JPH08507695A - Eg ▲iii▼セルラーゼの精製及び分子クローニング - Google Patents
Eg ▲iii▼セルラーゼの精製及び分子クローニングInfo
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Abstract
(57)【要約】
本発明はトリコデルマ・ロンジブラシアトゥム(Trichoderma longibrachiatum)から単離した精製EG IIIセルラーゼ酵素並びにその分泌型(成熟)及び非分泌型(プレタンパク質)形態のアミノ酸配列に関する。本発明は更にEG IIIセルラーゼ酵素をエンコードするDNAフラグメント及び配列に関する。また、トリコデルマ種又は遺伝子的に改変されたトリコデルマ種の株から獲得した精製又は高濃度EG IIIセルラーゼのいづれかを単離するための方法を開示する。
Description
【発明の詳細な説明】
EG IIIセルラーゼの精製及び分子クローニング
関連文献のクロスリファレンス
本願は1992年4月3日に提出された米国出願第07/862,846号の一部係属出願
であり、尚それは1991年5月30日に提出された米国出願第07/707,647号の一部
係属出願であり、尚それは1991年3月13日に提出された米国出願第07/668,640
号の一部係属出願であり、尚それは1990年10月5日に提出され、現在放棄に至っ
ている米国出願第07/593,919号の一部係属出願である。本願はまた1991年3月2
9日に提出された米国出願第07/678,865号の一部係属出願でもあり、それは1990
年10月5日に提出され、現在放棄に至っている米国特許出願第07/793,919号の
一部係属出願である。この5つの出願の開示内容はその内容全体を引用すること
で本明細書に組入れる。
発明の背景
1.発明の分野
本発明はトリコデルマ・ロンジブラシアトゥム(Trichoderma longibrachiatu
m)から単離した精製EG IIIセルラーゼ酵素並びにその分泌型及び非分泌型形態
の両者におけるアミノ酸配列に関する。本発明は更にEG IIIセルラーゼ酵素をエ
ンコードするDNA配列に関する。本発明は更にトリコデルマ種又はトリコデルマ
種の遺伝子的に改変された株から獲得された、精製浴の、且つ高濃度のEG IIIセ
ルラーゼを単離する方法に関する。
2.当業界の状況
セルラーゼはセルロース(β−1,4−グルカン結合)を加水分
解し、これによりグルコース、セロビオース、セロオリゴ糖等の形成をもたらし
める酵素として当業界において公知である。セルラーゼは菌類、細菌等において
生産(発現)されるが、一定の菌類、特に菌類トリコデルマ属の種(特にトリコ
デルマ・ロンジブラシアトゥム)により生産されたセルラーゼが最も注目を浴び
、その理由は結晶状のセルロースを分解することのできる完璧なセルラーゼ系が
発酵手順を介して大量に容易に生産されるからである。
上記に関係して、Woodら「Methods in Enzymology」、160,25、頁234以降(1
988)は、完璧な菌類セルラーゼ系は、エクソ−セロビオヒドロラーゼ(EC 3.2.
1.91)(「CBH」)、エンドグルカナーゼ(EC 3.2.1.4)(「EG」)及びβ−グ
ルコシダーゼ(EC 3.2.1.21)(「BG」)と同定されているものを含むいく種か
の酵素分類物を含んで成ることを開示している。CBH,EG及びBGの菌類セルラー
ゼ分類物は更に各分類に属している複数の成分を含むものへと広げることができ
る。CBH及びEGは様々な菌類源から単離されている。
CBH,EG及びBG成分を含んで成る完璧なセルラーゼ系は結晶性セルロースをグ
ルコースに効率的に変換するのに必要とされる。単離成分は結晶性セルロースを
加水分解するうえでは、たとえできたとしても効率的ではない。更に、セルラー
ゼ成分間で、特にそれらが異なる分類のものであるとき、相乗的関係が認められ
ている。
他方、単独で、又は組合せられて使用されるセルラーゼ及びその成分は、洗剤
において柔軟剤として、且つ綿布帛等の感触をよくするために有用であることも
当業界において知られている。しかしながら、洗剤においてトリコデルマ種、そ
して特にトリコデルマ・ロンジブラシアトゥム由来のEG I及びEG II成分を使用
するのに問題がある。詳しくは、かかる成分は酸性pHにおいてその最大活性を有
しており、一方、ほとんどの洗濯用洗剤は中性又はアルカリ性(
pH>7〜約10)での使用のために配合されている。米国出願第07/668,640号に
おいて洗剤における1又は複数種の酸性エンドグルカナーゼの使用は、綿含有布
帛の柔軟性、色調保持/回復、及び感触における向上を、アルカリ条件下での処
理のときでさえも供するであろうことを開示しているが、米国出願第07/707,64
7号はトリコデルマ種のEG III成分が、トリコデルマ・ロンジブラシアトゥムのE
G I及びEG II成分に比べて、洗剤において優れた、且つ予期し得ない利点を供
する発見に関連している。
洗濯洗剤におけるその使用に加えて、EG IIIセルラーゼは、1991年5月30日に
提出された米国出願第07/707,647号(引用することで本明細書に組入れる)に
おいて開示されているような、色調の保持/回復、柔軟性及び感触の所望の向上
を供するのに十分な活性がある中間的なpHでの適当な溶液における予備洗浄工程
において使用できうる。
EG IIIセルラーゼの有色布帛のストーンウォッシング工程において更なる用途
を有しており、それにおいては布帛上への着色剤の再付着は精製EG IIIを使用す
ることにより下げることができうる。この工程は1992年9月3日に提出された米
国出願第07/954,113号(引用することで本明細書に組入れる)に開示されてい
る。
更に、EG IIIセルラーゼの中性からアルカリ性の条件下での高い活性は綿含有
布帛を処理するための繊維加工並びに緑蔵飼料及び堆肥加工において有利であろ
う。
即ち、商業的用途のため、精製状態のEG IIIを単離する又はEGIIIに富むセル
ラーゼ生成物を分泌するトリコデルマ株を作り上げることへの関心が高まりつつ
ある。この分野における他の者は、トリコデルマからの低分子量エンドグルカナ
ーゼの精製を述べている(Shoemakerら(1981)Trends in the Biology of Ferm
entations for
Fuels and Chemicals(Hollaender,Rabson,Rogers,Pietro,Valentine and W
olfe,Eds.),Plenum Publishing Corp.,New York;Hakanssonら(1978)Bioc
him.Biophys.Acta 524:385-392;Beldmanら(1985)Eur.J Biochem.146:30
1-308;Ulker and Sprey(1990)FEMS Microbiol.Lett.69:215-220及びSprey
and Ulker(1992)FEMS Microbiol.Lett.92:253-258)。しかしながら、ある
としても、どれが本明細書に記載のEG IIIと同一のタンパク質を示すかを決定す
ることはできない。例えば、Ulker and Sprey(1990)により単離されたタンパ
ク質はそのアミノ末端においてアルギニンを有することが決定された。しかしな
がら、本明細書において報告する遺伝子をエンコードするEG IIIのDNA配列は、E
G IIIがそのアミノ末端においてグルタミン残基を有していることを示唆する。
EG IIIの様々な用途に関し、本発明は菌類セルラーゼ組成物から精製した、EG
III、即ちそのアミノ酸配列及びEG IIIをエンコードするDNA配列の完全なる特
性化に関する。本明細書に記載のEG IIIセルラーゼの完全なる特性化は、遺伝子
操作及び/又は大スケールタンパク質精製手順を介する価格的に有効な商業的EG
IIIセルラーゼ生成物を供するであろう。
発明の概要
トリコデルマ種由来の単独エンドグルカナーゼ成分、いわゆるEG IIIはここで
均質となるまで精製され、そしてその完全なアミノ酸配列及びこのセルラーゼを
エンコードするDNA配列が決定された。
従って、本発明の一態様はSEQ ID NO:11に示すようなEG IIIセルラーゼをエ
ンコードするDNAフラグメント又はその改変体であって、約22〜27キロダルトン
の分子量及びエンドグルカナーゼ活性を特徴とするものに関する。約5.5〜6.0の
最適pH域がトリコデルマ
・ロンジブラシアトゥムにおけるEG IIIの成熟及び分泌型について決定された。
別の態様において、本発明はSEQ ID NO:9及びSEQ ID NO:10においてそれぞ
れ示すようなEG IIIセルラーゼ酵素の前駆体(プレタンパク質)及び成熟(分泌
)型、又はその誘導体であって約22〜27キロダルトンの分子量及びエンドグルカ
ナーゼ活性を有する〔AS?〕分泌型EG IIIタンパク質を供するものに関する。
本発明はまた、商業的に入手できうる水性セルラーゼタンパク質混合物又は野
生型トリコデルマ種株由来の完全セルラーゼ組成物からの精製EG IIIセルラーゼ
酵素の製造方法に関する。
別の態様において、本発明の遺伝子的に改変したトリコデルマ種の株を利用す
ることにより精製された又は高濃度のEG IIIを単離する方法に関連し、ここでは
少なくとも1種以上のエクソ−セロビオヒドロラーゼ成分、CBH I及びCBH II、
並びにエンドグルカナーゼ成分、EG I及びEG IIが、EG IIIの製造のために不活
性化されている。より詳しくは、このトリコデルマ種の株は、CBH I,CBH II,
EG I及びEG IIの全てが不活性化されているように遺伝子的に改変されている。
上記のトリコデルマ種の遺伝子的に改変した株から製造したタンパク質混合物
中に存在している高濃度のEG IIIは、その混合物を濾過と限外濾過段階との組合
せに委ねた後に獲得できうる。他方、上記の改変株から製造されたタンパク質混
合物の中に存在しているEG IIIは、ポリエチレングリコールとカラムクロマトグ
ラフィー工程との組合せを利用して均質となるまで更に精製することができうる
。
本発明の更なる態様は、上記の遺伝子的に改変したトリコデルマ種の株であっ
て更にEG IIIを過剰発現するものに由来する精製され
た又は高濃度EG IIIセルラーゼ酵素を製造するための方法に関する。過剰発現式
遺伝子改変株から製造された高濃度EG III又は精製EG IIIは、この株から製造さ
れたタンパク質混合物を上記の濃縮及び/又は精製手順にかけた後に製造される
。
図面の簡単な説明
図1は、トリコデルマ・ロンジブラシアトゥムEG IIIから獲得したペプチドの
アミノ酸配列とアーウィニア・キャロトバラvarキャロトバラ(Erwinia carotov
ara var carotovara)(E.carot EG)アスペルギルス・アキュレアトゥス(Aspe
rgillus aculeatus)(A.aculeatus EG)由来の成熟形態エンドグルカナーゼの
配列との整合を示す。
図2はEG IIIエンコード遺伝子を含むトリコデルマ・ロンジブラシアトゥムゲ
ノムDNAのクローンした重複HindIII及びAsp 718フラグメントの制限地図である
。転写の方向はEG IIIコード領域の上の矢印により示している。
図3はトリコデルマ・ロンジブラシアトゥムEG IIIエンコード遺伝子のゲノム
DNA配列を示す。EG IIIの推定アミノ酸配列はDNA配列の下に示している。矢印は
16個のアミノ酸シグナル配列の最後の残基と成熟タンパク質の最初の残基との間
の推定シグナルペプチダーゼ解裂部位を示している。2つのイントロンを下方の
枠文字において示している。糸状菌イントロンのスプライシングにかかわると考
えられる共通配列に対合する配列に下線を付した(Gurrら(1987)Gene Structu
re in Enkaryotic Microbes(Kinghorn編),IRL Press,Oxford,UK)。
発明の詳細な説明
本発明はトリコデルマから獲得した精製EG IIIセルラーゼタンパク質及びこの
タンパク質をエンコードするDNA配列に関する。別の観点において、本発明はト
リコデルマ種又は遺伝子的に改変したトリコデルマ種の株から獲得した精製又は
高濃度EG IIIセルラーゼを単離する方法に関する。
本明細書において、一定の用語を、請求の範囲の発明の内容を明らかにするた
めに開示及び定義しておく。
「EG IIIセルラーゼ」なる語は、トリコデルマ種由来のエンドグルカナーゼ成
分を意味し、約5.5〜6.0の最適pH、約7.2〜8.0の等電点(pI)及び約22〜27キロ
ダルトンの分子量を特定とする。トリコデルマ・ロンジブラシアトゥム由来のEG
IIIセルラーゼは、約5.5〜6.0の最適pH、約7.4の推定等電点(pI)及びポリア
クリルアミドゲル電気泳動により判定された約22〜27キロダルトンの見かけ上の
分子量を有する。トリコデルマ・ビリデ由来のEG IIIセルラーゼは約5.5の最適p
H、約7.7の等電点(pI)及び約23.5キロダルトンの分子量を有する。
精製EG IIIの最適pHはレマゾール・ブリリアント・ブルー・カルボキシメチル
セルロース(RBB-CMC)アッセイでその最高の活性を測定することにより決定す
る。各精製段階後に回収されたEG III(以下に実施例に記載)をRBB-CMCアッセ
イを利用するEG活性により決定する。EG III活性は以下の手順を利用して40℃で
計算する。
5〜10μlの回収EG IIIを、最終溶液中での必須量の酵素を供するのに十分な
濃度で加える。2重量%のRBB-CMC(Megazyme,6 Altona Place,North Rocks
,N.S.W.2151オーストラリアより市販)を、0.5pH毎の4.0〜8.0に範囲しうるpH
の0.05Mのクエン酸/リン酸バッファーに加える。その溶液をボルテックスに付
し、そして40℃で30分インキュベートし、次いで氷浴の中で5〜10分冷却する
。1000μlのメチルセロソルブ含有の0.3Mの酢酸ナトリウム及び0.02Mの酢酸
亜塩を加え、遠心し、そしてその上清液をキュベットの中に注ぎ入れる。各キュ
ベット中の溶液の光学密度(OD)を590nmで測定する。高いODレベルは高い酵素
活性レベルに対応する。
EG IIIセルラーゼは適当な発酵条件下でEG IIIを生産する任意のトリコデルマ
種の株から精製できうる。EG IIIの特定の起源は限定されないが、好適な起源は
トリコデルマ・ロンジブラシアトゥム及びトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma
viride)である。トリコデルマ・ロンジブラシアトゥム由来の特に好適なEG III
起源はGenec or International,Inc.,180 Kimball Way,South San Francisco
,CA 94080より市販のCytolase 123セルラーゼである。その高いpHを理由に、EG
IIIは、トリコデルマ種により発現される高pIキシラナーゼ及びその他の高pI成
分が一般に見い出される等電点電気泳動ゲル領域において見い出される。実際に
は、EG IIIとして同定されたバンドはEG I又はIIのいづれかの分解産物である
と仮定されていた。しかしながら、EG I及びII欠失型セルラーゼ(米国出願第0
7/593,919及び07/668,640号の方法で調製)のゲル等電点電気泳動は、このバ
ンドがEG I又はIIのいづれかの分解産物によらないことを示している(引用す
ることで本明細書に組入れる米国出願第07/862,846号を参照のこと)。
EG IIは以前、一部の著者により学名「EG III」で呼ばれていたが、現在では
「EG II」なる語を学名は利用している。いかなる状況においても、EG IIタンパ
ク質はEG IIIタンパク質とは、以降に示す実施例2の表Iにより明らかな通り、
その分子量、pI及び最適pHにおいて実質的に相違する。
「セルラーゼタンパク質」とは、野生型菌類源又は遺伝子的に改変した微生物
に由来するエクソ−セロビオヒドロラーゼ(CBH)タン
パク質、エンドグルカナーゼ(EG)タンパク質及びβ−グルコシダーゼ(BG)タ
ンパク質のいづれか又は全てを含むセルラーゼタンパク質を意味する。
「エンドグルカナーゼ(EG)成分」とは、トリコデルマ種のEG成分、例えばト
リコデルマ・ロンジブラシアトゥムのEG I,EG II及びEG III成分を意味する。
「エクソ−セロビオヒドロラーゼ(CBH)成分」とは、トリコデルマ種のCBH成
分、例えばトリコデルマ・ロンジブラシアトゥムのCBH I及びCBH II成分を意味
する。
トリコデルマ種由来の完璧なセルラーゼ系(「完全セルラーゼ」)から精製EG
IIIセルラーゼを獲得するのに適当ないくつかの手順が米国出願第07/707,647
、07/678,865及び07/862,846号に以前述べられている。本明細書に記載の実施
例は、完全セルラーゼを、ポリエチレングリコール8000を用いる抽出工程に続く
種々の分画カラムを用いる反復分画による精製手順にかけることによる、EG III
セルラーゼの均質に至るまでの完全精製を開示している。
本質的に純粋なEG IIIセルラーゼは、本明細書に記載の精製手順を経て均質に
至るまで精製することのできうる高濃度EG IIIセルラーゼを生産せしめるように
遺伝子的に改変された微生物によって調製できうる。
更に、非常に高濃度のEG IIIセルラーゼが遺伝子的に改変された微生物により
調製されうる。次に細胞培養物を濾過して細胞を除去し、次いでEG IIIを濃縮す
るように限外濾過にかける。様々な塩類、糖類及び/又は保存剤の配合は商品を
もたらしうる。他方、高濃度EG IIIセルラーゼは上記の遺伝子的に改変された微
生物から、EG IIIを更に濃縮するために用いるポリエチレングリコール(PEG)8
000を使用する抽出工程によって調製できうる。次いでPEGを除き、
そして濃縮EG IIIを塩類、糖類及び/又は保存剤と配合せしめてよい。
例えば、精製EG III又は高濃度EG III成分のいづれかにとってのセルラーゼタ
ンパク質混合物は、エクソ−セロビオヒドロラーゼCBH I及びCBH II並びにエン
ドグルカナーゼEG I及びEG IIをエンコードする遺伝子が除去されている遺伝子
的に改変されたトリコデルマ種の株に由来しうる。別の実施例において、EG III
タンパク質は、EG III遺伝子の複数のコピーが挿入されている株の中で過剰生産
されうる。本件においては、EG IIIコード領域は別のプロモーター、例えばCBH
I−エンコード遺伝子に由来するものに作動連結されていてよい。EG IIIエンコ
ード遺伝子の複数のコピーは、他の分泌型酵素、例えばセルラーゼ又はキシラナ
ーゼの一部又は全てをエンコードする遺伝子が不活性化されている株の中に挿入
してよい。
即ち、上記のEG IIIのいく種かの起源は、実施例に記載の方法により、公知の
配列決定法を利用して、EG IIIタンパク質の一部又は全体のアミノ酸配列を決定
するために利用することができうる。
本発明は約22〜27kDの分子量、約7.2〜8.0のpI、及び約5.5〜6.0の最適pH域を
有し、更には添付のSEQ ID NO:9(天然配列)及びSEQ ID NO:10(課題の分泌
型配列)において示しているアミノ酸配列を有するものとして特定される精製EG
IIIセルラーゼ酵素、又は上記と同じ生化学的特徴を示し、且つSEQ ID NO:10
と70%以上の配列同一性を有するその誘導体に関する。EG IIIの誘導体の類似の
生化学的特徴には、約5.5〜約7.0に範囲する最適pHが含まれうる。
「誘導体」なる語は、天然もしくは分泌型配列のC−及びN−末端のいづれか
もしくは両者への1もしくは複数個のアミノ酸残基の付加、天然もしくは分泌型
配列における1もしくは複数箇所での1
もしくは複数個のアミノ酸残基の置換、天然もしくは分泌型配列のいづれかもし
くは両末端での1もしくは複数個のアミノ酸残基の欠失、又は天然もしくは分泌
型配列内における1もしくは複数箇所での1もしくは複数個のアミノ酸残基の欠
失もしくは挿入により示される上記の配列の誘導体であってSEQ ID NO:10と少
なくとも70%の配列同一性が保持されているものを意味する。
「プレタンパク質又は天然配列」なる語は、分泌性シグナル配列の解裂及び細
胞の外への成熟EG IIIの分泌前の前駆EG IIIのアミノ酸配列を意味する。即ち、
プレタンパク質アミノ酸配列はN−末端において分泌シグナル配列を含む。「分
泌型又は成熟配列」なる語は、分泌性シグナル配列のなくなったEG IIIのアミノ
酸配列である。
本発明はまた、上記の分泌型EG IIIセルラーゼ又はそのタンパク質の前駆体を
エンコードするDNA配列を含んで成るトリコデルマ・ロンジブラシアトゥムのゲ
ノムに由来するDNA配列に関連する。特に、本発明のDNA配列は添付の配列表にお
けるSEQ ID NO:1又はその改変体に関連する。DNA配列の適切な「改変」の例は
、ヌクレオチドの置換、欠失又は挿入であって、上記の生化学的特徴を有するEG
IIIの別の形態をもたらしめるものである。改変DNA配列の別の例は、当業界に
公知の方法によるEG III mRNAの逆転写を介する相補性DNA(cDNA)の単離物であ
ろう。
以下の実施例3に記載の物質に至るまで精製されたEG IIIセルラーゼの一部の
アミノ酸配列を、この情報をエンコードするのに重要な遺伝子をクローンするた
め、合成DNAプローブをデザインするのに使用した。EG IIIをエンコードする遺
伝子の配列は公知の技術によって更に操作し、そして最終的に様々なトリコデル
マ種の株もしくはその他の微生物に挿入して、商品化のための高生産性生物を獲
得することができうる。例えば、1990年10月5日提出された米国出願第07/593,
919号、及び1991年3月13日に提出された米国出願第07/668,640号を参照のこと
。これらは共に、改変微生物が1又は複数種のセルラーゼ遺伝子を発現すること
ができなくなり、そして実際には別のセルラーゼを過剰生産するようにする、ト
リコデルマ・ロンジブラシアトゥムを遺伝子操作するための方法を開示している
。1990年10月5日に提出された米国出願第07/593,919号及び1991年3月13日に
提出された米国出願第07/668,649号の開示内容は引用することで本明細書に組
入れる。
トリコデルマ・ロンジブラシアトゥム内の特定の遺伝子は、遺伝子の一部もし
くは全体の欠失、又は遺伝子への別のDNA配列の挿入により失活させることがで
きる。例えば、メジャーをセルラーゼ(CBH I,CBH II,EG I又はEG II)をエ
ンコードする遺伝子の一部又は全体が失活している株を作り上げることが可能で
ある。その結果、これらの株から獲得した培養上清液はこれらのメジャーなセル
ラーゼ酵素を含まないであろう。換言すれば、本明細書に引用することで組入れ
る米国出願第07/862,846号において既に提唱されているように、これはEG III
の精製を簡単にするであろう。
トリコデルマ・ロンジブラシアトゥムによるEG IIIの過剰生産は、EG IIIをエ
ンコードする遺伝子の複数のコピーをこの菌類のゲノムの中に挿入することによ
り達成できうる(引用することで本明細書に組入れる米国出願第07/954,113号
に記載のEG Iについて既に例示されている)。EG IIIの生産性を最大とするた
め、EG IIIコード領域を、例えばCBH Iをエンコードする別の遺伝子から獲得し
た効率性の高いプロモーター領域に作動連結することが所望されうる。
更に、メジャーなセルラーゼをエンコードする遺伝子が失活して
いるトリコデルマ・ロンジブラシアトゥムの株をEG IIIの過剰生産用宿主とて使
用することが所望されうる。EG IIIの分泌は、自分自身の分泌シグナルを有する
EG III天然プレタンパク質のコード領域を利用することにより達せられるであろ
う。しかしながら、成熟EG IIIの分泌は、別のシグナル配列を採用したとき、又
はEG IIIが別の分泌型タンパク質に付加された融合タンパク質として生産された
ときにも可能でありうる。例えば、CBH Iのシグナル配列は、EG IIIの効率的な
分泌を可能にするため、成熟EG IIIについてのコード領域と融合させることがで
きる。EG IIIのコード領域は、例えば、別のセルラーゼ(例えばCBH I)もしく
はその一部、又は別の分泌型酵素(例えばプロテアーゼもしくはアミラーゼ)も
しくはその一部についてのコード領域に融合させて、分泌型融合タンパク質が生
産されるようにすることができる。
更に、EG IIIをエンコードする遺伝子を別の微生物、例えば限定することなく
、酵母種、例えばサッカロマイセス・セレビジエ(Saccharomyces cerevisiae)
、ピチア・パストリス(Pichia pastoris)、ハンセヌラ・ポリモルファ(Hanse
nula polymorpha)、クルイベロマイセス・ラクチス(Kluyveromyces lactis)
、ヤロウィア・リポリティカ(Yarrowia lipolytica)、シャニオマイセス・オ
シデンタリス(Shanniomyces occidentalis)等において発現することが可能で
ある。例えば、PCT出願公開番号WO 85/04672号を参照のこと。これらの択一物
、即ち非トリコデルマ宿主における発現を得るため、EG IIIをコードするDNA配
列(EG IIIをエンコードする遺伝子のイントロンを除いた直後)を、その特定の
宿主由来の遺伝子から獲得したプロモーター及びターミネーター配列と機能的に
組合せる。また、別の宿主に由来する分泌シグナル配列をエンコードするDNA配
列をEG III分泌シグナル配列をエンコードするDNA配列と
交換することができる。他の生物におけるEG IIIの生産及び分泌は、実質的に純
粋な状態でEG IIIを得ることを可能にしうる。
クローンしたEG IIIをエンコードするDNAは他の糸状菌類由来の類似の遺伝子
をクローンするのにデザインされた実験において分子プローブとして使用できる
。これにより、限定することなく、トリコデルマ、ヒュミコラ、アスペルギルス
、ニューロスポラ(Neurospora)、アクレモニウム(Acremonium)(クリソスポ
リウム:Chrysosporium)、ペニシリウム(Penicillium)、ファネロシャーテ(
Phanaerochaete)又はトラメテス(Trametes)を含む生物からEG III様酵素をエ
ンコードする遺伝子をクローンすることが可能でありうる。「EG III様」とは、
本明細書においては、RBB-CMCアッセイに基づき約5.5〜7.0の最適pHを有し、且
つID SEQ NO:10に示すアミノ酸配列と少なくとも50%の同一性を有することを
特徴とする上記の属に由来する酵素と定義する。
以下の実施例は本発明を説明するために提供し、本発明の範囲を限定するもの
ではない。
実施例
実施例1はシトラーゼ123セルロース(トリコデルマ・ロンジブラシアトウム
より獲得でき、且つGenecor International,Inc.,South San Francisco,CAよ
り入手できる完璧な菌類セルラーゼ組成物)からの精製手順を介するEG IIIの単
離を示す。EG IIIを含む完璧なセルラーゼ組成物は、Rapidase RL(商標)(Gis
t-brocades,オランダより)の商標名で販売されているものを含むその他の起源
からも入手できる。
更に、完璧な菌類セルラーゼ組成物は、市販され、且つアメリカン・タイプ・
カルチャー・コレクションに寄託されているトリコデルマ・ロンジブラシアトゥ
ム株の発酵培養物において見い出せうる
。
EG IIIの単離の効率性を高めるため、EG IIIを過剰生産するように、並びに/
又はEG I,EG II,CBH I及び/もしくはCBH II成分のうちの1又は複数種を生
産できないように遺伝子的に改変したトリコデルマ・ロンジブラシアトゥムを採
用することが所望されうる。これは例えば以下に説明するPEG抽出によるEG III
のより効率的な単離を必然的にもたらしめるであろう。トリコデルマ・ロンジブ
ラシアトゥムのいくつかのこれらの株の製造は1991年3月13日提出の米国出願第
07/668,640号に開示されている。
実施例1
EG IIIセルラーゼ酵素の大スケール抽出
100リットルの無細胞セルラーゼ濾液を約30℃に温めた。温めた材料を約4%w
t/volのPEG8000(ポリエチレングリコール、約8000のMW)にし、次いで約10%w
t/volの無水硫酸ナトリウムとした。その混合物は二相液体混合物を形成した。
それらの相をSA−1ディスクスタック遠心機を用いて分離させた。それらの相を
銀染色等電点電気泳動ゲルを用いて分析した。EG III及びキシラナーゼについて
の分画及び濃縮が得られた。回収組成物は約20〜50重量%のEG IIIを含んでいた
。
上記の手順に関し、約8000より実質的に低い分子量を有するポリエチレングリ
コールの利用は不適切な分離を供した;一方、約8000より実質的に高い分子量を
有するポリエチレングリコールは回収組成物における所望の酵素の排除をもたら
しめた。硫酸ナトリウムの量に関し、約10%wt/volより実質的に高い硫酸ナト
リウムレベルは沈殿の問題を起こした;一方、約10%wt/volより実質的に低い
硫酸ナトリウムのレベルは劣る分離をもたらすか、又はその溶液は単相のままで
あり続けた。
PEG抽出由来の高濃度EG III溶液を、オメガシリーズ接線方向フロー8,000限外
濾過膜(Filtron Technology Corp.,Northborough,MA)を用いて10mM、pH 4.0
のクエン酸/リン酸バッファーに対して透析した。その溶液を平衡(pH 4.0、10
mMのクエン酸/リン酸)SPトリスアクリルカラムに載せた。EGIII成分を250mMの
塩化ナトリウムで溶出させた。
実施例2
分画を介する均質に至るまでのEG IIIの精製
アミノ酸配列分析を行うために均質に至るまでEG IIIを単離するため、実施例
1に記載のEG III組成物をカラムクロマトグラフィーにかけた。更なる分画をMo
no-S-HR 5/5カラム(Pharmacia LKB Biotechnology,Piscataway,NJより入
手可能)を用いるFPLC系で行った。このFPLC系は、液体クロマトグラフィーコン
トローラー、2台のポンプ、デュアル・パス・モニター、フラクションコレクタ
ー及びチャートレコーダー(全てPharmacia LKB Biotechnology,Piscataway,N
Jより入手可能)より成る。分画は実施例1において調製したEG IIIサンプル5m
lを10mMのクエン酸ナトリウムpH4で予め平衡にしておいた20mlのSephadex G-25
カラムにより脱塩することによって行った。この溶液を10mMのクエン酸ナトリウ
ムpH 4.0で予め平衡にしておいたmono-S-HR 5/5カラムに載せ、そして0〜20
0mMの水性NaCl勾配により0.5ml/分の流速で溶離させ、1mlのフラクションでサ
ンプルを集めた。EG IIIは2本のフラクションの中で回収され、そしてSDSゲル
電気泳動により純度が90%以上であることが決定された。
以上のようにして精製したEG IIIは以下の特徴を有し、トリコデルマ・ロンジ
ブラシアトゥムから単離した他のエンドグルカナーゼと対比させた。
上記の表からわかる通り、EG IIIはトリコデルマ・ロンジブラシアトゥムの他
のエンドグルカナーゼ成分に比べて高めの最適pH及び高めのpIを有する。EG III
はアルカリpH下で有意なRBB-CMC活性を保持することも示されいる(米国出願第0
7/862,846号に開示)。
同様に、トリコデルマ種の他の株由来のEG IIIセルラーゼを上記と同様の方法
で精製できる。例えば、トリコデルマ・ビリデ由来のEG IIIセルラーゼがVorage
nら、Methods in Enzymology,160:243-249に記載されている。この文献には、
EG IIIセルラーゼが約23.5キロダルトンの分子量、5.5の最適pH及び7.7のpIを有
すると記載している。
実施例3
EG IIIのアミノ酸配列決定
精製EG IIIをシアノゲンブロミド又はトリプシンのいづれかでの処理により以
下の通りにして解裂せしめて小さめのペプチドを生成せしめた。まず、EG IIIを
、1mg/mlのEG III溶液100μlに900μlのアセトンを加えることによりに沈殿
させた。−20℃で10分インキュベート後、沈殿したEG IIIを遠心により集め、そ
してそのペレットを乾かした。シアノゲンブロミド処理のため、EG IIIペレット
を88%のギ酸中の6Mの尿素100μlに溶かした; 200mg/mlのシアノゲンブロ
ミド溶液10μlを加え、そしてその混合物を25℃で
4時間インキュベートした。トリプシン処理のため、EG IIIペレットを50μlの
トリス(pH 8.0)、2Mの尿素、0.5%のトリフルオロ酢酸(TFA)に溶かした。
5μgのトリプシンを加え、そしてその混合物を37℃で4時間インキュベートし
た。
得られるペプチドを個別に高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)により、以下
の通りにして精製した。Synchropak RP-4カラムを0.5%のトリエチルアミン(TE
A)及び0.5%のトリフルオロ酢酸を含む脱イオン水で平衡にした。そのサンプル
を載せ、次いで99%のアセトニトリル、0.5%のTEA、0.5%のTFAの1%/分の勾
配で溶離させた。
これらのペプチドのアミノ末端領域のアミノ酸配列を全自動装置を用いるEdma
n法により決定した(Edman,P.and Begg.G.(1967)Eur.J.Biochem.1:80-91
)。得られた配列を以下に示す。シアノゲンブロミドはメチオニン残基の後ろで
タンパク質を解裂することが知られているため、以下に示すペプチド1及びペプ
チド2は共に、完全タンパク質におけるメチオニンの前にあると予測されるであ
ろう。
ペプチド1(ID SEQ NO:1)シアノゲンブロミド解裂により獲得:
ペプチド2(ID SEQ NO:2)シアノゲンブロミド解裂により獲得:
ペプチド3(ID SEQ NO:3)トリプシン解裂により獲得:
ぺプチド4(ID SEQ NO:4)トリプシン解裂により獲得:
ペプチド5(ID SEQ NO:5)トリプシン解裂により獲得:
上記のペプチド配列をアスペルギルス・アキュレアトゥス(Ooiら(1990)Cur
r.Genet.18:217-222; Ooiら(1990)Nucl.Acids Res.18:5884)及びアーウ
ィニア・キャロトバラ・subsp.キャロトバラ(Saarilahtら、Gene 90:9-14)由
来のエンドグルカナーゼの既知のアミノ酸配列と対比させ、そして類似性が認め
られた(図1)。
実施例4
EG IIIをエンコードする遺伝子のクローニング
オリゴヌクレオチドの3種の縮重プールを以下に示す配列に従って合成した。
これらのプールのうちの1つ(1)は、5′末端にEcoRI制限部位を含め、且つ
アスパラギン酸コドンの最初の2個のヌクレオチドのみを用いてアミノ酸配列AN
VAYDをエンコードすることのできる可能な全てのDNA配列を含むようにデザイン
してある。他の2つのプールは、5′末端にPstI制限部位を有し、かつ末端ロ
イシンコドンの最初の2個のヌクレオチドのみを用いてアミノ酸配列ELMIWLをエ
ンコードすることのできる可能な全てのDNA配列の逆相補をそれらの間で含むよ
うにデザインしてある。
プール1 (256通りの27mer)(ID SEQ NO:6)
プール2 (48通りの25mer)(ID SEQ NO:7)
プール3 (24通りの25mer)(ID SEQ NO:8)
これらのプライマーは、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)手順を利用する約100bp
.のT.ロンジブラシアトゥムDNAフラグメントを増幅するため、対で(1と2a
、又は1と2bのいづれか)利用できうる。
相補性DNA(cDNA)を、唯一の炭素源としての結晶性セルロースを伴う増殖に
よりセルラーゼ生産について誘発せしめたT.ロンジブラシアトゥムの培養物か
ら抽出したポリ(A)RNAから市販のキット(Invitrogen Corp.San Diego,CA)
を用いて調製した。PCRを鋳型としてこのDNAを用い、且つプライマーとして上記
のオリゴヌクレオチドを用いて行った。最良のオリゴヌクレオチドの組合せは、
プール2aと組合せたプール1のようであり、プライマーとしてこれらを用いる
100bpのDNAフラグメントの最大富化が増殖された。この100bpのDNAフラグメント
をゲル精製し、EcoRI及びPstIで消化し、そしてEcoRI及びPstIで切っておい
たM13mp19 DNAとリゲートさせた。E.コリ(E.coli)へのトランスフェクショ
ンを経て、DNA配列分析のため、個々のM13プラークから一本鎖DNAを単離した。1
00bpのDNAフラグメントを含むクローンを同定し、その配列はEG IIIタンパク質
の予測部をエンコードすることが示唆された。
全DNAをT.ロンジブラシアトゥム株RL-P37から抽出し、そして様々な制限酵
素で消化した。その消化DNAをアガロースゲル電気泳動にかけ、ナイロン膜に転
写し、そして100bpのPCRフラグメントを含むM13クローン由来の放射性ラベルDN
Aとハイブリダイズさせた。このサザン分析から、EG IIIをコードする領域がゲ
ノムDNAの
3kbのAsp 718フラグメント上にあることが決定された。遺伝子ライブラリーを
、Asp 718消化RL-P37ゲノムDNAをサイズ分画(約3kb)し、そしてこれをAsp 71
8消化pUC219とリゲートすることにより構築した。プラスミドpUC219はpUC119(W
ilsonら(1989)Gene 77:69-78)から、その多重クローニング部位がBglII,Cl
aI及びXhoIのための制限部位を含むように拡張せしめることにより、誘導され
たものである。
E.コリ細胞へのリゲートDNAの形質転換及びアンピシリン耐性についての選
別を経て、得られるコロニーをプローブとして100bpのPCRフラグメントを用いる
コロニーハイブリダイゼーションによってスクリーンした。DNAを陽性クローン
から単離し、そして制限地図を作製した(図2参照のこと)。EG IIIの100bpのP
CRフラグメントはEG IIIをエンコードする遺伝子を含むクローン化3kbのAsp 71
8フラグメントの一端の非常に近くでハイブリダイズすることが認められた。そ
の結果、EG IIIについての全遺伝子を獲得するため、RL-P37ゲノムDNAの重複Hin
dIIIフラグメントをクローンする必要がある。
EG IIIをコードする領域のDNA配列及び一部のフランキングDNAを決定し、そし
て図3に示す。このDNA配列とOoiらにより開示されたA.アキュレアトゥスエン
ドグルカナーゼ遺伝子のそれとの同一性に基づき、出願人はコード領域の開始及
び終わりを区別でき、且つそのコード領域に介在している2つのイントロンを同
定できた。これらのイントロンはその5′及び3′末端、並びに内部の6bpの配
列において、菌類のイントロンをスプライスするのに重要であると考えられてい
る共通配列と一致する配列を含む。出願人は、EG IIIが最初にそのアミノ末端に
おいて16個のアミノ酸分泌シグナル配列を有するプレタンパク質として合成され
ると推定する。もし本
当なら、シグナル配列の最後の3個のアミノ酸はAla Leu Alaであり、これはタ
ンパク質分泌の際にシグナル配列を除去するのを担うシグナルペプチダーゼにと
っての共通解裂部位と一致する。Perlman,D.and Halvorson,H.O.(1983)J.M
ol.Biol.167:391-409を参照のこと。シグナル配列を除去するためのシグナル
ペプチダーゼによる解裂は、アミノ末端残基がGlnである219個のアミノ酸のタン
パク質をもたらすであろう。一方、Ulker and Sprey((1990)FEMS Microbiol.
Lett.69:215-220)により精製された低分子量エンドグルカナーゼはアミノ末
端残基としてArgを、そして約235個のアミノ酸を有するものと考えられる。Hank
anssonらにより精製されたエンドグルカナーゼは197個のアミノ酸残基を含むも
のと判定された。
以上の発明は理解のし易さのために若干詳しく説明してきたが、様々な変更が
本発明の範囲を逸脱することなくなされうることが理解されるであろう。
配列表
(1)一般情報:
(i)出願人:Ward,Michael
Clarkson,Kathleen A.
Weiss,Geoffrey L.
Larenas,Edmund
Lorch,Jeffrey D.
(ii)発明の名称:Purification and Molecular Cloning of EG
III Cellulase
(iii)配列の数:11
(iv)連絡先:
(A)あて先:Genencor International
(B)通り:180 Kimball Way
(C)市:South San Francisco
(D)州:CA
(E)国:USA
(F)郵便番号:94080
(v)コンピューター読取フォーム:
(A)媒体タイプ:Floppy disk
(B)コンピューター:IMB PC compatible
(C)作動システム:PC-DOS/MS-DOS
(D)ソフトウェアー:PatentIn Release♯1.0,Version♯1.25
(vi)現出願人のデーター:
(A)出願番号:
(B)出願日:
(C)分類:
(viii)代理人/代理店情報:
(A)名称:Krupen,Karen
(B)登録番号:34,647
(ix)通信情報:
(A)電話:415742-7218
(B)テレファックス:415 742-7217
(2)SEQ ID NO:1についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:28アミノ酸
(B)タイプ:アミノ酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:ペプチド
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:1:
(2)SEQ ID NO:2についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:26アミノ酸
(B)タイプ:アミノ酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:ペプチド
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:2:
(2)SEQ ID NO:3についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:14アミノ酸
(B)タイプ:アミノ酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:ペプチド
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:3:
(2)SEQ ID NO:4についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:7アミノ酸
(B)タイプ:アミノ酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:ペプチド
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:4:
(2)SEQ ID NO:5についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:9アミノ酸
(B)タイプ:アミノ酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:ペプチド
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:5:
(2)SEQ ID NO:6についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:27塩基対
(B)タイプ:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:DNA(ゲノム)
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:6:
(2)SEQ ID NO:7についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:25塩基対
(B)タイプ:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:DNA(ゲノム)
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:7:
(2)SEQ ID NO:8についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:25塩基対
(B)タイプ:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:DNA(ゲノム)
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:8:
(2)SEQ ID NO:9についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:234アミノ酸
(B)タイプ:アミノ酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:タンパク質
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:9:
(2)SEQ ID NO:10についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:218アミノ酸
(B)タイプ:アミノ酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:タンパク質
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:10:
(2)SEQ ID NO:11についての情報:
(i)配列の特徴:
(A)長さ:1050塩基対
(B)タイプ:核酸
(C)鎖の数:一本鎖
(D)トポロジー:直鎖
(ii)分子のタイプ:DNA(ゲノム)
(xi)配列の詳細:SEQ ID NO:11:
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C12R 1:885)
(C12N 9/42
C12R 1:885)
C12R 1:885)
(72)発明者 クラークソン,キャサリン エー.
アメリカ合衆国,カリフォルニア 94110,
サンフランシスコ,トゥエンティーエイス
ストリート 53
(72)発明者 レアナス,エドムンド エー.
アメリカ合衆国,カリフォルニア 94070,
サンカルロス,カプリノ ウェイ 352
(72)発明者 ローチ,ジェフリー ディー.
アメリカ合衆国,ウィスコンシン 54016,
ハドソン,#202,サーティーンス スト
リート サウス 527
(72)発明者 ウェイス,ジェフリー エル.
アメリカ合衆国,カリフォルニア 94117,
サンフランシスコ,#6,グラッタン ス
トリート 275
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ID SEQ NO:11に示すDNA配列を含んで成るEG III酵素をエンコードするDN A配列又はその改変体。 2.ID SEQ NO:9に示すアミノ酸配列又はその誘導体を有するEG III酵素。 3.エンドグルカナーゼ活性を示し、ID SEQ NO:10に示すアミノ酸配列を有 するEG III酵素、又はRBB-CMCアッセイによる決定に従いエンドグルカナーゼ活 性を示すその誘導体。 4.ID SEQ NO:10の配列と50%以上の相同性を有するアミノ酸配列を有し、 且つRBB-CMCアッセイによる決定に従いエンドグルカナーゼ活性を示し、そして 約5.5〜7.0の最適pHを有するEG III様酵素。 5.ID SEQ NO:10を示すアミノ酸配列又はその誘導体及び追加のシグナル配 列を有する、エンドグルカナーゼ活性を示すEG III酵素。 6.ID SEQ NO:10に示すアミノ酸配列又はその誘導体及びその配列に融合さ れた分泌性タンパク質又はその一部を有する融合タンパク質。 7.ID SEQ NO:10に示す配列を有する精製EG IIIセルラーゼを単離するため の方法であって: a)EG IIIを除く実質的に全てのセルラーゼタンパク質がEG IIIのほとんどな い水性相に保持され、そしてEG IIIセルラーゼ成分がEG IIIに富むポリエチレン グリコール相に保持される条件下で、有効な量のポリエチレングリコールをセル ラーゼタンパク質の水性混合物に加える; b)このポリエチレングリコールをEG IIIに富むポリエチレング リコール相から除去する;そして c)濾過したEG IIIをカラムクロマトグラフィーにかけて精製EG IIIを得る; 段階を含んで成る方法。 8.前記水性混合物が無細胞セルラーゼ混合物である、請求項6記載の方法。 9.前記水性混合物を、エクソ−セロビオヒドロラーゼ又はエンドグルカナー ゼ遺伝子のうちの少なくとも1又は数種が失活しているように遺伝子的に改変さ れたトリコデルマ種の株の発酵培養から獲得する、請求項6記載の方法。 10.前記水性混合物を、CBH I,CBH II,EG I及びEG IIが失活しているよう に遺伝子的に改変されたトリコデルマ種の株の発酵培養物から獲得する、請求項 6記載の方法。 11.前記トリコデルマ種の株がゲノムの中に挿入された追加のEG III遺伝子を 有する、請求項10記載の方法。 12.ポリエチレングリコールの添加前に無機塩を前記水性混合物に添加する、 請求項7記載の方法。 13.ID SEQ NO:10に示す配列又はその誘導体を有する高濃度EG IIIセルラー ゼを獲得するための方法であって: a)CBH I,CBH II、EG I及びEG IIのうちの少なくとも1種をエンコードす る遺伝子が失活している遺伝子的に改変されたトリコデルマ種の株に由来する発 酵培養物を用意する; b)前記発酵培養物を濾過する;そして c)段階bを経た発酵培養物を限外濾過する; 段階を含んで成る方法。 14.ID SEQ NO:10に示す配列又はその誘導体を有する高濃度EG IIIセルラー ゼを獲得するための方法であって: a)CBH I,CBH II、EG I及びEG IIをエンコードする遺伝子が失活している 遺伝子的に改変されたトリコデルマ種の株に由来する発酵培養物を用意する; b)前記発酵培養物を濾過する;そして c)段階bを経た発酵培養物を限外濾過する; 段階を含んで成る方法。 15.前記遺伝子的に改変されたトリコデルマ種の株がEG IIIを過剰発現するよ うに更に改変されている、請求項13又は14記載の方法。 16.ID SEQ NO:10に示す配列又はその誘導体を有する高濃度EG IIIセルラー ゼを獲得するための方法であって: a)CBH I,CBH II、EG I及びEG IIのうちの少なくとも1種又は複数種をエ ンコードする遺伝子が失活している遺伝子的に改変されたトリコデルマ種の株由 来の発酵培養物を用意する; b)EG IIIを除く実質的に全てのセルラーゼタンパク質がEG IIIのほとんどな い水性相に保持され、そしてEG IIIセルラーゼ成分がEG IIIに富むポリエチレン グリコール相に保持される条件下で、有効な量のポリエチレングリコールをセル ラーゼタンパク質の水性混合物に加える; c)このポリエチレングリコールをEG IIIに富むポリエチレングリコール相か ら除去する; 段階を含んで成る方法。 17.ID SEQ NO:10に示す配列又はその誘導体を有する高濃度EG IIIセルラー ゼを獲得するための方法であって: a)CBH I,CBH II、EG I及びEG IIをエンコードする遺伝子が失活している 遺伝子的に改変されたトリコデルマ種の株由来の発酵培養物を用意する; b)EG IIIを除く実質的に全てのセルラーゼタンパク質がEG IIIのほとんどな い水性相に保持され、そしてEG IIIセルラーゼ成分がEG IIIに富むポリエチレン グリコール相に保持される条件下で、有効な量のポリエチレングリコールをセル ラーゼタンパク質の水性混合物に加える; c)このポリエチレングリコールをEG IIIに富むポリエチレングリコール相か ら除去する; 段階を含んで成る方法。 18.前記遺伝子的に改変されたトリコデルマ種の株がEG IIIを過剰発現するよ うに更に改変されている、請求項16又は17記載の方法。 19.ポリエチレングリコールの添加前に前記水性混合物に無機塩を加える、請 求項16又は17記載の方法。
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