JP4529782B2 - 撮像装置およびその信号処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置およびその信号処理方法に関し、特に、画素数の多いCCD(Charge Coupled Device)を用いて被写体の静止画像を生成する撮像装置およびその信号処理方法に関する。
CCDを用いて被写体の静止画像を生成し、半導体メモリ等の記憶媒体に電子的に記録する電子スチルカメラ等の撮像装置が普及している。電子スチルカメラの解像度はCCDの画素数に依存することから、近時、多くの電子スチルカメラは画素数の多いCCD(以下「高解像度CCD」という)を搭載するようになってきた。
高解像度CCDの駆動方式は、奇数ラインと偶数ラインの画素信号を加算して読み出す全画素読み出し(プログレッシブ)方式と、奇数ラインと偶数ラインの画素信号を交互に読み出すインターレース方式の二つである。一般に電子スチルカメラでは垂直方向の解像度を高めるために、後者のインターレース方式を採用する。
ところで、上記二つの駆動方式を画像の明るさで比較した場合、インターレース方式は(画素信号の加算が行われないため)不利である。この明るさの欠点はCCDの画素数が多くなるほど目立つ。画素サイズが小さくなって1画素あたりの電荷蓄積量が減少するからである。実際上、100万画素クラスのCCDの感度はISO換算で40〜80程度と言われており、使い捨てカメラ(銀塩カメラの一種)ですら400の感度を持つことを考慮すると、高解像度CCDを搭載した電子スチルカメラの暗所撮影での弱点は否めない。
高解像度CCDを搭載した電子スチルカメラで暗所撮影する場合、CCDの電荷蓄積時間は当然長くなる。この電荷蓄積時間は銀塩カメラの露光時間(シャッタ時間とも言う)に相当し、上記感度差により、銀塩カメラの露光時間よりもかなり長くなる。
しかしながら、CCDは、露光時間が長くなると暗電流(または暗電圧;以下「暗電流」で代表する)と呼ばれる雑音電流が増加する欠点を有しており、暗所撮影時に良好な画像を生成できないという問題点があった。
そこで、本件出願人は、先に、暗所撮影画像と同時に生成した“暗電流補正画像”を用いて暗所撮影画像の画素値補正を行うことにより、暗所撮影画像に含まれる主として暗電流による雑音成分を除去して画質の向上を図った「撮像装置およびその信号処理方法(特願平11−82767号 平成11年3月26日)」を提案している。
“暗所撮影画像”と“暗電流補正画像”は共にCCDの出力画像であるが、CCDへの入射光を許容するか否かの点で相違する。すなわち、前者はCCDのメカシャッタ(「メカ絞り」ともいう)を開状態にして入射光を許容した画像であり、後者は同メカシャッタを閉状態にして入射光を遮断した画像である。どちらも露光時間(CCDの電荷蓄積時間)は同一である。
したがって、暗所撮影画像は被写体像と雑音成分(暗電流による雑音成分+ランダム雑音成分)の両方を含み、暗電流補正画像は雑音成分(暗電流による雑音成分+ランダム雑音成分)のみを含むので、暗所撮影画像から暗電流補正画像を減算処理することにより、暗所撮影画像の雑音成分を取り除き、暗所撮影時の画質劣化を回避することができる。
しかしながら、上記先願の技術にあっては、暗所撮影時に同一の露出条件で2回のCCD画像取り込み(暗所撮影画像と暗電流補正画像の画像取り込み)を行うため、例えば、露出時間をT1秒とすると、単純計算で少なくとも2倍(T1+T1秒)の撮影時間が必要になり、連続的な撮影を困難にするという問題点があった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、暗所撮影時の画質劣化を回避しつつ撮影時間を短くして連続的な撮影を可能にすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、被写体像を撮像し画像データを得る撮像素子と、この撮像素子への入射光路を開閉する光路開閉手段と、シャッタキーと、このシャッタキーが操作された場合に、前記光路開閉手段を開いた状態で前記撮像素子を第1の露光時間露光させることにより第1の画像データを得る第1の撮影制御手段と、前記第1の露光時間が所定時間を超えているか否かを判別する判別手段と、前記シャッタキーが操作され、且つ前記判別手段により前記第1の露光時間が前記所定時間を超えていると判断された場合に、前記光路開閉手段を閉じた状態で前記撮像素子を前記第1の露光時間よりも短い第2の露光時間露光させることにより第2の画像データを得る第2の撮影制御手段と、この第2の撮影制御手段により得られた第2の画像データを補正する第1の補正手段と、この第1の補正手段により補正された第2の画像データを用いて前記第1の撮影制御手段により得られた第1の画像データを補正する第2の補正手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記シャッタキーが操作され、且つ前記判別手段により前記第1の露光時間が前記所定時間を超えていないと判断された場合に、前記光路開閉手段を閉じた状態で前記撮像素子を前記第1の露光時間露光させることにより第3の画像データを得る第3の撮影制御手段と、前記第3の撮影制御手段により得られた第3の画像データを用いて前記第1の撮影制御手段により得られた第1の画像データを補正する第3の補正手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記第2の撮影制御手段は、前記シャッタキーが操作され、且つ前記判別手段により前記第1の露光時間が前記所定時間を超えていると判断された場合に、前記光路開閉手段を閉じた状態で前記撮像素子を前記所定時間露光させることにより第2の画像データを得ることを特徴とする
求項記載の発明は、被写体像を撮像し画像データを得る撮像素子およびこの撮像素子への入射光路を開閉する光路開閉手段を備えた撮像装置の信号処理方法において、シャッタキーが操作された場合に、前記光路開閉手段を開いた状態で前記撮像素子を第1の露光時間露光させることにより第1の画像データを得る第1のステップと、前記第1の露光時間が所定時間を超えているか否かを判別する第2のステップと、前記シャッタキーが操作され、且つ前記第1の露光時間が前記所定時間を超えていると判断された場合に、前記光路開閉手段を閉じた状態で前記撮像素子を前記第1の露光時間よりも短い第2の露光時間露光させることにより第2の画像データを得る第3のステップと、この第3のステップにより得られた第2の画像データを補正する第4のステップと、この第4のステップにより補正された第2の画像データを用いて前記第1のステップにより得られた第1の画像データを補正する第5のステップと、を含むことを特徴とする。
発明によれば、長時間露光の撮影に必要な時間を、単純計算で撮影画像(DATA1)の露光時間(T1)とダークフレーム画像(DATA2)の露光時間(Ta)との合計とすることができ、Ta≦T1であるから、従来技術の所要時間(T1+T1)よりも短くすることができる
以下、本発明の実施の形態を、電子スチルカメラを例にして、図面を参照しながら説明する。
図1において、11は写真レンズ、12は写真レンズ11の光軸上に設けられた絞り機構を兼ねるメカシャッタ、13はメカシャッタ12の開度を調節する駆動部、14はメカシャッタ12を通過した光を受けて被写体の撮像信号を出力するCCD(詳細構成は後述)、15はCCD14のドライバ、16はCCD14の電荷蓄積時間(電子的なシャッタ時間;以下、電子シャッタ時間という)を制御する信号などの各種タイミング信号を発生するタイミング発生器、17はCCD14からの撮像信号をサンプリングしてノイズを除去する相関二重サンプリング回路(CDS)、18はノイズ除去後の撮像信号をディジタル信号に変換するアナログディジタル変換回路(A/D)、19はガンマ補正回路(γ:詳細構成は後述)である。
ここに、CCD14は、発明の要旨に記載の「被写体像を撮像し画像データを得る撮像素子」に相当し、メカシャッタ12は、「撮像素子への入射光路を開閉する光路開閉手段」に相当する。
また、20はガンマ補正回路19の出力を用いて輝度・色差合成信号(以下YUV信号と言う)を生成するカラープロセス回路、21は信号の流れを調停するビデオトランスファー回路、22はYUV信号を一時的に保持するバッファメモリ、23はYUV信号を記録時と再生時に所定の符号化方式(一般にJPEG方式)で圧縮/伸長処理する圧縮・伸張回路、24は圧縮処理されたYUV信号を記録する固定又は取り外し可能なフラッシュメモリである。
また、25はプログラムROM25aに格納された制御プログラムをユーザワークRAM25bにロードして実行し、画像の記録や再生に必要な各種の制御を行うCPU、26はシャッタボタンや各種の機能ボタンの操作に応答してキー入力信号を発生するキー入力部である。
また、27は工場出荷時等にあらかじめ後述の補正データテーブルを書き込むデータメモリ、28はバッファメモリ22に保持されているYUV信号を表示に適した信号形式に変換するディジタルビデオエンコーダ、29はディジタルビデオエンコーダ28からの信号を表示する画像モニター用の液晶ディスプレイ、30は各部を接続するバスである。
ここに、CPU25は、後述のプログラムを実行することにより、発明の要旨に記載の、(1)「光路開閉手段を開いた状態で撮像素子を第1の露光時間露光させることにより第1の画像データを得る第1の撮影制御手段」、(2)「光路開閉手段を閉じた状態で撮像素子を第2の露光時間露光させることにより第2の画像データを得る第2の撮影制御手段」、(3)「第2の撮影制御手段により得られた第2の画像データを、第1の露光時間に基づいて補正する第1の補正手段」、(4)「第1の補正手段により補正された第2の画像データを用いて第1の撮影制御手段により得られた第1の画像データを補正する第2の補正手段」の各機能を実現する。
図2は、CCD14の概略構成図である。CCD14は、入射光量に応じた電荷を蓄積するn×m個の光電変換素子14aをマトリクス状に配列するとともに、各列間に1本ずつ全部でn本の垂直転送部14bを配置して撮像領域14cを形成し、さらに、撮像領域14cの図面に向かって下側に水平転送部14dを配置して構成する。
光電変換素子14aに蓄積された信号電荷は、ドライバ15(図1参照)から印加される読み出し信号XSGに応答して隣接する垂直転送部14bに取り込まれ、垂直転送部14bの内部を垂直転送クロックφVに同期して図面下方向に順次転送される。すべての垂直転送部14bの出力端は水平転送部14dに接続されており、水平転送部14dには、垂直転送クロックφVに同期して1ライン分の信号電荷が順次に取り込まれる。水平転送部14dに取り込まれた信号電荷は、水平転送クロックφHに同期して図面左方向に順次転送され、水平転送部14dの出力端に到達した信号電荷は、電荷検出部14eで電気信号に変換され、アンプ14fにより増幅された後、端子14gからCCD出力として外部に取り出される。
なお、SUBはすべての光電変換素子14aの蓄積電荷を基板に引き抜くための信号電圧(いわゆる電荷掃き出しパルス)である。このSUBの印加時点からXSGの印加時点までがCCDの電荷蓄積時間、すなわち、電子シャッタ時間になる。フィールド読み出し時の露光時間は電子シャッタの開閉操作(SUBとXSGの印加タイミング)でコントロールされ、フレーム読み出し時の露光時間は電子シャッタの開操作(SUBの印加タイミング)とメカシャッタ12(図1参照)の閉操作でコントロールされる。
因みに、フィールド読み出しでは、図2に示したCCD14において、光電変換素子14aの奇数ラインOi(iは1、2、3、………)と偶数ラインEiの画素信号を加算して同時に出力し、フレーム読み出しでは、奇数ラインOiと偶数ラインEiの画素信号を交互に出力する。
図3は、ガンマ補正回路19の構成図である。このガンマ補正回路19は、特に限定しないが、ディジタルクランプ処理部21a、シェーディング補正処理部21b、ホワイトバランス補正処理部21c、ガンマ補正処理部21dおよびガンマ補正テーブル選択部21eなどの各部を含み、アナログディジタル変換回路18(図1参照)によってデジタル変換された画像信号を取り込み、この画像信号に対して、ディジタルクランプ処理、シェーディング補正処理、ホワイトバランス補正処理およびガンマ補正処理を順次に行った後、その補正後の画像信号をカラープロセス回路20(図1参照)に出力する。
ここに、ガンマ補正処理においては、図4に示す二種類のガンマ補正特性31、32をCPU25からの制御信号に従って選択的に使用する。第一のガンマ補正特性31は“非線形”のもの(図4(a)参照)であり、第二のガンマ補正特性32は“線形”のもの(図4(b)参照)である。第一のガンマ補正特性31を使用すると、その非線形特性に応じたガンマ補正を行い、一方、第二のガンマ補正特性32を使用すると、実質的にガンマ補正は行われない。
図5は、データメモリ27の記憶構造図である。データメモリ27は少なくとも一つの記憶領域271 を有し、その記憶領域271 には、CCD14への入射光を遮断した状態で所定時間Ta(例えば、Ta=1秒;以下同様とする)だけ露光したときのCCD画像データ(「ダークフレーム画像」という)に適用する補正データテーブル(以下「TBL」という)が記憶されている。
図6は、TBLの概念図であり、このTBLは、長時間露光の各露光時間に対応する補正値を保持する。図示の例では、露光時間は1秒、2秒、3秒、4秒、5秒……の離散的な値を持ち、補正値も各露光時間ごとの値(K1 、K2 、K3 、K4 、K5 ……)を持つが、これに限らず、線形的な値であってもよい。ここで、所定時間Taに対応する露光時間(1秒)の補正値K1 は「1」であり、この補正値K1 を含む各補正値は傾きを「A」とする一次関数直線33によって与えられる。一般的なCCDは、露光時間のA倍(例えば、A=2)に比例して暗電流成分の大きさが増大するという特性があるからである。ここに、所定時間Taに対応する露光時間(図では1秒であるがこれに限定されない。長時間露光の露光時間の最小時間であればよい。)は、発明の要旨に記載の第2の露光時間に相当する。
次に、作用を説明する。
図7は、CPU25で実行される制御プログラムの全体的な概略を示すフローチャートである。このプログラムは、電子スチルカメラの不図示の電源スイッチをオンにしたときに実行を開始し、まず、動作チェックなどの初期設定を行った後(ステップS21)、動作モード(記録モードか再生モードか)を判定し(ステップS22)、その判定結果に応じた分岐処理(ステップS23の再生モード処理やステップS24の記録モード処理)を実行するという動作を繰り返す。なお、システム設定モードなど他の動作モードもあるが、説明の簡単化のために、ここでは省略する。
再生モード処理は、要するに、フラッシュメモリ24に記録された撮影済みの画像を読み出して、液晶ディスプレイ29に再生表示するというものであるが、この再生モード処理は本発明にとって重要ではないので、詳細な説明は割愛する。
図8は、記録モード処理プログラムのフローチャートを示す図である。このフローチャートを開始すると、まず、スルー画像の表示処理を実行し(ステップS31)、シャッタキーの“半押し”を判定(ステップS32)するまで、このスルー画像の表示処理を繰り返す。なお、スルー画像とは、CCD14から所定の周期(例えば、1/30秒周期)で出力される動画のことである。この動画を液晶ディスプレイ29に表示することにより、構図の確認や調整をし易くすることができる。
しかる後、シャッタキーの“半押し”を判定すると、まず、被写体の明るさを測定して最適な露光時間(便宜的に「T1」とする;単位は秒)を計算し、そのT1を用いてメカシャッタ12の開度および電子シャッタとメカシャッタ12の開時間をセットした後(ステップS33)、シャッタキーの“全押し”を判定する(ステップS34)。この露光時間T1は、発明の要旨に記載の第1の露光時間に相当する。
そして、シャッタキーの“全押し”を判定すると、T1がTa以上であるか否かを判定し(ステップS35;発明の要旨に記載の判別手段に相当)、Ta以上でなければ、通常露光(後述の長時間露光よりも短い露光時間)用の画像キャプチャ処理を実行(ステップS36)する一方、Ta以上であれば、長時間露光用の画像キャプチャ処理を実行する(ステップS37)。
<画像キャプチャ処理(長時間露光)>
図9〜図12は、長時間露光用の画像キャプチャ処理プログラムのフローチャートである。このフローチャートでは、まず、ガンマ補正特性を非線形(第二のガンマ補正特性32)にする(ステップS37a)。これにより、ガンマ補正回路19は、図4(b)に示す線形なガンマ補正特性に基づく入出力特性を持つこととなり、ガンマ補正処理を実質的にオフにする。
次に、電子シャッタを“開”にして(ステップS37b)、T1が経過するまで待機し(ステップS37c;発明の要旨に記載の第1の撮影制御手段に相当)、T1の経過後にメカシャッタ12と電子シャッタを“閉”にして(ステップS37d)、CCD画像を読み込み、バッファメモリ22に一時的に記憶する(ステップS37e)。バッファメモリ22に記憶されたCCD画像は、発明の要旨に記載の第1の画像データに相当し、このCCD画像を便宜的に「DATA1」と呼ぶことにすると、このDATA1は、所定時間Ta以上の露光時間T1に対応する大きな暗電流成分を含むとともに、ガンマ補正回路19におけるガンマ補正が行われていない点に特徴がある。
次に、メカシャッタ12を“閉”にしたまま、電子シャッタを“開”にして(ステップS37f)、所定時間Taを経過するまで待機する(ステップS37g;発明の要旨に記載の第2の撮影制御手段に相当)。すなわち、Taは上記のとおり、発明の要旨に記載の第2の露光時間に相当し、例えば、1秒であるので、1秒経過後に電子シャッタを“閉”にして、CCD画像を読み込み(ステップS37h)、メカシャッタ12を“開”にし(ステップS37i)、そのCCD画像をTa秒の露光時間に対応するダークフレーム画像として、バッファメモリ22に記憶(ステップS37j)する。
ステップS37jでバッファメモリ22に記憶されたCCD画像は、発明の要旨に記載の第2の画像データに相当し、このCCD画像を便宜的に「DATA2」と呼ぶことにすると、このDATA2は、メカシャッタ12を閉にした状態、言い換えれば、CCD14への入射光を遮断した状態でCCD14をTa秒間露光したときのCCD画像であるから、このCCD画像にはTa秒間に対応するCCD14の雑音成分(暗電流成分+ランダム雑音成分)だけが含まれている。したがって、実際の撮影画像(DATA1)からこのDATA2を減算処理することにより、暗電流成分を含む雑音成分を取り除くことができる。但し、対象となる撮影画像は露光時間がTaのもののみに限られる。DATA2の露光時間がTaであるからである。Taを超える露光時間の撮影画像を対象とする場合は、以降の説明からも明らかとなるように、その露光時間に応じた補正値をTBLから取り出してDATA2を補正した上、補正後のDATA2を用いて対象となる撮影画像を減算処理すればよい。
すなわち、露光時間T1に対応する補正値をTBL(図6参照)から読み込み(ステップS37k)、その補正値を用いてDATA2の画素値を補正する(ステップS37m;発明の要旨に記載の第1の補正手段に相当)。ここで、画素値の補正は画素値に補正値を乗じることによって行うものとする。
今、T1をTaとした場合、TBLからは補正値K1 が取り出される。この補正値K1 は上述のとおり、「1」であるから、補正後のDATA2の画素値は1倍になって実質的な補正は行われない。一方、T1を、Taを超える値、例えば、2秒、3秒、4秒または5秒とした場合、TBLからは補正値K2 、K3 、K4 またはK5 が取り出される。これらの補正値K2 、K3 、K4 またはK5 は、図6に示すとおり、1を越える値(便宜的にF)であるから、補正後のDATA2の画素値はF倍となってT1に応じた画素値の補正が行われる。
このように、T1に応じたDATA2の画素値補正を行うと、次に、画素選択用のループ変数i、jに0をセットして初期化し(ステップS37n)、補正後のDATA2の(i,j)画素の値を抽出する(ステップS37p)とともに、抽出した値が画素の白キズ欠陥に相当する所定レベル以上であるか否かを判定する(ステップS37q)。
そして、所定レベル以上であれば、DATA1の(i,j)画素の値を抽出し(ステップS37r)、抽出した値が画素値の飽和レベルに達しているか否かを判定し(ステップS37s)、飽和レベルに達していなければ、DATA1の(i,j)画素の値から補正後のDATA2の(i,j)画素の値を減算した後(ステップS37t;発明の要旨に記載の第2の補正手段に相当)、ループ変数iを+1して(ステップS37u)、式「i>imax」(imaxはDATA1の1ライン分の画素数)の評価結果がTrueになるまで(ステップS37v)、ステップS37p以降のループを繰り返す。
次に、式「i>imax」の評価結果がTrueになると、DATA1およびDATA2の次ラインを処理対象とするために、ループ変数iを初期化するとともに、ループ変数jを+1し(ステップS37w)、式「j>jmax」(jmaxはDATA1のライン数)の評価結果がTrueになるまで(ステップS37x)、ステップS37p以降のループを繰り返す。
そして、式「j>jmax」の評価結果がTrueになると、DATA1に対し、ソフト的なガンマ補正処理(ステップS37y)と圧縮・伸張回路23における圧縮処理(ステップS37z1)を施した後、フラッシュメモリ24に記録(ステップS37z2)してプログラムを終了する。
ここで、ソフト的なガンマ補正処理とは、ガンマ補正回路19における非線形なガンマ補正処理と同等の補正効果を発揮する処理のことである。CPU25で(ソフト的に)実行される点で、ガンマ補正回路19における非線形なガンマ補正処理と相違する。
以上のとおり、実施の形態の長時間露光用の画像キャプチャ処理プログラムにおいては、メカシャッタ12を開いた状態でCCD14をT1秒露光して撮影画像(DATA1)を取得した後、メカシャッタ12を閉じたまま、所定時間Taに相当する露出時間CCD14を露光してダークフレーム画像(DATA2)を取得する。そして、補正データテーブル(TBL)から撮影画像(DATA1)の露出時間T1に対応する補正値(K2 、K3 、K4 またはK5 ……)を取り出し、この補正値を用いてダークフレーム画像(DATA2)の画素値を補正した後、補正後のダークフレーム画像(DATA2)を用いて撮影画像(DATA1)の補正を行うので、DATA1からDATA2の成分(暗電流成分+ランダム雑音成分)を取り除いて、暗所撮影時の画質劣化を回避することができる。
したがって、ダークフレーム画像(DATA2)の生成に要する時間は、実際の撮影画像(DATA1)の露出時間T1よりも短い所定時間Taであるから、DATA1およびDATA2の撮影時間を単純計算でT1+Taとすることができ、冒頭で説明した従来技術の撮影時間(T1+T1)よりも少なくすることができるという格別の効果が得られる。
<画像キャプチャ処理(通常露光)>
通常露光用の画像キャプチャ処理プログラムは、以下の点を除き、前述の長時間露光用の画像キャプチャ処理プログラム(図9〜図12)と類似する。
(1)ステップS37gの判定条件を「Ta経過?」から「T1経過?」と読み替える。“T1”は、発明の要旨に記載の第1の露光時間に相当し、同読み替えにより、ステップS37gは、発明の要旨に記載の第3の撮影制御手段に相当する。
(2)ステップS37jの処理内容を「T1に対応するダークフレームデータ(DATA3)として記憶」と読み替える。“T1”は、発明の要旨に記載の第1の露光時間に相当し、“DATA3”は、発明の要旨に記載の第3の画像データに相当する。
(3)ステップS37kの処理をパスする。すなわち、「T1に対応する補正値をTBLから読み込む」という処理を実行しない。
(4)ステップS37mの処理をパスする。すなわち、「その補正値を用いてDATA2を補正」するという処理を実行しない。
(5)ステップS37pおよびステップS37tの「DATA2」を「DATA3」と読み替える。すなわち、ステップS37pにおいては、「DATA3の(i,j)画素の値を抽出」する処理を実行し、ステップS37tにおいては、「DATA1の(i,j)画素の値からDATA3の(i,j)画素の値を減算」する処理を実行する。同読み替えにより、ステップS37tは、発明の要旨に記載の第3の補正手段に相当する。
したがって、実施の形態の通常露光用の画像キャプチャ処理プログラムにおいては、メカシャッタ12を開いた状態でCCD14をT1秒露光して撮影画像(DATA1)を取得した後、メカシャッタ12を閉じたまま、CCD14をT1秒露光してダークフレーム画像(DATA3)を取得する。そして、このダークフレーム画像(DATA3)を用いて撮影画像(DATA1)の補正を行うので、DATA1からDATA3の成分(暗電流成分+ランダム雑音成分)を取り除いて、暗所撮影時の画質劣化を回避することができる。すなわち、通常の露光処理(露光時間T1が所定時間Ta未満の場合の露光処理)では、ダークフレーム画像(DATA3)の補正を行なうことなく、DATA1に対する暗電流補正を実行することができる。
なお、本実施の形態においては、画素データ単位で白キズ判定(ステップS37q)や飽和の有無の判定(ステップS37s)を行い、DATA1からDATA2の減算処理(ステップS37t)の実行要否を決定しているが、このような判定処理を行わずに、無条件でDATA1からDATA2(またはDATA3)を減算する処理を実行するようにしてもよい。
また、実施の形態では、ダークフレーム画像(DATA2またはDATA3)の生成時期を撮影画像(DATA1)の生成直後としているが、撮影画像(DATA1)の生成直前にしてもよい。
また、実施の形態では、被写体の明るさを測定して最適な露光時間を計算することにより露光時間(T1)を決定するようにしたが(図8のS33参照)、ユーザーがキー入力部26を操作することによりユーザーの所望する露光時間(T1)を選択設定できるようにしてもよい。
また、実施の形態では、CCD14への入射光を遮断した状態でCCD14をTa秒間露光したときのCCD画像をDATA2としてバッファメモリ22に記憶し、その後、露光時間T1に対応する補正値をTBLから読み出し、その補正値を用いてDATA2を補正するようにしたが、バッファメモリ22に記憶する前のCCD画像のゲインを露光時間T1に応じてCDS17で上げたり、ガンマ補正回路19のガンマ補正特性を露光時間T1に応じて変更するようにしてもよい。
電子スチルカメラのブロック図である。 CCDの構成図である。 ガンマ補正回路の構成図である。 ガンマ補正の特性図である。 データメモリの記憶領域構造図である。 補正データテーブル(TBL)の概念図である。 制御プログラムのフローチャートである。 記録モード処理プログラムのフローチャートである。 長時間露光用の画像キャプチャ処理プログラムのフローチャート(1/4)である。 長時間露光用の画像キャプチャ処理プログラムのフローチャート(2/4)である。 長時間露光用の画像キャプチャ処理プログラムのフローチャート(3/4)である。 長時間露光用の画像キャプチャ処理プログラムのフローチャート(4/4)である。
符号の説明
DATA1 CCD画像(第1の画像データ)
DATA2 CCD画像(第2の画像データ)
DATA3 CCD画像(第3の画像データ)
Ta 所定時間(第2の露光時間)
T1 露光時間(第1の露光時間)
S35 ステップ(判別手段)
S37c ステップ(第1の撮影制御手段)
S37g ステップ(第2の撮影制御手段、第3の撮影制御手段)
S37m ステップ(第1の補正手段)
S37t ステップ(第2の補正手段、第3の補正手段)
12 メカシャッタ(光路開閉手段)
14 CCD(撮像素子)
25 CPU(第1の撮影制御手段、第2の撮影制御手段、第3の撮影制御手段、第1の補正手段、第2の補正手段、第3の補正手段)

Claims (4)

  1. 被写体像を撮像し画像データを得る撮像素子と、
    この撮像素子への入射光路を開閉する光路開閉手段と、
    シャッタキーと、
    このシャッタキーが操作された場合に、前記光路開閉手段を開いた状態で前記撮像素子を第1の露光時間露光させることにより第1の画像データを得る第1の撮影制御手段と、
    前記第1の露光時間が所定時間を超えているか否かを判別する判別手段と、
    前記シャッタキーが操作され、且つ前記判別手段により前記第1の露光時間が前記所定時間を超えていると判断された場合に、前記光路開閉手段を閉じた状態で前記撮像素子を前記第1の露光時間よりも短い第2の露光時間露光させることにより第2の画像データを得る第2の撮影制御手段と、
    この第2の撮影制御手段により得られた第2の画像データを補正する第1の補正手段と、
    この第1の補正手段により補正された第2の画像データを用いて前記第1の撮影制御手段により得られた第1の画像データを補正する第2の補正手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記シャッタキーが操作され、且つ前記判別手段により前記第1の露光時間が前記所定時間を超えていないと判断された場合に、前記光路開閉手段を閉じた状態で前記撮像素子を前記第1の露光時間露光させることにより第3の画像データを得る第3の撮影制御手段と、
    前記第3の撮影制御手段により得られた第3の画像データを用いて前記第1の撮影制御手段により得られた第1の画像データを補正する第3の補正手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記第2の撮影制御手段は、前記シャッタキーが操作され、且つ前記判別手段により前記第1の露光時間が前記所定時間を超えていると判断された場合に、前記光路開閉手段を閉じた状態で前記撮像素子を前記所定時間露光させることにより第2の画像データを得ることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 被写体像を撮像し画像データを得る撮像素子およびこの撮像素子への入射光路を開閉する光路開閉手段を備えた撮像装置の信号処理方法において、
    シャッタキーが操作された場合に、前記光路開閉手段を開いた状態で前記撮像素子を第1の露光時間露光させることにより第1の画像データを得る第1のステップと、
    前記第1の露光時間が所定時間を超えているか否かを判別する第2のステップと、
    前記シャッタキーが操作され、且つ前記第1の露光時間が前記所定時間を超えていると判断された場合に、前記光路開閉手段を閉じた状態で前記撮像素子を前記第1の露光時間よりも短い第2の露光時間露光させることにより第2の画像データを得る第3のステップと、
    この第3のステップにより得られた第2の画像データを補正する第4のステップと、
    この第4のステップにより補正された第2の画像データを用いて前記第1のステップにより得られた第1の画像データを補正する第5のステップと、
    を含むことを特徴とする撮像装置の信号処理方法。
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