JP4992382B2 - ノイズ除去方法ならびにノイズ除去制御プログラム - Google Patents

ノイズ除去方法ならびにノイズ除去制御プログラム Download PDF

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本発明は、撮像素子により被写体像を取り込む撮像装置にかかわるノイズ除去技術に に関する。
デジタルカメラ等の撮像素子により被写体像を取り込む電子カメラでは、撮像素子の暗電流部分もデータとして取り込んでしまうため、暗い部分の撮像時などでは、暗電流の電荷が撮像から得られる電荷に対して無視できない大きさになるという問題がある。
従来、この問題を解決する技術として、撮像素子からの画像情報を画像情報メモリに記憶し、同じ時間遮光状態とした時のその撮像素子からの読み出された暗電流雑音成分を暗電流雑音メモリに記憶し、画像情報メモリに記憶されている画像情報から暗電流雑音メモリに記憶されている暗電流雑音成分を減算することにより、画像情報から固体撮像素子の暗電流雑音成分を軽減するノイズ軽減技術がある(例えば、特許文献1)。
また、撮像素子の出力画像データをメモリに一時記憶すると共に、撮影のための露出条件を決定し、撮影後にその撮像素子から読み出された出力信号に対応する第1の画像データと、遮光状態とした時にその撮像素子から読み出された暗時の出力信号(暗電流雑音成分)に対応する第2の画像データに基づいて、同一画素各々のデータを時間的に一致させた後、上記第1および第2の画像データに関する演算(上記第1の画像データから第2の画像データを減算)により最終的な画像データを生成する電子的撮像装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−40763号公報 特開平8−51571号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、撮影時間と同じだけ遮光状態として、その間の暗電流を撮影画像から減算するので、撮像素子の固定パターン雑音は抑制されるが、ランダムな雑音が増大するという問題点があった。
また、上記特許文献2に記載の技術では、撮影のための露出条件を決定した後、メモリに記憶した撮影画像データと暗電流成分データを時間的に一致させてからその間の暗電流を撮影画像から減算するので、暗電流に起因するノイズ(静的ノイズ)を1画素ごとに除去することができるが、動的なノイズ(例えば50Hzのノイズ等の機器ノイズ)を低減することはできなかった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、簡易な構成および制御で撮像素子の電荷信号から暗電流ノイズ成分(静的ノイズ)だけでなく機器ノイズ成分(動的ノイズ)を除去し得るイズ除去方法ならびにノイズ除去制御プログラムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、光学像を電気信号からなる画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段に入射する光学像を周期的に遮断(OFF区間)若しくは通過(ON区間)させるための遮光制御手段とを備え、前記遮光制御手段の制御によって電気信号からなるON区間データ(画像信号およびノイズ成分)は画像フィールドバッファの第1の領域に一次記憶され、OFF区間データ(ノイズ成分)は画像フィールドバッファの第2の領域に一次記憶され、前記画像フィールドバッファからノイズ成分が除去された差分データは画像フレームデータとして順次、画像フレームバッファに保存され、1フレーム分の画像フレームデータが記憶されると後段の信号処理部に出力される撮像装置のノイズ除去方法において、前記OFF区間の時間t1〜t2、t3〜t4、・・間は遮光され前記撮像手段のノイズのみが出力され、前記ON区間の時間t0〜t1、t2〜t3、t5、・・間は前記撮像手段から画像信号およびノイズ成分が出力され、前記時間t1、t3、t5、・・に取得される区間データk1、k2、k3、・・は画像信号およびノイズ成分および機器ノイズからなるON区間データであり、前記時間t2、t4、・・に取得される区間データj1、j2、・・はノイズ成分および機器ノイズからなるOFF区間データであり、前記ON区間データk1、k2、k3、・・から隣り合う前記OFF区間データj1、j2、・・を差し引くことにより取得された隣接差分データを画像フレームデータとして前記画像フレームバッファに順次保存することによりバンドパスフィルタを構成する工程、を含むことを特徴とするノイズ除去方法を提供するものである。
また、請求項2に記載の発明では、更に、ON区間から得られる信号強度とOFF区間から得られるノイズ強度の比からSN比を求め、該SN比が所定値より高い場合には、ON区間をOFF区間の整数倍(2倍以上)に変更する工程を含むことを特徴とする請求項1記載のノイズ除去方法を提供するものである。
また、請求項3に記載の発明では、撮影モードとして高感度モードを有し、前記高感度モードのときに請求項1記載の工程を実行することを特徴とする請求項1または2記載のノイズ除去方法を提供するものである。
また、請求項4に記載の発明では、光学像を電気信号からなる画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段に入射する光学像を周期的に遮断(OFF区間)若しくは通過(ON区間)させるための遮光制御手段とを備え、前記遮光制御手段の制御によって電気信号からなるON区間データ(画像信号およびノイズ成分)は画像フィールドバッファの第1の領域に一次記憶され、OFF区間データ(ノイズ成分)は画像フィールドバッファの第2の領域に一次記憶され、前記画像フィールドバッファからノイズ成分が除去された差分データは画像フレームデータとして順次、画像フレームバッファに保存され、1フレーム分の画像フレームデータが記憶されると後段の信号処理部に出力される撮像装置のコンピュータを、前記OFF区間の時間t1〜t2、t3〜t4、・・間は遮光され前記撮像手段のノイズのみが出力され、前記ON区間の時間t0〜t1、t2〜t3、t5、・・間は前記撮像手段から画像信号およびノイズ成分が出力され、前記時間t1、t3、t5、・・に取得される区間データk1、k2、k3、・・は画像信号およびノイズ成分および機器ノイズからなるON区間データであり、前記時間t2、t4、・・に取得される区間データj1、j2、・・はノイズ成分および機器ノイズからなるOFF区間データであり、前記ON区間データk1、k2、k3、・・から隣り合う前記OFF区間データj1、j2、・・を差し引くことにより取得された隣接差分データを画像フレームデータとして前記画像フレームバッファに順次保存することによりバンドパスフィルタを構成する手段、として機能させることを特徴とするノイズ除去制御プログラムを提供するものである。
本発明によれば、撮影時のノイズ除去のための簡易的なデジタルバンドパスフィルタ(簡易BPS)を構成できるので、このフィルタ効果により撮像素子の暗電流ノイズ成分(静的ノイズ)だけでなく機器ノイズ成分(動的ノイズ)を除去することができる。また、遮光時のノイズによるSN比により遮光タイミング(周期、デューティ比)を変更できるので、上述した簡易BPFの精度を向上させることができる
図1は、本発明の撮像装置の主要構成部分の一実施例を示すブロック図である。なお、下記の実施例ではデジタルカメラ100を例として説明するが本発明はデジタルカメラに限定されるものではなく、CCDなどの撮像素子を用いた撮像部を備えた撮像装置に摘用できる。
図1で、符号1はズームレンズやフォーカスレンズを含む複数のレンズ群からなる光学系を示し、光学系1は被写体光像をCCD3の受光面上に結像させる。
符号2は液晶シャッターを示し、液晶シャッター2は、撮影時に、受光制御部8の制御に基づき所定の周期で光学系1からの光を遮断(遮蔽)または通過させるスイッチ動作を行なう遮光スイッチとして機能する。なお、実施例では遮光スイッチとして液晶シャッターを用いたが、液晶シャッターに限定されず、液晶シャッター2の代わりに所定の周期で遮光スイッチとして動作する部材を用いることができる。
CCD3は典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する撮像素子(固体撮像デバイス)であり、受光制御部9から送られる駆動信号により駆動され、光の量に応じて蓄積電荷量が変化する素子を用いて光学系1を介して自己の受光面に受光する被写体の二次元光像(光信号)を電荷に変換して電気信号(アナログ信号)として出力する。
CCD3の出力信号はCDS回路4で相関二重サンプリングおよびゲイン調整され、A/D変換回路5でデジタル信号に変換される。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスを用いることができる。
符号4はCDS回路を示し、CDS回路4はCCD3から出力された画像信号(アナログ信号)相関二重サンプリングおよびゲイン調整を行い、A/D変換器5に出力する。符号5はA/D変換器を示し、A/D変換器5はCDS回路6で相関二重サンプリングおよびゲイン調整された画像信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換して画像フィールドバッファ6およびフォーカス用フィルタ部10に出力する。
符号6は画像フィールドバッファを示す。画像フィールドバッファ6は図示していないが、光学系1からの画像信号をCCD3で変換したフィールドデータ(暗電流および機器ノイズを含む)を一時的に記憶する第1の画像フィールドバッファと、光学系1からの画像信号が液晶シャッター2により遮蔽された状態でCCD3から出力される電荷(暗電流)を変換したフィールドデータ(機器ノイズを含む)を一時的に記憶する第2の画像フィールドバッファを備えている。
符号7は画像フレームバッファであり、画像フレームバッファ7は後述するフィールド画像演算(図2(ステップS9);図4参照)により出力されるフレームデータの加算結果を蓄積(記憶)する。
符号8は信号処理部を示す。信号処理部8は画像フレームバッファ7から出力されたデジタル信号(画像データ)に対して画像補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行ってYUVデータ(デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Cr)を生成し、1フレーム分のデータが順次内蔵メモリ(図示せず)にDMA転送され、内蔵メモリに確保される画像データ記憶領域に格納される。また、信号処理部8から出力された出力されたYUVデータは液晶表示コントローラ13に送られ、そこでビデオ信号に変換された後、液晶表示画面14に表示される。
符号9は受光制御部を示し、受光制御部9はCPU12の制御の下で液晶シャッター2を所定のタイミング周期(例えば、60Hz)でON/OFF制御する。また、受光制御部9はCPU12の制御の下でCCD3の駆動信号を生成してCCD3を駆動する。また、 符号10はフォーカス用フィルタ部を示す。
符号11はレンズ制御部を示す。レンズ制御部11はCPU12からの制御データを基に光学系1の駆動モータ等の駆動機構の動作を制御してAE(オートアイリス)によるシャッター速度および絞り調節に基づく露出制御や、ズーム制御、AF(オートフォーカス)による自動合焦制御等を行う。なお、レンズ制御部11による、露出制御や、ズーム制御、自動合焦制御等における光学系1の動作制御は公知の技術を用いることができる。
符号13は液晶表示コントローラを示す。液晶表示コントローラ13は信号処理部8から出力されたYUVデータをビデオ信号に変換して液晶表示画面14に表示する。また、符号14は液晶表示画面を示す。
符号15はシャッターボタンを示す。シャッターボタン8は、撮影時にレリーズ操作を行うもので、例えば、2段階のストロークを有しており、静止画撮影モードでは1段目の操作(半押し状態)で、オートフォーカス(AF)と自動露出(AE)を行わせるための合焦指示信号を発生し、2段目の操作(全押し状態)で撮影処理を行うための撮影指示信号を発生する。発生した各指示信号はそれぞれ直ちにCPU12に送られる。
また、シャッターボタン15は、撮影モードにおいて高感度モードが設定されているときに操作されると本発明のノイズ除去制御開始指示信号を発生する。発生したノイズ除去制御開始指示信号は直ちにCPU12に送られる。
符号16はモードボタンを示し、ユーザはモードボタン16を操作することにより撮影モードを本発明のノイズ除去制御を実行する高感度モードに設定することができる。
符号12はCPUを示す。上述した各ブロックはCPU(若しくはMPU)12によって制御されており、CPU12が各ブロックの制御に必要とされるプログラムやデータはEEPROMやフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリであるプログラムメモリ(図示せず)に記憶されている。そしてCPU12は上記プログラムおよび、撮影モードにおいて高感度モードが設定されているときにシャッターボタン5が操作されると発生するノイズ除去制御開始指示信号を受けて本発明のノイズ除去制御手段として機能する。
図2は本発明に基づくデジタルカメラ100のCPU12による撮影動作制御シーケンスを示すフローチャートであり、デジタルカメラ100に本発明の撮影時のノイズ除去制御機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。図2でステップS6〜S13は本発明のノイズ除去制御プログラムの動作に相当する。
以下に示す処理は基本的にCPU12が予めプログラムメモリ(図示せず)に記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部を、例えば、ネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図1〜図5に基いて説明する。なお、以下の説明で、初期状態でのON区間およびOFF区間の長さは等しいものとする。
図2で、撮影モードにおいて、ユーザがモードボタン16を操作して撮影モードを高感度モードに設定することができる。CPU12はモードボタン16により高感度モードが設定されたか否かを調べ(ステップS1)、モードボタン16の操作により高感度モード設定された旨の信号を検出すると高感度モード設定フラグをONにする(ステップS2)。
CPU12は液晶シャッター2をONにして光学系2を介して被写体光像をCCD3の受光面に結像するようにしてから撮影準備処理を実行し、撮影準備処理が終わるとステップS4に進む(ステップS3)。ここでの撮影準備処理は、撮影用の初期設定、その時点のズーム値に対応した焦点距離でAE処理の実行、光学系1からの被写体像を基にしたスルー画像表示、例えばシャッターボタン15の半押し操作による自動合焦指示に基づくオートフォーカス処理等の動作であり、撮影準備処理のための制御動作は公知の技術を用いることができる。
ステップS3の撮影準備処理が終わると、ユーザは所望のタイミングでシャッターボタン15を全押し操作して撮影指示を行うことができる。CPU12はシャッターボタン15が全押し操作されたか否かを調べ、全押し操作された場合はステップS5に進む(ステップS4)。
ステップS4でシャッターボタン15が全押し操作されると、CPU12は高感度モードが設定されているか否か(つまり、高感度モード設定フラグがONか否か)を調べ、高感度モードが設定されている場合はステップS6に進み、高感度モードが設定されていない場合は通常感度による撮影処理を行なう(ステップS5)。
受光制御部9がCPU12からON/OFFタイミング設定変更指示信号を受け取った場合はステップS7に進み、受け取っていない場合はステップS8に進む(ステップS6)。
受光制御部9は変更指示を受け取ったときに制御しているON/OFF動作が完了したか否かを調べそのON/OFF動作が完了すると液晶シャッター2を変更後のタイミング周期でON/OFFさせ、ステップS9に進む。また、変更指示を受け取ったときに制御しているON/OFF動作が完了していない場合はそのON/OFF動作が完了するまで待つ(ステップS7)。
CPU12は受光制御部9に制御信号を送り、所定のタイミング周期(例えば、60Hz)で液晶シャッター2をON/OFF動作させる(ステップS8)。
CPU12は、受光制御部9を制御してCCD3に、その出力信号を液晶シャッター2がONからOFFになるタイミングと、OFFからONになるタイミングでそれぞれ別の領域の画像フィールドバッファに転送させるようにする(ステップS9)。つまり、このステップでは、液晶シャッター2がONからOFFになるタイミングでは光学系1からの画像信号をCCD3で変換したフィールドデータを第1の画像フィールドバッファに転送して一時的に記憶させ、液晶シャッター2がOFFからONになるタイミングでは光学系1からの画像信号が液晶シャッター2により遮蔽された状態でCCD3から出力される電荷(暗電流)を変換したフィールドデータを第2の画像フィールドバッファに転送して一時的に記憶させる。
次に、CPU12は、液晶シャッター2のON区間データ(液晶シャッター2がONからOFFになるタイミングでCCD3から転送されたデータをいう)値から液晶シャッター2のOFF区間データ(液晶シャッター2がOFFからONになるタイミングでCCD3から転送されたデータをいう)値を差し引き、差分フレームデータとして画像フレームバッファ7に保存する(図3参照)。差し引くにあたり、ON区間とOFF区間の長さが異なる場合は、ON区間とOFF区間の長さが同じ長さの区間データとなるようにデータを乗算若しくは除算を施して重み付けをした後に減算を行う(ステップS10)。
次に、CPU12は、液晶シャッター2のON/OFFによりCCD3から出力されるON区間データとOFF区間データより、OFF区間のノイズ分によるSN比を計算し、その値を元に、次のタイミングでの、液晶シャッター2のON/OFFのタイミング(周期、デューティ比)の調整に用いるようにする。具体的には、ON区間から得られる画面全体の信号強度とOFF区間から得られるノイズ強度の比からSN比を求め、SN比が比較的高い場合にはON区間の整数倍(2倍以上)に液晶シャッター2のON/OFFタイミングを設定し、また、SN比が十分高く、機器ノイズレベルが撮像信号レベルに対して無視できるような状況のときには常時ONにして露光時間を長くとるようにする。また、このON/OFFタイミング変更指示は受光制御部9に対して直ちに行ない、受光制御部9は変更指示があったときに制御しているON/OFF動作が完了した後に、変更指示によるON/OFFタイミングで液晶シャッター2のON/OFF制御を行う(図4参照)(ステップS11)。
次に、CPU12は、ステップS11のフィールド演算(減算)により出力されてくるフィールドデータを順次加算してフレーム画像データとしてフレーム画像バッファ7に保存(記憶)する(ステップS12)。
次に、CPU12はフレーム画像バッファ7に保存した取得フィールド数(つまり、フレームデータを保存した回数)が対応するシャッター時間分の数に達しているか否かを調べ、フィールド数が全て取得されてない場合はステップS9に戻って、再びフィールドデータ取得動作を行なうようにし、フィールド数が全て取得された場合はステップS14に進む(ステップS13)。ここで、シャッター時間分の数のフレームデータが画像フレームバッファに記憶されると1フレーム分の画像データが記憶されたことになる。
CPU12はフレーム画像バッファ7に記憶されている画像データにJPEG回路26で画像圧縮処理を施し、この圧縮データからなる画像ファイルを図示されていない保存メモリに記録して1フレーム分の撮像を終了する(ステップS14)。
上記構成により、簡易な構成および制御で撮像素子の電荷信号から暗電流ノイズ成分(静的ノイズ)だけでなく機器ノイズ成分(動的ノイズ)を除去すると共に、撮像時のSN比をより向上させることができる。
具体的には、遮光スイッチとしての液晶シャッターを周期的にON/OFFさせることにより遮光周期(実施例では60Hzとしたがこれに限定されない)に同期しないノイズ成分を差し引く簡易的なデジタルバンドパスフィルタ(デジタルBPF)が構成される。そして、このフィルタ効果により、撮像素子の固有ノイズのような静的なノイズだけでなく、動的なノイズ(例えば、50Hzの電源ノイズなどの機器ノイズ)を低減することができるので、従来例のように撮像素子の固有ノイズのような静的なノイズだけを低減する場合に比べ撮像時のSN比をより向上させることができる。なお、上述した簡易BPFの周波数特性グラフを図5に示す。
また、図2のフローチャートのステップS11に示したように、液晶シャッター2のON区間データとOFF区間データに基づいてOFF区間のノイズ分によるSN比を計算し、その値を元に、次のタイミングの、液晶シャッター2のON/OFFのタイミング(周期、デューティ比)を変更できるようにしたことにより、上述した簡易BPFの精度を向上させることができることから、撮像時のSN比を更に向上させることができる。なお、図2のステップS11の詳細なフローチャートを図4に示す。
また、図2のステップS7で、受光制御部9は変更指示を受け取ったときに制御しているON/OFF動作が完了したか否かを調べそのON/OFF動作が完了してから液晶シャッター2を変更後のタイミング周期でON/OFFさせるので、画像フレームバッファ7に1フレーム分の画像データが記憶されるまでは液晶シャッター2のON/OFFタイミングが変更されない。したがって、液晶シャッター2のON/OFFタイミングが途中で変更されたような場合に生じる画像の乱れが生じない。
また、図2のステップS10で、遮光周期に同期しないノイズ成分を差し引く際に、光学系1から入射する光学像を周期的にCCD3に入射するON区間と、光学系1から入射する光学像を周期的に遮断するOFF区間の長さが異なる場合は、ON区間とOFF区間の長さが同じ長さの区間データとなるようにデータを乗算若しくは除算を施して重み付けをした後に減算を行うようにしたので、液晶シャッター2のON/OFFのタイミング(周期、デューティ比)を変更してもOFF区間のノイズ分によるSN比を正確に求めることができる。
図3は、本発明により構成される簡易BPFの説明図であり、図3(a)はデジタルカメラ100の光学系1、液晶シャッター2、CCD3と、簡易BPF24を示す。簡易BPF24はA/D変換器5、画像フィールドバッファ6、受光制御部9、およびCPU12から構成されるデジタル・バンドパスフィルタである。また、図3(a)で符号21は被写体からの光束を示し、符号22は光学系1からCCD3の受光面に入射する入射光を示す。入射光22は液晶シャッター2により図3(b)に示すように周期的に遮光される。
また、符号23はCCD3によって変換された電気信号からなるON区間データ(画像信号およびノイズ成分)若しくはOFF区間データ(ノイズ成分)からなるアナログ信号を示す。ノイズ成分にはCCD3のノイズ(暗電流)と機器ノイズが含まれている。これらのデータはCCD3と画像フィールドバッファ6の間でデジタル信号に変換され、ON区間データは画像フィールドバッファ6の第1の領域に一次記憶され、OFF区間データは画像フィールドバッファ6の第2の領域に一次記憶される。
符号25は画像フレームデータを示す。フレームデータは図3(d)に示すように簡易BPF24により画像フィールドデータからノイズ成分が除去された差分データであり、この差分データは画像フレームデータとして、順次、画像フレームバッファ7に保存(記憶)され、画像フレームバッファ7に記憶される。1フレーム分の画像フレームデータが画像フレームバッファ7に記憶されると信号処理部8に出力される(図1、図2(ステップS12)参照)。
図3(b)は、液晶シャッター2のON/OFF動作によるCCD転送タイミングを示す図であり、縦軸は光強度、横軸は時間(t1、t2、・・・)を示す。図3(b)で、t1〜t2、t3〜t4、・・が液晶シャッター2がOFFの期間であり、この間は光学系1からの光21は遮光されCCD3からCCDのノイズのみが出力される。また、図3(b)で、t0〜t1、t2〜t3、t5、・・が液晶シャッター2がONの期間であり、この間は光学系1からの光22はCCD3の受光面に入射し、CCD3からは画像信号+CCD3のノイズが出力される。
図3(c)は、ON区間データ(画像信号およびノイズ成分)およびOFF区間データ(ノイズ成分)の経時的遷移を示す図であり、縦軸は画像フィールドバッファ6への入力データ、横軸は時間(t1、t2、・・・)、グラフ上の黒点は区間データを示す。時間t1、t3、t5、・・に取得される区間データk1、k2、k3、・・は画像信号+CCD3のノイズ+機器ノイズからなるON区間データであり、時間t2、t4、・・に取得される区間データj1、j2、・・はCCD3のノイズ+機器ノイズからなるOFF区間データであり、ON区間データk1、k2、k3、・・、OFF区間データj1、j2、・・共にCCDのノイズ+機器ノイズからなるノイズ成分を有している。
図3(d)は簡易BPF24により取得される隣接差分データ(フレームデータ)を示す図であり、縦軸は隣接差分データの値、横軸は時間(t2、t4、・・・)、グラフ上の黒点q1、q2は隣接差分データを示す。隣接差分データはON区間データ(例えば、図3(c)に示すON区間データk1、k2、k3、・・)から隣り合うOFF区間データ(例えば、図3(c)に示すOFF区間データg1、g2、・・)を差し引くことにより取得される。取得された隣接差分データはフレームデータとして画像フレームバッファ7に順次保存される。
図4は、図2のステップS11の詳細な動作を示すフローチャートであり、具体的には、OFF区間のノイズ成分によるSN比の演算による液晶シャッターのON/OFFのタイミング変更動作を示すフローチャートである。
図2のステップS10で液晶シャッター2のON/OFFによりCCD3から出力されるON区間データの値とOFF区間データの差分フレームデータとして画像フレームバッファ7に保存した後、CPU12は、ON区間から得られる画面全体の信号強度とOFF区間から得られるノイズ強度の比からSN比を求め(ステップS11−1)、SNを所定値α、Βと比較し、SN比<αの場合には図10のステップS12に進み、α≦SN比≦Βの場合にはステップS11−3に進み、SN比<Βの場合にはステップS11−4に進む(ステップS11−2)。ここで、αは比較的高い値であり、Βは機器ノイズが撮像信号レベルに対して無視できるだけ十分高い値(α<<Β)であり、設計時に設定される。
α≦SN比≦Βの場合には、CPU12はSN比に応じてON区間をOFF区間の整数倍(2倍以上)に設定して(つまり、SN比に応じてデユーティー比を変更するようにして)、液晶シャッター2のON/OFFタイミングを設定し、ステップS11−5に進む(ステップS11−3)。
SN比>Βの場合には、CPU12は露光時間を長くとるように液晶シャッター2のON/OFFタイミングを常時ONに設定してステップS11−5に進む(ステップS11−4)。つまり、SN比が十分高く、機器ノイズレベルが画像信号レベルに対して無視できるような場合には、液晶シャッター2のON/OFFタイミングを常時ONに設定して露光時間を長く取ることができる。
CPU12は上記ステップS11−3若しくはS11−4で設定した液晶シャッター2のON/OFFタイミング値を含むON/OFFタイミング設定変更指示信号を受光制御部9に送出して図2のステップS12に進む(ステップS11−5)。
(変形例)
上記実施例では、液晶シャッター2で遮光するように構成したが、鏡やプリズムを用いて遮光するように構成してもよい。さらに、CCD等の撮像素子をデュアル構成とし、鏡やプリズムを用いて2つの撮像素子それぞれに交互に光学系1からの光を入射するように構成してもよい。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
本発明の撮像装置の主要構成部分の一実施例を示すブロック図である。 本発明に基づくデジタルカメラのCPUによる撮影動作制御シーケンスを示すフローチャートである。 本発明により構成される簡易BPFの説明図である。 図2のステップS11の詳細な動作を示すフローチャートである。 本発明により構成される簡易BPFの周波数特性を示すグラフである。
符号の説明
1 光学系
2 液晶シャッター
3 CCD
6 画像フィールドバッファ
7 画像フレームバッファ
8 信号処理部
9 受光制御部
11 レンズ制御部
12 CPU
15 シャッターボタン
16 モードボタン
24 簡易BPF
100 デジタルカメラ

Claims (4)

  1. 光学像を電気信号からなる画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段に入射する光学像を周期的に遮断(OFF区間)若しくは通過(ON区間)させるための遮光制御手段とを備え、前記遮光制御手段の制御によって電気信号からなるON区間データ(画像信号およびノイズ成分)は画像フィールドバッファの第1の領域に一次記憶され、OFF区間データ(ノイズ成分)は画像フィールドバッファの第2の領域に一次記憶され、前記画像フィールドバッファからノイズ成分が除去された差分データは画像フレームデータとして順次、画像フレームバッファに保存され、1フレーム分の画像フレームデータが記憶されると後段の信号処理部に出力される撮像装置のノイズ除去方法において、
    前記OFF区間の時間t1〜t2、t3〜t4、・・間は遮光され前記撮像手段のノイズのみが出力され、
    前記ON区間の時間t0〜t1、t2〜t3、t5、・・間は前記撮像手段から画像信号およびノイズ成分が出力され、
    前記時間t1、t3、t5、・・に取得される区間データk1、k2、k3、・・は画像信号およびノイズ成分および機器ノイズからなるON区間データであり、
    前記時間t2、t4、・・に取得される区間データj1、j2、・・はノイズ成分および機器ノイズからなるOFF区間データであり、
    前記ON区間データk1、k2、k3、・・から隣り合う前記OFF区間データj1、j2、・・を差し引くことにより取得された隣接差分データを画像フレームデータとして前記画像フレームバッファに順次保存することによりバンドパスフィルタを構成する工程、
    を含むことを特徴とするノイズ除去方法。
  2. 更に、ON区間から得られる信号強度とOFF区間から得られるノイズ強度の比からSN比を求め、該SN比が所定値より高い場合には、ON区間をOFF区間の整数倍(2倍以上)に変更する工程を含むことを特徴とする請求項1記載のノイズ除去方法。
  3. 撮影モードとして高感度モードを有し、前記高感度モードのときに請求項1記載の工程を実行することを特徴とする請求項1または2記載のノイズ除去方法。
  4. 光学像を電気信号からなる画像信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段に入射する光学像を周期的に遮断(OFF区間)若しくは通過(ON区間)させるための遮光制御手段とを備え、前記遮光制御手段の制御によって電気信号からなるON区間データ(画像信号およびノイズ成分)は画像フィールドバッファの第1の領域に一次記憶され、OFF区間データ(ノイズ成分)は画像フィールドバッファの第2の領域に一次記憶され、前記画像フィールドバッファからノイズ成分が除去された差分データは画像フレームデータとして順次、画像フレームバッファに保存され、1フレーム分の画像フレームデータが記憶されると後段の信号処理部に出力される撮像装置のコンピュータを、
    前記OFF区間の時間t1〜t2、t3〜t4、・・間は遮光され前記撮像手段のノイズのみが出力され、前記ON区間の時間t0〜t1、t2〜t3、t5、・・間は前記撮像手段から画像信号およびノイズ成分が出力され、前記時間t1、t3、t5、・・に取得される区間データk1、k2、k3、・・は画像信号およびノイズ成分および機器ノイズからなるON区間データであり、前記時間t2、t4、・・に取得される区間データj1、j2、・・はノイズ成分および機器ノイズからなるOFF区間データであり、前記ON区間データk1、k2、k3、・・から隣り合う前記OFF区間データj1、j2、・・を差し引くことにより取得された隣接差分データを画像フレームデータとして前記画像フレームバッファに順次保存することによりバンドパスフィルタを構成する手段、
    として機能させることを特徴とするノイズ除去制御プログラム。
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