
ることから、前記シール剤11が不完全であったり、劣化
した場合には、第10図に示したように、前記間隙Sから
雨水W等が浸入し、トランクルーム3内に滴下するおそ
れがあった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたも
のであり、トランクリッドの組み付けが容易に行えると
ともに、開口部の精度管理やプレス成形性も容易に行
え、さらに水密性の向上を図ることができるトランクル
ーム開口部モジュール及びトランクリッドの組付方法を
提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本発明のトランクルーム開
口部モジュールは、車体のトランクルーム開口部に組み
付けられる枠体と、該枠体に固設したヒンジブラケット
と、該ヒンジブラケットに枢支結合したヒンジと、該ヒ
ンジに組み付けたトーションバーと、前記ヒンジと一体
に構成したトランクリッドとで構成してある。
また、前記課題を解決するために本発明のトランクリ
ッドの組付方法では、予め、トランクルームの開口部を
構成する枠体を車体と別個に成形しておき、まず、該枠
体にヒンジブラケットを介してトランクリッドを組み付
け、次いで、該トランクリッドのヒンジにトーションバ
ーを組み付け、その後、前記枠体を車体のトランクルー
ム開口部に組み付けている。
作用 前記構成においては、トランクルームの隔壁に邪魔さ
れることなく、トーションバーの組み付けが行える。
また、トランクルームの開口部は単一の枠体で形成さ
れることから、該枠体の精度管理のみを行うことによ
り、開口部の成形精度は維持されるとともに、完全な水
密性がえられる。
さらに、前記枠体はトランクルームを隔成するパネル
と別体に成形されることから、前記パネル自体の断面形
状が簡易化し、これによりプレス成形は容易となる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面に従って説明す
る。すなわち、第6図をもって既設したように車体1の
後部には、上面に開口部2を有するトランクルーム3が
設けられている。該トランクルーム2は、両側のリアフ
ェンダパネル4、前部のリアパーセルパネル5、後部の
リアエンドパネル6を連接することによって、隔成され
ており、前記リアパーセルパネル5には、第2図に示し
たように、組み付け穴20が設けられている。
また、前記リアフェンダパネル4の上端部には、第3
図に示したように、垂設片21と水平取り付けフランジ22
とが形成されており、又前記リアエンドパネル6には、
第4図に示したように斜状取り付けフランジ23が形成さ
れている。
第1図は本発明のトランクルーム開口部モジュールM
を示している。このモジュールMは前記トランクルーム
3の開口部を構成する枠体24を備えている。枠体24は、
前辺部25、相対向する一対の側辺部26、26、前記前辺部
25と対抗する後辺部27、及び第7図に示したコーナリア
フェンダパネル7に相当するコーナパネル28とを一体に
有し、トランクルーム3の開口部2を隔成する矩形状に
成形されている。
前記前辺部25には、第2図に示したように凹部29が形
成され、該凹部29の一端部に、ウェザーストリップ12が
嵌着された起立フランジ38が形成されているとともに、
前記凹部29を覆うアッパパネル30が接合されている。そ
して、該アッパパネル30に形成された隆起部31と前記凹
部29とで、車幅方向に延在する閉断面32が形成され、前
記隆起部31には、リアウインド33の下端部が、接着剤34
により固着されている。
また、前記組み付け穴20には、前記アッパパネル30と
溶接されたヒンジブラケット35が受容されており、該ヒ
ンジブラケット35の両端をボルト36とナット38でリアパ
ーセルパネル5に固定している。
前記ヒンジブラケット35には、ヒンジ13の一端部が枢
支されており、該ヒンジ13の他端部には、前記開口部2
を開閉するトランクリッド14が固着されている。該トラ
ンクリッド14は、トランクリッドアウタパネル15とトラ
ンクリッドインナパネル16とを接合してなり、左右のヒ
ンジ13間に架橋されたトーションバー17により開方向に
付勢されているとともに、後端部には前記リアエンドパ
ネル6に取り付けられたトランクリッドストライカー19
と係合するトランクリッドロック20が設けられている。
他方、前記側辺部26は第3図に示したように、断面略
コ字状であって、ボルト36とナット37により、前記水平
取り付けフランジ22に固定され、前記トランクルーム3
側に前記ウェザーストリップ12が嵌着された起立フラン
ジ38が成形されているとともに、リアピラーインナパネ
ル39が固着されている。
さらに、前記後辺部27は、第4図に示したように断面
L字状であって、一端に前記ウェザーストリップ12が嵌
着された起立フランジ38が成形され、ボルト36とナット
37により、レインフォース40とともに、前記リアエンド
パネル6の斜状取り付けフランジ23に固定されている。
以上の構成にかかる本実施例において、車体1を製造
する際の初期工程であるプレス工程では、前記トランク
ルーム3を隔成するリアフェンダパネル4、リアパーセ
ルパネル5、リアエンドパネル6等がプレス成形され
る。このとき、トランクルーム3の開口縁部を構成する
前記枠体24は、別途プレス成形されることから、前記各
パネル3〜6自体の断面形状が簡易化し、これによりプ
レス成形は容易となって、プレス成形コストの低減を図
ることが可能となる。
また、このようにトランクルーム3開口部2は、単一
の枠体24により隔成されることから、該枠体24の精度管
理のみを行うことにより、開口部2の成形精度は維持す
ることが可能となる。よって、従来のようにトランクル
ーム3の開口部2を隔成する各パネルの成形及び、接合
に関して連続的な精度管理を行うことなく、枠体24の成
形に関してのみ精度管理を行えば、適正な精度を有する
開口部2を得ることができ、開口部2の精度管理を容易
化して、管理コストの低減を図ることも可能となる。
そして、プレス工程終了後、車体1の組み立てライン
では、図示しない骨格部材にリアフェンダパネル4、リ
アパーセルパネル5、リアエンドパネル6等を組み付け
る作業が行われる。一方、前記枠体24のラインでは、該
枠体24に前記アッパパネル30を溶接し、さらに該アッパ
パネル30の端部に、予めヒンジ13を介してトランクリッ
ド14が枢支されているヒンジブラケット35を溶接し、さ
らにトーションバー17を架橋し、これにより第1図に示
したトランクルーム開口部モジュールMを組み立てる。
このように、車体と別個に成形した枠体24にトーション
バー17を組み付けているので、従来のようにトランクル
ームの隔壁に邪魔されることなく、作業を能率良く行う
ことができる。
しかる後に、該トランクルーム開口部モジュールM
を、前記車体1のラインに移送し、第5図に示したよう
に、工具Dを用いて前記ボルト36とナット37との螺合作
業を行い、前述したように枠体24の前辺部25、側辺部2
6、後辺部27の固定を行う。したがって、このようにし
て枠体24組み付けられた車体1にあっては、前記前辺部
25、側辺部26、後辺部27が一体であることから、各辺部
25、26、27により、開口部2の周縁部に完全な水密性が
得られ、トランクルーム3内への浸水を防止することが
できるのである。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、トランクルー
ム開口部を構成する枠体単体に、トーションバーを組み
付けることができるので、従来のように、トランクルー
ムの隔壁に邪魔されて無理な姿勢を強いられなくなり、
作業性が格段に向上する。同様に、ヒンジブラケットや
トランクリッドの組み付けにあたっても、トランクルー
ムの隔壁に邪魔されずに、能率良く作業を行うことがで
きる。さらに、枠体を基準としてトランクリッドを組み
付けているので、トランクリッドの組付精度が良くな
り、車体との間のシール性を向上させることができると
いう効果もある。また、予めアッセンブルされたトラン
クルーム開口部モジュールを一度に車体に組み付けるこ
とができるので、作業工数の面でも非常に有利である。
さらに、枠体は、トランクルームを隔成するパネルと
は別個に成形されるので、プレス工程において、各パネ
ル自体の断面形状が簡易化し、これによりプレス成形は
容易となって、プレス成形コストの低減を図ることが可
能となる。
また、このようにトランクルームの開口部は、単一の
枠体により隔成されることから、該枠体の精度管理のみ
を行うことにより、開口部の成形精度は維持することが
可能となり、該枠体の精度管理を容易化して、管理コス
トの低減を図ることも可能となる。
さらにまた、前記枠体は単一部材にて、トランクルー
ムの開口縁部形成していることから、トランクルームの
開口部周縁に完全な水密性が得られ、トランクルーム内
への浸水防止を完璧なものにすることを可能にするもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は同実
施例にかかる枠体を車体に取り付けた状態における第1
図II-II線に沿う断面図、第3図は同状態における第1
図III-III線に沿う断面図、第4図は同状態における第
1図IV-IV線に沿う断面図、第5図は同実施例の枠体を
車体に取り付ける際の作業状態を示した斜視図、第6図
は従来のトランク回り構造を示す斜視図、第7図はウェ
ザーストリップを取り外した状態における第6図A部拡
大斜視図、第8図は第6図VIII-VIII線に沿う断面図、
第9図は第7図IX-IX線に沿う断面図、第10図はトラン
クルーム内への浸水状態を示す第9図に相当する断面図
である。 1……車体、2……開口部、3……トランクルーム、13
……ヒンジ、14……トランクリッド、24……枠体、M…
…トランクルーム開口部モジュール。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のトランクルーム開口部に組み付けら
    れる枠体と、 該枠体に固設したヒンジブラケットと、 該ヒンジブラケットに枢支結合したヒンジと、 該ヒンジに組み付けたトーションバーと、 前記ヒンジと一体に構成したトランクリッドと からなる自動車のトランクルーム開口部モジュール。
  2. 【請求項2】予め、トランクルームの開口部を構成する
    枠体を車体と別個に成形しておき、 まず、該枠体にヒンジブラケットを介してトランクリッ
    ドを組み付け、 次いで、該トランクリッドのヒンジにトーションバーを
    組み付け、 その後、前記枠体を車体のトランクルーム開口部に組み
    付ける ことを特徴とするトランクリッドの組付方法。
JP63297360A 1988-11-25 1988-11-25 自動車のトランクル―ム開口部モジュ―ル及びトランクリッドの組付方法 Expired - Fee Related JP2522827B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63297360A JP2522827B2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 自動車のトランクル―ム開口部モジュ―ル及びトランクリッドの組付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63297360A JP2522827B2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 自動車のトランクル―ム開口部モジュ―ル及びトランクリッドの組付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02144263A JPH02144263A (ja) 1990-06-04
JP2522827B2 true JP2522827B2 (ja) 1996-08-07

Family

ID=17845494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63297360A Expired - Fee Related JP2522827B2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 自動車のトランクル―ム開口部モジュ―ル及びトランクリッドの組付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2522827B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5365639A (en) * 1992-10-07 1994-11-22 Techform Products Limited Ball and socket hinge assembly with translatable screw
JP4429879B2 (ja) 2004-11-25 2010-03-10 太洋電機産業株式会社 半田ごて及び半田ごての製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60195272U (ja) * 1984-06-06 1985-12-26 トヨタ自動車株式会社 自動車のボデ−構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02144263A (ja) 1990-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060175871A1 (en) Motor vehicle body
JPS6047125B2 (ja) 車両用開閉体における機能部品取付部構造
US4036522A (en) Vehicle body roof construction
US6659538B2 (en) Hatchback for an automobile
JPS6238854Y2 (ja)
JP2522827B2 (ja) 自動車のトランクル―ム開口部モジュ―ル及びトランクリッドの組付方法
US3526426A (en) Vehicle body cowl-top and windshield frame structure
CA2302978A1 (en) Device for vehicles and method for manufacturing the device
JP3170816B2 (ja) 自動車用ドア構造
JPH054589A (ja) トラクタ等のキヤビンルーフ
JP2506734B2 (ja) 自動車の車体構造
JPH0611247Y2 (ja) 自動車のドアサッシュモール
JP3251181B2 (ja) オープンカーのシール構造
JP2579592Y2 (ja) 自動車のドア
JPH0542825A (ja) 自動車用ドア構造
JP3582077B2 (ja) 自動車の開閉体構造
JPH0728055Y2 (ja) 自動車の車体構造
JPH0542826A (ja) 自動車用ドア構造
JP3188944B2 (ja) バックウインドモールの取り付け構造
JPH11105748A (ja) 車両前部構造
JPH0340670Y2 (ja)
JPH0423693Y2 (ja)
JPH0630509Y2 (ja) 自動車のキャンバストップ
JPH0650255Y2 (ja) 車両のドア構造
JP2000025649A (ja) 自動車の車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees