JPH08507690A - 特異的プライマー及びプローブセットを使用するhla−bタイピングの方法 - Google Patents

特異的プライマー及びプローブセットを使用するhla−bタイピングの方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、試料中に存在するかもしれない、エクソン2の30〜33位(番号付けは、ZemmourとParham,1992による)のGCCA配列により特徴付けられる1つ以上のHLA−B対立遺伝子をタイピング又はサブタイピングする方法に関し、この方法は、少なくとも下記:

Description

【発明の詳細な説明】 特異的プライマー及びプローブセットを使用するHLA−Bタイピングの方法 本発明は、HLA−B対立遺伝子のDNAタイピングのための方法及び試薬に 関する。 本発明の基礎となっている技術的問題は、特に血清学的方法により識別するの が困難である、HLA−B対立遺伝子の識別を可能にする特異的プライマー及び プローブセットを使用したDNAタイピング方法を提供することである。 ヒト白血球抗原(HLA)系は、第6染色体の短腕上の一連の連結遺伝子より なる。3つのクラスの遺伝子が定義されている:第15染色体上にコードされる 、β2ミクログロブリンと非共有結合で結合しているα鎖よりなるクラスI抗原 (HLA−A、B、C);α鎖及びβ鎖よりなるクラス11抗原(DP、DQ、D R);補体系の成分に対応するクラスIII産物。クラスI及びクラスII抗原は、 多型性の膜通過型糖タンパクであり、抗原提示における共通の免疫学的役割を共 有する。HLAクラスIに制限された外来抗原の提示により、成熟Tリンパ球中 に細胞毒性のT細胞リセプターが現われる。更に、クラスI及びクラスII抗原は 、移植の免疫学及び自己免疫疾患の罹病性において重要な役割を占める。 多くの座に広範囲な多型(polymorphism)が存在する。これらの抗原の生物学 的及び医学的重要性の観点から、HLAタイピングのための高感度で迅速な方法 が求められている。これまで異なるプロトコールが使用されてきた。それらは、 血清学的方法、細胞学的 方法及びDNAに基づく制限断片長多型(restriction fragment polymorphism )(RFLP)法及び最近の配列特異的オリゴヌクレオチド(sequence specifi c oligonucleotide)(SSO)ハイブリダイゼーション法である。オリゴヌク レオチドハイブリダイゼーションによるDNAタイピングは、完全な配列分析に 次いでHLA多型性の最も優れた直接の定義を与える。しかし、配列分析は費用 と時間がかかるため、ルーチンの使用には適さない。 多型性はHLA抗原の機能にとって根本的に重要であり、多くは機能的に重要 な細胞外ドメインをコードするエクソンに局在する。 クラスI遺伝子については、多くの多型はアミノ末端α1とα2ドメインに局 在する。α3ドメインは、高度に保存されたイムノグロブリン様ドメインである 。全部で40個のHLA−A、64個のHLA−B、及び24個のHLA−C対 立遺伝子が同定されている(ZemmourとParham,Tissue Antigens,40:221-228 ,1992)。異なる対立遺伝子間の相違は、α1及びα2ドメインの特定の領域に 発生する。異なる対立遺伝子間に、複数の短い相同部分が存在するパッチワーク パターンが発生する。相同組み換えやエクソンシャフリング(exon shuffling) のような遺伝学的機構により、座特異的(locus specific)対立遺伝子の多様性 が生じる(ParhamらPNAS(USA)85:4005-4009,1988)。 非常に多型性のクラスI及びクラスII座の異なる対立遺伝子を識別するために 、異なるタイピング法が開発されてきた。これらの異なるタイピング法の概要を 以下に示す: 血清学的方法:ミクロ毒性試験(microtoxicity test)におい て、異なるHLAクラスI又はクラスII抗原に対する抗血清を、溶解した精製リ ンパ球と一緒にインキュベートする。溶解した細胞はエオシン又は他の色素で染 色されるが、一方溶解されない細胞は染色されないままである。この方法は、ク ラスIA、B、C対立遺伝子及びクラスIIDR及びDQ対立遺伝子に使用される 。DP対立遺伝子は、発現のレベルが低すぎ抗血清の入手が困難なため、タイピ ングできない。クラスII対立遺伝子の反応は、精製したBリンパ球上で行われる 。超定型的(supertypic)な群の対立遺伝子の限定された測定は、更なるサブタ イピングなしに可能である。HLA−C座の3個の対立遺伝子は、血清学的に未 解明のままである。HLA分子上のエピトープが検出されるため、α鎖及びβ鎖 間の識別は不可能でありαβヘテロダイマーが同定される。クラスII分子に対す るアロ血清(allosera)は、しばしば抗クラスIが混入しており、使用の前に吸 収する必要がある。同一又は異なる座上の対立遺伝子間で交差反応が発生し、こ れにより結果の解析が困難になっている。モノクローナル抗体が使用されるとし ても、交差反応の問題は解決されない。本法は非常に迅速な方法(完全なタイピ ングに3時間)であるが、不完全で誤った結果が得られることが大きな問題であ る。 細胞学的方法:放射線照射されたホモ接合体タイピング細胞による刺激に対す るT細胞培養の増殖応答に基づいて、混合リンパ球反応(mixed lymphocyte rea ction)(MLR)が開発された。増殖は、H3−チミジンの取り込みにより測定 される。本法は、DR及びDQ対立遺伝子のHLAクラスIIタイピングのために 使用され る。DPは膜発現のレベルが低いため、DPタイピングは不可能である。これら の分析は、血清学的特異性を更に細分するDW特異性を規定した。HLA−DW 特異性は、DR及びDQ抗原により決定されるが、これはほとんどいつもDR及 びDQ座上のある特定の対立遺伝子と関連している。HLA−DPタイピングに ついては、2次的MLRを行うことができる。この分析は、インビトロ(試験管 内)の2次的又は記憶応答(invitro sacondary or memory responses)に基づ く。放射線照射された刺激細胞にリンパ球が応答した時には、培養の10日後こ れらは芽細胞の広がりから小リンパ球の産物へ逆戻りする。これらの細胞は、タ イピングすべき、そして最初の陽性反応を与えた1次刺激細胞と抗原を共有する 照射された刺激細胞に対して、培養においてより強力で加速した応答を与える能 力を有する(FestensteinとOllier,1987)。本分析法は、極めて完全で正確で あるが、非常に時間がかかり実施は困難である。抗原の表面発現と関係しないと いう利点を有する、異なるDNAタイピング法が開発された。これらのDNAタ イピング法の概要を示す: 制限断片長多型(RFLP)法:高分子量DNAを幾つかの制限酵素で消化し 、ゲル電気泳動により大きさに従い分離し、フィルターにブロットし、HLA− DQA、DQB、DPB又はDRBのcDNAプローブにハイブリダイズさせる 。異なる対立遺伝子について明確なパターンのバンドが得られる。異なる制限部 位の多型性を見い出すため、また使用される異なる酵素を決定するために配列分 析が使用された。しかしこの方法は幾つかの欠点を有する:大量 の高分子量DNAが必要とされること、さほど多くない対立遺伝子しか識別する ことができないこと、幾つかの制限酵素の使用、表現型では無関係な特異的アミ ノ酸の差異の検出。 ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)(PCR)法:全ての クラスII対立遺伝子の配列は公知であるため、多型領域を増幅するために座特異 的プライマーを設計することができる。増幅後、大量の特異的配列がRFLP分 析又はSSOハイブリダイゼーションにより分析される。PCR産物は、異なる 制限酵素により消化することができ、断片を電気泳動によりゲル上で分離できる 。代替法はハイブリダイゼーション法である。配列特異的オリゴヌクレオチド( SSO)を設計する。ハイブリダイゼーションは、従来法のドットブロット法で 行うことができる。PCR産物は、膜に共有結合し、32P標識SSOにハイブリ ダイズする。他の標識方法も可能である。陽性シグナルの検出は、オートラジオ グラフィーにより行われる。全てのSSOは長さ及びGC含有量が異なるため、 従来法のドットブロット法では異なるSSOには異なるハイブリダイゼーション 温度が必要であろう。 HLAクラスI抗原に関する従来法の血清学的及び細胞学的タイピング法は、 充分確立している。しかし、抗血清の特異性、自己抗体の存在又は薬物療法のた め、誤った結果が発生することがある。HLA−Bについては、下記のタイプで タイピングの問題が目立って経験される: DNAに基づくタイピング系は、これらの難しいHLA−Bタイプの同定を大 きく改良し加速するであろう。その結果、これは、臓器及び骨髄移植の成功率及 びかかる総費用に有益な影響をもたらす。移植の成功率と、提供者と受容者のH LA−B適合性との間には高い相関が存在するという充分な証拠がある。 更により正確なHLA−Bタイピングはまた、疾患罹病性の研究及び法医学的 調査を相当に改善又は容易にするであろう。 一般に、簡便、迅速かつ信頼できるDNAタイピング法が使用可能であれば、 DNAタイピング法は、血清学的タイピング法よりも好適であることに注意すべ きである。これは、サブタイプレベルのある差異(これはDNA法では通常検出 可能である)が、同種移植片拒絶を引き起こすにも拘らず、現在の血清学的タイ ピング法により検出されないためである(Fleischhauerら,New Eng.J.Med. 323:1818-1822,1990)。 HLAクラスII遺伝子の定義に関して分子生物学の応用が成功したのとは対照 的に、クラスI分子タイピングの開発は未だに困難である。これは、この領域の 著しい多型性、ヌクレオチド置換の複雑さ及び多くの非古典的クラスI遺伝子と 偽遺伝子の存在による。クラスI抗原は、血清学的交差反応性群(CREG)を 規定するほとんどHLA−A及び−B抗原内の、異なる対立遺伝子との交差反応 性により特徴付けられる。HLA−A及びB対立遺伝子は、各々5個及び10個 の古典的CREG群に分類される。現在までのところ、全ての公知のHLA−A 特異性は配列決定されており、このためこれらの交差反応を説明する配列の相同 性が規定され、そして最近、配列特異的プライマー(SSP)を用いてポリメラ ーゼ連鎖反応(PCR)を利用できるようになった。これとは対照的に、HLA −B対立遺伝子は、より広範囲の多型性、及び高レベルの交差反応性により特徴 付けられる。更に、B対立遺伝子の大部分は、未だ配列決定されていない。交差 反応性とDNA配列の間の相関には、幾つかの矛盾が存在する。 クラスIIと比較すると、クラスI対立遺伝子のPCRとDNAプローブタイピ ングを扱っている文献の数は限定されている。Yoshidaらの論文(1992,下記を 参照)を除いて、本発明の主題である対立遺伝子はこれらの研究には含まれてい ない。Summersら(Hum.Immunol.32:176-182,1991)は、配列決定のためのク ラスI対立遺伝子のPCRの使用を記載している。B44対立遺伝子(B*44 01、B*4402)の識別のための、PCRと、 オリゴヌクレオチドプローブを用いる古典的ドットハイブリダイゼーションの組 合せが、Fleischhauerら(N.Eng.J.Med.323:1818-1822,1990)により記載さ れている。 2つの研究グループが、HLA−B27対立遺伝子のDNAタイピングとサブ タイピングについて報告している(Hillら,The Lancet,337:640-642,1991; Dominguezら,Immunogenetics 36: 1992)は、HLA−A2及びHLA−A28対立遺伝子のPCR増幅に続くオリ ゴヌクレオチドタイピングを記載しており;そして増幅不応性増幅系(amplific ation refractoryamplification systemを使用する、HLA−A対立遺伝子のよ り一般的なタイピング法が、最近Krausaらにより記載されている(The Lancet, 341:121-122,1993)。 Yoshidaら(Hum.Immunol.34:257-266,1992)も、PCRを古典的ドットブ ロット法及び/又は1本鎖確定多型分析(single strand confirmation polymor phism analysis)と組合せた。彼らは、26個のHLA−B特異性のタイピング のためのPCR−プライマーとプローブの組合せを設計した。彼らのタイピング 法は、主に、Bw4とBw6スープラタイプ(supratypes)を識別するプライマ ーを用いるディフェレンシャル増幅の使用、及びHLA−B特異的5’−側プラ イマーの使用に基づいている。記載したプライマーセットとプローブにより、こ の著者らは下記の対立遺伝子を識別しなかった:B*5401、B*7801及び B*7901(これらは従来法でもタイピングが難しい)。対立遺伝子間の配列 の 差異が、彼らのプライマーで増幅した領域の外側に位置しているため、B*52 01とB*52012や、B53とB51対立遺伝子も彼らは識別できなかった 。 従って本発明は、ハイブリダイゼーション法により1つ以上のHLA−B対立 遺伝子をDNAタイピング又はサブタイピングするための方法を提供することを 目的とする。 更に詳しくは、本発明は、対応する血清学的タイピング法では問題があるか、 又は不可能であるこれらHLA−B対立遺伝子の、DNAタイピング及び/又は サブタイピングのための方法を目的とする。血清学的タイピング法では問題のあ る主要な対立遺伝子は、下記のものである: 別の実施態様により、本発明は、上記リストから選択されるような血清学的タ イピング法では問題のあるHLA−B対立遺伝子のDNAタイピングを可能にす る配列特異的オリゴヌクレオチドを提供することを目的とする。 更に別の実施態様により、本発明は、上記リストから選択されるような血清学 的タイピング法では問題のあるHLA−B対立遺伝子のDNAタイピングを可能 にする配列特異的プライマーを提供することを目的とする。 本発明はまた、少なくとも1つの上述の配列特異的オリゴヌクレオチド及び/ 又は特異的プライマーよりなる組成物又は固体支持物を提供することを目的とす る。 更に詳しくは、本発明の方法は、特異的なプライマー(SP)により、血清学 的タイピング法では問題のある対立遺伝子に対応する、HLA−B対立遺伝子の 特異的サブセットのエクソン2を増幅すること、及び続いて増幅産物を、HLA −Bのエクソン2の増幅領域を含む配列特異的オリゴヌクレオチド(SSO)の 適切なセットにハイブリダイズさせることを目的とする。 本発明はまた、上記リストから選択されるような血清学的タイピング法では問 題のあるHLA−B対立遺伝子のDNAタイピングのためのキットを提供するこ とを目的とする。 本発明は、新規な方法と試薬を提供することにより、上述の目的を満たしてい る。更に詳しくは、特異的プライマー(SP)と配列特異的オリゴヌクレオチド (SSO)の特異的なセット、及びこれと一緒になってHLA−B遺伝子の対立 遺伝子をタイピングするた めの迅速、簡便かつ正確な系を提供するその方法を実行するためのキットを提供 することにより、本発明は、上述のニーズを満たしている。 本発明による新規な方法と試薬により、以前には未知のHLA−B対立遺伝子 が発見され、またこれらの対立遺伝子を本法によりタイピング及び同定すること ができる。B76、B77、B61、B67及びB59のような、幾つかの他の タイプ(上記の表にはリストされていない)もまた、血清学によるタイピングは 困難である。核酸配列は未知であるが、これらの特異性が本発明の方法を使用し てタイピングできるかどうかを予測することが時々可能なことがある。これは、 本明細書ではB71について例示される。 「タイピング又はサブタイピング」という表現は、生物学的試料に存在するタ イプ又はサブタイプを決定及び/又は識別することとして理解されるべきである 。タイプ又はサブタイプにより、そのタイピング方法により識別される全ての変 異体が理解される。1つの対立遺伝子のタイプを識別する場合には、タイピング 方法は、その特異的対立遺伝子の存在を決定する。 公式に認められた血清学的タイプ(HLA特異性とも呼ばれる)及びこれらの 対応する対立遺伝子(配列が公知であれば)は、毎年更新される参照リストに集 められる(Bodnerら,Tissue Antigens,39:161-173,1992)。 本発明の方法は、増幅プライマーの特定のセット(SPとも呼ばれる)を用い る、恐らく試料中に存在するHLA−B対立遺伝子のサブセットのエクソン2の 増幅に基づく。続いて増幅産物を、 DNAプローブの適切なセット(SSOとも呼ばれる)とハイブリダイズさせ、 その後形成されたハイブリッドを検出し、生成したハイブリダイゼーションパタ ーンからHLA−Bタイプを導きだす。本法では、特に、血清学的方法により区 別するのが困難であるか、又は全然区別できないタイプの同定を目的としており 、5’末端増幅プライマーが、HLA−B対立遺伝子のエクソン2の30〜33 領域(ZemmourとParham,1992により与えられた番号付けによる)を特異的に標 的とすることが特に有利である。これらの著者により与えられた配列データによ り、本発明により決定することができる全ての公知の対立遺伝子は、エクソン2 の30〜33位に下記の配列を有している:5’−GCCA−3’。このため、 この配列で終わる増幅プライマーは、必要な全ての対立遺伝子を増幅し、同時に 他の多くのHLA−B対立遺伝子(エクソン2の30〜33位の対応する5’− TCCG−3’配列により特徴付けられる)のエクソン2の増幅を除外して、こ れによりDNAタイピング法を相当に単純化する。DNA配列が公知(Zemmour とParham,1992)であり、30〜30位の5’−GCCA−3’配列により特徴 づけられるHLA−Bエクソン2対立遺伝子を第1表にリストする。 このように本発明は、HLA−B対立遺伝子のエクソン2の30〜33位(番 号付けは、ZemmourとParham,1992による)の5’−GCCA−3’配列により 特徴づけられる試料中の1つ以上のHLA−B対立遺伝子をタイピング又はサブ タイピングするための方法に関し、更に詳しくは、例えばB54(22)、B5 2(5)、B7801、B62(15)、B75(15)、 B71(70)、B72(70)、B46、B79、B53、B5102、B5 103及びB58(17)のような、血清学的には識別が困難であるHLA−B タイプを識別する方法に関し、この方法は少なくとも下記の工程よりなる: (i)場合により試料中の核酸を抽出し、 (ii)HLA−B対立遺伝子のエクソン2の30〜33位の5’−GCCA− 3’配列により特徴づけられるHLA−B対立遺伝子の核酸を、下記のリスト: 又は次のようなこれの配列変異体、 又は他の配列変異体(これらの配列変異体は、1つ以上のヌクレオチドの欠失、 及び/又は挿入、及び/又は置換を含むが、3’末端GCCA配列が保存されて おり、かつこれらの配列変異体が上記のB25Pプライマー又はその変異体と同 一のHLA−B対立遺伝子を特異的に増幅させることができる)から選択される 少なくとも1つの5’末端増幅プライマーと一緒に、上記で定義された5’末端 プライマーと同一の対立遺伝子から選択される適切な3’末端プライマー(5’ 及び3’末端プライマーは、場合により標識されている)と組合せて増幅し;そ して (iii)場合により増幅中又は増幅後に標識された増幅産物を、適切な条件で 、HLA−Bエクソン2領域の15〜261領域(番 号付けは、ZemmourとParham,1992による)から選択される1つ以上の適切なプ ローブとハイブリダイズさせて、 (iv)適切な洗浄条件で洗浄し、 (v)形成されたハイブリッドを検出し;そして (vi)観察されるハイブリダイゼーションパターンから存在する対立遺伝子を 推定する。 上記に示した本発明の方法を実行するために、当該分野で公知の任意の方法に より試料核酸の抽出を行うことが必要になることがある。RNAの抽出の場合に は、cDNAの作成が必要であり;そうでなければ、cDNA又はゲノムDNA を抽出する。 「プライマー」という用語は、1本鎖DNAオリゴヌクレオチド配列、即ち、 複製される核酸鎖に相補的なプライマー伸長産物の合成のための開始点として作 用することができる特異的プライマー(SP)のことをいう。プライマーの長さ と配列は、伸長産物の合成を開始させることができるものでなければならない。 好適には、プライマーは約5〜50個のヌクレオチドであり、更に好適には約1 0〜21個のヌクレオチドである。プライマーの具体的な長さと配列は、必要な DNA又はRNA標的の複雑さ、並びに温度やイオン強度のようなプライマー使 用の条件に依存する。 プライマーの3’末端の最後の3つのヌクレオチドが正確に一致していれば、 増幅プライマーが、適正な増幅を保証するために、対応する鋳型配列と正確に一 致する必要はないという事実は、文献上詳細に報告されている(Kwokら,Nuclei c Acids Research 18:999-1005,1990;SommerとTautz,Nucleic Acids Resear ch 17, 6749,1989)。 「プローブ」という用語は、検出すべき対立遺伝子の標的配列に、正確に相補 的な配列を有する、1本鎖の配列特異的オリゴヌクレオチド(SSO)のことを いう。 好適には、これらのプローブは、約5〜50個のヌクレオチドの長さ、更に好 適には約10〜18個のヌクレオチドである。 「適切な」ハイブリダイゼーション及び洗浄条件という表現は、ほとんどの場 合にそのプローブが、正確に相補的な配列にだけハイブリダイズする事実をいう 。このような条件は、実施例の項に例示される。例えばプローブ17については 、好適なハイブリダイゼーション及び洗浄温度は、ハイブリダイゼーション及び 洗浄溶液として3MのTMACが使用されるならば、各々54℃及び58℃であ る。一般に、ハイブリダイゼーション条件は、当該分野で公知のとおり厳重にす べきである(例えば、Maniatisら,Molecular Cloning:A Laboratory Manual, New York,Cold Spring Harbor Laboratory,1982)。 しかし、ハイブリダイゼーション溶液(SSC、SSPEなど)により、これ らのプローブは、充分な特異性を得るためにこれらの適切な温度でハイブリダイ ズさせるべきである(ほとんどの場合に、1つの点変異のレベルで差異が識別さ れるはずである)。 上述の5’末端プライマーは、B25Pプライマーと呼ばれる。 「試料」という用語は、任意の起源の生物学的物質であり、例えば血液のしみ 、毛髪、上皮細胞又は末梢血液細胞のことをいう。典型的な試料は、末梢血単核 細胞(PBMNC)、リンパ芽球様細 胞株(lymphoblastoid cell line)(LCL)、毛髪細胞などを含む。好適な単 離された核酸は、ゲノムDNAである。しかし、細胞質性、細胞性及びポリ(A )+RNAも使用できる。 「観察されるハイブリダイゼーションパターンから存在する対立遺伝子を推定 する」という表現は、オリゴヌクレオチドプローブのパネルの結合のパターンを 解析することによる、試料中に存在するHLA−B対立遺伝子を同定(決定又は 識別ともいう)することよりなる、本発明のHLA−Bタイピング法の中心的特 徴のことをいう。単一のプローブも有用な情報を提供するかもしれないが、種々 のHLA−B対立遺伝子が天然に分散しており、任意の1つのプローブが独特に 特異的な変異体を同定することができることは稀である。むしろ、実施例に示さ れるように、対立遺伝子の同一性は、オリゴヌクレオチドプローブのパネルの結 合のパターンから推定され、このパターンは、異なるHLA−B対立遺伝子の異 なるセグメントに特異的である。これらのオリゴヌクレオチドプローブの選択に 依存して、公知の各対立遺伝子は、プローブの特異的組合せの使用による特異的 なハイブリダイゼーションパターンに対応する。各対立遺伝子はまた、オリゴヌ クレオチドプローブの選択に依存して、同一プライマーで増幅された他の任意の 対立遺伝子から識別することができる。例えば、1つ以上の未知のHLA−B対 立遺伝子を含有する試料についての陽性にハイブリダイズするプローブの生成し たパターンを、第1表に示す予測されるハイブリダイゼーションパターンのスキ ームと比較することにより、その試料に存在するHLA−B対立遺伝子を明確に 推定することが可能になる。 標的の対立遺伝子はエクソン2の3’末端の配列が多少異なるため(Zemmour とParham,1992)、目的の全ての対立遺伝子の特異的な増幅を達成するために、 異なる3’末端プライマーを5’末端プライマー(B25P又はその変異体)に 組合せるべきである。 このように、本発明は上記で定義された方法に関し、更に、少なくとも1つの 下記の3’末端増幅プライマー(B23): 又は他の配列変異体(これらの配列変異体は、1つ以上のヌクレオチドの欠失、 及び/又は挿入、及び/又は置換を含むが、これらの配列変異体は、上記のB2 3P1プライマー又はその変異体であるB23P2若しくはB23P3と同一の HLA−B対立遺伝子を特異的に増幅させることができ、またそのプライマーは 、場合によりビオチンのような検出可能な標識を与えられている)を使用するこ とを特徴とする方法に関する。 示されるように、これらのプライマーは更に、各々B23P1、B23P2及 びB23P3と呼ばれる。B23P1及びB23P2プライマーは、HLA−B エクソン2の241〜261領域を標的とし;B23P3プライマーは、219 〜237領域を標的とする(ZemmourとParham,1992による番号付け)。DNA 配列が上述の プライマーの3’末端と完全に一致する対立遺伝子が、表1に同定される。 これらのデータから、目的の全てのHLA−B対立遺伝子を増幅するためには 、プライマーセット B25P/B23P1 による増幅を、下記のセット: B25P/B23P2、又は B25P/B23P3 の1つと少なくとも組合せるべきであることが結論される。 表1に与えられたデータから、幾つかの対立遺伝子は、1つのプライマーセッ トでのみ増幅され、他の組合せのセットでは増幅されないことも結論される。例 えば、特にB*4601又はB*7801は、B25P/B23P1プライマーセ ットでのみ増幅される。これに対して、例えばB*1503又はB*5801対立 遺伝子は、各々B25P/B23P1とB25P/B23P3、及びB25P/ B23P2とB25P/B23P3で増幅される。 また、この利用可能な配列データ(ZemmourとParham,1992)から、5’末端 プライマーのB25P又はその変異体と組合せられるならば、HLA−Bエクソ ン2対立遺伝子の特定の部分の増幅が達成される、他の3’末端増幅プライマー が選択できることも言及されるべきである。 本発明の1つの実施態様においては、選択した2つのプライマーセットによる 増幅を異なる反応試験管で行い、増幅産物を図1のタイピングスキームに示され るように別々にハイブリダイズさせる。 本発明の別の実施態様においては、選択した2つのプライマーセットによる増 幅を異なる反応試験管で行い、増幅産物を増幅後混合して一緒にハイブリダイズ させる。 本発明の好適な実施態様においては、関係する異なるプライマー(B25P、 B23P1とB23P2、又はB25PNB23P1とB23P3のいずれか) を混合して、増幅を単一の反応試験管で行い、その後増幅産物を一緒にハイブリ ダイズさせる。 使用される増幅方法は、PCR法(Saikiら,Science 239:487-491,1988) 、核酸配列に基づく増幅法(NASBA法,Guateli,PNAS(USA);87:1874-187 8,1990;Compton,Nature;350:91-92,1991)、転写に基づく増幅系法(TA S法,Kwohら,Proc.Natl.Acad.Sci.(USA)86:1173-1177,1989)、鎖置換増幅 法(SDA法,Duckら,Biotechniques 9:142-147,1990;Walkerら,Proc.Nat l.Acad.Sci.(USA)89:392-396,1992)、Qβレプリカーゼによる増幅法(Lizar diら,Bio/Technology 6:1197-1202,1988;Lomeliら,Clin.Chem.35:1826-1 831,1989)又はプライマー伸長を使用して核酸分子を増幅するような任意の他 の適した方法であってよい。増幅中、増幅産物は、標識プライマーを使用するか 、又は標識ヌクレオチドを取り込んで標識することが便利である。標識物は、ア イソトープ(32P、35Sなど)であっても、又は非アイソトープ(ビオチン、ジ ゴキシゲニンなど)であってもよい。 増幅した対立遺伝子を相互に区別するために、選択した増幅プライマー領域間 に位置するHLA−Bエクソン2領域を標的とする配 列特異的DNAプローブ(SSOとも呼ばれる)のセットに、増幅産物をハイブ リダイズさせる。従来法のドットブロット形式、サンドイッチハイブリダイゼー ション又は逆ハイブリダイゼーション(例えば、逆ドットブロット形式)のよう な、異なるハイブリダイゼーション形式を使用することができる。目的の対立遺 伝子を相互に、及び記載した他の対立遺伝子(これらの対立遺伝子がホモ接合状 態で存在しているにせよ、又はヘテロ接合状態で存在しているにせよ)から区別 することのできる、DNAプローブの特定のセットが選択された。 この目的のために、実施例の項に説明されるように、TMAC(塩化テトラメ チルアンモニウム)のハイブリダイゼーション及び洗浄条件で、機能するように 設計されている20個の基本のDNAプローブ配列を同定した。これらのプロー ブの大部分は、HLA−Bエクソン2の最可変領域を標的とし、2つ以上のHL A−B対立遺伝子にハイブリダイズさせうる。幾つかのプローブは、対立遺伝子 特異的であるために選択された;これらのプローブは、プローブ8(SEQ I D NO14)、12(SEQ ID NO18)、及び16(SEQ ID NO22)であり、これらは各々B*5401、B*4601、及びB*7901 にのみハイブリダイズする。異なるプローブに標的にされる領域は、図2にスキ ームとして表される。表2には、プローブの配列が示される。説明を表1に示す 。更に、実施例5と表2−2で再検討されるように、SSPEに特異的なハイブ リダイゼーション及び洗浄条件で、同じ20個の基本のプローブ又はその変異体 を試験した。表2−2に示 されるように、使用した特異的SSPE緩衝液条件の下では、元のTMAC試験 プローブの中の9個と新規変異体プローブの幾つかが、他のものに比べて特に好 適である。 従って本発明は、1つ以上のハイブリダイゼーションプローブが、表2(SE Q ID NO7〜26)、又はその変異体[この配列変異体は、主にその末端 (3’又は5’のいずれか)に1つ以上のヌクレオチドの欠失、及び/又は挿入 、又は幾つかの本質的でないヌクレオチド(即ち、対立遺伝子間を識別するため に必須ではないヌクレオチド)の他のもの(イノシンのような修飾ヌクレオチド を含む)による置換を含むか;或はこの変異体は、任意の上述のオリゴヌクレオ チドプローブに対する相補鎖よりなるか;或はこの変異体は、デオキシリボヌク レオチドの代わりにリボヌクレオチドよりなるが、この変異体のプローブは、こ れらが誘導されたオリゴヌクレオチドプローブと同じ特異性でハイブリダイズさ せうる]から選択される上記で定義された方法に関する。 上記は、異なるが厳重なハイブリダイゼーション及び洗浄条件(異なる溶液、 異なる濃度の緩衝液、異なる濃度のプローブ、異なる温度)下で、これらが誘導 されたプローブと同じ特異性でハイブリダイズするプローブとして、本発明のこ の面で意図される変異体を定義しうることを意味する。このような変異体は、例 えば、SEQ ID NO27〜52(表2−2)に与えられた配列に含まれる 。 ハイブリダイゼーション溶液(SSC、SSPE、TMACなど)に従って、 充分な特異性を達成するために、これらのプローブ を、その適切な温度で厳重にハイブリダイズさせるべきである(ほとんどの場合 に、1つの点変異のレベルで差異が識別されるはずである)。しかし、その末端 (3’又は5’のいずれか)で少数のヌクレオチドを添加又は削除するか、或は 幾つかの本質的でないヌクレオチド(即ち、対立遺伝子間を識別するために必須 でないヌクレオチド)を他のもの(イノシンのような修飾ヌクレオチドを含む) により置換することにより、表2にリストされたDNAプローブをわずかに修飾 することにより、これらのプローブ又はその変異体を、同一のハイブリダイゼー ション条件(即ち、同一の温度及び同一のハイブリダイゼーション溶液)で特異 的にハイブリダイズさせうる。使用されるプローブの量(濃度)を相互に関連さ せて変化させることも、より特異的なハイブリダイゼーション結果を得るために 有益であろう。これに関連して、SSPEに基づく緩衝液とは反対に、そのGC 含量に関係なく同じ長さのプローブは、TMAC溶液中でほぼ同じ温度で特異的 にハイブリダイズすることに注意すべきである(Jacobsら,Nucleic Acids Rese arch 16:4637-4650,1988)。 異なるハイブリダイゼーション及び洗浄緩衝液条件を利用する好適な基本の及 び変異体のプローブは、本発明の実施例の項で説明する。これらの好適なプロー ブの幾つかは、SEQ ID NO7〜52に含まれる。 本発明の主題である対立遺伝子の中で、B*1501とB*1504は、これら の配列が第2エクソンにおいて全く同一であるため、相互に識別することができ ない。両方の対立遺伝子間 の差異は、エクソン3の5’末端に見い出される(ZemmourとParham,1992)。 同じ理由で、B*5101〜B*5104は、区別しえない。これらの対立遺伝子 についても、識別はエクソン3で行いうる(ZemmourとParham,1992)。従って 、より完全なタイピング系は、エクソン3のタイプを識別するためのプライマー 及びプローブの組合せを含むであろう。 プライマー対B25P/B23P2が使用され、ハイブリダイゼーションがS SOの7(SEQ ID NO13)と9(SEQ ID NO15)で観察さ れる上述のDNAタイピング法は、好適には更に別々にプライマー対B25Pと B23P1及び/又はB23P3プライマーで行われる。この後者の適用のため に、B25Pプライマーの代わりに下記の配列: を使用することができる。 実施例の項に詳細に説明されるように、追加の増幅工程は、HLA−AR偽遺 伝子(B23P2プライマーが使用される時)の同時増幅(co-amplification) が発生する可能性を除外し、そしてより正確なHLA−Bタイピング法を可能に する。 オリゴヌクレオチドプローブと試料中の核酸配列間に形成されるハイブリッド を検出するための、本発明の目的に適切な分析法は、当該分野で公知の任意の分 析法よりなる。例えば、この検出は、ドットブロット形式を使用して、非標識増 幅試料を膜に結合させ、適切なハイブリダイゼーション及び洗浄条件下で、この 膜に少なく とも1つの標識プローブを取り込み、そして結合したプローブの存在をモニター することにより行うことができる。プローブは放射性アイソトープで標識しても よいし、発色性又は化学発光性検出を可能にする標識物で標識してもよい(例え ば、西洋ワサビペルオキシダーゼ結合プローブ)。 代替法として、増幅配列が標識を含む「逆」ドットブロット形式がある。この 形式では、非標識オリゴヌクレオチドプローブを固体支持体に結合させて、適切 で厳重なハイブリダイゼーション及び続いての洗浄条件下で標識試料に暴露する 。試料中の核酸と本発明によるオリゴヌクレオチドプローブ間のハイブリッドの 形成に依存する任意の他の分析法も使用しうることは理解されるべきである。 1つの有利な実施態様では、生物学的試料中に含まれるHLA−B対立遺伝子 のタイピング法は、遺伝物質から誘導された増幅コピーを、上記で定義されたプ ローブが前もって固定化された固体支持体と接触させる工程よりなる。 「固体支持体」という用語は、オリゴヌクレオチドプローブがハイブリダイゼ ーション特性を保持し、かつハイブリダイゼーションのバックグラウンドレベル が低く保持される限り、このようなプローブが結合することができる任意の基質 のことをいう。通常固体支持体は、マイクロタイタープレート、膜(例えば、ナ イロン又はニトロセルロース)又は微小球(ビーズ)である。 膜への適用又は固定の前に、固定を容易にするために、又はハイブリダイゼー ション効率を改善するために、核酸プローブを修飾するのが便利であろう。この ような修飾は、ホモポリマーテーリング (homopolymer tailing)、脂肪族基、NH2基、SH基、カルボキシル基のよう な異なる反応性基との結合、又はビオチン又はハプテンとの結合を包含する。 別の有利な実施態様では、生物学的試料中に含有されるHLA−B対立遺伝子 のタイピング法は、遺伝物質から誘導された増幅コピーを、固体支持体に平行線 として固定化されたオリゴヌクレオチドプローブと接触させる工程よりなる。 本発明のこの好適な実施態様では、上記で定義された方法によるHLA−B対 立遺伝子のタイピングのために、固定化及び逆相ハイブリダイゼーション分析へ の組み込み(好適には膜ストリップのような固体支持体上に平行線として固定化 )のために、1つ以上の上記で定義されたプローブが使用される。 この有利な方法により、プローブは、ラインプローブアッセイ(Line Probe A ssay)(LiPA)形式で固定化される。これは、便利にはその上に20個以上 のオリゴヌクレオチドプローブ(陰性又は陽性対照のオリゴヌクレオチドを含む )が平行線として適用される膜ストリップを使用する逆ハイブリダイゼーション 形式(Saiki,PNAS(USA);86:6230-6234,1989)である。LiPAストリップ は、Stuyverら(J.Gen.Virol.74:1093-1102,1993)により記載されたように 調製される。 従って本発明はまた、上記で定義された1つ以上のプローブが、平行線の形で 支持体の表面に結合している固体支持体(好適には膜ストリップ)に関する。 LiPAは、非常に迅速で使いやすいハイブリダイゼーション試 験である。結果は、増幅の開始後4時間で読むことができる。通常非アイソトー プ標識が増幅産物に組み込まれている増幅、及びアルカリ性変性の後、増幅産物 を膜上のプローブに接触させ、ハイブリダイゼーションを約1〜1.5時間行う 。簡単に洗浄(10〜30分)後、検出操作を開始する。これら全ての工程は、 同一のハイブリダイゼーション容器中で行われ、このため手作業の時間を少なく することができる。生成したハイブリダイゼーションパターンから、存在するH LA−B対立遺伝子を、視覚的にしかし好適には専用のソフトウェアを使用して 推定することができる。LiPA形式は、市販されている走査装置に何の問題も なく適合し、従って結果の自動解釈は非常に信頼性の高いものとなる。これら全 ての利点により、LiPA形式はルーチン設定でのHLAタイピングの使用に適 している。LiPA形式は、ルーチンの血清学的方法にタイピングが困難な対立 遺伝子をタイピングするために特に有利であろう。 本発明はまた、公知のHLA−B対立遺伝子とは異なる、新規HLA−B対立 遺伝子を検出し同定するための方法に関し、この方法は下記の工程よりなる: − 上記で定義した方法により、生物学的試料中に存在するHLA−B対立遺 伝子を決定し、 − 表2に定義されるものに対応するハイブリダイゼーションパターンを生成 しない試料を観察した場合は、決定されるべき新規HLA−B対立遺伝子の異常 にハイブリダイズするプローブに対応する、HLA−Bエクソン2配列の部分を 配列決定する。 本発明のプローブセットにより、配列が公知である対立遺伝子を識別しうるの みでなく、実施例3で例証されるように未知の配列を有する対立遺伝子を検出す ることもできる。この実施例では、プローブ13を使用してB71がB72(B* 1503)から区別できることが示される。これは、血清学に基づくB71と B72の識別に問題があるため、特に有利である。 従って本発明は、上記で定義される方法を使用して、B72(B*1503) とB70群(B70、B71、即ち、B*1503とは異なる対立遺伝子)の非 B72HLA−B対立遺伝子を識別する方法に関し、ここで、非B72HLA対 立遺伝子は、B*1503対立遺伝子[例えば、プローブ13(SEQ ID NO19)、プローブ7(SEQ ID NO13)、プローブ10(SEQ ID NO16)、プローブ18(SEQID NO24)、及びプローブ19 (SEQ ID NO 25)]にハイブリダイズする少なくとも1つのプロー ブとはハイブリッドを形成しない。 これらの新規な対立遺伝子が一旦使用可能になると、これら新規対立遺伝子の 特異的検出を可能にする新規プローブを推定することができる。表1にリストさ れる20個の基本のプローブのセットにこれらのプローブを追加することにより 、本タイピング法の識別力と信頼性のレベルが改善される。 本発明はまた、更に上記で定義された方法により決定される、核酸配列レベル で未決定のB70HLA−Bタイプに対応する新規HLA−B対立遺伝子に関し 、ここで、この対立遺伝子は、プロー ブ2(SEQ ID NO8、表2を参照のこと)とはハイブリッドを形成する が、プローブ13(SEQ ID NO19、表2参照)とはハイブリッドを形 成せず、かつこの対立遺伝子は、ヌクレオチド192〜209(番号付けは、Ze mmourとParham,1992による)の範囲の領域の少なくとも1個のヌクレオチドの 位置でHLA−BのB70対立遺伝子であるB*1503とは異なっている。 本発明はまた、下記のリスト: 又は次のようなこれの配列変異体、 又は他の配列変異体(これらの配列変異体は、1つ以上のヌクレオチドの欠失、 及び/又は挿入、及び/又は置換を含むが、3’末端GCCA配列が保存されて おり、かつこれらの配列変異体が上記のB25Pプライマー又はその変異体と同 一のHLA−B対立遺伝子を特異的に増幅させることができる)、 又は次のような、これの配列変異体、 又は他の配列変異体(これらの配列変異体は、1つ以上のヌクレオチドの欠失、 及び/又は挿入、及び/又は置換を含むが、これらの配列変異体は、上記のB2 3P1プライマー又はその変異体であるB23P2若しくはB23P3と同一の HLA−B対立遺伝子を特異的に増幅させることができ、また、そのプライマー は、場合によりビオチンのような検出可能な標識物を与えられており、かつその プライマーは場合により固体支持体に固定されている)から選択される少なくと も1つのオリゴヌクレオチド増幅プライマーよりなる組成物に関する。 好適にはこのような組成物は、上記のリストから選択される少なくとも2つ以 上の増幅プライマーを含む。更に好適には、増幅プライマーセットB25P/B 23P1が、少なくとも1つの下記のセット: B25P/B23P2、又はB25P/B23P3 と組み合わせられる。 上述の成分に追加して、この組成物はまた、少なくとも1つの下記のプライマ ー: よりなってもよい。 本発明はまた、下記のプローブのリスト: SEQ ID NO7、SEQ ID NO8、SEQ ID NO9、SE Q ID NO10、SEQ ID NO11、 SEQ ID NO12、SEQ ID NO13、SEQ ID NO14、 SEQ ID NO15、SEQ ID NO16、SEQ ID NO17、 SEQ ID NO18、SEQ ID NO19、SEQ ID NO20、 SEQ ID NO21、SEQ ID NO22、SEQ ID NO23、 SEQ ID NO24、SEQ ID NO25、又はSEQ ID NO2 6(表2に与えられる)、 又はその配列変異体[この配列変異体は、主にその末端(3’又は5’のいずれ か)に1つ以上のヌクレオチドの欠失、及び/又は挿入、又は幾つかの本質的で ないヌクレオチド(即ち、対立遺伝子間を識別するために必須ではないヌクレオ チド)の他のもの(イノシンのような修飾ヌクレオチドを含む)による置換を含 むか;或はこの変異体は、任意の上述のオリゴヌクレオチドプローブに対する相 補鎖よりなるか;或はこの変異体は、デオキシリボヌクレオチドの代わりにリボ ヌクレオチドよりなるが、この変異体のプローブは、これらが誘導されたオリゴ ヌクレオチドプローブと同じ特異性でハイブリダイズさせうる]から選択される 少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプローブよりなる組成物に関する。このよ うな変異体は、例えば、下記のプローブのリスト: SEQ ID NO27、SEQ ID NO28、SEQ ID NO29 、SEQ ID NO30、SEQ ID NO31、SEQ ID NO32 、SEQ ID NO33、SEQ ID NO34、SEQ ID NO35 、SEQ ID NO36、SEQ ID NO37、SEQ ID NO 38、SEQ ID NO39、SEQ ID NO40、SEQ ID NO 41、SEQ ID NO42、SEQ ID NO43、SEQ ID NO 44、SEQ ID NO45、SEQ ID NO46、SEQ ID NO 47、SEQ ID NO48、SEQ ID NO49、SEQ ID NO 50、SEQ ID NO51、又はSEQ ID NO52(表2−2に与え られる) から選択されてよい。 好適にはこのような組成物は、少なくとも2つ、3つ又はそれ以上のこれらの プローブを含有する。 本発明はまた、HLA−B対立遺伝子を含むかもしれない生物学的試料から、 少なくとも1つのHLA−B対立遺伝子をタイピングするためのキットに関し、 このキットは、下記の成分: − 適宜、上記で定義される任意のプライマーから選択される少なくとも1つ の増幅プライマー、 − 少なくとも1つのプローブ(このプローブは、好適には固体基質上に、更 に好適には1つの同一の膜ストリップ上に固定されており、かつこのプローブは 、上記で定義される任意のプローブから選択される)、 − 緩衝液、又はこれらのプローブと増幅産物間のハイブリダイゼーション反 応を可能にする緩衝液を調製するために必要な成分、 − 適宜、前記ハイブリダイゼーションから生じるハイブリッドを検出するた めの手段、よりなる。 本発明はまた、HLA−B対立遺伝子を含むかもしれない生物学 的試料から、少なくとも1つのHLA−B対立遺伝子をタイピングするためのキ ットに関し、更に詳しくは、血清学的には識別するのが困難なHLA−Bタイプ を含むかもしれない試料から、この試料中に存在するHLA−B対立遺伝子をコ ードするヌクレオチドの増幅に続いて、上記で定義される方法による1つ以上の プライマーセットの組合せを使用する、下記: − 少なくとも1つのプローブ(このプローブは、好適には固体基質上に、更 に好適には1つの同一の膜ストリップ上に固定されており、かつこのプローブは 、上記で定義される任意のプローブから選択される)、 − 緩衝液、又はこれらのプローブと増幅産物間のハイブリダイゼーション反 応を可能にする緩衝液を調製するために必要な成分、 − 前記ハイブリダイゼーションから生じるハイブリッドを検出するための手 段、 − 場合により結果を解釈し、観察されるハイブリダイゼーションパターンか ら存在する対立遺伝子を推定するための、自動走査及び解釈装置も含む、キット に関する。 図と表の凡例 図1:本発明によるタイピング法のスキームによる表示。 図2:HLA−B遺伝子のエクソン2を表す軸上への本発明のプライマーとプ ローブの局在。番号付けは、ZemmourとParham,1992による。 図3:13の患者試料と7つの対照から得られた増幅(上のパネル)及びドッ トブロットハイブリダイゼーション(下のパネル)結 果。実施例1及び2に記載されるように、試料をプライマーセットB25P/B 23P1を使用して増幅し、ドットブロットし、そしてプローブ6(SEQ I D NO12)及び17(SEQ ID NO23)とハイブリダイズさせた。 図4:B70変異体対立遺伝子及びB46対立遺伝子を含む、15の試料(n °1〜15)について得られたドットブロットハイブリダイゼーションの結果。 増幅した物質をナイロン膜に適用した。続いてこれらの膜を、示されるように SSO−プローブ13(SEQ ID NO19)、12(SEQ ID NO 18)、15(SEQ ID NO21)、6(SEQ ID NO12)、及 び2(SEQ ID NO8)とハイブリダイズさせた。結果を、実施例SSO 3及び4で検討し、表3に要約した。 表1:本発明のプライマーセットで増幅したHLA−B対立遺伝子(エクソン 2)。対立遺伝子中の3’末端プライマー配列の存在、及び19SSO−プロー ブのセットとのハイブリダイゼーションパターンも示される。 表2:HLA−B対立遺伝子のタイピング用SSO−プローブのパネル。 表2−2:逆ハイブリダイゼーション(ラインプローブアッセイ、LiPA) 形式で使用するために、試験されるHLA−B対立遺伝子のタイピング用SSO −プローブのパネル。これら全てのプローブは、表2に与えられた基本セットの 20個のSSOから誘導される。好適なプローブは、「+」として示される。 表3:実施例3及び4で記載される5個のSSO−プローブとハイブリダイズ させた15の増幅試料から得られたハイブリダイゼーション結果の要約。図4も 参照。 表4:20個のオリゴヌクレオチドプローブを固定したLiPAストリップで 得られたハイブリダイゼーション結果。各々増幅1及び2(実施例6参照)後に 得られた試料とのハイブリダイゼーション後の陽性ハイブリダイゼーションシグ ナルは、「+」として示される。 略語 TMAC:塩化テトラメチルアンモニウム SSO:配列特異的オリゴヌクレオチド DIG11−ddUTP:ジゴキシゲニン−11−2’,3’−ジデオキシ−ウ リジン−5’−三リン酸 DIG:ジゴキシゲニン AMPPD:3−(2’−スピロアダマンタン)−4−メトキシ−4−(3”− ホスホリルオキシ)−フェニル−1’,2−ジオキセタン AP:アルカリ性ホスファターゼ 実施例 実施例1.プライマーセットB25P/B23P1によるあるHLA−B対立遺 伝子の特異的増幅 実施例により、1つのプライマーセットでの増幅特異性を説明する。図3に示 したように、12の試料と7つの対照をプライマーセットB25P/B23P1 (SEQ ID NO1及び4)で 増幅した。細胞物質から出発して、標準的プロトコールによりゲノムDNAを調 製した。ゲノムDNA約0.5μgを、各プライマー12.5pmoles;200mM の各dNTP(Pharmacia LKB Biotechnology,Uppsala,Sweden);10mMのト リスHCl(pH8.5);50mMのKCl;1mMのMgCl2;0.01%の ゼラチン;0.025%のNP−40及びTaq(Thermusaquaticus)DNAポ リメラーゼ(Boerhinger,Mannheim GmbH,FRG)1単位を含有する、2倍の蒸留 水で最終容量50μlに調整したPCR緩衝液と混合した。試料を95℃で10 分間加熱して、各94℃で1分間、55℃で30秒間、72℃で1分間、そして DNAサーマルサイクラー(DNA Thermal Cycler)(Techne and Perkin-Elmer Cetus Corp.,Norwalk,CT)中で、72℃で10分間の最終延長でPCRのサイ クルを35回行った。増幅産物を1.5%ゲル電気泳動により性状解析した。 結果を図3に示した。増幅可能な対立遺伝子が存在する全ての試料中に、入手 できる配列データにより予測されるように、臭化エチジウム染色後に約246塩 基対の明瞭なバンドを観察した。 試料1、4、5、6、8、9、10、11、及び12は、B*7801対立遺 伝子を含んでいた(図1にBSNA、BXI又はBTe76として示した)。試 料2と3及び対照15では、B8対立遺伝子(B*0801)を見い出した。試 料16〜19は、各々B35、B55、B56及びB54のホモ接合体の対照で あった。陰性対照(13及び14は、各々B*3701及びB*1801対立遺伝 子を含んでいた)では、バンドを観察できなかった。これら の対立遺伝子には、エクソン2の30〜33位に5’−GCCA−3’の代わり に5’−TCCG−3’配列があった(ZemmourとParham,1992)。 実施例2.B78対立遺伝子の検出のためのドットブロットタイピング測定 本実施例では、プローブ6及び17(SEQ ID NO12及び23)を使 用した、B*7801対立遺伝子の特異的タイピングを説明する。B*7801は 、両方のプローブ(6及び17)とハイブリダイズする唯一の対立遺伝子である ため、プライマーセットB25P/B23P1で増幅した他の対立遺伝子からB* 7801を識別することができる。 配列特異的オリゴヌクレオチドプローブ(SSO)を化学合成し、ジゴキシゲ ニン−11−2’,3’−ジデオキシ−ウリジン−5’−三リン酸(DIG−1 1−ddUTP)とDNAデオキシヌクレオチジルエキソトランスフェラーゼを 用いてその3’末端を標識した。13の試料と7つの対照を、実施例1で記載し たようにプライマーセットB25P/B23P1で増幅した。 次にPCR産物2μlを、ナイロン膜(Hybond N Plus,Amersham,Buckingha mshire,UK)上にドットブロットし、フィルターを0.4NのNaOH中で5分 間浸漬することにより変性させ、そして10×SSPE(生理食塩水リン酸ナト リウムEDTA)10ml中で15分間中和した。ブロッティング後、50mMのト リス−HCl(pH8.0)、0.1%のSDS、2mMのEDTA、3MのTM AC(塩化テトラメチルアンモニウム、 Janssen Chimica,Geel,Belgium)を含有するハイブリダイゼーション溶液10 ml中で、54℃で30分間、膜を予備的にハイブリダイズさせた。ハイブリダイ ゼーションのために、SSO−6(SEQ ID NO12)(52℃)を除い て、54℃で1時間、この予備的ハイブリダイゼーション溶液に3pmol/mlのD IG標識SSOを添加した。過剰のプローブを除去するために、(2×SSPE 、0.1%SDS)中で2回、室温で10分間、次いでハイブリダイゼーション 溶液中で15分間厳密に58℃で、フィルターを洗浄した(54℃で洗浄したS SO−6を除く)。 抗DIGアルカリ性ホスファターゼ、Fab断片(抗−DIG−AP)を使用 して非アイソトープ検出を行い、化学発光性基質AMPPD[3−(2’−スピ ロアダマンタン)−4−メトキシ−4−(3”−ホスホリルオキシ)−フェニル −1,2−ジオキセタン]により可視化した。水気を切った膜を、カセット中で 15〜30分間X線フィルム(X-omat AR5,Kodak)に暴露した。このオリゴタ イピング法で使用した全ての試薬は、Boerhinger,Mannheim GmbH,FRGから購入 した。結果を図3に示した。B78タイプの対立遺伝子が存在する(BSNA、 BX1又はBTe76)全ての試料が、プローブ6及び17(SEQ ID N O12及び23)と明白にハイブリダイズした。他の試料(n°2、3、7、1 5、16、17、18、及び19)は、プローブ17(SEQ ID NO23 )又はプローブ6(SEQ ID NO12)のいずれかとハイブリダイズする が、両方とはハイブリダイズしなかった。試料13及び14は、使用したプライ マーセットでは増幅しなかった ため、プローブ6(SEQ ID NO12)とプローブ17(SEQ ID NO23)のいずれでもハイブリダイゼーションシグナルは観察されなかった。 実施例3.B70変異体のタイピング及びサブタイピング 本実施例では、B70変異体を含んでいる7つの試料を使用して、B70変異 体のタイピング及びサブタイピングを説明する。ブランクと7つの非B70試料 も対照として用いた(表3を参照のこと)。B71とB72は、ブロードな抗原 HLA−B70のサブタイプの対立遺伝子である。B72対立遺伝子(B*15 03)の配列は文献上公知(ZemmourとParham,1992)であり;B71配列は最 近まで公知でなかった。単独特異的なB71及びB72試薬は記載されてなく、 他の抗原(主にB35とB62)の存在によりB70変異体の正確な血清学的指 定が確立していない。B70変異体の識別は等電点フォーカシング(isoelectri c focusing)により可能であるが、これはルーチン設定の好ましい方法ではない 。 プライマーセットB25P/B23P1(SEQ ID NO1及び4)及び 本発明の幾つかのプローブの組合せを使用することにより、B72変異体を他の B70変異体から区別することができた。ここで強調したいことは、B71及び B72以外の他の変異体は未だ同定されていないが存在するかもしれないという ことである。 B70変異体対立遺伝子を含んでいることが公知(表3の、試料1〜6及び8 )の一連の試料からDNAを抽出して、実施例1で記載したように増幅した。増 幅産物を5つのナイロン膜に適用し、こ れを更に実施例2で記載したように処理した。これらの膜を各々下記のプローブ のセット:2、6、12、13及び15(SEQID NO8、12、18、1 9及び21)とハイブリダイズさせた。これらのプローブで得られた結果を図4 に示した。これらの結果を表3に要約した。全ての場合に、7つのB70試料の 内4つに存在するB72変異体(B*1503)を、B71又は他の可能性のあ る変異体から区別することができた。B*1503(B72)は、プローブ2及 び13(SEQ ID NO8及び19)とハイブリダイズすることにより特徴 づけられるが、一方他のB70変異体はプローブ13(SEQ ID NO19 )と非反応性であった。従って本実施例は、配列情報がない時にでも、対立遺伝 子を識別できる可能性を明白に示している。 実施例4.B46変異体のタイピング 実施例3で記載したのと同じ方法、プライマーセット、及びプローブの組合せ を使用して、2つのB46含有試料をタイピングした。図4と表3にタイピング 結果を示した。プローブパネル中のプローブ12(SEQ ID NO18)の 存在によって、B*4601を容易に追跡でき、他の対立遺伝子から明確に区別 できた。プライマーセットB25P/B23P1(SEQ ID NO1/4) により増幅した全ての対立遺伝子の中で、B*4601はプローブ12(SEQ ID NO18)とハイブリダイズした唯一の対立遺伝子であった。 実施例5.HLA−B対立遺伝子のタイピングのためのラインプローブアッセイ (LiPA)及びSSO ラインプローブアッセイ(LiPA)のために好適なハイブリダイゼーション 及び洗浄媒体は、SSPEに基づく緩衝液である。基本的にはStuyverら(J.Gen .Virol.74:1093-1102,1993)により記載されたようにLiPAストリップを 調製した。LiPA形式では全てのプローブが同一のハイブリダイゼーション及 び洗浄条件(同一塩濃度及び温度)下で特異的に反応するため、またSSPE中 のDNA:DNAハイブリッドの融点がGC含量とプローブの長さに依存するた め、TMACに基づく緩衝系からSSPEに基づく緩衝系に変更するために表2 のリストに示したプローブの修飾が幾つかのプローブについて必要になる。 LiPA形式に使用するための最も適したプローブを選択するために、多数の プローブ(表2−2にリストされる)を合成し、TTPと末端トランスフェラー ゼを使用して3’末端につなぎ、固体支持体(ニトロセルロース膜)に固定した 。 下記のハイブリダイゼーション及び洗浄条件を使用して、これらのプローブを 標的物質にハイブリダイズさせた。 − ハイブリダイゼーション: − 5×SSPE/0.5%SDS − 55℃ − 洗浄: − 2×SSPE/0.1%SDS − 55℃ (1×SSPEは、0.18MのNaCl、0.01MのNaH2PO4、1mMの EDTA(pH7.2)である) 上述の条件下で特異性と感度に関して最良の試験結果を示したプローブを、更 にLiPAストリップ上での使用のために選択した。これらのプローブを表2− 2に陽性(+)として評点した。TMAC緩衝系で使用された20プローブの内 9つだけ(SEQID NO7b、11、12、13、18、19、21、23 及び24)が、SSPEに基づく系で修飾なしに使用することができた。 これらの結果により、使用されるプローブの配列のわずかな修飾が重要であり 、信頼できるLiPA試験の開発のためには細心のプローブ設計が必須であるこ とが明白に証明された。 実施例6.LiPAストリップを使用するより代表的なホモ接合性細胞株のタイ ピング プローブ7(SEQ ID NO13)及び9(SEQ ID NO15)の 配列に対応する配列がそのHLA−AR偽遺伝子に存在するため、HLA−AR 偽遺伝子の同時増幅(プライマーB23P2が使用される時)により、プローブ 7(SEQ ID NO13)及び9(SEQ ID NO15)によるハイブ リダイゼーション結果はあいまいなものになっている。 陽性のハイブリダイゼーションシグナルのもとを最終的に突きとめるために、 少なくとも1つのB23プライマーと下記の配列: を有するプライマーを使用する追加の増幅を行った。 次に、得られた増幅産物を、少なくともプローブ7と9が固定化 されるストリップとハイブリダイズさせた。 本測定におけるプローブ7及び9についての陽性ハイブリダイゼーションシグ ナルは、プローブ7及び/又は9配列が、分析された試料のHLA−B対立遺伝 子に存在していることを示しており、従ってプローブ7及び/又は9は陽性とす べきである。陰性の結果は、それらの最初の陽性ハイブリダイゼーションシグナ ルは偽遺伝子に由来し、HLA−B遺伝子自体に由来しないため、1回目の増幅 後の結果の解釈において、これらのプローブは無視すべきであることを意味する 。 プライマーB25PとB23P1/B23P2(増幅1)、及びプライマーB 25X1とB23P1/B23P2(増幅2)による別々の増幅後の、幾つかの 選択した試料(ホモ接合性細胞株A〜G)で得られたハイブリダイゼーション結 果を、表4に要約した。 これらの結果により、試料Aについて、プローブ7及び9の陽性ハイブリダイ ゼーションシグナルは、HLA−B対立遺伝子に由来することが示された。試料 E及びFの、プローブ9で得られた陽性シグナルについても同じことがいえた。 増幅工程1及び2後の結果を組合せると、表1の助けにより下記のHLA−B 対立遺伝子を推定することができた: 試料 対立遺伝子 A B* 0801 B B* 1501 C B* 4001 D B* 4601 E B* 5101 F B* 5301 G B* 5701 増幅2について下記のプライマーセット: B25PとB23P1/B23P3 を使用した時に、基本的に同一の結果が得られた。 配列表 (1)一般情報: (i)出願人: (A)名称:Innogenetics N.V. (B)町:Industriepark Zwijnaarde 7 Bus 4 (C)市:Gent (E)国:ベルギー (F)郵便コード(ZIP):9052 (G)電話:00−32−09.241.07.11 (H)ファックス:00−32−09.241.07.99 (ii)発明の名称: 特異的プライマー及びプローブセットを使用するHLA−B タイピングの方法 (iii)配列の数:53 (iv)コンピューター可続形式: (A)メジウムタイプ:フロッピーディスク (B)コンピューター:IBM PC互換機 (C)オペレーションシステム:PC−DOS/MS−DOS (D)ソフトウェア:パテントインリリーズ#1.0、バージョ ン#1.25(EPO) (2)配列番号(SEQ ID No.):1の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:19塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプライマーB25P (B)位置:例えばHLA−B*3501のエクソン2のヌクレ オチド15〜33にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.1: (2)配列番号(SEQ ID No.):2の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:19塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプライマーB25P変異種 (B)位置:例えばHLA−B*4001のエクソン2のヌクレ オチド15〜33にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.2: (2)配列番号(SEQ ID No.):3の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:19塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプライマーB25P変異種 (B)位置:例えばHLA−B*0801のエクソン2のヌクレ オチド15〜33にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.3: (2)配列番号(SEQ ID No.):4の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:21塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:YES (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプライマーB23P1 (B)位置:例えばHLA−B*4001のエクソン2のヌクレ オチド241〜261にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.4: (2)配列番号(SEQ ID No.):5の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:21塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:YES (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプライマーB23P2 (B)位置:例えばHLA−B*1301のエクソン2のヌクレ オチド241〜261にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.5: (2)配列番号(SEQ ID No.):6の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:19塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:YES (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプライマーB23P3 (B)位置:例えばHLA−B*5101のエクソン2のヌクレ オチド219〜237にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.6: (2)配列番号(SEQ ID No.):7の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ1 (B)位置:例えばHLA−B*4001のエクソン2のヌクレ オチド61〜78にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.7: (2)配列番号(SEQ ID No.):8の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トボロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ2 (B)位置:例えばHLA−B*0801のエクソン2のヌクレ オチド60〜77にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.8: (2)配列番号(SEQ ID No.):9の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ3 (B)位置:例えばHLA−B*5101のエクソン2のヌクレ オチド60〜77にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.9: (2)配列番号(SEQ ID No.):10の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ4 (B)位置:例えばHLA−B*3501のエクソン2のヌクレ オチド60〜77にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.10: (2)配列番号(SEQ ID No.):11の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ5 (B)位置:例えばHLA−B*1501のエクソン2のヌクレ オチド126〜143にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.11: (2)配列番号(SEQ ID No.):12の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ6 (B)位置:例えばHLA−B*3501のエクソン2のヌクレ オチド125〜142にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.12: (2)配列番号(SEQ ID No.):13の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ7 (B)位置:例えばHLA−B*0801のエクソン2のヌクレ オチド123〜140にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.13: (2)配列番号(SEQ ID No.):14の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ8 (B)位置:例えばHLA−B*5401のエクソン2のヌクレ オチド143〜161にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.14: (2)配列番号(SEQ ID No.):15の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ9 (B)位置:例えばHLA−B*0801のエクソン2のヌクレ オチド178〜195にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.15: (2)配列番号(SEQ ID No.):16の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ10 (B)位置:例えばHLA−B*4001のエクソン2のヌクレ オチド179〜196にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.16: (2)配列番号(SEQ ID No.):17の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ11 (B)位置:例えばHLA−B*5701のエクソン2のヌクレ オチド179〜196にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.17: (2)配列番号(SEQ ID No.):18の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ12 (B)位置:例えばHLA−B*4601のエクソン2のヌクレ オチド189〜206にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.18: (2)配列番号(SEQ ID No.):19の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ13 (B)位置:例えばHLA−B*4001のエクソン2のヌクレ オチド192〜209にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.19: (2)配列番号(SEQ ID No.):20の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:N0 (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ14 (B)位置:例えばHLA−B*0801のエクソン2のヌクレ オチド191〜208にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.20: (2)配列番号(SEQ ID No.):21の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ15 (B)位置:例えばHLA−B*5401のエクソン2のヌクレ オチド192〜209にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.21: (2)配列番号(SEQ ID No.):22の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ16 (B)位置:例えばHLA−B*7901のエクソン2のヌクレ オチド191〜208にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.22: (2)配列番号(SEQ ID No.):23の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomicDNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ17 (B)位置:例えばHLA−B*7801のエクソン2のヌクレ オチド212〜229にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.23: (2)配列番号(SEQ ID No.):24の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ18 (B)位置:例えばHLA−B*4001のエクソン2のヌクレ オチド211〜228にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.24: (2)配列番号(SEQ ID No.):25の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:オリゴヌクレオチドプローブ19 (B)位置:例えばHLA−B*4001のエクソン2のヌクレ オチド220〜237にアニールする (xi)配列の記述:SEQ ID No.25: (2)配列番号(SEQ ID No.):26の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:18塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.26: (2)配列番号(SEQ ID No.):27の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:17塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.27: (2)配列番号(SEQ ID No.):28の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:17塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.28: (2)配列番号(SEQ ID No.):29の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:17塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.29: (2)配列番号(SEQ ID No.):30の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:16塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.30: (2)配列番号(SEQ ID No.):31の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:13塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.31: (2)配列番号(SEQ ID No.):32の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:13塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.32: (2)配列番号(SEQ ID No.):33の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:16塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.33: (2)配列番号(SEQ ID No.):34の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:16塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.34: (2)配列番号(SEQ ID No.):35の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:17塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.35: (2)配列番号(SEQ ID No.):36の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:19塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイボセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.36: (2)配列番号(SEQ ID No.):37の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:15塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.37: (2)配列番号(SEQ ID No.):38の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:17塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.38: (2)配列番号(SEQ ID No.):39の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:15塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.39: (2)配列番号(SEQ ID No.):40の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:17塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.40: (2)配列番号(SEQ ID No.):41の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:17塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.41: (2)配列番号(SEQ ID No.):42の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:16塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.42: (2)配列番号(SEQ ID No.):43の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:15塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.43: (2)配列番号(SEQ ID No.):44の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:16塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.44: (2)配列番号(SEQ ID No.):45の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:17塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.45: (2)配列番号(SEQ ID No.):46の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:16塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.46: (2)配列番号(SEQ ID No.):47の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:20塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.47: (2)配列番号(SEQ ID No.):48の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:19塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.48: (2)配列番号(SEQ ID No.):49の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:17塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.49: (2)配列番号(SEQ ID No.):50の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:19塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.50: (2)配列番号(SEQ ID No.):51の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:15塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.51: (2)配列番号(SEQ ID No.):52の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:16塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (xi)配列の記述:SEQ ID No.52: (2)配列番号(SEQ ID No.):53の情報: (i)配列の特徴: (A)長さ:20塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:genomic DNA (iii)ハイポセティカル配列:NO (iii)アンチセンス配列:NO (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:他の特徴 (B)位置:9 (D)他の情報:/標準名=G又はC (ix)配列の特徴: (A)名称/キイ:他の特徴 (B)位置:12 (D)他の情報:/標準名=T又はA (xi)配列の記述:SEQ ID No.53:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU ,LV,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,UA,U S,UZ,VN (72)発明者 ロッソ,リュディ ベルギー国、ベー―2180 エケーレン、ウ ィルヘフーフェストラート 45 (72)発明者 ドゥ・カンク,イルゼ ベルギー国、ベー―2020 アントウェルペ ン、ブス 105、クライスホーフストラー ト 146

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. HLA−B対立遺伝子のエクソン2の30〜33位(番号付けは、Zemm ourとParham,1992による)の5’−GCCA−3’配列により特徴づけられる 試料中の1つ以上のHLA−B対立遺伝子をタイピング又はサブタイピングする ための方法であって、更に詳しくは、例えばB54(22)、B52(5)、B 7801、B62(15)、B75(15)、B71(70)、B72(70) 、B46、B79、B53、B5102、B5103及びB58(17)のよう な、血清学的には識別が困難であるHLA−Bタイプを識別する方法であって、 少なくとも下記の工程: (i)場合により試料中の核酸を抽出し、 (ii)HLA−B対立遺伝子のエクソン2の30〜33位の5’−GCCA− 3’配列により特徴づけられるHLA−B対立遺伝子の核酸を、下記のリスト: 又は次のようなこれの配列変異体、 又は他の配列変異体(これらの配列変異体は、1つ以上のヌクレオチドの欠失、 及び/又は挿入、及び/又は置換を含むが、3’末端に5’−GCCA−3’配 列が保存されており、かつこれらの配列変異体が上記のB25Pプライマー又は その変異体と同一のHLA−B対立遺伝子を特異的に増幅させることができる) から選択され る少なくとも1つの5’末端増幅プライマーと一緒に、上記で定義された5’末 端プライマーと同一の対立遺伝子から選択される適切な3’末端プライマー(5 ’及び3’末端プライマーは、場合により標識されている)と組合せて増幅し; そして (iii)場合により増幅中又は増幅後に標識された増幅産物を、適切な条件で 、HLA−Bエクソン2領域の15〜261領域(番号付けは、ZemmourとParha m,1992による)から選択される1つ以上の適切なプローブとハイブリダイズさ せて、 (iv)適切な洗浄条件で洗浄し、 (v)形成されたハイブリッドを検出し;そして (vi)観察されるハイブリダイゼーションパターンから存在する対立遺伝子を 推定する、 よりなることを特徴とする方法。 2. 更に、少なくとも1つの下記の3’末端増幅プライマー: 又は他の配列変異体(これらの配列変異体は、1つ以上のヌクレオチドの欠失、 及び/又は挿入、及び/又は置換を含むが、これらの配列変異体は、上記のB2 3P1プライマー又はその変異体であるB23P2若しくはB23P3と同一の HLA−B対立遺伝子を特 異的に増幅させることができ、またそのプライマーは、場合によりビオチンのよ うな検出可能な標識を与えられている) を使用することを特徴とする、請求の範囲第1項記載の方法。 3. 少なくとも1つの下記のプライマーセットの組合せ: − B25P/B23P2と組合せたB25P/B23P1、又は − B25P/B23P3と組合せたB25P/B23P1を増幅のために使 用する、請求の範囲第1項又は第2項記載の方法。 4. 選択された2つのプライマーセットとの増幅反応が異なる反応試験管で 行われ、増幅産物が別々にハイブリダイズされる、請求の範囲第1項〜第3項の いずれか1項記載の方法。 5. 選択された2つのプライマーセットとの増幅反応が異なる反応試験管で 行われ、増幅後に増幅産物が混合されて、一緒にハイブリダイズされる、請求の 範囲第1項〜第3項のいずれか1項記載の方法。 6. 選択されたプライマーが混合されて、増幅反応が単一の反応試験管で行 われ、その後増幅産物が一緒にハイブリダイズされる、請求の範囲第1項〜第3 項のいずれか1項記載の方法。 7. 1つ以上のハイブリダイゼーションプローブが、下記のリスト: SEQ ID NO7、SEQ ID NO8、SEQ ID NO9、SE Q ID NO10、SEQ ID NO11、SEQ ID NO12、SE Q ID NO13、SEQ ID NO14、SEQ ID NO15、SEQ ID NO16、SEQ ID NO17、SEQ ID NO18、SEQ ID NO19、SEQ ID NO20、SEQ ID NO21、SEQ ID NO22、SEQ ID NO23、SEQ ID NO24、SEQ ID NO25、SEQ ID NO26、 又はその配列変異体[この配列変異体は、主にその末端(3’又は5’のいずれ か)に1つ以上のヌクレオチドの欠失、及び/又は挿入、又は幾つかの本質的で ないヌクレオチド(即ち、対立遺伝子間を識別するために必須ではないヌクレオ チド)の他のもの(イノシンのような修飾ヌクレオチドを含む)による置換を含 むか、或はこの変異体は、任意の上述のオリゴヌクレオチドプローブに対する相 補鎖よりなるか、或はこの変異体は、デオキシリボヌクレオチドの代わりにリボ ヌクレオチドよりなるが、この変異体のプローブは、これらが誘導されたオリゴ ヌクレオチドプローブと同じ特異性でハイブリダイズさせることができ、そして このプローブは、場合により標識されている]、又は脂肪族基、NH2、SH又 はカルボキシル基を含有するその誘導体プローブから選択される、請求の範囲第 1項〜第6項のいずれか1項記載の方法。 8. 得られた増幅産物が固体支持体に固定化され、予め標識された請求の範 囲第7項記載の任意のプローブと接触させることを特徴とする、請求の範囲第1 項〜第7項のいずれか1項記載の方法。 9. 好適には増幅中又は増幅後に標識された、得られた増幅産物を、請求の 範囲第7項記載の少なくとも1つのプローブが予め固 定化された固体支持体と接触させることを特徴とする、請求の範囲第1項〜第8 項のいずれか1項記載の方法。 10. 得られた増幅産物を、膜ストリップに平行線として固定化されたオリ ゴヌクレオチドプローブにハイブリダイズさせることを特徴とする、請求の範囲 第1項〜第9項のいずれか1項記載の方法。 11. 請求の範囲第1項〜第10項のいずれか1項記載の方法によるHLA −B対立遺伝子のタイピングのため、固定化及び逆相ハイブリダイゼーション分 析への組み込み、好適には膜ストリップのような固体支持体上に平行線として固 定化させるための、請求の範囲第7項記載の1つ以上のプローブの使用。 12. 請求の範囲第7項記載の1つ以上のプローブが、平行線の形で支持体 の表面に結合している固体支持体、好適には膜ストリップ。 13. 公知のHLA−B対立遺伝子とは異なる新規HLA−B対立遺伝子を 検出し同定するための方法であって、下記の工程: − 請求の範囲第1項〜第10項のいずれか1項記載の方法により、生物学的 試料中に存在する核酸が属するHLA−Bタイプを決定し、 − 表2に定義されるものに対応するハイブリダイゼーションパターンを生成 しない試料を観察した場合は、決定されるべき新規HLA−B対立遺伝子の、異 常にハイブリダイズするプローブに対応する、HLA−Bエクソン2配列の部分 を配列決定する、 よりなることを特徴とする方法。 14. 請求の範囲第13項記載の方法を使用して、B72(B*1503) と非B72HLA−B対立遺伝子(B70、B71、即ち、B*1503とは異 なる対立遺伝子)を識別するための方法であって、この非B72HLA対立遺伝 子が、B*1503対立遺伝子[例えば、プローブ13(SEQ ID NO1 9)、プローブ7(SEQ ID NO13)、プローブ10(SEQ ID NO16)、プローブ18(SEQ ID NO24)、及びプローブ19(S EQ ID NO25)]にハイブリダイズする少なくとも1つのプローブとは ハイブリッドを形成しないことにより特徴付けられる方法。 15. 請求の範囲第14項記載の方法により決定される、核酸配列レベルで 未決定のB70HLA−Bタイプに対応する新規HLA−B対立遺伝子[この対 立遺伝子は、プローブ2(SEQ ID NO8)とはハイブリッドを形成する が、プローブ13(SEQ ID NO19)とはハイブリッドを形成せず、か つこの対立遺伝子は、ヌクレオチド192〜209(番号付けは、ZemmourとPar ham,1992による)の範囲の領域の少なくとも1個のヌクレオチドの位置でHL A−B対立遺伝子B*1503とは異なっている]、及びこの対立遺伝子由来の オリゴヌクレオチド断片、特にこの対立遺伝子のオリゴヌクレオチド192〜2 09の範囲の領域よりなる断片。 16. 下記のリスト: 又は次のようなこれの配列変異体、 又は他の配列変異体(これらの配列変異体は、1つ以上のヌクレオチドの欠失、 及び/又は挿入、及び/又は置換を含むが、3’末端GCCA配列が保存されて おり、かつこれらの配列変異体は、上記のB25Pプライマー又はその変異体と 同一のHLA−B対立遺伝子を特異的に増幅させることができる)、 又は他の配列変異体(これらの配列変異体は、1つ以上のヌクレオチドの欠失、 及び/又は挿入、及び/又は置換を含むが、これらの配列変異体は、上記のB2 3P1プライマー又はその変異体であるB23P2若しくはB23P3と同一の HLA−B対立遺伝子を特異的に増幅させることができ、また、そのプライマー は、場合によりビオチンのような検出可能な標識物を与えられている)から選択 される少なくとも1つのオリゴヌクレオチド増幅プライマーよりなる組成物。 17. 下記のプローブのリスト: SEQ ID NO7、SEQ ID NO8、SEQ ID NO9、SE Q ID NO10、SEQ ID NO11、 SEQ ID NO12、SEQ ID NO13、 SEQ ID NO1 4、SEQ ID NO15、SEQ ID NO16、SEQ ID NO1 7、SEQ ID NO18、SEQ ID NO19、SEQ ID NO2 0、SEQ ID NO21、SEQ ID NO22、SEQ ID NO2 3、SEQ ID NO24、SEQ ID NO25、又はSEQ ID N O26、 又はその配列変異体[この配列変異体は、主にその末端(3’又は5’)に1つ 以上のヌクレオチドの欠失、及び/又は挿入、又は幾つかの本質的でないヌクレ オチド(即ち、対立遺伝子間を識別するために必須ではないヌクレオチド)の他 のもの(イノシンのような修飾ヌクレオチドを含む)による置換を含むか;或は この変異体は、任意の上述のオリゴヌクレオチドプローブに対する相補鎖よりな るか;或はこの変異体は、デオキシリボヌクレオチドの代わりにリボヌクレオチ ドよりなるが、この変異体のプローブは、これらが誘導されたオリゴヌクレオチ ドプローブと同じ特異性でハイブリダイズさせうるものであり、例えば、下記の プローブのリスト: SEQ ID NO27、SEQ ID NO28、SEQ ID NO29 、SEQ ID NO30、SEQ ID NO31、SEQ ID NO32 、SEQ ID NO33、SEQ ID NO34、SEQ ID NO35 、SEQ ID NO36、SEQ ID NO37、SEQ ID NO38 、SEQ ID NO39、SEQ ID NO40、SEQ ID NO41 、SEQ ID NO42、SEQ ID NO43、SEQ ID NO44、SEQ ID NO45、SEQ ID NO46、SEQ ID NO47、SEQ ID NO48、SEQ ID NO49、SEQ ID NO50、SEQ ID NO51、又はS EQ ID NO52 から選択される変異体である]から選択される少なくとも1つのオリゴヌクレオ チドプローブよりなる組成物。 18. HLA−B対立遺伝子を含むかもしれない生物学的試料から、少なく とも1つのHLA−B対立遺伝子をタイピングするためのキットであって、下記 の成分: − 適宜、請求の範囲第16項の任意のプライマーから選択される少なくとも 1つの増幅プライマー、 − 少なくとも1つのプローブ(このプローブは、好適には固体基質上に、更 に好適には1つの同一の膜ストリップ上に固定されており、かつこのプローブは 、請求の範囲第17項の任意のプローブから選択される)、 − 緩衝液、又はこれらのプローブと増幅産物間のハイブリダイゼーション反 応を可能にする緩衝液を調製するために必要な成分、 − 適宜、前記ハイブリダイゼーションから生じるハイブリッドを検出するた めの手段 よりなることを特徴とするキット。 19. HLA−B対立遺伝子を含むかもしれない生物学的試料から、少なく とも1つのHLA−B対立遺伝子をタイピングするためのキットであって、更に 詳しくは、血清学的には識別するのが困 難なHLA−Bタイプを含むかもしれない試料から、この試料中に存在するHL A−B対立遺伝子をコードするヌクレオチドの増幅に続いて、請求の範囲第1項 〜第9項のいずれか1項の方法による1つ以上のプライマーセットの組合せを使 用する、下記: − 少なくとも1つのプローブ(このプローブは、好適には固体基質上に、更 に好適には1つの同一の膜ストリップ上に固定されており、かつこのプローブは 、請求の範囲第16項の任意のプローブから選択される)、 − 緩衝液、又はこれらのプローブと増幅産物間のハイブリダイゼーション反 応を可能にする緩衝液を調製するために必要な成分、 − 前記ハイブリダイゼーションから生じるハイブリッドを検出するための手 段、 − 場合により結果を解釈し、観察されるハイブリダイゼーションパターンか ら存在する対立遺伝子を推定するための、自動走査及び解釈装置をも含む、キッ ト。
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