JP3394019B2 - 画像入力装置の露光制御回路 - Google Patents

画像入力装置の露光制御回路

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JP3394019B2
JP3394019B2 JP2000150384A JP2000150384A JP3394019B2 JP 3394019 B2 JP3394019 B2 JP 3394019B2 JP 2000150384 A JP2000150384 A JP 2000150384A JP 2000150384 A JP2000150384 A JP 2000150384A JP 3394019 B2 JP3394019 B2 JP 3394019B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、累積加算を用い
る電子カメラ等の画像入力装置に関し、特にダイナミッ
クレンジの広い被写体の撮像を高速化した画像入力装置
の露光制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CCDイメージセンサやMOS型
イメージセンサ等種々の固体撮像素子が開発されてい
る。そして、これらの固体撮像素子を用いて被写体を電
子的に撮像する電子カメラ等の画像入力装置の開発が、
種々行われている。
【0003】ところで、上記固体撮像素子により撮像に
供される被写体が持つダイナミックレンジは、往々にし
て約80dBにも及ぶことがある。一般に、固体撮像素
子の撮像能力(ダイナミックレンジ)は約50dBであ
り、これ以上の広いダイナミックレンジを持つ被写体に
ついては撮像することが不可能であった。例えば、高輝
度部で固体撮像素子の飽和が生じ、いわゆる白飛び状態
が発生したり、逆に低輝度部が露光不足となって、いわ
ゆる黒つぶれの状態になることがあった。
【0004】このような問題点に対して、特願平1−3
34508号では、固体撮像素子から読出される画像信
号を累積加算してダイナミックレンジを広げる装置を開
示している。図23はこの装置の概略を示したもので、
電子カメラの要部概略構成図である。
【0005】同図に於いて、図示されない被写体を電子
的に撮像入力する固体撮像素子(AMI)1から高速度
に読出された画像信号は、プリアンプ2を介して所定の
信号レベルに増幅される。その後、上記信号は、信号処
理回路3にてクリッピング処理等が施され、A/D変換
器4でデジタル符号化される。更に、デジタル符号化さ
れた画像信号は、加算器5を介して、この加算器5との
組合わせで累積加算を行うフレームメモリ6に順次1フ
レーム毎に記憶される。
【0006】こうして、累積加算されてダイナミックレ
ンジが拡大された画像信号は、ビデオプロセッサ7に於
いて、その輝度信号成分Yが分離抽出されると共に、
R、G、Bの3原色成分に分解される。輝度信号成分Y
は、ダイナミックレンジ制御回路8内のログアンプ8a
により、log Yに対数変換されて取込まれる。そして、
2次元フィルタ8bを介して、その照度むらの成分が除
去された信号は、ダイナミックレンジゲインコントロー
ラ(DGC)8cに入力される。ここで、輝度信号成分
Yのダイナミックレンジを画像モニタのダイナミックレ
ンジに合わせた出力が求められた後、ログアンプ8aか
ら遅延回路8dを介した出力と共に加算器8eに出力さ
れ、この加算器8eにて、ダイナミックレンジの圧縮係
数が求められる。
【0007】一方、ビデオプロセッサ7にて変換出力さ
れた3原色成分R、G、Bは、それぞれログアンプ9
r、9g、9bを介してlogR、logG、logB
として対数変換された後、遅延回路10r、10g、1
0bを介して加算器11r、11g、11bにそれぞれ
与えられる。そして、これらの加算器11r、11g、
11bにて、上記圧縮係数が加算され、更に逆ログアン
プ12r、12g、12bで逆対数変換された後、D/
A変換器13r、13g、13bを介してダイナミック
レンジの圧縮された信号成分が得られる。
【0008】このような構成の装置では、累積加算によ
りランダムノイズが軽減されることを利用しており、こ
れによって広いダイナミックレンジを得ることが可能と
なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術による装置では、固体撮像素子による累積
加算数と露光時間との関係については、詳細な記載がな
されていないものである。ここで、累積加算数をnとす
れば、その信号値はn倍、ノイズ値はn1/2 倍になるこ
とから、撮像のダイナミックレンジはn1/2 倍にするこ
とができる。
【0010】すなわち、i)加算数を増やすほどダイナ
ミックレンジは広くできるが、撮像に費やされる時間が
増加する。ii)撮像するべき被写体のダイナミックレン
ジが狭い場合に不必要な累積加算が行われ、撮像時間が
無用に長くなる。iii)高輝度の被写体を撮像する場合に
は固体撮像素子の露光時間を短くする必要があり、逆に
低輝度の被写体を撮像する場合には露光時間を長くしな
ければならないものであった。このように、累積加算数
と露光時間は、撮像されるべく被写体のダイナミックレ
ンジ、輝度に応じて適切な状態に設定する必要があっ
た。
【0011】この発明は上記のような点に鑑みてなされ
たもので、撮像されるべく被写体のダイナミックレン
ジ、輝度により撮影者の意図に応じて最も適切な状態を
設定することのできる画像入力装置の露光制御回路を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1の発明
は、被写体を撮像して電気的な画像信号に変換する固体
撮像素子と、撮像された被写体の画像信号を上記固体撮
像素子から読出す手段と、上記固体撮像素子から読出さ
た画像信号を累積加算する累積加算手段とを備えた画
像入力装置の露制御回路にいて、記固体撮像素
入射する入射光量を調節する光量調節手段と、記固
撮像素子の露光時間を制御する固体撮像素子制御手段
と、上記累積加算手段にける画像信号の累積加算数を
制御する累積加算数制御手段と、上記被写体の最大輝度
及び最小輝度を検出する被写体輝度検出手段と、上記被
写体の最大輝度及び最小輝度から被写体のダイナミック
レンジを検出し、上記被写体の最大輝度若しくは最小輝
度、及び、上記被写体のダイナミックレンジに基いて、
撮像のダイナミックレンジ、及び撮像のダイナミック
レンジの上限若しくは下限値を設定し、撮のダイナ
ミックレンジの上限値若しくは下限値、及び、撮像のダ
イナミックレンジに基き、上記入射光量、上記露光時間
及び上記累積加算数を設定し、それぞれ上記光量調節手
段、上記固体撮像素子制御手段及び上記累積加算数制御
手段に出力する条件設定手段と、を具備することを特徴
とする。
【0013】また、第2の発明は、被写体を撮像して電
気的な画像信号に変換する固体撮像素子と、撮像された
被写体の画像信号を上記固体撮像素子から読出す手段
と、上記固体撮像素子から読出された画像信号を累積加
算する累積加算手段とを備えた画像入力装置の露制御
回路にいて、上記固体撮像素子に入射する入射光量を
調節する光量調節手段と、記固体撮像素子の露光時
を制御する固体撮像素子制御手段と、上記累積加算手段
ける画像信号の累積加算数を制御する累積加算数制
御手段と、上記固体撮像素子の固定パターンノイズを記
憶する記憶手段と、像信号を外部機器に適合する形式
に変換する前に、画像信号から上記記憶手段に記憶され
ている固定パターンノイズを減算する減算手段と、上記
被写体の最大輝度及び最小輝度を検出する被写体輝度検
出手段と、上記被写体の最大輝度及び最小輝度から被写
体のダイナミックレンジを検出し、上記被写体の最大輝
度若しくは最小輝度、及び、上記被写体のダイナミック
レンジに基いて、撮像のダイナミックレンジ、及び、撮
のダイナミックレンジの上限若しくは下限値を設定
、撮のダイナミックレンジの上限値若しくは下限
値、及び、撮像のダイナミックレンジに基き、上記入射
光量、上記露光時間及び上記累積加算数を設定し、それ
ぞれ上記光量調節手段、上記固体撮像素子制御手段及び
上記累積加算数制御手段に出力する条件設定手段と、を
具備することを特徴とする。
【0014】この発明の画像入力装置の露制御回路に
あっては、固体撮像素子により、被写体が撮像されて電
気的な画像信号に変換され、撮像された被写体の画像信
号が上記固体撮像素子から読出される。そして、上記固
体撮像素子から読出された画像信号が、累積加算手段で
累積加算される。更に、記固体撮像素子に入射する入
射光量が光量調節手段で調節され、記固体撮像素子
露光時間が固体撮像素子制御手段によって制御される。
また、上記累積加算手段にける画像信号の累積加算数
は、累積加算数制御手段により制御され、上記被写体の
最大輝度及び最小輝度が被写体輝度検出手段で検出され
る。そして、条件設定手段では、上記被写体の最大輝度
及び最小輝度から被写体のダイナミックレンジ検出
れ、上記被写体の最大輝度若しくは最小輝度、及び、上
被写体のダイナミックレンジに基いて、撮像のダイナ
ミックレンジ、及び撮像のダイナミックレンジの上限
若しくは下限値が設定され、撮のダイナミックレン
の上限値若しくは下限値、及び、撮像のダイナミック
レンジに基き、上記入射光量、上記露光時間及び上記
積加算数が設定され、それぞれ上記光量調節手段、上記
固体撮像素子制御手段及び上記累積加算数制御手段に出
力される。
【0015】また、この発明の画像入力装置の露制御
回路にあっては、固体撮像素子により、被写体が撮像さ
れて電気的な画像信号に変換され、この撮像された被写
体の画像信号が上記固体撮像素子から読出される。そし
て、上記固体撮像素子から読出された画像信号が、累積
加算手段により累積加算される。また、上記固体撮像素
子に入射される入射光量は光量調節手段で調節され、上
記固体撮像素子の露光時間が固体撮像素子制御手段で制
御される。更に、上記累積加算手段にける画像信号の
累積加算数は、累積加算数制御手段で制御され、上記固
体撮像素子の固定パターンノイズが記憶手段に記憶され
る。そして、像信号を外部機器に適合する形式に変換
する前に、画像信号から上記記憶手段に記憶されている
固定パターンノイズが減算手段によって減算される。
被写体の最大輝度及び最小輝度が、被写体輝度検出手
段で検出される。そして、条件設定手段では、上記被写
体の最大輝度及び最小輝度から被写体のダイナミックレ
ンジ検出され、上記被写体の最大輝度若しくは最小輝
度、及び、上記被写体のダイナミックレンジに基いて、
撮像のダイナミックレンジ、及び、撮のダイナミック
レンジの上限若しくは下限値が設定され、撮のダ
ナミックレンジの上限値若しくは下限値、及び、撮像の
ダイナミックレンジに基き、上記入射光量、上記露光時
間及び上記累積加算数が設定され、それぞれ上記光量調
節手段、上記固体撮像素子制御手段及び上記累積加算数
制御手段に出力される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0017】図1は、この発明の画像入力装置の露光制
御回路が適用された電子カメラの全体を示す概略的なブ
ロック構成図である。同図に於いて、14は撮影用の光
学系であり、この光学系14からハーフミラー15を介
して入射される入射光量が、絞り16で調節されるよう
になっている。この絞り16は、F値制御回路17によ
り、その絞り値Fが制御されるものである。
【0018】絞り16を通過した入力画像は、後述する
性質のランダムノイズを有するCCD撮像素子18で電
子的に撮像される。このCCD撮像素子18は、CCD
駆動回路19によってその読出し及び露光時間Tが制御
されるようになっている。CCD撮像素子18から出力
された画像信号は、プリアンプ20を介して所定の信号
レベルに増幅され、信号処理回路21にてクリッピング
処理等が施される。その後、A/D変換器22でデジタ
ル符号化された画像信号は減算器23に出力され、ここ
で予め固定パターンノイズ(FPN)記憶ROM24に
記憶されているCCD撮像素子18のFPNが除去され
る。
【0019】上記減算器23でFPNが除去された画像
信号は、累積加算回路25を構成する加算器26に供給
される。そして、この加算器26の出力はフレームメモ
リ27に送られ、順次1フレーム毎に記憶される。上記
累積加算回路25は、累積加算数制御回路28によっ
て、その累積加算数が制御されるようになっている。こ
の累積加算回路25で累積加算された信号Snは、画像
処理回路29にて輝度変換、符号化等の処理が施され、
その後記録媒体30に書込まれる。
【0020】上記F値制御回路17、CCD駆動回路1
9及び累積加算数制御回路28は、例えばマイクロプロ
セッサで構成される条件設定回路31によってそれぞれ
制御される。この条件設定回路31は、撮像されるべく
被写体光の一部がハーフミラー15、全反射ミラー32
を介して導出される輝度検出器33により検出された被
写体の最大輝度Lhと最小輝度Llに基いて、絞り16
のF値と、CCD撮像素子18の露光時間Tと、累積加
算回路24の累積加算数nを制御するものである。
【0021】図2は、図1の条件設定回路31の詳細を
示したもので、輝度検出器33により供給された被写体
の最大輝度Lhと最小輝度Llは、それぞれダイナミッ
クレンジ検出回路311に入力される。このダイナミッ
クレンジ検出回路311は、S/N設定回路312に於
いて設定された最小輝度Llの被写体のS/N比snl
(dB)と、最大輝度Lhと最小輝度Llから、撮像の
ダイナミックレンジDRを検出する。そして、このダイ
ナミックレンジ検出回路311で検出されたダイナミッ
クレンジDRは、nT条件設定回路313に出力され、
ここで累積加算数n及び露光時間Tを決定するべくn、
Tに対する拘束条件Iが算出され、条件CI としてパラ
メータ設定回路314に出力される。
【0022】また、上記最大輝度Lhは、FT条件検出
回路315に出力され、ここでF値、露光時間Tに対す
る拘束条件IIが算出されて条件CIIとして、パラメータ
設定回路314に出力される。また、FT条件検出回路
315からは、上記F、Tの条件の状態信号CFT(詳細
は後述する)がパラメータ設定回路314に出力され
る。
【0023】このパラメータ設定回路314には、撮像
モード設定回路316からの、例えば次のように設定さ
れるモード信号modeが出力される。 モード1:撮像時間を最も短くする。 モード2:撮像時間を一定にする。 モード3:被写界深度を最も深くする。 そして、このパラメータ設定回路314は、このように
設定されたモード信号modeと、上記条件CI 、CII
及び状態信号CFTにより、最も適切な絞り値F、露光時
間T、累積加算数nを算出して設定する。
【0024】図3は、図1の輝度検出器33の詳細を示
したもので、ハーフミラー15、全反射ミラー32を介
して導出された被写体の入射光は、駆動回路331によ
り駆動されるラインセンサで構成される非破壊センサ3
4に入射される。そして、この非破壊センサ34で電子
的に読出された画像信号SOは、プリアンプ332で増
幅されてA/D変換器333でデジタル符号化された
後、輝度演算器334に入力される。また、非破壊セン
サ34からは、ピーク値信号PEが、輝度演算器334
に入力される。この輝度演算器334の出力は、上記駆
動回路と共にカウンタ335に供給される。更に、輝度
演算器334は、上記A/D変換器333からの出力、
ピーク値信号PE及びカウンタ335からのカウント数
Cntから、最大輝度Lh及び最小輝度Llを演算す
る。
【0025】図4は、図3の非破壊センサ34の構成を
示したもので、複数の非破壊読出しフォトセンサ341
1 、…、341n を有している。これらのフォトセンサ
3411 、…、341n には、それぞれ読出しスイッチ
3421 、…、342n を介して走査回路343が接続
されている。この走査回路343の駆動により、読出さ
れた画像信号は、出力アンプ344を経て端子345か
ら画像信号SOとして出力される。尚、346はリセッ
トスイッチである。
【0026】また、フォトセンサ3411 、…、341
n には、それぞれバッファアンプ3471 、…、347
n を介してピーク検出部348が接続されている。この
ピーク検出部348からは、ピーク値が検出されて、端
子349からピーク値信号PEとして出力されるように
なっている。
【0027】次に、上述した固体撮像素子のノイズにつ
いて説明する。
【0028】固体撮像素子には種々のノイズがあるが、
これらは主に上述した2つのノイズ、すなわち固定パタ
ーンノイズ(FPN)とランダムノイズに分けられる。
このうちランダムノイズ(NR )は、画像信号を累積加
算することにより相対的に減少させることができる。更
に、このランダムノイズは、露光時間に依存する暗電流
ノイズ(ND )と、露光時間に依存しないシステムノイ
ズ(NS )に分けられるもので、これら2種類のノイズ
は、例えば図5に示されるように変化する。
【0029】いま、累積加算数をn、固体撮像素子の露
光時間をTとして、露光時間Tでn回累積加算する場合
のノイズについて考える。すると、この場合の総露光時
間t B はnTで表される。累積加算が無い場合の暗電流
ノイズND は数1のように表される。
【0030】
【数1】 そして、n回累積加算した場合は数2のように表され
る。
【0031】
【数2】 また、システムノイズNS をn回累積加算した場合は数
3の如く表される。
【0032】
【数3】 したがってランダムノイズNR は数4のように表され
る。
【0033】
【数4】
【0034】そして、上記信号の振幅の最大値をSとす
れば、累積加算数nの場合の信号の最大レベルはnSと
なることから、撮像のダイナミックレンジDRは、数5
のように表される。
【0035】
【数5】 尚、ここではランダムノイズについてのみ考慮すること
にする。
【0036】上記数5をグラフで表すと、図6に示され
るようになる。同図に於いて、縦軸、横軸は、共に対数
で表されており、数6に示される関係で表されている。
【0037】
【数6】
【0038】この図6から、必要なダイナミックレンジ
を得るための露光時間と累積加算数を知ることができ
る。
【0039】ところで、あるダイナミックレンジを得る
にあたって、露光時間Tと累積加算数nの組合わせは複
数考えられる。しかしながら、露光時間Tは、被写体の
輝度と撮影光学系のFナンバにより決定されるものであ
る。すなわち、飽和せずに撮像できる被写体の最大輝度
をLmax とすれば、数7の関係式で表される。
【0040】
【数7】
【0041】ここでkは撮像素子の感度等に依存して求
められる定数である。これに対し、撮像し得る最小輝度
をLmin とすれば、数8の関係式で表される。
【0042】
【数8】
【0043】ここで、Lmin はノイズレベルとなる。上
記数8のDRは、上述した数5に於けるDR(n,T)
のことである。
【0044】ここで、撮像したい被写体の輝度が最小輝
度Ll[cd/m2 ]からLh[cd/m2 ](但しL
l<Lh)に分布しているものとする。このとき、被写
体のダイナミックレンジをdrとすると数9に表される
ようになる。
【0045】
【数9】
【0046】そして、その最小輝度LlのS/N比とし
てsnl[dB]を確保するために必要とされる撮像の
ダイナミックレンジDRは数10のように表される。
【0047】
【数10】
【0048】この場合、最大輝度Lhの被写体のS/N
比はDR[dB]となる。そして、最大輝度Lhを飽和
せずに撮像する条件として数11の関係式が必要とな
る。
【0049】
【数11】
【0050】このことから、上記数11と数7とを合わ
せて、数12を満足する露光時間T、Fナンバを選択
し、上記数5から累積加算数nを求めればよい。
【0051】
【数12】 次に、同実施の形態の動作について説明する。
【0052】撮像が開始されると、まず輝度検出器33
により、撮像されるべく被写体の画像の最大輝度Lh及
び最小輝度Llが求められる。すなわち、図3を参照す
ると、輝度検出が開始されると、非破壊センサ34がリ
セットされると共に、カウンタ335がゼロにセットさ
れる。次いで、非破壊センサ34の露光が開始される
と、これと共にカウンタ335のカウントが開始され
る。そして、図7に示されるように、時間t0 秒後にピ
ーク値信号PEが飽和値に達したとすると、そのときの
カウント数Cnt0 より、最大輝度Lhが求められる。
【0053】また、このときの画像信号の最小値が最小
輝度を与えることになるが、上記最小値が非破壊センサ
34のS/N比で決定されるノイズレベル以下である場
合は、更に露光を続ける。そして、所定時間毎(例えば
時間t1 、t2 、…)に信号を読出し、最小輝度Llが
上記ノイズレベルを上回った時間(同図では時間t3
のカウント数(この場合Cnt3 )から最小輝度Llを
求める。
【0054】このような動作をすることにより、被写体
のダイナミックレンジdrが、非破壊センサ34のS/
N比より大きい場合でも、正確に最大輝度Lh及び最小
輝度Llを求めることができる。
【0055】こうして、輝度検出器33にて最大輝度L
h及び最小輝度Llが求められると、これらの輝度L
h、Llが条件設定回路31内のダイナミックレンジ検
出回路311に供給される。このダイナミックレンジ検
出回路311では、上述した数9に基いて、先ず被写体
のダイナミックレンジdrが算出される。次いで、この
被写体のダイナミックレンジdrと、S/N設定回路3
12で設定された最小輝度の被写体が必要とするS/N
比snlとから、撮像に必要なダイナミックレンジDR
が上記数10から求められる。nT条件検出回路313
は、このダイナミックレンジDRを受けて、上記数5か
ら数13の関係式で表される拘束条件Iを算出し、条件
I としてパラメータ設定回路314に出力する。
【0056】
【数13】
【0057】一方、FT条件設定回路315では、撮像
のダイナミックレンジDRを確保し、最大輝度Lhの被
写体を撮像するための数14の関係式で表される条件II
を算出し、条件CIIとして上記パラメータ設定回路31
4に出力する。
【0058】
【数14】
【0059】図8(a)及び(b)は、それぞれ条件C
I 及びCIIの例を示したものである。ここで、図8
(a)に於いてダイナミックレンジDRより大きい図の
斜線部分と、同図(b)に於いて実線Lhで表される部
分が、それぞれ条件CI 及びCIIを満たす部分である。
したがって、これらを満足する累積加算数n、絞り値
F、露光時間Tが設定されればよいことになる。そし
て、これら3つのパラメータの値は、複数の組合わせが
可能となり、最も適切な値を選択する必要がある。
【0060】いま、露光時間TがTmin 〜Tmax の範囲
で連続的に変化が可能であるとし、累積加算数nが1〜
max の整数値をとり、絞り値FがFmin 〜F
close (入射光量ゼロ)まで連続した値をとり得るもの
とする。
【0061】ここで、図9(b)に(i)で示されるよ
うに、最大輝度Lhの値がLh1 <Lhの関係の場合、
その露光時間TはTmin ≦T≦Tmax の範囲内となり、
絞り値FはF1 ≦F≦F1 ′の範囲内となる。同様に
(ii)で示されるように最大輝度Lhの値がLh2 ≦L
h≦Lh1 の場合、露光時間TはT2 ≦T≦Tmax の範
囲内となり、絞り値FはFmin ≦F≦F2 ′の範囲内と
なる。更に、(iii)で示されるように、最大輝度Lhの
値がLh<Lh2 の場合は、上記条件CIIを満足する
T、Fは存在しないことになる。そして、上記(i)、
(ii)、(iii)の各状態が、上述した状態信号CFTと
してFT条件検出回路315からパラメータ設定回路3
14に出力されるものである。
【0062】こうして図9(b)に示された条件CII
より、図9(a)に示された条件C I の横軸(T)が決
定される。例えば、上記(i)の場合(Tmin ≦T≦T
max)、撮像のダイナミックレンジDRは最大DR1
値まで可能であり、このうち露光時間T=Tmax の場合
は最大でDR3 まで可能になる。また、上記(ii)の場
合(T2 ≦T≦Tmax )、撮像のダイナミックレンジD
Rは図9(a)の斜線で示される部分となる。そして、
このときの累積加算数nを最大にすると、T=T2 のと
きに最大でDR2 まで撮像のダイナミックレンジを得る
ことができる。
【0063】図10(a)〜(c)は、上述した条件C
I 及びCIIに応じたダイナミックレンジ等を説明する概
念図である。同図(a)は条件CI 、CIIの何れも満足
している場合、同図(b)は条件CIIのみ満足している
場合、同図(c)は条件CIを満足していない場合の、
それぞれの概念図である。尚、何れの図に於いても、縦
軸は輝度に対応しており、ここで図示されるDR1 は、
そのそれぞれの状態でとり得る最大のダイナミックレン
ジとする。
【0064】図10(a)に於いては、ダイナミックレ
ンジDRはNR からLhまでの広範囲に渡る。また、図
10(b)の場合、F、Tを変化させなければ撮像し得
る最大輝度値は変わらない。この場合、D−1:S/N
がsnlがsnl′に変化する、D−2:高輝度側をと
らずにsnlを確保する、D−3:上記D−1とD−2
の中間をとる、の3つを選択することができる。ここ
で、上記D−2の場合、Lh′はFmin 2 k/Tmax
上の値とするものとする。更に、図10(c)の場合、
D−4:撮像のダイナミックレンジを図示DRからD
R′に増大する、D−5:S/Nがsnlがsnl′に
変化する、の何れかを選択することができる。
【0065】また、撮影モードにより、次のようなモー
ド設定を行う。 モードA:累積加算数nを極力小さくする。 モードB:累積加算数を一定値(nC )とする。 モードC:絞り値Fを極力大きく、nは極力小さくし撮
像時間を短くする。
【0066】以上のことに基いて、各状態、各モードに
対して、最も適切なn、F、Tを図11の関係図のよう
に設定する。尚、ここではn、F、Tの3つのパラメー
タに対して、複数の組合わせによる設定が可能な上記状
態(i)、(ii)の例について示すものとする。
【0067】このような原理により、同実施の形態に於
いては、条件設定回路31で被写体のダイナミックレン
ジ、輝度、撮像希望モードのそれぞれに応じて、最も適
切な累積加算数n、絞り値F、露光時間Tが設定され
る。そして、これらのパラメータに基いて、累積加算回
路25で累積加算が行われる。また、FPN記憶ROM
24と減算器23により、CCD撮像素子18のFPN
が減算された信号が得られて累積加算されるため、累積
加算回路25から得られる信号Snには、FPNが含ま
れていないものとなる。したがって、上記数5に示され
たダイナミックレンジを有した信号を得ることができ
る。更に、この信号Snは、画像処理回路29により、
特開昭63−232591号公報に提唱されているよう
な輝度変換や符号化等の処理が施され、記録媒体30に
書込まれるようになっている。
【0068】尚、同実施の形態に於いて、絞り値Fの最
小値はFmin としてこの値以上に小さくすることはでき
ないとしたが、適切な照明光を点燈し、不足している光
量を補うようにしてもよい。
【0069】また、同実施の形態では、ハーフミラー等
を使用して、撮像するべく被写体光を直接輝度検出器に
導いていたが、これに限られるものではなく、例えば別
途ファインダー系を使用することも可能である。
【0070】更に、撮像モードとして3種類の設定とし
たが、他に被写界深度を浅くすることを優先させたり、
露光時間Tを短くすることを優先させるようにしてもよ
いものである。
【0071】尚、最大輝度値Lh及び最小輝度値Ll
は、画像中の1点でもよいし、複数点の平均値としても
よい。
【0072】また、暗電流ノイズは、温度によりその大
きさが大きく変化することから、温度センサを設けて、
より正確な暗電流ノイズを検出するようにしてもよい。
更には、撮像素子を冷却して暗電流ノイズを抑制し、よ
り広いダイナミックレンジを得るようにしてもよい。
【0073】更に、図2に示される条件設定回路は、L
h、Ll、snlを入力、n、F、Tを出力とするRO
Mで構成することもできる。
【0074】次に、図12乃至図15を参照して、この
発明の第2の実施の形態を説明する。尚、上述した第1
の実施の形態と同じ部分には同一の参照番号を付して重
複を避けるため、その説明は省略するものとする。
【0075】図12は、この発明の第2の実施の形態で
画像入力装置の露光制御回路が適用された電子カメラの
全体を示す概略的なブロック構成図であり、図1の輝度
検出器33に代わって被写体輝度検出器35を有してい
る。図13は、この被写体輝度検出器35の詳細を示し
たもので、被写体指示器351は、例えばファインダと
釦によって構成される。この釦が押下されたときに、該
ファインダの中央に見える撮影光学系14の光軸上にあ
る被写体の撮像が行われ、その輝度が輝度演算器334
から出力されるようになっている。ここで、輝度演算器
334は、ピーク値が飽和したときの信号を用いて、信
号の最大輝度Lh′と平均値Lave ′を被写体輝度演算
器352に出力する。この被写体輝度演算器352は、
上記最大輝度Lh′と平均値Lave ′を基に、撮像する
べき画像の最大輝度Lhと被写体の平均輝度Lave を検
出する。
【0076】ここで、被写体輝度演算器352は、被写
体指示器351により指示される複数の被写体の輝度を
総合的に判断して、最大輝度Lhと被写体の平均輝度L
aveを出力する。例えば、j種類の被写体を指定したも
のとして、順にLave i 、Lhi 、(i=1〜j)とす
れば数15で表される関係式からLh、Lave を求め
る。
【0077】
【数15】 次に、この第2の実施の形態の動作について説明する。
【0078】いま、例えば図14に示されるように、部
屋の中から窓の外を写す場合を考えてみる。そして、図
中にp、q、r、sで示される各被写体の輝度が、次の
ようになっているものとする。 p窓の外の景色 Lh1 , Lave 1 q電燈 Lh2 , Lave 2 r本棚 Lh3 , Lave 3 s時計 Lh4 , Lave 4 そして、被写体指示器351で各被写体を順次指示した
場合の最大輝度値Lhと平均値Lave は、図15の概念
図のように表される。
【0079】上記被写体輝度演算器352で算出された
上記Lh及びLave は、条件設定回路31に出力され
る。次いで、上述した第1の実施の形態と同様にして処
理が行われるもので、Lave がLlに代わってパラメー
タの設定がなされる。ここで、撮像のダイナミックレン
ジがDR>DR1 の場合、図10(b)に示されるよう
に、低輝度側のS/Nを優先するものとして、同図中D
−2で示されるように、撮像のダイナミックレンジがセ
ットされる。このように、Lave のS/N比を確実に確
保することにより、最も写したい被写体(主要被写体)
を良好に写すことができる。
【0080】尚、この第2の実施の形態では、図15に
示されるように、Lave は本棚rや時計sの平均値Lav
e 3 、Lave 4 よりも輝度値が大きく、この2つの被写
体については必ずしも必要とされるS/N比が確保され
てはいないものである。この場合、被写体指示器351
に於いて、該被写体を複数回指定すればよい。例えば、
窓の外の景色pを1回、電燈qを1回、本棚rを2回、
時計sを4回指定する。すると、最大輝度及び平均輝度
は、図15中のLh′及びLave ′のようになり、本棚
や時計のS/N比も確保されることになる。
【0081】このように、同実施の形態によれば、撮像
したい画像を指定することにより、主要被写体を最も良
好に写すことができるようにパラメータn、F、Tが設
定されて撮像が行われる。
【0082】上述した第2の実施の形態では、被写体輝
度検出器35にはラインセンサを用いているが、エリア
センサを使用すれば撮影光学系を動かすことなく被写体
の指定をすることができる。
【0083】また、輝度演算器334では、被写体の最
大輝度値Lh′と平均値Lave ′を検出しているが、こ
れに限られずに、上述した第1の実施の形態と同様に最
小輝度を検出し、この最小輝度を考慮してパラメータ
n、F、Tを設定するようにしてもよい。
【0084】上述した第1及び第2の実施の形態では、
被写体の輝度を求めるために、ハーフミラー15、全反
射ミラー32を設けている。しかしながら、一般にこの
ような部材を用いると、光学系が大きくなり、装置全体
が大きくなってしまうという欠点を有する。そこで、次
に、上記部材を用いない実施の形態について説明する。
【0085】図16に於いて、36はプリ測光回路であ
り、第1の実施の形態の輝度検出器33、第2の実施の形
態の被写体輝度検出器35に代わる回路である。これ
は、A/D変換器22の出力信号を入力とし、信号の最
大値Lhと最小値Llを、条件設定回路31へ出力す
る。
【0086】また、第1及び第2の実施の形態と異なる
部分として、CCD撮像素子18に代えて高速度読出し
が可能な撮像素子、ここではCMD(Charge Modulatio
n Device)18a、及びCMD駆動回路19aを用いて
いる。更に、画像処理回路29の出力は、モニタ37へ
入力されている。その他の構成は、上述した第1及び第
2の実施の形態と同じであるので、説明を省略する。
【0087】次に、この第3の実施の形態の動作につい
て説明する。CMD18aにて撮像された信号は、高速
度に読出され、A/D変換された後、プリ測光回路36
へ入力される。そして、このプリ測光回路36では、入
力される信号の最大値Lhと、最小値Llを検出して、
条件設定回路31へ出力する。
【0088】条件設定回路31では、最大値Lhの信号
が飽和しているか否かが判断されるもので、飽和してい
る場合には、露光時間Tを短くするか、または絞り値を
大きくする。一方、飽和していない場合には、露光時間
Tを長くするか、または絞り値を小さくする。この動作
は、CMD18aから信号が読出される毎に行われるこ
とにより、数16で表される関係式に調整されるCMD
18aから高速読出しが行われているため、この調整に
要する時間は非常に短いものとなる。
【0089】
【数16】
【0090】そして、このとき、読出された信号の最小
値Llから、上記数9より被写体のダイナミックレンジ
dr[dB]が決定される。このLhとLlの検出にあ
たっては、第1の実施の形態の輝度検出器33と同様
に、1回の露光中に多数回に渡って非破壊読出しを行っ
てもよい。
【0091】尚、同実施の形態に於いて、最大値Lh、
最小値Llの単位は、A/D変換された後の輝度として
の値であり、上述した第1及び第2の実施の形態で用い
られた単位[cd/m2 ]と異なっているものである。
【0092】そして、上記数10より撮像のダイナミッ
クレンジDRが求められる。以下、第1、第2の実施の
形態と同様にして、露光時間T、絞り値F、累積加算数
nが設定される。
【0093】以上のようにして、露光時間T、絞り値
F、累積加算数nが設定され、累積加算数された信号S
nに対し、輝度変換の処理が画像信号処理回路29で行
われ、モニタ37へ出力される。
【0094】同実施の形態では、高輝度撮像素子を用い
ているために、累積加算数nに要する時間をNTSCの
1フレーム時間以下とすることができ、動画像を撮像す
る場合に於いても、モニタ37によって動きに不自然さ
を伴うことなく、広いダイナミックレンジを持つ画像を
観察することができる。
【0095】また、同実施の形態では、読出された信号
から測光を行うプリ測光回路を設けたため、光学系の光
路を分離する部材を必要としない。したがって、装置全
体を小型化することが可能である。
【0096】尚、CMDは、ランダムアクセスも可能な
ことから、プリ測光時の読出し位置を、撮像したい小領
域に限定することにより、条件設定に要する時間を更に
短縮することもできる。
【0097】次に、減算するFPNを撮像毎に検出する
この発明の第4の実施の形態を説明する。
【0098】FPNは温度依存性が高く、使用環境によ
ってその値が大きく異なることが知られている。また、
クロックノイズ等により、同じ温度で使用しても、FP
Nが変化することもある。累積加算数nが大きくなる
と、FPNもnに比例して大きくなるため、FPNだけ
正確に減算することが、広いダイナミックレンジを得る
うえで、大変重要なものとなってくる。そこで、この第
4の実施の形態では、FPNの記憶を撮像時に行い、正
確なFPNの減算が行われるようにしている。
【0099】図17は、画像入力装置の露光制御回路が
適用された電子カメラの全体を示すブロック構成図であ
る。同図に於いては、上述した第1の実施の形態と異な
り、CCD撮像素子18の直前に機械的シャッタ38が
設けられ、更にシャッタ制御装置39及びFPN記憶切
換スイッチ40を具備している。上記シャッタ38は、
光学系14の内部に挿入されるようにしてもよい。尚、
その他の部分については、上述した実施の形態と同じで
あるので、同一の参照番号を付して説明を省略する。
【0100】次に、この第4の実施の形態の動作につい
て説明する。撮像が開始されると、図示されないコント
ローラにより、シャッタ制御装置39が制御されてシャ
ッタ38が閉じられる。このシャッタ38により光が遮
光されるのと同時に、FPN記憶切換スイッチ40がa
側に切換えられる。そして、1フレーム時間露光された
後に読出された信号は、A/D変換変換されてFPN記
憶ROM24に記憶される。そして、次のフレームで
は、シャッタ38が開かれ、光学系14からの被写体光
がCCD撮像素子18上に結像されると共に、FPN記
憶切換スイッチ40がb側に切換えられる。こうして、
上述した第1の実施の形態と同様にして、撮像が行われ
る。
【0101】このように、撮像が行われる直前にFPN
の記憶が行われることにより、正確なFPNの減算処理
を行うことができる。また、同実施の形態に於いては、
FPNの露光を1フレームとしたが、これは実際の露光
時間Tとした方が、より正確となるため、次のようにし
てもよい。
【0102】すなわち、シャッタ38が閉じられて遮光
されたときにも、輝度検出器33には被写体光が入射さ
れるため、この出力Lh、Llから、条件設定回路31
では撮像の露光時間T、絞り値F、累積加算数nが求め
られる。そして、この露光時間Tに基き、CCD撮像素
子18の露光が行われ、読出された信号がFPN記憶R
OM24に記憶される。
【0103】また、同実施の形態では、遮光された状態
で一度撮像された信号をFPNとしたが、遮光された状
態で複数回撮像し、これを累積加算した信号をFPNと
してもよい。
【0104】尚、上述した実施の形態では撮像素子にC
CDを使用しているが、これに限られるものではなく、
例えばCMD(Charge Modulation Device)を用いても
よい。
【0105】図18は、この発明の第5の実施の形態を
示すブロック構成図で、上述した第3の実施の形態に対
して、累積加算によるFPNの検出がなされた例を示し
たものである。
【0106】同実施の形態に於いて、累積加算器25の
出力がFPNとして記憶され、撮像時には乗算器41に
て係数CN が乗ぜられて減算処理が行われるようになっ
ている。ここで、係数CN は、FPNの記憶時の累積加
算数と撮像の累積加算数が異なる場合の補正係数であ
る。例えば、FPNの記憶時の累積加算数をNFPN 、撮
像時の累積加算数をn′とすれば、数17の関係式が成
立する。
【0107】
【数17】
【0108】累積加算数によりFPNを検出するため
に、FPNをより正確に求めることができる。また、高
速読出しが可能な撮像素子を用いているため、FPNの
検出も短時間で行うことができる。
【0109】尚、上述した第4及び第5の実施の形態に
於けるFPNの検出に於いては、シャッタ38を設け
て、被写体光が完全に遮光されて行われたが、一般にこ
のような機械的シャッタ手段を用いると、装置全体が大
型化してしまう。そのため、このような機械的シャッタ
を設けずに、撮像素子の露光時間を最も短縮し、絞り値
Fを最も大きくして撮像した信号を、FPNとして用い
ることも考えられる。
【0110】更に、絞り値の最大値が無限大(∞;絞り
値Fclose 、入射光量ゼロ)になる場合は、これをシャ
ッタとして使用してもよいのは勿論である。
【0111】次に、図19を参照して、この発明の第6
の実施の形態を説明する。同実施の形態は、非破壊読出
し可能な固体撮像素子を使用し、1露光期間内に、異な
った露光時間の複数の画像を得ようとするものである。
【0112】図19の画像処理回路29は、従来例で記
述した図23のビデオプロセッサ回路7からD/A変換
器13(13b、13g、13r)までの回路であるこ
とを前提とする。
【0113】図19に示されるブロック構成図に於い
て、前述した第3の実施の形態と同様に、非破壊読出し
可能な撮像素子としてCMD18aを使用している。ま
た、減算器23と累積加算器25との間にはスライス回
路42が、そして上記累積加算器25と画像処理回路2
9の間には線形変換回路43が、それぞれ挿入接続され
ている。
【0114】ここで、CMD18aによる非破壊読出し
について、図20を参照して説明する。同図に於いて、
時間“0”にてリセット(図中RST)が実行され、電
荷の蓄積が開始される。そして、時間t1 が経過したと
きに信号読出し(同READ)が実行される。次いで、
時間t2 が経過したときに信号が読出される。このと
き、読出されるデータは、時間t1 +t2 の間、露光さ
れた信号である。つまり、t1 で信号が読出されたとき
にリセット動作がされない限り、データが失われること
はないということを示している。時間t2 が経過した後
に信号が読出され、リセットが実行されると蓄積電荷は
なくなる。
【0115】このように、リセットを実行せずに読出し
のみ行うと、1露光期間中に露光時間の異なる複数の画
像を読出すことができる。
【0116】次に、この実施の形態の動作について説明
する。上記CMD18aからの信号は、プリアンプ20
で増幅され、信号処理回路21にてクランプ等の処理が
行われ、更にA/D変換器22でデジタルに変換され
る。変換されたデータは、減算器23に於いてFPNが
除去される。そして、スライス回路42にてクリップさ
れ、累積加算回路25にて露光時間の異なる画像が順次
加算される。この加算回数は、条件設定回路31にて設
定される。
【0117】図21は、累積加算回路25で累積加算さ
れたデータを示した図である。同図では、1露光期間中
に5回の読出しが行われる例について示すもので、図中
1の露光時間が一番長く、同f5 が最も露光時間が短
い、光電変換特性を有している。露光時間が短いために
飽和する輝度が高くなっている。
【0118】いま、f1 〜f5 の光電変換特性出力が、
スライス回路42にてV1 でスライスされたものとす
る。そして、上記f1 〜f5 の出力が、累積加算回路2
5にて累積加算されることにより、図中F0 に示される
光電変換特性が得られる。非破壊読出しがされない場合
は、1露光期間中では、例えば図中L1 で表される光量
しか再現できない。しかしながら、同実施の形態によれ
ば、L1 よりもはるかに光量の多いL5 までの光量が撮
像可能となる。
【0119】また、累積加算されたデータは、F0 で示
されるように非線形であるため、線形変換回路43に於
いて、図21のF1 で示される線形の特性に変換され
る。そして、線形の信号に変換後、画像処理回路29で
モニタ37に適した信号に変換されてモニタ37に出力
される。
【0120】上述した実施の形態では、輝度を検出する
ためにプリ測光回路36等を具備していたが、この実施
の形態では、画像処理回路29のビデオプロセッサ7に
てマトリクス変換することにより、輝度信号を検出す
る。画像処理回路29は、図23に示されるダイナミッ
クレンジゲイン検出回路(DGC)8cを具備してい
る。
【0121】DGC8cの回路構成を図22に示す。参
照番号44は標準偏差生成回路であり、加算器44a、
2乗検波器44b、LPF44c及び平方根回路44d
を有している。そして、この標準偏差生成回路44の出
力は、一方が可変抵抗VR2に接続された比較増幅器4
5の他方に入力されて基準電圧との間で比較増幅され
る。この比較増幅器45の出力は、一方が可変抵抗VR
4に接続された切換スイッチ46の他方の入力に供給さ
れ、自動制御及び手動制御が切換え選択されてダイナミ
ックレンジ調整電圧βとして出力される。
【0122】LPF47は輝度信号の平均値を求めるた
めのもので、このLPF47の出力は、可変抵抗VR1
に接続された比較増幅器48で利得基準電圧と比較され
る。そして、可変抵抗VR3により設定された利得設定
電圧と比較増幅器48の出力とを切換えスイッチ49で
切換えることにより、自動制御及び手動制御が切換え選
択されて利得調整電圧αが出力される。
【0123】このような構成のDGC8cにより、Y
(輝度信号)からα、βの信号を得ることができる。そ
の出力α、βは、それぞれ輝度に於ける画像の平均値と
標準偏差に相当する。α、βを条件設定回路31に入力
することによって、それぞれ絞りと露光時間の制御を行
うものである。DGC8cの動作については、特開昭6
3−232591号公報等に詳しく述べているので省略
する。また、絞りと露光時間の設定を細かく行うと、線
形処理が複雑になるため、予め決められた幾つかの設定
条件にて絞りと露光時間を制御するほうが望ましい。線
形変換時には、上記設定条件を信号線Sを介して線形変
換回路43に入力し、線形変換を行う。
【0124】以上の動作を行うことにより、複数の画像
データを高速に累積加算し、広ダイナミックレンジ信号
を得ることができる。更に、広ダイナミックレンジ信号
は、絞りと露光時間が最適に設定されるため、S/Nの
良い画像が得られる。
【0125】また、同実施の形態では図示されていない
が、A/D変換器22の前のクランプ回路が不安定な場
合は、A/D変換した後にデジタル部でクランプしても
よい。
【0126】このように、1露光期間中に、何度も読出
すことにより、より広輝度の被写体を撮像することがで
きる。更に、1露光期間中でなく、幾つかの露光期間経
過後に非破壊読出しを行い、これを数回読出した後にリ
セットを行うようにしてもよい。
【0127】この発明に使用されたカラー撮像装置につ
いては、特開昭63−232591号公報及び特願平1
−334508号に記載されているので、詳細は省略す
る。
【0128】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、撮像
されるべく被写体のダイナミックレンジ、輝度により、
撮影者の意図に応じて最も適切な露光時間、絞り値、累
積加算数を設定することのできる画像入力装置の露光制
御回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像入力装置の露光制御回路が適用
された電子カメラの全体を示す概略的なブロック構成図
である。
【図2】図1の条件設定回路の詳細を示すブロック構成
図である。
【図3】図1の輝度検出器の詳細を示すブロック構成図
である。
【図4】図3の非破壊センサの詳細を示す回路構成図で
ある。
【図5】ランダムノイズの経時変化を示した図である。
【図6】累積加算数と露光時間の関係を示した図であ
る。
【図7】非破壊センサの蓄積電荷量の経時変化を示した
図である。
【図8】(a)はnT条件検出回路で算出される拘束条
件Iに対応した条件CI を示した図、(b)はFT条件
設定回路で算出される拘束条件IIに対応した条件CII
示した図である。
【図9】(a)及び(b)はそれぞれ図8(a)及び
(b)の条件CI 及びCIIに対応した累積加算数、絞り
値、露光時間のパラメータの組合わせを表した図であ
る。
【図10】(a)〜(c)は、条件CI 及びCIIに応じ
たダイナミックレンジ等を説明する概念図である。
【図11】図9(b)の各状態と撮影モードとの最も適
切なパラメータの関係を示した図である。
【図12】この発明の第2の実施の形態で画像入力装置
の露光制御回路が適用された電子カメラの全体を示す概
略的なブロック構成図である。
【図13】図12の被写体輝度検出器の詳細を示したブ
ロック構成図である。
【図14】ファインダから見た被写体を表した図であ
る。
【図15】図14の被写体の最大輝度値と平均値を説明
する概念図である。
【図16】この発明の第3の実施の形態で画像入力装置
の露光制御回路が適用された電子カメラの全体を示す概
略的なブロック構成図である。
【図17】この発明の第4の実施の形態で画像入力装置
の露光制御回路が適用された電子カメラの全体を示す概
略的なブロック構成図である。
【図18】この発明の第5の実施の形態で画像入力装置
の露光制御回路が適用された電子カメラの全体を示す概
略的なブロック構成図である。
【図19】この発明の第6の実施の形態で画像入力装置
の露光制御回路が適用された電子カメラの全体を示す概
略的なブロック構成図である。
【図20】図19の電子カメラによる蓄積電荷量と露光
時間との関係を示した図である。
【図21】図19の電子カメラの出力電圧と光量との関
係を示した図である。
【図22】画像処理回路内のダイナミックレンジゲイン
検出回路の構成を示すブロック図である。
【図23】従来の電子カメラの要部概略構成図である。
【符号の説明】
14 光学系、 15 ハーフミラー、 16 絞り、 17 F値制御回路、 18 CCD撮像素子、 19 CCD駆動回路、 20、332 プリアンプ、 21 信号処理回路、 22、333 A/D変換器、 23 減算器、 24 固定パターンノイズ(FPN)記憶ROM、 25 累積加算回路、 26 加算器、 27 フレームメモリ、 28 累積加算数制御回路、 29 画像処理回路、 30 記録媒体、 31 条件設定回路、 32 全反射ミラー、 33 輝度検出器、 34 非破壊センサ、 311 ダイナミックレンジ検出回路、 312 S/N設定回路、 313 nT条件設定回路、 314 パラメータ設定回路、 315 FT条件設定回路、 316 撮像モード設定回路、 331 駆動回路、 334 輝度演算器、 335 カウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 健 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−50584(JP,A) 特開 平1−245770(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像して電気的な画像信号に変
    換する固体撮像素子と、撮像された被写体の画像信号を
    上記固体撮像素子から読出す手段と、上記固体撮像素子
    から読出された画像信号を累積加算する累積加算手段と
    を備えた画像入力装置の露制御回路にいて、 記固体撮像素子に入射する入射光量を調節する光量調
    節手段と、 記固体撮像素子の露光時間を制御する固体撮像素子制
    御手段と、 上記累積加算手段にける画像信号の累積加算数を制御
    する累積加算数制御手段と、上記 被写体の最大輝度及び最小輝度を検出する被写体輝
    度検出手段と、上記被写体の最大輝度及び最小輝度から 被写体のダイナ
    ミックレンジを検出し、上記被写体の最大輝度若しくは
    最小輝度、及び、上記被写体のダイナミックレンジに基
    いて、撮像のダイナミックレンジ、及び撮像のダイナ
    ミックレンジの上限若しくは下限値を設定し、撮
    イナミックレンジの上限値若しくは下限値、及び、撮
    像のダイナミックレンジに基き、上記入射光量、上記
    光時間及び上記累積加算数を設定し、それぞれ上記光量
    調節手段、上記固体撮像素子制御手段及び上記累積加算
    数制御手段に出力する条件設定手段と、 を具備することを特徴とする画像入力装置の露光制御回
    路。
  2. 【請求項2】 上記条件設定手段は、上記累積加算数を
    設定する条件を複数個用意し、該複数個の設定条件の内
    から任意の設定条件をモード信号として出力する撮影モ
    ード設定部と、上記ダイナミックレンジ及び上記モード
    信号に基いて上記入射光量、上記露光時間及び上記累積
    加算数に対して最適な数値を設定するパラメータ設定部
    とを具備することを特徴とする請求項1に記載の画像入
    力装置の露光制御回路。
  3. 【請求項3】 上記被写体輝度検出手段は、 非破壊読出し可能な固体撮像素子と、 蓄積電荷の最大値を検出するピーク検出手段と、 を具備することを特徴とする請求項1、請求項2に記載
    の画像入力装置の露光制御回路。
  4. 【請求項4】 上記最大輝度及び最小輝度を検出すべき
    被写体を指示する被写体指示手段を更に具備し、 上記被写体輝度検出手段は、上記指示された被写体の最
    大輝度及び最小輝度を計算することを特徴とする請求項
    1に記載の画像入力装置の露光制御回路。
  5. 【請求項5】 上記被写体輝度検出手段はエリアセンサ
    を具備し、上記被写体指示手段により指示された被写体
    の位置に対応するエリアからの出力に基き、上記指示さ
    れた被写体の最大輝度及び最小輝度を計算することを特
    徴とする請求項4に記載の画像入力装置の露光制御回
    路。
  6. 【請求項6】 上記被写体輝度検出手段は、上記固体撮
    像素子から読出された上記画像信号に基き、上記被写体
    の最大輝度及び最小輝度を検知することを特徴とする請
    求項1に記載の画像入力装置の露光制御回路。
  7. 【請求項7】 上記被写体の最小輝度に代えて、被写体
    の平均輝度とすることを特徴とする請求項1に記載の画
    像入力装置の露光制御回路。
  8. 【請求項8】 被写体を撮像して電気的な画像信号に変
    換する固体撮像素子と、撮像された被写体の画像信号を
    上記固体撮像素子から読出す手段と、上記固体撮像素子
    から読出された画像信号を累積加算する累積加算手段と
    を備えた画像入力装置の露制御回路にいて、上記 固体撮像素子に入射する入射光量を調節する光量調
    節手段と、 記固体撮像素子の露光時間を制御する固体撮像素子制
    御手段と、 上記累積加算手段にける画像信号の累積加算数を制御
    する累積加算数制御手段と、 上記固体撮像素子の固定パターンノイズを記憶する記憶
    手段と、 像信号を外部機器に適合する形式に変換する前に、画
    像信号から上記記憶手段に記憶されている固定パターン
    ノイズを減算する減算手段と、上記 被写体の最大輝度及び最小輝度を検出する被写体輝
    度検出手段と、上記被写体の最大輝度及び最小輝度から 被写体のダイナ
    ミックレンジを検出し、上記被写体の最大輝度若しくは
    最小輝度、及び、上記被写体のダイナミックレンジに基
    いて、撮像のダイナミックレンジ、及び、撮のダイナ
    ミックレンジの上限若しくは下限値を設定し、撮
    イナミックレンジの上限値若しくは下 限値、及び、撮
    像のダイナミックレンジに基き、上記入射光量、上記
    光時間及び上記累積加算数を設定し、それぞれ上記光量
    調節手段、上記固体撮像素子制御手段及び上記累積加算
    数制御手段に出力する条件設定手段と、 を具備することを特徴とする画像入力装置の露光制御回
    路。
  9. 【請求項9】 上記減算手段は、上記画像信号読出し手
    段から出力される画像信号から上記記憶手段に記憶され
    ている固定パターンノイズを減算することを特徴とする
    請求項に記載の画像入力装置の露光制御回路。
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