JPH0851533A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH0851533A
JPH0851533A JP6185645A JP18564594A JPH0851533A JP H0851533 A JPH0851533 A JP H0851533A JP 6185645 A JP6185645 A JP 6185645A JP 18564594 A JP18564594 A JP 18564594A JP H0851533 A JPH0851533 A JP H0851533A
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JP
Japan
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processing
communication device
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information
image
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Application number
JP6185645A
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English (en)
Inventor
Akihiro Hamamichi
昭宏 浜道
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0851533A publication Critical patent/JPH0851533A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、一般の電話回線網等の通信回線網
に接続された画像情報の編集加工処理機能を有する通信
装置を利用することができる通信装置を提供することを
目的とする。 【構成】 通信回線網50を介して相手先通信装置に接続
され、イメージ媒体から画像情報を入力する入力手段12
と、画像情報の編集加工処理内容を指定する指定手段11
と、画像情報の編集加工処理内容に対応する処理情報及
び自機の送信宛先を含む送信宛先情報を相手先通信装置
に送信する送信手段16と、画像情報を相手先通信装置に
送信する画像情報送信手段16と、相手先通信装置によ
り、画像情報が受信された前記処理情報に基づいて編集
加工処理された後、前記送信宛先情報に含まれる送信宛
先を基に、当該相手先通信装置から送信された画像情報
を受信する画像情報受信手段16と、画像情報を出力する
出力手段14と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置に関し、詳し
くは電話回線網等の通信回線網に接続され、相手先通信
装置から送信されてきた画像情報に様々な画像情報処理
及び編集処理を施した後、再び相手先通信装置に送信す
る通信装置及び当該画像情報処理が可能な通信装置にア
クセスすることができる通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な画像処理技術が提案され、
実用化されている。例えば、複写機の場合、読み取り画
像の傾きを補正したり、画像の劣化を防ぎながら拡大し
たり、また、数値を読み取ってグラフ化したりといった
技術が開発されている。例えば特開平4−351061
号公報に記載されているように、通信回線網を介してフ
ァクシミリ装置から送信された帳票画像の画像を認識し
て、認識に対応した処理を行った後、当該処理済み画像
を送信元のファクシミリ装置に送信するものが知られて
いる。この特開平4−351061号公報記載のもの
は、広く一般に普及しているファクシミリ装置を用いて
トランザクション処理を行うことができ、専用のトラン
ザクション処理装置や専任の操作者を配置する必要がな
く、コストの低減と人件費の削減を達成できるという利
点を有している。
【0003】また、例えば特開平5−328098号公
報に記載されているように、高機能な画像処理装置(親
機)と低機能な画像処理装置(子機)とがイーサネット
を介して接続され、子機から送信された画像データに、
回転、抽出、合成、ページ差し替え及びマージン付加の
画像編集処理を親機が行い、処理の終った画像データを
再び子機に送信するものが知られている。この特開平5
−328098号公報記載のものは、低機能の画像処理
装置からイーサネットに接続された高機能の画像処理装
置の画像処理機能を利用することができるので、作業者
の業務の効率化とともに、作業性の効率化を図ることが
できるという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−351061号公報記載のものにあっては、送信さ
れた画像情報に加えられる処理は、トランザクション処
理に限られ、送信元ユーザーの様々な画像処理のニーズ
に必ずしも応えることができないという問題がある。
【0005】また、特開平5−328098号公報記載
のものにあっては、様々な画像処理を行うことのできる
高機能の画像処理装置を備えているにもかかわらず、そ
の高機能の画像処理装置を利用することができるのは、
例えば、伝送媒体として特性インピーダンス50Ωの同
軸ケーブル等を用い、端末間を互いにバス接続して端末
相互間で情報の交換を行うことができるイーサネット
(Ethernet)等のLAN(Local Area Network)に接続
された低機能の画像処理装置に限られいた。すなわち、
電話回線網等の通信回線網を介して端末装置間で情報の
交換を行えるものではなく、外部の画像処理装置からは
高機能の画像処理装置を利用することができないという
不具合があった。
【0006】そこで請求項1記載の発明は、通信回線網
に接続された画像情報の編集加工処理可能な通信装置に
アクセスして、画像情報を送信し、編集加工処理された
画像情報を受信することにより、一般の電話回線網等の
通信回線網に接続された画像情報の編集加工処理機能を
有する通信装置を利用することができる通信装置を提供
することを目的とする。
【0007】請求項2記載の発明は、広範な通信回線網
に接続された端末通信装置から送信されてきた画像情報
に指定された編集加工処理を施した後返送することによ
り、一般の電話回線網を始めとする通信回線網に接続さ
れた端末通信装置に画像情報の編集加工処理サービスを
提供できる通信装置を提供することを目的とする。とこ
ろで、例えば自機から編集加工処理させた画像情報を他
機のユーザーの元に直接送信することや、出先から編集
加工処理可能な通信装置に画像情報を送信して、画像情
報を編集加工処理させ、その間に出先に出向いたユーザ
ーは出先からオフィスに帰社し、編集加工処理された画
像情報をオフィスで受信して、出力するといったこと等
ができれば、業務の効率を大幅に向上できて好ましい。
【0008】そこで請求項3記載の発明は、編集加工処
理後の画像情報の送信宛先に当該相手先通信装置以外の
送信宛先を指定することにより、当該相手先通信装置が
第三の通信装置に編集加工処理後の画像情報を送信する
ことができる通信装置を提供することを目的とする。ま
た、画像情報の編集加工処理機能を備えた通信装置にお
いても、直接、原稿やマークシート等のイメージ媒体か
ら画像情報を入力して送信することができたり、受信し
た画像情報を出力することができれば、所謂ファクシミ
リ装置と同様な機能を得ることができ、一層利便性が向
上し、好ましい。
【0009】そこで、請求項4記載の発明は、画像情報
を入力する手段と画像情報を出力する手段とを設けるこ
とにより、画像情報の送受信と、自機の有する画像情報
の編集加工処理機能を直接利用することができる通信装
置を提供することを目的とする。また、画像情報の編集
加工処理機能を有していない通信装置から、画像情報の
編集加工処理機能を有する通信装置に画像情報の編集加
工処理を要望する際、画像情報の編集加工処理内容に対
応する処理情報や編集加工処理後の画像情報の送信宛先
を含む送信宛先情報を毎回一々入力していたのでは、ユ
ーザーの操作負担が増加するとともに、業務効率が低下
して好ましくない。
【0010】そこで、請求項5記載の発明は、画像情報
の編集加工処理内容に対応する処理情報及び編集加工処
理後の画像情報の送信宛先を含む送信宛先情報を記憶さ
せ、画像情報の送信時に読み出して送信することによ
り、ユーザーの操作負担を軽減することができ、かつ、
業務効率の向上を図ることのできる通信装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】また、画像情報の編集加工処理機能を有し
ていない通信装置において、画像情報の編集加工処理機
能を有する通信装置の編集加工処理機能の変更やアクセ
スできる画像情報の編集加工処理機能を有する通信装置
が増加した場合等、それら編集加工処理機能の変更設定
や新たな通信装置の編集加工処理機能や発呼ダイヤル番
号の追加の設定を簡易に行うことができれば、好まし
い。
【0012】そこで、請求項6記載の発明は、増設可能
な記憶媒体を用いることにより、編集加工処理機能を有
する相手先通信装置の仕様変更等にフレキシブルに対応
することができる通信装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、通信回線網を介して相手先通信装
置に接続され、イメージ媒体から画像情報を入力する入
力手段と、該入力手段により入力された画像情報の編集
加工処理内容を指定する指定手段と、該指定手段により
指定された画像情報の編集加工処理内容に対応する処理
情報及び自機の送信宛先を含む送信宛先情報を相手先通
信装置に送信する送信手段と、前記入力手段により入力
された画像情報を相手先通信装置に送信する画像情報送
信手段と、相手先通信装置により、画像情報が受信され
た前記処理情報に基づいて編集加工処理された後、前記
送信宛先情報に含まれる送信宛先を基に、当該相手先通
信装置から送信された画像情報を受信する画像情報受信
手段と、該画像情報受信手段により受信された画像情報
を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とするもの
である。
【0014】請求項2記載の発明は、通信回線網を介し
て相手先通信装置に接続され、画像情報の編集加工処理
内容に対応する処理情報及び編集加工処理後の画像情報
の送信宛先を含む送信宛先情報を相手先通信装置から受
信する受信手段と、相手先通信装置から送信された画像
情報を受信する画像情報受信手段と、前記受信手段によ
り受信された前記処理情報に基づいて前記画像情報受信
手段により受信された画像情報を編集加工処理する処理
手段と、前記受信手段により受信された送信宛先情報に
含まれる送信宛先に前記処理手段により編集加工処理さ
れた画像情報を送信する画像情報送信手段と、を備えた
ことを特徴とするものである。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記送信手段は、前記相手先通信装置以外
の通信装置の送信宛先を含む送信宛先情報を前記相手先
通信装置に送信することを特徴とするものである。請求
項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、イメ
ージ媒体から画像情報を入力する入力手段と、前記画像
情報受信手段により受信された画像情報及び前記処理手
段により編集加工処理された画像情報を出力する出力手
段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1又は3記
載の発明において、画像情報の編集加工処理内容に対応
する処理情報及び編集加工処理後の画像情報の送信宛先
を含む送信宛先情報を記憶する記憶手段を設け、前記送
信手段は、前記記憶手段から処理情報及び送信宛先情報
を読み出し、読み出した処理情報及び送信宛先情報を相
手先通信装置に送信することを特徴とするものである。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記記憶手段は、増設可能な記憶媒体を有
することを特徴とするものである。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明では、入力手段が備えら
れ、イメージ媒体から画像情報が入力される。すなわ
ち、画像を編集加工処理するには、画像を準備する必要
があるが、その画像が描かれたイメージ媒体から画像情
報を直接入力することができるので、ユーザーが画像に
関する画像情報を、例えば数値化された位置座標データ
と濃度データ等により一々入力する必要がなく、ユーザ
ーの操作負担を軽減することができ、かつ、業務の効率
化を図ることができる。
【0019】また、指定手段が備えられ、入力手段によ
り入力された画像情報の編集加工処理内容が指定され
る。すなわち、ユーザーは、様々な編集加工処理の内容
の中から所望の編集加工処理を選択することができる。
したがって、ただ一つの編集加工処理しか選択すること
ができないといったことがなく、画像情報の様々な編集
加工処理を選択することができ、ユーザーの所望の画像
の編集加工処理ができる。
【0020】また、送信手段が備えられ、指定手段によ
り指定された画像情報の編集加工処理内容に対応する処
理情報が相手先通信装置に送信される。したがって、相
手先通信装置では、続いて送信されて来るであろう画像
情報に対してどのような編集加工処理を施したらよいか
を認識することができる。また、送信手段により自機の
送信宛先情報が相手先通信装置に送信されるので、相手
先通信装置は編集加工処理後の画像情報を通信回線網に
接続されたどの通信装置に送り返せばよいかわからない
といったことがなく、相手先通信装置に確実に編集加工
処理後の画像情報の送信先を特定させることができる。
したがって、編集加工処理後の画像情報を確実に受信す
ることができる。
【0021】また、画像情報送信手段が備えられ、入力
手段により入力された画像情報が相手先通信装置に送信
される。したがって、画像情報の編集加工処理を行うこ
とができる相手先通信装置に画像情報を確実に伝達する
ことができる。また、画像情報受信手段が備えられ、相
手先通信装置により、画像情報が受信された処理情報に
基づいて編集加工処理された後、送信宛先情報に含まれ
る送信宛先を基に、当該相手先通信装置から送信された
画像情報が受信される。したがって、編集加工処理後の
画像情報を確実に受信することができる。
【0022】また、出力手段が備えられ、画像情報受信
手段により受信された画像情報が出力される。したがっ
て、ユーザーは編集加工処理後の画像情報を認識するこ
とができる。また、通信回線網を介して相手先通信装置
に接続される。したがって、ローカルエリアネットワー
ク等の専用回線に限定されることなく、電話回線網等の
一般の通信回線網を介して高度な画像情報の編集加工処
理サービスの提供を受けることができる。
【0023】請求項2記載の発明では、受信手段が備え
られ、画像情報の編集加工処理内容に対応する処理情報
が相手先通信装置から受信される。したがって、続いて
送信されて来る画像情報に施すべき編集加工処理の内容
を認識することができる。したがって、その編集加工処
理の内容から自機の有する編集加工処理機能で対応する
ことができるものか否かを判断することができる。ま
た、編集加工処理後の画像情報の送信宛先を含む送信宛
先情報が相手先通信装置から受信される。したがって、
編集加工処理の終了した画像情報の送信先を特定するこ
とができ、編集加工処理後の画像情報を指定された送信
宛先に送信することができる。
【0024】また、画像情報受信手段が備えられ、相手
先通信装置から送信された画像情報が受信される。した
がって、編集加工処理を行うべき画像情報を確実に受信
することができる。また、処理手段が備えられ、受信手
段により受信された処理情報に基づいて画像情報受信手
段により受信された画像情報が編集加工処理される。す
なわち、処理情報から画像情報に施すべき編集加工処理
の内容を認識し、その認識された編集加工処理が画像情
報に施される。したがって、当該画像情報の送信元ユー
ザーの所望する編集加工処理を画像情報に施すことがで
きる。
【0025】また、画像情報送信手段が備えられ、受信
手段により受信された送信宛先情報に含まれる送信宛先
に処理手段により編集加工処理された画像情報が送信さ
れる。したがって、編集加工処理の終了した画像情報を
指定された送信宛先に確実に送信することができる。し
たがって、送信宛先のユーザーに編集加工処理後の画像
情報を確実に伝達することができる。
【0026】また、通信回線網を介して相手先通信装置
に接続される。したがって、ローカルエリアネットワー
ク等の専用回線に限定されることなく、電話回線網等の
一般の通信回線網を介して高度な画像情報の編集加工処
理サービスを提供することができる。請求項3記載の発
明では、送信手段により、相手先通信装置以外の通信装
置の送信宛先を含む送信宛先情報が相手先通信装置に送
信される。したがって、編集加工処理後の画像情報を自
機を含め、第三の通信装置に送信することができる。し
たがって、画像情報の編集加工処理機能を有する通信装
置によって画像情報の編集加工処理が施された画像情報
を一旦自機に返送してもらって、改めて自機から第三の
通信装置宛に編集加工処理後の画像情報を送信する必要
がなく、業務手順を大幅に簡略化することができるとと
もに、業務遂行時間を大幅に減少させることができ、業
務の効率向上に寄与することができる。
【0027】請求項4記載の発明では、入力手段が設け
られ、イメージ媒体から画像情報が入力される。したが
って、自機の有する画像情報の編集加工処理機能を通信
回線網を介さずに直接利用することができる。また、入
力された画像情報を通信回線網を介して他の画像情報の
編集加工処理可能な通信装置に送信することができるの
で、自機の有していない画像情報の編集加工処理機能で
あっても、通信回線網を介してその編集加工処理機能を
有する通信装置を利用することができ、画像情報の編集
加工処理機能を一層向上させることができる。
【0028】また、出力手段が設けられ、画像情報受信
手段により受信された画像情報が出力される。したがっ
て、他の編集加工処理可能な通信装置等によって編集加
工処理された画像情報を認識することができ、編集加工
処理後の画像情報の仕上り具合を確認することができ
る。また、出力手段によって処理手段により編集加工処
理された画像情報が出力される。したがって、自機によ
って行われた画像情報の編集加工処理結果を認識するこ
とができ、画像情報の編集加工処理がユーザーの所望通
り行われたか否かを判断することができる。
【0029】すなわち、入力手段と出力手段とが設けら
れることによって、通信回線網を介してしか利用できな
かった編集加工処理可能な通信装置の利用が、当該通信
装置の設置場所において、多くのユーザーによって可能
となる。したがって、単独の通信装置として有する画像
の編集加工処理機能を多くのユーザーで共有することが
でき、その機能を効率よく使用することができる。
【0030】請求項5記載の発明では、記憶手段が設け
られ、画像情報の編集加工処理内容に対応する処理情報
及び編集加工処理後の画像情報の送信宛先を含む送信宛
先情報がが記憶される。したがって、編集加工処理内容
に対応する処理情報や送信宛先情報を毎回一々入力する
必要がなく、ユーザーの操作負担を軽減することがで
き、かつ、業務の効率向上に寄与することができる。
【0031】また、送信手段により、記憶手段から処理
情報及び送信宛先情報が読み出され、読み出された処理
情報及び送信宛先情報が相手先通信装置に送信される。
したがって、相手先通信装置では、続いて送信されてく
る画像情報に施すべき編集加工処理内容を確実に認識す
ることができるとともに、編集加工処理後の画像情報の
送信宛先を確実に認識することができる。
【0032】請求項6記載の発明では、記憶手段に増設
可能な記憶媒体が用いられる。したがって、記憶媒体を
交換することにより、画像情報の編集加工処理機能を有
する通信装置の送信宛先を含む送信宛先情報と、その通
信装置の編集加工処理内容に対応する処理情報とを容易
に変更することができ、相手先通信装置の画像情報の編
集加工処理機能の変更等にフレキシブルに対応すること
ができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。 <実施例1>図1は請求項1記載の発明に係る通信装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0034】まず、構成を説明する。図1において、操
作表示部11は、配設された表示キーや操作キーにより装
置の動作状態を表示する一方、ユーザーが各種操作を行
って通信装置の動作に必要な各種パラメータ及び画像デ
ータ(画像情報)通信に必要な送信宛先情報や各種通信
パラメータを入力できるようになっている。この操作表
示部11により後述する画像データ読取部12により読み取
られて入力された画像データの編集加工処理の内容を指
定することができるようになっており、指定手段を構成
する。
【0035】画像データ読取部12は、詳細は図示しない
が、絵や文章の書かれた原稿(イメージ媒体)を載置す
ることができる原稿載置台と、原稿載置台に載置された
原稿束の最下の原稿から1枚ずつ原稿を搬送する搬送部
と、搬送ぶにより搬送された原稿を照明する光源部と、
光源部から光照射された原稿の画像データをCCD(Cha
rge Coupled Device)等により光電変換するスキャナ部
等を有しており、スキャナ部により得られた画像データ
のアナログ信号をA/D変換器にて所定解像度でディジ
タル信号化するようになっている。画像データ読取部
は、入力手段を構成する。
【0036】符号化復号化部13は、画像データ読取部12
でディジタル信号化された画像データに補正処理を施し
て2値化し、その2値化された画像データを冗長度抑圧
符号化して画像データを圧縮するとともに、受信した画
像データを復号化して伸張し、元の画像データに戻すも
のである。画像データ記録部14は、詳細は図示しないが
A4サイズ、B5サイズ等の所定サイズの記録紙が収納
される記録紙収納部と、紙サイズセンサ、紙詰りセン
サ、紙通過センサ等からなる検出部と、記録紙収納部か
ら記録紙をピックアップして画像印刷部に記録紙を給紙
するフィードローラ、搬送ローラ、無端ベルト等からな
る給紙部と、給紙部により給紙された記録紙上に画像デ
ータを印刷するレーザービームスキャンユニット等から
なる画像印刷部と、画像印刷部により印刷された記録紙
を装置の外部に排出する排紙ローラ等からなる排紙部
と、給紙部や排紙部等が有するローラや無端ベルトを駆
動するモータやクラッチやソレノイド等からなる駆動部
とを有しており、画像データ読取部12により読み取られ
た画像データを記録紙上に印刷・再現したり、通信回線
網50、網制御部15を介してモデム部16が受信した画像デ
ータを記録紙上に印刷・再現することができるようにな
っている。この画像データ記録部14は、網制御部15を介
してモデム部16により受信された画像データを記録紙上
に印刷・再現することができ、出力手段を構成する。
【0037】網制御部15は、通信回線網50により接続さ
れた通信回線内の交換機と所定の手順により情報をやり
とりして、回線閉結、回線切断を行うようになってい
る。着信時には、交換機からの呼び出し信号(着信信
号:通常16Hz、20〜150V、1秒ON2秒OF
Fの断続信号)を検出し、ノイズでないと判断したなら
ば、モデム部16へCI(calling indication)信号を発
信するようになっている。
【0038】また、発信時には回線のループ電流がゼロ
であることを検出して、接続されている回線が空き状態
であることを確認するとともに、呼び出し信号が検出さ
れないこと或いは着信による極性反転がないことを確認
した後、回線を補捉して交換機の起動を待ち、交換機か
らの発信音を検出すると、例えば操作表示部11から入力
された相手先通信装置のダイヤル番号コードのダイヤル
パルス信号乃至DTMF(Dual Tone Matrix Frequenc
y)信号を送信することができるようになっている。
【0039】モデム部16は、画像読取部11により読み取
られ、入力された画像データを通信回線網50の信号伝送
帯域及び相手先通信装置の信号受信能力等に適合するよ
うに変調して、網制御部15を介して相手先通信装置に送
信することができるようになっているとともに、相手先
通信装置から送信されてきた画像データを受信し、受信
したアナログ信号を復調してディジタル信号化するよう
になっており、画像情報送信手段及び画像情報受信手段
を構成する。このモデム部16は、通信回線網50を介して
相手先通信装置と画像データ通信における伝送制御情報
のやりとり(送信及び受信)を所定の伝送制御手順に従
って行えるようになっている。
【0040】また、モデム部16は、操作表示部11により
指定された画像データの編集加工処理内容に対応する処
理情報を親機機能管理メモリ部17から読み出して、相手
先通信装置に網制御部15を介して送信することができる
ようになっている。また、モデム部16は、編集加工処理
後の画像データの送信宛先に対応する通信回線網50内で
のダイヤル番号コード(送信宛先情報)を親機機能管理
メモリ部17から読み出し、相手先通信装置に網制御部15
を介して送信することができるようになっており、送信
手段を構成する。
【0041】親機機能管理メモリ部17は、EEPROM
(Electrically Erasable and Programmable ROM)やN
VRAM(Non Volatile RAM)等から構成され、電気的
にデータの書き換えや消去ができるようになっていると
ともに、電源OFF時においても記憶されたデータが消
えないようになっており、画像データの編集加工処理可
能な通信装置を通信回線網50を介して発呼するためのダ
イヤル番号コードと、そのダイヤル番号コードにより発
呼される通信装置の画像データの編集加工処理内容に対
応する処理情報とがコード化されてデータテーブルとし
て記憶されるようになっている。また、この親機機能管
理メモリ部17には、相手先通信装置によって編集加工処
理された後の画像データの送信宛先(返送宛先)に対応
するダイヤル番号コードを記憶するようになっている。
返送宛先に対応するダイヤル番号コードは、自機及び自
機以外の通信装置のダイヤル番号コードである。親機機
能管理メモリ部17は記憶手段を構成する。
【0042】RAM部18は、RAM(Random Access Me
mory)等から構成され、画像データ読取部12により原稿
面から読み取られ、符号化復号化部13により符号化され
た画像データをページ毎に区切って記憶することができ
るようになっているとともに、その画像データを管理す
るためのファイル等も記憶されるようになっている。ま
た、このRAM部18は、装置の様々な制御に必要なパラ
メータを記憶するようになっている。また、RAM部18
は、符号化復号化部13により画像データを符号化した
り、復号化したりするときのワークエリアとして使用さ
れるとともに、CPU部20により画像データが所定の処
理を施されるときのワークエリアとして使用されるよう
になっている。
【0043】ROM部19は、ROM(Read Only Memor
y)等から構成され、装置各部を制御する所定のマイク
ロプログラムが予めコード化されて記憶されるようにな
っているとともに、装置各部の条件設定パラメータテー
ブル及び電源投入時の初期状態時における装置各部の条
件設定パラメータ等を記憶するようになっている。CP
U部20は、装置各部全ての制御を司どるCPU(Centra
l Processing Unit)等からなるマイクロコンピュータで
あり、ROM部19に記憶されたマイクロプログラムの処
理手順に従って装置各部を制御するようになっている。
また、データを論理処理、演算処理等するときには、R
OM部19に記憶されたマイクロプログラムの処理手順に
従って、RAM部18をワークエリアとして活用しなが
ら、所定の処理を行うようになっている。
【0044】バス21は、装置各部間のデータ送受用のデ
ータバスライン、アドレスを指定するアドレスデータ送
受用のアドレスデータバスライン、各種信号ラインを含
むものである。通信回線網50は、電話回線網を始めとし
て、Fネット網、NCC回線網、トールダイヤル網等の
回線網を総称したものである。
【0045】次に、請求項1記載の発明に係る通信装置
の作用について、図1、図2を参照して説明する。図2
は、請求項1記載の発明に係る通信装置の一実施例の動
作フローを示すフローチャートである。操作入力部10へ
の入力が、画像データ読取部12により読み取られた画像
データの編集加工処理を要求するものであったとき(ス
テップS1)、まず、親機機能管理メモリ部17から当該
画像データの編集加工処理を行う通信装置のダイヤル番
号を読み出し、網制御部15によりオフフックし、当該ダ
イヤル番号に相当するダイヤルパルス乃至DTMF(Du
al Tone Matrix Frequency)信号を回線接続された交換
機に送信して、当該ダイヤル番号に該当する相手先通信
装置の発呼を促す(ステップS2)。相手先通信装置が
着信検出してオフフックし、回線の極性が反転して回線
閉結したと確認されたならば、自機が非音声端末である
ことを示すCNG信号(0.5秒間の1100Hzのト
ーンを3秒間の休止期間をおいて断続する)を送信す
る。
【0046】次いで、相手先通信装置から呼ばれた端末
が回線に接続されたことを示すCED(Called Station
Identification)信号(被呼端末識別信号)、標準機能
でない機能を有することを知らせるNSF(Non-Standar
d Facilities)フレーム(非標準機能識別信号)及びD
IS(Digital Identification Signal)フレーム(ディ
ジタル識別信号)が検出されたならば(ステップS
3)、画像読取部11により原稿の画像データの読み取っ
て入力する(ステップS4)。但し、ステップS3にお
いて、NSFフレームでは、相手先通信装置が画像デー
タの編集加工処理機能があることを示す情報が含まれて
いることが必要である。
【0047】次いで、NSS(Non-Standard facilitie
s Set-up)フレーム(非標準機能設定信号)を送信し、
相手先通信装置に対して非標準のファクシミリ通信モー
ドの設定を促すとともに、このNSSフレームの中で、
編集加工処理後の画像データの送信宛先である自機のダ
イヤル番号コード(送信宛先情報)と次に送信する画像
データの編集加工処理の内容に対応した処理情報とを送
信する。NSSフレームを送信した後、TCF(Traini
ng Check)フレームを送信して画像データを受信する相
手先通信装置のモデムのトレーニングを確かめ、画像デ
ータの伝送速度を確定する(ステップS5)。
【0048】次いで、画像データを送信する前の手順が
完了し、相手先通信装置から画像データの送信を開始し
てよい旨の応答信号であるCFR(Confirmation to Re
ceive)フレームの受信が検出されると(ステップS
6)、以降、通常のファクシミリ通信と同様の伝送制御
手順に従って、画像データを相手先通信装置に送信する
(ステップS7)。画像データは、1ページ分ずつ送信
され、1ページ分の送信が終了するとMPS(Multipag
e Signal)フレーム(パラメータを変えずに送る原稿が
まだあることを示す)或いはEOM(End of Message)
フレーム(パラメータを設定し直して送る原稿があるこ
とを示す)を送信し、全ての原稿の画像データの送信が
終了するとEOP(End of Procedures)フレーム(手
順終了信号)を送信し(ステップS8)、相手先通信装
置からMCF(Message Confirmation)フレーム(メッ
セージ確認信号)が相手先通信装置から検出されたなら
ば(ステップS9)、送信した画像データが全て完全に
受信されたものと見做してDCN(Disconnect)フレー
ム(切断命令信号)を相手先通信装置に送信し(ステッ
プS10)、画像データの送信を終了する(ステップS
11)。
【0049】なお、ステップS3において、CED信号
が検出されない場合には、相手先通信装置と回線接続で
きなかったとみなしてステップS10に移行し、DCN
フレームを送信して回線断する。また、ステップ3にお
いて、相手先通信装置から受信したNSFフレームから
相手先通信装置が所望の編集加工処理機能を有していな
いことが判明した場合、ステップS10に移行し、DC
Nフレームを送信して回線断する。また、ステップS3
において、DISフレームが検出されなかったときにも
ステップS10に移行し、DCNフレームを送信して回
線断する。
【0050】また、ステップS6において、CFRフレ
ームが検出されなかったときには、ステップS10に移
行し、DCNフレームを送信して回線断する。また、ス
テップS9において、MCFフレームが検出されなかっ
た場合には、何等かの通信エラーが発生したものと見做
してステップS10に移行し、DCNフレームを送信し
て回線断する。
【0051】次に、図3を参照して、編集加工処理され
た画像データを受信する場合の動作フローを説明する。
網制御部15において、通信回線網50内の交換機からの呼
び出し信号を検出すると、オフフックして回線接続する
(ステップS13)。回線閉結した後、相手先通信装置
からのCNG信号を受信すると、相手先通信装置が非音
声端末と認識し、CED信号(被呼端末識別信号)を送
信して、被呼端末である旨を伝え、次いで、NSFフレ
ーム(非標準機能識別信号)、DISフレーム(ディジ
タル識別信号)を相手先通信装置に送信し(ステップS
14)、自機側が非音声端末で、ITU勧告の標準の画
像データの受信機能を備えている旨を伝達する。
【0052】次いで、DISフレーム中で示した機能の
中から選択された機能がDCSフレームで受信されたな
らば(ステップS15)、相手先通信装置からTCF信
号(トレーニングチェック)を受信し、ファクシミリ通
信での画像データを受信するモデム部16のトレーニング
を確かめ、画像データの伝送速度を確認する(ステップ
S16)。次いで、画像データを受信する前の準備が完
了すると、CFR信号(受信準備確認信号)を相手先通
信装置に送信し、画像データの受信が可能になった旨を
伝達する(ステップS17)。
【0053】以降、通常のファクシミリ通信と同様の伝
送制御手順に従って、相手先通信装置から送信された画
像データを受信する(ステップS18)。画像データ
は、1ページ分ずつ受信され、1ページ分の受信が終了
した毎に、MPSフレーム或いはEOMフレームが受信
され、その度毎に画像データの受信準備完了を示すCF
R信号を送信する。受信した画像データは、符号化復号
化部13により画像データを復号化して伸張した後、RA
M部18に記憶させる。
【0054】次いで、全ての原稿の画像データの送信が
終了したことを示すEOPフレーム(手順終了信号)が
検出されると(ステップS19)、相手先通信装置にM
CFフレーム(メッセージ確認信号)を送信し、画像デ
ータが全て完全に受信された旨を相手先通信装置に伝達
する(ステップS20)。次いで、相手先通信装置から
送信されたDCNフレーム(切断命令信号)が受信され
たならば、オンフックして回線閉結を開放し、回線を切
断し(ステップS21)、画像データの受信を終了する
(ステップS22)。
【0055】なお、ステップS15において、DCSフ
レームが受信されなかった場合には、ステップS21に
移行し、回線切断して、通信を終了する。また、ステッ
プS19において、EOPフレームが受信されなかった
場合には、通信エラーが発生したものと見做してステッ
プS21に移行し、回線切断して通信を終了する。この
ようにして受信された編集加工処理された画像データ
は、一旦RAM部18に格納されたのち、画像データ記録
部14により読み出され、記録紙上に印刷・再生される。
【0056】このように本実施例(請求項1)において
は、画像データ読取部12を備え、イメージ媒体としての
原稿から画像データを入力するので、画像が描かれた原
稿等のイメージ媒体から画像データを直接入力すること
ができ、ユーザーが画像に関する画像データを、例えば
数値化された位置座標データと濃度データ等により一々
入力する必要がなく、ユーザーの操作負担を軽減するこ
とができ、かつ、業務の効率化を図ることができる。
【0057】また、操作表示部11を備え、画像データ読
取部12により入力された画像データの編集加工処理内容
を指定するので、ユーザーは、様々な編集加工処理の内
容の中から所望の編集加工処理を選択することができ
る。したがって、ただ一つの編集加工処理しか選択する
ことができないといったことがなく、画像データの様々
な編集加工処理を選択することができ、ユーザーの所望
の画像の編集加工処理ができる。
【0058】また、モデム部16を備え、操作表示部11に
より指定された画像データの編集加工処理内容に対応す
る処理情報を相手先通信装置に送信するので、相手先通
信装置では、続いて送信されて来るであろう画像データ
に対してどのような編集加工処理を施したらよいかを認
識することができる。また、モデム部16により自機の送
信宛先情報を相手先通信装置に送信するので、相手先通
信装置は編集加工処理後の画像データを通信回線網50に
接続されたどの通信装置に送り返せばよいかわからない
といったことがなく、相手先通信装置に確実に編集加工
処理後の画像データの送信先を特定させることができ
る。したがって、編集加工処理後の画像データを確実に
受信することができる。
【0059】また、モデム部16により画像データ読取部
12により入力された画像データを相手先通信装置に送信
するので、画像データの編集加工処理を行うことができ
る相手先通信装置に画像データを伝達することができ
る。また、相手先通信装置により、画像データが受信さ
れた処理情報に基づいて編集加工処理された後、送信宛
先情報に含まれる送信宛先を基に、当該相手先通信装置
から送信された画像データをモデム部16により受信する
ので、編集加工処理後の画像データを確実に受信するこ
とができる。
【0060】また、画像データ記録部14を備え、モデム
部16により受信された画像データを出力する。したがっ
て、ユーザーは編集加工処理後の画像データを認識する
ことができる。また、通信回線網50を介して相手先通信
装置に接続するので、ローカルエリアネットワーク等の
専用回線に限定されることなく、電話回線網等の一般の
通信回線網を介して高度な画像データの編集加工処理サ
ービスの提供を受けることができる。また、本実施例
(請求項3)においては、モデム部16により、相手先通
信装置以外の通信装置の送信宛先を含む送信宛先情報を
相手先通信装置に送信するので、編集加工処理後の画像
データを自機を含め、第三の通信装置に送信することが
できる。したがって、例えば自機のユーザーから編集加
工処理させた画像データを他機のユーザーの元に直接送
信することや、出先から編集加工処理可能な通信装置に
画像データを送信して、画像データを編集加工処理さ
せ、その間に出先に出向いたユーザーは出先からオフィ
スに帰社し、編集加工処理された画像データをオフィス
で受信して、出力するといったこと等ができるようにな
る。すなわち、画像データの編集加工処理機能を有する
通信装置によって画像データの編集加工処理が施された
画像データを一旦自機に返送してもらって、改めて自機
から第三の通信装置宛に編集加工処理後の画像データを
送信する必要がなく、業務手順を大幅に簡略化すること
ができるとともに、業務遂行時間を大幅に減少させるこ
とができ、業務の効率向上に寄与することができる。
【0061】また、本実施例(請求項5)においては、
親機機能管理メモリ部17を設け、画像データの編集加工
処理内容に対応する処理情報及び編集加工処理後の画像
データの送信宛先のダイヤル番号コードを記憶するの
で、編集加工処理内容に対応する処理情報や送信宛先情
報を毎回一々入力する必要がなく、ユーザーの操作負担
を軽減することができ、かつ、業務の効率向上に寄与す
ることができる。
【0062】また、モデム部16により、記憶手段から処
理情報及びダイヤル番号コードが読み出され、読み出さ
れた処理情報及びダイヤル番号コードを相手先通信装置
に送信するので、相手先通信装置では、続いて送信され
てくる画像データに施すべき編集加工処理内容を確実に
認識することができるとともに、編集加工処理後の画像
データの送信宛先を確実に認識することができる。
【0063】<実施例2>図3は、請求項2記載の発明
に係る通信装置の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。まず、構成を説明する。網制御部31は、通信回線網
50により接続された通信回線内の交換機と所定の手順に
より情報をやりとりして、回線閉結、回線切断を行うよ
うになっている。着信時には、交換機からの呼び出し信
号(着信信号:通常16Hz、20〜150V、1秒O
N2秒OFFの断続信号)を検出し、ノイズでないと判
断したならば、モデム部32へCI(calling indicatio
n)信号を発信するようになっている。
【0064】また、発信時には回線のループ電流がゼロ
であることを検出して、接続されている回線が空き状態
であることを確認するとともに、呼び出し信号が検出さ
れないこと或いは着信による極性反転がないことを確認
した後、回線を補捉して交換機の起動を待ち、交換機か
らの発信音を検出すると、例えば操作表示部11から入力
された相手先通信装置のダイヤル番号コードに対応する
ダイヤルパルス信号乃至DTMF(Dual Tone Matrix F
requency)信号を送信することができるようになってい
る。
【0065】モデム部32は、RAM部36から読み出した
画像データを通信回線網50の信号伝送帯域及び相手先通
信装置の信号受信能力等に適合するように変調して、網
制御部31を介して相手先通信装置に送信することができ
るようになっている。また、相手先通信装置から送信さ
れてきた画像データを受信し、受信したアナログ信号を
復調してディジタル信号化するようになっている。この
モデム部32は、通信回線網50を介して相手先通信装置と
画像データ通信における伝送制御情報のやりとりを所定
の伝送制御手順に従って行えるようになっている。
【0066】また、モデム部32は、画像データの編集加
工処理内容に対応する処理情報や画像編集加工部35によ
る編集加工処理後の画像データの送信宛先を示すダイヤ
ル番号を相手先通信装置から網制御部31を介して受信す
ることができるようになっており、受信手段を構成す
る。また、モデム部32は、網制御部31を介して相手先通
信装置から送信された画像データを受信するとともに、
画像編集加工部35により編集加工処理された画像データ
を、上記編集加工処理後の画像データの送信宛先に送信
することができるようになっており、画像情報受信手段
及び画像情報送信手段を構成する。
【0067】符号化復号化部33は、画像データ読取部12
でディジタル信号化された画像データに補正処理を施し
て2値化し、その2値化された画像データを冗長度抑圧
符号化して画像データを圧縮するとともに、受信した画
像データを復号化して伸張し、元の画像データに戻すも
のである。画像メモリ部34は、RAM等から構成され、
網制御部31を介してモデム部32により受信された画像デ
ータをページ毎に区切って記憶することができるように
なっているとともに、その画像データを管理するための
ファイル等も記憶されるようになっている。また、画像
メモリ部34は、受信された画像データを符号化復号化部
33により更に符号化を施してデータ圧縮された画像デー
タを記憶することもできるようになっている。
【0068】画像編集加工部35は、画像編集加工機能と
して、ベタ部分の輪郭だけを残して、中を白くする中抜
き機能、画像の黒い部分と白い部分を反転する白黒反転
機能、画像の背景に指定した網パターンを重畳させて合
成する網かけ機能、画像部分を指定した網パターンで描
画する網のせ機能、画像部分の画像濃度に階調を付ける
グラデーション機能、文字等の底辺と高さを一定に保持
したまま斜体にする斜体機能、画像部分に影を付ける影
付け機能、画像を鏡に写したように反転する鏡像機能、
画像を用紙の中央又はコーナーに移動させるセンタリン
グ/コーナリング機能、画像の縦と横の比率を変える縦
横変倍機能、手書き文書から文字を抽出して、その文字
に対応する明朝体等の活字に変換するタイプ機能、手書
きの図面や表をトレースして清書し、見やすく仕上げる
トレース機能、画像データが外国語で書かれた文書であ
るとき、外国語文を日本語文に翻訳する外国語日本語翻
訳機能、画像データが日本語で書かれた文書であると
き、日本語文を指定の外国語文に翻訳する日本語外国語
翻訳機能、所定の用紙に手書きで書き込まれた数値デー
タの表をグラフ化するグラフ化機能、マークシートから
読み取ったデータを表やグラフにして出力するマークシ
ート処理機能、レントゲン写真等の医療写真の画像処理
を行う画像処理機能等を有している。
【0069】そして、この画像編集加工部35は、それら
機能を達成するため、ROMやRAMや数値演算プロセ
ッサ等を有している。ROMには、活字体のドットマト
リクスパターンや日本語の単語に該当する外国語の単語
等を記憶した日本語外国語辞書に相当するもの等が記憶
されているほか、前述の機能を達成するためのアルゴリ
ズムやシーケンスがマイクロプログラム化されて記憶さ
れるようになっている。また、数値演算プロセッサは、
後述する2次元相関度の計算や、最小二乗法を用いた演
算や、離散フーリエ変換処理等の演算に用いられ、RA
Mにデータを展開して演算処理することができるように
なっている。
【0070】トレース機能は、例えば、手書きで描かれ
た線の両端を識別し、その両端間の線分データから最小
二乗法等により回帰直線や回帰曲線を求めることによっ
て行われる。また、縦横変倍機能は、例えば、倍率が1
倍を超えて伸張されるとき、2点間のデータを補間し、
倍率が1倍を下回って縮小されるときは、2点間のデー
タを間引く等によって行われる。また、タイプ機能は、
例えば、手書き入力された文字のドットマトリクスパタ
ーンと予め記憶された文字のドットマトリクスパターン
との2次元相関度を求め、最も相関度の高い文字を入力
された文字と判断し、その文字に対応するコードを媒介
にして、当該コードに対応する活字体のドットマトリク
スパターンを読み出すことにより行われる。また、日本
語外国語翻訳機能は、例えば、前述のタイプ機能を利用
して文字を認識し、認識した文字列を文節変換方式や推
論変換方式等によって日本語文の構造を把握した後、指
定された外国語に変換するようになっている。他の上記
機能は、詳細は説明しないが何れも公知技術によるもの
である。画像編集加工部35は、処理手段を構成する。
【0071】RAM部36は、RAM等から構成され、装
置の様々な制御に必要なパラメータを記憶するようにな
っている。また、RAM部36は、符号化復号化部33によ
り画像データを符号化したり、復号化したりするときの
ワークエリアとして使用されるとともに、CPU部38に
より画像データが所定の処理を施されるときのワークエ
リアとして使用されるようになっている。
【0072】ROM部37は、ROM等から構成され、装
置各部を制御する所定のマイクロプログラムが予めコー
ド化されて記憶されるようになっているとともに、装置
各部の条件設定パラメータテーブル及び電源投入時の初
期状態時における装置各部の条件設定パラメータ等を記
憶するようになっている。CPU部38は、装置各部全て
の制御を司どるCPU等からなるマイクロコンピュータ
であり、ROM部37に記憶されたマイクロプログラムの
処理手順に従って装置各部を制御するようになってい
る。また、データを論理処理、演算処理等するときに
は、ROM部37に記憶されたマイクロプログラムの処理
手順に従って、RAM部36をワークエリアとして活用し
ながら、所定の処理を行うようになっている。
【0073】バス39は、装置各部間のデータ送受用のデ
ータバスライン、アドレスを指定するアドレスデータ送
受用のアドレスデータバスライン、各種信号ラインを含
むものである。次に、請求項2記載の発明に係る通信装
置の作用について、図3、図4及び図5を参照して説明
する。
【0074】図4は、請求項1記載の発明に係る通信装
置の一実施例の動作フローを示すフローチャートであ
る。網制御部31において、通信回線網50内の交換機から
の呼び出し信号を検出すると、オフフックして回線接続
する(ステップS31)。回線閉結した後、相手先通信
装置からのCNG信号を受信すると、相手先通信装置が
非音声端末と認識し、CED信号を送信して、被呼端末
である旨を伝え、次いで、NSFフレーム、DISフレ
ームを相手先通信装置に送信する。なお、NSFフレー
ム中において、受信した画像データの編集加工処理機能
がある旨を示す(ステップS32)。
【0075】次いで、NSFフレームに対する応答とし
て相手先通信装置からNSSフレームを受信したならば
(ステップS33)、そのNSSフレームから編集加工
処理後の画像データの送信宛先を指定するダイヤル番号
コード(送信宛先情報)及び画像データの編集加工処理
内容に対応した処理情報とを検出し、RAM部36に記憶
させる(ステップS34)。
【0076】次いで、相手先通信装置からTCF信号を
受信し、ファクシミリ通信での画像データを受信するモ
デム部32のトレーニングを確かめ、画像データの伝送速
度を確認する(ステップS35)。次いで、画像データ
を受信する前の準備が完了すると、CFR信号を相手先
通信装置に送信し、画像データの受信が可能になった旨
を伝達する(ステップS36)。
【0077】以降、通常のファクシミリ通信と同様の伝
送制御手順に従って、相手先通信装置から送信された画
像データを受信する(ステップS37)。画像データ
は、1ページ分ずつ受信され、1ページ分の受信が終了
した毎に、MPSフレーム或いはEOMフレームが受信
され、その度毎に画像データの受信準備完了を示すCF
R信号を送信する。受信した画像データは、符号化復号
化部33により画像データを復号化して伸張した後、画像
メモリ部34に記憶させる。
【0078】次いで、全ての原稿の画像データの送信が
終了したことを示すEOPフレームが検出されると(ス
テップS38)、相手先通信装置にMCFフレームを送
信し、画像データが全て完全に受信された旨を相手先通
信装置に伝達する(ステップS39)。次いで、相手先
通信装置から送信されたDCNフレームが受信されたな
らば、オンフックして回線閉結を開放し、回線を切断し
(ステップS40)、画像データの受信を終了する(ス
テップS41)。
【0079】なお、ステップS33において、NSSフ
レームが受信されなかった場合には、ステップS40に
移行し、回線切断して、通信を終了する。また、ステッ
プS38において、EOPフレームが受信されなかった
場合には、通信エラーが発生したものと見做してステッ
プS40に移行し、回線切断して通信を終了する。次い
で、画像編集加工部35は、RAM部36に記憶された画像
データの編集加工処理内容に対応した処理情報を読み出
し、読み出した処理情報に基づいて受信した画像データ
を編集加工処理する(ステップS42)。
【0080】次いで、画像データの編集加工処理が終了
すると、RAM部36から記憶された編集加工処理後の画
像データの送信宛先を指定するダイヤル番号コードを読
み出し、読み出したダイヤル番号コードに対応するダイ
ヤルパルス信号乃至DTMF信号を網制御部31から通信
回線網50に送信し、上記ダイヤル番号コードに該当する
通信装置を発呼する(ステップS43)。
【0081】次いで、相手先通信装置から送信されたC
ED信号、NSFフレーム、DISフレームが検出され
ると(ステップS44)、相手先通信装置が非音声端末
で、ITU勧告の標準の画像データの受信機能を備えて
いると認識できるので、DISフレーム中で示された機
能の中から選択した機能をDCSフレームを送信して指
定する(ステップS45)。
【0082】次いで、TCF信号を送信してモデムのト
レーニングチェックを行い(ステップS46)、CFR
フレームが検出されたならば(ステップS47)、受信
側の準備が完了したものと判断し、以降、通常のファク
シミリ通信と同様の伝送制御手順に従って、画像データ
を相手先通信装置に送信する(ステップS48)。画像
データは、1ページ分ずつ送信され、1ページ分の送信
が終了するとMPSフレーム或いはEOMフレームを送
信し、全ての原稿の画像データの送信が終了するとEO
Pフレームを送信し(ステップS49)、相手先通信装
置からMCFフレームが相手先通信装置から検出された
ならば(ステップS50)、送信した画像データが全て
完全に受信されたものと見做してDCNフレームを相手
先通信装置に送信し(ステップS51)、オンフックし
て回線切断し(ステップS52)、画像データの送信を
終了する(ステップS53)。
【0083】なお、ステップS44において、CED信
号、NSFフレーム、DISフレームが検出されなかっ
たときには、ステップS51に移行し、DCNフレーム
を送信した後、回線切断し、通信を終了する。また、ス
テップS47において、CFRフレームが検出されなか
ったとき、及びステップS50において、MCFフレー
ムが検出されなかったときには、ステップS51に移行
し、DCNフレームを送信した後、回線切断し、通信を
終了する。
【0084】次に、図1の通信装置から図4の通信装置
に画像データの編集加工処理要求するときの伝送制御手
順の一例を図7を参照して説明する。なお、以下の説明
において、図1の通信装置を子機、図4の通信装置を親
機と便宜的に呼称する。子機の側で画像データ読取部12
に画像の編集加工処理を為そうとする原稿を載置し、操
作表示部11に表示された編集加工処理メニューの中から
所望の編集加工処理を選択し、キー入力する。次いで、
操作表示部11のスタートキーを押し、画像の編集加工処
理を開始する。スタートキーが押されると、まず、画像
データ読取部12により原稿から画像データが読み取られ
て入力され、ページ毎にRAM部18に一旦格納される。
次いで、親機機能管理メモリ部17から親機の使用通信回
線網50でのダイヤル番号コードが読み出され、網制御部
15によりダイヤル番号コードに該当するダイヤルパルス
信号乃至DTMF信号に変換されて通信回線網50に送出
する。交換機から呼び出し信号により発呼された親機
は、CED信号(被呼端末識別信号)を子機に送信して
回線に接続したことを示し、次いで、親機は子機にNS
Fフレーム(非標準機能識別信号)を送信して親機の有
する非標準機能を子機に伝達する。このNSFフレーム
において、親機が画像データの編集加工処理機能を有し
ていることを伝達する。次いで、親機は子機にDISフ
レーム(ディジタル識別信号)を送信し、親機の受信可
能なデータ伝送速度、2次元符号化能力の有無等を伝達
する。
【0085】DISフレームを子機が受信すると、子機
は、NSSフレーム(非標準機能設定信号)を送信し、
親機に対して非標準のファクシミリ通信モードの設定を
促すとともに、このNSSフレームの中で、編集加工処
理後の画像データの送信宛先を示すダイヤル番号コード
と、続けて送信する画像データの編集加工処理の内容に
対応した処理情報とを送信する。次いで、子機は、TC
F信号(トレーニング・チェック)を送信して画像デー
タを受信する親機のモデム部32のデータ受信能力をトレ
ーニングして確かめ、画像データの伝送速度を確定す
る。
【0086】次いで、画像データを送信する前の手順が
完了し、親機の受信準備が完了すると、画像データの送
信を開始してよい旨の応答信号であるCFRフレーム
(受信準備確認信号)を親機から子機に送信する。子機
では、CFRフレームが受信されると、以降、通常のフ
ァクシミリ通信と同様の伝送制御手順に従って、画像デ
ータを親機に送信する。画像データは、1ページ分ずつ
送信され、1ページ分の送信が終了するとMPSフレー
ム(マルチページ信号)或いはEOMフレーム(メッセ
ージ終了信号)を送信し、全ての原稿の画像データの送
信が終了するとEOPフレーム(手順終了信号)を送信
する。
【0087】次いで、EOPフレームにより画像データ
の送信が完了したことを検知した親機は、子機から受信
した画像データが全て完全である場合、MCFフレーム
(メッセージ確認信号)を子機に送信して、画像データ
の受信がエラーなく終了したことを伝達する。MCFフ
レームを受信した子機は、送信した画像データが全て完
全に受信されたものと判断してDCNフレーム(切断命
令信号)を親機に送信して、一連の通信を終了する。
【0088】このように本実施例(請求項2)において
は、モデム部32を備え、画像データの編集加工処理内容
に対応する処理情報を相手先通信装置から受信するの
で、続いて送信されて来る画像データに施すべき編集加
工処理の内容を認識することができる。したがって、そ
の編集加工処理の内容から自機の有する編集加工処理機
能で対応することができるものか否かを判断する判断材
料とすることができる。また、編集加工処理後の画像デ
ータの送信宛先に対応するダイヤル番号コードを相手先
通信装置から受信するので、編集加工処理の終了した画
像データの送信宛先を特定することができる。したがっ
て、編集加工処理後の画像データを指定された送信宛先
に送信することができる。
【0089】また、モデム部32により相手先通信装置か
ら送信された画像データを受信するので、編集加工処理
を行うべき画像データを確実に受信することができる。
また、画像編集加工部35を備え、モデム部32により受信
された処理情報に基づいて、モデム部32により受信され
た画像データを編集加工処理する。すなわち、処理情報
から画像データに施すべき編集加工処理の内容を認識
し、その認識された編集加工処理を画像データに施すの
で、当該画像データの送信元ユーザーの所望する編集加
工処理を画像データに施すことができる。
【0090】また、モデム部32により受信されたダイヤ
ル番号コードに該当する送信宛先に画像編集加工部35に
より編集加工処理された画像データをモデム部32から送
信するので、編集加工処理の終了した画像データを指定
された送信宛先に確実に送信することができる。したが
って、送信宛先のユーザーに編集加工処理後の画像デー
タを確実に伝達することができる。
【0091】また、通信回線網50を介して相手先通信装
置に接続するので、ローカルエリアネットワーク等の専
用回線に限定されることなく、電話回線網等の一般の通
信回線網を介して高度な画像データの編集加工処理サー
ビスを提供することができる。 <実施例3>図8は、請求項4記載の発明に係る通信装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0092】まず、構成を説明する。図8において、網
制御部31、モデム部32、符号化復号化部33、画像メモリ
部34、画像編集加工部35、RAM部36、ROM部37及び
CPU部38は、請求項2記載の発明に係る通信装置の一
実施例の構成と同様であるから説明を省略する。操作表
示部40は、配設された表示キーや操作キーにより装置の
動作状態を表示する一方、ユーザーが各種操作を行って
通信装置の動作に必要な各種パラメータ及び画像データ
通信に必要な送信宛先情報や各種通信パラメータを入力
できるようになっている。この操作表示部40により後述
する画像データ読取部41により読み取られて入力された
画像データの編集加工処理の内容を指定することができ
るようになっている。
【0093】画像データ読取部41は、詳細は図示しない
が、絵や文章の書かれた原稿(イメージ媒体)を載置す
ることができる原稿載置台と、原稿載置台に載置された
原稿束の最下の原稿から1枚ずつ原稿を搬送する搬送部
と、搬送ぶにより搬送された原稿を照明する光源部と、
光源部から光照射された原稿の画像データをCCD(Cha
rge Coupled Device)等により光電変換するスキャナ部
等を有しており、スキャナ部により得られた画像データ
のアナログ信号をA/D変換器にて所定解像度でディジ
タル信号化するようになっている。画像データ読取部41
は、入力手段を構成する。
【0094】画像データ記録部42は、詳細は図示しない
がA4サイズ、B5サイズ等の所定サイズの記録紙が収
納される記録紙収納部と、紙サイズセンサ、紙詰りセン
サ、紙通過センサ等からなる検出部と、記録紙収納部か
ら記録紙をピックアップして画像印刷部に記録紙を給紙
するフィードローラ、搬送ローラ、無端ベルト等からな
る給紙部と、給紙部により給紙された記録紙上に画像デ
ータを印刷するレーザービームスキャンユニット等から
なる画像印刷部と、画像印刷部により印刷された記録紙
を装置の外部に排出する排紙ローラ等からなる排紙部
と、給紙部や排紙部等が有するローラや無端ベルトを駆
動するモータやクラッチやソレノイド等からなる駆動部
とを有しており、画像データ読取部12により読み取られ
た画像データを記録紙上に印刷・再現したり、通信回線
網50、網制御部31を介してモデム部32が受信した画像デ
ータを記録紙上に印刷・再現することができるようにな
っている。この画像データ記録部42は、網制御部31を介
してモデム部32により受信された画像データを記録紙上
に印刷・再現することができ、出力手段を構成する。
【0095】このように画像編集加工機能を有する通信
装置30において、入力手段としての画像データ読取部41
と、出力手段としての画像データ記録部42とを備えたの
で、ユーザーは、画像編集加工機能を有する通信装置30
の多機能かつ高機能な画像データ編集加工処理機能を通
信回線網50を介さずに利用することができる。すなわ
ち、本実施例(請求項4)においては、画像データ読取
部41を設け、イメージ媒体としての原稿やマークシート
等から画像データを入力するので、自機通信装置30の有
する画像データの編集加工処理機能を通信回線網50を介
さずに直接利用することができる。また、入力された画
像データを通信回線網50を介して他の画像データの編集
加工処理が可能な通信装置に送信することができるの
で、自機の有していない画像データの編集加工処理機能
を有する他機を利用することができ、画像データの編集
加工処理機能一層向上させることができる。
【0096】また、画像データ記録部42を設け、モデム
部32により受信された画像データを出力するので、他の
編集加工処理可能な通信装置等によって編集加工処理さ
れた画像データを視覚的に認識することができる。した
がって、他の通信装置によって行われた画像データの編
集加工処理の仕上り具合を確認することができる。ま
た、画像データ記録部42によって画像編集加工部35によ
り編集加工処理された画像データを出力するので、自機
通信装置30によって行われた画像データの編集加工処理
結果を認識することができ、画像データの編集加工処理
がユーザーの所望通り行われたか否かを直接的かつ視覚
的に判断することができる。
【0097】また、画像データ読取部41と画像データ記
録部42とを設けることによって、通信回線網を介してし
か利用できなかった編集加工処理可能な通信装置の利用
が、当該通信装置の設置場所において、多くのユーザー
によって可能となる。したがって、単独の通信装置とし
て有する画像の編集加工処理機能を多くのユーザーで共
有することができ、その機能を効率よく使用することが
できる。
【0098】<実施例4>図9は、請求項6記載の発明
に係る通信装置の一実施例の構成を示すブロック図であ
り、図10は、図9の増設メモリボードの内部構成を示
すブロック図である。まず、構成を説明する。
【0099】図9において、通信装置10は、操作表示部
11、画像データ読取部12、符号化復号化部13、画像デー
タ記録部14、網制御部15、モデム部16、RAM部18、R
OM部19、CPU部20、バス21、増設メモリI/F部2
2、増設メモリボード23を有している。それら各部のう
ち操作表示部11、画像データ読取部12、符号化復号化部
13、画像データ記録部14、網制御部15、モデム部16、R
AM部18、ROM部19及びCPU部20については、図1
の通信装置と同様であるので構成の説明を省略する。
【0100】増設メモリI/F部22は、後述する増設メ
モリボード23と通信装置10各部とのインターフェースの
役割を果すものである。増設メモリボード23は、本体I
/F24、増設メモリ25、操作部26、CPU27を有してお
り、本体装置10と脱着できるようになっている。本体I
/F24は、増設メモリボード23と本体装置10とのインタ
ーフェースの役割を果すものである。
【0101】増設メモリ25は、画像データの編集加工処
理可能な通信装置を発呼するためのダイヤル番号コード
と、そのダイヤル番号コードにより発呼される通信装置
の画像データの編集加工処理内容に対応する処理情報と
がコード化されてデータテーブルとして記憶されるよう
になっている。また、この増設メモリ25には、相手先通
信装置によって編集加工処理された後の画像データの送
信宛先(返送宛先)に対応するダイヤル番号コードが記
憶されるようになっている。返送宛先に対応するダイヤ
ル番号コードは、自機及び自機以外の通信装置のダイヤ
ル番号コードである。増設メモリ25は、記憶媒体を構成
する。
【0102】操作部26は、操作ボタンを有しており、操
作ボタンを操作することによって増設メモリ25に記憶さ
れた処理情報の選択や編集加工処理後の画像データの送
信宛先を選択することができるようになっている。CP
U27は、本体I/F24、増設メモリ25及び操作部26を統
括して管理するものである。
【0103】バス28は、増設メモリボード23内の各部間
のデータ送受用のデータバスライン、アドレスを指定す
るアドレスデータ送受用のアドレスデータバスライン、
各種信号ラインを含むものである。以上の構成により、
増設メモリボード23は、上述の親機機能管理メモリ部17
と同様の機能を有し、記憶手段を構成する。
【0104】この増設メモリボード23では、増設メモリ
25に操作部26によるボタン操作により画像データの編集
加工処理可能な通信装置のダイヤル番号コードと編集加
工処理内容に対応する処理情報とを対応させて記憶する
ことができ、本体I/F24を介して本体装置からダイヤ
ル番号コードのアクセスがあると、そのダイヤル番号コ
ードに対応した処理情報と編集加工処理後の画像データ
の返送先に対応するダイヤル番号コードを増設メモリ25
から読み出し、読み出した処理情報及び返送先のダイヤ
ル番号コードを本体I/F24を介して装置本体10に送出
するとともに、読み出したダイヤル番号コードをことが
できるようになっている。また、増設メモリ25を交換す
ることにより、画像データの編集加工処理が可能な相手
先通信装置の接続先を変更することや、相手先通信装置
の有する画像データの編集加工処理機能の変更を設定し
直すことができるようになっている。このため、画像デ
ータの編集加工処理機能を有する相手先通信装置の機能
変更にフレキシブルに対応することができる。
【0105】また、親機機能管理メモリ部17に相当する
ものを増設メモリボード23として構成したので、容易に
本体装置から脱着することができ、例えば本体装置から
取り外して、画像データの編集加工処理機能を有しない
他の通信装置に容易に取り付け、その通信装置から画像
データの編集加工処理機能を有する通信装置を利用する
ことができるようになる。したがって、装置に限定され
ることなく、画像データの編集加工処理サービスを享受
することができるようになり、業務効率の向上に寄与す
ることができる。また、増設メモリボード23として構成
したので、容易に携帯することができ、簡便に持ち運び
することができる。
【0106】また、相手先通信装置を発呼する送信宛先
に対応するダイヤル番号コードや画像データの編集加工
処理内容に対応する処理情報といった個別具体的な情報
を増設メモリ25に格納し、本体装置10は個別具体的な情
報を格納する必要がないので、本体装置を汎用的な装置
とすることができる。したがって、様々なユーザーのニ
ーズに対しても、ユーザーニーズに共通な機能を持たせ
た本体装置10と、ユーザーによってニーズの異なる部分
とを分離して提供することができ、より一層ユーザーニ
ーズに適った通信装置を提供することができる。
【0107】また、CPU27が本体I/F24、増設メモ
リ25、操作部26が統括管理されて制御するので、本体装
置10側の処理を簡易化することができ、一層業務効率の
向上に寄与することができる。このように本実施例(請
求項6)においては、記憶手段としての増設メモリボー
ド23に増設可能な増設メモリ25を用いているので、増設
メモリ25を交換することにより、画像データの編集加工
処理機能を有する通信装置の送信宛先に対応するダイヤ
ル番号コードとその通信装置の編集加工処理内容に対応
する処理情報とを容易に変更することができ、相手先通
信装置の画像データの編集加工処理機能の変更にフレキ
シブルに対応することができる。
【0108】なお、本発明は、上記の各実施例に限定さ
れるものではなく、種々様々な変形、変更が可能であ
る。例えば上記実施例1では、出力手段として画像デー
タ記録部14を用いたが、画像データを例えばRAM部18
に出力して記憶させてもよく、この場合、RAM部18が
出力手段を構成する。また、上記実施例1では、入力手
段として画像データ読取部12を用いたが、入力手段とし
て、フロッピ・ディスク・ドライブを用い、画像データ
の記憶されたフロッピ・ディスクから画像データを読み
取って入力してもよい。なお、この場合フロッピ・ディ
スクがイメージ媒体を構成する。また、例えば上記実施
例3では、出力手段として画像データ記録部42を用いた
が、画像情報受信手段としてのモデム部32により受信さ
れた画像データを例えば画像メモリ部34に、処理手段と
しての画像編集加工部35により編集加工処理された画像
データを例えばRAM部36に出力して記憶させてもよ
く、この場合、画像メモリ部34及びRAM部36が出力手
段を構成する。このように、本発明は、上記各実施例に
限定されないことはいうまでもない。
【0109】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、入力手段
を備え、イメージ媒体から画像情報を入力するので、画
像情報を直接装置に入力することができる。したがっ
て、ユーザーの操作負担を軽減することができ、かつ、
業務の効率化を図ることができる。
【0110】また、指定手段を備え、入力手段により入
力された画像情報の編集加工処理内容を指定するので、
ユーザーは、様々な編集加工処理の内容の中から所望の
編集加工処理を選択することができる。したがって、ユ
ーザーの所望の画像の編集加工処理ができる。また、送
信手段を備え、指定手段により指定された画像情報の編
集加工処理内容に対応する処理情報を相手先通信装置に
送信するので、相手先通信装置では、続いて送信されて
来るであろう画像情報に対してどのような編集加工処理
を施したらよいかを認識することができる。また、送信
手段により自機の送信宛先情報を相手先通信装置に送信
するので、相手先通信装置に確実に編集加工処理後の画
像情報の送信先を特定させることができる。したがっ
て、編集加工処理後の画像情報を確実に受信することが
できる。
【0111】また、画像情報送信手段を備え、入力手段
により入力された画像情報を相手先通信装置に送信する
ので、画像情報の編集加工処理を行うことができる相手
先通信装置に画像情報を伝達することができる。また、
画像情報受信手段を備え、相手先通信装置により、画像
情報が受信された処理情報に基づいて編集加工処理され
た後、送信宛先情報に含まれる送信宛先を基に、当該相
手先通信装置から送信された画像情報を受信するので、
編集加工処理後の画像情報を確実に受信することができ
る。
【0112】また、出力手段を備え、画像情報受信手段
により受信された画像情報を出力するので、ユーザーは
編集加工処理後の画像情報を認識することができる。ま
た、通信回線網を介して相手先通信装置に接続するの
で、ローカルエリアネットワーク等の専用回線に限定さ
れることなく、電話回線網等の一般の通信回線網を介し
て高度な画像情報の編集加工処理サービスの提供を受け
ることができる。
【0113】請求項2記載の発明によれば、受信手段を
備え、画像情報の編集加工処理内容に対応する処理情報
を相手先通信装置から受信するので、続いて送信されて
来る画像情報に施すべき編集加工処理の内容を認識する
ことができる。したがって、その編集加工処理の内容か
ら自機の有する編集加工処理機能で対応することができ
るものか否かを判断する判断材料とすることができる。
また、編集加工処理後の画像情報の送信宛先を含む送信
宛先情報を相手先通信装置から受信するので、編集加工
処理の終了した画像情報の送信先を特定することができ
る。したがって、編集加工処理後の画像情報を指定され
た送信宛先に送信することができる。
【0114】また、画像情報受信手段を備え、相手先通
信装置から送信された画像情報を受信するので、編集加
工処を行うべき画像情報を確実に受信することができ
る。また、処理手段を備え、受信手段により受信された
処理情報に基づいて画像情報受信手段により受信された
画像情報を編集加工処理するので、当該画像情報の送信
元ユーザーの所望する編集加工処理を画像情報に施すこ
とができる。
【0115】また、画像情報送信手段を備え、受信手段
により受信された送信宛先情報に含まれる送信宛先に処
理手段により編集加工処理された画像情報を送信するの
で、編集加工処理の終了した画像情報を指定された送信
宛先に確実に送信することができる。したがって、送信
宛先のユーザーに編集加工処理後の画像情報を確実に伝
達することができる。
【0116】また、通信回線網を介して相手先通信装置
に接続されるので、ローカルエリアネットワーク等の専
用回線に限定されることなく、電話回線網等の一般の通
信回線網を介して高度な画像情報の編集加工処理サービ
スを提供することができる。請求項3記載の発明によれ
ば、送信手段により相手先通信装置以外の通信装置の送
信宛先を含む送信宛先情報を相手先通信装置に送信する
ので、編集加工処理後の画像情報を自機を含め、第三の
通信装置に送信することができる。したがって、画像情
報の編集加工処理機能を有する通信装置によって画像情
報の編集加工処理が施された画像情報を一旦自機に返送
してもらって、改めて自機から第三の通信装置宛に編集
加工処理後の画像情報を送信する必要がなく、業務手順
を大幅に簡略化することができるとともに、業務遂行時
間を大幅に減少させることができ、業務の効率向上に寄
与することができる。
【0117】請求項4記載の発明によれば、入力手段を
設け、イメージ媒体から画像情報を入力するので、自機
の有する画像情報の編集加工処理機能を通信回線網を介
さずに直接利用することができる。また、入力された画
像情報を通信回線網を介して他の画像情報の編集加工処
理可能な通信装置に送信することができるので、自機の
有していない画像情報の編集加工処理機能であっても、
通信回線網を介してその編集加工処理機能を有する通信
装置を利用することができ、画像情報の編集加工処理機
能を一層向上させることができる。
【0118】また、出力手段を設け、画像情報受信手段
により受信された画像情報を出力するので、他の編集加
工処理可能な通信装置等によって編集加工処理された画
像情報を認識することができ、編集加工処理後の画像情
報の仕上り具合を確認することができる。また、出力手
段によって、処理手段により編集加工処理された画像情
報を出力するので、自機通信装置によって行われた画像
情報の編集加工処理結果を認識することができ、画像情
報の編集加工処理がユーザーの所望通り行われたか否か
を判断することができる。
【0119】入力手段と出力手段とが設けられるので、
通信回線網を介してしか利用できなかった編集加工処理
可能な通信装置の利用が、当該通信装置の設置場所にお
いて、多くのユーザーによって可能となる。したがっ
て、単独の通信装置として有する画像の編集加工処理機
能を多くのユーザーで共有することができ、その機能を
効率よく使用することができる。
【0120】請求項5記載の発明によれば、記憶手段を
設け、画像情報の編集加工処理内容に対応する処理情報
及び編集加工処理後の画像情報の送信宛先を含む送信宛
先情報を記憶するので、編集加工処理内容に対応する処
理情報や送信宛先情報を毎回一々入力する必要がなく、
ユーザーの操作負担を軽減することができ、かつ、業務
の効率向上に寄与することができる。また、送信手段に
より、記憶手段から処理情報及び送信宛先情報が読み出
され、読み出された処理情報及び送信宛先情報を相手先
通信装置に送信するので、相手先通信装置では、続いて
送信されてくる画像情報に施すべき編集加工処理内容を
確実に認識することができるとともに、編集加工処理後
の画像情報の送信宛先を確実に認識することができる。
【0121】請求項6記載の発明によれば、記憶手段に
増設可能な記憶媒体を用いたので、記憶媒体を交換する
ことにより、画像情報の編集加工処理機能を有する通信
装置の送信宛先を含む送信宛先情報と、その通信装置の
編集加工処理内容に対応する処理情報とを容易に変更す
ることができ、相手先通信装置の画像情報の編集加工処
理機能の変更等にフレキシブルに対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、3又は5記載の発明に係る通信装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】請求項1、3又は5記載の発明に係る通信装置
の一実施例の動作フローを示すフローチャートである。
【図3】請求項1、3又は5記載の発明に係る通信装置
の一実施例の動作フローを示すフローチャートである。
【図4】請求項2記載の発明に係る通信装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。
【図5】請求項2記載の発明に係る通信装置の一実施例
の動作フローを示すフローチャートである。
【図6】請求項2記載の発明に係る通信装置の一実施例
の動作フローを示すフローチャートである。
【図7】図1の通信装置から図4の通信装置に画像情報
の編集加工処理要求するときの伝送制御手順の一例を示
す図である。
【図8】請求項4記載の発明に係る通信装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。
【図9】請求項6記載の発明に係る通信装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。
【図10】図9の増設メモリボードの内部構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 通信装置(子機) 11 操作表示部(指定手段) 12 画像データ読取部(入力手段) 13 符号化復号化部 14 画像データ記録部(出力手段) 15 網制御部 16 モデム部(送信手段、画像情報送信手段、画像情
報受信手段) 17 親機機能管理メモリ部(記憶手段) 18 RAM部 19 ROM部 20 CPU部 21 バス 22 増設メモリI/F部 23 増設メモリボード(記憶手段) 24 本体I/F 25 増設メモリ(記憶媒体) 26 操作部 27 CPU 30 通信装置(親機) 31 網制御部 32 モデム部(受信手段、画像情報受信手段、画像情
報送信手段) 33 符号化復号化部 34 画像メモリ部 35 画像編集加工部(処理手段) 36 RAM部 37 ROM部 38 CPU部 39 バス 40 操作表示部 41 画像データ読取部(入力手段) 42 画像データ記録部(出力手段) 50 通信回線網

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線網を介して相手先通信装置に接続
    され、 イメージ媒体から画像情報を入力する入力手段と、 該入力手段により入力された画像情報の編集加工処理内
    容を指定する指定手段と、 該指定手段により指定された画像情報の編集加工処理内
    容に対応する処理情報及び自機の送信宛先を含む送信宛
    先情報を相手先通信装置に送信する送信手段と、 前記入力手段により入力された画像情報を相手先通信装
    置に送信する画像情報送信手段と、 相手先通信装置により、画像情報が受信された前記処理
    情報に基づいて編集加工処理された後、前記送信宛先情
    報に含まれる送信宛先を基に、当該相手先通信装置から
    送信された画像情報を受信する画像情報受信手段と、 該画像情報受信手段により受信された画像情報を出力す
    る出力手段と、を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】通信回線網を介して相手先通信装置に接続
    され、 画像情報の編集加工処理内容に対応する処理情報及び編
    集加工処理後の画像情報の送信宛先を含む送信宛先情報
    を相手先通信装置から受信する受信手段と、 相手先通信装置から送信された画像情報を受信する画像
    情報受信手段と、 前記受信手段により受信された前記処理情報に基づいて
    前記画像情報受信手段により受信された画像情報を編集
    加工処理する処理手段と、 前記受信手段により受信された送信宛先情報に含まれる
    送信宛先に前記処理手段により編集加工処理された画像
    情報を送信する画像情報送信手段と、を備えたことを特
    徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】前記送信手段は、前記相手先通信装置以外
    の通信装置の送信宛先を含む送信宛先情報を前記相手先
    通信装置に送信することを特徴とする請求項1記載の通
    信装置。
  4. 【請求項4】イメージ媒体から画像情報を入力する入力
    手段と、 前記画像情報受信手段により受信された画像情報及び前
    記処理手段により編集加工処理された画像情報を出力す
    る出力手段と、を設けたことを特徴とする請求項2記載
    の通信装置。
  5. 【請求項5】画像情報の編集加工処理内容に対応する処
    理情報及び編集加工処理後の画像情報の送信宛先を含む
    送信宛先情報を記憶する記憶手段を設け、 前記送信手段は、前記記憶手段から処理情報及び送信宛
    先情報を読み出し、読み出した処理情報及び送信宛先情
    報を相手先通信装置に送信することを特徴とする請求項
    1又は3記載の通信装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段は、増設可能な記憶媒体を有
    することを特徴とする請求項5記載の通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037067A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Sharp Corp 画像処理装置及び不具合画像修正方法

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