JPH08507505A - 殺菌剤としてのジハロトリアゾロピリミジン誘導体 - Google Patents

殺菌剤としてのジハロトリアゾロピリミジン誘導体

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JPH08507505A JP6519576A JP51957694A JPH08507505A JP H08507505 A JPH08507505 A JP H08507505A JP 6519576 A JP6519576 A JP 6519576A JP 51957694 A JP51957694 A JP 51957694A JP H08507505 A JPH08507505 A JP H08507505A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、担体と、活性成分として、一般式(I)[式中、Rは、所望により置換されていてもよい分枝鎖または直鎖のアルキルまたはアルコキシ基、あるいは、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、またはヘテロ環式基を表し、そして、Halは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素原子を表す]で示されるジハロトリアゾロピリミジン誘導体とを含有する殺菌組成物、ならびに、殺菌剤としてのそれらの使用に関する。これらジハロトリアゾロピリミジン誘導体の幾つかは新規であり、これら化合物の製造方法も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 殺菌剤としてのジハロトリアゾロピリミジン誘導体 本発明は、ある種のジハロトリアゾロピリミジン誘導体(そのうちの幾つかは 新規である)、それらの製造方法、かかる化合物を含有する組成物、ならびに、 殺菌剤としてのそれらの使用に関する。 出願人の同時係属中の欧州出願第92204097.7号は、一般式: [式中、R3は所望により置換されていてもよいアリール基を表し、そして、X およびYは、両方とも塩素原子を表すか、あるいは、両方とも臭素原子を表す] で示される化合物を開示しているが、この化合物は一般式: [式中、R1は、所望により置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アル キニル、アルカジエニル、シクロアルキル、ビシクロアルキルまたはヘテロ環式 基を表し;R2は水素原子またはアルキル基を表し;あるいは、R1およびR2は 、介在する窒素原子と共に、所望により置換されていてもよいヘテロ環式環を表 し;R3は上で定義されたとおりであり、そして、R4は水素またはハロゲン原子 または-NR56基(ここで、R5は水素原子またはアミノ、アルキル、シクロア ルキルまたはビシクロアルキル基を表し、そして、R6は水素原子またはアルキ ル基を表す)を表す]で示されるある種の殺菌活性なトリアゾロピリミジン誘導 体の製造中間体である。しかしながら、この文献には、式Aの化合物それ自体が 殺菌活性を有するという指摘は存在しない。 今回、式Aで示されるある種の化合物およびある種のさらに新規なジハロトリ アゾロピリミジン誘導体が、本来、殺菌活性を示すことが発見された。 本発明によれば、それゆえ、担体と、活性成分として、一般式: [式中、Rは、所望により置換されていもよい分枝鎖または直鎖のアルキルまた はアルコキシ基、あるいは、所望により置換されていてもよいシクロアルキル、 アリール、アリールオキシまたはヘテロ環式基を表し、そして、Halは、フッ素 、塩素、臭素またはヨウ素原子を表す]で示される化合物とを含有する殺菌組成 物が提供される。 本発明の組成物中の化合物がシクロアルキル基を有する場合、これは3〜8個 (好ましくは、3〜6個)の炭素原子を有し得る。アリール基は、任意の芳香族 炭化水素基(特に、フェニルまたはナフチル基)であり得る。ヘテロ環式基は、 少なくとも1個のヘテロ原子を有する任意の飽和または不飽和の環系であり得る 。なお、3〜6員環が好ましく、5および6員環が特に好ましい。窒素、酸素ま たは硫黄を含有する環(例えば、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリジニル、フ リル、ピラニル、モルホリニルおよびチエニル)が特に好ましい。 上記置換基のいずれかが所望により置換されていてもよいと示されている場合 、所望により存在していてもよい置換基は、殺虫性化合物を開発したり、および /または、かかる化合物を修飾してそれらの構造/活性、持続性、透過性または 他の性質に影響を与えるために習慣的に用いられる置換基のいずれか1種または それ以上であり得る。かかる置換基の具体例としては、例えば、ハロゲン原子、 ニトロ、シアノ、チオシアナト、シアナト、ヒドロキシル、アルキル、ハロアル キル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミ ノ、ホルミル、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アルカノイル、アルキル チオ、 アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、ハロスルホニル、カルバモイル、 アルキルアミド、フェニル、フェノキシ、ベンジルおよびベンジルオキシ、ヘテ ロ環式(特に、フリル)、およびシクロアルキル(特に、シクロプロピル)基が 挙げられる。典型的には、0〜3個の置換基が存在し得る。 上記置換基のいずれかがアルキル基を表すか、あるいは、有する場合、これは 線状または分枝状であり、また、12個まで(好ましくは6個まで、特に4個ま で)の炭素原子を有し得る。上記置換基のいずれかがアリールまたはシクロアル キル部分を表すか、あるいは、有する場合、このアリールまたはシクロアルキル 部分は、それ自体が1個またはそれ以上のハロゲン原子、ニトロ、シアノ、アル キル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシ基で置換されていてもよ い。シクロアルキルおよびヘテロ環式基の場合、所望による置換基としては、ま た、このシクロアルキルまたはヘテロ環式基に隣接する2個の炭素原子と共に、 飽和または不飽和のヒドロカルビル環を形成する基が挙げられる。言い換えれば 、飽和または不飽和のヒドロカルビル環は、所望により、上記シクロアルキルま たはヘテロ環式基と融合していてもよい。 Rは、C1-12アルキル、C1-12アルコキシ、C3-8シクロアルキル、フェニル 、フェノキシまたはナフチル基、あるいは、3〜6員環のヘテロ環式環を表すこ とが好ましく、各基または環は、所望により、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、 ヒドロキシル、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ハ ロアルコキシ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、ジ-C1-4アルキルアミノ、ホル ミル、C1-4アルコキシカルボニル、カルボキシル、ハロスルホニル、フェニル 、フェノキシ、ベンジルおよびベンジルオキシ基から選択される1個またはそれ 以上の置換基で置換されていてもよく、また、RがC3-8シクロアルキル基また は3〜6員環のヘテロ環式環を表す場合には、所望により、オルト位でベンゼン 環と融合していてもよい。 より好ましくは、Rは、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C3-8シクロアル キル、フェニル、フェノキシまたはナフチル基、あるいは、3〜6員環のヘテロ 環式環を表し、各基または環は、所望により、ハロゲン原子、C1-4アルキル、 C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ハロアルコキシ、ハロスルホニル 、フェニル、フェノキシおよびベンジルオキシ基から選択される1個またはそれ 以上の置換基で置換されていてもよい。 式Iの化合物の特に好ましいサブグループは、Rが、プロピル、ブチル、エト キシ、シクロペンチル、シクロヘキシル、フルオロフェニル、クロロフェニル、 ブロモフェニル、ジクロロフェニル、クロロフルオロフェニル、メチルフェニル 、プロピルフェニル、ブチルフェニル、ジメチルフェニル、トリフルオロメチル フェニル、メトキシフェニル、エトキシフェニル、ジメトキシフェニル、ジエト キシフェニル、トリメトキシフェニル、トリフルオロメトキシフェニル、クロロ スルホニルフェニル、ビフェニルイル、フェノキシフェニル、ベンジルオキシフ ェニル、フルオロフェノキシ、クロロフェノキシ、メチルフェノキシ、ジメチル フェノキシ、ナフチルまたはチエニル基を表し;そして、Halが塩素または臭素 原子を表すものである。 また、上で定義した組成物を製造する方法も提供される。この方法は、上で定 義した式Iの化合物を少なくとも1種の担体と組み合わせることからなる。かか る組成物は、本発明の単一化合物または数種の化合物の混合物を含有し得る。 本発明による組成物は、好ましくは0.5〜95重量%の活性成分を含有する 。 本発明による組成物中の担体は、それと共に活性成分を処方して処理すべき場 所(例えば、植物、種子または土壌であり得る)への施用を容易にしたり、貯蔵 、輸送または取り扱いを容易にする任意の材料である。担体は、固体または液体 であり得るが、通常は気体状であるが、圧縮されて液体を形成する材料をも含み 、殺菌組成物を処方する際に通常用いられる担体のいずれを用いてもよい。 適当な固体担体としては、天然および合成の粘土および珪酸物、例えば、珪藻 土などの天然シリカ;珪酸マグネシウム、例えば、タルク:珪酸マグネシウムア ルミニウム、例えば、アッタパルジャイトおよびバーミキュライト;珪酸アルミ ニウム、例えば、カオリナイト、モンモリロナイトおよび雲母;炭酸カルシウム ;硫酸カルシウム;硫酸アンモニウム;合成水和酸化珪素および合成珪酸カルシ ウムまたはアルミニウム;元素、例えば、炭素および硫黄;天然および合成樹 脂、例えば、クマロン樹脂、ポリ塩化ビニル、ならびに、スチレンポリマーおよ びコポリマー;固体ポリクロロフェノール;ビチューメン;ワックス、例えば、 蜜ろう、パラフィンワックス、および塩素化ミネラルワックス;および、固体肥 料、例えば、過リン酸塩。 適当な液体担体としては、水;アルコール、例えば、イソプロパノールおよび グリコール;ケトン、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ ルケトンおよびシクロヘキサノン;エーテル;芳香族または芳香脂肪族(arali phatic)の炭化水素、例えば、ベンゼン、トルエンおよびキシレン;石油留分、 例えば、ケロシンおよび軽鉱油;塩素化炭化水素、例えば、四塩化炭素、パーク ロロエチレンおよびトリクロロエタンが挙げられる。様々な液体の混合物が、し ばしば適する。 殺菌組成物は、濃縮した形態で処方され輸送されることが多いが、これは引き 続いて施用前に使用者によって希釈される。界面活性剤である担体が少量存在す ることによって、この希釈工程が容易になる。したがって、好ましくは、本発明 による組成物中の少なくとも1種の担体は、界面活性剤である。例えば、この組 成物は、少なくとも2種の担体を含有し、そのうちの少なくとも1種は界面活性 剤であり得る。 界面活性剤は、乳化剤、分散剤または湿潤剤であり得る;それは、非イオン性 またはイオン性のいずれであってもよい。適当な界面活性剤の例としては、ポリ アクリル酸およびリグニンスルホン酸のナトリウムまたはカルシウム塩;分子中 に少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸または脂肪族アミンもしくはアミ ドと、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの縮合物;グリセ ロール、ソルビトール、スクロースまたはペンタエリスリトールの脂肪酸エステ ル;これらと、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの縮合物 ;脂肪族アルコールまたはアルキルフェノール、例えば、-オクチルフェノー ルまたは-オクチルクレゾールと、エチレンオキシドおよび/またはプロピレ ンオキシドとの縮合物;これら縮合物の硫酸塩またはスルホン酸塩;分子中に少 なくとも10個の炭素原子を有する硫酸エステルまたはスルホン酸エステルの アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、好ましくはナトリウム塩、例えば、 ラウリル硫酸ナトリウム、第2アルキル硫酸ナトリウム、スルホン化ヒマシ油の ナトリウム塩、およびドデシルベンゼンスルホン酸塩などのアルキルアリールス ルホン酸ナトリウム;およびエチレンオキシドのポリマーやエチレンオキシドと プロピレンオキシドとのコポリマーが挙げられる。 本発明の組成物は、例えば、水和剤、散剤、顆粒剤、液剤、乳剤、乳濁液剤、 懸濁剤およびエアロゾルとして処方し得る。水和剤は、通常、25、50または 75重量%の活性成分を含有し、また、通常、固体の不活性担体に加えて、3〜 10重量%の分散剤、ならびに、必要な場合には、0〜10重量%の安定剤、お よび/または、浸透剤や粘着剤などの他の添加剤を含有する。散剤は、通常、水 和物と同様の組成を有するが、分散剤を含まない濃厚散剤として処方され、現場 で、さらに別の固体担体で希釈し、通常、1/2〜10重量%の活性成分を含有す る組成物を与えるようにすればよい。顆粒剤は、通常、10〜100BSメッシ ュ(1.676〜0.152mm)の範囲内の寸法を有するように調製され、凝集 または含浸技術によって製造し得る。一般に、顆粒剤は、1/2〜75重量%の活 性成分と、0〜10重量%の添加剤(例えば、安定剤、界面活性剤、徐放調節剤 および結合剤)とを含有する。いわゆる「乾燥流動粉剤」は、比較的高濃度の活 性成分を含有する比較的小さい顆粒剤からなる。乳剤は、通常、溶媒に加えて、 必要な場合には、共溶媒、1〜50%(w/v)の活性成分、2〜20%(w/ v)の乳化剤、および、0〜20%(w/v)の他の添加剤(例えば、安定剤、 浸透剤および腐食防止剤)を含有する。懸濁剤は、通常、安定な非沈降性の流動 物を得るように調合され、通常、10〜75重量%の活性成分、0.5〜15重 量%の分散剤、0.1〜10重量%の懸濁化剤(例えば、保護コロイドおよびチ キソトロープ剤)、0〜10重量%の他の添加剤(例えば、脱泡剤、腐食防止剤 、安定剤、浸透剤および粘着剤)、および、活性成分が実質的に不溶な水または 有機液体を含有する;ある種の有機固体または無機塩を、かかる処方物中に溶解 した状態で存在させ、沈降を防止したり、水に対する凍結防止剤として利用し得 る。 水性の分散液剤および乳液剤、例えば、本発明による水和剤または濃厚物を水 で希釈することによって得られる組成物もまた、本発明の範囲内にある。上記の 乳濁液剤は、油中水型または水中油型のいずれであってもよく、濃厚な「マヨネ ーズ」様の稠度を有し得る。 本発明の組成物は、また、他の成分(例えば、除草性、殺虫性または殺菌性を 有する他の化合物)を含有し得る。 本発明の化合物の保護活性の持続期間を増大させるのに特に興味深いのは、保 護すべき植物の環境に殺菌性化合物を徐放する担体の使用である。かかる徐放処 方物は、例えば、ブドウ植物の根に隣接する土壌に混和したり、ブドウ植物の幹 に直接施用することを可能にする粘着性成分を含有することができる。 上で定義した式Iの化合物のいくつかは、新規である。したがって、本発明は 、また、すでに定義した一般式I[ただし、Rが所望により置換されていてもよ いアリール基を表す場合には、両方のHal基は塩素原子を表さず、また、両方のH al基は臭素原子を表さない]で示される化合物を提供する。 本発明は、さらに、上で定義した式Iの化合物の製造方法を提供する。この方 法は、 (a)一般式: [式中、Rは上で定義したとおり]で示される化合物を、塩素化剤または臭素化 剤と反応させ、式I[式中、Halは塩素または臭素原子を表す]で示される化合 物を製造すること; (b)必要であれば、(a)で形成した式Iの化合物をフッ素化剤と反応させ 、式I[式中、Ha1はフッ素原子を表す]で示される化合物を製造すること;お よび、 (c)必要であれば、(a)で形成した式Iの化合物を、ジアゾ化剤の存在下 で、NH3と、次いでジヨードメタンと反応させ、式I[式中、少なくとも一方 のHalはヨウ素原子を表す]で示される化合物を製造することからなる。 工程(a)の方法は、溶媒の存在下で実施し得る。適当な溶媒としては、ジク ロロメタンなどのハロゲン化炭化水素が挙げられる。あるいは、過剰の塩素化剤 または臭素化剤を溶媒として利用してもよい。適当な塩素化剤としては、オキシ 塩化リン、三塩化リンおよび五塩化リンが挙げられる。適当な臭素化剤としては 、オキシ臭化リン、三臭化リンおよび五臭化リンが挙げられる。この反応は、0 ℃から反応混合物の還流温度までの範囲内の温度で実施するのが適当であり、好 ましい反応温度は20℃から反応混合物の還流温度までである。 工程(b)の方法は、溶媒の存在下で実施するのが便利である。適当な溶媒と しては、スルホラン、ジメチルホルムアミド、または、アセトニトリルとクラウ ンエーテルとの混合物が挙げられる。スルホランまたはジメチルホルムアミドを 溶媒として用いる場合には、フッ素化剤の脱水を助けるためにトルエンを共溶媒 として用いるのが有利である。この反応は室温(約15℃)から反応混合物の還 流温度までの範囲内の温度で実施するのが適当であり、好ましい反応温度は40 ℃から反応混合物の還流温度までである。適当なフッ素化剤としては、アルカリ 金属のフッ化物、特にフッ化カリウム、五フッ化アンチモンおよび三フッ化ジエ チルアミノ硫黄が挙げられる。 工程(c)の方法におけるNH3との反応は、溶媒の存在下で実施するのが便 利である。適当な溶媒としては、ジオキサン、ジエチルエーテルおよびテトラヒ ドロフランなどのエーテル、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素、ならび に、特にトルエンが挙げられる。この反応は、20℃から反応混合物の還流温度 までの範囲内の温度で実施するのが適当であり、好ましい反応温度は40℃から 反応混合物の還流温度までである。また、この反応を塩基の存在下で実施するこ とが好ましいが、好ましくは、過剰のNH3を塩基として利用してもよい。工程 (c)で用いられるジアゾ化剤は、亜硝酸の任意のアルキルエステルであり得る 。亜硝酸イソペンチルが特に好ましい。亜硝酸のアルキルエステルを用いる場合 には、これをジヨードメタンとの共溶媒として利用してもよい。この反応は、6 0℃から120℃までの範囲内の温度で実施するのが適当であり、好ましい反応 温 度は70℃から110℃までである。工程(c)の方法における両方の段階は、 1つの容器で実施し得る。 式IIの化合物は、ワイ・マキスミ(Y.Makisumi)の方法[ケミカル・アンド ・ファーマシューティカル・ビュリティン(Chem.Pharm.Bull.),9巻,801 頁,(1961年)]により、アルカリ性条件下で、3-アミノ-1,2,4-トリアゾ ールを適当なマロン酸エステルと反応させることによって、製造することができ る。 本発明は、さらにまた、上で定義した一般式Iの化合物または上で定義した組 成物の殺菌剤としての使用、ならびに、ある場所において菌類を防除する方法を 提供する。この方法は、かかる化合物または組成物で、この場所(例えば、菌類 の攻撃を受けやすい、または、受けた植物、かかる植物の種子、あるいは、かか る植物が成長している、または、成長するであろう培地などである)を処理する ことからなる。 本発明は、菌類の攻撃に対して作物を保護する上で幅広い利用性を有する。保 護しうる典型的な作物としては、ブドウ、コムギやオオムギなどの穀類作物、リ ンゴおよびトマトが挙げられる。保護の持続期間は、通常、選択された個々の化 合物と、その影響が適当な処方物の使用によって通常軽減される様々な外的要因 (例えば、気候)とに依存する。 本発明を、以下の実施例によって、さらに詳しく説明する。 実施例1 5,7-ジクロロ-6-(2-クロロフェニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5-a ]ピリミジン(R=2-クロロフェニル;Hal=Cl)の製造 5,7-ジヒドロキシ-6-(2-クロロフェニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5 a]ピリミジン(6.2g、0.026mol)および30mlのオキシ塩化リン を混合し、得られた懸濁液は3時間還流した。得られた透明な溶液から過剰のオ キシ塩化リンを留去し、得られた粘稠な油状物を50mlのジクロロメタンに溶 解した。ジクロロメタン溶液中における痕跡量のオキシ塩化リンを分解するため に、50mlの氷水を注意深く添加した。次いで、有機層を分離し、硫酸ナトリ ウム で乾燥させ、溶媒を減圧下で留去し、6.62gの5,7-ジクロロ-6-(2-クロ ロフェニル)-1,2,4-トリアゾロ-[1,5a]ピリミジンを黄色結晶として得 た。融点153℃。収率:理論量の85%。 実施例2 5,7-ジブロモ-6-(2-クロロフェニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a] ピリミジン(R=2-クロロフェニル;Hal=Br)の製造 5,7-ジヒドロキシ-6-(2-クロロフェニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5 a]ピリミジン(15g、0.057mol)を、約100℃の温度で、溶融し たオキシ臭化リン(過剰、40g)に、少しずつ添加した。激しい初期反応の後 、透明で非常に粘稠な油状物が得られた。これを、120℃で、さらに2時間放 置した。この混合物を室温まで冷却し、得られた「ガラス」を、水およびジクロ ロメタンの混合物に、少しずつ添加した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾 燥させ、溶媒を減圧下で留去し、19.93gの5,7-ジブロモ-6-(2-クロロ フェニル)-1,2,4-トリアゾロ[1,5a]ピリミジンを黄色結晶として得た 。融点212℃。収率:理論量の90%。 実施例3〜52 上記の実施例1に記載した方法と同様の方法によって、以下の表Iに列挙する ように、本発明による別の化合物を製造した。この表において、各化合物は式I によって識別される。 実施例53 本発明の化合物の殺菌活性を以下の試験によって調べた。 (a)ブドウのべと病[プラスモパラ・ヴィチコラ(Plasmopara viticola; PVA)]に対する胞子形成防止活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な胞子形成防止試験である。試験化合物 で処理する2日前に、ブドウ植物[栽培品種カベルネット・サウヴィグノン(Ca bernet Sauvignon)]全体の葉の下面に、2.5×104遊走子嚢/mlを含有す る水性懸濁液を噴霧することによって、接種する。接種した植物を高湿度区画内 で24時間保持し、次いで、ガラス室の周囲温度および湿度で24時間保持する 。感染した葉の下面に、0.04%「TWEEN 20」(商品名;ポリオキシ エチレンソルビタンエステル界面活性剤)を含有する1:1の水/アセトン中に おける活性材料の溶液を噴霧する。噴霧ノズルを備えた自動化噴霧ラインを用い て、これら植物を処理する。化合物の濃度は1000ppmであり、噴霧容量は 700 l/haである。噴霧後、これら植物を通常のガラス室条件に96時間 戻し、次いで、高湿度キャビネットに24時間移し、評価を行う前に、胞子形成 を誘導する。評価は、胞子形成によって覆われた葉の面積を対照の葉と比較した 割合(%)に基づく。 (b)トマトの疫病[フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infes tans;PIP)]に対する直接的な保護剤活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な保護剤試験である。2枚の葉を広げた トマト植物[圃場の栽培品種ファースト(First)]の葉の上面に、(a)に記 載のように、噴霧器を用いて、試験化合物を1000ppmの用量で噴霧する。 通常のガラス室条件下で、引き続いて24時間後、これらの葉の上面に、2×1 05遊走子/mlを含有する水性懸濁液を噴霧することによって、接種する。接 種した植物を高湿度キャビネット内で24時間保持し、そして生育室条件下で5 日間保持する。評価は、罹病した葉の面積を対照の葉と比較した割合(%)に基 づく。 (c)ブドウのべと病[プラスモパラ・ヴィチコラ(Plasmopara viticola; PVP)]に対する直接的な保護剤活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な保護剤試験である。ブドウ植物[栽培 品種カベルネット・サウヴィグノン(Cabernet Sauvignon)]全体の葉の下面に 、(a)に記載のように、自動化噴霧ラインを用いて,試験化合物を1000p pmの用量で噴霧し、通常のガラス室条件下で、引き続いて24時間後、これら の葉の下面に、2.5×104遊走子嚢/mlを含有する水性懸濁液を噴霧するこ とによって、接種する。接種した植物を高湿度キャビネット内で24時間保持し 、通常のガラス室条件下で5日間保持し、次いで、さらに24時間、高湿度に戻 す。評価は、胞子形成によって覆われた葉の面積を対照の葉と比較した割合(% )に基づく。 (d)トマトの夏疫病[アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani;AS )]対する活性 この試験は、葉面噴霧として施用された試験化合物の接触予防活性を測定する 。トマトの苗[栽培品種アウトドア・ガール(Outdoor Girl)]を、第2の本葉 を広げる段階まで生育する。これら植物を、(a)に記載のように、自動化噴霧 ラインを用いて処理する。試験化合物は、0.04%界面活性剤(「TWEEN 20」−商品名)を含有するアセトンおよび水(50:50v/v)の混合物中 における溶液または懸濁液として施用する。処理の1日後、これらの苗に、104 胞子/mlを含有するアルテルナリア・ソラニ(A.solani)の分生胞子の懸 濁液を葉の上面に噴霧することによって、接種する。接種後4日間、これら植物 を21℃の湿度区画内で湿った状態で保持する。疾病については、接種の4日後 に、病変部によって覆われる葉の表面積の割合(%)に基づいて評価する。 (e)ソラマメの灰色かび病[ボトリチス・シネラ(Botrytis cinera;BC B)]に対する直接的な保護剤活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な保護剤試験である。ソラマメ植物[栽 培品種ザ・サットン(The Sutton)]の葉の上面に、(a)に記載のように、自 動化噴霧ラインを用いて、試験化合物を1000ppmの用量で噴霧する。噴霧 の24時間後、これらの葉に、105分生胞子/mlを含有する水性懸濁液を接 種する。接種後4日間、これら植物を21℃の湿度区画内で湿った状態で保持す る。疾病については、接種の4日後に、病変部によって覆われた葉の表面積の割 合(%)に基づいて評価する。 (f)コムギの斑点病[レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodo rum;LN)]に対する活性 この試験は、葉面噴霧処理を用いた直接的な治療試験である。単葉期のコムギ 植物[栽培品種ノーマン(Norman)]の葉に、1×106胞子/mlを含有する 水性懸濁液を噴霧することによって、接種する。処理前に、接種した植物を高湿 度区画内で24時間保持する。これら植物に、(a)に記載のように、自動化噴 霧ラインを用いて、試験化合物の溶液を1000ppmの用量で噴霧する。乾燥 後、これら植物を、22℃、中程度の湿度で6〜8日間保持した後、評価する。 評価は、対照植物の葉と比較した葉1枚あたりの病変部の密度に基づく。 (g)コムギの赤さび病[プキニア・レコンジタ(Puccinia recondita;PR )]対する活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な保護剤試験である。コムギの苗[栽培 品種アヴァロン(Avalon)]を1〜11/2葉期まで生育する。次いで、これら植 物に、(a)に記載のように、自動化噴霧ラインを用いて、試験化合物を100 0ppmの用量で噴霧する。試験化合物は、0.04%界面活性剤(「TWEE N20」−商品名)を含有するアセトンおよび水(50:50v/v)の混合物 中における溶液または懸濁液として施用する。処理の18〜24時間後、これら の苗に、約105胞子/mlを含有する水性胞子懸濁液をすべての側から植物に 噴霧することによって、接種する。接種後18時間、これら植物を、20〜22 ℃の温度、高湿度条件下で保持する。その後、これら植物をガラス室の周囲条件 、すなわち中程度の相対湿度、20℃の温度で保持する。疾病については、接種 の10日後に、胞子形成膿疱によって覆われた植物を対照の植物と比較した割合 (%)に基づいて評価する。 (h)オオムギのうどんこ病[エリシフェ・グラミニス・エフ・エス・ピー・ ホルデイ(Erysiphe graminis f.sp.hordei;EG)]に対する活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な治療試験である。試験化合物で処理す る1日前に、オオムギの苗[栽培品種ゴールデン・プロミス(Golden Promise) ]の葉に、うどんこ病菌の分生胞子を振りかけることによって接種する。接種し た植物を、処理前に、ガラス室の周囲温度および湿度で一晩保持する。これら植 物に、(a)に記載のように、自動化噴霧ラインを用いて、試験化合物を100 0ppmの用量で噴霧する。乾燥後、これら植物を、20〜25℃、中程度の湿 度の区画に7日まで戻した後、評価する。評価は、胞子形成によって覆われた葉 の面積を対照植物の葉と比較した割合(%)に基づく。 (i)イネの葉枯病[フィリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae;PO )]に対する活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な治療試験である。試験化合物で処理す る20〜24時間前に、イネの苗[栽培品種アイチアイシ(Aichiaishi)−ポッ ト1個あたり約30本の苗)]の葉に、105胞子/mlを含有する水性懸濁液 を噴霧する。接種した植物を高湿度で一晩保持し、次いで、乾燥させた後、(a )に記載のように、自動化噴霧ラインを用いて、試験化合物を1000ppmの 用量で噴霧する。処理後、これら植物を、25〜30℃、高湿度のイネ区画内で 保持する。評価は、処理の4〜5日後に行うが、それは対照の植物と比較した葉 1枚あたりのえそ病変部の密度に基づく。 (j)インビトロにおけるコムギの角斑病[シュードセルコスポレラ・ヘルポ トリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides;PHI)]に対する活 この試験は、コムギの角斑病を起こす菌に対する化合物のインビトロ活性を測 定する。試験化合物をアセトンに溶解または懸濁し、25区画のペトリ皿に分注 した4ml量の半強度ポテトデキストロース培地に添加し、最終濃度を化合物5 0ppmおよびアセトン2.5%とする。各区画に、シュードセルコスポレラ・ ヘルポトリコイデス(P.herpotrichoides)の14日齢培養物から取り出した 直径6mmの寒天/菌糸体プラグを接種する。菌糸体の成長について評価するま で、これらプレートを20℃で12日間インキュベートする。 (k)インビトロにおけるフザリウム菌[フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum;FSI)]に対する活性 この試験は、茎腐れや根腐れを起こすフザリウム菌の一種に対する化合物のイ ンビトロ活性を測定する。試験化合物をアセトンに溶解または懸濁し、溶かした 半強度ポテトデキストロース寒天培地に添加し、最終濃度を化合物50ppmお よびアセトン2.5%とする。寒天が固まれば、これらプレートに、フザリウム 種の7日齢培養物から取り出した直径6mmの寒天/菌糸体プラグを接種する。 これらプレートを20℃で5日間インキュベートすると、プラグから放射状の成 長が測定される。 上記のすべての試験における疾病防除の程度は、以下の基準にしたがって、無 処理の対照または希釈剤を噴霧した対照のいずれかと比較した評点として表す。 0=疾病防除度が50%より低い 1=疾患防除度が約50〜80% 2=疾患防除度が80%より高い これら試験の結果を以下の表IIに示す。 実施例54 本発明の化合物の殺菌活性を、以下の試験によって調べた。 (a)ブドウのべと病[プラスモパラ・ヴィチコラ(Plasmopara viticola; PVA)]に対する胞子形成防止活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な胞子形成防止試験である。高さ約8c mのブドウ植物[栽培品種カベルネット・サウヴィグノン(Cabernet Sauvignon )]の葉の下面に、5×104遊走子嚢/mlを含有する水性懸濁液を接種する 。接種した植物を、高湿度キャビネット内、21℃で24時間保持し、次いで、 20℃、相対湿度40%のガラス室内で24時間保持する。感染した葉の下面に 、0.04%「TWEEN 20」(商品名;ポリオキシエチレンソルビタンエス テル界面活性剤)を含有する1:1の水/アセトン中における試験化合物の溶液 を噴霧する。2個の空気噴霧ノズルを備えたトラック噴霧器を用いて、これら植 物に噴霧する。化合物の濃度は600ppmであり、噴霧容量は750 l/h aである。噴霧後、これら植物を、20℃、相対湿度40%のガラス室に96時 間戻し、次いで、高湿度キャビネットに24時間移し、胞子形成を誘導する。評 価は、胞子形成によって覆われた葉の面積を対照の葉と比較した割合(%)に基 づく。 (b)トマトの疫病[フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infes tans;PIP)]に対する直接的な保護剤活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な保護剤試験である。2枚の葉を広げた トマト植物[圃場の栽培品種ファースト(First)]に、(a)に記載のように 、試験化合物を600ppmの用量で噴霧する。乾燥後、これら植物を20℃、 相対湿度40%のガラス室内で24時間保持する。次いで、葉の上面に、2×1 05遊走子嚢/mlを含有する水性懸濁液を接種する。接種した植物を高湿度キ ャビネット内、18℃で24時間保持し、次いで、14時間の明時/日、15℃ 、相対湿度80%の生育室内で5日間保持する。評価は、罹病した葉の面積を対 照の葉と比較した割合(%)に基づく。 (c)トマトの夏疫病[アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani;A S)]対する活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な予防試験である。第2葉を広げた段階 のトマトの苗[栽培品種アウトドア・ガール(Outdoor Girl)]に、(a)に記 載のように、試験化合物を600ppmの用量で噴霧する。乾燥後、これら植物 を20℃、相対湿度40%のガラス室内で24時間保持した後、葉の上面に、1 ×104分生胞子/mlを含有するアルテルナリア・ソラニ(A.solani)の分 生胞子の水性懸濁液を接種する。21℃の高湿度キャビネット内で4日後、病変 部によって覆われた葉の表面積を対照植物と比較した割合(%)に基づいて、評 価する。 (d)ソラマメの灰色かび病[ボトリチス・シネラ(Botrytis cinera;BC B)]に対する直接的な保護剤活性 この試験は、葉面噴霧を用いた直接的な保護剤試験である。2対の葉を有する ソラマメ植物[栽培品種ザ・サットン(The Sutton)]に、(a)に記載のよう に、試験化合物を600ppmの用量で噴霧する。乾燥後、これら植物を、20 ℃、相対湿度40%のガラス室内で24時間保持する。次いで、葉の上面に、1 ×106分生胞子/mlを含有する水性懸濁液を接種する。これら植物を高湿度 キャビネット内、22℃で4日間保持する。評価は、罹病した葉の面積を対照の 葉と比較した割合(%)に基づく。 (e)コムギの斑点病[レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodo rum;LN)]に対する活性 この試験は、葉面噴霧処理を用いた直接的な治療試験である。単葉期のコムギ の苗[栽培品種ノーマン(Norman)]に、1.5×106分生胞子/mlを含有す る水性懸濁液を接種する。接種した植物を高湿度キャビネット内、20℃で24 時間保持した後、(a)に記載したように、試験化合物を噴霧する。乾燥後、こ れら植物を、22℃、相対湿度70%のガラス室内で6〜8日間保持する。評価 は、対照植物の葉と比較した葉1枚あたりの病変部の密度に基づく。 (f)インビトロにおけるコムギの角斑病[シュードセルコスポレラ・ヘルポ トリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides;PHI)]に対する活 この試験は、コムギの角斑病を起こす菌に対する化合物のインビトロ活性を測 定する。試験化合物をアセトンに溶解または懸濁し、25区画のペトリ皿に分注 した4ml量の半強度ポテトデキストロース培地に添加し、最終濃度を化合物1 0ppmおよびアセトン0.825%とする。菌の接種源は、震盪フラスコ中の 半強度ポテトデキストロース培地で成長し、5×104菌糸体フラグメント/m l培地となるように同培地に添加されたシュードセルコスポレラ・ヘルポトリコ イデス(P.herpotrichoides)の菌糸体フラグメントから構成されている。菌 糸体の成長について評価するまで、ペトリ皿を20℃で10日間インキュベート する。 (g)インビトロにおけるリゾクトニア菌[リゾクトニア・ソラニ(Rhizocto nia solani;RSI)]に対する活性 この試験は、茎腐れや根腐れを起こすリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia so lani )に対する化合物のインビトロ活性を測定する。試験化合物をアセトンに溶 解または懸濁し、25区画のペトリ皿に分注した4ml量の半強度ポテトデキス トロース培地に添加し、最終濃度を化合物10ppmおよびアセトン0.825 %とする。菌の接種源は、震盪フラスコ中の半強度ポテトデキストロース培地で 成長し、5×104フラグメント/ml培地となるように同培地に添加されたリ ゾクトニア・ソラニ(R.solani)の菌糸体フラグメントから構成されている。 菌糸体の成長について評価するまで、ペトリ皿を20℃で10日間インキュベー トする。 (h)インビトロにおけるリンゴの赤かび病[ヴェンツリア・イナエクアリス (Venturia inaequalis;VII]に対する活性 この試験は、リンゴの赤かび病を起こすヴェンツリア・イナエクアリス(Vent uria inaequalis )に対する化合物のインビトロ活性を測定する。試験化合物を アセトンに溶解または懸濁し、25区画のペトリ皿に分注した4ml量の半強度 ポテトデキストロース培地に添加し、最終濃度を化合物10ppmおよびアセト ン0.825%とする。菌の接種源は、麦芽寒天培地上で成長し、5×104栄養 分体/ml培地となるように同培地に添加されたヴェンツリア・イナエクアリス (Venturia inaequalis)の菌糸体フラグメントおよび胞子から構成されている 。菌糸体の成長について評価するまで、ペトリ皿を20℃で10日間インキュベ ートする。 上記のすべての試験における疾病防除の程度は、以下の基準にしたがって、無 処理の対照または希釈剤を噴霧した対照のいずれかと比較した評点として表す。 0=疾病防除度か50%より低い 1=疾患防除度が約50〜80% 2=疾患防除度が80%より高い これら試験の結果を以下の表IIIに示す。 実施例55 様々な植物病原菌に対する化合物のMIC値の決定 MIC(最低阻害濃度:Minimum Inhibition Concentration)値を、48ウェ ル・マイクロタイタープレートを用いた系列希釈試験によって決定した。栄養溶 液中における試験化合物の希釈およびウェルへの分配は、TECAN RS P 5000ロボット化試料プロセッサーによって実施した。 化合物を以下の濃度に希釈した:100、50、25、12.5、6.25、3 .13、1.56、0.78、0.39、0.20、0.10および0.05μg/ml 。 栄養溶液を調製するために、V8ジュース(商品名)を炭酸カルシウムで中和 し、遠心分離した。上清を蒸留水(1:5)で最終濃度まで希釈した。 菌類[アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)、ボトリチス・シネレ ア(Botrytis cinerea)、シュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseu docercosporella herpotrichoides)、ミクロネクトリエラ・ニヴァリス(Micro nectriella nivalis)、ガエウマノマイセス・グラミニス(Gaeumannomyces gra minis )]を、胞子懸濁液の液滴としてウェルに添加した。次いで、マイクロタ イタープレートを20℃で6〜8日間インキュベートした。菌糸体を成長させな い系列希釈の最低濃度として定義されるMIC値は、プレートを視覚的に検査す ることによって決定した。 これら試験の結果を表IVに示す。 実施例56 植物病原菌のアルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)、ボトリチス・ シネレア(Botrytis cinerea)、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani) を用いた系列希釈試験における試験化合物の最低阻害濃度の決定 プレート1枚あたり24または48ウェルを有するマイクロタイタープレート を用いて、系列希釈試験を実施した。試験化合物は、20%アセトンを含有する 1000μg/mlの水性懸濁液を原液として用いた。次いで、この懸濁液は、 0.2μのフィルターで滅菌濾過した。滅菌した殺菌懸濁液を栄養溶液で希釈し 、引き続いて各々のウェルへピペットで分注することは、TECAN RSP 5 000ロボット化試料プロセッサーを用いて実施した。試験した濃度は、100 μg/mlから0.05μg/mlまでの範囲であった。12の希釈段階を設け た。栄養溶液は、病原菌の栄養要求性に応じて選択した。 接種源は、胞子懸濁液(5×108/ml)の液滴(50μl)として、ウェ ルに添加した。 評価 適当な温度で6〜12日間インキュベートした後、MIC値を視覚的な見積も りによって決定した。菌糸体を成長させない希釈列の最低濃度をMIC値として 定義した。結果を以下の表Vに示す。 実施例57 ラッカセイに対しセルコスポラ・アラキジコラ(Cercospora arachidicola) を用いた圃場ポット試験 ラッカセイの種子15個を、土壌基体を詰めたポットにまいた。植物から4枚 の本葉が出たとき(播種の約12〜14日後)、手動噴霧器を用いて、殺菌剤お よび試験化合物を施用した。試験化合物は、水中に10%アセトンおよび0.0 5%Triton X 155を含有する噴霧洗液中において、500μg/mlの濃度 で施用した。噴霧洗液の合計量は1000 l/haに相当した。処理1回あた り6通りのもの(ポット)を用いた。処理の2日後、これらのポットを、セルコ スポラ・アラキジコラ(Cercospora arachidicola)菌が胞子形成病変部を形成 している圃場のラッカセイ植物に曝露した。評価は、処理の15日後に、感染し た葉の面積の割合(%)を見積もることによって、実施した。効力(%)は、ア ボット(Abbott)の式を用いて計算した。 ラッカセイに対しプキニア・アラキジス(Puccinia arachidis)を用いた圃場 ポット試験 ラッカセイの種子15個を、土壌基体を詰めたポットにまいた。植物から4枚 の本葉が出たとき、手動噴霧器を用いて、殺菌剤および試験化合物を施用した。 試験化合物は、水中に10%アセトンおよび0.05%Triton X 155を含有 する噴霧洗液中において、500μg/mlの濃度で施用した。噴霧洗液の合計 量は1000 l/haに相当した。処理1回あたり6通りのものを用いた。処 理の2日後、プキニア・アラキジス(Puccinia arachidis)菌が葉の上に胞子形 成膿庖を形成した圃場のラッカセイ植物に曝露した。評価は、処理の19日後に 、感染した葉の面積の割合(%)を見積もることによって実施した。効力(%) は、アボット(Abbott)の式を用いて計算した。 結果 結果を以下の表VIに示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,V N (72)発明者 ベヒェル,ハインツ−マンフレト ドイツ連邦共和国デー―55411ビンゲン、 プファーレル・ヘベレル・シュトラーセ5 番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.担体と、活性成分として、一般式: [式中、Rは、所望により置換されていてもよい分枝鎖または直鎖のアルキルま たはアルコキシ基、あるいは、所望により置換されていてもよいシクロアルキル 、アリール、アリールオキシまたはヘテロ環式基を表し、そして、Halは、フッ 素、塩素、臭素またはヨウ素原子を表す]で示される化合物とを含有する殺菌組 成物。 2.RがC1-12アルキル、C1-12アルコキシ、C3-8シクロアルキル、フェニ ル、フェノキシまたはナフチル基、あるいは、3〜6員環のヘテロ環式環を表し 、各基または環が、所望により、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル 、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ハロアルコキシ 、アミノ、C1-4アルキルアミノ、ジ-C1-4アルキルアミノ、ホルミル、C1-4ア ルコキシカルボニル、カルボキシル、ハロスルホニル、フェニル、フェノキシ、 ベンジルおよびベンジルオキシ基からから選択される1個またはそれ以上の置換 基で置換されていてもよく、また、RがC3-8シクロアルキル基または3〜6員 環のヘテロ環式環を表す場合には、所望により、オルト位でベンゼン環と融合し ていてもよい請求項1記載の組成物。 3.Rがプロピル、ブチル、エトキシ、シクロペンチル、シクロヘキシル、フ ルオロフェニル、クロロフェニル、ブロモフェニル、ジクロロフェニル、クロロ フルオロフェニル、メチルフェニル、プロピルフェニル、ブチルフェニル、ジメ チルフェニル、トリフルオロメチルフェニル、メトキシフェニル、エトキシフェ ニル、ジメトキシフェニル、ジエトキシフェニル、トリメトキシフェニル、トリ フルオロメトキシフェニル、クロロスルホニルフェニル、ビフェニルイル、フェ ノキシフェニル、ベンジルオキシフェニル、フルオロフェノキシ、クロロフェノ キシ、メチルフェノキシ、ジメチルフェノキシ、ナフチルまたはチエニル基を表 し;そして、Halが塩素または臭素原子を表す請求項1または2記載の組成物。 4.実施例1〜52のいずれか1つで名称を示した化合物を含有する請求項1 記載の組成物。 5.少なくとも2種の担体を含有し、そのうちの少なくとも1種が界面活性剤 である請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。 6.請求項1で定義され、ただし、Rが所望により置換されていてもよいアリ ール基である場合には、両方のHal基が塩素を表すことはなく、また、両方のHal 基が臭素原子を表すことのない、一般式Iの化合物。 7.実施例26、27、32、33、および45〜52のいすれか1つで名称 を示した請求項6記載の化合物。 8.請求項6または7で定義された式Iの化合物の製造方法であって、 (a)一般式: [式中、Rは請求項6または7で定義したとおり]で示される化合物を、塩素化 剤または臭素化剤と反応させ、式I[式中、Halは塩素または臭素原子を表す] で示される化合物を製造すること; (b)必要であれば、(a)で形成した式Iの化合物をフッ素化剤と反応させ 、式I[式中、Halはフッ素原子を表す]で示される化合物を製造すること;お よび、 (c)必要であれば、(a)で形成した式Iの化合物を、ジアゾ化剤の存在下 で、NH3と、次いでジヨードメタンと反応させ、式I[式中、少なくとも一方 のHalはヨウ素原子を表す]で示される化合物を製造すること、 からなる製造方法。 9.実質的に上で説明したとおりであり、かつ、実施例1または2に関して請 求項8記載の方法。 10.請求項8または9に記載の方法で製造される式Iの化合物。 11.ある場所で菌類を防除する方法であって、請求項1〜4、6、7および 10のいずれか1項で定義された式Iの化合物で、または、請求項1〜5のいず れか1項で定義された組成物で、この場所を処理することからなる防除方法。 12.前記場所が、菌類の攻撃を受けやすい、または、受けた植物、かかる植 物の種子、あるいは、これら植物が成長している、または、成長するであろう培 地からなる請求項11記載の方法。 13.請求項1〜4、6、7および10のいずれか1項で定義された式Iの化 合物、または、請求項1〜5のいずれか1項で定義された組成物の、殺菌剤とし ての使用。
JP51957694A 1993-03-04 1994-03-03 殺菌剤としてのジハロトリアゾロピリミジン誘導体 Expired - Fee Related JP3438892B2 (ja)

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