JPH0851571A - 電子的撮像装置 - Google Patents

電子的撮像装置

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JPH0851571A
JPH0851571A JP6182667A JP18266794A JPH0851571A JP H0851571 A JPH0851571 A JP H0851571A JP 6182667 A JP6182667 A JP 6182667A JP 18266794 A JP18266794 A JP 18266794A JP H0851571 A JPH0851571 A JP H0851571A
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JP
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light
image pickup
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image
data
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JP6182667A
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Kuniaki Saito
邦昭 斎藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters
    • HELECTRICITY
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    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/81Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation
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    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
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    • H04N23/10Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths

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  • Multimedia (AREA)
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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境温度の変化や電荷蓄積時間の変化によら
ず、暗電流や固定パターンノイズを良好に除去すること
ができる電子的撮像装置を提供する。 【構成】 被写体光の通過/遮光を制御するフォーカル
プレーンシャッタ20と、撮像素子たるCMD23r,
23g,23bと、このCMD23r,23g,23b
の出力を各々処理するR,G,Bチャンネルプロセス回
路24r,24g,24bと、全体の制御を司るシステ
ムコントローラ36とを備え、上記フォーカルプレーン
シャッタ20により被写体光を通過させて本露光の撮像
を行いその画像データを記憶素子に一時的に保管した後
に、上記CMD23r,23g,23bへの被写体光の
照射を禁止した状態で暗電流に相応する信号レベルのみ
を抽出するために本撮影と同様の露光時間でダーク露光
を行い、上記記憶素子に保管した画像データの読み出し
とダーク露光の読み出しとを同時に行って、前者から後
者を減算することにより暗電流を除去する電子的撮像装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子的撮像装置、より
詳しくは、撮像素子により被写体像を取り込む電子的撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子的撮像装置において従来より用いら
れているCCD等の撮像素子では、光を受光していない
状態でも電流が発生することがあり、このような電流が
発生する主たる要因の一つは暗電流といわれるものであ
る。
【0003】この暗電流は、半導体の熱励起による電子
−正孔対の発生に起因するものであり、その発生要因も
あらゆる欠陥に起因し、発生も素子毎に不均一であって
固定パターンとして現れ、これがデバイス感度とダイナ
ミックレンジを制限していた。
【0004】この暗電流は、光信号電荷の蓄積時間が長
くなると影響が大きくなる性質を有し、また、温度依存
性が大きい性質がある。後者の温度依存性に関しては、
例えば温度が8〜10℃程度上昇すると、一般にはその
値が約2倍となる。
【0005】このような暗電流の影響を軽減する手段と
して、撮像素子の一部に光学的遮光部分となるオプティ
カルブラック部(光学的な黒)を設けて、通常の露光部
分からセンサ出力を得ると同時にこのオプティカルブラ
ック部からも出力を得て、これらの出力を比較等するこ
とにより、遮光出力基準に黒レベルを固定(クランプ)
する方法が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法によれば、遮光された画素と略々同一の暗電流
特性を有する露光部の画素に対しては、温度特性を含め
て補正を行うことが可能であるが、固定パターンノイズ
や画素毎の暗電流の温度特性のばらつきに対しては補正
を行うことができない。
【0007】また、固定パターンのノイズを除去する方
法としては、この固定パターンノイズは各撮像素子毎に
同じ位置の画素に現れるので、該ノイズの現れる画素位
置に対してその暗電流に相応するデータをROM等に記
憶させておき、撮像信号を読み出すときに記憶しておい
た暗電流のデータ値を差し引くといった手段が考えられ
る。
【0008】しかしながら、上述のように固定パターン
ノイズ発生画素においても暗電流は温度依存性が高いた
めに、この手段を環境温度の変化に対応させるために
は、温度センサ等を設けて温度を検出するとともに、所
定温度毎の暗電流のレベルをROMにデータとして記憶
させておき、このデータから検出温度に対応するレベル
を演算する等の手法を用いなければならず、煩雑さが伴
うとともに、高精度の補正を行うことは容易ではない。
【0009】また、暗電流は時間により蓄積する量であ
り、露光時間により変化する撮像素子の光電子滞留時間
と各画素の読み出し時間に関与することとなり、可変長
の露光時間を取り得る装置や、特に転送時間が長いと顕
著になる直列画素出力にともなう画素毎の滞留時間の相
異がある装置では、さらに別途に補正処理を行う必要が
ある。
【0010】以上のように、暗電流を最適に補正処理す
るためには、出力信号に含まれる画素単位の暗電流レベ
ルの除去を行うとともに、該暗電流レベルの温度,露光
時間,転送時間等の変化に対応して補正処理を行う必要
があるが、このような補正処理を実際のシステムで実現
する方途は未だ十分具体的には提案されていない。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、環境温度の変化や電荷蓄積時間の変化によらず、
暗電流によるノイズを良好に軽減し、かつ信号の黒レベ
ルを適正に固定することができる電子的撮像装置を提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明による電子的撮像装置は、撮像
素子と、この撮像素子への被写体光の透光遮光を制御す
る遮光手段と、上記撮像素子の出力画像データを一時的
に保管する記憶手段と、撮影のための適正な露出条件を
決定するとともに撮影後に上記撮像素子から読み出され
た出力信号に対応する第1の画像データと上記遮光時に
上記撮像素子から読み出された暗時の出力信号に対応す
る第2の画像データとに基づいて同一画素各々のデータ
を上記記憶手段により時間的に一致させた後上記第1及
び第2の両画像データに関する演算により最終的な画像
データを生成する演算制御手段とを備えている。
【0013】本発明による電子的撮像装置は、上記撮像
素子は、二次元センサである。
【0014】本発明による電子的撮像装置は、上記二次
元センサは、MOS型の内部増幅センサである。
【0015】本発明による電子的撮像装置は、上記記憶
手段は撮影者の意図する第1のタイミングで撮影を行っ
た第1の画像データを一旦記憶するものであり、上記演
算制御手段は第2のタイミングで上記遮光時に撮像素子
から読み出した第2の画像データと上記記憶手段に保管
した第1の画像データを読み出した第3の画像データと
に関してこれら第2及び第3の画像データについて時間
的対応関係を整合させて第3のタイミングで上記第3の
画像データから第2の画像データを減算する減算手段を
備えている。
【0016】本発明による電子的撮像装置は、上記演算
制御手段は、予め測光した結果により求められた実効的
な露光時間と所定の関係にある時間区間に亘って、第1
のタイミングで上記遮光手段を閉じた状態で撮影したと
きの遮光時画像データを上記記憶手段に一旦記憶せし
め、さらに、露光時間を上記時間区間と同一とし且つそ
の他の露光条件を適正にした状態において第2のタイミ
ングで撮影を行ったときの透光時画像データを得、この
透光時画像データと上記記憶手段に一旦記憶したものを
読み出した読出し画像データとの両画像データについて
それらの時間的対応関係を整合させて第3のタイミング
で上記透光時画像データから読出し画像データを減算す
る減算手段を備えている。
【0017】本発明による電子的撮像装置は、上記遮光
手段は、機械的な露出制御用シャッタである。
【0018】本発明による電子的撮像装置は、上記機械
的な露出制御用シャッタは、レンズ絞りの作動によるレ
ンズシャッタである。
【0019】本発明による電子的撮像装置は、上記機械
的な露出制御用シャッタは、フォーカルプレーンシャッ
タである。
【0020】本発明による電子的撮像装置は、上記遮光
手段は、ファインダ系に被写体光を反射させる可動式の
光学ミラーである。
【0021】本発明による電子的撮像装置は、上記演算
制御手段は、上記遮光時の撮像素子の出力信号から同信
号に対応する上記第1の画像データを生成するためのタ
イミング制御およびルーチン制御と、上記透光時の撮像
素子の出力信号から同信号に対応する上記第2の画像デ
ータを生成するためのタイミング制御及びルーチン制御
とが同一であるように構成されたものである。
【0022】本発明による電子的撮像装置は、上記演算
制御手段は、上記透光時における遮光手段の電気的シャ
ッタ速度を記憶する第2の記憶手段を有し、この第2の
記憶手段の記憶データに基づき上記遮光時のタイミング
制御およびルーチン制御を行うものである。
【0023】本発明による電子的撮像装置は、減算後の
画像データは、再度同一の記憶手段に書き込まれる。
【0024】本発明による電子的撮像装置は、上記演算
制御手段は、転送要求信号を発して該信号により撮像素
子の出力レートより遅いデータ転送レートで上記記憶手
段より最終的な出力画像データを読み出すように構成さ
れたものである。
【0025】本発明による電子的撮像装置は、上記演算
制御手段は、上記遮光時の撮像素子からの信号読み出し
をN(Nは自然数)回行って毎回の出力信号に対応する
データを上記記憶手段に保管し、これらN個のデータの
平均値をとり、この平均値を遮光時の画像データとする
ことにより、遮光時の読み取り信号に含まれるランダム
性雑音成分を軽減するように構成されたものである。
【0026】本発明による電子的撮像装置は、上記演算
制御手段は、遮光時の画像出力データの値を1/N(N
は自然数)にする除算手段を備え、上記第1のタイミン
グで記憶手段に保管された画像データを読み出してこの
データから上記除算手段による除算結果を減算した後に
該記憶手段に再度書き込みを行うまでの動作を1つの処
理サイクルとし、上記撮像素子の出力から遮光時の画像
出力データを順次N回得て、このN回のデータについて
上記処理サイクルをN回繰り返した後の結果を最終的な
画像データとすることで、遮光時の読み取り信号に含ま
れるランダム性雑音成分を軽減するように構成されたも
のである。
【0027】本発明による電子的撮像装置は、上記Nを
2のべき乗に設定し、上記除算手段による除算をビット
シフトにより実行可能にしたものである。
【0028】本発明による電子的撮像装置は、テイキン
グレンズを通過した被写体光を撮像素子に導く光路中に
設けられたファインダ系に導光させるための可動式の光
学ミラーと、シャッタレリーズ信号に同期して被写体光
をファインダ系から撮像素子側に切り替える制御手段
と、撮像素子の光路前方側に露出制御を可能に配置され
たフォーカルプレーンシャッタと、光学絞りおよび上記
フォーカルプレーンシャッタのシャッタ速度を決定する
ために上記テイキングレンズからの被写体光を計測する
測光手段と、上記光学ミラーとフォーカルプレーンシャ
ッタの間の光路中に挿入可能な所定の透過率を有する白
色拡散板とを備え、撮影を行う前に、上記測光手段の出
力によって定められた絞りと、白色拡散板を透過した光
により露光された撮像素子の出力のレベルにより、取り
込み信号の増幅率を決定して、その後撮影を行うもので
ある。
【0029】本発明による電子的撮像装置は、撮像素子
からR,G,Bの分光特性に相当する光入射を電気信号
に変換して処理するにあたり、シャッタレリーズ後に所
定の露出条件を決定し、上記白色拡散板が光路中に挿入
されて、RチャンネルおよびGチャンネルおよびBチャ
ンネルの各出力レベルが等しくなるように回路系の増幅
率を決定した後に撮影を行うものである。
【0030】本発明による電子的撮像装置は、上記光学
ミラーおよび白色拡散板は、上記テイキングレンズと撮
像素子の間の光路中に配置され、ともに可倒式であり、
各動作領域の軌道が空間的に重複する部分を有し、光学
ミラーが被写体光をファインダ系に導く状態、白色拡散
板の透過光が撮像素子に入射する状態、光学ミラーおよ
び白色拡散板が退避して被写体光が妨げられることなく
撮像素子に入射する状態を有し、これらの各状態をシー
ケンシャルに制御可能な第2の制御手段を備えている。
【0031】本発明による電子的撮像装置は、シャッタ
レリーズから出力信号を生成するまで、および上記記憶
手段から少なくとも1回のデータ転送を終了するまで
は、テイキングレンズからの被写体光を光学ミラーによ
ってファインダ系に導くのを禁止するものである。
【0032】本発明による電子的撮像装置は、Rチャン
ネルおよびGチャンネルおよびBチャンネルの各出力レ
ベルが等しくなるように回路系の増幅率が決定された後
に、上記画像データの抽出を行うものである。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1から図11は本発明の一実施例を示したもの
であり、図1はこの実施例の電子的撮像装置たるカメラ
システムの全体を示すブロック図である。
【0034】テイキングレンズ5から入射した被写体光
束は、絞り6を介して、その後方に設けられているクイ
ックリターンミラー7に到達する。
【0035】このクイックリターンミラー7は、光軸に
対してその反射面を略45度上に向けて配設されてい
て、この状態ではファインダ系に像を導くようになって
いる。このクイックリターンミラー7は、回転軸周りに
可動なように構成されていて、ミラーが跳ね上げられた
ときには、入射光束を後述する撮像素子に向けて通過さ
せるようになっている。
【0036】上記クイックリターンミラー7の下側近傍
にはホワイトバランスをとるための白色拡散板8が配設
されていて、この実施例ではやはり回転軸周りに可動と
なっており、必要に応じて撮影光路内に挿入されるよう
になっている。
【0037】なお、上記クイックリターンミラー7と白
色拡散板8は、回動動作の軌道が部分的に重複してお
り、つまり動作を行う上で、空間的に共有する部分を有
している。
【0038】上記クイックリターンミラー7により上方
に反射されたファインダ光路上には、被写体像を結像す
るためのスクリーンマット9が配設されている。このス
クリーンマット9は、テイキングレンズ5に関して、フ
ィールドレンズ25と光学的に等価な位置に設けられて
いる。
【0039】スクリーンマット9により一度結像された
被写体像は、ミラー10により反射されて、リレーレン
ズ11およびフィールドレンズ12を介して接眼レンズ
14に入射され、ファインダにより観察可能な状態の像
にされる。
【0040】上記フィールドレンズ12と接眼レンズ1
4の間にはハーフミラー13が配設されていて、ファイ
ンダ光束の一部をレンズ15を介して被写体の明るさを
測る測光センサ16に導くようになっている。このよう
にして、いわゆるTTL測光方式のファインダ光学系が
構成されている。
【0041】一方、通常撮影を行うときは、上記クイッ
クリターンミラー7は回動して上方側に倒れる。
【0042】この撮影光路上には、一旦、被写体像を結
像するフィールドレンズ25、撮像素子(本例ではCM
D)に再度縮小してリレー結像するための縮小光学系2
6を経て、遮光手段たるフォーカルプレーンシャッタ2
0が設けられている。このフォーカルプレーンシャッタ
20は、通常の一眼レフレックスカメラに用いられてい
るフォーカルプレーンシャッタと同様のものである。
【0043】このフォーカルプレーンシャッタ20の後
方には、1/4λ板や赤外フィルタ等の光学的な部材2
1が配設されている。
【0044】そして、さらに光路後方には、ダイクロイ
ックプリズム22が配設されている。このダイクロイッ
クプリズム22に入射した光は、まず、青反射層22a
で青(B)の波長の光のみが反射されて撮像素子たるB
チャンネルCMD23bに入射される。また、青反射層
22aで青成分を除去された光は、次に赤反射層22b
で赤(R)の波長の光のみを反射されて撮像素子たるR
チャンネルCMD23rに入射される。そして、残りの
緑(G)の波長の光は撮像素子たるGチャンネルCMD
23gに入射される。
【0045】このようにして、ダイクロイックプリズム
22により、入射した被写体光は、それぞれ赤(R),
青(B),緑(G)の波長の光に分解されて、各3つの
CMD23b,23r,23gに結像するようになって
いる。
【0046】これらCMD23r,23g,23bの像
はそれぞれ光電変換され、Rの信号,Gの信号,Bの信
号として出力されて、演算手段たるRチャンネルプロセ
ス回路24r,Gチャンネルプロセス回路24g,Bチ
ャンネルプロセス回路24bにそれぞれ入力されて、後
で図2を用いて詳しく説明するように並列処理される。
【0047】上記Rチャンネルプロセス回路24rとB
チャンネルプロセス回路24bとGチャンネルプロセス
回路24gの出力は、マルチプレクサ28にそれぞれ入
力されて、出力の切り替えが行われる。
【0048】このマルチプレクサ28は、例えばRGB
の順番でメモリからデータを読み出して、シリアルイン
ターフェースを介してデータバンクを兼ねたパソコン3
2に送信する。このパソコン32は、データを受け取る
際には、上記R,G,Bチャンネルプロセス回路24
r,24g,24bにメモリアクセス信号を発するよう
になっている。
【0049】上記出力変換を行うときのルックアップテ
ーブル31には、入射光に対してリニアな出力電圧が入
力され、該出力変換のルックアップテーブル31を参照
することによって明るさのトーンを変えるようになって
いる。
【0050】また、このカメラシステムには、全体の制
御を司るシステムコントローラ36が設けられている。
【0051】上記測光センサ16の出力は、露出演算回
路35を介してシステムコントローラ36に入力され、
撮影時の被写体の露出状況がこのシステムコントローラ
36により把握される。
【0052】この測光データに基づいて、システムコン
トローラ36は、ストロボを発光する必要があるか否か
を判断し、必要がある場合にはストロボ制御回路43を
介して外部ストロボ端子等を介してストロボの制御を行
う。
【0053】さらに、システムコントローラ36は、上
記測光データに基づいて露出条件を決定し、絞り制御回
路42を介して上記絞り6の制御を、白色板制御回路4
1を介して上記白色拡散板8の挿入タイミング制御を、
ミラー制御回路40を介してクイックリターンミラー7
を駆動するタイミングの制御をそれぞれ行うようになっ
ている。
【0054】また、システムコントローラ36は、シャ
ッタ制御回路37を介してフォーカルプレーンシャッタ
20の制御を行うとともに、露光時間の制御はCMD2
3r,23g,23b側でも行うために、これらの制御
もセンサ駆動回路38を介してシステムコントローラ3
6が行う。
【0055】つまり、クロック発生回路39からの原信
号を必要なパルス信号として得て、CMD23r,23
g,23bを駆動するためのセンサ駆動回路38は、シ
ステムコントローラ36のクロックと同期するように制
御されて、システムコントローラ36からの露光時間情
報がフィードバックされる。
【0056】次に、図2を参照して、上記R,G,Bチ
ャンネルプロセス回路24r,24g,24bの詳細に
ついて説明する。
【0057】このR,G,Bチャンネルプロセス回路2
4r,24g,24bへは、上記R,G,Bチャンネル
CMD23r,23g,23bからR,G,Bチャンネ
ル出力がそれぞれ並列に入力されので、それぞれ信号を
処理する回路は独立に設けられている。
【0058】1つの色チャンネルについて説明すると、
入力信号は、まず、所定の増幅率を有するプリアンプ4
5に入力されて増幅された後、ホワイトバランスゲイン
コントロールアンプ(ホワイトバランスGCA)46に
入力されてホワイトバランスのためのゲイン調整がなさ
れる。
【0059】このホワイトバランスを調整した状態で
は、最終の出力としてRGBのレベルが等しくなる必要
があるので、それを合わせるために適正な増幅率に調整
されるようになっている。
【0060】次に、オプティカルブラッククランプ回路
47に入力されて、光学的に黒である部分でクランプを
かけて、画素の代表的な部分における暗電流の温度特性
の補正を行う。
【0061】その後、A/D変換による折り返し歪みを
防止する帯域制限のためのプリフィルタ48を介した
後、A/D変換器49に入力されてデジタルデータに変
換され、出力信号を3つの出力から1つを選択的に切り
換えることができるスイッチ回路50に入力される。
【0062】このスイッチ回路50の出力の1つは、信
号を1/Nに除算する1/N回路51に入力され、次い
で暗電流(Idark;アイダーク)を除去するための
減算回路であるIdark除去回路52に入力され、後
述する記憶手段としての記憶素子53と連動して暗電流
成分の除去が行われる。
【0063】また、上記記憶素子53には、上記スイッ
チ回路50の他の出力の1つが直接入力されるようにな
っている。
【0064】さらに、上記スイッチ回路50の残りの出
力は比較器54に入力され、ローパスフィルタ55を通
り、D/A変換器56を介してアナログ信号に変換され
た後、上記ホワイトバランスGCA46の電圧をコント
ロールすることにより、ゲインを変化させることができ
る。
【0065】なお、Gチャンネルについては、後でも説
明するように、D/A変換器56への入力は初期値設定
手段57より供給される。
【0066】上記スイッチ回路50の3つの出力は、ホ
ワイトバランスモード,露光データの記憶モード,暗信
号減算モードにそれぞれ対応している。これらを状態に
よって切り替えながら制御する一連のシーケンスについ
て、より詳しく説明する。
【0067】まず、図示しないシャッタレリーズボタン
が押されると、測光センサ16により被写体の測光がな
されてホワイトバランスのモードに入り、白色拡散板8
が光路に挿入される。このホワイトバランスのモードに
ついて、図3を参照して説明する。なお、この図3に
は、ホワイトバランスのモードに必要な部分のみを図示
し、他のモードに用いる部分は図示を省略している。
【0068】R,BチャンネルのそれぞれのR,B入力
は、上記プリアンプ45,ホワイトバランスGCA4
6,オプティカルブラッククランプ47,プリフィルタ
48,A/D変換器49による一連の処理を経て、スイ
ッチ回路50からデータ出力される。
【0069】Gチャンネルについては、上述のように初
期値設定手段57が設けられていて、これをD/A変換
器56によりでアナログ信号に変換してホワイトバラン
スGCA46に入力し、固定値でゲインコントロールを
行うようになっている。
【0070】この初期値設定手段57の出力に応じて固
定されているGチャンネルの出力レベルを基準にして、
上記Rチャンネルの出力とBチャンネルの出力を調節し
てRGBの最終出力を等しくするのがこのホワイトバラ
ンスモードの目的になる。
【0071】上記Gチャンネルのスイッチ50からの一
定値出力と、上記Rチャンネルのスイッチ50の出力は
比較器54に入力されて、その大小を判断される。この
とき、最初の出力信号のホワイトバランスがもともとズ
レていれば、Gチャンネルの出力とRチャンネルの出力
の差分が検出される。
【0072】この比較器54の出力は、ローパスフィル
タ55を通して、D/A変換器56によりアナログ信号
に変換されてホワイトバランスCGA46にゲイン補正
信号としてフィードバックされる。
【0073】ホワイトバランス調整モードの初期時には
回路のタイムラグやトランジェント変動により完全な一
致はしないが、最終的には高精度に収束していく。
【0074】このホワイトバランスモード時には、上述
のように白色拡散板8が挿入されていて全面が白である
ので、レンズの周辺光量落ち等があってもどこのデータ
を見てもR=B=Gという関係を保ち、相対的な比は変
わらない。従って、時間経過に伴って画素の値は変化す
るが、ホワイトバランスの調整上は問題がない。
【0075】Bチャンネルについても同様にして、Gチ
ャンネルの出力と比較しながらフィードバックによりC
GAのゲイン調整がなされ、最終的には、Gチャンネル
の出力に対してRチャンネルの出力およびBチャンネル
の出力が一致する形でホワイトバランスがとられる。
【0076】以上が、シャッタ操作がなされて、測光し
てホワイトバランスをとるところのホワイトバランスの
モードである。
【0077】図4は上記ローパスフィルタ55の構成の
一例を示したものである。上述のように各単独のR,
G,Bの各チャンネルの出力には、回路系に含まれるノ
イズやその他の突飛なノイズが存在する場合があるの
で、上記比較器54を通った後でも、依然として影響を
与える可能性がある。
【0078】そこで、ある瞬間のデータに対して各タッ
プ出力が入出力で所定の遅延量Z-1(ゼットインバー
ス)を有し、それに対してある係数a0,a1,a2,
…,anを乗算し、これらの総和Σをとって出力する。
【0079】これは、一般的な非巡回型デジタルフィル
タといわれるものであるが、上記ローパスフィルタ55
として、例えばこのように構成したフィルタを用いて、
安定的に収束をかけると良い。
【0080】次に、図5は露光データの記憶モードにつ
いて説明するための図である。この露光データの記憶モ
ードは、上記フォーカルプレーンシャッタ20を開けて
通常の撮像を行ったデータを、上記記憶素子53に記憶
させておくモードである。
【0081】すなわち、被写体露光のタイミングによ
り、スイッチ50がこの記憶モードに切り替わって、該
スイッチ50からの露光データ出力は、メモリ等の記憶
素子53にそのまま書き込まれるようになっている。
【0082】その後、暗信号減算モードに入る。この暗
信号減算モードは、上記フォーカルプレーンシャッタ2
0を閉じた状態で撮像素子に暗電流を蓄積し、上記露光
データの記憶モードで取り込んだ画像データから減算す
ることにより、暗電流によるノイズを除去するモードで
ある。
【0083】この暗信号減算モードでは、図6に示すよ
うに、スイッチ50を通って1/N回路51により1/
Nに除算された信号出力と、上記図5で説明した露光デ
ータの記憶モードで正規の露光データが記憶されている
記憶素子53からの読み出しデータとが、Idark除
去減算回路52に入力される。
【0084】このIdark除去減算回路52では、撮
像素子の同じ位置の画素に対応するデータどうしを、所
定のタイミングで減算する。この減算した結果は、上記
記憶素子53の同一の記憶場所に戻す。
【0085】ここでIdark除去減算回路52への入
力は上述のように除算されて1/N(Nは自然数)にな
っているので、減算動作のループをN回繰り返すことに
よって、最終的には露光データに含まれている暗電流の
成分と同じレベルの量が差し引かれることになり、その
結果が上記記憶素子53に記憶される。
【0086】このようなIdark成分の除去動作は、
R,G,Bの各チャンネルの信号に対してそれぞれ行わ
れる。
【0087】その後、記憶素子53からRGBの各出力
が、図7に示すように、独立に出力されて、別の媒体や
表示装置などにデータ転送される。
【0088】次に、図8は本カメラシステムの動作を示
すフローチャート、図10はシャッタレリーズボタンが
押されてから暗電流の成分が除去された映像信号が記憶
素子53に蓄えられるまでの一連のシーケンスを示す図
である。
【0089】まず、ファインダ系を介して被写体を観察
する際には、図9(A)に示すように、クイックリター
ンミラー7が撮影光路中に挿入されて、上側に設けられ
ているファインダ系に被写体光束を導くようになってい
る。
【0090】この状態のときに、撮影者により任意のタ
イミングでレリーズスイッチが押されるとレリーズ信号
が入力され(ステップS1)、上記測光センサ16によ
り得られた値を固定し(ステップS2)、この値に基づ
いて測光演算を行う(ステップS3)。
【0091】この測光演算により絞り値およびシャッタ
速度を決定し(ステップS4,ステップS5)、これら
の値により、絞り値,電子シャッタおよびフォーカルプ
レーンシャッタ20の速度を設定して(ステップS
6)、図9(B)に示すように、クイックリターンミラ
ー7を跳ね上げて撮影画像の取り込み状態にするととも
に、白色拡散板8を光路中に挿入する(ステップS
7)。なお、図10のタイミングチャートに示すよう
に、測光演算が終了するまでは、ファインダによる被写
体の観察が可能になっている。
【0092】そして、白色拡散板8が光路中に挿入され
ると、上記測光演算の結果に基づいて設定された絞り値
とシャッタ速度により、絞り6とフォーカルプレーンシ
ャッタ20が駆動される。
【0093】このフォーカルプレーンシャッタ20の動
作に同期してセンサ(撮像素子)のリセットが行われ、
電荷蓄積が始まる。この電荷の蓄積は、次回のリセット
がかかるまで行われる。
【0094】なお、このとき露光を開始するタイミング
としては、フォーカルプレーンシャッタ20が開になっ
たときでも、あるいはセンサをリセットしたときでもど
ちらでも良い。
【0095】白色拡散板8の透過光による実際の露光期
間は、センサリセットをシャッタ動作前に行ったときに
はフォーカルプレーンシャッタ20が開いてから閉じる
までの時間で制御され、次にフォーカルプレーンシャッ
タ20を閉じた後の暗い状態で電荷が転送される(ステ
ップS7a)。
【0096】フォーカルプレーンシャッタ20は、閉じ
た状態でセンサ出力信号の読み出しが行われるが、この
とき上述したホワイトバランス調整のモードとなって、
R,G,Bの各チャンネルの出力が同じになるように収
束をかけて、ホワイトバランスの増幅率を最終的に決定
する(ステップS8)。
【0097】このホワイトバランス制御は、電荷転送が
行われる間は収束させる動作を継続し、全ての画素デー
タが取り出された直後にホワイトバランスを設定する。
ここで設定されたホワイトバランスは、次の撮影までは
固定的に有効である。
【0098】こうしてホワイトバランスが完了すること
により撮影条件が整ったために、図9(C)に示すよう
に、白色拡散板8を跳ね上げて(ステップS9)、今度
は本露光の動作に入る。
【0099】なお、この本露光の動作は、フォーカルプ
レーンシャッタ20を開ける動作から閉じる動作まで
は、白色拡散板8の挿入がないのを除いて、ホワイトバ
ランスをとるときと同じタイミングになっている。
【0100】上述のように、本例では撮像素子としてM
OS型の内部増幅センサであるCMDを用いているため
に、まず全画素のリセットを行う(ステップS10)。
【0101】このリセットから次の蓄積が開始されるた
めに、リセットはすなわちセンサでの露光の開始とな
る。そこで、このリセットと同時に図示しないタイマの
カウントを行う(ステップS11)。
【0102】次に、本露光を開始し、フォーカルプレー
ンシャッタ20を開いて(ステップS13)、上記露出
演算により決められたシャッタ時間が経過したら、フォ
ーカルプレーンシャッタ20を閉じる(ステップS1
4)。
【0103】そして、撮像素子に蓄積された電荷の読み
出し(転送)(これは、図10のDSに対応する。)を
開始し、これと同時に信号処理回路を経た画像データは
ライト状態で順次記憶素子53に書き込まれていく(ス
テップS15)(上記露光データの記憶モードに対応し
ている。)。
【0104】上記読み出し開始時をもって上記ステップ
S11で開始したタイマのカウントを終了して、そのカ
ウント値(図10ではこの時間をTとしている。)を記
憶しておく(ステップS12)。
【0105】なお、このときの電荷の転送に要する時間
は、図10に示すように、ホワイトバランス時の電荷転
送の時間よりも長くなっている。これは、本露光時は全
画素を読み出す必要があるが、ホワイトバランスをとる
ための電荷読み出しは、必ずしも全画素を読み出す必要
はなく、ホワイトバランスをとれるだけのデータ量があ
れば良いので、読み出すデータ量を少くしているためで
ある。
【0106】撮像素子の全電荷を転送して読み出しが終
了すると(ステップS16)、本露光のデータを記憶素
子53へ書き込む動作も終了となる。
【0107】そして、撮像素子の全画素をリセットして
(ステップS17)、このとき、上述のようにタイマカ
ウントを行った記憶値に基づいて、ダウンカウントを開
始する(ステップS18)。
【0108】このときには、上記フォーカルプレーンシ
ャッタ20は閉じられているので、撮像素子には被写体
の光は入射せず、ここからは、暗電流の蓄積に入る(ス
テップS20)。
【0109】そして、カウント値が0になったら(ステ
ップS19)、本露光時のシャッタ時間と暗電流の蓄積
時間が同じになったことになるから、暗電流の蓄積を終
了して、ダーク信号の読み出しを行う(ステップS2
1)。
【0110】このダーク信号の読み出し期間DN1には、
記憶素子53から本露光のデータを読み出して、この記
憶素子53のデータから、現在読み出している信号処理
を経た撮像素子の出力であるダーク信号のデータを減算
して、その結果を記憶素子53の同一アドレスに再度書
き込む動作を行う。この動作を、画素転送のタイミング
に同期して画素単位で繰り返していく。
【0111】このように、フォーカルプレーンシャッタ
20が閉じた後は、遮光状態で信号の読み出しが開始さ
れるが、読み出しの先頭の画素データは遮光後すぐに読
み出せるのに比して、転送期間の後ろの画素データは読
み出されるまでにしばらく待機しなければならない。こ
のために、転送の終わりの画素データは、転送の初めの
画素データに比べて、ダーク信号が余分に蓄積されて増
加していくことになる。
【0112】そこで、光が当たっている本露光の転送の
ときと、ダーク信号の転送のときとで、画素データの読
み出し順を同一にして同じ転送レートとすることによ
り、対応する画素に含まれるダーク信号は全く同じにで
きる。
【0113】このように本露光と遮光時のダーク露光と
で、期間Tのタイミングを一致させることは重要であ
る。そこで、上述のように、本露光でフォーカルプレー
ンシャッタ20が開になっている時間をカウントしてそ
の結果を記憶しておき、ダークの撮影のときにはこの記
憶値からダウンカウントして行き、カウント値が0にな
ったときに撮像素子から電荷の転送を始めるようタイミ
ングをとるようにしたものである。
【0114】このときの電荷を転送するタイミングや速
度を変えなければ、このようなカウントにより期間Tを
一致をさせることができるのである。こうして期間Tを
一致させることにより、減算処理でダーク信号を良好に
除去することができる。
【0115】このように、ダーク信号を良好に除去する
ために、本露光とダーク露光におけるセンサリセットか
ら転送終了までの期間Tを、タイマカウントを行うこと
により同一になるように制御している。
【0116】ところで、上述のように、暗信号として電
荷転送されてるデータは上記1/N回路51により1/
Nと小さくなっているために、全画素について記憶素子
53データを読み書きした結果、DN1直後の記憶素子5
3データとしては、全ての画素において暗電流の1/N
だけ引かれたことになる。
【0117】このような減算が順次のタイミングでサイ
クリックにN回繰り返されて、つまりDNN転送まで行わ
れることにより、必要な暗電流の除去が行われる。この
ようにN回の減算を行うことにより、ランダムに発生す
るノイズの影響を軽減することができる。
【0118】なお、除算を行うNの値としては、2のべ
き乗の数を用いると、ビットシフトにより除算が実行で
きるため演算実行のための構成が簡単となる利点があ
る。
【0119】上記N回のループが終了すると、記憶素子
53上の信号はダーク成分が除去されたものになり、再
びスタンバイ状態に戻る(ステップS22)。
【0120】また、システム的な制御としては、途中で
レリーズの受付けがされるとシーケンスの制御が良好に
行われないので、レリーズの受付けが可能である期間と
禁止する期間とを必要に応じて制御する。
【0121】すなわち、レリーズスイッチの入力がある
までは、レリーズを受付けることが可能な期間であり、
レリーズが押された時点でレリーズを受付けを禁止する
モードに入る。
【0122】また、最終的に記憶素子53に蓄えられた
画像データを別の装置に転送する外部転送の受付けは、
まず、初期状態では受付け可である。したがって、仮に
レリーズスイッチが押される以前に再転送が指令されて
も、受付けることができる。なお、このときには、転送
が終了するまでは、レリーズおよび外部転送を受付ける
状態にはならない。
【0123】そして、レリーズスイッチがオンされる
と、その後は外部転送の受付けを禁止する。DNNのデー
タ演算結果が記憶素子53に保管された後は、外部転送
は再び許可される。その後も、転送が開始次第禁止な
り、転送が終了したときに再び可になる。
【0124】次に、上記図10に示した撮影のための一
連のシーケンスの前後の期間について、図11を参照し
て説明する。なお、この図11においては、上記図10
に示した期間は、画像入力出力生成期間としてまとめて
記載されている。
【0125】リレーズスイッチの入力がされる以前の初
期状態では、レリーズは受付け可であり、ミラーはオ
ン、外部転送は受付可である。
【0126】レリーズスイッチがオンになると、レリー
ズ受付けおよび外部転送の受付けが禁止され、その後、
上述したようにクイックリターンミラー7が光路から外
れてオフになる。
【0127】上記画像入力出力生成期間が終了すると、
外部転送の受付けが可になり、読み出し命令により実際
に外部転送が行われる。このときには重複した転送は行
われないので、外部転送の受付けは禁止である。
【0128】全データを転送し終わると、外部転送およ
びレリーズ受付けが可になり、クイックリターンミラー
7は再び光路中に挿入されてオンになる。このときに
は、外部への再転送が可能である。
【0129】その後、外部への再転送やあるいはレリー
ズ入力があった場合には、再び上述のように外部転送お
よびレリーズ受付けが禁止されることはいうまでもな
い。
【0130】また、レリーズスイッチ入力後の一連の動
作の中で、ホワイトバランス調整時と本露光時にはクイ
ックリターンミラー7が退避していなければならない
が、それ以外のときには光路中に挿入されることも可能
である。しかしながら、レリーズ受付けが禁止されてい
る期間にクイックリターンミラー7がオンになると、フ
ァインダを介して被写体を観察することができるため
に、撮影者はレリーズスイッチを押してしまう可能性が
ある。
【0131】この場合にも、システム的にはレリーズ受
付けを禁止しているために、動作に不具合が発生するこ
とはないが、撮影者は新たな構図で撮影されたと考える
可能性がある。
【0132】そこで、外部転送を一回行うまでは、つま
りレリーズ受付けが禁止されている期間の間は、クイッ
クリターンミラー7も退避させておき、ファインダ系に
被写体光束を導かないようにすることで、撮影者に撮影
が不可能である旨を容易に認識させることができる。
【0133】このように、レリーズの受付けが許可され
ているか禁止されているかは、表示手段を別途設けるこ
となく、被写体像がファインダで視認できるか否かによ
り確認をすることができて、撮影のミス等を防ぐことが
できる。
【0134】このような実施例によれば、本露光を行っ
た直後に、本露光時と同一の条件でダーク露光を行い、
前者から後者を減算しているために、環境温度の変化や
電荷蓄積時間の変化によらず暗電流によるノイズを良好
に軽減することができる。
【0135】また、暗電流の蓄積を行うダーク露光を、
複数回繰り返すことにより、一層適切に暗電流の除去を
行うことができる。
【0136】さらに、レリーズの受付け禁止中は、ファ
インダで被写体像が視認できないために、撮影のミスを
防ぐことができる。
【0137】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、暗電流
に起因するノイズを適正に除去することができない従来
例の問題点を解決して、高精度で1画素毎のノイズ除去
を行うことができるために、極めて簡単な補正手段とな
る。
【0138】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
と同様の効果を有するとともに、1回の撮像で静止画を
撮影することができる。
【0139】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
と同様の効果を有するとともに、画素毎の増幅出力であ
るためにCCDに比してFPNが多いMOS型内部増幅
センサの欠点を克服して、このFPNも含めてノイズを
適正に除去することができる。
【0140】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
と同様の効果を有するとともに、補正を行う前に本露光
を行うために、シャッタチャンスを逃がすことがない。
【0141】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
と同様の効果を有するとともに、本来の信号成分が含ま
れないために比較的低レベルである遮光時画像データを
先行して得て、このデータを記憶しておけば良いため、
記憶手段の容量が少なくて済むという利点を有する。
【0142】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
と同様の効果を有するとともに、他の部材を追加するこ
となく一連のシーケンスを行うことができる。
【0143】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
と同様の効果を有するとともに、撮影後に露出制御用シ
ャッタを閉じた状態を保持することで、容易に実現する
ことができる。
【0144】請求項8に記載の発明によれば、請求項6
と同様の効果を有するとともに、一眼レフレックスカメ
ラと同様の構成でシャッタを閉じた状態を保持すること
で容易に実現することができる。
【0145】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
と同様の効果を有するとともに、一眼レフレックスカメ
ラと同様の構成でファインダ系に導光することにより実
現することができる。
【0146】請求項10に記載の発明によれば、請求項
1と同様の効果を有するとともに、被写体の明るさにと
もなうセンサ露光時間や画素転送時刻によって変化する
ノイズも含めて良好に除去することができる。
【0147】請求項11に記載の発明によれば、請求項
10とほぼ同様の効果を有している。
【0148】請求項12に記載の発明によれば、請求項
4または請求項5と同様の効果を有するとともに、同一
の記憶手段を兼用することにより、記憶手段容量が増加
するのを防ぐことができる。
【0149】請求項13に記載の発明によれば、請求項
1と同様の効果を有するとともに、撮像素子の出力レー
トでは規格化されたファイル形式やインターフェースや
書き込み媒体等に対応することができなかった従来例の
欠点を克服し、兼用した記憶手段により、読み出し速度
やタイミングを任意に設定することができる。
【0150】請求項14に記載の発明によれば、請求項
1または請求項5と同様の効果を有するとともに、N回
平均をとることにより、ランダムなノイズを軽減するこ
とができる。
【0151】請求項15に記載の発明によれば、請求項
1または請求項4と同様の効果を有するとともに、デー
タを1/Nに縮小してから加算を行うために、データ量
が大きくならないという利点を有する。
【0152】請求項16に記載の発明によれば、請求項
14または請求項15と同様の効果を有するとともに、
除算手段の構成が簡単になる。
【0153】請求項17に記載の発明によれば、請求項
1と同様の効果を有するとともに、レリーズボタンを押
したときの構図でホワイトバランスをとることができ、
補正精度が向上すると同時に、このホワイトバランスを
とる動作を一連のシーケンスの中で行うために、撮影者
のミス等によりホワイトバランスを取り忘れることがな
い。
【0154】請求項18に記載の発明によれば、請求項
17とほぼ同様の効果を有している。
【0155】請求項19に記載の発明によれば、請求項
17と同様の効果を有するとともに、光学ミラーと白色
拡散板が移動する空間を共有することができるために、
電子的撮像装置を小型化することができる。
【0156】請求項20に記載の発明によれば、請求項
1と同様の効果を有するとともに、別途表示手段を設け
ることなく、撮影が禁止されている状態であることが容
易に視認されるために、撮影ミスすることがない。
【0157】請求項21に記載の発明によれば、請求項
1と同様の効果を有するとともに、より正確に暗電流の
ノイズを除去することができる。
【0158】以上説明したように本発明の電子的撮像装
置によれば、環境温度の変化や電荷蓄積時間の変化によ
らず、暗電流や固定パターンノイズを良好に軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカメラシステムのブロ
ック図。
【図2】上記実施例のプロセス回路の詳細を示すブロッ
ク図。
【図3】上記図2のプロセス回路の内、ホワイトバラン
スのモードに必要な部分を示したブロック図。
【図4】上記実施例のローパスフィルタの構成の一例を
示す図。
【図5】上記図2のプロセス回路の内、露光データの記
憶モードに必要な部分を示したブロック図。
【図6】上記図2のプロセス回路の内、暗信号減算モー
ドに必要な部分を示したブロック図。
【図7】上記実施例の記憶素子からの出力を示すブロッ
ク図。
【図8】上記実施例のカメラシステムの動作を示すフロ
ーチャート。
【図9】上記実施例のクイックリターンミラーと白色拡
散板の動作を示す側面図。
【図10】上記実施例の出力信号の生成を示すタイミン
グチャート。
【図11】上記図10の前後を含むカメラシステムの状
態を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
6…絞り 7…クイックリターンミラー 8…白色拡散板 16…測光センサ 20…フォーカルプレーンシャッタ 23r…RチャンネルCMD 23g…GチャンネルCMD 23b…BチャンネルCMD 24r…Rチャンネルプロセス回路 24g…Gチャンネルプロセス回路 24b…Bチャンネルプロセス回路 36…システムコントローラ 46…ホワイトバランスゲインコントロールアンプ 51…1/N回路 52…Idark除去減算回路 53…記憶素子 54…比較器

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、 この撮像素子への被写体光の透光遮光を制御する遮光手
    段と、 上記撮像素子の出力画像データを一時的に保管する記憶
    手段と、 撮影のための適正な露出条件を決定するとともに、撮影
    後に上記撮像素子から読み出された出力信号に対応する
    第1の画像データと、上記遮光時に上記撮像素子から読
    み出された暗時の出力信号に対応する第2の画像データ
    とに基づいて、同一画素各々のデータを上記記憶手段に
    より時間的に一致させた後、上記第1及び第2の両画像
    データに関する演算により最終的な画像データを生成す
    る演算制御手段と、 を具備することを特徴とする電子的撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記撮像素子は、二次元センサであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子的撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記二次元センサは、MOS型の内部増
    幅センサであることを特徴とする請求項2に記載の電子
    的撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段は撮影者の意図する第1の
    タイミングで撮影を行った第1の画像データを一旦記憶
    するものであり、上記演算制御手段は第2のタイミング
    で上記遮光時に撮像素子から読み出した第2の画像デー
    タと上記記憶手段に保管した第1の画像データを読み出
    した第3の画像データとに関してこれら第2及び第3の
    画像データについて時間的対応関係を整合させて第3の
    タイミングで上記第3の画像データから第2の画像デー
    タを減算する減算手段を具備することを特徴とする請求
    項1に記載の電子的撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記演算制御手段は、予め測光した結果
    により求められた実効的な露光時間と所定の関係にある
    時間区間に亘って、第1のタイミングで上記遮光手段を
    閉じた状態で撮影したときの遮光時画像データを上記記
    憶手段に一旦記憶せしめ、さらに、露光時間を上記時間
    区間と同一とし且つその他の露光条件を適正にした状態
    において第2のタイミングで撮影を行ったときの透光時
    画像データを得、この透光時画像データと上記記憶手段
    に一旦記憶したものを読み出した読出し画像データとの
    両画像データについてそれらの時間的対応関係を整合さ
    せて第3のタイミングで上記透光時画像データから読出
    し画像データを減算する減算手段を具備することを特徴
    とする請求項1に記載の電子的撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記遮光手段は、機械的な露出制御用シ
    ャッタであることを特徴とする請求項1に記載の電子的
    撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記機械的な露出制御用シャッタは、レ
    ンズ絞りの作動によるレンズシャッタであることを特徴
    とする請求項6に記載の電子的撮像装置。
  8. 【請求項8】 上記機械的な露出制御用シャッタは、フ
    ォーカルプレーンシャッタであることを特徴とする請求
    項6に記載の電子的撮像装置。
  9. 【請求項9】 上記遮光手段は、ファインダ系に被写体
    光を反射させる可動式の光学ミラーであることを特徴と
    する請求項1に記載の電子的撮像装置。
  10. 【請求項10】 上記演算制御手段は、上記遮光時の撮
    像素子の出力信号から同信号に対応する上記第1の画像
    データを生成するためのタイミング制御およびルーチン
    制御と、上記透光時の撮像素子の出力信号から同信号に
    対応する上記第2の画像データを生成するためのタイミ
    ング制御及びルーチン制御とが同一であるように構成さ
    れたものであることを特徴とする請求項1に記載の電子
    的撮像装置。
  11. 【請求項11】 上記演算制御手段は、上記透光時にお
    ける遮光手段の電気的シャッタ速度を記憶する第2の記
    憶手段を有し、この第2の記憶手段の記憶データに基づ
    き上記遮光時のタイミング制御およびルーチン制御を行
    うものであることを特徴とする請求項10に記載の電子
    的撮像装置。
  12. 【請求項12】 減算後の画像データは、再度同一の記
    憶手段に書き込まれることを特徴とする請求項4または
    請求項5に記載の電子的撮像装置。
  13. 【請求項13】 上記演算制御手段は、転送要求信号を
    発して該信号により撮像素子の出力レートより遅いデー
    タ転送レートで上記記憶手段より最終的な出力画像デー
    タを読み出すように構成されたものであることを特徴と
    する請求項1に記載の電子的撮像装置。
  14. 【請求項14】 上記演算制御手段は、上記遮光時の撮
    像素子からの信号読み出しをN(Nは自然数)回行って
    毎回の出力信号に対応するデータを上記記憶手段に保管
    し、これらN個のデータの平均値をとり、この平均値を
    遮光時の画像データとすることにより、遮光時の読み取
    り信号に含まれるランダム性雑音成分を軽減するように
    構成されたものであることを特徴とする請求項1または
    請求項5に記載の電子的撮像装置。
  15. 【請求項15】 上記演算制御手段は、遮光時の画像出
    力データの値を1/N(Nは自然数)にする除算手段を
    備え、上記第1のタイミングで記憶手段に保管された画
    像データを読み出してこのデータから上記除算手段によ
    る除算結果を減算した後に該記憶手段に再度書き込みを
    行うまでの動作を1つの処理サイクルとし、上記撮像素
    子の出力から遮光時の画像出力データを順次N回得て、
    このN回のデータについて上記処理サイクルをN回繰り
    返した後の結果を最終的な画像データとすることで、遮
    光時の読み取り信号に含まれるランダム性雑音成分を軽
    減するように構成されたものであることを特徴とする請
    求項1または請求項4に記載の電子的撮像装置。
  16. 【請求項16】 上記Nを2のべき乗に設定し、上記除
    算手段による除算をビットシフトにより実行可能にした
    ことを特徴とする請求項14または請求項15に記載の
    電子的撮像装置。
  17. 【請求項17】 テイキングレンズを通過した被写体光
    を撮像素子に導く光路中に設けられた、ファインダ系に
    導光させるための可動式の光学ミラーと、 シャッタレリーズ信号に同期して被写体光をファインダ
    系から撮像素子側に切り替える制御手段と、 撮像素子の光路前方側に、露出制御を可能に配置された
    フォーカルプレーンシャッタと、 光学絞りおよび上記フォーカルプレーンシャッタのシャ
    ッタ速度を決定するために、上記テイキングレンズから
    の被写体光を計測する測光手段と、 上記光学ミラーとフォーカルプレーンシャッタの間の光
    路中に挿入可能な、所定の透過率を有する白色拡散板
    と、 を具備し、撮影を行う前に、上記測光手段の出力によっ
    て定められた絞りと、白色拡散板を透過した光により露
    光された撮像素子の出力のレベルにより、取り込み信号
    の増幅率を決定して、その後撮影を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の電子的撮像装置。
  18. 【請求項18】 撮像素子からR,G,Bの分光特性に
    相当する光入射を電気信号に変換して処理するにあた
    り、シャッタレリーズ後に所定の露出条件を決定し、上
    記白色拡散板が光路中に挿入されて、Rチャンネルおよ
    びGチャンネルおよびBチャンネルの各出力レベルが等
    しくなるように回路系の増幅率を決定した後に撮影を行
    うことを特徴とする請求項17に記載の電子的撮像装
    置。
  19. 【請求項19】 上記光学ミラーおよび白色拡散板は、
    上記テイキングレンズと撮像素子の間の光路中に配置さ
    れ、ともに可倒式であり、各動作領域の軌道が空間的に
    重複する部分を有し、光学ミラーが被写体光をファイン
    ダ系に導く状態、白色拡散板の透過光が撮像素子に入射
    する状態、光学ミラーおよび白色拡散板が退避して被写
    体光が妨げられることなく撮像素子に入射する状態を有
    し、これらの各状態をシーケンシャルに制御可能な第2
    の制御手段を具備することを特徴とする請求項17に記
    載の電子的撮像装置。
  20. 【請求項20】 シャッタレリーズから出力信号を生成
    するまで、および上記記憶手段から少なくとも1回のデ
    ータ転送を終了するまでは、テイキングレンズからの被
    写体光を光学ミラーによってファインダ系に導くのを禁
    止することを特徴とする請求項1に記載の電子的撮像装
    置。
  21. 【請求項21】 RチャンネルおよびGチャンネルおよ
    びBチャンネルの各出力レベルが等しくなるように回路
    系の増幅率が決定された後に、上記画像データの抽出を
    行うことを特徴とする請求項1に記載の電子的撮像装
    置。
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