JP2006261983A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より利便性を向上させることができるファクシミリ装置を提供すること。
【解決手段】 マスク処理を無効化し(S11)、原稿の読み取り処理を開始する。宛先を発呼し、受信装置から送出されてくるNSF信号を受信する。NSF信号に基づいて受信装置がふちなし印刷機能を有しているか否かを判断し、ふちなし印刷機能を有していない場合(S12;N)、縮小送信を設定しているか否かを判断する。縮小送信を設定している場合(S13;Y)、縮小送信の指示を行う。受信装置のエッジトリム量の情報を取得し(S14)、この情報に基づいて原稿画像データの縮小率を決定する(S15)。縮小率に基づいて送信原稿を縮小送信する(S16)。受信装置がふちなし印刷機能を有している場合(S12;Y)、変倍処理を施さずにふちなし印刷指示要求を添付した送信原稿を等倍送信する(S17)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、文字や画像を静止画として伝送するファクシミリ装置に関する。
近年、文字や画像を静止画として伝送するファクシミリ装置が幅広く普及している。
ファクシミリ通信におけるデータの送受信処理では、まず、送信側ファクシミリ装置において、原稿を走査し、これにより得た多数の画素のデータを通信回線で送信する。そして、受信側ファクシミリ装置では、受け取った画素のデータを元通りに配列して原稿データを復元し、復元されたデータに基づいて印刷処理を施し出力する。
即ち、ファクシミリ装置は、受信したデータに基づいて印刷処理を行う機能を有する画像形成装置である。
従来、原稿を読み取り、この読み取った原稿の画像データに基づいて印刷処理を施す画像形成装置において、出力される印刷物の質を向上させるための技術が下記の特許文献をはじめ種々提案されている。
特開2004−157612公報 特開2004−216695公報
特許文献1には、印刷結果に原稿画像情報の欠落領域を発生させることなく、かつ、記録媒体(出力用紙)に余白部分が残らないようなふちなし印刷を可能にする技術が提案されている。
また、特許文献2には、トリムエッジ処理を施した出力用紙上において、元画像(原稿画像)の領域を明確に把握させる技術が提案されている。
しかしながら、特許文献1で提案されているようなふちなし印刷を施す技術においては、その制御がパソコンを経由したドライバー部分に依存する所が大きい。そのため、設置場所や動作環境において制約を受けざるを得なくなる。それだけでなく、受信側の装置の能力によって、図面などの印刷可能サイズ(例えばA3サイズ)よりも大きな文書を送信原稿とした場合には、送りたい原稿のイメージのまま忠実に文書出力させることができないおそれがある。
また、特許文献2で提案されているようなトリムエッジ処理を施す装置では、元画像(原稿画像)の領域を忠実に再現させる場合に、主・副走査の倍率を個別に変更させ、かつトリム境界線を画像データと合成させる機能を用いている。ところが、図面などを送信原稿とする場合には等倍出力の方がより用途に忠実であるといえる。また、境界線などの印字データを付加させることで、かえって元画像データ(原稿画像データ)を忠実に再現できないおそれがあった。
そこで本発明は、このような不具合を適切に解消することによって、より利便性を向上させることができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明では、通信網を介して接続された相手先ファクシミリ装置へ原稿画像データを送信するファクシミリ装置であって、原稿の全領域を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた画像信号を記憶する記憶手段と、前記相手先ファクシミリ装置の能力情報を取得する能力情報取得手段と、前記能力情報取得手段により取得された前記能力情報に基づいて、前記相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理が可能か否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理が可能であると判断された場合、前記記憶手段に記憶された前記画像信号、および、ふちなし印刷指定要求を前記相手先ファクシミリ装置へ送信する等倍送信手段と、を備えることにより前記目的を達成する。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理の指定を受け付けるふちなし印刷受付手段を備え、前記能力情報取得手段は、前記ふちなし印刷受付手段により前記ふちなし印刷処理の指定を受け付けた場合に、前記相手先ファクシミリ装置の能力情報を取得する。
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記能力情報は、NSF(能力識別)信号により構成されている。
請求項4記載の発明では、請求項1、請求項2または請求項3記載の発明において、前記相手先ファクシミリ装置における印刷可能領域の情報を取得する印刷可能領域情報取得手段と、前記判断手段により前記相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理が可能でないと判断された場合、前記印刷可能領域情報取得手段により取得した前記相手先ファクシミリ装置における印刷可能領域の情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記画像信号を前記相手先ファクシミリ装置における印刷可能領域内に収まるサイズに縮小して前記相手先ファクシミリ装置へ送信する縮小送信手段と、を備える。
請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、前記印刷可能領域情報取得手段は、前記能力情報に基づいて、前記相手先ファクシミリ装置に設定されているエッジトリム量を取得し、前記エッジトリム量に基づいて、前記相手先ファクシミリ装置における印刷可能領域の情報を取得する。
請求項6記載の発明では、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載の発明において、他のファクシミリ装置における前記等倍送信手段により送信される前記画像信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記画像信号、および、ふちなし印刷指定要求に基づいて、当該ファクシミリ装置における印刷可能領域に印刷処理を施す印刷手段と、を備える。
請求項1記載の発明によれば、相手先ファクシミリ装置の能力情報に基づいて、相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理が可能か否かを判断することにより、相手先ファクシミリ装置の能力に合致した適切なファクシミリ通信処理を行うことができるため、ファクシミリ装置における利便性をより向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理の指定を受け付ける受付手段を設けることにより、相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理の有無を発呼側ファクシミリ装置において任意に設定することができる。そのため、相手先ファクシミリ装置においてオペレータの所望する出力結果を容易に得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、能力情報をNSF(能力識別)信号で構成することにより、従来機種や他メーカとの通信においても正常にデータの送受信を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理が可能でないと判断された場合、送信する画像信号を縮小して適切なサイズに変換することにより、受信側ファクシミリ装置においてデータ欠け等の不具合を生じさせることなく、原稿画像を忠実に再現することができる。
請求項5記載の発明によれば、前記相手先ファクシミリ装置における印刷可能領域の情報を相手先ファクシミリ装置に設定されているエッジトリム量に基づいて取得することにより、適切な印刷可能領域の情報を容易に取得することができる。
請求項6記載の発明によれば、受信した画像信号、および、ふちなし印刷指定要求に基づいて印刷処理を施すことにより、発呼側ファクシミリ装置のオペレータの所望する印刷出力を適切に得ることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るファクシミリ装置の概略構成を示した図である。
図1に示すように、ファクシミリ装置は、スキャナ1、プロッタ2、システム制御部3、操作表示部4、通信制御部5、モデム6、網制御装置7、符号化復号化部8、画像蓄積部9およびふちなし印刷制御部10を備えている。
スキャナ1は、例えば、CCD(電荷結合素子)を利用したラインイメージスキャナ等が用いられており、送信原稿を所定の解像度で画素に分解して、その各画素を白黒の画信号(イメージデータ)に変換する。
プロッタ2は、例えば、サーマル素子を利用したサーマル記録装置あるいは電子写真式記録装置等から構成され、スキャナ1と同じ解像度で読み取った画像データや受信した画像データ、またファクシミリ通信記録等を記録材としての記録紙に記録して出力する。
システム制御部3は、CPU(中央演算処理処理装置)、ROM(リード・オンリ・メモリ)およびRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等を備え、ROM内には、ファクシミリ装置としての基本プログラムやテストパターン生成・記録処理プログラム、リモコン制御処理プログラム等の各種プログラムおよびこれらの各プログラムを実行する上で必要な各種データやシステムデータ等が格納されている。システム制御部3は、CPUがROM内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとして使用しつつ、ファクシミリ装置の各部を制御して、ファクシミリ装置としてのシーケンスを実行するとともに、ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理を行う。
操作表示部4は、オペレータがこのファクシミリ装置を任意に操作するためのテンキー、スタートキー、ストップキー、アスタリスク(*)キー、パウンド(#)キー等の各種操作キーおよび、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備えている。
操作キーからは、送信操作等の各種命令が入力され、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置からオペレータに通知する各種情報が表示される。
通信制御部5は、所定の伝送制御手順に従って画信号のファクシミリ伝送を実行するものであり、モデム6および網制御装置7を介して伝送回路網(例えば公衆電話回線)と接続されている。
モデム6は、通信制御部5からの送信信号を変調して網制御装置7に送ると共に、網制御装置7からの受信信号を復調して通信制御部5へ送る。
符号化復号化部8は、送信する画信号を所定の方式で符号化してその情報量を圧縮すると共に、符号化されている受信画信号を復号化して元の画情報に復元する。
画像蓄積部9は、スキャナ1にて読み取られた画像を縮小処理などの画像編集を加えるために、一旦読取画像を保存する記憶装置である。
原稿画像を送信する場合には、スキャナ1にて送信原稿が所定の解像度で画素に分解されて白黒の画信号(イメージデータ)に変換され、この画信号が画像蓄積部9に一旦保存される。
システム制御部3は操作表示部4からの指示に基づいて画像蓄積部9に保存されている画信号に縮小などの画像編集を加え、符号化復号化部8がその画信号を所定の方式で符号化することにより各読み取りラインの符号化データを作成する。
通信制御部5はその符号化データを所定の伝送制御手順に従ってモデム6、網制御装置7および伝送回路網を介して受信側の相手先ファクシミリ装置(例えば本実施形態と同じ構成のファクシミリ装置)へ送信する。
従って、通信制御部5、モデム6および網制御装置7は通信手段を構成する。
ふちなし印刷制御部10は、ふちなし印刷処理の制御を行う。ふちなし印刷処理とは、画像データを印刷出力する際に、記録媒体(印刷用紙)に余白が現れないように、即ち余白が出ないように用紙全面に印刷する処理を示す。
ふちなし印刷制御部10は、スキャナ1にて読み取られた画情報に対して、ふちなし印刷が可能かどうかを判断する。なお、この判断は、画情報を通信プロトコル上で通信可能とされる画像サイズ情報と比較し、その比較結果に基づいて行われる。
ふちなし印刷が可能かどうかの判断の結果、ふちなし印刷が不可能である場合には、さらに、ふちなし印刷制御部10は、その読み取りページが等倍送信設定であるか、または縮小送信設定であるかどうかを判断する。
判断の結果、読み取りページが等倍送信設定である場合、ふちなし印刷制御部10は、通信可能サイズでの等倍指示を決定する。
一方、読み取りページが等倍送信設定でない場合、即ち等倍送信出来ない場合、ふちなし印刷制御部10はエッジトリム量に相当する縮小送信を指示する。
ふちなし印刷制御部10は、このような判断処理および判断結果に基づく指示処理の制御を行う。
図2は、本実施の形態に係るファクシミリ装置におけるファクシミリフレームの構成を示した図である。
本実施の形態に係るファクシミリ装置における基本フレームの構成はISO(国際標準化機構)の規定するハイレベルデータリンク制御手順(HDLC)に準拠しており、図2にはその一例を示す。
図2に示すように、ファクシミリフレーム構成は、通信の開始または終了を知らせるためのフラグシーケンスFと、受信先局を指定するためのアドレスフィールドAと、相手局に対する動作の指令を行う制御フィールドCと、ファクシミリ手順を示すファクシミリ制御フィールドFCFと、ファクシミリ制御フィールドFCF後にファクシミリ手順をさらに明らかにするための付加的な8ビット単位の情報の送出を行うファクシミリ情報フィールドFIFと、誤り制御のためのフレームチェックシーケンスFCSとから構成されている。
なお、ファクシミリ情報フィールドFIFにおける付加的な8ビット単位の情報は、DIS、DCS、DTC、CSI、CIG、TSI、NSC、NSFおよびNSS信号の情報の規定から成っている。
ここで、ファクシミリ制御フィールドFCFおよびファクシミリ情報フィールドFIFはフェーズB特有のもので、その他のフェーズにおいては任意の情報を扱っている。なお、その他のフレーム構成は各フェーズ共通である。
また、NSF信号は端末(ファクシミリ装置)の記録紙幅、線密度等の情報を含む能力識別信号である。
図3は、本実施の形態に係るファクシミリ装置におけるファクシミリ通信の伝送フェーズを示した図である。
図3に示すように、このファクシミリ通信の発呼から切断までの段階は、CCITT(国際電信電話諮問委員会)で勧告されたT30(一般電話交換回線におけるファクシミリ伝送手順)においてフェーズA〜Eに分類されている。
フェーズAでは伝送回線の接続、フェーズBでは回線の接続の確認、フェーズCでは情報(データ)の転送、フェーズDではデータ転送の終了および初期状態の復帰、フェーズEでは伝送回線の切断を各々行っている。また、各フェーズ中の送信機側と受信機側との通信は図2に示したフレーム単位で行われる。
特に、フェーズBは、ファクシミリ端末相互の機能の識別、選択した機能の設定および受信可能状態の確認等を実行する段階であり、本実施形態のファクシミリ装置には送信時に受信側の相手先ファクシミリ装置からその機能を識別する識別情報としてNSF信号が送られてくる。
フェーズB中のフレームにおいては、各フェーズに対して唯一ファクシミリ情報フィールドFIFを持ち、伝送効率、信頼性の向上等を決定する。
また、フェーズB中の能力識別信号DISは受信機側から送信機側へ受信機の機能(モデムの種類、I/Oスピード、記録紙幅等)を知らせる信号であり、命令情報信号DCSは送信機側から受信機側へどの様な送信条件(モデムスピード、I/Oスピード、記録紙幅等)で送信するかを知らせる信号である。
次に、このように構成されたファクシミリ装置における動作について説明する。
図4は、ふちなし印刷指定機能を用いてファクシミリ送信処理を行う場合における動作手順を示したフローチャートである。
オペレータによるファクシミリ通信の発呼操作が操作表示部4からなされると、システム制御部3は、ふちなし印刷指定処理に対応した原稿画像読取プログラムを起動する。
なお、受信側ファクシミリ装置においてふちなし印刷処理を行うか否かの設定は、図5に示すような、発呼側ファクシミリ装置における操作表示部4の選択画面上で行うことができる。
次に、システム制御部3は、原稿読み取り時のマスク処理を無効にする処理を行う(ステップ11)。
原稿読み取り時のマスク処理とは、原稿の読み取り処理を行う際に、原稿の用紙全面の画像を読み取らせないように、読み取り原稿の周縁部に非読取領域を示す覆い(マスク)をかける処理である。
この原稿読み取り時のマスク処理を行うことにより、原稿台と原稿との境界におけるエッジノイズやブック型原稿の読み取り時に生じやすい原稿の周縁部のノイズの読み取りを抑制することができる。
しかし、原稿読み取り時のマスク処理を行うことにより、用紙全面に画像が形成されているような原稿の場合、読み取られた原稿画像データから原稿の画像の周縁部におけるデータが欠落してしまうおそれがある。
つまり、原稿読み取り時のマスク処理を無効にすることにより、原稿の全領域における画像データを適切に、データが欠落する領域を生じさせることなく読み取ることができる。
続いて、システム制御部3は、マスク処理が無効化された状態において、ファクシミリ装置にセットされている原稿の読み取り処理を開始する。
スキャナ1で読み取られた画信号は、符号化復号化部8で符号化圧縮された後、画像蓄積部9に一旦蓄積される。
全ての原稿画像の読み取り処理および蓄積処理が終了すると、システム制御部3は、通信制御部5を介して、指定された宛先(受信側ファクシミリ装置)を発呼する。
次に、システム制御部3は、受信側ファクシミリ装置から送出されてくるCED(被呼局識別)信号、NSF(非標準機能識別)信号、および、DIS(デジタル識別)信号を通信制御部5を介して受信する。
次に、ふちなし印刷制御部10は、受信したNSF信号に基づいて、受信側ファクシミリ装置がふちなし印刷機能を有しているか否かを判断する(ステップ12)。
受信側ファクシミリ装置がふちなし印刷機能を有していない場合(ステップ12;N)、ふちなし印刷制御部10は、受信したNSF信号に基づいて、受信側ファクシミリ装置が縮小送信を設定しているか否かを判断する(ステップ13)。
受信側ファクシミリ装置が縮小送信を設定している場合(ステップ13;Y)、ふちなし印刷制御部10は、システム制御部3に対して、受信側ファクシミリ装置に設定されているエッジトリム量に相当する縮小送信の指示(指定)を行う。
なお、受信したNSF信号に基づいて、受信側ファクシミリ装置が縮小送信を設定しているか否かを判断することができない場合には、図6に示すような、発呼側ファクシミリ装置における操作表示部4の操作画面上で、オペレータによって送信時の処理を任意に設定することができる。
ふちなし印刷制御部10によって縮小送信の指定がなされると、システム制御部3は、受信したNSF信号に基づいて、受信側ファクシミリ装置に設定されているエッジトリム量(余白幅)の情報(データ)を取得する(ステップ14)。
なお、受信したNSF信号に基づいて、受信側ファクシミリ装置に設定されているエッジトリム量(余白幅)の情報(データ)を取得することができない場合には、図7に示すような、発呼側ファクシミリ装置における操作表示部4の操作画面上で、オペレータによって任意に設定することができる。
続いて、システム制御部3は、取得した受信側ファクシミリ装置に設定されているエッジトリム量(余白幅)の情報(データ)に基づいて、発呼側ファクシミリ装置における原稿画像データの縮小率を決定(算出)する(ステップ15)。
なお、主走査方向および副走査方向の縮小率は、次式に基づいて算出する。
主走査方向縮小率:{原稿幅−(余白幅×2)}/原稿幅
副走査方向縮小率:{原稿長−(余白幅×2)}/原稿長
次に、システム制御部3は、決定された主走査方向および副走査方向の縮小率に基づいて、送信原稿(原稿画像データ)を縮小送信し(ステップ16)、処理を終了する。
一方、受信側ファクシミリ装置がふちなし印刷機能を有している場合(ステップ12;Y)、システム制御部3は、変倍処理を施さずに、ふちなし印刷指示データを添付した送信原稿(原稿画像データ)を等倍送信し(ステップ17)、処理を終了する。
なお、ふちなし印刷指示データが添付された送信原稿(原稿画像データ)を受信した受信側ファクシミリ装置は、受信したデータに基づいて、ふちなし印刷処理をプロッタ2において実行する。
また、受信側ファクシミリ装置が縮小送信を設定していない場合(ステップ13;N)、システム制御部3は、変倍処理を施さずに、送信原稿(原稿画像データ)を等倍送信し(ステップ17)、処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、読み取り原稿のイメージデータに対して、通常エッジ部分にて行うマスク処理を無効にすることにより、原稿に記載されている全ての必要な情報を正確に受信側ファクシミリ装置に送ることができる。
また、印刷時の余白処理により、受信画像のイメージデータに欠落を発生させてしまい、微細な部分が見えずらくなるケースが想定される場合においても、受信側ファクシミリ装置において、適切にふちなし印刷処理を施すことにより原稿の画像を再現することができる。
本実施の形態によれば、新聞紙や図面などのように若干ふちまで画像があるような原稿を送る場合であっても、ふちなし印刷指示データを発呼側ファクシミリ装置から送信することにより、印刷処理前に、印字範囲(印刷範囲)を保証(指定)する要求をすることができる。これにより、受信側ファクシミリ装置において受信データを出力する際に、適切にふちなし印刷処理を指定(設定)することができる。
また、本実施の形態に係るファクシミリ装置では、CCITTで勧告されたT30に基づいて処理を行うため、どの様なファクシミリ装置においても相互性を有し、より正確で、より速く情報交換することができる。
設計図面のように細部の多い画像データをやり取りする場合には、必ず等倍のままで送信する必要性があるが、オペレータによって任意に送信時の変倍設定を設定可能とすることにより、大切な送信原稿を適切な状態で受信側ファクシミリ装置に送ることができる。
さらに、本実施の形態によれば、送信画像データにおいてデータが欠落する領域を生じさせることなく、適切に原稿画像イメージに対して忠実な画像データを送受信することができる。
本実施の形態に係るファクシミリ装置の概略構成を示した図である。 本実施の形態に係るファクシミリ装置におけるファクシミリフレームの構成を示した図である。 本実施の形態に係るファクシミリ装置におけるファクシミリ通信の伝送フェーズを示した図である。 ふちなし印刷指定機能を用いてファクシミリ送信処理を行う場合における動作手順を示したフローチャートである。 操作表示部における選択画面の一例を示した図である。 操作表示部における送信時の処理の設定画面の一例を示した図である。 操作表示部におけるエッジトリム量の設定画面の一例を示した図である。
符号の説明
1 スキャナ
2 プロッタ
3 システム制御部
4 操作表示部
5 通信制御部
6 モデム
7 網制御装置
8 符号化復号化部
9 画像蓄積部
10 ふちなし印刷制御部

Claims (6)

  1. 通信網を介して接続された相手先ファクシミリ装置へ原稿画像データを送信するファクシミリ装置であって、
    原稿の全領域を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像信号を記憶する記憶手段と、
    前記相手先ファクシミリ装置の能力情報を取得する能力情報取得手段と、
    前記能力情報取得手段により取得された前記能力情報に基づいて、前記相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理が可能か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理が可能であると判断された場合、前記記憶手段に記憶された前記画像信号、および、ふちなし印刷指定要求を前記相手先ファクシミリ装置へ送信する等倍送信手段と、
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理の指定を受け付けるふちなし印刷受付手段を備え、
    前記能力情報取得手段は、前記ふちなし印刷受付手段により前記ふちなし印刷処理の指定を受け付けた場合に、前記相手先ファクシミリ装置の能力情報を取得することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 前記能力情報は、NSF(能力識別)信号により構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 前記相手先ファクシミリ装置における印刷可能領域の情報を取得する印刷可能領域情報取得手段と、
    前記判断手段により前記相手先ファクシミリ装置におけるふちなし印刷処理が可能でないと判断された場合、前記印刷可能領域情報取得手段により取得した前記相手先ファクシミリ装置における印刷可能領域の情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記画像信号を前記相手先ファクシミリ装置における印刷可能領域内に収まるサイズに縮小して前記相手先ファクシミリ装置へ送信する縮小送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のファクシミリ装置。
  5. 前記印刷可能領域情報取得手段は、前記能力情報に基づいて、前記相手先ファクシミリ装置に設定されているエッジトリム量を取得し、前記エッジトリム量に基づいて、前記相手先ファクシミリ装置における印刷可能領域の情報を取得することを特徴とする請求項4記載のファクシミリ装置。
  6. 他のファクシミリ装置における前記等倍送信手段により送信される前記画像信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記画像信号、および、ふちなし印刷指定要求に基づいて、当該ファクシミリ装置における印刷可能領域に印刷処理を施す印刷手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載のファクシミリ装置。
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