JP5124492B2 - 固定パターンノイズ除去ユニット、撮像ユニット、および電子内視鏡システム - Google Patents

固定パターンノイズ除去ユニット、撮像ユニット、および電子内視鏡システム Download PDF

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Description

本発明は、CMOS撮像素子などのように画素毎に異なる固定パターンノイズを簡易な構成で効果的に除去する固定パターンノイズ除去ユニット、撮像ユニット、および固定パターンノイズの除去された画像を作成する電子内視鏡システムに関する。
消費電力および製造コストの低減化することが可能なCMOS撮像素子が知られている。CMOS撮像素子は各画素にアンプが設けられるため、画素毎に個別の固定パターンノイズが発生する。
また、固定パターンノイズを除去するために、露光時間を短く設定して電子シャッタを機能させることにより遮光状態と同等の状況下での撮像により固定パターンノイズを生成させ、撮像時の画像データから固定パターンノイズ成分を除去することが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、露光時間を十分に短く設定できない場合や、光量の大きい光が入射する場合には、精度の高い固定パターンノイズを生成することが出来ない。それゆえ、このような状況下では、高い精度で固定パターンノイズを除去することが困難であった。
特開平10−313428号公報
したがって、本発明では固定パターンノイズを簡易な構成で効果的に除去する固定パターンノイズ除去ユニットを提供することを目的とする。
本発明の固定パターンノイズ除去ユニットは、撮像素子に配置される複数の画素が受光量に応じて生成する画素信号を受信する受信部と、撮像素子における画素の露光時間を第1の露光時間または第1の露光時間より短く互いに異なる第2〜第m(mは3以上の整数)の露光時間に切替えることにより第1の露光時間における受光量に応じた画素信号である撮像画素信号または第2〜第mの露光時間における受光量に応じた画素信号である擬似黒色画素信号を生成させる撮像素子制御部と、同一の画素において第2〜第mの露光時間における受光量に応じた第2〜第mの擬似黒色画素信号に基づいて第2の擬似黒色画素信号を対応する画素における固定パターンノイズと見做せるか否かを判別する判別部と、判別部により固定パターンノイズと見做された第2の擬似黒色画素信号に基づくノイズ信号を撮像画素信号から減じる減算部とを備えることを特徴としている。
さらに、撮像素子制御部は撮像素子に第2〜第mの露光時間の撮像を複数回実行させることによりそれぞれ複数の2〜第mの前記擬似黒色画素信号を画素毎に生成させ、減算部は複数の第2の擬似黒色画素信号の中で判別部により固定パターンノイズとして見做された第2の擬似黒色画素信号に基づく前記ノイズ信号を撮像画素信号から減じることが好ましい。
また、減算部は複数回の第2の露光時間の撮像により生成された複数の第2の擬似黒色画素信号であって判別部により固定パターンノイズと見做された複数の第2の擬似黒色画素信号を画素毎に平均化し、平均化された第2の擬似黒色画素信号をノイズ信号として画素毎の撮像画素信号から減じることが好ましい。
また、減算部は判別部により固定パターンノイズと見做された第2の擬似黒色画素信号を画素の並ぶ行毎に平均化し、平均化された行毎の第2の擬似黒色画素信号をノイズ信号として対応する行における撮像画素信号から減じることが好ましい。
また、判別部は第2〜第mの擬似黒色画素信号の信号レベルの最大値と最小値との差が閾値未満である場合に第2の擬似黒色画素信号を固定パターンノイズと見做すことが好ましい。
また、減算部は各行または各列において固定パターンノイズと見做された第2の擬似黒色画素信号の中で第2〜第mの擬似黒色画素信号の信号レベルの最大値と最小値との差が小さい順番に所定の数の第2の擬似黒色画素信号を平均化することが好ましい。
また、撮像素子制御部は固定パターンノイズ除去ユニットが設けられる撮像装置の起動時に画素の露光時間を第2〜第mの露光時間に切替えて前記第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成させることが好ましい。
また、撮像素子制御部は画素の露光時間を第1の露光時間に切替えて連続的に撮像画素信号を生成し続けている間に画素の露光時間を第2〜第mの露光時間に切替えて第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成させることが好ましい。
また、第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成するコマンドを入力する入力部を備え、入力部に第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成するコマンドが入力されるときに撮像素子制御部は画素の露光時間を第2〜第mの露光時間に切替えて第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成させることが好ましい。
また、第2〜第mの露光時間は画素への積算露光量が黒色に相当する積算露光量と見做せる時間未満に定められることが好ましい。または、第2の露光時間は撮像素子に設定可能な最短の露光時間であることが好ましい。
本発明の撮像ユニットは、受光量に応じた画素信号を生成する複数の画素を有する撮像素子と、撮像素子における画素の露光時間を第1の露光時間または第1の露光時間より短く互いに異なる第2〜第m(mは3以上の整数)の露光時間に切替えることにより第1の露光時間における受光量に応じた画素信号である撮像画素信号または第2〜第mの露光時間における受光量に応じた画素信号である擬似黒色画素信号を生成させる撮像素子制御部と、同一の画素において第2〜第mの露光時間における受光量に応じた第2〜第mの擬似黒色画素信号に基づいて第2の擬似黒色画素信号を対応する画素における固定パターンノイズと見做せるか否かを判別する判別部と、判別部により固定パターンノイズと見做された第2の擬似黒色画素信号に基づくノイズ信号を撮像画素信号から減じる減算部とを備えることを特徴としている。
本発明の電子内視鏡システムは、受光量に応じた画素信号を生成する複数の画素を有する撮像素子と撮像素子における画素の露光時間を第1の露光時間または第1の露光時間より短く互いに異なる第2〜第m(mは3以上の整数)の露光時間に切替えることにより第1の露光時間における受光量に応じた画素信号である撮像画素信号または第2〜第mの露光時間における受光量に応じた画素信号である擬似黒色画素信号を生成させる撮像素子制御部と同一の画素において第2〜第mの露光時間における受光量に応じた第2〜第mの擬似黒色画素信号に基づいて第2の擬似黒色画素信号を対応する画素における固定パターンノイズと見做せるか否かを判別する判別部と判別部により固定パターンノイズと見做された第2の擬似黒色画素信号に基づくノイズ信号を撮像画素信号から減じる減算部とを備える撮像ユニットを有することを特徴としている。
本発明によれば、撮像素子の画像信号に混入する固定パターンノイズを簡易な構成で高い精度で除去することが可能となる。
本発明の第1の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットを有する電子内視鏡システムの内部構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態の画像処理部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態のDRAMの内部構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態におけるFPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態におけるノイズデータ生成のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態の画像処理部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態のDRAMの内部構成を概略的に示すブロック図である。 第2の実施形態におけるFPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態におけるノイズデータ生成のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットを有する電子内視鏡システムの内部構成を概略的に示すブロック図である。
電子内視鏡システム10は、電子内視鏡20、内視鏡プロセッサ40、およびモニタ11によって構成される。内視鏡プロセッサ40は、電子内視鏡20、及びモニタ11に接続される。
内視鏡プロセッサ40には光源ユニット(図示せず)が設けられる。光源ユニットから照射する照明光が、電子内視鏡20のコネクタ21から挿入管22の先端まで延設されるライトガイド(図示せず)によって挿入管22の先端まで伝達される。
ライトガイドにより伝達された照明光が挿入管22の先端付近に照射される。照明光を照射された被写体が電子内視鏡20により撮像される。電子内視鏡20の撮像により生成する画像信号が内視鏡プロセッサ40に送られる。
内視鏡プロセッサ40は画像処理回路41を有しており、画像処理回路41において電子内視鏡20から得られた画像信号に対して所定の信号処理が施される。所定の信号処理を施した画像信号はモニタ11に送信され、送信された画像信号に相当する画像がモニタ11に表示される。
なお、光源ユニットおよび画像処理回路41は、内視鏡プロセッサ40に設けられるシステムコントローラ42により動作が制御される。また、システムコントローラ42は、電子内視鏡20にも接続され、電子内視鏡20の各部位の動作も制御する。
なお、内視鏡プロセッサ40には入力部43が設けられる。使用者によるコマンドが入力されると、入力されたコマンドに応じたオーダー信号が入力部43からシステムコントローラ42に送信される。システムコントローラ42は、受信したオーダー信号に応じて各部位の動作を制御する。
電子内視鏡20には、対物レンズ23、撮像素子24、A/Dコンバータ25(受信部)、画像処理部30、D/Aコンバータ26、DRAM27、タイミングコントローラ28(撮像素子制御部)などが設けられる。
前述のように、照明光が照射された被写体の光学像が対物レンズ23を介して、撮像素子24の受光面に到達する。タイミングコントローラ28の駆動に基づいて、撮像素子24は受光面に到達した光学像に相当する画像信号を生成する。
撮像素子24はCMOS撮像素子であり、受光面には行列状に複数の画素(図示せず)が配置される。各画素では、受光量に応じた画素信号が生成される。
各画素において生成される画素信号は、固定パターンノイズ(FPN)成分および受光量成分を有する。FPN成分は、各画素固有のノイズ成分であり、露光時間に関わらず一定の大きさである。また、受光量成分は、画素への積算露光量、すなわち入射光の光量および露光時間の積に応じて変化する。
タイミングコントローラ24により各画素が生成する画素信号の出力時期が制御され、画素信号が撮像素子24から順番に出力される。受光面に配置されたすべての画素が生成した画素信号によって1フレームの画像信号が構成される。
なお、後述するように、タイミングコントローラ28は画素の露光時間を制御することも可能である。さらに、タイミングコントローラ28により、A/Dコンバータ25および画像処理部30における動作のタイミングも制御される。
生成された画像信号は、撮像素子24からA/Dコンバータ25に送信される。A/Dコンバータ25によりA/D変換が施され、アナログ画像信号がデジタル画像データに変換される。なお、画像データは、画素信号をA/D変換した画素データによって構成される。
画像データは、画像処理部30に送信される。画像処理部30では、FPN除去を含む所定の画像処理が画像データに対して施される。なお、画像処理部30はDRAM27に接続される。DRAM27には、後述するように、FPN除去のための画素データが格納される。
所定の画像処理が施された画像データは、D/Aコンバータ26に送信される。D/Aコンバータ26によりD/A変換が施され、デジタル画像データがアナログ画像信号に変換される。変換された画像信号は内視鏡プロセッサ40の画像処理回路41に送信される。前述のように、画像処理回路41では画像信号に対して所定の画像処理が施される。画像処理後、画像信号はモニタ11に送信され、画像信号に相当する画像がモニタ11に表示される。
次に、画像処理部30の構成とともに、画像処理部30において実行されるFPN除去について説明する。図2に示すように、画像処理部30は、平均化回路31(減算部)、判別回路32、FPN補正回路33(減算部)、および一般画像処理回路34などによって構成される。
画素信号からFPN成分を除去するためには、各画素固有のFPN成分であるノイズ信号が必要である。FPN除去の前に、画像処理部30によりノイズデータが生成される。
ノイズデータを生成するために、電子内視鏡20の起動時にタイミングコントローラ28は設定可能な最短の露光時間、例えば100nsの露光時間で10回の撮像を実行させ、撮像素子24に10フレームの画像信号を生成させる。露光時間が100nsの場合には、生成した画素信号は擬似黒色画素データとして平均化回路31に送信される。
平均化回路31は、DRAM27に接続される。図3に示すように、DRAM27には平均化計算用格納領域27a、平均化画像格納領域27b、およびFPN格納領域27cが設定される。
平均化回路31が受信した擬似黒色画素データは、平均化計算用格納領域27aに格納される。平均化計算用格納領域27aには複数のフレームの画像データを格納可能であり、擬似黒色画素データは、フレームの順番および対応する画素の位置に応じて平均化計算用格納領域27aに定められる領域に格納される。
100nsの露光時間による10フレームすべての擬似黒色画素データが平均化計算用格納領域27aに格納されると、フレームの異なる10個の擬似黒色画素データが画素毎に平均化回路31に読出される。平均化回路31において、データ成分を平均化することにより画素毎の平均擬似黒色画素データが生成される。
すべての画素に対して、対応する平均擬似黒色画素データを生成することにより、100ns平均化画像データが生成される。100ns平均化画像データは平均化画像格納領域27bに送信され、格納される。なお、平均化画像格納領域27bには100ns平均化画像データ、200ns平均化画像データ、300ns平均化画像データ、400ns平均化画像データ、および500ns平均化画像データを別々に格納する領域を有している。
100ns平均化画像データを生成すると、タイミングコントローラ28は200nsの露光時間で10回の撮像を実行させ、撮像素子24に10フレームの画像信号を生成させる。以後、100nsの時と同様にして、200ns平均化画像データが生成され、平均化画像格納領域27bに格納される。
同様にして、300ns、400ns、および500nsの露光時間に対応する300ns平均化画像データ、400ns平均化画像データ、および500ns平均化画像データが生成され、平均化画像格納領域27bに格納される。
100ns〜500ns平均化画像データすべてが平均化画像格納領域27bに格納されると、100ns〜500ns平均化画像データを構成する平均擬似黒色画素データの中で、同じ画素に対応する平均擬似黒色画素データが判別回路32に読出される。
判別回路32では、読出した5個の平均擬似黒色画素データの中でデータレベルの最大値と最小値とを判別する。次に、最大値と最小値との差が閾値未満であるか否かを判別する。差が閾値未満である場合に、データレベルが最小値となる平均擬似黒色画素データが対応する画素のノイズデータとして選択される。選択したノイズデータが判別回路32からFPN格納領域27cに送信され、格納される。
なお、最大値と最小値の差が閾値未満で無い場合には、いずれの平均擬似黒色画素データも選択されない。ノイズデータが選択されない画素がある場合には、再び、100ns〜500nsの露光時間による撮像、100ns〜500ns平均化画像データの生成、および最大値と最小値の差の判別が、全画素に対してノイズデータが選択されるまで繰返される。全画素に対応するノイズデータが選択され、FPN格納領域27cに格納されると、ノイズデータの生成を終了する。
擬似黒色画素データすなわち画素データには、前述のようにFPN成分と受光量成分とが含まれる。前述のように、受光量成分は入射光の光量および露光時間の積に応じた大きさである。したがって、入射光量および露光時間が十分に短ければ、受光量成分の信号レベルがゼロとみなせる擬似黒色画素信号が生成される。しかし、露光時間を十分に短くしても、入射光量が大きい場合には、ゼロより大きな信号レベルの受光量成分を含む擬似黒色画素信号が生成される。
擬似黒色画素信号がゼロより大きな信号レベルの受光量成分を含む場合には、露光時間に応じて受光量成分が変化する。逆に、露光時間を変化に対して擬似黒色画素信号の信号レベルの大きさが実質的に変化しない場合には、受光量成分の信号レベルは実質的にゼロと見做せる。
そこで、判別回路32において、十分に短く且つ異なる露光時間による平均擬似黒色画素データのデータレベルの最大値と最小値とが実質的に同じすなわち両者の差が閾値未満である場合には、撮像素子24への入射光量が十分に小さく、擬似黒色画素信号が実質的にFPN成分のみを含んでいる、と判別可能である。
ノイズデータの生成を終了すると、タイミングコントローラ28は通常の画像を撮影するための露光時間、例えば1/60sの露光時間で、撮像素子24に画像信号を生成させる。1フレームの画像信号を構成する各画素信号が撮像画素信号として順番にA/Dコンバータ25を介して、画像処理部30に送信される。
露光時間が1/60sの場合には、生成されA/D変換された撮像画素データは、FPN補正回路33に送信される。FPN補正回路33には、受信した撮像画素データに対応する画素のノイズデータがDRAM27から読出される。FPN補正回路33により、撮像画素データからノイズデータが減じられることにより、FPN成分が除去される。
FPN成分が除去された補正撮像画素データは一般画像処理回路34に送信され、色補間処理やガンマ補正処理などの所定の画像処理が施される。所定の画像処理の施された補正撮像画素データが、前述のように、D/Aコンバータ26に送信される。
次に、タイミングコントローラ28および画像処理部30によって行われるノイズデータ作成および撮像画素データからのFPN成分の除去の処理を図4、図5のフローチャートを用いて説明する。
図4は、FPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。図5は、ノイズデータ生成のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。FPN成分の除去の処理は、電子内視鏡システム10の電源をONにするときに開始される。
ステップS100において電子内視鏡20を起動させると、ステップS200に進み、ノイズデータを画素毎に生成させる。ノイズデータの生成が終わるとステップS101に進む。
ステップS101では、撮像素子24に被写体を撮像させて1フレームの画像信号を生成させる。なお、後述するように、撮像素子24の露光時間は1/60sに設定されている。1フレームの画像信号を生成すると、ステップS102に進む。
ステップS102では、ステップS101で生成させた画像信号からFPN成分を除去する。すなわち、画像信号をA/D変換した画像データを構成する各撮像画素データから、ステップS200においてDRAM27に格納したノイズデータを減じることにより、各撮像画素データ固有のFPN成分を除去する。全撮像画素データのFPN成分を除去すると、ステップS103に進む。
ステップS103では、色補間処理やガンマ処理などの所定の画像処理を、FPN成分を除去した画像データに施す。所定の画像処理を施すとステップS104に進み、動画表示を終了するコマンドが入力されているか否かを判別する。
動画表示を終了するコマンドが入力されていない場合には、ステップS101に戻り、動画表示を終了するコマンドが入力されるまでステップS101〜ステップS104を繰返す。動画表示を終了するコマンドが入力されている場合に、FPN成分除去の処理を終了する。
次に、ノイズデータ生成のサブルーチンについて説明する。前述のように、電子内視鏡20の起動後(ステップS100)、ノイズデータ生成のサブルーチンを開始する。ステップS201において、撮像素子24の露光時間を100nsに設定する。撮像素子24の露光時間の設定後、ステップS202に進む。
ステップS202では、撮像素子24に被写体を10回撮像させて10フレームの画像信号を生成させる。また、生成した画像信号をA/D変換して、DRAM27に格納する。DRAM27への格納後、ステップS203に進む。
ステップS203では、10フレームの画像データを構成する擬似黒色画素データを画素毎に平均化することにより、平均化画像データを生成する。また、生成した平均化画像データをDRAM27に格納して、ステップS204に進む。
ステップS204では、直近のステップS202における撮像時の露光時間が500nsであるか否かを判別する。500nsでない場合には、ステップS205に進む。ステップS205では、設定されている露光時間に+100nsを加えて、再設定する。再設定後ステップS202に戻り、ステップS204において露光時間が500nsと判別されるまで、ステップS202〜ステップ205の処理を繰返す。ステップS204において露光時間が500nsである場合には、ステップS206に進む。
ステップS205では、特定の画素に対応する平均擬似黒色画素データを、DRAM27に格納された100ns〜500ns平均化画像データを構成する平均擬似黒色画素データの中から読出す。読出し後、ステップS207に進む。
ステップS207では、読出した5つの平均擬似黒色画素データの中からデータレベルが最大値および最小値となる平均擬似黒色画素データが選択される。次に、選択されたデータのデータレベルの差が閾値未満であるか否かを判別する。データレベルの差が閾値未満である場合には、ステップS208に進む。データレベルの差が閾値未満でない場合には、ステップS208をスキップしてステップS209に進む。
ステップS208では、データレベルが最小値となる平均擬似黒色画素データをノイズデータとして、DRAM27に格納する。DRAM27への格納後、ステップS209に進む。
ステップS209では、全画素に対してステップS207の判別を行ったか否かを判別する。全画素に対して行なっていない場合には、ステップS210に進み、読出した平均擬似黒色画素データに対応する画素とは異なる画素の平均擬似黒色画素データをDRAM27から読出す。読出し後、ステップS207に戻る。以後、全画素に対して判別するまでステップS207〜ステップS210の処理を繰返す。全画素に対して判別を行なった場合には、ステップS211に進む。
ステップS211では、全画素に対するノイズデータがDRAM27に格納されているか否かを判別する。全画素に対応するノイズデータが格納されていない場合には、ステップS201に戻る。以後、ステップS211において全画素に対するノイズデータがDRAM27に格納されるまで、ステップS201〜ステップS211の処理を繰返す。全画素に対するノイズデータが格納されている場合には、ステップS212に進む。
ステップS212では、撮像素子24の露光時間を1/60sに設定する。撮像素子24の露光時間の設定後、前述のようにステップS101に進む。
以上のような第1の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットによれば、簡易な構成で、高い精度でFPNを除去することが可能になる。
次に本発明の第2の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットについて説明する。第2の実施形態は、生成されるノイズデータが第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態と異なる部位を中心に、第2の実施形態について説明する。なお、同じ機能を有する部位には、同じ符号を付す。
なお、一般的に画素固有のFPN成分は画素が配置される列に応じて信号レベルが変化する傾向があり、同じ列に配置される画素のFPN成分は略等しい。それゆえ、第1の実施形態と異なり、本実施形態では列毎に列方向ノイズデータが生成され、FPN成分の除去に用いられる。
第2の実施形態の電子内視鏡の画像処理部およびDRAM以外の部位の構成および機能は、第1の実施形態の電子内視鏡と同じである。また、第2の実施形態において内視鏡プロセッサおよびモニタは、第1の実施形態の内視鏡プロセッサとモニタと同一である。
第2の実施形態の画像処理部の構成および機能とともに、画像処理部において実行されるFPN除去について説明する。図6に示すように、画像処理部300は、平均化回路31、ラインノイズ作成回路35(減算部)、FPN補正回路33、および一般画像処理回路34等によって構成される。
第1の実施形態と同様に、FPN除去の前に画像処理部300により列毎の列方向ノイズデータが生成される。
第1の実施形態と同じく、電子内視鏡20の起動時に、露光時間を100ns、200ns、300ns、400ns、および500nsに変えながら撮像を実行することにより、100ns平均化画像データ、200ns平均化画像データ、300ns平均化画像データ、400ns平均化画像データ、および500ns平均化画像データが生成され、DRAM270の平均化画像格納領域27b(図7参照)に格納される。
格納された平均化画像データを構成する平均擬似黒色画素データが画素毎に、ラインノイズ作成回路35に読出される。ラインノイズ作成回路35は、第1の実施形態における判別回路32と同様に、読出した5個の平均擬似黒色画素データの中でデータレベルの最大値と最小値との差が閾値未満であるか否かを判別する。
第1の実施形態の判別回路32とは異なり、ラインノイズ作成回路35は、最大値と最小値との差が閾値未満でない画素の平均化擬似黒色画素データを平均化画像格納領域27bから消去させる。
全画素に対してデータレベルの最大値と最小値との差の閾値との比較を終えると、ラインノイズ作成回路35は消去されずに平均化画像格納領域27bに格納されている画素の数を列毎に計測する。画素の数が100画素になるまで、100ns〜500ns平均化画像データの生成と平均擬似黒色画素データを消去するか否かの判別を実行する。
消去されずに格納されている平均擬似黒色画素データに対応する画素の数が100以上の列に対して、ラインノイズ作成回路35は列方向ノイズデータを生成する。最大値と最小値とのデータレベルの差が短い順番に100画素がノイズデータを生成するための画素に選択される。選択された画素に対応し、データレベルが最小である平均擬似黒色画素データが平均化画像格納領域27bから読出され、平均化される。平均化により列方向ノイズデータが生成され、ラインノイズ格納領域27dに格納される。
全列に対応する列方向ノイズデータが格納されると、第1の実施形態と同様に、タイミングコントローラ28は1/60sの露光時間で、撮像素子24に画像信号を生成させる。また、1フレームの画像信号を構成する各撮像画素信号が順番にA/Dコンバータ25を介して、画像処理部300に送信される。
第1の実施形態と同じく、露光時間が1/60sの場合には、生成されA/D変換された撮像画素データは、FPN補正回路33に送信される。第1の実施携帯と異なり、FPN補正回路33は受信した撮像画素データに対応する画素の列の列方向ノイズデータをDRAM270から読出し、撮像画素データから列方向ノイズデータを減じることによりFPN成分が除去される。
次に、画像処理部300によって行われるノイズデータ作成の処理および撮像画素データからのFPN成分の除去の処理を図8、図9のフローチャートを用いて説明する。
図8は、FPN成分の除去の処理を説明するためのフローチャートである。図9は、ノイズデータ生成のサブルーチンを説明するための第1のフローチャートである。FPN成分の除去の処理は、電子内視鏡システム10の電源をONにするときに開始される。
ステップS300において電子内視鏡20を起動させると、ステップS400に進み、画素が配置される列毎の列方向ノイズデータを生成させる。列方向ノイズデータの生成が終わるとステップS301に進む。以後、第1の実施形態におけるステップS101〜ステップS104と同じ処理をステップS301〜ステップS304で実行する。
次に、ノイズデータ生成のサブルーチンについて説明する。第1の実施形態と同じく、電子内視鏡20の起動後(ステップS300)、ノイズデータ生成のサブルーチンを開始する。ステップS401〜ステップS406では、第1の実施形態におけるステップS201〜ステップS206と同じ処理を実行する。
ステップS407では、第1の実施形態におけるステップS207と同様に、読出した5つの平均擬似黒色画素データの中からデータレベルが最大値および最小値となる平均擬似黒色画素データが選択される。次に、選択されたデータレベルの差が閾値未満であるか否かを判別する。データレベルの差が閾値未満でない場合には、ステップS408に進む。データレベルの差が閾値未満である場合には、ステップS408をスキップしてステップS409に進む。
ステップS408では、データレベルの差が閾値を超える平均擬似黒色画素データを平均化画像格納領域27bから消去する。消去後に、ステップS409に進む。
ステップS409では、第1の実施形態におけるステップS209と同じく、全画素に対してステップS407の判別を行ったか否かを判別する。全画素に対して行なっていない場合には、ステップS410に進み、読出した平均擬似黒色画素データに対応する画素とは異なる画素の平均擬似黒色画素データをDRAM270から読出す。読出し後、ステップS407に戻る。以後、全画素に対して判別するまでステップS407〜ステップS410の処理を繰返す。全画素に対して判別を行なった場合には、ステップS411に進む。
ステップS411では、消去されていない平均擬似黒色画素データに対応する画素が各列に対して100以上あるか否かを判別する。各列に100以上の画素がない場合にはステップS401に戻り、以後100以上の画素が無かった列において100以上の画素に対応する平均擬似黒色画素データが消去されずに格納されるまで、ステップS401〜ステップS411の処理を繰返す。各列に100以上の画素がある場合には、ステップS412に進む。
ステップS412では、最大値と最小値のデータレベルの差が小さい順に100の画素に対応するデータレベルが最小である平均擬似黒色画素データを読出し、平均化して、列方向ノイズデータを生成する。全列の列方向ノイズデータを生成すると、ステップS413に進む。
ステップS413では、第1の実施形態におけるステップS212と同じく、撮像素子24の露光時管を1/60sに設定する。撮像素子24の露光時間の設定後、前述のようにステップS301に進む。
以上のような第2の実施形態を適用した固定パターンノイズ除去ユニットによれば、第1の実施形態と同様に、高い精度でFPNを除去することが可能になる。
また、本実施形態によれば、全画素に対してノイズデータを生成しないので、ノイズデータ生成の高速化やDRAM270の容量の小型化を測ることが可能である。
また、撮像素子24の一部に光量の大きな光が入射する場合であっても、同じ列の他の画素における擬似黒色画素信号を用いて列方向ノイズデータを生成可能である。それゆえ、第1の実施形態ではノイズデータを生成出来ない状況においても、画像データのFPN除去に必要なノイズデータを生成させることが可能である。
なお、第1、第2の実施形態において、100ns〜500nsの5段階の露光時間で生成させた画像信号を用いてノイズデータを生成する構成であるが、露光時間は5段階に限られない。複数、すなわち少なくとも2段階以上の露光時間で生成させた画像信号を用いてノイズデータを生成しても本実施形態と同様の効果が得られる。
ただし、被写体に対する撮像素子24の位置が固定されていないため、入射する光学像が撮像する時期によってずれることがあり得る。用いる画像データの露光時間の段階が少ない場合には、光学像のずれにより平均擬似黒色画素データのデータレベルの差が閾値未満となることもあり得、ノイズデータの精度の低下が起こり得る。一方で本実施形態のように、露出段階を多くすることにより光学像のずれによる影響を排除することが可能である。
また、第1、第2の実施形態において、同一の画素についての平均擬似黒色画素データのデータレベルの最大値と最小値の差が閾値未満である場合に、平均擬似黒色画素データをノイズデータと見做す構成であるが、同一の画素について露光時間の異なる複数の平均擬似黒色画素データに基づく他の方法により平均擬似黒色画素データをノイズデータと見做しても良い。
また、第1、第2の実施形態において、データレベルの最大値と最小値との差が閾値未満である画素において、データレベルが最小である平均擬似黒色画素データをノイズデータとして扱う構成であるが、最大値と最小値との差が閾値未満であれば他の露光時間の平均擬似黒色画素データをノイズデータとしても、十分に精度の高いノイズデータを生成することが可能である。
また、第1、第2の実施形態において、100ns〜500nsの露光時間それぞれにおいて10回の撮像が繰返される構成であるが、それぞれにおいて1回の撮像であってもよい。ただし、本実施形態のように、複数回の撮像を行うことにより平均化画像データを生成することが、ノイズデータの精度を高めるために好ましい。
また、第2の実施形態において、同じ列において最大値と最小値との差が小さい順番に100個の画素の平均擬似黒色画素データが列方向ノイズデータの生成に用いられる構成であるが、選択される画素の個数は100個に限られない。また、他の方法により列方向ノイズデータの生成に用いる画素が選択されてもよい。例えば、データレベルの低い順番に100個の画素の平均擬似黒色画素データが選択されてもよい。
また、第1、第2の実施形態では電子内視鏡20の起動直後に、ノイズデータの生成およびDRAM27、270への格納が実行される構成であるが、電子内視鏡20の起動直後、被写体の観察中自動的に、ノイズデータを生成開始してもよい。さらには、入力部43へのノイズデータ生成のコマンド入力に基づいて、ノイズデータの生成を開始してもよい。
また、第1、第2の実施形態において、ノイズデータ生成のため一つの露光時間は撮像素子24に設定可能な最短の露光時間で撮像するように、撮像素子24を駆動する構成であるが、積算露光量が黒色であるときの値と見做せる露光時間に設定されていれば最短の露光時間でなくてもよい。積算露光量は被写体そのものの輝度にも影響されるので、少なくとも通常撮影が可能な露光時間より短い露光時間で撮像されれば、ノイズデータの生成に用いることが可能である。
また、第1、第2の実施形態において、固定パターンノイズ除去ユニットは電子内視鏡システムに適用される構成であるが、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの他の撮像装置に適用されてもよい。
また、第1、第2の実施形態において、撮像素子24はCMOS撮像素子であるが、各画素にアンプが設けられ、画素固有の固定パターンノイズが生じる他の種類の撮像素子に対しても適用可能である。
10 電子内視鏡システム
20 電子内視鏡
24 撮像素子
25 A/Dコンバータ
27、270 DRAM
27a 平均化計算用格納領域
27b 平均化画像格納領域
27c FPN格納領域
27d ラインノイズ格納領域
28 タイミングコントローラ
30 画像処理部
31 平均化回路
32 判別回路
33 FPN補正回路
35 ラインノイズ作成回路
40 内視鏡プロセッサ
42 システムコントローラ
43 入力部

Claims (14)

  1. 撮像素子に配置される複数の画素が受光量に応じて生成する画素信号を受信する受信部と、
    前記撮像素子における前記画素の露光時間を第1の露光時間または前記第1の露光時間より短く互いに異なる第2〜第m(mは3以上の整数)の露光時間に切替えることにより、前記第1の露光時間における受光量に応じた前記画素信号である撮像画素信号または前記第2〜第mの露光時間における受光量に応じた前記画素信号である擬似黒色画素信号を生成させる撮像素子制御部と、
    同一の前記画素において前記第2〜第mの露光時間における受光量に応じた第2〜第mの前記擬似黒色画素信号に基づいて、前記第2の擬似黒色画素信号を対応する前記画素における固定パターンノイズと見做せるか否かを判別する判別部と、
    前記判別部により前記固定パターンノイズと見做された前記第2の擬似黒色画素信号に基づくノイズ信号を、前記撮像画素信号から減じる減算部とを備える
    ことを特徴とする固定パターンノイズ除去ユニット。
  2. 前記撮像素子制御部は、前記撮像素子に前記第2〜第mの露光時間の撮像を複数回実行させることにより、それぞれ複数の前記2〜第mの前記擬似黒色画素信号を前記画素毎に生成させ、
    前記減算部は、複数の第2の前記擬似黒色画素信号の中で前記判別部により前記固定パターンノイズとして見做された前記第2の擬似黒色画素信号に基づく前記ノイズ信号を、前記撮像画素信号から減じる
    ことを特徴とする請求項1に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  3. 前記減算部は、複数回の前記第2の露光時間の撮像により生成された前記複数の第2の擬似黒色画素信号であって前記判別部により前記固定パターンノイズと見做された前記複数の第2の擬似黒色画素信号を前記画素毎に平均化し、平均化された前記第2の擬似黒色画素信号を前記ノイズ信号として前記画素毎の前記撮像画素信号から減じる
    ことを特徴とする請求項2に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  4. 前記減算部は、前記判別部により前記固定パターンノイズと見做された前記第2の擬似黒色画素信号を前記画素の並ぶ行毎に平均化し、平均化された行毎の前記第2の擬似黒色画素信号を前記ノイズ信号として対応する行における前記撮像画素信号から減じることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  5. 前記判別部は、前記第2〜第mの擬似黒色画素信号の信号レベルの最大値と最小値との差が閾値未満である場合に、前記第2の擬似黒色画素信号を前記固定パターンノイズと見做すことを特徴とする請求項4に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  6. 前記減算部は、各行または各列において前記固定パターンノイズと見做された前記第2の擬似黒色画素信号の中で、前記第2〜第mの擬似黒色画素信号の前記信号レベルの最大値と最小値との差が小さい順番に所定の数の前記第2の擬似黒色画素信号を平均化することを特徴とする請求項5に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  7. 前記判別部は、前記第2〜第mの擬似黒色画素信号の信号レベルの最大値と最小値との差が閾値未満である場合に、前記第2の擬似黒色画素信号を前記固定パターンノイズと見做すことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  8. 前記撮像素子制御部は、前記固定パターンノイズ除去ユニットが設けられる撮像装置の起動時に、前記画素の露光時間を前記第2〜第mの露光時間に切替えて前記第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  9. 前記撮像素子制御部は、前記画素の露光時間を前記第1の露光時間に切替えて連続的に前記撮像画素信号を生成し続けている間に、前記画素の露光時間を前記第2〜第mの露光時間に切替えて前記第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  10. 前記第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成するコマンドを入力する入力部を備え、
    前記入力部に前記第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成するコマンドが入力されるときに、前記撮像素子制御部は前記画素の露光時間を前記第2〜第mの露光時間に切替えて前記第2〜第mの擬似黒色画素信号を生成させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  11. 前記第2〜第mの露光時間は、前記画素への積算露光量が黒色に相当する積算露光量と見做せる時間未満に定められることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  12. 前記第2の露光時間は、前記撮像素子に設定可能な最短の露光時間であることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の固定パターンノイズ除去ユニット。
  13. 受光量に応じた画素信号を生成する複数の画素を有する撮像素子と、
    前記撮像素子における前記画素の露光時間を第1の露光時間または前記第1の露光時間より短く互いに異なる第2〜第m(mは3以上の整数)の露光時間に切替えることにより、前記第1の露光時間における受光量に応じた前記画素信号である撮像画素信号または前記第2〜第mの露光時間における受光量に応じた前記画素信号である擬似黒色画素信号を生成させる撮像素子制御部と、
    同一の前記画素において前記第2〜第mの露光時間における受光量に応じた第2〜第mの前記擬似黒色画素信号に基づいて、前記第2の擬似黒色画素信号を対応する前記画素における固定パターンノイズと見做せるか否かを判別する判別部と、
    前記判別部により前記固定パターンノイズと見做された前記第2の擬似黒色画素信号に基づくノイズ信号を、前記撮像画素信号から減じる減算部とを備える
    ことを特徴とする撮像ユニット。
  14. 請求項13に記載の撮像ユニットを有する電子内視鏡システム。
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