JPH1155532A - カラーファクシミリシステム - Google Patents

カラーファクシミリシステム

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JPH1155532A
JPH1155532A JP9214451A JP21445197A JPH1155532A JP H1155532 A JPH1155532 A JP H1155532A JP 9214451 A JP9214451 A JP 9214451A JP 21445197 A JP21445197 A JP 21445197A JP H1155532 A JPH1155532 A JP H1155532A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像を送信できるファクシミリ装置で
カラー画情報が必要な場合だけカラー送信することので
きるカラーファクシミリシステムを提供する。 【解決手段】 送信側で、カラー画情報であることを識
別させる識別信号と共にモノクロ画情報を送信する手段
と、受信側で、そのモノクロ画情報を受信したとき、そ
のモノクロ画像と共に上記識別信号からカラーであるこ
とを出力する出力手段とを備えたカラーファクシミリシ
ステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像を送信
できるカラーファクシミリシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置が普及してきた
が、ファクシミリ装置でのコピーのカラー化にともな
い、送信画像を、白黒画像に代わってカラーで送信した
いという要求が高まってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送信画
像は、必ずしもカラー画情報が必要である場合ばかりで
なく、モノクロ画像で十分である場合が多い。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、カラー画像を送信できるファクシミリ装置でカラー
画情報が必要な場合だけカラー送信することのできるカ
ラーファクシミリシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、送信側で、カラー画情報であるこ
とを識別させる識別信号と共にモノクロ画情報を送信す
る手段と、受信側で、そのモノクロ画情報を受信したと
き、そのモノクロ画像と共に上記識別信号からカラーで
あることを出力する出力手段とを備えたカラーファクシ
ミリシステムである。
【0006】請求項2の発明は、カラー画情報をカラー
識別コードと共に記憶する記憶手段と、カラー画情報を
モノクロ画情報に変換する手段と、カラー識別コードを
モノクロ画情報と共に送信する手段と、受信側では識別
コードと共にモノクロ画像を出力し、識別コードを送信
側に送る手段と、送信側では上記識別コードを受信する
と共に前記記憶手段からカラー画情報を読みだし受信側
に送信する手段を備えたカラーファクシミリシステムで
ある。
【0007】請求項3の発明は、送信側で、カラー画情
報であることを識別させる識別信号と共にモノクロ画情
報を送信する手段と、受信側で、そのモノクロ画情報を
受信した後、カラー画情報を必要とするときポーリング
受信で、カラー画情報を受信するカラーファクシミリシ
ステムである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0009】図1は、本発明のカラーファクシミリシス
テムのファクシミリ装置のブロック回路図を示したもの
である。
【0010】図において、10は、CPUを含む信号処
理部で、カラー或いは白黒画像の圧縮のための符号化/
復号化回路11と、カラー/白黒変換部12とを備えて
いる。
【0011】この信号処理部10は、回線制御部(NC
U)13を介して公衆回線14に接続される。また信号
処理部10には、ROM15、RAM16、CCDカメ
ラからなる読取部17、カラープリンタからなる記録部
18、操作部19、表示部20、画像メモリ21が接続
される。
【0012】信号処理部10は、読取部17で読み取っ
たカラー画情報を、画像メモリ21に格納するが、送信
の際には、基本的にはカラー原稿をカラー/白黒変換部
11で白黒画情報として送信し、その白黒画情報に、画
像がカラーである識別コードをファクシミリ送信手順中
のフレームに記述して送信する。
【0013】受信側では、白黒画情報を記録部18に出
力すると共に識別コードからその白黒画情報が、元々カ
ラー画情報であることを認識し、白黒画情報にカラーで
あることを表示して出力する。
【0014】また、受信時、カラー画情報を必要とする
とき、白黒画情報を受信した後に、識別コードを送信側
に送り、送信側では、この識別コードを受けて、画像メ
モリ21に格納されたカラー画情報を受信側に送信でき
るようになっている。
【0015】また白黒画像を受信してFAX通信を終え
た後、カラー画情報を欲しいときは、受信側がポーリン
グ受信により送信側の画像メモリ21に格納されたカラ
ー画情報を受信できるようになっている。
【0016】図2は、T.30勧告によるバイナリーコ
ードファクシミリ制御手順のHDLCフレーム構成を示
したものである。
【0017】このフレーム構成は、プリアンブル24と
バイナリーコード情報25からなり、そのバイナリーコ
ード情報25が、非標準機能(NSF)フレーム26と
被呼端末識別(CSI)フレーム27とディジタル識別
(DIS)フレーム28からなり、ディジタル識別(D
IS)フレーム28が、フレーム28の始めと終わりを
示すフラグシーケンス29、HDLCアドレスフィール
ド30、HDLC制御フィールド31、ファクシミリ制
御フィールド(FCF)32、ファクシミリ情報フィー
ルド(FIF)33、フレームチェックシーケンス34
から構成される。
【0018】カラー画情報である識別コードは、ファク
シミリ制御フィールド32中のNSF(非標準機能)、
NSC(非標準機能命令)、NSS(非標準機能)に含
ませておく。
【0019】図3は、受信側のフローチャートを示した
ものである。
【0020】受信が開始35され、着信36した後、N
SFにカラー印字指定37をし、送信側にDISとNS
Fを送出38し、step1で、送信側からのDISと
NSSを検出したかどうかを判断し、検出したとき(Y
ES)、step2で、検出したNSS中にカラーであ
ることの印字指定があったとき(YES)、識別コード
とカラー通知コードをRAMに記憶39し、モノクロ画
像に識別コードとカラー通知コードを印字出力40した
後、回線断41して受信を終了42する。step1の
判断で、送信側からのDISとNSSを検出しないとき
(NO)、step3で、タイムオーバを検出し、時間
内なら(NO)、step1に戻し、タイムオーバーし
たなら(YES)、回線断41とする。
【0021】また、step2の判断で、NSS中にカ
ラーであることの印字指定がなされていないとき(N
O)、モノクロ画像を印字出力43して回線断41とす
る。
【0022】図4は、送信側のフローチャートを示した
ものである。
【0023】送信が開始45され、step1で原稿が
セットされているかどうかを判断し、原稿がセットされ
ていたなら、スタートボタンを押下46、カラー原稿の
読み取りを開始47する。この読み取り後、カラー読取
画情報を識別コードを付加して画像メモリに記憶48す
る。次に受信側を呼出49し、step2で、受信側か
らのDISとNSFを検出したかどうかを判断し、検出
したなら(YES)、step3の判断で、受信側から
のNSF中にカラー印字設定があるかどうかを判断し、
カラー印字設定があるとき(YES)、受信側に送信す
るNSSに識別コードを付すと共にカラー通知コードを
指定50した後、DCS(ディジタル命令信号)とNS
Sを送出51し、カラー画像をモノクロ画像に変換した
信号を送出52した後、回線断53として送信を終了5
4する。
【0024】step2の判断で、受信側からのDIS
とNSFを検出しないとき(NO)、step4で、タ
イムオーバを検出し、時間内なら(NO)、step2
に戻し、タイムオーバーしたなら(YES)、回線断5
3とする。
【0025】また、step3の判断で、NSF中にカ
ラーであることの印字指定がなされていないとき(N
O)、カラー画像をモノクロ画像に変換した信号を送信
55して回線断53とする。
【0026】図5は、カラー画情報を白黒画情報として
送信した後、受信側からの要求で、カラー画情報を送信
する伝送制御手順を示したものである。
【0027】送信側で、カラー原稿セット、又はコピー
をした後、受信側にダイヤルして16Hzの呼出信号を
送出して受信側のリンガを駆動し、受信側のフックスイ
ッチが閉じて着信を検出したなら、CNG(発呼トー
ン)を受信側に送出し、受信側からのCED(被呼局識
別)を検出し、受信側からNSF、CSI(発呼端末識
別)、DIS(ディジタル識別信号)を検出し、そのN
SFから図4で説明したように識別コードを検出し、受
信側のDISで通信速度等を決定した後、受信側に識別
コードを含むNSS、TSI(送信端末識別)、DCS
(ディジタル命令信号)を送信し、トレーニング+TC
F(トレーニングチェック)を送出し、受信側からのC
FR(受信準備確認)を受け取った後、モノクロ画信号
を送信する。
【0028】また、受信側からのNSFにカラー画情報
の送信要求があったなら、モード変更ありとし、EOM
(メッセージ終了)を送出し、受信側からMCF(メッ
セージ確認)を受け、NSF、CSI、DISを受け、
NSS、TSI、DCSを送出した後、トレーニング+
TCF(トレーニングチェック)を送出し、受信側から
のCFR(受信準備確認)を受け取った後、カラー画信
号を送信した後、EOP(手順終了)を送出し、受信側
からMCFを受け取った後、DCN(切断命令)を送出
してFAX通信を終了する。
【0029】このように、送信側で白黒画情報を送信し
た後、受信側からの要求でカラー画情報を送信できる。
【0030】図6は、受信側(送信側)からカラー画情
報を白黒画情報として受信した後、送信側(受信側)が
カラー画情報を欲しい場合、ポーリング受信でカラー画
情報を受信できる手順を示したものである。
【0031】図6において、送信側(受信側)で、宛先
指定と識別コードの入力を行った後、選択信号と16H
z呼出信号を送出した後、ポーリング受信のための極性
反転を行い、CNGを送出し、CEDを受信し、識別コ
ードと印字指定を含んだNSF、CSI、DISを受信
した後、識別コードを含むNSC、CIG(ポーリング
受信時の発呼端末識別)、DTC(ポーリング時のディ
ジタル送信命令)を送信し、受信側(送信側)からのN
SS、TSI、DCS、トレーニング+TCFを受信し
てCFRを送出した後、カラー画信号を受信する。カラ
ー画信号が複数ページあるときは、MPS(マルチペー
ジ信号)を受け、MCFを送出し、次のカラー画信号を
受信し、送信原稿がないときは、EOPを受信後、MC
Fを送出し、DCNを受信してポーリング受信を終了す
る。
【0032】このように、白黒画情報の受信後にカラー
画情報をポーリング受信することができる。
【0033】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、カラー画
情報を白黒画情報として受け取っても、原稿がカラーで
あることを確認できると共に必要なカラー画情報のみを
自動発呼で或いはポーリング受信で受けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーファクシミリシステムにおける
ファクシミリ装置のブロック回路図を示す図である。
【図2】本発明において、バイナリーコードファクシミ
リ制御手順のHDLCフレーム構成を示す図である。
【図3】本発明において、受信側のフローチャートを示
す図である。
【図4】本発明において、送信側のフローチャートを示
す図である。
【図5】本発明において、白黒画情報を受信後、カラー
原稿を受信する手順を示す図である。
【図6】本発明において、カラー原稿をポーリング受信
する手順を示す図である。
【符号の説明】
10 信号処理部 12 カラー/白黒変換部 17 読取部 18 記録部 21 画像メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側で、カラー画情報であることを識
    別させる識別信号と共にモノクロ画情報を送信する手段
    と、受信側で、そのモノクロ画情報を受信したとき、そ
    のモノクロ画像と共に上記識別信号からカラーであるこ
    とを出力する出力手段とを備えたカラーファクシミリシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 カラー画情報をカラー識別コードと共に
    記憶する記憶手段と、カラー画情報をモノクロ画情報に
    変換する手段と、カラー識別コードをモノクロ画情報と
    共に送信する手段と、受信側では識別コードと共にモノ
    クロ画像を出力し、識別コードを送信側に送る手段と、
    送信側では上記識別コードを受信すると共に前記記憶手
    段からカラー画情報を読みだし受信側に送信する手段を
    備えたことを特徴とするカラーファクシミリシステム。
  3. 【請求項3】 送信側で、カラー画情報であることを識
    別させる識別信号と共にモノクロ画情報を送信する手段
    と、受信側で、そのモノクロ画情報を受信した後、カラ
    ー画情報を必要とするときポーリング受信で、カラー画
    情報を受信することを特徴とするカラーファクシミリシ
    ステム。
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