JP2000224472A - 撮像制御装置および撮像制御方法 - Google Patents

撮像制御装置および撮像制御方法

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JP2000224472A
JP2000224472A JP11027090A JP2709099A JP2000224472A JP 2000224472 A JP2000224472 A JP 2000224472A JP 11027090 A JP11027090 A JP 11027090A JP 2709099 A JP2709099 A JP 2709099A JP 2000224472 A JP2000224472 A JP 2000224472A
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imaging
signal
control
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Kazuya Oda
和也 小田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子の画素欠陥による影響を緩和して良
好な画像を得る。 【解決手段】 撮像素子(CCD) 14は、制御部26からの情
報に応じてタイミング制御部30から供給される駆動信号
100 に応じた露光時間にて光学像を光電変換し、その撮
像画像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS) 32、ア
ナログ処理部34およびA/D 変換部36を経てディジタル信
号処理部38に入力されるとともに、制御部(CPU) 26は、
信号処理部38にて輪郭強調処理する際の処理パラメータ
を決定したシャッタ速度に応じて選択する切換信号128
を信号処理部38に供給し、信号処理部38は、フレームメ
モリに蓄積された画像データに対し輪郭強調処理する際
に、切換信号128 に応動して、低速シャッタ時には輪郭
強調の程度をより下げる処理パラメータに基づいて画像
データを処理して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子における
欠陥画素による傷の現われを低減する撮像制御装置およ
び撮像制御方法に係り、たとえば、撮像画像を処理して
出力するディジタルカメラに適用されて、該撮像画像を
表わす画像データを情報記録媒体等に出力する撮像制御
装置および撮像制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、受光素子に照射された被写界像を
光電変換するCCD (Charge Coupled Device) 二次元イー
ジセンサなどの固体撮像素子を備えたディジタルカメラ
が知られている。たとえば、静止画像を記録媒体に記録
可能なディジタルスチルカメラでは、撮像した静止画像
を圧縮符号化し、符号化データを所定の形式に変換し、
フラッシュメモリなどにて構成されるメモリカードに記
録する機能を有し、約130 万画素程度の高画素密度にて
静止画像を記録可能になっている。
【0003】このような固体撮像素子より得られる画像
信号には、画素を形成する各セルの一部に受光量に応じ
た電荷を生成することができない画素や暗電流の不均一
によるノイズが規定値以上に発生してしまう画素などの
いわゆる欠陥画素が製造上含まれ、欠陥画素は、その画
像信号を表示させた際に白きず、黒きずもしくは変調性
のきずとなって撮像画像に現われて画像品質を著しく低
下させる。このような画素欠陥は、撮像素子の検査工程
にて所定の温度にて欠陥画素であるか否かが判定され、
画素欠陥であると判定した画素位置を表わす座標データ
とその撮像素子ともに、撮像素子の使用者側に供給され
る。
【0004】このような画素欠陥を補正する欠陥画素補
正方式として、たとえば特開平2-76482 号公報に記載の
固体撮像装置用画像欠陥補正回路は、固体撮像素子の温
度に応じてレベルデータを補正し、撮像素子の出力信号
にその補正されたレベルデータを重畳することにより、
高温動作時の画像欠陥を補正するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の欠
陥補正方式では、撮像素子を様々な状態にて使用する際
に有効な画素欠陥方式とはいえなかった。たとえば、デ
ィジタルスチルカメラにて撮影および記録する際、撮影
条件や撮影目的などによっては、撮像素子における電荷
蓄積時間つまり露光時間が長時間となって、その露光時
間にて発生される暗電流によって欠陥画素状態の画素が
発生し、撮像した画像の品質が低下するという問題があ
った。とくに、撮像素子に欠陥画素が含まれている場合
には、周知の方式によってその欠陥画素を他の画素によ
って補間処理することが行なわれるが、露光時間や温度
によってはその欠陥画素が画素欠陥状態であると断定で
きない場合があり、この場合においても欠陥画素の座標
データに基づいて単一な補正処理を行なっていた。この
ため、さまざまな使用条件において欠陥画素と判定しう
る画素については、その全てを欠陥補正することとなっ
て、これは演算処理量の増大を招いて画像出力速度が低
下したり、低下しないようにするためには回路規模を増
大して高速の処理システムを構築する必要があった。逆
に通常状態では欠陥画素ではない画素についても、露光
時間や環境温度によっては、欠陥画素状態となることが
あり、このような欠陥状態の画素に対して、傷として現
われないようにすることが必要であった。
【0006】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、撮像素子の画素欠陥による影響を緩和して良好な画
像を得ることのできる撮像制御装置および撮像制御方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、被写界に応じた光学像を撮像レンズにて
結像させる光学系から得られる光学像を光電変換して被
写界を撮像する撮像手段を制御して、撮像手段から光学
像に応じた画像信号を出力させ、画像信号を処理する撮
像制御装置において、この装置は、撮像手段から出力さ
れる画像信号を信号処理する処理手段と、処理手段にて
処理された画像信号を出力する出力手段と、撮像手段に
おける撮像動作を制御し、処理手段における信号処理を
制御する制御手段とを備え、処理手段は、画像信号を処
理する際の強調程度をそれぞれ異なるように設定する複
数のパラメータのいずれかに応じて、画像信号を強調処
理する強調処理手段を含み、制御手段は、撮像手段の状
態に応じてパラメータを選択する選択手段を含むことを
特徴とする。
【0008】また、本発明は上述の課題を解決するため
に、被写界に応じた光学像を撮像レンズにて結像させる
光学系から得られる光学像を光電変換して被写界を撮像
する撮像手段を制御して、撮像手段から光学像に応じた
画像信号を出力させ、画像信号を処理する撮像制御方法
において、この方法は、撮像手段から出力される画像信
号を信号処理する処理工程と、処理工程にて処理された
画像信号を出力する出力工程と、撮像手段における撮像
動作を制御し、処理工程における信号処理を制御する制
御工程とを備え、処理工程は、画像信号を処理する際の
強調程度をそれぞれ異なるように設定する複数のパラメ
ータのいずれかに応じて、画像信号を強調処理する強調
処理工程を含み、制御工程は、撮像手段の状態に応じて
パラメータを選択する選択工程を含むことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる撮像装置の一実施例を詳細に説明する。図1を参照
すると、本発明が適用されたディジタルスチルカメラの
ブロック図が示され、このディジタルスチルカメラ10
は、撮像レンズ12および撮像素子(CCD)14によって撮像
される被写界の撮像信号を処理して、静止画像を表わす
データを本体10に着脱可能なメモリカード16に記録する
撮像装置である。このカメラ10は、被写界を連続的に撮
像してその動画像を表わすデータを生成し、撮像画像に
応じた映像をカラー液晶モニタ18に順次表示するムービ
ー機能を有している。
【0010】詳しくは、カメラ10は、高解像度の撮像画
像を静止画符号化処理してメモリカード16に記録する静
止画モードと、複数の撮像画像を連続的にカラー液晶モ
ニタ18に表示させてファインダ機能を実現する動画モー
ドとを有し、操作部20に備えられたレリーズスイッチ22
がオン状態に操作されると静止画モードが設定されて静
止画像の撮影および記録を行なう。本カメラ10は、被写
界の明るさを測光した際の測定値と、可変の絞り値とに
応じて撮像素子14への露光時間を自動制御する自動露出
機能と、これら露光条件を任意に設定可能なマニュアル
露出機能とを備えており、様々な撮影条件および撮影目
的に応じて有効に活用可能である。また、カメラ10は、
動画モードにおいてモニタ18に撮像映像が順次表示され
ることにより、撮影記録前の被写界画像を連続的な動画
像によってフレーミングおよびフォーカシング等の撮影
調節をすることができる。撮影者によるレリーズ操作に
応じた静止画モードでは、動画モードにてフレーミング
された後に撮像される1コマもしくは複数コマの高解像
静止画像を処理してメモリカード16に記録する。このカ
メラ10は、撮像素子14にて発生する欠陥画素を上記動画
および静止画の各モードに応じた処理にて適切に補正
し、補正された画像を記録または表示させ、とくに静止
画モードにおける静止画撮影の際に、絞り値および測光
値に応じて決定されるシャッタ速度に対応する露光時間
に応じて、撮像データを処理するパラメータを切り換え
て、撮像素子14への光電変換時間に応じた適切なディジ
タル画像処理を行なう機能を有している。なお、以下の
説明において本発明に直接関係のない部分は、図示およ
びその説明を省略し、また、信号の参照符号はその現わ
れる接続線の参照番号で表わす。
【0011】カメラ10は、被写界に向けて配設される撮
像レンズ12により結像される被写界像を電気信号に変換
する撮像素子14を備え、撮像素子14の撮像面には、たと
えばGストライプR/B完全市松配列のRGB 原色フィル
タが被着されている。撮像素子14は、約130 万〜150 万
画素の高画素密度を有するインターライン転送CCD 撮像
素子が有利に適用され、撮像素子14は、画素を形成する
フォトダイオードを水平および垂直方向に複数配列した
感光部と、各フォトダイオードにて生成される電荷を垂
直方向に転送する垂直転送CCD と、各垂直転送CCD から
転送される電荷を転送する水平転送CCD と、水平転送CC
D にて転送される電荷を電気信号に変換して出力する出
力アンプとを含む二次元CCD イメージセンサである。
【0012】この撮像素子14には、その製造上欠陥画素
が含まれ、その欠陥の程度により、きずレベルが他の正
常な画素のよりも大きい画素を欠陥画素として取り扱
う。欠陥画素の位置を特定する座標データは、撮像素子
14の製造メーカから供給され、この座標データは後述の
制御部26に接続された座標メモリ28に格納されている。
これに限らず、撮像素子14を本カメラ10に組み込む際な
どに欠陥画素を独自に判別して、その位置を示す座標デ
ータを座標メモリ28に作成してもよい。
【0013】撮像素子14は、入力100 に入力される駆動
信号により駆動され、色フィルタを介してフォトダイオ
ードに到達する光の量およびその露光時間に応じた電荷
をそれぞれ生成し、電荷に応じた電気信号をRGB 点順次
の撮像信号として出力102 に出力する。本実施例におけ
る撮像素子14は、フォトダイオードにて光電変換する時
間、つまり露光時間を、駆動信号100 によって可変に制
御する電子シャッタ機能を有し、この駆動信号100 はタ
イミング制御部30より供給される。
【0014】撮像素子14の出力102 は、相関二重サンプ
リング(CDS) 回路32に接続され、相関二重サンプリング
回路32は、入力102 に入力される撮像信号を、タイミン
グ制御部30より供給される画素クロック104 に同期して
相関二重サンプリングし、撮像素子14の出力信号におけ
るリセットノイズを除去する前置増幅回路である。
【0015】CDS 回路32の出力106 に接続されたアナロ
グ処理部34は、RGB 点順次に入力される撮像信号を、タ
イミング制御部30から供給される色分離パルス108 に応
動して各色成分ごとに3線分離する色分離回路と、色分
離された各色成分信号のレベルを制御信号110 に応動し
て調整する色バランス調整回路およびガンマ補正回路
と、3線化された各色成分信号を一線化するマルチプレ
クサとを含み、入力される画素クロックや色分離パルス
108 などの制御信号に応動して、これら調整および補正
処理等のアナログ信号処理を行なう。アナログ処理部34
は、一線化した画像信号を出力112 に接続されたアナロ
グ・ディジタル変換処理部(A/D) 36に線順次に供給す
る。
【0016】アナログ・ディジタル変換処理部(A/D) 36
は、入力112 に入力される画像信号を所定ビットのディ
ジタル信号に変換する処理部である。本実施例における
A/D変換処理部36は、タイミング制御部30から供給され
るA/D クロックや同期信号等の制御信号114 に応動し
て、水平走査期間ごとに切り換えて供給される各色成分
の各画素信号を、たとえば8ビットもしくは10ビットの
ディジタル値に順次変換する。A/D 変換処理部36の出力
116 はディジタル信号処理部38に接続されている。
【0017】ディジタル信号処理部38は、入力116 に入
力されるディジタル画像データを、制御部26から供給さ
れる制御信号に基づいて、各種ディジタル信号処理する
処理回路である。この信号処理部38は、RGB 画像信号を
それぞれ一時記憶するフレームメモリを有している。デ
ィジタル信号処理部38は、フレームメモリに一時格納さ
れるRGB 原色カラー画像データを輝度データYおよび色
差データCに変換するYC分離処理機能を有し、静止画モ
ードではYCデータを出力118 に接続された記録制御部40
に出力し、動画モードではYCデータを出力120 に接続さ
れたビデオ信号発生部42に供給し、また、RGB 画像デー
タを出力122 に接続されたモニタ18に供給する。
【0018】ディジタル信号処理部38は、静止画モード
が設定されると、フレームメモリに格納される画像デー
タに対し、輝度および彩度等を補正する補正処理を静止
画モードに応じた信号処理パラメータに従って行なう。
本実施例における信号処理部38は、YC画像データによる
画像の輪郭を検出して、その輪郭部分を信号処理パラメ
ータに従って強調する輪郭強調処理機能を有し、記憶保
持しているパラメータに応じてその強調の程度を強ない
し弱に制御する。つまり信号処理部38および制御部26
は、撮像素子14におけるシャッタ時間が長くなればなる
ほど、その輪郭強調の程度を下げるようにして、シャッ
タ時間に応じて発生する欠陥画素による傷の程度を低減
させる。この信号処理パラメータを切り換えるための切
換信号123は後述の制御部26より供給されるが、信号処
理部38は切り換えられた信号処理パラメータ123 を制御
部26より入力してもよい。
【0019】また、静止画モードにおける信号処理部38
は、記録制御部40における圧縮符号化方式に応じて画像
データをYCデータに変換し、記録制御部40は、輝度デー
タYおよび色差データCに対して圧縮および符号化処理
を行なう。
【0020】この記録制御部40は、コネクタ41に着脱可
能に接続されるメモリカード16に記録する符号化データ
を作成する処理部であり、静止画像の画像データおよび
符号化データの書込みおよび読出しを制御する機能を有
している。本実施例における記録制御部40は、入力され
る画像信号118 をJPEG方式等の圧縮符号化処理によって
符号化してたとえば所定長の符号化データを生成し、こ
れをメモリカード16等の記録媒体に応じた記録形式に変
換してメモリカード16に書き込む。記録制御部40はま
た、メモリカード16に記録された情報を読み出してその
符号化データを復号し、復号された画像データをディジ
タル信号処理部38に供給する機能を有する。この場合、
信号処理部38は、記録制御部40から供給される静止画像
データを、カラー液晶モニタ18やビデオ信号発生部42に
適合する信号形式に変換する。記録制御部40に着脱自在
に装填されるメモリカード16は、信号処理部38から出力
され、記録制御部40にて符号化処理された画像データお
よび各種情報を記憶保持可能なフラッシュメモリおよび
EEPROMなどの半導体メモリを有する記憶媒体である。メ
モリカード16に記憶された画像データ等の情報は記録制
御部40から供給される制御コマンドにより読み出されて
信号処理部38に入力される。
【0021】また、ディジタル信号処理部38は、撮像素
子14のフィルタ配列に応じて各画素を3つの原色RGB に
て表わす画素補間機能を有し、撮像素子14におけるR,G,
B 各原色の画素から1つのRGB 画素を補間処理により生
成する機能を有している。
【0022】さらにディジタル信号処理部38は、欠陥画
素を静止画モードにて補正する機能を有し、その際に欠
陥画素の周辺の複数画素を用いて補間処理することによ
り、良好に補正された静止画像を生成する。詳しくは、
信号処理部38は、座標メモリ28に格納された欠陥画素の
座標データに応じて制御部26から供給される位置情報12
4 を用いて、撮像信号の全有効画素に対して、欠陥画素
の値を同一色成分の周辺画素値に基づいた値で置き換え
る画素補間処理を行なう。たとえば、信号処理部38は、
フレームメモリに一旦記憶された欠陥画素に近接する上
下左右方向の同一色成分画素を用いてそれらの平均を算
出し、その平均値を欠陥画素が記憶されるアドレスに書
き込んで欠陥画素を埋め戻す。信号処理部38は、このよ
うにして処理した1コマの静止画像データをフレームメ
モリから読み出して記録制御部40に出力する。動画モー
ドにおけるディジタル信号処理部38ではこのような演算
処理が必要な静止画用の欠陥補正処理を行なわず、簡易
的な画素欠陥補正処理を、たとえばアナログ処理部34、
A/D 変換処理部36もしくはディジタル信号処理部38にて
行なって、画像データをモニタ用のRGB 信号に変換し、
出力先として設定されるモニタ18やビデオ信号発生部42
に応じて高速に出力する。
【0023】ビデオ信号発生部42は、信号処理部38より
出力されるYCデータを、その出力端子44に接続される映
像機器に適合する信号形式に変換する処理部である。本
実施例の信号発生部44は、YCデータを汎用のNTSC方式の
複合映像信号に変換して出力する。その出力端子44に接
続される映像機器としては、たとえば、TVモニタ装置
やビデオプリンタ装置、さらにはビデオレコーダなどの
外部装置などがある。またカラー液晶モニタ18は、信号
処理部38より出力されるRGB 画像データを順次液晶パネ
ルに表示する表示ユニットである。この液晶パネルに
は、動画モードにおける動画像や、カメラの動作状態、
および操作に関する支援情報等を示す文字およびグラフ
ィック画像などが表示され、この表示/非表示の切換え
は操作部20に配設された表示スイッチ46にて行なわれ
る。
【0024】また、信号処理部38は、メモリカード16に
記録する画像信号を処理するのに先立って、露出調整お
よび撮像レンズ12の焦点位置調整等の撮像制御を行なう
ための評価値を画像データに基づいて算出し、算出され
た評価値を制御部26に供給する機能を有し、制御部26
は、後述するように、この評価値に基づいて、撮像素子
14、アナログ処理部34およびディジタル信号処理部38を
制御して撮影制御を行なう。
【0025】各種タイミング信号を生成するタイミング
制御部30は、制御部26にて設定される各動作モードに応
じた各種クロックおよび駆動信号を発生して各部に供給
する信号生成部である。タイミング制御部30は、動画モ
ードおよび静止画モードにおけるそれぞれの駆動方式に
て撮像素子14を駆動するクロックおよび駆動信号を出力
100 に出力する。本実施例における動画モードでは、た
とえば電子シャッタ速度が動画像に適する1/60〜1/100
秒程度となるように撮像素子14の電荷蓄積時間を制御す
るフィールドシフトパルスを出力し、撮像素子14のフォ
トダイオードにて生成した電荷を水平および垂直電荷転
送パルスによって転送して、それら電荷に応じた電気信
号を出力102 から出力させる。撮像素子14は、これら駆
動信号100 を受けて毎秒数10フレームの各コマを撮像
し、各フレームの画像を連続的に出力して動画像信号を
出力する。
【0026】また、静止画モードでは、制御部26より供
給されるレリーズ情報およびシャッタ速度情報等の制御
情報126 に応じて撮像素子14を駆動するクロックおよび
駆動信号を出力100 に出力する。これらの信号100 によ
り駆動される撮像素子14は、制御部26にて決定される電
子シャッタ速度がたとえば数10秒〜1/1000程度の長時間
露光ないし高速シャッタ速度に対応した露出時間にて電
荷を生成し、駆動信号100 に含まれる転送パルスによっ
てこれら電荷を転送してその出力102 から1コマもしく
は複数コマの静止画像信号を出力する。
【0027】またタイミング制御部30は、撮像素子14か
ら出力される各画素のタイミングを規定する画素クロッ
クを生成して出力104 に出力し、撮像信号を色分離する
色分離パルスを出力108 に出力する。さらにタイミング
制御部30は、画像信号をディジタル値に変換するための
ADクロックや同期信号を出力114 に出力する。さらにタ
イミング制御部30は、これらクロックを出力128 に出力
してディジタル信号処理部38における各種信号処理の基
準信号を供給する。
【0028】各部を制御する制御部(CPU) 26は、動画モ
ードと静止画モードとを択一的に設定する機能を有し、
表示スイッチ46がオン状態に操作されたり、ビデオ信号
発生部42の出力端子44に、動画像表示が可能な表示装置
が接続されたことを検出したりすると動画モードを設定
する。また、制御部26は、レリーズスイッチ22がオン状
態に操作されたことを検出すると静止画モードを設定
し、静止画像の撮影制御を行なう。制御部26は、操作部
20に備えられた電源スイッチ48がオンされて、各部に電
源が供給されるとこれに応動し動画モードを設定するよ
うに初期設定されていてもよい。なお、レリーズスイッ
チ22が2段式スイッチにて構成される場合には、その第
1ストロークにて動画モードにおける撮像調節を行なっ
て、焦点調節、露出調節およびホワイトバランス等を調
整し、レリーズスイッチ22がさらに押下された第2スト
ロークにて静止画モードに移行するとよい。
【0029】制御部26は、ディジタル信号処理部38から
出力される評価値130 に基づいて、露出値およびレンズ
12の焦点位置を決定する撮像調節機能を有する。具体的
には、信号処理部38より被写体の明るさに応じた評価値
が制御部26に供給されると、この評価値と、そのときの
自動露出モードまたはマニュアルモード等の操作状態と
に応じて、絞り値および電子シャッタ速度を調節する制
御情報と、アナログ処理部34にて撮像信号106 の信号レ
ベルを調節するための制御信号および制御情報を生成す
る。また、撮像した被写界のコントラストに応じた評価
値が信号処理部38より制御部26に供給されると、そのコ
ントラストが最大となるように撮像レンズ12の焦点位置
を制御する制御信号を生成し、その制御信号を不図示の
レンズ駆動部に供給して撮像レンズを駆動してコントラ
スト情報に応じた自動焦点調節制御を行なう。
【0030】本実施例における制御部26は、撮像制御の
際に決定した露出値に応じたシャッタ速度(露出時間)
を決定してその制御情報をタイミング制御部30に供給す
るとともに、ディジタル信号処理部38における信号処理
の程度を切り換えるパラメータ切換信号123 を生成す
る。
【0031】詳しくは図2に、被写界の明るさに応じて
可変となるシャッタ速度つまり撮像素子14の露光時間に
応じて可変させる輪郭強調処理の程度を示す。シャッタ
速度が速い場合には輪郭強調処理を強めに設定し、シャ
ッタ速度が遅くなってくると輪郭強調処理の程度を弱め
るように制御する。この図では連続的に信号処理パラメ
ータを可変させる状態を示しているが、制御部26は、あ
るシャッタ速度の範囲を境に、たとえばスローシャッタ
時に白傷が目立ってくる露光時間よりも長い露光時間に
ついては、通常の輪郭強調処理よりも弱めに処理する信
号処理パラメータを選択する。このため、シャッタ速度
の所定範囲ごとに対応する複数の処理パラメータがディ
ジタル信号処理部38に記憶保持されており、低速シャッ
タ速度となって長時間露光する際にはその露光時間に応
じて段階的にエッジ強調処理を弱める。このような構成
により撮像素子14にて発生する暗電流が露光時間が長時
間化して累積して増大し、白傷となってその画像に現わ
れてくる場合に、その白傷が目立たないように信号処理
をすることができる。
【0032】また、制御部26は、座標メモリ28に格納さ
れた座標データに従って欠陥画素をディジタル信号処理
部38にて補間処理させる制御機能を有しており、とくに
この座標データのうち、低速シャッタ領域では画素欠陥
が認められるものの、それ以外の中高速のシャッタ領域
で欠陥画素とは認められない画素に対しては、信号処理
部38にはその画素の座標データに応じた位置情報124 を
通知せず、欠陥補正を行なわないようにすることで信号
処理負荷を低減する。また、制御部26は、低速シャッタ
速度では、上述の輪郭強調処理パラメータをその処理が
弱められるように切り換えるので、低速シャッタ領域に
て傷として発生する画素に対する欠陥補正処理を行なわ
ないようにすることができる。この場合もちろん欠陥補
正処理を行なってもよい。このように本実施例ではシャ
ッタ速度に応じて輪郭強調処理の程度を切り換えるよう
に構成されているが、これに限らず、低速シャッタの場
合に、カラー画像データの彩度を下げたり、ガンマ
(γ)を変更する画像信号処理を行なうよう処理パラメ
ータを選択して、露光時間が長くなるにつれて目立って
くる白傷の程度を緩和させることができる。
【0033】以上のような構成で、本実施例におけるデ
ィジタルスチルカメラ10の動作を説明する。まず電源ス
イッチ48が操作されて本カメラ10の各部に電源が供給さ
れ、この電源投入後の初期状態では、ダイヤルスイッチ
などにてセットされている撮影モードや再生モードなど
の動作モードとなる。ここで撮影モードがセットされて
いる場合、一旦スタンバイ状態となって、動画モードお
よび静止画モードは設定されず、さらにレリーズスイッ
チ22がオンとなると静止画モードとなって、撮像したス
チル画像がメモリカード16に記録される。
【0034】スタンバイ状態において、制御部26には、
座標メモリ28に記憶されている座標データが認識され
て、制御部26は、動画モードを設定する際に、座標デー
タに応じた位置情報をタイミング制御部30に通知する。
この動画モードは、表示スイッチ46がオン状態に操作さ
れたり、出力端子44に外部機器が接続されたことが検出
されると設定される。また、制御部26は、レリーズスイ
ッチ22に応動して静止画モードを設定する際に、その座
標データに応じた位置情報としてフレームメモリのメモ
リアドレスをディジタル信号処理部38に通知する。
【0035】動画モードに移行すると、撮像素子14にて
撮像されて出力されたカラー画像信号が相関二重サンプ
リングされてRGB 点順次にアナログ処理部34に入力され
る。アナログ処理部34に入力された画像信号は、タイミ
ング制御部30より供給される色分離パルス108 に従って
サンプルホールドされて、画像信号がR,G,B 各成分の3
線に色分離される。この3線化された各成分の画像信号
は、それぞれレベル調整されて、オフセット、ホワイト
バランスおよびガンマが調節される。
【0036】この画像信号はさらに、欠陥画素を同じ色
成分内での1画素前の正常画素に置き換える前置補間処
理を施される。このようにして前置補間処理された画像
信号は、レベル調整の後、マルチプレクサによって一線
化して出力されA/D 変換部36に入力される。A/D 変換部
36に入力された画像信号はディジタルデータに変換さ
れ、変換された画像データがディジタル信号処理部38に
入力される。
【0037】信号処理部38に入力された画像データは、
画像サイズが調節され、モニタ18に適合するように画素
間引きされた画像データが各コマごとに順次生成され、
この画像データがモニタ18に出力される。これにより被
写界を撮像した動画像の映像がモニタ18に表示される。
一方、出力端子44に外部機器が接続されている場合に
は、信号処理部38にて、たとえばNTSC方式の映像を生成
するのに必要な画像サイズに調節され、調節された画像
データがアナログ値に変換されて、これに同期信号等が
付加される。このようにして生成される映像信号は出力
端子44に接続された外部機器に送出される。これととも
にピント調整および露出調整を行なうための評価値が信
号処理部38にて算出されて、制御部26は、これら評価値
データに基づいてシャッタ速度、絞り値および撮像レン
ズの焦点位置などを制御する。
【0038】このような状態にてカメラの操作者は、所
望の被写体が撮像範囲にはいるようにカメラの向きなど
を調整して画角合わせを行なう。所望のフレーミング状
態となってレリーズスイッチ22がオン状態に操作される
とカメラ10は、静止画モードに移行する。静止画モード
において、撮像した1フレームの画像を表わす画像信号
102 が撮像素子14から出力され、CDS 回路32にて相関二
重サンプリングされた後、アナログ処理部34に入力され
る。アナログ処理部34に供給される色分離パルスによっ
て、画像信号106 は、3線分離および色バランス調整や
ガンマ補正処理などの各種レベル調整処理が行なわれ
る。
【0039】このようにしてアナログ信号処理された画
像信号は、マルチプレクサによって一線化された後A/D
変換部36に入力されてディジタル信号に変換される。変
換された画像データがディジタル信号処理部38に入力さ
れると、フレームメモリに一旦格納される。このとき制
御部26から信号処理部38に対し、座標メモリ28から読み
出された座標データに対応するフレームメモリのメモリ
アドレスが供給されて、そのアドレスに対する補間処理
が撮像素子14のカラーフィルタ配列に応じて行なわれ
る。それら対象画素にそれぞれ近接する同一色成分の隣
接画素値を平均化した値を、その対象画素の値としてメ
モリに書き込むことにより、欠陥画素値を、隣接画素値
で平均化した値に更新する。このようにして補間する欠
陥画素は、たとえば中ないし高速度のシャッタ速度にて
撮像する場合に傷として現われる画素に対して行なわれ
る。逆に、後述する低速のシャッタ速度の場合にのみ現
われる欠陥画素については、このような画素欠陥補正処
理を特に中高速シャッタ速度の場合には行なわなくてよ
い。
【0040】このとき制御部26は、撮像素子14に対して
設定したシャッタ時間に応じて、信号処理部にて使用す
る信号処理パラメータを決定し、そのパラメータを選択
する切換信号123 を信号処理部38に供給する。決定した
シャッタ速度が、たとえば1/30秒以下の短い中高速のシ
ャッタ速度である場合には、信号処理部38における輪郭
強調処理を強める切換信号123 が制御部26にて生成され
る。逆にシャッタ速度が1/30秒を超える長い低速のシャ
ッタ速度であってこの場合の撮像画像に画素欠陥が多く
現われてくる場合には、信号処理部38における輪郭強調
処理を前述の場合よりも弱める切換信号123 が制御部26
にて生成される。これら、露光時間によってパラメータ
を切り換えるか否かは、その撮像素子の欠陥画素の程度
に応じて設定される。ディジタル信号処理部38では、制
御部26より供給されるパラメータ切換信号123 にて選択
される信号処理パラメータを用いて、フレームメモリに
格納されているYC画像データに対する輪郭強調処理を行
なう。
【0041】このようにして静止画モードにおける補間
処理および輪郭強調処理が完了すると、フレームメモリ
に格納されている画像データが読み出されて、記録制御
部40に出力される。記録制御部40では、制御部26からの
制御を受けて、画像データを圧縮符号化し、処理された
符号化データがメモリカード16に応じた所定のフォーマ
ットにてその記憶領域に書き込まれる。それとともにフ
レームメモリに格納されている画像データが出力122 に
出力されて、その記録された画像がモニタ18の表示画面
に表示されて記録画像の確認が行なわれる。このときビ
デオ信号発生部42の出力端子44に外部装置が接続されて
いる場合には、画像データに応じた映像信号が生成され
て外部装置に供給される。また、メモリカード16に記録
された符号化データは、再生モードが設定されると、所
望のコマ番号の画像が読み出され、読み出されたデータ
は記録制御部40にて復号されディジタル信号処理部38に
入力される。この復号された画像データは、静止画モー
ドにおける撮影記録時と同様にモニタ18および信号発生
部42に供給されて、その画像が表示される。
【0042】このようにして本実施例の場合、シャッタ
速度が遅くなって撮像素子14への露光時間が長くなって
くると、暗電流による電荷蓄積が増大して、欠陥画素と
して目立ってくるが、このような場合に制御部26は、デ
ィジタル信号処理部38にて輪郭強調処理する際の処理パ
ラメータを変化させて、その処理程度を低下させること
により、長時間露光を行なうロングシャッタ時に発生す
る傷による画像劣化を防止することができる。この場
合、長時間露光時にて発生する欠陥画素を、中高速シャ
ッタ時には欠陥補正する必要がないので、このときの処
理負担が軽減されている。このようにして撮影条件に応
じて発生してくる傷が目立たないように処理される。な
お、アナログ処理部34にて、ガンマ補正する際には、同
様に撮像素子14への露光時間に応じた信号処理パラメー
タを信号処理部34に与えて欠陥画素による傷の程度を低
減させることができる。
【0043】なお、上記各実施例では、動画モードでは
その映像を表示し、静止画モードではその画像をメモリ
カード16に記録する各々の動作モードについて説明した
が、これに限らず、たとえば動画像データを有効に記録
可能な記録媒体が記録制御部40に装填される場合には、
動画モード時にて得られる映像を記録媒体に記録する動
画モードであってもよい。
【0044】次に図3を参照してディジタルカメラの他
の実施例について説明すると、本実施例では、上述の実
施例における処理に加えて、撮像素子14等の温度に応じ
て変化する暗電流によって発生する画素欠陥による画像
への影響を緩和させる機能構成を有している。
【0045】詳細にはこのディジタルカメラ50は、撮像
素子14の近傍に、その表面温度を検出するための温度セ
ンサ52が取り付けられており、制御部54は、温度センサ
52の抵抗値の変化を測定することにより暗電流の変化を
認識する。その暗電流を欠陥画素の発生具合と対応させ
て、温度に応じた信号処理パラメータを変化させる。な
お、この図3に示した実施例では図1に示した実施例と
同様の構成については同一の参照符号を付してその詳細
説明を省略する。
【0046】まず、撮像素子14における画素欠陥に関す
る情報はその欠陥画素の位置座標データが座標メモリ28
に格納されているが、カメラ10の実使用環境温度付近の
たとえば摂氏10°ないし40°では、それらの欠陥画素が
傷となって現われない場合がある。これは白傷の発生要
因である暗電流は温度依存性が強いためである。CCD撮
像素子14を製造するメーカから提供されるCCD イメージ
センサにおける欠陥画素の位置座標は、その欠陥画素を
検出する際の測定条件を、たとえば摂氏50°などのよう
に厳しく設定している。したがってCCD 撮像素子をディ
ジタルカメラにて使用する場合、ディジタルカメラの使
用動作環境は一般に摂氏0°ないし40°程度であるの
で、撮像素子の製造元から提供される欠陥画素の座標デ
ータは実際の使用状況に合致しているとはいえない。
【0047】したがって、欠陥画素の発生状態が温度に
応じて変化してくるので、撮像素子もしくはその周辺温
度が高いときには、輪郭強調処理を弱く設定して白傷の
影響を抑える信号処理パラメータを生成したり、また、
ガンマ補正処理を行なう際に低輝度領域ないし中輝度領
域を補正レベルを押さえ気味にする信号処理パラメータ
を生成したりして、温度上昇に応じて発生する白傷の影
響を目立たなくすることが有効となる。逆に、温度が低
いときには白傷による悪影響は無いかもしくは少ないの
で輪郭強調パラメータを強く設定して処理してよく、ま
た、ガンマ補正処理の際に適正な補正値にて補正しても
よい。
【0048】温度センサ52は、有利には撮像素子14の近
傍に配設されて、撮像素子14の温度を実質的に検出する
検出器である。この温度センサ52は、たとえば金属によ
る測温抵抗体やサーミスタなどのような温度に応じてそ
の電気抵抗が変化する検出素子が有利に適用され、温度
センサ52の両端子は接続線300 を介して制御部54に接続
されている。
【0049】本実施例における制御部(CPU) 54は、図1
に示した制御部26の機能構成に加えて、その温度センサ
52の電気抵抗値の変化を温度変化として認識し、この温
度変化と、シャッタ速度の変化とに応じた信号処理パラ
メータの選択処理を行なう。詳しくは制御部54は、セン
サにて検出されるアナログ信号をたとえば4ビット程度
のディジタル値に変換する変換回路を有し、温度センサ
52の抵抗値変化を測定する。また制御部54には、被写界
の輝度を測光する明るさセンサ56が接続線302を介して
接続されており、本実施例における制御部54は、このセ
ンサ56にて検出される信号に基づいてシャッタ速度およ
び絞りの開口量を制御する。なお制御部54は、図1に示
した実施例と同様にして、ディジタル信号処理部38より
供給される評価値データ130 に従ってこのような露出決
定および露出制御を行なってもよい。
【0050】図4に示すようなシャッタ速度と強調処理
の程度により、前述の実施例と同様に制御部54は、被写
界の明るさに応じて可変となるシャッタ速度、つまり撮
像素子14の露光時間に応じて可変させる輪郭強調処理の
程度を制御する。シャッタ速度が速い場合には輪郭強調
処理を強く設定し、シャッタ速度が遅くなってくると輪
郭強調処理の程度を弱めるように制御する際に制御部54
は、温度センサ52にて検出される温度に応じて、その制
御の程度を可変させる。この図において、たとえば直線
400 はその温度が摂氏40度以上であるときを示し、直線
402 は摂氏30°以上40°未満であるときを示し、直線40
4 は摂氏30°未満であるときを示す。制御部54はこれら
検出温度に応じた直線上にてシャッタ速度に応じて変化
する輪郭強調処理の程度を決定し、決定結果に対応する
信号処理パラメータを選択する選択信号を出力132 に出
力する。制御部54の出力132 に接続されたディジタル信
号処理部38は、選択信号132 に応じて選択する複数の信
号処理パラメータを記憶保持している。この信号処理部
38は選択信号132 に応じて選択される信号処理パラメー
タによって、輪郭強調処理の程度を可変させて画像デー
タを処理する。この結果、温度が高くなればなるほど強
調の程度が弱まり、たとえば摂氏30°未満であれば通常
レベルの輪郭強調処理を行なう。このとき、シャッタ速
度が長時間になれば輪郭強調処理の程度を下げるように
動作するのは前述の実施例で説明したとおりである。な
お、撮像素子14を強制的に冷却にする場合には、輪郭強
調処理の程度を高めるのみならず、ディジタル信号処理
部38におけるコントラスト調整処理などの他の処理を強
めに設定して、撮像画像を強調することもできる。
【0051】なお、この図4は連続的に信号処理パラメ
ータを可変させる状態を示しているが、本実施例におい
ても制御部54は、複数段階に設定されているシャッタ速
度の所定範囲ごとに対応して輪郭強調の程度を段階的に
選択するように構成されるとよい。また、信号処理パラ
メータを制御部54に記憶保持しておき、制御部54は選択
した信号処理パラメータを信号処理部38に供給して、信
号処理部38における信号処理を制御するように構成され
ていてもよい。
【0052】このように本実施例では、シャッタ速度の
所定範囲ごとに対応する複数の処理パラメータが複数段
階の温度に応じて記憶保持されて、低速シャッタ速度と
なって長時間露光する際にはその露光時間に応じて段階
的にエッジ強調処理を弱めるとともに、各シャッタ速度
が設定された場合においても温度が高くなってくるにつ
れてより強調処理の程度を弱める。このような構成によ
り撮像素子14にて発生する暗電流が露光時間が長時間化
して累積して増大し、また高い温度となって暗電流が増
大し、この結果白傷となってその影響が画像に現われて
くる場合に、その白傷を目立たなくなるように信号処理
を行なうことができる。
【0053】上記実施例では温度センサ52によって検出
される撮像素子14の温度もしくはその周辺温度に応じて
強調処理する際の程度を制御しているが、この温度情報
に代えて、たとえば、その使用地点における平均気温や
季節に応じて、信号処理パラメータを制御することがで
きる。たとえば日本国においては季節に応じて変換する
気温に応じてパラメータを切り換えるようにしてもよ
い。この場合、カメラ10に内蔵されるカレンダ時計から
日付および時刻などの情報を受けて、気温等を補正する
とよい。また、カメラ10が存在する位置を緯度経度など
の情報を手入力もしくはグローバルポジショニングシス
テム (GPS)などから得て、たとえばその位置における平
均気温を索出し、これを月日や時刻に応じて補正して温
度情報としてもよい。
【0054】また、所定の撮像条件において撮像素子14
にて生成される暗電流値を、たとえば撮像素子14の光学
的黒(オプチカルブラック)部分の信号レベルを測定す
ることにより、その使用環境における撮像素子14の実質
的な温度を予測し、その予測値に応じて信号処理の程度
を制御してもよい。この場合においてもシャッタ速度の
長短、つまり露光時間に応じて暗電流値を積算して、そ
の積算結果に従って信号処理パラメータを切り換えるよ
うに制御するとよい。
【0055】以上の実施例では、撮像素子を駆動する電
子シャッタ機能により露光時間を可変させる構成で説明
したが、本発明はこれに限らず、レンズシャッタやフォ
ーカルプレーンシャッタなどのようなメカニカルシャッ
タ機構によって撮像素子14への露光時間を調整する場合
にも適用される。
【0056】また以上では欠陥画素による傷の現われを
単に白傷として説明したが、撮像素子14の撮像面に被着
されるカラーフィルタによって、傷に色成分を有する場
合、上記各実施例では、その色成分の程度、たとえば彩
度を低速シャッタ速度時や撮像素子14の温度上昇時には
抑えるように制御することで、色成分を有する傷の程度
を低減させることができる。また、上記各実施例ではデ
ィジタル信号処理部38にて信号処理する際の処理パラメ
ータを選択するように構成されているが、アナログ処理
部34における処理結果が欠陥画素の現われに影響する処
理についても、同様にしてその処理の程度を低減させ
て、傷として現われてくる欠陥画素の程度を低減させる
ことができる。
【0057】
【発明の効果】このように本発明によれば、低速度のシ
ャッタ速度にて撮像する際には、中高速度のシャッタ速
度にて撮像する場合に比べて、画像データの表わす画像
に対する強調処理の程度を下げるように信号処理パラメ
ータを選択して画像データを処理するので、露光時間が
長くなって傷として発生してくる欠陥画素に対して強調
することなく、その傷の程度を緩和させることができ
る。また、撮像手段の温度を得る場合にはさらに、その
温度上昇に応じて傷として発生する画素欠陥について、
その画像に対する強調処理が抑えられて、傷の程度が緩
和される。
【0058】また、低速度シャッタや温度上昇時に欠陥
画素として現われてくる画素に対しては、中高速シャッ
タ時や中低温時には欠陥画素として現われていないの
で、この場合にはそれら画素に対する欠陥補正処理を行
なわずに済み、処理負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたディジタルカメラの一実施
例を示すブロック図である。
【図2】シャッタ速度に応じて強調処理の程度を変化さ
せる際の信号処理パラメータを概念的に示す図である。
【図3】本発明が適用されたディジタルカメラの他の実
施例を示すブロック図である。
【図4】検出した温度およびシャッタ速度に応じて強調
処理の程度を変化させる際の信号処理パラメータを概念
的に示す図である。
【符号の説明】
14 撮像素子 16 メモリカード 26 制御部 (CPU) 28 座標メモリ 30 タイミング制御部 34 アナログ処理部 36 A/D 変換部 38 ディジタル信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA62 PA76 PA78 PA82 PA85 PA92 XA03 XB03 XB06 YA06 YA08 YC03 5C022 AA13 AB01 AB37 AC42 AC52 AC69 CA00 5C024 AA01 BA01 CA05 CA09 DA01 DA04 FA01 FA12 GA17 HA14

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写界に応じた光学像を撮像レンズにて
    結像させる光学系から得られる前記光学像を光電変換し
    て前記被写界を撮像する撮像手段を制御して、該撮像手
    段から前記光学像に応じた画像信号を出力させ、該画像
    信号を処理する撮像制御装置において、該装置は、 前記撮像手段から出力される画像信号を信号処理する処
    理手段と、 該処理手段にて処理された画像信号を出力する出力手段
    と、 前記撮像手段における撮像動作を制御し、前記処理手段
    における信号処理を制御する制御手段とを備え、 前記処理手段は、前記画像信号を処理する際の強調程度
    をそれぞれ異なるように設定する複数のパラメータのい
    ずれかに応じて、前記画像信号を強調処理する強調処理
    手段を含み、 前記制御手段は、前記撮像手段の状態に応じて前記パラ
    メータを選択する選択手段を含むことを特徴とする撮像
    制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、該装置
    は、前記複数のパラメータを記憶保持する第1の記憶手
    段を有することを特徴とする撮像制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、該装置
    は、 前記撮像手段にて発生する欠陥画素の位置を表わす位置
    情報を記憶する第2の記憶手段を有し、 前記処理手段は、前記画像信号を記憶する画像記憶手段
    を有し、 前記制御手段は、該位置情報に応じて前記画像記憶手段
    におけるアドレスを前記処理手段に通知し、 前記処理手段は、前記アドレスに従って、前記画像記憶
    手段に記憶された画像信号を画素補間することを特徴と
    する撮像制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の装
    置において、前記制御手段は、前記撮像手段にて光電変
    換する時間を規定するシャッタ速度を決定し、該シャッ
    タ速度に応じて前記撮像手段を駆動し、該決定したシャ
    ッタ速度に従って、該撮像素子への露光時間が長くなる
    場合には前記強調処理の程度を下げる前記パラメータを
    選択する制御を行なうことを特徴とする撮像制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、前記制
    御手段は、前記撮像素子の電子シャッタ速度を制御する
    ことを特徴とする撮像制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の装置において、前記制
    御手段は、前記撮像レンズと前記撮像素子との間に配設
    されて前記被写界像を該撮像手段に前記シャッタ速度に
    応じた時間露光させるメカニカルシャッタを制御するこ
    とを特徴とする撮像制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の装
    置において、該装置は、前記撮像手段の実質的な温度を
    検出する検出手段を含み、 前記制御手段は、該検出手段にて検出される温度に応じ
    たパラメータを選択することを特徴とする撮像制御装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の装置において、前記制
    御手段は、前記温度が高くなると、前記強調処理の程度
    を弱めるパラメータを選択することを特徴とする撮像制
    御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の装
    置において、前記処理手段は、前記画像信号の表わす画
    像の輪郭を強調する信号処理を行ない、前記制御手段
    は、該輪郭強調処理の程度を制御することを特徴とする
    撮像制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    装置において、前記処理手段は、前記画像信号の表わす
    画像のガンマを補正する信号処理を行ない、前記制御手
    段は、該ガンマを制御することを特徴とする撮像制御装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の装置において、前記処理手段は、前記画像信号の表わ
    す画像の彩度を補正する信号処理を行ない、前記制御手
    段は、該彩度を制御することを特徴とする撮像制御装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    の装置において、前記出力手段は前記処理手段にて処理
    された画像信号を記録媒体に記録することを特徴とする
    撮像制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の装置において、該装置は、前記撮像手段を含むカメラ
    であることを特徴とする撮像制御装置。
  14. 【請求項14】 被写界に応じた光学像を撮像レンズに
    て結像させる光学系から得られる前記光学像を光電変換
    して前記被写界を撮像する撮像手段を制御して、該撮像
    手段から前記光学像に応じた画像信号を出力させ、該画
    像信号を処理する撮像制御方法において、該方法は、 前記撮像手段から出力される画像信号を信号処理する処
    理工程と、 該処理工程にて処理された画像信号を出力する出力工程
    と、 前記撮像手段における撮像動作を制御し、前記処理工程
    における信号処理を制御する制御工程とを備え、 前記処理工程は、前記画像信号を処理する際の強調程度
    をそれぞれ異なるように設定する複数のパラメータのい
    ずれかに応じて、前記画像信号を強調処理する強調処理
    工程を含み、 前記制御工程は、前記撮像手段の状態に応じて前記パラ
    メータを選択する選択工程を含むことを特徴とする撮像
    制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法において、該
    方法は、前記複数のパラメータをあらかじめ記憶保持す
    る第1の記憶工程を有することを特徴とする撮像制御方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の方法において、該
    方法は、前記撮像手段にて発生する欠陥画素の位置を表
    わす位置情報をあらかじめ記憶する第2の記憶工程を有
    し、 前記処理工程は、前記画像信号を記憶する画像記憶工程
    を有し、 前記制御工程は、該位置情報に応じて前記画像記憶工程
    におけるアドレスを前記処理工程に通知し、 前記処理工程は、前記アドレスに従って、前記画像記憶
    工程にて記憶された画像信号を画素補間することを特徴
    とする撮像制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし16のいずれかに記
    載の方法において、前記制御工程は、前記撮像手段にて
    光電変換する時間を規定するシャッタ速度を決定し、該
    シャッタ速度に応じて前記撮像手段を駆動し、該決定し
    たシャッタ速度に従って、該撮像素子への露光時間が長
    くなる場合には前記強調処理の程度を下げる前記パラメ
    ータを選択する制御を行なうことを特徴とする撮像制御
    方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法において、前
    記制御工程は、前記撮像素子の電子シャッタ速度を制御
    することを特徴とする撮像制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の方法において、前
    記制御工程は、前記撮像レンズと前記撮像素子との間に
    配設されて前記被写界像を該撮像手段に前記シャッタ速
    度に応じた時間露光させるメカニカルシャッタを制御す
    ることを特徴とする撮像制御方法。
  20. 【請求項20】 請求項14ないし19のいずれかに記
    載の方法において、該方法は、前記撮像手段の実質的な
    温度を検出する検出工程を含み、 前記制御工程は、該検出工程にて検出される温度に応じ
    たパラメータを選択することを特徴とする撮像制御方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の方法において、前
    記制御工程は、前記温度が高くなると、前記強調処理の
    程度を弱めるパラメータを選択することを特徴とする撮
    像制御方法。
  22. 【請求項22】 請求項14ないし21のいずれかに記
    載の方法において、前記処理工程は、前記画像信号の表
    わす画像の輪郭を強調する信号処理を行ない、前記制御
    工程は、該輪郭強調処理の程度を制御することを特徴と
    する撮像制御方法。
  23. 【請求項23】 請求項14ないし22のいずれかに記
    載の方法において、前記処理工程は、前記画像信号の表
    わす画像のガンマを補正する信号処理を行ない、前記制
    御工程は、該ガンマを制御することを特徴とする撮像制
    御方法。
  24. 【請求項24】 請求項14ないし23のいずれかに記
    載の方法において、前記処理工程は、前記画像信号の表
    わす画像の彩度を補正する信号処理を行ない、前記制御
    工程は、該彩度を制御することを特徴とする撮像制御方
    法。
  25. 【請求項25】 請求項14ないし24のいずれかに記
    載の方法において、前記出力工程は前記処理工程にて処
    理された画像信号を記録媒体に記録することを特徴とす
    る撮像制御方法。
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