JP5124416B2 - 固定パターンノイズ除去ユニット、撮像ユニット、および電子内視鏡システム - Google Patents

固定パターンノイズ除去ユニット、撮像ユニット、および電子内視鏡システム Download PDF

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Description

本発明は、CMOS撮像素子などのように画素毎に異なる固定パターンノイズを簡易な構成で効果的に除去する固定パターンノイズ除去ユニット、撮像ユニット、および固定パターンノイズの除去された画像を作成する電子内視鏡システムに関する。
消費電力および製造コストの低減化することが可能なCMOS撮像素子が知られている。CMOS撮像素子は各画素にアンプが設けられるため、画素毎に個別の固定パターンノイズが発生する。
また、固定パターンノイズを除去するために、露光時間を短く設定して電子シャッタを機能させることにより遮光状態と同等の状況下での撮像により固定パターンノイズを生成させ、撮像時の画像データから固定パターンノイズ成分を除去することが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、露光時間を十分に短く設定できない場合や、光量の大きい光が入射する場合には、精度の高い固定パターンノイズを生成することが出来ない。それゆえ、このような状況下では、高い精度で固定パターンノイズを除去することが困難であった。
特開平10−313428号公報
したがって、本発明では固定パターンノイズを簡易な構成で効果的に除去する固定パターンノイズ除去ユニットを提供することを目的とする。
本発明の固定パターンノイズ除去ユニットは、撮像素子に配置される画素が通常露光時間の露光による受光量に応じて生成する撮像画素信号または画素が前記通常露光時間より短い瞬間露光時間の露光による受光量に応じて生成する擬似黒色画素信号を受信する受信部と、撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であるか否かを判別する判別部と、撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であると判別部が判別するまで撮像素子に通常露光時間による第1の撮像を繰返させ撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であると判別部が判別した後に撮像素子に瞬間露光時間による第2の撮像を少なくとも1回実行させ第2の撮像を実行させた後に第1の撮像を繰返させる撮像素子制御部と、擬似黒色画素信号基づくノイズ信号を撮像画素信号から減じる減算部と、第2の撮像が実行される前には受信部が受信する撮像画素信号を出力し第2の撮像が実行された後には減算部によりノイズ信号を減じられた撮像画素信号を出力する出力部とを備えることを特徴としている。
さらに、擬似黒色画素信号が2以上の所定のフレーム数生成されるまで、第1の撮像、撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であるか否かの判別、および撮像画素信号の信号レベルが閾値未満である場合に実行させる第2の撮像を判別部と撮像素子制御部とに実行させる全体制御部を備えることが好ましい。
また、撮像素子制御部は撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であると判別部が判別した後の所定の期間に複数回の第2の撮像を実行させることが好ましい。
また、減算部は複数回の第2の撮像により異なる時期に生成された複数の擬似黒色画素信号を平均化させることによりノイズ信号を生成することが好ましい。
また、減算部は2回目以降の第2の撮像により生成された擬似黒色画素信号を受信部が受信するたびに受信済みの複数の擬似黒色画素信号を平均化することによりノイズ信号を生成し最後に受信部が受信した撮像画素信号から前記ノイズ信号を減じ、出力部は第2の撮像の実行中には減算部によりノイズ信号が減じられた撮像画素信号を出力することが好ましい。
また、出力部は第2の撮像が実行される間には最後に受信部が受信した撮像画素信号を出力することが好ましい。
また、瞬間露光時間は通常露光時間を閾値で除した時間であることが好ましい。
また、撮像素子制御部は撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であると判別部が判別するまで撮像素子に第1の通常露光時間による第1の撮像を繰返させ第2の撮像の実行後には第1の通常露光時間のm倍(1<m)の第2の通常露光時間による第1の撮像を繰返させ、出力部は第2の撮像が実行される前には第1の通常露光時間による第1の撮像により生成した撮像画素信号をm倍にして出力することが好ましい。
本発明の撮像ユニットは、通常露光時間の露光による受光量に応じた撮像画素信号または通常露光時間より短い瞬間露光時間の露光による受光量に応じた擬似黒色画素信号を生成する画素を有する撮像素子と、撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であるか否かを判別する判別部と、撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であると判別部が判別するまで撮像素子に通常露光時間による第1の撮像を繰返させ撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であると判別部が判別した後に撮像素子に瞬間露光時間による第2の撮像を少なくとも1回実行させ第2の撮像を実行させた後に第1の撮像を繰返させる撮像素子制御部と、擬似黒色画素信号基づくノイズ信号を撮像画素信号から減じる減算部と、第2の撮像が実行される前には受信部が受信する撮像画素信号を出力し第2の撮像が実行された後には減算部によりノイズ信号を減じられた撮像画素信号を出力する出力部とを備えることを特徴としている。
本発明の電子内視鏡システムは、通常露光時間の露光による受光量に応じた撮像画素信号または通常露光時間より短い瞬間露光時間の露光による受光量に応じた擬似黒色画素信号を生成する画素を有する撮像素子と、撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であるか否かを判別する判別部と、撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であると判別部が判別するまで撮像素子に通常露光時間による第1の撮像を繰返させ撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であると判別部が判別した後に撮像素子に瞬間露光時間による第2の撮像を少なくとも1回実行させ第2の撮像を実行させた後に第1の撮像を繰返させる撮像素子制御部と、擬似黒色画素信号基づくノイズ信号を撮像画素信号から減じる減算部と、第2の撮像が実行される前には受信部が受信する撮像画素信号を出力し第2の撮像が実行された後には減算部によりノイズ信号を減じられた撮像画素信号を出力する出力部とを備える撮像ユニットを有することを特徴としている。
本発明によれば、通常の撮像時に生成される撮像画素信号を閾値と比較して、信号レベルが十分に低いときに、瞬間露光時間による撮像を実行させることによりノイズデータを生成できるので、固定パターンノイズを簡易な構成で高い精度で除去することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットを有する電子内視鏡システムの内部構成を概略的に示すブロック図である。
電子内視鏡システム10は、電子内視鏡20、内視鏡プロセッサ40、およびモニタ11によって構成される。内視鏡プロセッサ40は、電子内視鏡20、及びモニタ11に接続される。
内視鏡プロセッサ40には光源ユニット(図示せず)が設けられる。光源ユニットから照射する照明光が、電子内視鏡20のコネクタ21から挿入管22の先端まで延設されるライトガイド(図示せず)によって挿入管22の先端まで伝達される。
ライトガイドにより伝達された照明光が挿入管22の先端付近に照射される。照明光を照射された被写体が電子内視鏡20により撮像される。電子内視鏡20の撮像により生成する画像信号が内視鏡プロセッサ40に送られる。
内視鏡プロセッサ40は画像処理回路41を有しており、画像処理回路41において電子内視鏡20から得られた画像信号に対して所定の信号処理が施される。所定の信号処理を施した画像信号はモニタ11に送信され、送信された画像信号に相当する画像がモニタ11に表示される。
なお、光源ユニットおよび画像処理回路41は、内視鏡プロセッサ40に設けられるシステムコントローラ42により動作が制御される。また、システムコントローラ42は、電子内視鏡20にも接続され、電子内視鏡20の各部位の動作も制御する。
なお、内視鏡プロセッサ40には入力部43が設けられる。使用者によるコマンドが入力されると、入力されたコマンドに応じたオーダー信号が入力部43からシステムコントローラ42に送信される。システムコントローラ42は、受信したオーダー信号に応じて各部位の動作を制御する。
電子内視鏡20には、対物レンズ23、撮像素子24、A/Dコンバータ25(受信部)、画像処理部30、D/Aコンバータ26、SDRAM27、タイミングコントローラ28(撮像素子制御部)などが設けられる。
前述のように、照明光が照射された被写体の光学像が対物レンズ23を介して、撮像素子24の受光面に到達する。タイミングコントローラ28の駆動に基づいて、撮像素子24は受光面に到達した光学像に相当する画像信号を生成する。
撮像素子24はCMOS撮像素子であり、受光面には行列状に複数の画素(図示せず)が配置される。各画素では、受光量に応じた画素信号が生成される。
各画素において生成される画素信号は、固定パターンノイズ(FPN)成分および受光量成分を有する。FPN成分は、各画素固有のノイズ成分であり、露光時間に関わらず一定の大きさである。また、受光量成分は、画素への積算露光量、すなわち入射光の光量および露光時間の積に応じて変化する。
タイミングコントローラ24により各画素が生成する画素信号の出力時期が制御され、画素信号が撮像素子24から順番に出力される。受光面に配置されたすべての画素が生成した画素信号によって1フレームの画像信号が構成される。
なお、後述するように、タイミングコントローラ28は画素の露光時間を制御することも可能である。さらに、タイミングコントローラ28により、A/Dコンバータ25および画像処理部30における動作のタイミングも制御される。
生成された画像信号は、撮像素子24からA/Dコンバータ25に送信される。A/Dコンバータ25によりA/D変換が施され、アナログ画像信号がデジタル画像データに変換される。なお、画像データは、画素信号をA/D変換した画素データによって構成される。
画像データは、画像処理部30に送信される。画像処理部30では、FPN除去を含む所定の画像処理が画像データに対して施される。なお、画像処理部30はSDRAM27に接続される。SDRAM27には、後述するように、FPN除去のための画素データが格納される。
所定の画像処理が施された画像データは、D/Aコンバータ26に送信される。D/Aコンバータ26によりD/A変換が施され、デジタル画像データがアナログ画像信号に変換される。変換された画像信号は内視鏡プロセッサ40の画像処理回路41に送信される。前述のように、画像処理回路41では画像信号に対して所定の画像処理が施される。画像処理後、画像信号はモニタ11に送信され、画像信号に相当する画像がモニタ11に表示される。
次に、画像処理部30の構成とともに、画像処理部30において実行されるFPN除去について説明する。図2に示すように、画像処理部30は、平均化回路31、FPN補正回路32(減算部)、および一般画像処理回路33などによって構成される。
画素信号からFPN成分を除去するためには、各画素固有のFPN成分であるノイズ信号が必要である。FPN除去の前に、画像処理部30によりノイズデータが生成される。
前述のように、画素データはノイズ成分と受光量成分とを有する。受光量成分がゼロとなる状況において画素データを生成させることによりノイズ成分とみなせるノイズデータが作成される。ノイズデータの作成のためには、明る過ぎない状況において極めて短い露光時間で画素データを生成させる必要がある。
撮像素子24への入射光量が大き過ぎるか否かを判別するために、電子内視鏡20の起動時にタイミングコントローラ28は、通常の撮像時の露光時間、例えば1/60sの露光時間で撮像を実行させ、撮像素子24に連続的に撮像画像信号を生成させる。
露光時間が1/60sの場合には、生成した画素信号は撮像画素データとして、FPN補正回路32に送信される。FPN補正回路32では、後述するように、SDRAM27から読出すノイズデータにより撮像画素データのFPN成分が除去される。ノイズデータの生成前には、FPN補正回路32はFPN成分の除去を施すことなく、撮像画素データをそのまま一般画像処理回路33に送信する。
一般画像処理回路33では、受信した画素データに対して色補間処理やガンマ補正処理などの所定の画像処理を施す。所定の画像処理の施された画素データは、前述のようにD/Aコンバータ26に送信される。したがって、ノイズデータの生成前には、FPN成分の除去が施されなかった画像がモニタ11に表示される。
なお、ノイズデータの生成前に一般画像処理回路33では、所定の画像処理を施す前に撮像画像データに基づいて、撮像画像データを構成する画素データの輝度成分の最大値が求められる。また、一般画像処理回路33では最大値が閾値未満であるか否かが判別される。なお、閾値のデータレベルはx(x>1)に定められているとする。
輝度成分の最大値が閾値以上である場合には、1/60sの露光時間での撮像が繰返される。輝度成分の最大値が閾値未満である場合には、一般画像処理回路33はタイミングコントローラ28および画像処理部30にノイズデータを生成するための動作を開始させる。
一般画像処理回路33によりノイズデータの生成を開始させる信号を受信すると、タイミングコントローラ28は、通常の撮像時の露光時間を閾値のデータレベルで除した時間((1/60x)s)を露光時間として撮像を実行させ、撮像素子24に1フレームの遮光画像信号を生成させる。
露光時間が(1/60x)sの場合には、生成した画素信号は擬似黒色画素データとして平均化回路31に送信される。平均化回路31は、SDRAM27に接続される。SDRAM27にはFPN計算用画像領域27aおよびFPN格納領域27bが設定される。
平均化回路31が受信した擬似黒色画素データは、FPN計算用画像領域27aに格納される。FPN計算用画像領域27aには8フレームの遮光画像データを格納可能であり、擬似黒色画素データは、フレームの順番および対応する画素の位置に応じてFPN計算用画像領域27a内に定められる領域に格納される。
1フレームの画像データを構成する擬似黒色画素データをFPN計算用画像領域27aに格納すると、再びタイミングコントローラ28は1/60sの露光時間で撮像を撮像素子24に繰返させる。
以後、撮像画像データを構成する画素データの輝度成分の最大値が閾値未満であるか否かの判別、(1/60x)sの露光時間の撮像、擬似黒色画素データの格納が、FPN計算用画像領域27aに8フレームの擬似黒色画素データが格納されるまで繰返される。
(1/60x)sの露光時間による8フレームすべての擬似黒色画素データがFPN計算用画像領域27aに格納されると、フレームの異なる8個の擬似黒色画素データが画素毎に平均化回路31に読出される。平均化回路31において、データ成分を平均化することにより画素毎のノイズデータが生成される。すべての画素に対して、ノイズデータが生成される。ノイズデータはFPN格納領域27bに送信され、格納される。
ノイズデータの生成を終了すると、タイミングコントローラ28は1/60sの露光時間で、撮像素子24に撮像画像信号を生成させる。1フレームの撮像画像信号を構成する各画素信号が撮像画素信号として順番にA/Dコンバータ25を介して、画像処理部30に送信される。
前述のように、露光時間が1/60sの場合には、生成されA/D変換された撮像画素データは、FPN補正回路32に送信される。FPN補正回路32には、受信した撮像画素データに対応する画素のノイズデータがSDRAM27から読出される。FPN補正回路32により、撮像画素データからノイズデータが減じられることにより、FPN成分が除去される。
前述のように、FPN成分が除去された撮像画素データは一般画像処理回路33に送信され、色補間処理やガンマ補正処理などの所定の画像処理が施される。所定の画像処理の施された撮像画素データが、前述のように、D/Aコンバータ26に送信される。
次に、タイミングコントローラ28および画像処理部30によって行われるノイズデータ生成および撮像画素データからのFPN成分の除去の処理を図3のフローチャートを用いて説明する。図3は、FPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。FPN成分の除去の処理は、電子内視鏡システム10の電源をONにするときに開始される。
ステップS100では、1/60sの露光時間で撮像素子24に撮像を実行させ、1フレームの撮像画像信号を生成させる。撮像画像信号の生成後、ステップS101に進み、既にノイズデータを生成済みであるか否かを判別する。ノイズデータを生成済みの場合は、ステップS102に進む。ノイズデータを未生成である場合には、ステップS103に進む。
ステップS102では、SDRAM27に格納されたノイズデータを、ステップS100で生成させA/D変換させた撮像画像データから減じることにより、FPN成分を除去する。FPN成分の除去後、ステップS110に進む。
ステップS103では、ステップS100において生成させた撮像画像信号をA/D変換した撮像画像データを一般画像処理回路33に送信する。撮像画像データの送信後、ステップS104に進む。
ステップS104では、ステップS100において生成させた撮像画像信号を構成する撮像画素信号の中で輝度成分の最大値を検出する。最大値を検出すると、ステップS105に進み、検出した最大値が閾値未満であるか否かを判別する。最大値が閾値未満である場合にはステップS106に進む。最大値が閾値未満でない場合には、ステップS110に進む。
ステップS106では、(1/60x)sの露光時間で撮像素子24に撮像を実行させ、1フレームの遮光画像信号を生成させる。1フレームの遮光画像信号の生成後、ステップS107に進み、生成した遮光画像信号をA/D変換させた遮光画像データを構成する擬似黒色画素データをSDRAM27に格納する。遮光画像データを構成するすべての擬似黒色画素データを格納すると、ステップS108に進む。
ステップS108では、SDRAM27に8フレームの擬似黒色画素データが格納されているか否かを判別する。8フレームの擬似黒色画素データが格納されている場合には、ステップS109に進む。8フレームの擬似黒色画素データが格納されていない場合には、ステップS110に進む。
ステップS109では、フレームの異なる8個の擬似黒色画素データを画素毎に平均化して、ノイズデータを生成する。さらに、生成したノイズデータをSDRAM27に格納する。ノイズデータの格納後、ステップS110に進む。
ステップS110では、色補間処理やガンマ処理などの所定の画像処理を、画像データに施す。所定の画像処理を施すとステップS111に進み、動画表示を終了するコマンドが入力されているか否かを判別する。
動画表示を終了するコマンドが入力されていない場合には、ステップS100に戻り、動画表示を終了するコマンドが入力されるまでステップS100〜ステップS111の処理を繰返す。動画表示を終了するコマンドが入力されている場合に、FPN成分除去の処理を終了する。
以上のような第1の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットによれば、入射光量が大き過ぎないときに、露光時間を短くしてノイズデータを生成するので、簡易な構成で高い精度でFPNを除去することが可能になる。
次に本発明の第2の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットについて説明する。第2の実施形態は、ノイズデータの生成方法が第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態と異なる部位を中心に、第2の実施形態について説明する。なお、同じ機能を有する部位には、同じ符号を付す。
第2の実施形態の電子内視鏡の画像処理部以外の部位の構成および機能は、第1の実施形態の電子内視鏡と同じである。また、第2の実施形態において内視鏡プロセッサおよびモニタは、第1の実施形態の内視鏡プロセッサとモニタと同一である。
第2の実施形態の画像処理部の構成および機能とともに、画像処理部において実行されるFPN除去について説明する。図4に示すように、画像処理部300は、平均化回路310、FPN補正回路32、および一般画像処理回路33等によって構成される。
第1の実施形態と同じく、電子内視鏡20の起動時にタイミングコントローラ28は、通常の撮像時の露光時間、例えば1/60sの露光時間で撮像を実行させ、撮像素子24に連続的に撮像画像信号を生成させる。
第1の実施形態と同じく、1/60sの露光時間に基づく画像データを構成する画素データの輝度成分の最大値が閾値未満であるか否かの判別、(1/60x)sの露光時間の撮像、擬似黒色画素データの格納が、FPN計算用画像領域27aに8フレームの擬似黒色画素データが格納されるまで繰返される。
第1の実施形態と異なり、以下に説明するように、8フレームの擬似黒色画素データが格納される前から、ノイズデータが生成される。
1フレームの擬似黒色画素データがFPN計算用画像領域27aに格納されると、格納された1フレームの擬似黒色画素データが平均化回路310に読出され、ノイズデータとしてFPN格納領域27bに格納される。
2フレームまたは3フレームの擬似黒色画素データがFPN計算用画像領域27aに格納されると、既に格納されている擬似黒色画素データの中で2フレームの擬似黒色画素データが平均化回路310に読出され、平均化される。平均化された平均化擬似黒色画素データが新たなノイズデータとして、FPN格納領域27bに格納されているノイズデータから更新される。
4フレーム〜7フレームの擬似黒色画素データがFPN計算用画像領域27aに格納されると、既に格納されている擬似黒色画素データの中で4フレームの擬似黒色画素データが平均化回路310に読出され、平均化される。平均化された平均化擬似黒色画素データが新たなノイズデータとして、FPN格納領域27bに格納されているノイズデータから更新される。
8フレームの擬似黒色画素データがFPN計算用画像領域27aに格納されると、既に格納されている8フレームの擬似黒色画素データが平均化回路310に読出され、平均化される。平均化された平均化擬似黒色画素データが新たなノイズデータとしてFPN格納領域27bに格納されているノイズデータから更新される。なお、8フレームの擬似黒色画素データに基づくノイズデータが生成されると、以後のノイズデータの生成および更新は停止される。
第1の実施形態と同じく、1/60sの露光時間によって生成された画像信号をA/D変換した撮像画像データは、FPN補正回路32に送信される。FPN補正回路32は、FPN格納領域27bに格納されているノイズデータを用いて撮像画像データのFPN成分を除去する。
したがって、第1の実施形態と異なり、8フレームの擬似黒色画素データが格納される前でも、1フレームの擬似黒色画素データが格納されれば、FPN成分が除去される。
第1の実施形態と同じく、FPN成分の除去された撮像画素データは一般画像処理回路33に送信され、所定の画像処理が施される。第1の実施形態と同じく、所定の画像処理の施された画素データが、D/Aコンバータ26に送信される。
次に、タイミングコントローラ28および画像処理部300によって行われるノイズデータ生成および撮像画素データからのFPN成分の除去の処理を図5のフローチャートを用いて説明する。図5は、FPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。FPN成分の除去の処理は、電子内視鏡システム10の電源をONにするときに開始される。
ステップS200では、1/60sの露光時間で撮像素子24に撮像を実行させ、1フレームの撮像画像信号を生成させる。撮像画像信号の生成後、ステップS201に進み、8フレームの遮光画像データをSDRAM27に格納済みであるか否かを判別する。8フレームの遮光画像データを格納済みの場合は、ステップS202〜ステップS207をスキップしてステップS208に進む。遮光画像データが8フレーム格納されていない場合には、ステップS202に進む。
ステップS202では、ステップS200において生成させた撮像画像信号を構成する撮像画素信号の中で輝度成分の最大値を検出する。最大値を検出すると、ステップS203に進み、検出した最大値が閾値未満であるか否かを判別する。最大値が閾値未満でない場合には、ステップS204〜ステップS206をスキップしてステップS207に進む。最大値が閾値未満である場合にはステップS204に進む。
ステップS204では、(1/60x)sの露光時間で撮像素子24に撮像を実行させ、1フレームの遮光画像信号を生成させる。1フレームの遮光画像信号の生成後、ステップS205に進み、生成した遮光画像信号をA/D変換させた遮光画像データを構成する擬似黒色画素データをSDRAM27に格納する。遮光画像データを構成するすべての擬似黒色画素データを格納すると、ステップS206に進む。
ステップS206では、SDRAM27に格納された擬似黒色画素データを画素毎に平均化して、ノイズデータを生成する。さらに、生成したノイズデータをSDRAM27に格納する。ノイズデータの格納後、ステップS207に進む。
ステップS207では、SDRAM27にノイズデータが格納されているか否かを判別する。一度でも遮光画像データを生成してSDRAM27にノイズデータが格納されている場合には、ステップS208に進む。SDRAM27にノイズデータが格納されていない場合には、ステップS208をスキップしてステップS209に進む。
ステップS208では、SDRAM27に格納されたノイズデータを、ステップS200で生成させA/D変換させた撮像画像データから減じることにより、FPN成分を除去する。FPN成分の除去後、ステップS209に進む。
ステップS209では、撮像画像データを一般画像処理回路33に送信する。撮像画像データの送信後、ステップS210に進む。ステップS210では、色補間処理やガンマ処理などの所定の画像処理を、画像データに施す。所定の画像処理を施すとステップS211に進む。
ステップS211では、動画表示を終了するコマンドが入力されているか否かを判別する。動画表示を終了するコマンドが入力されていない場合には、ステップS200に戻り、動画表示を終了するコマンドが入力されるまでステップS200〜ステップS211の処理を繰返す。動画表示を終了するコマンドが入力されている場合に、FPN成分除去の処理を終了する。
以上のような第2の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットによれば、入射光量が大き過ぎないときに、露光時間を短くしてノイズデータを生成するので、簡易な構成で高い精度でFPNを除去することが可能になる。
また、第2の実施形態の固定パターンノイズ除去ユニットによれば、1フレームでも遮光画像信号が生成されていれば、8フレームの遮光画像信号を生成させる前からノイズデータが生成される。ノイズデータの精度は基になる擬似黒色画素データのフレーム数が多くなるほど高まるので、フレーム数が少ないときには、高い精度でノイズ除去ができないものの、ノイズデータが早期に生成されるのでFPN成分の除去が早期に開始される効果が得られる。
次に本発明の第3の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットについて説明する。第3の実施形態は、入射光量に対してノイズデータの生成方法を変更可能な点で第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態と異なる部位を中心に、第3の実施形態について説明する。なお、同じ機能を有する部位には、同じ符号を付す。
第3の実施形態の電子内視鏡の画像処理部以外の部位の構成および機能は、第1の実施形態の電子内視鏡と同じである。また、第3の実施形態において内視鏡プロセッサおよびモニタは、第1の実施形態の内視鏡プロセッサとモニタと同一である。
第3の実施形態の画像処理部の構成および機能とともに、画像処理部において実行されるFPN除去について説明する。図6に示すように、画像処理部301は、平均化回路310、FPN補正回路32、および一般画像処理回路331等によって構成される。
第1の実施形態と異なり、第3の実施形態において、電子内視鏡20は、第1のノイズデータ生成モードと第2のノイズデータ生成モードとを有する。使用者による入力部43への選択コマンド入力に基づいて、第1、第2のノイズデータ生成モードのいずれかに切替えられる。第1のノイズデータ生成モードでは、第1の実施形態とまったく同じ方法でノイズデータが生成される。
第2のノイズデータ生成モードを選択していると、電子内視鏡20の起動時にタイミングコントローラ28は、通常の撮像時の露光時間の1/2倍の時間、例えば1/120sの露光時間で撮像を実行させ、撮像素子24に連続的に撮像画像信号を生成させる。
露光時間が1/120sの場合には、生成した画素信号は撮像画素データとして、FPN補正回路32に送信される。FPN補正回路32では、後述するように、SDRAM27から読出すノイズデータにより撮像画素データのFPN成分が除去される。ノイズデータの生成前には、FPN補正回路32はFPN成分の除去を施すことなく、撮像画素データをそのまま一般画像処理回路331に送信する。
一般画像処理回路331では、受信した画素データに対して色補間処理やガンマ補正処理などの所定の画像処理を施す。所定の画像処理の施された画素データは、前述のようにD/Aコンバータ26に送信される。したがって、ノイズデータの生成前には、FPN成分の除去が施されなかった画像がモニタ11に表示される。
なお、第1の実施形態と異なり、露光時間が1/120sの場合には、一般画像処理回路331では、所定の画像処理だけでなく、受信した画素データに対して2倍のゲインで増幅する増幅処理が施される。したがって、1/60sの露光時間で撮像した画像と同等の明るさの画像が表示される。
第1の実施形態と同様に、ノイズデータの生成前に一般画像処理回路331では、所定の画像処理を施す前に撮像画像データに基づいて、1/120sの露光時間で生成させた撮像画像データを構成する画素データの輝度成分の最大値が求められる。また、第1の実施形態と同様に、一般画像処理回路331では最大値が閾値未満であるか否かが判別される。なお、閾値のデータレベルはx(x>1)に定められているとする。
第1の実施形態と同様に、輝度成分の最大値が閾値以上である場合には、1/120sの露光時間での撮像が繰返される。輝度成分の最大値が閾値未満である場合には、一般画像処理回路331はタイミングコントローラ28および画像処理部301にノイズデータを生成するための動作を開始させる。
第1の実施形態と同様に、一般画像処理回路331によりノイズデータの生成を開始させる信号を受信すると、タイミングコントローラ28は、通常の撮像時の露光時間1/2倍の時間を閾値のデータレベルで割った時間((1/120x)s)を露光時間として撮像を実行させ、撮像素子24に1フレームの遮光画像信号を生成させる。
第1の実施形態と同様に、露光時間が(1/120x)sの場合には、生成した画素信号は擬似黒色画素データとして平均化回路31に送信される。平均化回路31が受信した擬似黒色画素データは、FPN計算用画像領域27aに格納される。
第1の実施形態と同様に、1フレームの画像データを構成する擬似黒色画素データをFPN計算用画像領域27aに格納すると、再びタイミングコントローラ28は1/120sの露光時間で撮像を撮像素子24に繰返させる。
第1の実施形態と同様に、以後、撮像画像データを構成する画素データの輝度成分の最大値が閾値未満であるか否かの判別、(1/120x)sの露光時間の撮像、擬似黒色画素データの格納が、FPN計算用画像領域27aに8フレームの擬似黒色画素データが格納されるまで繰返される。
第1の実施形態と同様に、(1/120x)sの露光時間による8フレームすべての擬似黒色画素データがFPN計算用画像領域27aに格納されると、フレームの異なる8個の擬似黒色画素データが画素毎に平均化回路31に読出され、平均化されることにより画素毎のノイズデータが生成される。
第1の実施形態と異なり、ノイズデータの生成を終了すると、タイミングコントローラ28は通常の撮像時の露光時間である1/60sの露光時間で、撮像素子24に撮像画像信号を生成させる。1フレームの撮像画像信号を構成する各画素信号が撮像画素信号として順番にA/Dコンバータ25を介して、画像処理部301に送信される。
露光時間が1/60sの場合には、生成されA/D変換された撮像画素データは、FPN補正回路32に送信される。FPN補正回路32には、受信した撮像画素データに対応する画素のノイズデータがSDRAM27から読出される。FPN補正回路32により、撮像画素データからノイズデータが減じられることにより、FPN成分が除去される。
FPN成分が除去された撮像画素データは一般画像処理回路331に送信され、色補間処理やガンマ補正処理などの所定の画像処理が施される。なお、露光時間が1/60sの場合には、撮像画素データへの増幅処理は停止される。所定の画像処理の施された撮像画素データが、前述のように、D/Aコンバータ26に送信される。
次に、タイミングコントローラ28および画像処理部30によって行われるノイズデータ生成および撮像画素データからのFPN成分の除去の処理を図7のフローチャートを用いて説明する。図7は、FPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。FPN成分の除去の処理は、第2のノイズデータ生成モードを選択している状態で電子内視鏡システム10の電源をONにするときに開始される。
ステップS300では、1/120sの露光時間で撮像素子24に撮像を実行させ、1フレームの撮像画像信号を生成させる。撮像画像信号の生成後、ステップS301に進み、既にノイズデータを生成済みであるか否かを判別する。ノイズデータを生成済みの場合は、ステップS302に進む。ノイズデータを未生成である場合には、ステップS303に進む。
ステップS302では、SDRAM27に格納されたノイズデータを、ステップS300で生成させA/D変換させた撮像画像データから減じることにより、FPN成分を除去する。FPN成分の除去後、ステップS311に進む。
ステップS303では、ステップS300において生成させた撮像画像信号をA/D変換した撮像画像データを一般画像処理回路331に送信する。また、一般画像処理回路331が実行する増幅処理のゲインを2倍に設定する。撮像画像データの送信後、ステップS304に進む。
ステップS304では、ステップS300において生成させた撮像画像信号を構成する撮像画素信号の中で輝度成分の最大値を検出する。最大値を検出すると、ステップS305に進み、検出した最大値が閾値未満であるか否かを判別する。最大値が閾値未満である場合にはステップS306に進む。最大値が閾値未満でない場合には、ステップS311に進む。
ステップS306では、(1/120x)sの露光時間で撮像素子24に撮像を実行させ、1フレームの遮光画像信号を生成させる。1フレームの遮光画像信号の生成後、ステップS307に進み、生成した遮光画像信号をA/D変換させた遮光画像データを構成する擬似黒色画素データをSDRAM27に格納する。遮光画像データを構成するすべての擬似黒色画素データを格納すると、ステップS308に進む。
ステップS308では、SDRAM27に8フレームの擬似黒色画素データが格納されているか否かを判別する。8フレームの擬似黒色画素データが格納されている場合には、ステップS309に進む。8フレームの擬似黒色画素データが格納されていない場合には、ステップS311に進む。
ステップS309では、フレームの異なる8個の擬似黒色画素データを画素毎に平均化して、ノイズデータを生成する。さらに、生成したノイズデータをSDRAM27に格納する。ノイズデータの格納後、ステップS310において、一般画像処理回路331が実行する増幅処理のゲインを1倍に設定する。ゲインの設定後、ステップS311に進む。
ステップS311では、色補間処理やガンマ処理などの所定の画像処理を、画像データに施す。所定の画像処理を施すとステップS312に進み、動画表示を終了するコマンドが入力されているか否かを判別する。
動画表示を終了するコマンドが入力されていない場合には、ステップS300に戻り、動画表示を終了するコマンドが入力されるまでステップS300〜ステップS312の処理を繰返す。動画表示を終了するコマンドが入力されている場合に、FPN成分除去の処理を終了する。
以上のような第3の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットによれば、入射光量が大き過ぎないときに、露光時間を短くしてノイズデータを生成するので、簡易な構成で高い精度でFPNを除去することが可能になる。
また、第3の実施形態の固定パターンノイズ除去ユニットによれば、第1、第2のノイズデータ生成モードを有しており、状況に応じて切替えられる。
入射光量が部分的にでも大きい場合において第1のノイズデータ生成モードでは、いつまでもノイズデータが生成できないことがある。そこで、第2のノイズデータ生成モードに切替えることによって、入射光量が大きくても、早期にノイズデータを生成させることが可能になる。
一方、第2のノイズデータ生成モードでは、ノイズデータ生成前の撮像画像信号および遮光画像信号の生成時の露光時間が第1のノイズデータ生成モードより短く、消費電力が増加する。そこで、全体的に入射光量が大きくない場合には、第1のノイズデータ生成モードに切替えることにより、消費電力を低減化することが可能である。
なお、第1、第2の実施形態において撮像画素データの最大値が閾値未満である場合に(1/60x)sの露光時間による撮像、および第3の実施形態において撮像画素データの最大値が閾値未満である場合に(1/120x)sの露光時間による撮像が1回だけ行われる構成であるが、所定の期間内に複数回撮像されてもよい。
また、第1〜第3の実施形態において遮光画像信号を生成するために、遮光画像信号生成前の撮像画像信号生成時の露光時間を閾値で除した時間を、露光時間として撮像させる構成であるが、遮光画像信号生成前の撮像画像信号生成時の露光時間より短ければ、本実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、第1〜第3の実施形態において、ノイズデータは複数の擬似黒色画素データを平均化することにより生成される構成であるが、擬似黒色画素データに基づいて他の算出方法により生成されてもよい。
また、第1〜第3の実施形態において、ノイズデータは画素毎に生成される構成であるが、画素毎でなく、画素の並ぶ行毎および/または列毎に生成される構成であってもよい。
なお、一般的に画素固有のFPN成分は画素が配置される列に応じて信号レベルが変化する傾向があり、同じ列または同じ行に配置される画素のFPN成分は略等しいことが一般的である。それゆえ、列毎および/または列毎にノイズデータが生成されても、高い精度でFPN成分を除去することが可能である。
また、第1〜第3の実施形態において、1フレームの撮像画像信号を構成する画素信号の輝度成分の最大値を閾値と比較する構成であるが、全体の平均値を閾値と比較してもよいし、部分的な平均値と閾値とを比較してもよい。さらには、画素毎に閾値と比較して、閾値未満である画素のみ擬似黒色画素データをSDRAM27に格納する構成であってもよい。
また、第1〜第3の実施形態において、1フレームの撮像画素信号を構成する画素信号の輝度成分の最大値を閾値と比較する構成であるが、複数のフレームの撮像画素信号を画素毎に平均化し、平均化された画素信号の最大値や平均値を閾値と比較する構成であってもよい。
また、第1〜第3の実施形態において、固定パターンノイズ除去ユニットは電子内視鏡システムに適用される構成であるが、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの他の撮像装置に適用されてもよい。
また、第1〜第3の実施形態において、撮像素子24はCMOS撮像素子であるが、各画素にアンプが設けられ、画素固有の固定パターンノイズが生じる他の種類の撮像素子に対しても適用可能である。
本発明の第1の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットを有する電子内視鏡システムの内部構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態の画像処理部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態におけるFPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態の画像処理部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態におけるFPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態の画像処理部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 第3の実施形態におけるFPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 電子内視鏡システム
20 電子内視鏡
24 撮像素子
25 A/Dコンバータ
27 SDRAM
27a FPN計算用画像領域
27b FPN格納領域
28 タイミングコントローラ
30、300、301 画像処理部
31、310 平均化回路
32 FPN補正回路
33、331 一般画像処理回路
40 内視鏡プロセッサ
42 システムコントローラ
43 入力部

Claims (9)

  1. 撮像素子に配置される画素が通常露光時間の露光による受光量に応じて生成する撮像画素信号、または前記画素が前記通常露光時間より短い瞬間露光時間の露光による受光量に応じて生成する擬似黒色画素信号を受信する受信部と、
    前記撮像画素信号の信号レベルが閾値未満であるか否かを判別する判別部と、
    前記撮像画素信号の信号レベルが前記閾値未満であると前記判別部が判別するまで前記撮像素子に前記通常露光時間による第1の撮像を繰返させ、前記撮像画素信号の信号レベルが前記閾値未満であると前記判別部が判別した後に前記撮像素子に前記瞬間露光時間による第2の撮像を少なくとも1回実行させ、前記第2の撮像を実行させた後に前記第1の撮像を繰返させる撮像素子制御部と、
    前記擬似黒色画素信号基づくノイズ信号を、前記撮像画素信号から減じる減算部と、
    前記第2の撮像が実行される前には前記受信部が受信する前記撮像画素信号を出力し、前記第2の撮像が実行された後には前記減算部により前記ノイズ信号を減じられた前記撮像画素信号を出力する出力部とを備え
    前記瞬間露光時間は、前記通常露光時間を前記閾値で除した時間であることを特徴とする
    ことを特徴とする固定パターンノイズ除去ユニット。
  2. 前記擬似黒色画素信号が2以上の所定のフレーム数生成されるまで、前記第1の撮像、前記撮像画素信号の信号レベルが前記閾値未満であるか否かの判別、および前記撮像画素信号の信号レベルが前記閾値未満である場合に実行させる前記第2の撮像を、前記判別部と前記撮像素子制御部とに実行させる全体制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  3. 前記撮像素子制御部は、前記撮像画素信号の信号レベルが前記閾値未満であると前記判別部が判別した後の所定の期間に複数回の前記第2の撮像を実行させることを特徴とする請求項1に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  4. 前記減算部は、複数回の前記第2の撮像により異なる時期に生成された複数の前記擬似黒色画素信号を平均化させることにより前記ノイズ信号を生成することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  5. 前記減算部は、2回目以降の前記第2の撮像により生成された前記擬似黒色画素信号を前記受信部が受信するたびに、受信済みの複数の前記擬似黒色画素信号を平均化することにより前記ノイズ信号を生成し、最後に前記受信部が受信した前記撮像画素信号から前記ノイズ信号を減じ、
    前記出力部は、前記第2の撮像の実行中には、前記減算部により前記ノイズ信号が減じられた前記撮像画素信号を出力する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  6. 前記出力部は、前記第2の撮像が実行される間には最後に前記受信部が受信した前記撮像画素信号を出力することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  7. 前記撮像素子制御部は、前記撮像画素信号の信号レベルが前記閾値未満であると前記判別部が判別するまで前記撮像素子に第1の前記通常露光時間による第1の撮像を繰返させ、前記第2の撮像の実行後には前記第1の通常露光時間のm倍(1<m)の第2の前記通常露光時間による前記第1の撮像を繰返させ、
    前記出力部は、前記第2の撮像が実行される前には前記第1の通常露光時間による前記第1の撮像により生成した前記撮像画素信号をm倍にして出力する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  8. 通常露光時間の露光による受光量に応じた撮像画素信号、または前記通常露光時間より短い瞬間露光時間の露光による受光量に応じた擬似黒色画素信号を生成する画素を有する撮像素子と、
    前記撮像画素信号の信号レベルと閾値未満であるか否かを判別する判別部と、
    前記撮像画素信号の信号レベルが前記閾値未満であると前記判別部が判別するまで前記撮像素子に前記通常露光時間による第1の撮像を繰返させ、前記撮像画素信号の信号レベルが前記閾値未満であると前記判別部が判別した後に前記撮像素子に前記瞬間露光時間による第2の撮像を少なくとも1回実行させ、前記第2の撮像を実行させた後に前記第1の撮像を繰返させる撮像素子制御部と、
    前記擬似黒色画素信号基づくノイズ信号を、前記撮像画素信号から減じる減算部と、
    前記第2の撮像が実行される前には前記受信部が受信する前記撮像画素信号を出力し、前記第2の撮像が実行された後には前記減算部により前記ノイズ信号を減じられた前記撮像画素信号を出力する出力部とを備え
    前記瞬間露光時間は、前記通常露光時間を前記閾値で除した時間である
    ことを特徴とする撮像ユニット。
  9. 請求項に記載の撮像ユニットを有する電子内視鏡システム。
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