JP2001326851A - 画像入力装置及び画像データの処理方法 - Google Patents

画像入力装置及び画像データの処理方法

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JP2001326851A
JP2001326851A JP2000144052A JP2000144052A JP2001326851A JP 2001326851 A JP2001326851 A JP 2001326851A JP 2000144052 A JP2000144052 A JP 2000144052A JP 2000144052 A JP2000144052 A JP 2000144052A JP 2001326851 A JP2001326851 A JP 2001326851A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光時間が比較的長い長秒時においても良好
なS/Nを有する画像データを得ることができるように
した。 【解決手段】 シャッタを開いた状態で蓄積モードに
し、これにより画像データを取得し(A1)、次いで、
シャッタを閉じて蓄積モードにし、画像データと黒画像
データとの減算データを取得し(A2)、さらに斯かる
処理を繰り返して画像データの取得(A1)及び減算デ
ータの取得(A2)を行い、次いでこれら減算データを
加算する(A3)。その後、これらA1、A2、A3の
動作を所定回数繰り返して加算データを更新し、該更新
された加算データに基づいて画像処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラやイ
メージスキャナ等の画像入力装置及び該画像入力装置に
入力される画像データの処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図15に示すように、レンズ
101、固体撮像素子102及び該固体撮像素子102
への入光を制御するシャッタ(可動遮蔽部材)103を
備え、CPU108のコントロール下、該シャッタ10
3の開閉駆動をシャッタ駆動装置104で制御すると共
に、前記固体撮像素子102の駆動を撮像素子駆動回路
105で制御する画像入力装置が知られている。
【0003】該画像入力装置では、シャッタ駆動装置1
04によりシャッタ103が開くと、被写体像はレンズ
101を介して固体撮像素子102上に結像する。
【0004】また、撮像素子駆動回路105は、固体撮
像素子102上の光学情報をアナログ電気信号に変換し
て蓄積する蓄積モードや蓄積された撮像データ(アナロ
グ電気信号)を読み出す読出モードに設定する動作モー
ド制御機能を有し、固体撮像素子102上に蓄積され読
み出されたアナログ電気信号は、A/D変換器106で
デジタル電気信号に変換された後、メモリ107に格納
され、不図示の画像処理部により画像処理される。
【0005】図16は、シャッタの開閉タイミングと固
体撮像素子の動作モードとの関係を示すタイムチャート
である。
【0006】まず、シャッタ103を閉じた状態で固体
撮像素子102の動作モードを蓄積モードに設定した
後、シャッタ103を所定時間sだけ開き、該所定時間
sが経過した後、シャッタ103を閉じる。そしてその
後、撮像素子駆動回路105により固体撮像素子102
を読出モードに設定して撮像データの読出処理を行い、
読み出された画像データをメモリに記憶し、画像処理を
行う。
【0007】また、固体撮像素子102としてCMOS
センサを使用した場合は、図17に示すように、撮像素
子駆動回路105から全画素リセットパルスを出力し、
これにより、固体撮像素子102の各画素に蓄積された
全電荷が除去されると同時に動作モードは蓄積モードに
設定されて新たな光学情報の蓄積が開始される。
【0008】また、固体撮像素子102には所謂固定パ
ターンノイズと呼称されるノイズの存在が知られてお
り、該固定パターンノイズを除去するために画像データ
から黒画像データを減算し、斯かる減算された減算デー
タに基づいて画像処理を行うことも知られている。
【0009】図18は上述の減算処理を行う場合のシャ
ッタの開閉タイミング、リセットパルスの発生タイミン
グ、及び固体撮像素子の動作モードとの関係を示すタイ
ムチャートである。
【0010】上記図17と同様、全画素リセットパルス
を発生させると同時に固体撮像素子102を蓄積モード
に設定し、その後シャッタ103を開き、所定時間s経
過後にシャッタ103を閉じ、次いで動作モードを読出
モードに切り替え、画像データを読み出す。すなわち、
蓄積モード時間tをシャッタ103が開いている所定時
間sよりも若干長く設定して被写体からの画像データを
蓄積し、シャッタ103が閉じると固体撮像素子102
の動作モードを読取モードに変更して画像データの読取
処理を行い、読み出された画像データをメモリ107に
記憶する。
【0011】次いで、画像データの読取処理が終了する
と、再度全画素リセットパルスを発生させると同時に固
体撮像素子102を蓄積モードに設定する。すなわち、
シャッタ開時の蓄積モードと同一時間(蓄積モード時間
t)だけ固体撮像素子102の動作モードを蓄積モード
に設定して黒画像データを蓄積し、蓄積モード時間tが
経過すると前記動作モードを読出モードに切り替えて黒
画像データの読み出しを行い、読み出された画像データ
を黒画像データとしてメモリ107に記憶する。そし
て、この後、シャッタ開時に得られた画像データから前
記黒画像データを減算し、その減算結果に基づいて画像
処理を行うことにより、固定パターンノイズの除去され
た良好な画像を得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像入力装置では、露光時間の短い場合は上述のよ
うにして固定パターンノイズを除去することができ、こ
れにより画質の良好な画像データを得ることが可能であ
るが、露光時間の比較的長い長秒時には対応できないと
いう問題点があった。
【0013】すなわち、撮像素子には一般的に暗電流と
呼ばれるものが存在し、上記固定パターンノイズは、主
として暗電流の不均一性に起因すると考えられ、しかも
該暗電流は撮像素子への蓄積時間に比例して増加する。
【0014】したがって、従来の画像入力装置では、被
写体からの画像データから黒画像データを減算すること
により、露光時間が短い場合は固定パターンノイズの除
去が可能となるが、長秒時の場合は暗電流の電流量が増
加するため、黒画像データのレベルが大きくなり、画像
データのダイナミックレンジを圧迫する虞があるという
問題点があった。
【0015】また、暗電流の大きな固体撮像素子102
を使用して長秒時の撮影を行った場合や固体撮像素子1
02の能力を超えて長秒時の撮影を行った場合は、黒画
像データだけでA/D変換器106の入力レンジを越え
てしまい、このためユーザの欲する画像データを全く得
ることができなくなるという問題点があった。
【0016】また、上記従来の撮像装置では、前記黒画
像データの取得作業は1回だけであるため、黒画像デー
タを取得したときのランダムノイズ成分が画像データの
固定パターンノイズとして付加され、このためS/Nの
劣化を招来するという問題点もあった。
【0017】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、露光時間が比較的長い長秒時においても
良好なS/Nを有する画像データを得ることのできる画
像入力装置及び画像データの処理方法を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る画像入力装置は、被写体からの光学像を
電気的な画像情報に変換して蓄積する撮像手段と、前記
光学像の前記撮像手段への入射を遮蔽する遮蔽手段と、
前記撮像手段に蓄積された画像情報を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶されている画像情報と前記撮像
手段に蓄積された画像情報とに基づいて画像処理データ
を生成する処理データ生成手段とを備えた画像入力装置
において、前記処理データ生成手段は、前記遮蔽手段の
開状態で前記撮像手段に蓄積された第1の画像情報を取
得する第1の画像情報取得手段と、前記遮蔽手段の閉状
態で前記撮像手段に蓄積された第2の画像情報を取得す
る第2の画像情報取得手段と、前記第1の画像情報取得
手段の取得結果と前記第2の画像情報取得手段の取得結
果との間で減算処理を実行する減算処理手段と、前記第
1の画像情報取得手段、前記第2の画像情報取得手段、
及び前記減算処理手段を所定回数繰返し実行する繰返実
行手段と、繰返し実行された前記減算処理手段の各減算
結果を加算する加算手段と、該加算手段の加算結果を前
記記憶手段に格納する格納手段とを備えていることを特
徴としている。
【0019】また、本発明に係る画像データの処理方法
は、被写体からの光学像を電気的な画像情報に変換して
撮像手段に蓄積する撮像ステップと、前記光学像の前記
撮像手段への入射を遮蔽手段で遮蔽する遮蔽ステップ
と、前記撮像手段に蓄積された画像情報を記憶手段に記
憶する記憶ステップと、前記記憶手段に記憶されている
画像情報と前記撮像手段に蓄積された画像情報とに基づ
いて画像処理データを生成する処理データ生成ステップ
とを含む画像データの処理方法において、さらに、前記
処理データ生成ステップは、前記遮蔽手段の開状態で前
記撮像手段に蓄積された第1の画像情報を取得する第1
の画像情報取得ステップと、前記遮蔽手段の閉状態で前
記撮像手段に蓄積された第2の画像情報を取得する第2
の画像情報取得ステップと、前記第1の画像情報と前記
第2の画像情報との間で減算処理を実行する減算ステッ
プと、前記第1の画像情報の取得処理、前記第2の画像
情報の取得処理、及び前記減算処理を所定回数繰返し実
行する繰返ステップと、該繰返し実行された減算処理の
処理結果を加算する加算ステップと、該加算ステップで
の加算結果を前記記憶手段に格納する格納ステップとを
含むことを特徴としている。
【0020】尚、本発明のその他の特徴は下記の発明の
実施の形態の記載より明らかとなろう。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0022】図1は本発明に係る画像入力装置の一実施
の形態を示すブロック構成図であって、該画像入力装置
は、被写体としての光学像が入光するレンズ1と、CC
DやCMOSで構成されレンズ1を透過した光学像を結
像する固体撮像素子2と、該固体撮像素子102への入
光を制御するシャッタ3と、該シャッタ3の開閉動作を
制御するシャッタ駆動装置4と、前記固体撮像素子2の
動作を制御する撮像素子駆動回路5と、固体撮像素子2
からのアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換する
A/D変換器6と、該A/D変換器6でデジタル信号に
変換された画像データを格納するメモリ7と、A/D変
換器6とメモリ7との間に介装されてメモリ7への記憶
情報を制御するメモリコントローラ8と、前記シャッタ
駆動装置4、撮像素子駆動回路5、メモリ7、及びメモ
リコントローラ8に接続されてこれら装置全体の制御を
司るCPU20とを備えている。
【0023】また、撮像素子駆動回路5は、固体撮像素
子2に結像された光学情報をアナログ電気信号に変換し
て蓄積する蓄積モードや蓄積された撮像データ(アナロ
グ電気信号)を読み出す読出モードに設定する動作モー
ド制御機能を有し、さらには固体撮像素子2としてCM
OSが使用されている場合は固体撮像素子に全画素のリ
セットパルスを発生させるパルス発生機能を有してい
る。
【0024】このように構成された画像入力装置におい
ては、シャッタ駆動装置4によりシャッタ3が「開」に
なると、被写体としての光学像はレンズ1を介して固体
撮像素子2に結像される。そして、固体撮像素子2上の
光学情報は、撮像素子駆動回路の制御下、該固体撮像素
子2に蓄積された後、アナログ電気信号として読み出さ
れ、A/D変換器6によりデジタル信号に変換された
後、メモリコントローラ8を介してメモリ7に記憶され
る。
【0025】図2はメモリコントローラ8の詳細を示す
ブロック構成図である。
【0026】同図において、A/D変換器6から出力さ
れた画像データ(デジタル信号)は、第1〜第3のマル
チプレクサ9、10、11に供給され、また、第1及び
第2のマルチプレクサ9、10にはメモリ7から読み出
された画像データ(読出データ)が入力される。
【0027】そして、該第1及び第2のマルチプレクサ
9、10ではA/D変換器6又はメモリ7からの画像デ
ータのいずれか一方を選択的に切り替え、該第1及び第
2のマルチプレクサ9、10の出力信号は夫々加算器1
2及び減算器13に供給される。そして、加算器12で
はメモリ7から読み出された画像データと第1のマルチ
プレクサ9からの出力データとが加算され、これによ
り、メモリ7から読み出された画像データ同士の加算結
果、又はメモリ7から読み出された画像データとA/D
変換器6から出力された画像データとの加算結果のいず
れか一方の加算結果が得られることとなる。
【0028】尚、加算器12はラッチ回路等を備えてお
り、メモリ7から読み出されたデータを加算する場合、
加算される2つのデータを異なるタイミングでメモリ7
から出力することも可能である。
【0029】また、減算器13ではメモリ7から読み出
された画像データと第2のマルチプレクサ10からの出
力データとが減算され、これにより、メモリ7から読み
出された画像データ同士の減算結果、又はメモリ7から
読み出された画像データとA/D変換器6から出力され
た画像データとの減算結果のいずれか一方の減算結果が
得られることとなる。尚、減算器13は出力結果の極性
を反転することのできる反転機能を有している。
【0030】そして、加算器12及び減算器13の出力
信号は第3のマルチプレクサ13に入力される。すなわ
ち、第3のマルチプレクサ13には加算器12及び減算
器13からの出力信号及びA/D変換器6からの出力信
号が入力され、これら各出力信号を選択的に切り替えて
メモリ7に出力し、これにより、A/D変換器6、加算
器12、又は減算器13のいずれかの出力画像データが
メモリ7に記憶される。
【0031】図3はメモリ7のメモリマップであって、
該メモリ7は5つの領域(第1〜第5の領域7a〜7
e)に分割されている。そして、CPU20によりマッ
ピングされてメモリ上のアドレスが決定され、第3のマ
ルチプレクサ13の出力結果が第1〜第5の領域7a〜
7eのうちのいずれかの領域に格納されるように構成さ
れている。例えば、第1及び第3の領域7a、7cには
A/D変換器6からの画像データが格納され、第2及び
第4の領域7b、7dには減算器13からの画像データ
が格納され、第5の領域7eには加算器12からの画像
データが格納される。
【0032】図4は本発明に係る画像データの処理方法
の第1の実施の形態を示すフローチャートであり、図5
は図4のプログラム実行時の制御タイミングを示すタイ
ムチャートである。
【0033】撮影準備開始の命令が出力されるとステッ
プS1で撮影準備動作を行い、ステップS2では撮影動
作開始命令がなされるのを待機する。そして、撮影動作
開始命令がなされると、ステップS3では図5に示すよ
うに固体撮像素子の動作モードを蓄積モードに設定した
後、シャッタ3を開く。そして、所定時間Sが経過する
とステップS4に進み、シャッタ3を閉じ、その後、固
体撮像素子2を読出モードに設定して画像データを読み
出し、該読み出した画像データをメモリコントローラ8
を介してメモリ7の第1の領域7aに記憶する(第1の
動作A1)。
【0034】すなわち、この第1の動作A1では、メモ
リコントローラ8の第3のマルチプレクサ11からはA
/D変換器6からの画像データが出力され、該A/D変
換器6からの画像データを画像データ(1)としてメモ
リ7の第1の領域7aに格納する。尚、前記蓄積モード
は、少なくともシャッタ3が開いている時間に亙って設
定されるようにシャッタ3が開いている所定時間S1よ
りも若干大きな所定時間T1に設定される。
【0035】そして続くステップS5ではシャッタ3を
閉じたまま、固体撮像素子2を蓄積モードに設定し、次
いでステップS6では固体撮像素子2を読出モードに切
り替えて画像データを読み出すと共に、画像データはメ
モリコントローラ8を介してメモリ7に記憶される(第
2の動作A2)。
【0036】この第2の動作A2では、メモリコントロ
ーラ8の第2のマルチプレクサ10からはA/D変換器
6からの画像データ(黒画像データ(1))が出力され
るように切り替えられ、したがって減算器13にはA/
D変換器6からの画像データ(黒画像データ(1))が
入力される。一方、ステップS4で取得した画像データ
(1)がメモリ7から該減算器13に入力され、これに
より減算器13では画像データ(1)とA/D変換器6
からの画像データとの間で減算処理が実行され、その減
算結果がメモリ7に出力される。すなわち、この場合、
減算器13の極性は、(画像データ(1))−(A/D変
換器からの画像データ(黒画像データ(1))となり、
斯かる減算結果が減算データ(1)としてメモリ7の第
2の領域7bに記憶される。
【0037】次に、再度上記ステップS3〜ステップS
5の処理を繰り返し、第1の動作A1で得られるA/D
変換器6からの画像データ(2)を第3の領域7cに記
憶し、減算器13から得られる減算データ(2)を第4
の領域7dに記憶する。
【0038】そしてこの後、ステップS7に進んでメモ
リコントローラ8は第3の動作A3に移行する。
【0039】すなわち、第3の動作A3では、第2及び
第4の領域7b、7dに夫々格納されている減算データ
(1)(2)がメモリ7から出力されて、加算器12及
び第1のマルチプレクサ9に入力される。そして、第1
のマルチプレクサ9からはメモリ7からの減算データ
(1)又は減算データ(2)が出力され、したがって加
算器12には減算データ(1)及び減算データ(2)が
入力され、その結果減算データ(1)と減算データ
(2)とが加算され、斯かる加算結果がメモリ7の第2
の領域7bに記憶される。尚、このとき固体撮像素子2
は蓄積モードに設定され、シャッタ3が開状態となって
いても差し支えない。
【0040】次いで、ステップS8では露光が終了した
か否かを判断し、露光が終了していない場合はステップ
S3〜ステップS7の処理を繰り返し、順次減算データ
(n)を加算してゆく。
【0041】そして、ステップS3〜ステップS7の処
理をn回繰り返し、ステップS8で露光が終了したと判
断された時点では、数式(1)に示す加算データK1が
メモリ7の第2の領域7bに記憶され、ステップS9で
該加算データK1に基づいて画像処理を実行し、処理を
終了する。
【0042】
【数1】 このように本第1の実施の形態では、減算データ(n)
の加算データK1に基づいて画像処理しているので、黒
画像データのレベルが相対的に低下し、これにより長秒
時においても固定ノイズパターンを除去することがで
き、暗電流によるダイナミックレンジの抑圧がなく、S
/Nの良い、良好な画像データを得ることができる。
【0043】図6は本発明に係る画像データの処理方法
の第2の実施の形態を示すフローチャートであり、図7
は図6のプログラム実行時の制御タイミングを示すタイ
ムチャートである。
【0044】撮影準備開始の命令が出力されるとステッ
プS11で撮影準備動作を行い、続くステップS12で
は図7に示すように、シャッタ3を閉じた状態で固体撮
像素子2を所定時間T2、蓄積モードに設定し、次いで
ステップS13では、シャッタ3を閉じた状態で固体撮
像素子2の動作モードを読出モードに切り替えて画像デ
ータを読み出すと共に、メモリコントローラ8を介して
画像データをメモリ7に記憶する(第1の動作A1)。
【0045】すなわち、第1の実施の形態と同様、この
第1の動作A1で、メモリ7の第1の領域7aにはA/
D変換器6からの画像データが格納されるが、本第2の
実施の形態における第1の動作A1はシャッタ3が閉じ
られた状態での画像データを読み出しており、したがっ
て第1の領域7aには黒画像データ(0)が格納される
こととなる。
【0046】次に、ステップS14では撮影動作が開始
するのを待機し、撮影動作が開始するとステップS15
で固体撮像素子2を蓄積モードに設定した後、シャッタ
3を開く。そして前回蓄積モード時の所定時間T2と同
一時間だけ固体撮像素子2を蓄積モードに設定した後、
ステップS16に進み、シャッタ3を開いた状態で固体
撮像素子2の動作モードを読出モードに切り替えて画像
データを読み出し、メモリコントローラ8を介してこの
画像データをメモリ7に記憶する(第4の動作A4)。
【0047】すなわち、この第4の動作A4において
は、メモリコントローラ8の第2のマルチプレクサ10
にはA/D変換器6からの画像データ、すなわちシャッ
タ開時の画像データ(1)が出力される。また、メモリ
7からは第1の領域7aに記憶されている黒画像データ
(0)が出力され、したがって減算器12には画像デー
タ(1)と黒画像データ(0)とが入力され、これら画
像データ(1)と黒画像データ(0)との間で減算処理
され、その結果がメモリ7に記憶される。このときの減
算器13の極性は、第1の実施の形態とは逆となり、
( (A/D変換器からの画像データ) −(黒画像データ
(0)))が減算データ(1)としてメモリ7の第2の
領域7bに記憶される。
【0048】次いで、さらに再度ステップS15及びス
テップS16を繰り返し、減算データ(2)を取得して
第3の領域7cに記憶する。
【0049】そしてこの後、ステップS17に進んで露
光が終了したか否かを判断し、終了していない場合はス
テップS15に戻り、シャッタ3を開状態にしたまま固
体撮像素子2を蓄積モードに設定し、さらに画像データ
の蓄積処理と並行してメモリコントローラ8は第3の動
作A3を実行する。すなわち、上記第1の実施の形態と
同様にして減算データ(1)と減算データ(2)を加算
し、加算データを第2の領域7bに記憶する。
【0050】次いで、再びステップS16でシャッタを
開いたまま読出モードに設定して画像データの読出しを
行い、減算データ(2)を取得してメモリ7に記憶し、
続くステップS17で露光が終了するまで、上述の処理
を繰り返す。そして、シャッタが所定時間(n×S)経
過して該シャッタ3が閉じ、その後、さらに1回だけ読
取モードに設定して第4の動作A4及び第3の動作A3
を実行してシャッタ開時の減算データ(m)を算出し、
数式(2)に示すような加算データK2がメモリ7の第
2の領域7bに記憶される。
【0051】
【数2】 尚、これにより、ステップS15〜ステップS18の繰
返処理をm回行われたこととなる。
【0052】そして、露光が終了するとステップS19
に進み、シャッタ3を閉じたまま動作モードを蓄積モー
ドに設定して画像データを蓄積し、所定時間T2が経過
すると、続くステップS20では固体撮像素子2は読出
モードに切り替えられて画像データを読み出すと共に、
メモリコントローラ8により画像データをメモリ7に記
憶する(第2の動作A2)。
【0053】すなわち、A/D変換器6からの出力(黒
画像データ(1))とメモリからの黒画像データ(0)
との間で行われた減算結果が黒減算データ(1)として
((黒画像データ(0))−(A/D変換器からの画像デ
ータ(黒画像データ(1))の形で第4の領域7dに記
憶される。
【0054】次いで、ステップS21では黒減算データ
の取得が完了したか否かを判断し、完了していない場合
は、ステップS19に戻ってシャッタ3を閉じたまま動
作モードを蓄積モードに設定して画像データを蓄積する
と共にメモリコントローラ8は第3の動作A3を実行す
る。すなわち、第2の領域7bに記憶されている加算デ
ータで前記黒減算データ(1)を加算し、該加算データ
を第2の領域7bに記憶する。
【0055】そしてこの後、ステップS20で固体撮像
素子2は読出モードに切り替えられて画像データを読み
出すと共に、メモリコントローラ8は第2の動作A2を
実行し、画像データをメモリ7に記憶する。
【0056】次に、ステップS21で黒減算データの取
得が完了したか否かを判断し、完了していない場合はス
テップS19〜ステップS22の処理を繰り返す。すな
わち、ステップS15〜ステップS18の繰返回数mだ
けステップS19〜ステップS22を繰り返して黒減算
データ(m)を取得した後、算出された黒減算データ
(m)を第2の領域7bの加算結果に加算してゆき、最
終的に数式(3)に示すような加算データK3を得る。
【0057】
【数3】 そして、続くステップS23では加算データK3に基づ
いて画像処理を実行し、処理を終了する。
【0058】このように本第2の実施の形態では、減算
データ(m)の加算値と黒画像データ(m)の加算値と
を加算した加算値K3に基づいて画像処理しているの
で、画像データ(0)に含まれるランダムノイズが固定
パターンノイズとして付加されるのを回避することがで
き、これにより暗電流によるダイナミックレンジの抑圧
がなく、S/Nの良い、良好な画像データを得ることが
できる。しかも、上記第1の実施の形態に比べ、シャッ
タ3の開閉駆動の回数も少なくて済み、シャッタ駆動に
要する負荷も軽減することができる。
【0059】尚、本実施の形態では黒減算データの取得
回数と減算データの取得回数とを共にm回ずつ行ってい
るが、黒減算の取得回数を(m−1)回にしても充分に
所期の目的を達成することができ、またS/Nの多少の
劣化を伴うものの、黒減算データの取得回数をp回(p
<m)としても用途によっては充分に所期の目的を達成
することができる。
【0060】図8は本発明に係る画像データの処理方法
の第3の実施の形態を示すタイムチャートであって、本
第3の実施の形態では、減算データ(m)の加算値K2
を得た後のシャッタ閉後における黒減算データの取得回
数を低減している。
【0061】すなわち、本第3の実施の形態では、第2
の実施の形態と同様、シャッタ閉→シャッタ開の動作を
実行して減算データ(m)の加算データK2を算出し
(ステップS11〜ステップS18参照)、その後シャ
ッタ3を閉じたまま動作モードを蓄積モードに設定して
画像データを蓄積した後、メモリコントローラ8は第2
の動作A2を実行して黒減算データ(1)を取得し、そ
の後第3の動作A3を2回連続して実行する。すなわ
ち、黒減算データの加算を2回連続して行い、その加算
結果を第2の領域7bの加算値に加算し、これによりシ
ャッタ閉後の黒減算データの取得回数を半減させてい
る。
【0062】そして、このように黒減算データの加算を
2回連続して実行することにより、黒減算データの取得
を(m/2)回に減らすことによっても、上記第1及び
第2の実施の形態と同様、暗電流によるダイナミックレ
ンジの抑圧がなく、S/Nの良い、良好な画像データを
得ることができ、しかもこの場合はシャッタ閉後の動作
時間を半減させることができる。
【0063】尚、本第2の実施の形態では黒減算データ
の取得回数を(m/2)回としたが、(m/q)(1<
q<m)回としてもよい。すなわち、qが大きくなると
固定ノイズパターンの除去率が低下するためS/Nは劣
化する傾向にあるが、用途等に応じてqの数値を可変と
するのも好ましい。
【0064】図9及び図10は本発明に係る画像データ
の処理方法の第4の実施の形態を示すフローチャートで
あり、図11は図9及び図10のプログラム実行時の制
御タイミングを示すタイムチャートである。
【0065】本第4の実施の形態では固体撮像素子とし
てCMOSセンサを使用し、撮像素子駆動回路5から供
給される全画素リセットパルスにより画素に蓄積された
全ての光電荷が除去可能とされている。
【0066】CMOSセンサは、撮像素子駆動回路5か
ら供給される全画素リセットパルスにより、画素に蓄積
された全光電荷を除去する動作が可能とされており、ま
た、読出モード中においも各々画素は当該画素が水平転
送ラインに読み出されるタイミング以外は光電荷を蓄積
する。すなわち、CMOSを使用した場合、全画素リセ
ットパルスによりリセットしてから蓄積を行った後の画
像情報に含まれる暗電流のプロファイルと、読出モード
で画像情報の読み出しを行ってから蓄積を行った後の画
像情報に含まれる暗電流のプロファイルとは異なるた
め、図9〜図11に示すような制御手順を実行すること
により、本発明の所期の目的を達成することができる。
【0067】本第4の実施の形態においては、撮影準備
開始の命令が出力されるとステップS31で撮影準備動
作を行い、続くステップS32では図11に示すよう
に、シャッタ3を閉じた状態で固体撮像素子2を読出モ
ードに設定して画像データの読出しを行う。尚、このと
き、読み出された画像データはメモリ7に記憶されな
い。
【0068】次いで、ステップS33で固体撮像素子2
の動作モードを蓄積モードに設定して画像データを蓄積
し、その後、固体撮像素子2を読出モードに切り替えて
画像データを読み出すと共に、メモリコントローラ8に
より該画像データ(黒画像データ(0))をメモリ7の
第1の領域7aに記憶する(第1の動作A1)。
【0069】次に、ステップS35では撮影動作開始の
指令を待機し、撮影動作開始が指令されるとステップS
36に進み、リセットパルスを出力すると共に固体撮像
素子2を蓄積モードに設定し、さらにシャッタ3を開
き、所定時間T4の期間、固体撮像素子2を蓄積モード
にした後、ステップS37に進み、シャッタ3を開いた
状態で読出モードに切り替えて画像データを読み出すと
共に、メモリコントローラ8は第1の動作A1を実行し
て所定時間T4における画像データをメモリ7の第2の
領域7bに記憶する。
【0070】次に、ステップS38に進み、固体撮像素
子2を所定時間T3の蓄積モードにした後、ステップS
39で、固体撮像素子2を読出モードにして画像データ
を読み出すと共に、メモリコントローラ8は第4の動作
A4を実行し、A/D変換器6からの画像データ(画像
データ(1))からステップS34で得られた黒画像デ
ータ(0)を減算して減算データ(1)を取得し、該減
算データ(1)を第3の領域7cに記憶する。
【0071】次いで、ステップS40でシャッタ3が開
状態を維持して露光が未だ終了していないと判断された
場合はステップS38に戻り、固体撮像素子2を所定時
間T3の蓄積モードに設定すると共に、メモリコントロ
ーラ8は第3の動作A3(ステップS41)を実行す
る。
【0072】すなわち、ステップS34で得られた画像
データ(0)とステップS39で得られた減算データ
(1)とを加算し、加算データをメモリ7の第2の領域
7bに記憶する。
【0073】次いで、ステップS39を実行して減算デ
ータ(2)を取得し、所定時間(n×S)が経過するま
でステップS41で加算データを取得し、加算データを
メモリ7の第2の領域7bに記憶する。
【0074】そして、所定時間(n×S)が経過し、ス
テップS38〜ステップS41の処理をm回行った後、
露光が終了したと判断して図10のステップS42に進
み、シャッタ3を閉じた後、リセットパルスを出力し、
所定時間T4だけ蓄積モードとした後、ステップS43
に進んで固体撮像素子2の動作モードを読出モードに切
り替え、メモリコントローラ8は第2の動作A2を実行
する。すなわち、ステップS41で得られた加算データ
とA/D変換器6からの画像データ(黒画像データ)と
の間の減算処理が((加算データ)−(A/D変換器6の
出力))の形で記憶される。
【0075】次に、ステップS44に進み蓄積モードに
した後、ステップS45で読出モードに設定して画像デ
ータを読み出すと共に、メモリコントローラ8は第2の
動作A2を実行し、((黒画像データ(0))−(A/D
変換器の出力(黒画像データ))の形で減算結果をメモ
リ7の第5の領域7eに黒減算データとして記憶する。
【0076】次いで、黒画像データの取得が完了したか
否かを判断し、その答が否定(No)の場合は再度ステ
ップS44に戻って固体撮像素子2を時間T3の蓄積モ
ードに設定すると共に、メモリコントローラ8は第3の
動作A3を実行し(ステップS47)、第2の領域7d
に記憶されている加算データと第5の領域7eに記憶さ
れている黒減算データ(1)とを加算し、加算データと
して第2の領域7bに記憶する。
【0077】このようにしてステップS44〜ステップ
S47をm回実行して加算データを取得し、該加算デー
タを最終的な画像データとして画像処理を行い(ステッ
プS47)、処理を終了する。
【0078】このようにリセットパルスの発生直後とそ
れ以外の場合とに分けて処理することにより、CMOS
センサを使用した場合も上述した第1〜第3の実施の形
態と同様の作用・効果を得ることができる。
【0079】図12は本発明に係る画像データの処理方
法の第5の実施の形態を示す要部フローチャートであ
り、図13は本第5の実施の形態の制御タイミングを示
すタイムチャートである。
【0080】本第5の実施の形態は、上記第4の実施の
形態と同様、固体撮像素子2としてCMOSセンサを使
用すると共に、シャッタ閉後の黒画像データの取得回数
を増加させ、該取得回数を正規化し、加算データから減
算している。
【0081】すなわち、図13に示すように、上記第4
の実施の形態と同様、シャッタ3を開いた状態で減算デ
ータの加算値を算出し、該加算値を第2の領域7bに記
憶する。
【0082】そして、露光が終了すると、図12のステ
ップS42でシャッタ3を閉じてリセットパルスを出力
し、所定時間T4だけ蓄積モードとした後、ステップS
43に進んで固体撮像素子2の動作モードを読出モード
に切り替え、メモリコントローラ8は第2の動作A2を
実行する。すなわち、ステップS41で得られた加算デ
ータとA/D変換器6からの画像データ(黒画像デー
タ)との間の減算処理が((加算データ)−(A/D変換器の
出力))の形で第2の領域7bに記憶される。
【0083】次に、ステップS44に進み蓄積モードに
した後、ステップS45で読出モードに設定して画像デ
ータを読み出すと共に、メモリコントローラ8は第2の
動作を実行し、((黒画像データ(0))−(A/D変換
器の出力(黒画像データ))の形で減算結果をメモリ7
の第4の領域7dに黒減算データ(1)として記憶す
る。
【0084】さらに、ステップS44、45を再度繰返
し、蓄積モードにした後、ステップS45で読出モード
に設定して画像データを読み出すと共に、メモリコント
ローラ8は第2の動作A2を実行し、メモリ7の第5の
領域7eに黒減算データ(2)として記憶する。
【0085】次いで、黒画像データの取得が完了したか
否かを判断し、その答が否定(No)の場合は再度ステ
ップS44に戻って固体撮像素子2を時間T3の蓄積モ
ードに設定すると共に、メモリコントローラ8は第3の
動作A3を実行し(ステップS47)、第4の領域7d
に記憶されているこれまでの加算データと黒減算データ
(1)を加算し、加算データとして第4の領域4dに記
憶する。
【0086】さらに、ステップS44〜ステップS47
をα回繰り返して加算データを算出し、次いで、ステッ
プS51ではメモリ7上で(m/α)倍して正規化し、
第2の領域7bに記憶されている加算データからm回減
算し、ステップS48では斯かる演算結果に基づいて画
像処理を行い、処理を終了する。
【0087】尚、αはα>mでもよく、この動作によ
り、暗電流によるダイナミックレンジの抑圧がなく、S
/Nの良い、良好な画像データを得ることができる。
【0088】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。また、上記実施の形態ではシャッタ3が
レンズ2の焦点面近傍に位置する所謂フォーカルプレー
ンシャッタタイプの画像入力装置について説明したが、
図14に示すように、シャッタ3がレンズ2の直後に位
置するレンズシャッタタイプについても同様に適用でき
るのはいうまでもない。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、長
秒時においても、固定パターンノイズを除去することが
でき、且つダイナミックレンジの抑圧のない高品位の画
像を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像入力装置の一実施の形態を示
すブロック構成図である。
【図2】本発明のメモリコントローラの詳細を示すブロ
ック構成図である。
【図3】メモリのメモリマップである。
【図4】本発明に係る画像入力装置の制御方法の第1の
実施の形態を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態の制御タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図6】本発明に係る画像入力装置の制御方法の第2の
実施の形態を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態の制御タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図8】第3の実施の形態の制御タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図9】本発明に係る画像入力装置の制御方法の第4の
実施の形態を示すフローチャート(1/2)である。
【図10】本発明に係る画像入力装置の制御方法の第4
の実施の形態を示すフローチャート(2/2)である。
【図11】第4の実施の形態の制御タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図12】本発明に係る画像入力装置の制御方法の第5
の実施の形態を示す要部フローチャートである。
【図13】第5の実施の形態の制御タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図14】本発明に係る画像入力装置の他の実施の形態
を示すブロック構成図である。
【図15】従来の画像入力装置のブロック構成図であ
る。
【図16】画像入力装置の制御タイミングを示す第1の
従来例のタイミングチャートである。
【図17】画像入力装置の制御タイミングを示す第2の
従来例のタイミングチャートである。
【図18】画像入力装置の制御タイミングを示す第3の
従来例のタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 固体撮像素子(撮像手段) 3 シャッタ(遮蔽手段) 7 メモリ(記憶手段) 8 メモリコントローラ(処理データ生成手段) 20 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA62 PA66 PA78 PA85 RC02 XA61 YA03 YC01 5C022 AA13 AB17 AB19 AC42 AC52 AC54 AC69 5C024 BX01 CX04 CX56 EX31 GY31 GZ01 HX23 HX28 HX29 HX50 HX55

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光学像を電気的な画像情報
    に変換して蓄積する撮像手段と、前記光学像の前記撮像
    手段への入射を遮蔽する遮蔽手段と、前記撮像手段に蓄
    積された画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
    に記憶されている画像情報と前記撮像手段に蓄積された
    画像情報とに基づいて画像処理データを生成する処理デ
    ータ生成手段とを備えた画像入力装置において、 前記処理データ生成手段は、前記遮蔽手段の開状態で前
    記撮像手段に蓄積された第1の画像情報を取得する第1
    の画像情報取得手段と、前記遮蔽手段の閉状態で前記撮
    像手段に蓄積された第2の画像情報を取得する第2の画
    像情報取得手段と、前記第1の画像情報取得手段の取得
    結果と前記第2の画像情報取得手段の取得結果との間で
    減算処理を実行する減算処理手段と、前記第1の画像情
    報取得手段、前記第2の画像情報取得手段、及び前記減
    算処理手段を所定回数繰返し実行する繰返実行手段と、
    繰返し実行された前記減算処理手段の各減算結果を加算
    する加算手段と、該加算手段の加算結果を前記記憶手段
    に格納する格納手段とを備えていることを特徴とする画
    像入力装置。
  2. 【請求項2】 被写体からの光学像を電気的な画像情報
    に変換して蓄積する撮像手段と、前記光学像の前記撮像
    手段への入射を遮蔽する遮蔽手段と、前記撮像手段に蓄
    積された画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
    に記憶されている画像情報と前記撮像手段に蓄積された
    画像情報とに基づいて画像処理データを生成する処理デ
    ータ生成手段とを備えた画像入力装置において、 前記処理データ生成手段は、撮像前に前記遮蔽手段を閉
    状態にして第1の画像情報を取得する第1の画像情報取
    得手段と、前記撮像手段に所定期間内に蓄積された第2
    の画像情報を前記遮蔽手段の開状態時に第1の所定回数
    だけ繰返し取得する第2の画像情報取得手段と、前記第
    2の画像情報取得手段の各取得結果と前記第1の画像情
    報取得手段の取得結果との間で減算処理する第1の減算
    処理手段と、該第1の減算処理手段の各減算結果を加算
    する第1の加算手段と、前記撮像手段に所定期間内に蓄
    積された第3の画像情報を前記遮蔽手段の撮像後閉状態
    時に第2の所定回数だけ繰返し取得する第3の画像情報
    取得手段と、前記第3の画像情報取得手段の各取得結果
    と前記第1の画像情報取得手段の取得結果との間で減算
    処理する第2の減算処理手段と、該第2の減算処理手段
    の各減算結果を加算する第2の加算手段と、該第2の加
    算手段と前記第1の加算手段とを合算する合算手段と、
    該合算手段の合算結果を前記記憶手段に格納する格納手
    段とを有していることを特徴とする画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の所定回数と前記第2の所定回
    数とは同一回数であることを特徴とする請求項2記載の
    画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の加算手段は、前記第2の減算
    処理手段により得られた各減算結果を複数回繰り返し連
    続して加算する繰返加算手段を有していることを特徴と
    する請求項2記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の所定回数は前記第1の所定回
    数よりも小さいことを特徴とする請求項2又は請求項4
    記載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段はCMOSセンサであるこ
    とを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載
    の画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記処理データ生成手段は、前記遮蔽手
    段の閉状態において前記第3の画像情報取得手段の取得
    タイミングとは異なるタイミングで第4の画像情報を第
    3の所定回数だけ取得する第4の画像情報取得手段を有
    すると共に、前記第4の画像情報取得手段により取得し
    た第4の画像情報を前記第3の所定回数で正規化する正
    規化手段と、前記第1の加算手段の加算結果と前記正規
    化手段の正規化結果とに基づいて画像処理を行う画像処
    理手段とを有していることを特徴とする請求項5又は請
    求項6記載の画像入力装置。
  8. 【請求項8】 被写体からの光学像を電気的な画像情報
    に変換して撮像手段に蓄積する撮像ステップと、前記光
    学像の前記撮像手段への入射を遮蔽手段で遮蔽する遮蔽
    ステップと、前記撮像手段に蓄積された画像情報を記憶
    手段に記憶する記憶ステップと、前記記憶手段に記憶さ
    れている画像情報と前記撮像手段に蓄積された画像情報
    とに基づいて画像処理データを生成する処理データ生成
    ステップとを含む画像データの処理方法において、 さらに、前記処理データ生成ステップは、前記遮蔽手段
    の開状態で前記撮像手段に蓄積された第1の画像情報を
    取得する第1の画像情報取得ステップと、前記遮蔽手段
    の閉状態で前記撮像手段に蓄積された第2の画像情報を
    取得する第2の画像情報取得ステップと、前記第1の画
    像情報と前記第2の画像情報との間で減算処理を実行す
    る減算ステップと、前記第1の画像情報の取得処理、前
    記第2の画像情報の取得処理、及び前記減算処理を所定
    回数繰返し実行する繰返ステップと、該繰返し実行され
    た減算処理の処理結果を加算する加算ステップと、該加
    算ステップでの加算結果を前記記憶手段に格納する格納
    ステップとを含むことを特徴とする画像データの処理方
    法。
  9. 【請求項9】 被写体からの光学像を電気的な画像情報
    に変換して撮像手段に蓄積する撮像ステップと、前記光
    学像の前記撮像手段への入射を遮蔽手段で遮蔽する遮蔽
    ステップと、前記撮像手段に蓄積された画像情報を記憶
    手段に記憶する記憶ステップと、前記記憶手段に記憶さ
    れている画像情報と前記撮像手段に蓄積された画像情報
    とに基づいて画像処理データを生成する処理データ生成
    ステップとを含む画像データの処理方法において、 さらに、前記処理データ生成ステップは、撮像前に前記
    遮蔽手段を閉状態にして第1の画像情報を取得する第1
    の画像情報取得ステップと、前記撮像手段に所定期間内
    に蓄積された第2の画像情報を前記遮蔽手段の開状態時
    に第1の所定回数だけ繰返して取得する第2の画像情報
    取得ステップと、前記繰返し取得した各第2の画像情報
    と前記第1の画像情報との間で減算処理する第1の減算
    処理ステップと、該第1の減算処理ステップで得られた
    各減算結果を加算して第1の加算値を算出する第1の加
    算ステップと、前記撮像手段に所定期間内に蓄積された
    第3の画像情報を前記遮蔽手段の撮像後閉状態時に第2
    の所定回数だけ繰返し取得する第3の画像情報取得ステ
    ップと、前記繰返し取得した各第3の画像情報と前記第
    1の画像情報との間で減算処理する第2の減算処理ステ
    ップと、該第2の減算処理ステップで得られた各減算結
    果を加算して第2の加算値を算出する第2の加算ステッ
    プと、該第2の加算値と前記第1の加算値とを合算する
    合算ステップと、該合算ステップでの合算結果を前記記
    憶手段に格納する格納ステップとを含むことを特徴とす
    る画像データの処理方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の所定回数と前記第2の所定
    回数とは同一回数であることを特徴とする請求項9記載
    の画像データの処理方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の加算ステップは、前記第2
    の減算処理ステップにで得られた各減算結果を複数回繰
    返し連続して加算する繰返加算ステップを有しているこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像データの処理方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の所定回数は前記第1の所定
    回数よりも小さいことを特徴とする請求項9又は請求項
    11記載の画像データの処理方法。
  13. 【請求項13】 前記撮像手段はCMOSセンサを有し
    ていることを特徴とする請求項9乃至請求項12のいず
    れかに記載の画像データの処理方法。
  14. 【請求項14】 前記処理データ生成ステップは、前記
    遮蔽手段の閉状態において前記第3の画像情報取得ステ
    ップの取得タイミングとは異なるタイミングで第4の画
    像情報を第3の所定回数だけ取得する第4の画像情報取
    得ステップを有すると共に、 さらに、該第4の画像情報取得ステップにより取得した
    第4の画像情報を前記第3の所定回数で正規化する正規
    化ステップと、前記第1の加算ステップの加算結果と前
    記正規化ステップの正規化結果とに基づいて画像処理を
    行う画像処理ステップとを含むことを特徴とする請求項
    9又は請求項10記載の画像データの処理方法。
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