JP3712504B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、詳細には、特定相手先からの受信画像を記録紙に合わせて縮小処理及び分割処理して記録出力することを禁止するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置においては、受信画像をオリジナル原稿(送信側の原稿)の画像を忠実に再現して記録紙に記録出力することが望まれるが、記録紙としてカット紙を使用している場合、受信画像のサイズが、ファクシミリ装置に備えられている記録紙のサイズよりも大きい場合や同じサイズの画像であっても縦書きと横書きのように方向が異なっているときには、受信画像をそのまま記録紙に記録出力することができない。
【0003】
そこで、従来のファクシミリ装置においては、受信画像が記録紙サイズよりも大きい場合には、受信画像を縮小して記録紙に記録出力したり(特開平7−244566号公報参照)、長尺の受信画像を複数ページに分割して記録紙に記録出力することが行われている。また、送信側のファクシミリ装置で、受信側の記録紙サイズに合わせて画像を縮小して送信し、受信側のファクシミリ装置は、そのまま受信画像を記録紙に記録出力することが行われている。
【0004】
ところが、受信画像データのライン数が記録紙の記録可能領域を超えているときに、常に画像を縮小したり、分割して、記録すると、元原稿の画像とは異なったものとなり、受信画像の品質が劣化するだけでなく、分割する場合には、記録紙が無駄になることがある。
【0005】
そこで、従来、受信画像データ量が所定値よりも多く、超過分が白ラインのみのときには、超過分の記録を省略するファクシミリ装置が提案されている(特開平7−283934号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のファクシミリ装置にあっては、記録紙に記録しきれない受信が情報量が所定値よりも多く、超過分が白ラインのみのときに、超過分の記録を省略するようになっていたため、超過部分に線や枠等がある場合には、当該線や枠等が不必要な情報であっても、省略されることなく、画像の分割や縮小が行われ、画像品質が劣化するという問題があった。
【0007】
すなわち、特定の業種や特定の業務等においては、扱う画像によって送信画像データが、特殊な定型フォーマットである場合があり、このような場合に、当該特定フォーマットによっては、不必要な部分であるにもかかわらず、A4やB5等の定型の記録紙の記録可能領域を超える画像データ、例えば、線や枠等が含まれていることがある。
【0008】
このような不必要な部分であっても、従来のファクシミリ装置においては、白ラインではないため、受信画像データを分割あるいは縮小して記録出力することとなり、画像品質が悪化するとともに、記録紙が無駄に消費されるという問題があった。
【0009】
また、ファクシミリ装置においては、一般に、受信画像に相手先電話番号や相手先名称及び受信年月日等の付加情報を付加して記録するが、特定業務の特定フォーマットの画像のように、受信画像によっては、このような付加情報が邪魔な画像となり、特定業務の特定フォーマットの画像として利用できなくなることがある。
【0010】
そこで、請求項1記載の発明は、受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否する相手先を予め登録し、受信画像が当該登録された相手先からの画像であると、受信画像を等倍で記録出力して、記録領域を超える画像を切り捨てることにより、特殊な定型フォーマットの画像の不必要な画像を記録するために画像の分割や縮小を行って記録品質が劣化することを防止するとともに、記録紙の無駄づかいを防止して、画像品質が良好で、利用性の良好なファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0011】
請求項2記載の発明は、着信時、相手先が、予め受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否するとともに、当該相手先からの受信画像を記録する記録紙サイズの登録されている相手先であると、受信画像の画像サイズに関わらず、当該登録されている記録紙サイズの記録紙に受信画像を等倍で記録出力することにより、特殊な定型フォーマットの画像の不必要な画像を記録するために記録紙サイズの大きい記録紙に記録出力され、小さいサイズの記録紙に複写し直したり、画像品質が劣化することを防止し、画像品質が良好で、利用性の良好なファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0012】
請求項3記載の発明は、着信時、相手先が、予め受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否するとともに、相手先名称及び受信年月日等の付加情報の受信画像への付加を禁止する相手先として登録されている相手先であると、受信画像への付加情報の付加処理を禁止し、当該付加情報の付加されていない受信画像を等倍で記録紙に記録出力することにより、特殊な定型フォーマットの受信画像に付加情報が付加されたり、縮小あるいは分割記録されることにより、受信側にとって邪魔な画像である付加情報が受信画像とともに記録された記録紙を特定目的に使用することができなくなることを防止し、付加情報の付加を禁止する操作を行った後、相手先に再送信を依頼したり、付加情報部分を切り取って複写する等の手間を省くとともに、画像品質が劣化することを防止し、画像品質が良好で、利用性の良好なファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる発明は、受信画像を記録手段により所定サイズの記録紙に記録出力するに際して、前記受信画像のサイズが前記記録紙サイズに記録可能なサイズを超えていると、前記受信画像のサイズに応じて、画像処理手段により前記受信画像の縮小処理あるいは分割処理を施して、前記記録手段により前記記録紙に記録出力させるファクシミリ装置において、前記縮小または分割処理を禁止する特定の相手先の電話番号等の相手先情報を記憶する相手先記憶手段と、着信時、相手先の電話番号等の相手先情報を取得する相手先情報取得手段と、前記相手先情報取得手段の取得した前記相手先情報が前記相手先記憶手段に登録されていると、前記受信画像の画像サイズに関わらず、前記縮小処理または前記分割処理を禁止して、前記記録手段により前記受信画像を前記記録紙に記録出力させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0016】
上記構成によれば、受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否する相手先を予め登録し、受信画像が当該登録された相手先からの画像であると、受信画像を等倍で記録出力して、記録領域を超える画像を切り捨てるので、特殊な定型フォーマットの画像の不必要な画像を記録するために画像の分割や縮小を行って記録品質が劣化することを防止することができるとともに、記録紙の無駄づかいを防止することができ、画像品質を良好ものとすることができるとともに、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0017】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記相手先記憶手段は、前記相手先情報とともに当該相手先からの前記受信画像を記憶する記録紙サイズをも設定登録可能であり、前記制御手段は、着信時、前記相手先情報取得手段の取得した前記相手先情報が、前記相手先記憶手段に前記記録紙サイズの設定された相手先として登録されていると、前記受信画像の画像サイズに関わらず、前記記録手段により当該登録されている記録紙サイズの前記記録紙に前記受信画像を等倍で記録出力させるものであってもよい。
【0018】
上記構成によれば、着信時、相手先が、予め受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否するとともに、当該相手先からの受信画像を記録する記録紙サイズの登録されている相手先であると、受信画像の画像サイズに関わらず、当該登録されている記録紙サイズの記録紙に受信画像を等倍で記録出力するので、特殊な定型フォーマットの画像の不必要な画像を記録するために記録紙サイズの大きい記録紙に記録出力され、小さいサイズの記録紙に複写し直したり、画像品質が劣化することを防止することができ、画像品質を良好なものとすることができるとともに、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0019】
また、例えば、請求項3に記載するように、前記ファクシミリ装置は、付加情報を前記受信画像に付加する付加手段を、さらに備え、前記相手先記憶手段は、前記相手先情報とともに前記付加情報の前記受信画像への付加を禁止する付加情報付加禁止情報をも設定登録可能であり、前記制御手段は、着信時、前記相手先情報取得手段の取得した前記相手先情報が前記相手先記憶手段に前記付加情報付加禁止情報の設定された相手先として登録されていると、前記付加手段による前記受信画像への前記付加情報の付加処理を禁止し、前記記録手段により当該付加情報の付加されていない前記受信画像を等倍で前記記録紙に記録出力させるものであってもよい。
【0020】
上記構成によれば、着信時、相手先が、予め受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否するとともに、相手先名称及び受信年月日等の付加情報の受信画像への付加を禁止する相手先として登録されている相手先であると、受信画像への付加情報の付加処理を禁止し、当該付加情報の付加されていない受信画像を等倍で記録紙に記録出力するので、特殊な定型フォーマットの受信画像に付加情報が付加されたり、縮小あるいは分割記録されることにより、受信側にとって邪魔な画像である付加情報が受信画像とともに記録された記録紙を特定目的に使用することができなくなることを防止して、付加情報の付加を禁止する操作を行った後、相手先に再送信を依頼したり、付加情報部分を切り取って複写する等の手間を省くことができるとともに、画像品質が劣化することを防止することができ、画像品質を良好ものとすることができるとともに、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0026】
図1〜図6は、本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態を適用したファクシミリ装置1の回路ブロック図である。
【0027】
図1において、ファクシミリ装置1は、スキャナ2、原稿センサ3、プロッタ4、用紙センサ5、相手先比較部6、操作表示部7、ページメモリ8、パラメータメモリ9、時計回路部10、通信制御部11、モデム12、網制御部13、符号化・復号化部14、CPU(Central Processing Unit )15、ROM(Read Only Memory)16、RAM(Random Access Memory)17及びキャラクタジェネレータ18等を備えており、上記各部は、バス19により接続されている。
【0028】
スキャナ2は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を利用したラインイメージセンサが用いられており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ2の原稿読取位置に送給する。スキャナ2は、ADFから搬送されてきた原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像度で読み取る。
【0029】
スキャナ2には、原稿センサ3が設けられており、原稿センサ3は、ADFへの原稿のセットの有無及びセットされた原稿サイズを検出して、検出結果をCPU15に出力する。
【0030】
プロッタ(記録手段)4としては、例えば、サーマル素子を備えたサーマル記録装置、電子写真式記録装置、あるいは、インク噴射式記録装置等が用いられており、プロッタ4には、1種類あるいは複数種類の所定の記録紙サイズのカット記録紙がセットされている。プロッタ4は、受信画像やスキャナ2で読み取られた画像を記録紙に記録出力する。
【0031】
プロッタ4には、用紙センサ5が設けられており、用紙センサ5は、プロッタ4にセットされている記録紙のサイズ及び当該機紙の有無を検出して、検出結果をCPU15に出力する。
【0032】
相手先比較部6は、後述するパラメータメモリ9に予め登録されている相手先とファクシミリ受信時、通信制御部11がファクシミリ制御信号、例えば、TSIから取得した相手先とが一致するかを比較し、当該比較結果をCPU15に出力する。
【0033】
操作表示部7は、テンキーやスタートキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイやLED(Light Emitting Diode)等)を備え、操作キーからは、送信操作等の各種命令が入力され、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。特に、操作表示部7は、後述する受信画像データ分割・縮小拒否処理を行う相手先の電話番号や名称等の相手先情報の登録操作等を行うのに使用される。
【0034】
ページメモリ8は、受信画像データをプロッタ4で記録出力する際に、符号化・復号化部14で復号化された1ページ分の画像データを展開するのに使用される。
【0035】
パラメータメモリ(相手先記憶手段)9は、読み/書き可能な不揮発性メモリで構成され、送信先電話番号や名称及び自己の電話番号や名称等の各種管理情報を記憶する。特に、パラメータメモリ9は、画像縮小・分割禁止相手先登録領域を有し、当該画像縮小・分割禁止相手先登録領域には、図2に示すように、受信画像データを縮小及び分割することなく、等倍で記録出力させる相手先情報(相手先電話番号や相手先名称等)を記憶する。この画像縮小・分割禁止相手先情報は、操作表示部7のキー操作により登録操作され、CPU15の制御下で、パラメータメモリ9の画像縮小・分割禁止相手先登録領域に登録されるとともに、画像縮小・分割禁止相手先登録領域の最後の相手先情報の後には、ストップコードが設定されている。
【0036】
時計回路部10は、発振回路や分周回路等を備え、現在時刻を計時するとともに、ファクシミリ装置1の動作に必要な各種クロックを発生する。
【0037】
網制御部13には、回線L、例えば、公衆電話回線あるいは専用回線が接続されており、網制御部13は、CPU15の制御下で動作して、回線Lからの発呼に対して自動着呼し、また、回線Lへの自動発呼処理を行う。
【0038】
通信制御部(相手先情報取得手段)11は、回線Lを介して接続された通信相手先ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号の交換を行うとともに、データ変換を行って、ファクシミリ通信手順を実行する。通信制御部11は、このファクシミリ制御信号、例えば、TSI信号(送信端末識別信号)から相手先の電話番号や相手先名称等の相手先情報を取得して、CPU15に出力する。
【0039】
モデム12は、CPU15の制御下で動作して、送信時、送信信号を回線Lの伝達に適した形態に変調し、また、受信時、回線Lから送られてきた変調信号を復調する。
【0040】
符号化・復号化部14は、画像メモリを備えているときには、当該画像メモリへの画像データの蓄積の効率化及び画像データの電送時間の短縮化と効率化を図るものであり、送信時には画像データを所定の符号化方式により圧縮(符号化)し、また、受信時には符号化された画像データを原情報に再生(復号化)する。
【0041】
ROM16は、ファクシミリ装置1の基本処理プログラム、画像回転処理、画像縮小処理及び画像分割処理等の画像処理プログラム及び当該画像縮小及び画像分割を相手先に応じて禁止する画像縮小・分割禁止処理プログラム等の各種プログラムを記憶しているとともに、上記各処理を行うのに必要な各種システムデータやその他のデータを記憶している。
【0042】
RAM17は、CPU15のワークメモリとして利用されるとともに、各種処理を行う上で必要な状態を記憶する。
【0043】
CPU15は、ROM16内のプログラムに基づいてRAM17をワークメモリとして使用しつつ、ファクシミリ装置1の各部を制御して、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行するとともに、相手先比較部6の比較結果に応じて、画像の縮小や分割等の画像処理及び画像縮小・分割禁止処理を実行する。したがって、CPU15及び相手先比較部6は、全体して制御手段として機能する。
【0044】
なお、上記CPU15、RAM17及びROM16は、ワンチップ化されたマイコンであってもよい。
【0045】
キャラクタジェネレータ18は、英字、数字、カナ字、記号、かな字及び漢字等の各文字フォントデータを記憶し、CPU15の制御下で動作して、送信時には、通常のミクストモード通信ではキャラクタデータブロックをCCITT(国際電信電話諮問委員会)の勧告に従うキャラクタコードによりデータ変換し、受信時には、G4ファクシミリ通信等で受信するキャラクタコードを所定のキャラクタデータ(文字データ)に変換する。特に、CPU15は、このキャラクタジェネレータ18の記憶する文字フォントデータを使用して、操作表示部6への文字データの表示や記録紙への相手先情報の記録を行う。
【0046】
すなわち、CPU15は、通信制御部11の取得した相手先電話番号や当該電話番号に対応してパラメータメモリ9に登録されている相手先名称等の相手先情報及び時計回路部10の計時結果から受信年月日を取得して、これらをキャラクタ18を使用して文字情報に変換し、付加情報として記録紙に記録出力させる。したがって、CPU15は、付加情報を記録紙に記録出力する付加手段として機能する。
【0047】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態のファクシミリ装置1は、受信画像の大きさがそのままの状態では、記録紙内に適切に記録出力できない大きさの場合に、受信画像を縮小あるいは分割等の画像処理を施して記録出力するが、特定の相手先からの受信画像に対しては、当該画像縮小・分割を禁止して、等倍で記録するところにその特徴がある。
【0048】
すなわち、ファクシミリ装置1は、パラメータメモリ9等に図3に示すような画像縮小・分割判断テーブルを記憶しており、画像縮小・分割判断テーブルには、記録紙サイズ毎に、等倍記録を行う最大ライン数と分割することなく縮小処理して記録を行う最大ライン数が設定されている。CPU15は、受信画像データのライン数が当該画像データを記録する記録紙の等倍ライン数と分割縮小ライン数のどの範囲のライン数であるかに応じて、等倍記録するか、例えば、ラインの間引きによる縮小記録するか、分割記録するかを判断して、縮小記録あるいは分割記録する必要がある場合には、受信画像に必要な画像処理を施して、記録出力する。
【0049】
なお、図3は、ライン数が、副走査線密度3.85本/mmで、分割縮小ラインは、記録ラインの+20%である。例えば、記録紙がA4サイズのとき、受信画像データのライン数が、1143ラインまでは、等倍記録、1144ラインから1372ラインまでは、副走査線間引き(ライン間引き)による縮小記録、1373ライン以上は、受信画像データを分割して等倍で記録する分割記録であることを示している。
【0050】
そして、ファクシミリ装置1のオペレータは、上記受信画像の縮小・分割を禁止する相手先を、操作表示部7のキー操作によりパラメータメモリ9の画像縮小・分割禁止相手先登録領域に画像縮小・分割禁止相手先として登録する。
【0051】
すなわち、ファクシミリ装置1のオペレータは、図4に示すように、操作表示部7のキー操作により、画像縮小・分割禁止相手先登録モードに設定して、画像縮小・分割処理を禁止する相手先の電話番号や名称等の相手先情報を操作表示部7のキー操作により入力する。
【0052】
CPU15は、画像縮小・分割禁止相手先登録モードに設定されると、相手先登録モードに入り、キー操作に応じて、入力操作された相手先の電話番号や名称等の相手先情報をパラメータメモリ9の画像縮小・分割禁止相手先登録領域に順次登録する(ステップT1)。CPU15は、キー入力が終了すると(ステップT2)、次相手先の入力があるかチェックし(ステップT3)、次相手先の入力があると、同様に当該入力される相手先情報を画像縮小・分割禁止相手先登録領域に登録する(ステップT1、T2)。ステップT3で、次相手先の入力がないと、CPU15は、画像縮小・分割禁止相手先登録モード処理を終了する。
【0053】
ファクシミリ装置1は、上記画像縮小・分割禁止相手先がパラメータメモリ9に登録された状態で、着信があると、受信画像データのサイズ及び相手先がパラメータメモリ9に画像縮小・分割禁止相手先として登録された相手先であるかに応じて、受信画像の縮小・分割を受信画像データの縮小処理あるいは分割処理を行うか否かを判別して、記録処理を行う。
【0054】
すなわち、図5に示すように、受信側であるファクシミリ装置1(Rx)は、送信側ファクシミリ装置(Tx)から着呼があると、CED信号(被呼端末識別信号)を送信した後、NSF信号(非標準機能識別信号)、CSI信号(被呼端末識別信号)及びDIS信号(デジタル識別信号)を送出し、送信側ファクシミリ装置からNSS信号(非標準機能設定信号)、TSI信号(送信端末識別信号)及びDCS信号(ディジタル命令信号)が送信されてきた後、TCF信号(トレーニングチェック)を行って、トレーニングチェックを適切に完了すると、CFR信号(受信準備確認信号)を送出する。送信側ファクシミリ装置は、このCFR信号に応じて、画像データを送信し(PIX)、最終ページまで画像データを送信すると、EOP信号(手順終了信号)を送出する。
【0055】
受信側であるファクシミリ装置1は、画像データを適切に受信すると、MCF信号(メッセージ確認信号)を送信側ファクシミリ装置に送出し、送信側ファクシミリ装置は、MCF信号を受信すると、DCN信号(切断命令信号)を受信側ファクシミリ装置1に送出して、回線を切断する。ファクシミリ装置1は、DCN信号を受信すると、回線を切断して、受信処理を終了する。
【0056】
そして、ファクシミリ装置1は、送信側ファクシミリ装置から送信されてくるTSI信号から送信側ファクシミリ装置の電話番号等の相手先情報を取得し、この取得した相手先情報がパラメータメモリ9に画像縮小・分割禁止相手先として登録されているか否かにより、受信画像の縮小・分割を受信画像データの縮小処理あるいは分割処理を行うか否かを判別して、記録処理を行う。
【0057】
すなわち、ファクシミリ装置1は、着信時、CPU15が、図6に示すように、TSI信号から取得した相手先情報がパラメータメモリ9に登録されている画像縮小・分割禁止相手先と一致するか相手先比較部6に比較処理させて当該相手先が特定相手先かチェックし(ステップS1)、TSI信号から取得した相手先情報がパラメータメモリ9に登録されており、特定相手先であるときには、等倍出力フラグをオンにセットして(ステップS2)、画像データの受信を開始する(ステップS3)。
【0058】
また、ステップS1で、TSI信号から取得した相手先情報がパラメータメモリ9に登録されておらず、特定相手先でないときには、CPU15は、等倍出力フラグをオンにセットすることなく、画像データの受信を開始する(ステップS3)。
【0059】
画像データの受信を開始すると、CPU15は、受信を完了したかチェックし(ステップS4)、受信が完了していないときには、画像データの受信を継続して(ステップS3)、ステップS4で、画像データの受信を完了すると、記録紙を選択した後(ステップS5)、受信画像データのライン数が当該記録紙サイズの等倍ラインをオーバーしたかをパラメータメモリ9の画像縮小・分割判断テーブルを参照して判別する(ステップS6)。
【0060】
ステップS6で、等倍ラインをオーバーしていないときには、CPU15は、受信画像データを、符号化・復号化部14に復号化させた後、縮小処理や分割処理を行うことなく、そのまま等倍でページメモリ8に展開して、プロッタ4により記録紙に記録出力させる(ステップS7)。
【0061】
ステップS6で、受信画像データのライン数が等倍ラインをオーバーしていると、CPU15は、等倍出力フラグがオンかどうかチェックし(ステップS8)、等倍出力フラグがオンのときには、受信画像データを、符号化・復号化部14に復号化させた後、縮小処理や分割処理を行うことなく、そのまま等倍でページメモリ8に展開して、超過した画像データを切り捨て(ステップS9)、ページメモリ8に展開した分の画像データによりプロッタ4で画像を記録紙に記録出力させる(ステップS7)。なお、この場合、切り捨てる画像データは、ページメモリ8に展開しきれなかった最後の方のラインに限るものではなく、受信画像データの最初の方のラインであってもよい。
【0062】
そして、ステップS8で、等倍出力フラグがオフのときには、CPU15は、受信画像データのライン数に基づいて、パラメータメモリ9の画像縮小・分割判断テーブルを参照して、縮小処理か分割処理かを判別する(ステップS10、S11)。
【0063】
受信画像データのライン数が等倍ライン数を超え分割縮小ライン数以下のときには、CPU15は、縮小であると判断して、符号化・復号化部14に復号化させた後、受信画像データのライン間引きを行って、縮小処理した画像データをページメモリ8に展開し、プロッタ4により記録紙に記録出力させる(ステップS12)。
【0064】
受信画像データのライン数が分割縮小ライン数を超えているときには、CPU15は、分割であると判断して、符号化・復号化部14に復号化させた後、受信画像データを分割して、分割処理した画像データをページメモリ8に展開し、プロッタ4により2枚以上の記録紙に分割して記録出力させる(ステップS13)。
【0065】
このように、本実施の形態によれば、受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否する相手先を予めパラメータメモリ9に登録し、受信画像の相手先が当該登録された相手先であると、受信画像を等倍で記録出力して、記録領域を超える画像を切り捨てる。したがって、特殊な定型フォーマットの画像の不必要な画像を記録するために画像の分割や縮小を行って記録品質が劣化することを防止することができるとともに、記録紙の無駄づかいを防止することができ、画像品質を良好ものとすることができるとともに、ファクシミリ装置1の利用性を向上させることができる。
【0066】
なお、上記第2の実施の形態においては、相手先が特定相手か否かに応じて、予め登録されている記録紙サイズの記録紙に受信画像を等倍で記録する場合に適用しているが、特定相手からの受信画像を等倍で記録する場合に限るものではなく、一般的に、受信画像を記録紙を選択して記録する場合に、同様に適用することができる。
【0067】
図7〜図9は、本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、相手先毎に予め登録した記録紙サイズの記録紙に等倍で記録出力するもので、請求項2及び請求項4に対応するものである。
【0068】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態のファクシミリ装置と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態で用いた符号をそのまま用いて、以下説明する。
【0069】
本実施の形態のファクシミリ装置1は、そのパラメータメモリ(記録紙サイズ記憶手段)9に、画像縮小・分割禁止相手先登録領域を有し、当該画像縮小・分割禁止相手先登録領域には、図7に示すように、受信画像データを縮小及び分割することなく、等倍で記録出力させる相手先情報(相手先電話番号や相手先名称等)と当該相手先からの受信画像データを記録する記録紙サイズが登録される。この画像縮小・分割禁止相手先情報及び記録紙サイズは、操作表示部7のキー操作により登録操作され、CPU15の制御下で、パラメータメモリ9の画像縮小・分割禁止相手先登録領域に登録されるとともに、画像縮小・分割禁止相手先登録領域の最後の相手先情報の後には、ストップコードが設定されている。
【0070】
すなわち、ファクシミリ装置1のオペレータは、図8に示すように、操作表示部7のキー操作により、画像縮小・分割禁止相手先登録モードに設定して、画像縮小・分割処理を禁止する相手先の電話番号や名称等の相手先情報と当該相手先からの受信画像データを記録する記録紙サイズを操作表示部7のキー操作により入力する。
【0071】
CPU15は、画像縮小・分割禁止相手先登録モードに設定されると、相手先登録モードに入り、キー操作に応じて、入力操作された相手先の電話番号や名称等の相手先情報をパラメータメモリ9の画像縮小・分割禁止相手先登録領域の相手先欄に順次登録する(ステップT11)。CPU15は、キー入力が終了すると(ステップT12)、記録紙サイズのサイズ選択が行われるのを待って、記録紙サイズの選択が行われると、当該選択された記録紙サイズを当該相手先の指定サイズ欄に登録する(ステップT13)。CPU15は、記録紙サイズの選択操作が完了すると(ステップT14)、次相手先の入力があるかチェックし(ステップT15)、次相手先の入力があると、同様に当該入力される相手先情報及び記録紙サイズを画像縮小・分割禁止相手先登録領域の相手先欄及び指定サイズ欄に登録する(ステップT11〜T14)。入力が終了して、ステップT15で、次相手先の入力がないと、CPU15は、画像縮小・分割禁止相手先登録モード処理を終了する。
【0072】
ファクシミリ装置1は、上記画像縮小・分割禁止相手先及び記録紙サイズがパラメータメモリ9に登録された状態で、着信があると、受信画像データのサイズ及び相手先がパラメータメモリ9に画像縮小・分割禁止相手先として登録された相手先であるかに応じて、受信画像の縮小・分割を受信画像データの縮小処理あるいは分割処理を行うか否かを判別して、記録処理を行う。
【0073】
すなわち、ファクシミリ装置1は、着信時、CPU15が、図9に示すように、TSI信号から取得した相手先情報がパラメータメモリ9に登録されている画像縮小・分割禁止相手先と一致するか相手先比較部6に比較処理させて当該相手先が特定相手先かチェックし(ステップS21)、TSI信号から取得した相手先情報がパラメータメモリ9に登録されており、特定相手先であるときには、固定サイズ出力フラグをオンにセットして(ステップS22)、パラメータメモリ9の相手先に対応して登録されている記録紙サイズを登録記録紙としてRAM17に記憶し(ステップS23)、画像データの受信を開始する(ステップS24)。
【0074】
また、ステップS21で、TSI信号から取得した相手先情報がパラメータメモリ9に登録されておらず、特定相手先でないときには、CPU15は、固定サイズ出力フラグをオンにセットすることなく、画像データの受信を開始する(ステップS24)。
【0075】
画像データの受信を開始すると、CPU15は、受信を完了したかチェックし(ステップS25)、受信が完了していないときには、画像データの受信を継続して(ステップS24)、ステップS25で、画像データの受信を完了すると、固定サイズ出力フラグがオンかチェックする(ステップS26)。
【0076】
ステップS26で、固定サイズ出力フラグがオンのときには、CPU15は、記録に使用する記録紙サイズとして、ステップS23で設定した登録記録紙サイズを設定し(ステップS27)、ステップS26で、固定サイズ出力フラグがオフのときには、記録に使用する記録紙を選択する(ステップS28)。
【0077】
記録に使用する記録紙の選択、設定が完了すると、CPU15は、受信画像データのライン数が当該記録紙サイズの等倍ラインをオーバーしたかをパラメータメモリ9の画像縮小・分割判断テーブルを参照して判別する(ステップS29)。
【0078】
ステップS29で、等倍ラインをオーバーしていないときには、CPU15は、受信画像データを、符号化・復号化部14に復号化させた後、縮小処理や分割処理を行うことなく、そのまま等倍でページメモリ8に展開して、ページメモリ8に展開した画像データによりプロッタ4で受信画像を記録紙に記録出力させる(ステップS30)。
【0079】
ステップS29で、受信画像データのライン数が等倍ラインをオーバーしていると、CPU15は、固定サイズ出力フラグがオンかどうかチェックし(ステップS31)、固定サイズ出力フラグがオンのときには、受信画像データを、符号化・復号化部14に復号化させた後、縮小処理や分割処理を行うことなく、そのまま等倍でページメモリ8に展開して、ページメモリ8の領域を超えた画像データを切り捨て(ステップS32)、プロッタ4により記録紙に記録出力させる(ステップS30)。なお、この場合、切り捨てる画像データは、ページメモリ8に展開しきれなかった最後の方のラインに限るものではなく、受信画像データの最初の方のラインであってもよい。
【0080】
そして、ステップS31で、固定サイズ出力フラグがオフのときには、CPU15は、受信画像データのライン数に基づいて、パラメータメモリ9の画像縮小・分割判断テーブルを参照して、縮小処理か分割処理かを判別する(ステップS33、S34)。
【0081】
受信画像データのライン数が等倍ライン数を超え分割縮小ライン数以下のときには、CPU15は、縮小であると判断して、符号化・復号化部14に復号化させた後、受信画像データのライン間引きを行って、縮小処理した画像データをページメモリ8に展開し、プロッタ4により記録紙に縮小した受信画像を記録出力させる(ステップS35)。
【0082】
受信画像データのライン数が分割縮小ライン数を超えているときには、CPU15は、分割であると判断して、符号化・復号化部14に復号化させた後、受信画像データを分割して、分割処理した画像データをページメモリ8に展開し、プロッタ4により2枚以上の記録紙に受信画像を分割して記録出力させる(ステップS36)。
【0083】
このように、本実施の形態によれば、着信時、相手先が、予め受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否するとともに、当該相手先からの受信画像を記録する記録紙サイズの登録されている相手先であると、受信画像の画像サイズに関わらず、当該登録されている記録紙サイズの記録紙に受信画像を等倍で記録出力する。したがって、特殊な定型フォーマットの画像の不必要な画像を記録するために記録紙サイズの大きい記録紙に記録出力され、小さいサイズの記録紙に複写し直したり、画像品質が劣化することを防止することができ、画像品質を良好なものとすることができるとともに、ファクシミリ装置1の利用性を向上させることができる。
【0084】
図10は、本発明のファクシミリ装置の第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、相手先が予め登録された相手先であると、受信画像への相手先電話番号、相手先名称及び受信時刻等の付加情報の付加・記録を省略するもので、請求項3及び請求項5に対応するものである。
【0085】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態のファクシミリ装置と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態で用いた符号をそのまま用いて、以下説明する。
【0086】
ファクシミリ装置1は、着信時にTSI信号から取得した相手先情報や当該相手先情報に対応してパラメータメモリ9に予め登録されているその他の相手先情報及び時計回路部10の計時する受信日時等を、受信画像データの所定位置に付加情報として付加して受信画像データとともに記録紙に記録出力する機能を有している。
【0087】
本実施の形態のファクシミリ装置1は、パラメータメモリ(付加禁止相手先記憶手段)9に、特定相手先登録領域を有し、当該特定相手先登録領域には、図2に示したように、受信画像データに上記付加情報付加することなく、記録出力させる相手先情報(相手先電話番号や相手先名称等)が登録されている。
【0088】
ファクシミリ装置1は、受信時、当該相手先が特定相手先か否か応じて、付加情報を付加したり、付加しなかったりしている。
【0089】
すなわち、ファクシミリ装置1は、着信時、CPU15が、図10に示すように、TSI信号から取得した相手先情報がパラメータメモリ9の特定相手先登録領域に登録されている特定相手先と一致するか相手先比較部6に比較処理させて当該相手先が特定相手先かチェックし(ステップP1)、TSI信号から取得した相手先情報がパラメータメモリ9に登録されており、特定相手先であるときには、RAM17の付加情報フラグをオフにセットして(ステップP2)、画像データの受信を開始する(ステップP3)。
【0090】
また、ステップP1で、TSI信号から取得した相手先情報がパラメータメモリ9に登録されておらず、特定相手先でないときには、CPU15は、付加情報フラグをオンにセットして(ステップP4)、画像データの受信を開始する(ステップP3)。
【0091】
画像データの受信を開始すると、CPU15は、受信を完了したかチェックし(ステップP5)、受信が完了していないときには、画像データの受信を継続して(ステップP3)、ステップP5で、画像データの受信を完了すると、付加情報フラグがオンかチェックする(ステップP6)。
【0092】
ステップP6で、付加情報フラグがオンのときには、CPU15は、付加情報の受信画像データへの加工処理を行い(ステップP7)、付加情報を付加した受信画像データをプロッタ4で記録紙に記録出力する(ステップP7)。すなわち、CPU15は、受信画像データを符号化・復号化部14で復号化した後、ページメモリ8に展開し、ページメモリ8に展開した受信画像データの所定位置、例えば、先頭行に、付加情報を付加する。CPU15は、当該付加情報の付加した受信画像データをページメモリ8から読み出してプロッタ4に転送し、プロッタ4で記録紙に付加情報の付加した受信画像を記録させる。
【0093】
ステップP6で、付加情報フラグがオフのときには、CPU15は、受信画像データをページメモリ8に展開し、付加情報を付加することなく、そのままプロッタ4に転送して、プロッタ4で、付加情報の付加しない受信画像を記録させる。
【0094】
このように、着信時、相手先が、相手先名称及び受信年月日等の付加情報の受信画像への付加を禁止する相手先として登録されている相手先であると、受信画像への付加情報の付加処理を禁止し、当該付加情報の付加されていない受信画像を記録紙に記録出力する。したがって、特殊な定型フォーマットの受信画像に付加情報が付加されることにより、受信側にとって邪魔な画像である付加情報が受信画像とともに記録された記録紙を特定目的に使用することができなくなることを防止して、付加情報の付加を禁止する操作を行った後、相手先に再送信を依頼したり、付加情報部分を切り取って複写する等の手間を省くことができるとともに、画像品質が劣化することを防止することができ、画像品質を良好ものとすることができるとともに、ファクシミリ装置1の利用性を向上させることができる。
【0095】
なお、上記第3の実施の形態においては、付加情報を受信画像データに付加するか否かのみの処理を行っているが、上記第1の実施の形態の特定相手先か否かに応じた受信画像データの縮小、分解処理を行うか否かの画像処理や第2の実施の形態の特定相手先か否かに応じた記録紙サイズの指定処理を、特定相手先か否かに応じて付加情報を受信画像データに付加するか否かの処理を同時に行ってもよい。
【0096】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0097】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のファクシミリ装置によれば、受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否する相手先を予め登録し、受信画像が当該登録された相手先からの画像であると、受信画像を等倍で記録出力して、記録領域を超える画像を切り捨てるので、特殊な定型フォーマットの画像の不必要な画像を記録するために画像の分割や縮小を行って記録品質が劣化することを防止することができるとともに、記録紙の無駄づかいを防止することができ、画像品質を良好ものとすることができるとともに、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0098】
請求項2記載の発明のファクシミリ装置によれば、着信時、相手先が、予め受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否するとともに、当該相手先からの受信画像を記録する記録紙サイズの登録されている相手先であると、受信画像の画像サイズに関わらず、当該登録されている記録紙サイズの記録紙に受信画像を等倍で記録出力するので、特殊な定型フォーマットの画像の不必要な画像を記録するために記録紙サイズの大きい記録紙に記録出力され、小さいサイズの記録紙に複写し直したり、画像品質が劣化することを防止することができ、画像品質を良好なものとすることができるとともに、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【0099】
請求項3記載の発明のファクシミリ装置によれば、着信時、相手先が、予め受信画像の分割処理及び縮小処理を拒否するとともに、相手先名称及び受信年月日等の付加情報の受信画像への付加を禁止する相手先として登録されている相手先であると、受信画像への付加情報の付加処理を禁止し、当該付加情報の付加されていない受信画像を等倍で記録紙に記録出力するので、特殊な定型フォーマットの受信画像に付加情報が付加されたり、縮小あるいは分割記録されることにより、受信側にとって邪魔な画像である付加情報が受信画像とともに記録された記録紙を特定目的に使用することができなくなることを防止して、付加情報の付加を禁止する操作を行った後、相手先に再送信を依頼したり、付加情報部分を切り取って複写する等の手間を省くことができるとともに、画像品質が劣化することを防止することができ、画像品質を良好ものとすることができるとともに、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態を適用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置のパラメータメモリの画像縮小・分割禁止相手先登録領域の画像縮小・分割禁止相手先の登録状態を示す図。
【図3】図1のファクシミリ装置のパラメータメモリの画像縮小・分割判断テーブルの一例を示す図。
【図4】図1のファクシミリ装置による画像縮小・分割禁止相手先登録処理を示すフローチャート。
【図5】ファクシミリの通信制御手順を示す図。
【図6】図1のファクシミリ装置による画像縮小・分割禁止処理を示すフローチャート。
【図7】本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態を適用したファクシミリ装置のパラメータメモリの画像縮小・分割禁止相手先登録領域の画像縮小・分割禁止相手先及び記録紙サイズの登録状態を示す図。
【図8】本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態を適用したファクシミリ装置による画像縮小・分割禁止相手先及び記録紙サイズ登録処理を示すフローチャート。
【図9】本発明のファクシミリ装置の第2の実施の形態を適用したファクシミリ装置による画像縮小・分割禁止及び記録紙サイズ設定処理を示すフローチャート。
【図10】本発明のファクシミリ装置の第3の実施の形態を適用したファクシミリ装置による付加情報付加制御処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 スキャナ
3 原稿センサ
4 プロッタ
5 用紙センサ
6 相手先比較部
7 操作表示部
8 ページメモリ
9 パラメータメモリ
10 時計回路部
11 通信制御部
12 モデム
13 網制御部
14 符号化・復号化部
15 CPU
16 ROM
17 RAM
18 キャラクタジェネレータ
19 バス

Claims (3)

  1. 受信画像を記録手段により所定サイズの記録紙に記録出力するに際して、前記受信画像のサイズが前記記録紙サイズに記録可能なサイズを超えていると、前記受信画像のサイズに応じて、画像処理手段により前記受信画像の縮小処理あるいは分割処理を施して、前記記録手段により前記記録紙に記録出力させるファクシミリ装置において、
    前記縮小または分割処理を禁止する特定の相手先の電話番号等の相手先情報を記憶する相手先記憶手段と、着信時、相手先の電話番号等の相手先情報を取得する相手先情報取得手段と、前記相手先情報取得手段の取得した前記相手先情報が前記相手先記憶手段に登録されていると、前記受信画像の画像サイズに関わらず、前記縮小処理または前記分割処理を禁止して、前記記録手段により前記受信画像を前記記録紙に記録出力させる制御手段と、を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記相手先記憶手段は、前記相手先情報とともに当該相手先からの前記受信画像を記憶する記録紙サイズをも設定登録可能であり、前記制御手段は、着信時、前記相手先情報取得手段の取得した前記相手先情報が、前記相手先記憶手段に前記記録紙サイズの設定された相手先として登録されていると、前記受信画像の画像サイズに関わらず、前記記録手段により当該登録されている記録紙サイズの前記記録紙に前記受信画像を等倍で記録出力させることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 前記ファクシミリ装置は、付加情報を前記受信画像に付加する付加手段を、さらに備え、前記相手先記憶手段は、前記相手先情報とともに前記付加情報の前記受信画像への付加を禁止する付加情報付加禁止情報をも設定登録可能であり、前記制御手段は、着信時、前記相手先情報取得手段の取得した前記相手先情報が前記相手先記憶手段に前記付加情報付加禁止情報の設定された相手先として登録されていると、前記付加手段による前記受信画像への前記付加情報の付加処理を禁止し、前記記録手段により当該付加情報の付加されていない前記受信画像を等倍で前記記録紙に記録出力させることを特徴とする請求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
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