JPS6058759B2 - テトラゾロおよびトリアゾロベンゾチアジン類とその製法ならびに用途 - Google Patents

テトラゾロおよびトリアゾロベンゾチアジン類とその製法ならびに用途

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JPS6058759B2
JPS6058759B2 JP51155637A JP15563776A JPS6058759B2 JP S6058759 B2 JPS6058759 B2 JP S6058759B2 JP 51155637 A JP51155637 A JP 51155637A JP 15563776 A JP15563776 A JP 15563776A JP S6058759 B2 JPS6058759 B2 JP S6058759B2
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benzothiazine
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バリイ・アレン・ドレイコ−ン
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Eli Lilly and Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D513/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D279/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom and one sulfur atom as the only ring hetero atoms
    • C07D279/041,3-Thiazines; Hydrogenated 1,3-thiazines
    • C07D279/081,3-Thiazines; Hydrogenated 1,3-thiazines condensed with carbocyclic rings or ring systems

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテトラゾロおよびトリアゾ上ベンゾチアジン類
とその製法ならびに用途、更に詳しくは農園芸用殺菌剤
として有用なる新規■−テトラフゾロ〔1、5−a〕〔
3、1〕ベンゾチアジン類および5H−s−トリアゾロ
〔4、3−a〕〔3、1〕ベンゾチアジン類とその製法
ならびに用途に関する。
本発明の新規化合物は植物の葉の病原菌から植・物を保
護するために有用である。
本発明は農芸化学の技術分野に属する発明であつて、植
物の葉の病原菌から植物を保護し、その有害作用を減少
させるために有用なる新規化合物を提供するものである
植物病原菌に起因する病J害におかされない観賞植物お
よび農園芸作物はほとんど存在しないから、植物病原菌
から植物を保護することは重要である。植物病原菌から
植物を保護することなしに多種類の重要な農作物を経済
的に栽培することはできない。従来、殺菌効果を有する
化合物として、テトラゾロ 〔1、5−a〕キノリン類
およびs−トリアゾロ〔4、3−a〕キノリン類が知ら
れている(トレーコーン(Dreikorn) :米国
特許第3764681号および第3839569号参照
)。
また多環縮合環化合物が特許公報に開示されている(た
とえばペルキー国特許第803098号および西ドイツ
国特許公開第224935吟参照)。本発明は次式で示
される新規テトラゾロおよびトリアゾロベンゾチアジン
類を提供するものである。
R2、し 卓■10|〔I〕 R3X1:ー2N 〔式中、XはN−またはR−C−、Rは水素で示される
化合物と亜硝酸イオンもしくはC1〜C5アルカン酸を
反応させて式: で示される化合物を得ることを特徴とするテトラゾロま
たはトリアゾロベンゾチアジン類の製法〔式中、xは高
−またはR−A−Rは水素またはC1〜C4アルキル、
R1は水素またはフェニル、R2およびR3はそれぞれ
個別に水素、C1〜C3アルキル、クロロまたはブロモ
を表わす。
ただし、R2とR3の少なくとも一方は水素である。X
1 1がR−ーーC−RがC1〜C4アルキルであると
き、R3は水素である。
Xが高−であるとき、R2は水素、クロロまたはブロモ
である。4式: で示される化合物の少なくとも1種を有効成分とする農
園芸用殺菌剤〔式中、xは直またはR−δ− 、Rは水
素またはC1〜C4アルキル、R1は水素またはフェニ
ル、R2およびR3はそれぞれ個別に水素、C1〜C3
アルキル、クロロまたはブロモを表わす。
ただ17,R2μR3のルR<μL−ナt七★妄τ太ス
ーYがRョ占−RがC1〜C4アルキルであるとき、R
3は水素である。Xが島−であるとき、R2は水素、ク
ロロまたはブロモである。発明の詳細な説明本発明はテ
トラゾロおよびトリアゾロベンゾチアジン類とその製法
ならびに用途、更に詳しくは農園芸用殺菌剤として有用
なる新規明−テトラ)ゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕ベ
ンゾチアジン類および駈−s−トリアゾロ〔4,3−a
〕〔3,1〕ベンゾチアジン類とその製法ならびに用途
に関する。
本発明の新規化合物は植物の葉の病原菌から植物を保護
するために有用である。
本発明は農芸化学の技術分野に属する発明であつて、植
物の葉の病原菌から植物を保護し、その有害作用を減少
させるために有用なる新規化合物を提供するものである
植物病原菌に起因する病ノ害におかされない観賞植物お
よび農園芸作物はほとんど存在しないから、植物病原菌
から植物を保護することは重要である。植物病原菌から
植物を保護することなしに多種類の重要な農作物を経済
的に栽培することはできない。従来、殺菌効果を有する
化合物として、テトラゾロ〔1,5−a〕キノリン類お
よびs−トリアゾロ〔4,3−a〕キノリン類が知られ
ている(ドレイコーン(DreikOrn) :米国特
許第3764681号および第3839569号参照)
また多環縮合環化合物が特許公報に開示されている(た
とえばベルギー国特許第803098号および西ドイツ
国特許公開第224935吋参照)。本発明は次式で示
される新規テトラゾロおよびトリアゾロベンゾチアジン
類を提供するものである。
〔式中、Xは役−またはR−J= 、Rは水素またはC
1〜C4アルキル、R1は水素またはフェニル、R2お
よびR3はそれぞれ個別に水素、C1〜C3アルキル、
クロロまたはブロモを表わす(ただし、R2とR3の内
の少なくとも一方は水素であ 1る。
XがR−ーC−RがC1〜C4アルキルであるとき、R
3は水素である。Xが彎−であるとき、R2はC1〜C
3アルキルでない)。〕。また本発明は(a)式:〔式
中、Rl,R2およびR3は前記と同意義。〕で示され
る2−クロロベンゾチアゾンとアジドイオンを反応させ
るかまたは(b)式:〔式中、Rl,R2およびR3は
前記と同意義。
〕で示される2−ヒドラジノベンゾチアジンと亜硝酸も
しくはC1〜C5アルカン酸を反応させることから成る
新規テトラゾ七およびトリアゾロベンゾチアジン類〔1
〕の製造法を提供するものである。本発明化合物〔1〕
の内、たとえばXが I N− R1が水素である化合物が好ましい。
また、本発明は化合物〔1〕を用いて植物の葉の病原菌
を抑制し、その病害を防除する方法を捉供するものであ
る。式中の記号で表わされる基の内、C1〜C3アルキ
ルおよびC1〜C4アルキルはそれぞれメチル、エチル
、プロピル、イソプロピル、ブチル、tブチルのような
アルキル基を包含する。
本発明化合物〔1〕の内、代表的化合物を列ηすれば次
のとおりである。
これらの化合物は化r物〔1〕について理解を容易なら
しめるために記載するものであつて、本発明化合物〔1
〕の範囲の説明を意図するものではない。(1)7−ク
ロロー胆一テトラゾロ〔1,5一a〕〔3,1〕ベンゾ
チアジン、(2)9−イソプロピルー駈−テトラゾロ〔
1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(3)9−エ
チルー5−フェニルー胆−テトラゾロ〔1,5−a〕〔
3,1〕ベンゾチアジン、(4)7−ブロモー駅−テト
ラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(5
)9一ブロモー胆−テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,1
〕ベンゾチアジン、(6)7−クロロー5−フェニルー
■−テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジ
ン、(7)9−メチルー5−フェニルー史−テトラゾロ
〔1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(8)7−
ブロモー5−フェニルー胆一テトラゾロ〔1,5−a〕
〔3,1〕ベンゾチアジン、(9)5−フェニルー明−
s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジ
ン、(10))9−プロピルー駈−s−トリアゾロ〔4
,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(11)1−ブ
チルー5−フェニルー駆−s−トリアゾロ〔4,3−a
〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(12)7−ブロモー1
−メチルー■−s−1・リアゾロ〔4,35−a〕〔3
,1〕ベンゾチアジン、(13)9−クロロー5−フェ
ニルー駅−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベ
ンゾチアジン、(14)1−エチルー7−メチルー5−
フェニルー明−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1
〕ベンゾチアジ)ン、(15)7−イソプロピルー駆−
s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジ
ン、(16)7−エチルー1−プロピルー胆−s−トリ
アゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(1
7)1−(s−ブチル)一駈−s−トリア7ゾロ〔4,
3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(18)7−メチ
ルー5−フェニルー1−プロピルー駅−s−トリアゾロ
〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(19)1
−(t−ブチル)−7−クロロー明−s−トリアゾロ〔
4,3−a〕9〔3,1〕ベンゾチアジン、(20)9
−クロロー5ーフェニルー明−テトラゾロ〔1,5−a
〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(21)9−ブロモー5
−フェニルー駈−s−トリアゾロ〔4,3一a〕〔3,
1〕ベンゾチアジン、(22)9−エチル一5−フェニ
ルー明−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベン
ゾチアジン、(23)5−フェニルー駅一テトラゾロ〔
1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン。
本発明化合物〔1〕の内、好ましい化合物を挙けれは次
のとおりである。(1)9−クロロー騙一テトラゾロ〔
1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(2)5H−
テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、
(3)9−メチルー明−sートリアゾロ〔4,3−a〕
〔3,1〕ベンゾチアジン、(4)1,7−ジメチルー
田−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチ
アジン、(5)9−クロロー明−s−トリアゾロ〔4,
3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、(6)9−メチル
ー■−テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチア
ジン、(7)7−クロロー1−メチルー5−フェニルー
廁−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチ
アジン、(8)1−メチルー明−s−トリアゾロ〔4,
3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジンなど。次に本発明化
合物〔1〕の製造法を詳述する。
理解を容易ならしめるため、出発物質〔旧および〔■〕
の製造法から順を追つて説明する。2−アミノベンジル
アルコールと二硫化炭素を低級アルカノール中、強塩基
(好ましくは水酸化カリウム)の存在下、25〜80゜
Cて反応させて適当に置換された対応する1,4−ジヒ
ドロー?−3,1−ベンゾチアジンー2−チオン類を得
る(北村:薬学雑誌第57巻54〜5頂(1937年)
に記載された方法により容易に得ることができる)。
.このチオン類を用いればすべての出発物質〔■〕およ
び〔■〕を得ることができる(後記参考例1にこの代表
的チオン類の製造法を例示する)。上記チオン化合物と
オキシ塩化リンを反応させることにより2−クロロベン
ゾチアジン出発物質!〔■〕を得ることができる。オキ
シ塩化リンとの反応は両化合物をそのまま、またはハロ
ゲン化溶媒(たとえばクロロホルム、塩化メチレン)も
しくは芳香族溶媒(たとえばベンゼン、キシレン)中で
行なえばよい。反応温度は25〜100℃とする・こと
ができるが、この混合物の還流温度が好ましい。本発明
のテトラゾロベンゾチアジン〔1〕は好ましくは上記出
発物質〔■〕をアジドイオンと反応させて閉環すること
により得ることができる。
2−クロロベンゾチアジンとアミドイオンの反応は好ま
しくはジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフラン
のような溶媒の存在下、−25〜0の範囲の低温度で行
なえばよい。
アジドイオンとして好ましくはナトリウムアジドまたは
他のイオン源(たとえばカリウムアジド)を用いること
ができ、また、低級アルキルアジドであつてもよい。ノ
また、前記チオン化合物と酸化剤(好ましくは過酸化
水素)を強塩基(たとえは水酸化カリウムまたは炭酸ナ
トリウム)の存在下に反応させてこのチオン化合物を対
応するケトン化合物に変換し、次いでこのケトン体を前
記同様の方法で処理・することによつても2−クロロ出
発物質〔■〕を得ることができる。
この出発物質〔■〕を前記同様に処理して閉環すること
により本発明のテトラゾロチアジン〔1〕が得られる。
本発明のテトラゾロベンゾチアジン〔1〕は、”前記ヒ
ドラジン出発物質〔■〕を用い、以下に示す別法により
製造することができる。
この方法におけるヒドラジン出発物質〔■〕は前記チオ
ン化合物とヒドラジンを低級アルカノールのごとき好都
合な不活性溶媒中、約0〜50′Cて反応させることに
より得られる。このヒドラジン出発物質〔■〕と亜硝酸
イオンをアルカン酸の存在下に反応させることにより所
望のテl・ラゾロベンゾチアジン類〔1〕を得ることが
できる。好ましい亜硝酸イオン源は亜硝酸カリウム、好
ましい反応溶媒は酢酸(約−5〜25リC)てある。本
発明のトリアゾロベンゾチアジン〔1〕は上記同様チオ
ン化合物とヒドロジンを反応させて得られたヒドラジノ
出発物質〔■〕をC1〜C5アルカン酸と反応させるこ
とにより得ることができる。
この反応において、ギ酸を使用するときはRが水素てあ
る生成物〔1〕、酢酸を使用するときはRがメチルであ
る生成物〔1〕が得られる。この閉環反応を約50〜1
00℃、好ましくは反応混合物の還流温度で行なうこと
により、好収率で生成物〔1〕を得ることができる。こ
の反応操作は溶媒なしで行なうのが好ましいが、もし特
殊な条件で反応させるのが好ましいならば芳香族溶媒(
たとえばベンゼン、キシレン入ハロゲン化溶媒(クロロ
ホルム、塩化メチレン)またはアルカノール溶媒を使用
してもよい。次に参考例および実施例を挙げて本発明の
代表的化合物〔1〕を得るための具体的製造法について
詳述する。
参考例および実施例に記載した生成物はこれを核磁気共
鳴分析、微量元素分析で同定し、その内の若干の生成物
については質量スペクトル分析により同定した。参考例
1 8−クロロー1,4−ジヒドロー?−3,1−ベンゾチ
アジンー2−チオンの製造:ーエタノール100m1中
、2−アミノー3−クロロベンジルアルコール9y1二
硫化炭素15mtおよび水酸化カリウム5Vを混合する
混合物を攪拌下に一夜還流し、これを氷上に注ぐ。水性
混合物を塩酸て酸性にした後、反応混合物中の生成物を
塩化メチレンで抽出し、アルミナ上、クロロホルム−ヘ
キサンを溶出液とするクロマトグラフィーにより精製す
る。この生成物をメタノールから再結晶した後、8−ク
ロロー1,4−ジヒドロー州一3,1−ベンゾチアジン
ー2−チオン3.2yを得た。融点125〜126℃。
実施例1 9−クロロー胆−テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕
ベンゾチアジンの製造:ー参考例1の生成物をオキシ塩
化リン75m1に加え、混合物を攪拌下に4時間還流す
る。
減圧下、過量のオキシ塩化リンを蒸発させ、残留物をテ
トラヒドロフラン100mLに溶解し、これをナトリウ
ムアジド5qとジメチルホルムアミド25m1の懸濁液
(0゜C)に添加する。定温度て一夜攪拌した後、混合
物を水に注ぎ、生成物を沖集し、エタノールから再結晶
して9−クロロー明−テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,
1〕ベンゾチアジン0.83yを得た。融点164℃(
分解)。元素分析、計算値:C,42.77%;H,2
.24%;N,24.94%、実測値:C,43.O3
%;H,2.35%;N,24.9l%。
実施例2 9−メチルー胆−テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕
ベンゾチアジンの製造:ー1,4−ジヒドロー8−メチ
ルー?−3,1−ベンゾチアジンー2−チオン4Vを用
い、実施例1と同様の処理を行なつて9−メチルー騙一
テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン0
.45fを得た。
融点174℃。元素分析、計算値:C,52.92%;
H,3.95%;N,27.43%、実測値:C,52
.63%;H,4.l5%;N,27.22%。
実施例3 駈−テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジ
ンの製造:ー1,4−ジヒドロー?−3,1−ベンゾチ
アジンー2−チオン5f1を変性エタノール800m1
に溶解し、ヒドラジン15m1を加える。
混合物を室温で3時間攪拌した後、氷酢酸107rL1
を加え、減圧下に溶媒を除く。残留油状物を新たに氷酢
酸20mLに溶解し、−5℃に冷やし、混合物の温度を
0℃以下に保持しながら飽和亜硝酸ナトリウム溶液10
T1tをゆつくり添加する。添加終了後、反応混合物を
水に注ぎ、生成した白色沈殿を沖集し、メタノールから
再結晶して明−テトラゾロ〔1,5一a〕〔3,1〕ベ
ンゾチアジン1.15gを得た。融点137,C0元素
分析、計算値:C,5O.5l%;H,3.l8%;N
,29.45%;S,l6.86%、実測値:C,5O
.28%;H,3.45%;N,29.69%;S,l
6.64%。
実施例4 駅−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチ
アジンの製造:ー1,4−ジヒドロー?−3,1−ベン
ゾチアジンー2−チオン5yを変性エタノール400m
1に溶解し、無水ヒドラジン15mLを加える。
混合物をノ室温で約2.5時間攪拌した後、ギ酸50m
1を加える。この混合物を一夜攪拌し、減圧下に蒸発乾
個する。更にギ酸50mLを加え、混合物を還流温度で
2CH1間攪拌する。減圧下に過量のギ酸を除き、残留
物を塩化メチレンに溶解する。この溶液を水、7飽和炭
酸水素ナトリウム溶液および水で順次洗浄する。この有
機溶液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発乾個する。残
留固形物をメタノールから再結晶して駈−s−トリアゾ
肩〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン1.2qを
得た。融点188〜1900C元素分析、計算値:C,
57.l2%;H,3.73%;N,22.2l%:S
,l6.94%、実測値:C,57.37%;H,3.
82%;N,2l.97%;S,l6.65%。
実施例5 1−エチルー■−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,
1〕ベンゾチアジンの製造:ー実施例4の操作における
ベンゾチアジンー2−チオン化合物3.6y1終段階の
工程におけるギ酸の代わりにプロピオン酸を用い、同様
の操作を行なつて生成物を得る。
この生成物をシリカゲル上、酢酸エチルを溶出液とする
クロマトグラフィーにより精製して1−エチルー明−s
−トリアゾ七〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン
1.6yを得た。融点131〜137C0元素分析、計
算値:C,6O.83%;H,5.O7%;N,l9.
35%、実測値:C,6O.68%;[I,4.88%
;N,l9.lO%。
実施例6 1−メチルー■−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,
1〕ベンゾチアジンの製造:ー実施例4と同様の原料化
合物5yを用い、合成の終工程における酢酸を用い、実
施例4と同様の処理を行なつて1−メチルー駈−s−ト
リアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン1.
21vを得た。
融点142〜144ンC0元素分析、計算値:C,59
.O9%;H,4.46%;N,2O.67%;S,l
5.77%、実測値:C,58.89%;H,4.l7
%:N,2O.88%;S,l5.96%。
実施例7 1−プロピルー駈−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3
,1〕ベンゾチアジンの製造:ー実施例4と同様の原料
化合物3.6yを用い、ヒドラジンとの反応を0゜Cで
行ない、閉環反応におけるギ酸の代わりに酪酸を用い、
実施例4と同様の処理を行なう。
生成物を実施例5と同様のクロマトグラフィーで精製し
て1−プロピルー駈一s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔
3,1〕ベンゾチアジン0.8yを得た。融点114℃
。元素分析、計算値:C,62.3l%;H,5.66
%;N,l8.l7%;実測値:C,62.2l%:H
,5.62%;N,l8.lO%。
実施例8 9−メチルー駈−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,
1〕ベンゾチアジンの製造:ー原料化合物として1,4
−ジヒドロー8−メチルー?−3,1−ベンゾチアジン
ー2−チオン4yを用い、実質的に実施例4と同様の処
理(ただしヒドラジンとの反応温度を0℃とする。
)を行なつて9−メチルー駈−s−トリアゾロ〔4,3
−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン1yを得た。
融点234℃。元素分析、計算値:C,59.O9%;
H,4.46%;N,2O.67%、実測値:C,58
.86%;H,4.6O%;N,2O.46%。
実施例9 1,7−ジメチルー駈−s−トリアゾロ 〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジンの製造:ー同
様に1,4−ジヒドロー6−メチルー?−3,1−ベン
ゾチアジンー2−チオン4yを用い、実施例7と同様に
これをヒドラジン、次いで酢酸と反応させて1,7−ジ
メチルー駅−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕
ベンゾチアジン1.3yを得た。
融点168゜C0元素分析、計算値:C,6O.8O%
;H,5.lO%;N,l9.34%、実測値:C,6
O.97%;H,5.36%;N,l9.58%。
実施例10 9−クロロー駅−s−トリアゾ七〔4,3−a〕〔3,
1〕ベンゾチアジンの製造:ー原料化合物として8−ク
ロロー1,4−ジヒドロー?−3,1−ベンゾチアジン
ー2−チオン2.2yを用い、これを実施例7と同様、
ヒドラジン、次いでギ酸と反応させて9−クロロー駅一
s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジ
ン0.3yを得た。
融点203〜204℃。元素分析、計算値:C,48.
33%;H,2.7O%:N,l8.79%、実測値:
C,48.56%;H,2.97%;N,l8.59%
。実施例11 7−クロロー1−メチルー5−フェニルー明−s−トリ
アゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジンの製造
:ー実施例7と同様の操作により、6−クロロー4ーフ
ェニルー1,4−ジヒドロー?−3,1ーベンゾチアジ
ンー2−チオン1.7yをヒドラジン、次いで酢酸と反
応させ、7−クロロー1−メチルー5−フェニルー明−
s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジ
ン0.52yを得た。
元素分析、計算値:C,6l.24%;H,3.85%
;N,l3.39%、実測値:C,6l.22%:H,
3.94%;N,l3.23%。
本発明化合物〔1〕に関する植物の葉の病原菌の有害作
用から植物を保護する効果について植物体内における種
々の試験を行なつた。
代表的化合物を用いて行なつた試験における試験方法お
よびその結果を以下に詳述する。ほとんどの試験におい
て、アセトンニエタノール(50:50)中にノニオン
界面活性剤約10V/100m1を含有せしめ、これに
各試験化合物約3.5重量%を溶解または懸濁させる。
各試験における種々の試験化合物が後記表に示すような
濃度となるように上記溶液または懸濁液を脱イオン水に
分散して水分散液を作ることにより試験液を調製する。
試験化合物の濃度をPpm(重量)で示す。空気噴霧機
を用い、供試植物が完全に湿潤するように植物に対して
上記分散液充分量を噴霧することにより本発明化合物を
使用する。若干の試験において上記以外の方法で試験液
を調製し、使用したが、その方法については各試験法の
項で説明する。各試験区分ごとに病原菌による感染無処
理および正常(無感染)無処理の対照試験区を設定した
試験結果を1〜5の評点により評価した。ここに1は激
烈な病害を受けたこと、5は病害を完全に抑制したこと
を示す。後記表中の空白の部分は当該化合物をその欄に
示す使用割合で試験しなかつたことを表わす。若干の試
験において、選定した植物病原菌に対し1回以上の試験
を行なつた。その場合の試験結果は評点の平均値で表わ
す。試験化合物はこれを製造した前記実施例の番号で表
示する。試験例1 トマト疫病に対する防除試験 試験化合物を第1表に示す濃度で含有する水性分散液を
播種後4週間経過した実生トマトに噴霧する。
翌日、トマトの葉に疫病菌(PhytOphthOra
jnfestans)の増殖体(あらかじめ小麦の種子
上に感染、発育させた接種材料から得る。
)を含有する水性懸濁液を接種する。2日間供試植物を
湿気のある室内に保持した後、温室に移す。
化合物を噴霧してから約1週間後に病害の抑制状態につ
いて植物を観察し、評価した。試験例2豆ウドンコ病に
対する防除試験 宿生植物として播種10日経過後の実生豆を用いる。
試験化合物を第1表に示す濃度で含有する水性分散液を
上記豆の葉面上に噴霧して乾燥させ、温室に移し、この
植物をウドンコ病菌(Erysi一PhePOlygO
ni)に感染して激しい病害を受けた他の豆植物の下に
置くことにより病菌の接種を行なう。約10日後、前記
同様、供試植物を観察し、評価した。試験例3 豆サビ病に対する防除試験 滅菌した温室土壌を直径6.35cmのプラスチック製
ポットに入れ、これにうづら豆の種子をまき、ポット1
個当り幼植物1本になるように移植する。
試験化合物が第1表に示す濃度となるように化合物の分
散液を上記ポットに施す(各ポットに化合物の分散液1
0m1を与える)。翌日、サビ病菌(Ellr′0my
CeSphase011var.typica(あらか
じめ別のうづら豆上に発育させて得られた菌))の胞子
懸濁液を供試植物に接種する。この植物を湿気のある室
内に2日間置いた後、温室に移す。化合物処理から約1
0日後に植物を観察し、評価[7た。試験例4キユウリ
炭痕病に対する防除試験 滅菌した温室土壌に生育したキユウリの健全な実生植物
に、第1表の濃度で含有する試験化合物の水性分散液を
散布する。
翌日、この植物に炭痘病菌(COlletOtrich
umlagenarium)の分生子のj懸濁液を接種
する(あらかじめぺ!・り皿中、馬鈴薯デキストロスー
寒天上に発育させた菌を用いる。)。この植物を湿気の
ある室内に2日間保持した後、温室に移し、試験化合物
で処理してから約12日後に病害を観察して評点を付す
る。・試験例5 稲イモチ病に対する防除試験 プラスチックス製ポット中ですみやかに生育した健全な
実生稲に、第1表の濃度で含有する試験化合物の水性分
散液を散布する。
翌阻この植物フに稲イモチ病菌(PiricLllar
iaOryzae(洗米液一寒天上に発育させたものを
用いる。))を接種し、これを湿気のある室内に2日間
保持する。温室に5〜7日間保持した後、植物を観察し
、評点を付する。試験例6 小麦の斑点病に対する防除試験 滅菌した温室土壌に健全な小麦の種子をまく。
実生植物が10〜12.7cmに生育した時、第1表の
濃度で含有する試験化合物の分散液を噴霧する。噴霧処
理の翌日、この植物に斑点病菌(HelminthOs
pOriumsativum(馬鈴薯デキストロ−スー
寒天上に発育したもの))の胞子懸濁液を接種する。
供試植物を湿気のある室内に2日間保持して病害を生起
せしめ、これを温室に移す。処理してから約1週間後に
植物を観察し、結果を記録する。試験例7ブ下ウ灰色カ
ビ病に対する防除試験 健全なブドウの果実を希次亜塩素酸カリウム溶液中に浸
漬して滅菌した後、完全に洗浄する。
仕切りをしたパイレックス板上に針金の網目棚を置き、
その上に洗浄した果実を置く。この果実を火炎に通して
殺菌した後、試験化合物の分散液を噴霧する。各板上に
それぞれ果実12個をのせた板の上から灰色カビ病菌(
BOtrytiscinerea)の分生子(あらかじ
め凍結リマ豆一寒天上に発育させた接種材料から得る。
)懸濁液5m1を噴霧して果実に病原菌を接種する。各
板上に少量の水を加え、各板におおいをして密封する。
25゜Cて化時間経過7後、果実を観察し、病害の程度
を記録する。
試験例8リンゴ黒星病に対する防除試験 4〜6枚の葉を出した段階のリンゴ実生植物に試験化合
物の水分散液を噴霧する。
翌田黒星病こ菌(■Enturiainaequali
s)の新鮮な分生子(あらかじめ接種材料として菌に感
染させたリンゴ実生植物から得られたもの)の懸濁液を
植物に噴霧ャ8する。湿気を有する2CfCの室内にこ
の供試植物を2日間放置して病害を生起せしめた後、こ
れを温室に移す。化合物を噴霧してから約2週間後に植
物を観察し、結果を記録する。試験例9 ブドウのベト病に対する防除試験 試験の当日、健全なブドウの樹から葉面大なる若葉を切
取る。
プラスチックス製ペトリ皿の中にプラスチックス製の広
いマットを敷き、この上にノ切取つた若葉をそれぞれ1
枚づつ裏面を上にして入れる。各ペトリ皿に水を入れ、
各葉の葉柄を水で浸した詰め綿で包む。この葉に試験化
合物の水分散液を噴霧する。試験化合物の分散液が乾燥
した後、ベト病菌(PlasmOparavitjcO
la(あらかじめ惑染した葉の組織上て発育させた菌)
)の分生子懸濁液を葉面上に均一に噴霧することにより
供試葉に菌を接種する。
各皿におおいを施し、温度約18℃、相対湿度100%
の発育室で1日当り8時間人工光を照射しながら保蔵す
る。約1週間保蔵後、すべての供試葉を観察し、病害の
徴候により評価を行なう。試験例10ヒート褐斑病に対
する防除試験 実生ヒートを正方形のプラスチック製ポットに移植し、
3週間発育させる。
試験化合物400ppmを含有する水性分散液をヒート
の葉の表面上に噴霧する。24時間以内に分散液を乾燥
させた後、褐斑病菌(CercOspOrabetic
Ola)の分生子(あらかじめヒート葉煎液一寒天上に
発育させて得られたもの)の懸濁液をヒートに噴霧する
この植物を湿気のある室内に2日間保持した後、温室に
移し、2〜3週間後に観察する。試験結果を第1表に示
す。
上記試験例から明らかなように、本発明化合物〔1〕は
植物を犯す種々の病原菌の有害作用から植物を保護する
ために有用である。
それ故、本発明の重要な局面は本発明化合物〔1〕の植
物病原.菌に対する効果的抑制量を植物病原菌と接触さ
せることから成る植物病原菌(特に葉に病害をもたらす
病原菌)の有害作用を軽減する新規方法に存する。この
方法は保護すべき植物に本発明化合物を施すことにより
実施することができる。本発明化合物はこれを植物の葉
または植物の回りの土壌に施すことができる。土壌に施
すことにより、植物の根系から吸収された化合物が植物
の導管系を通つて葉に移行する。本発明方法を実施する
に当り、植物病原菌をすべて殺滅する必要はない。
前記試験例から明らかなように植物病原菌を抑制し得る
量の化合物〔1〕を用いることにより植物病原菌の有害
作用を軽減させることができる。化合物〔1〕により植
物病原菌の一部を殺滅するだけであつても効果がある。
ここに植物病原菌を抑制し得る量とは植物病原菌の有害
作用を軽減させるに充分な量を意・味する。有害作用を
軽減させるとは病原性を充分に弱めてその再発速度およ
び勢力を減退せしめ、その結果、無処理植物上に発育す
る植物病原菌による病害に比し、宿生植物上に現われる
病徴およびそれに付随する損害を減少させることを意味
する。植物保護技術の分野で通常知られているように、
植物病原菌が発育する季節に天候および病害の程度に応
じ、1週間または数週間の間隔を置いて数回、本発明化
合物〔1〕を植物に施すことにより最もよい結果を得る
ことができる。
本発明化合物を含有する殺菌剤およびその希釈分散性散
布剤の調製法ならびに保護すべき植物にこれらの殺菌剤
を施す処理はすべて植物保護技術の分野において知られ
ている通常の方法により行なうことができる。
しかし余分の実験を行なうことなく、通常の技術で確実
に本発明の実施を可能ならしめるため、本発明化合物の
使用方法を以下に説明する。植物保護剤の植物に対する
使用方法における使用割合を記載するとき通常、使用す
る分散液中の化合物の濃度に基づいて使用割合を決定す
る。
分散液て葉面を覆つてその上に薄い皮膜を形成せしめる
に充分量の分散液を使用するのが普通であるから、上記
のような方法で使用割合を計算する。使用する分散液の
量は被処理植物の葉面積に依存し、植物を保護する化合
物の量は分散液の濃度に依存する。一般に本発明を実施
するためには化合物〔1〕の濃度を分散液に対し約50
〜1500ppm(重量)の範囲とする。他方、本発明
化合物〔1〕を土壌に施すときは通常、単位面積当り使
用する化合物の重量て化合物の使用量を計量する。
本発明を実施するに当り、一般に化合物〔1〕を1ヘク
タール当り約1〜25k9の割合て使用すれはよい。使
用する化合物.はその特性を勘案し、また感染による病
害の激しさを予想して時には上記より高いかまたは低い
使用割合で使用しても良いことは言うまでもない。しか
し上記使用量の範囲は本発明化合物〔1〕の最適使用割
合を包含している。本発明化合物〔1〕はしばしばその
濃厚薬剤から製せられた水性懸濁液または乳化液のよう
な分散液として使用する。
水に懸濁または乳化し得る上記のごとき濃厚薬剤は湿潤
し得る粉剤として通常知られた固体もしくは乳化し得る
濃厚液として・通常知られた液体のいずれであつてもよ
い。湿潤し得る粉剤は活性化合物〔1〕、不活性担体お
よび界面活性剤の親密な混合物から成るものである。活
性化合物の濃度は通常、約10〜90%(重量)である
。不活性担体は通常、アタパルジヤイト粘土、モンモリ
ロナイト粘土、珪藻土、精製珪酸塩などから選べはよい
。有効な界面活性剤としてたとえばスルホン化リグニン
類、縮合ナフタリンスルホン酸塩類、ナフタリンスルホ
ン酸塩類、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、硫酸アル
キル、ノニオン界面活性剤(たとえばアルキルフェノー
ルのエチレンオキシド付加物)が挙げられ、これら活性
剤を湿潤粉剤中、約0.5〜10%含有せノしめる。本
発明化合物〔1〕の乳化し得る濃厚薬剤の代表例として
、該化合物を水に混和しない有機溶媒と乳化剤の不活性
混和担体中に好都合な濃度(たとえば液体1f当り約1
00〜500y)で溶解して成、る濃厚薬剤を挙げるこ
とができる。
有用な有機溶媒は芳香族化合物(特にキシレン)、石油
留分(特に石油の重質芳香族ナフサのような高沸点のナ
フタリン性留分およびオレフィン性留分)を包含する。
これら以外の有機溶媒、たとえばテルベ゛ン溶媒(ロジ
ン誘導体を包含する。)および複合アルコール類(たと
えば2−エトキシエタノール)なども使用することがて
きる。乳化し得る濃厚薬に使用する乳化剤は湿潤粉剤に
用いる前記同様の種類の界面活性剤から選ぶことができ
る。植物の葉面上に水性分散液を被覆し、展着せしめる
効果を改良するため、しは七は佐薬を使用するのがよい
。ガム類、乳化したポリブテン類、カチオン界面活性剤
およびリグニン誘導体のような佐薬はしばしば特定の使
用法における効果を増大せしめることができる。しばし
ば行なわれる使用法ではないが、本発明化合物を粉剤形
て使用してもよい。
典型的粉末農薬は微粉砕粉末形の活性化合物を不活性粉
末担体中に分散させて成るものてある。最もしばしは用
いられる担体はパイロフイライト、ベントナイト、火山
性堆積物、モンモリロン石のような粉末性粘土である。
粉剤は通常、濃厚(最も高い濃度はたとえば1500p
pm)な活性化合物を含有せしめて製せられるが、更に
活性成分の量を多くしてもよい。本発明化合物〔1〕を
含有する分散性散布剤はこれを通常の方法により使用す
ることができる。
本発明化合物を水に分散して製せられた散布剤を施すた
め、低圧噴霧器、高圧噴霧機および低容量空気送入式装
置などはすべて効果的に使用することができる。分散性
粉剤を施すためには、これを葉面に吹き付けて密に接触
させる通常の装置を使用することができる。また本発明
化合物はこれを粒状殺菌剤の形て好都合に土壌に施すこ
とができる。
かかる殺菌剤は管理された粒状特性を現わし得る不活性
担体中に本発明化合物を分散せしめることにより製せら
れ、農薬としてしばしば使用することができる。粒剤に
しはしば用いられる担体は0.5〜3wInの粒径を有
する粗砕粘土(たとえばアタパルジヤイトまたはカオリ
ン粘土)である。かかる粒剤はこれを正確に管理された
量で土壌に施すため特に設計された散布機を用いること
により容易に土壌に施すことができる。本発明の技術的
範囲に包含される実施態様の具体例を列挙すれは次のと
おりてある。
(1)式: で示される化合物 〔式中、Xは島=またはR−彎=、Rは水素またはC1
〜C4アルキル、R1は水素またはフェニル、R2とR
3はそれぞれ個別に水素、C1〜C3アルキル、クロロ
またはブロモを表わす。
ただしR2とR3の内の少なくとも一方は水素で
) あつて)XがR−C=およびR力ゞC1〜C4アルキル
であるとき、R3は水素であつて、Xが?N−であると
き、R2はC1〜C3アルキルでないo′)0(2)X
が高−である第(1)項記載の化合物。
(3)9−クロロー明−テトラゾロ〔1,5一a〕〔3
,1〕ベンゾチアジン、9−メチルー明−テトラゾロ〔
1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジンおよび■−テト
ラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジンおよび
駈−テトラゾロ〔1,5−a〕〔3,1〕ベンゾチアジ
ンの内のいずれかである第(1)項または(2)項記載
の化合物。・)Xが1?−ハーである第(1)項記載の
化合リ。
】)5H−s−トリアゾロ 〔4,3−a〕〔3,1〕
ベンゾチアジン、1−エチルー…−s−トリアゾロ〔4
,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、1−メチルー駈
−s−トリアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチア
ジン、1ープロピルー明−s−トリアゾロ〔4,3一a
)03,1〕ベンゾチアジン、9−メチルー明−s−ト
リアゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジン、1
,7−ジメチルー駅−sートリアゾロ〔4,3−a〕〔
3,1〕ベンゾチアジン、9−クロローリ(−s−トリ
アゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジンおよび
7−クロロー1−メチルー5−フェニルー明一s−トリ
アゾロ〔4,3−a〕〔3,1〕ベンゾチアジンの内の
いずれかである第(1)または(4)項記載の化合物。
3) (a)式: で示される2−クロロベンゾチアジン化合物とアジドイ
オンを反応させるか、または(b)式:で示される2−
ヒドラジノベンゾチアジン化合物と亜硝酸イオンもしく
はC1〜C5アルカン酸を反応させて式:L止.[〔I
〕 で示される化合物を得ることを特徴とするテトラゾロお
よびトリアゾロベンゾチアジン類の製法〔式中、X,R
゛,R”およびR゜は第(1)項と同意義。
〕。(7)2−クロロベンゾチアジン出発物質〔〕とア
ジドイオンを反応させて式:ヒ太± で示される化合物を得ることを特徴とするテトラゾロベ
ンゾチアジン類の製法〔式中、R”,R”およびR゜は
第田項と同意義゜〕。
(8)2−ヒドラジノベンゾチアジン出発物質〔〕と亜
硝酸イオンもしくはC,〜qアルカン酸を反応させて式
:L」レ」、〔I〕 で示される化合物を得ることを特徴とするトリアゾロベ
ンゾチアジン類の製法〔式中、X,R”,R”およびR
゜は第(1)項と同意義。
〕。(9) 化合物〔I〕を有効成分とする農園芸用殺
菌剤。
Aa少なくとも1種の化合物〔I〕の植物病原菌に対す
る抑制有効量と植物病原菌を接触させることを特徴とす
る植物(特に葉)の病原菌の有害作用を軽減させる方法

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物 〔式中、Xは▲数式、化学式、表等があります▼または
    ▲数式、化学式、表等があります▼、Rは水素またはC
    _1〜C_4アルキル、R^1は水素またはフェニル、
    R^2およびR^3はそれぞれ個別に水素、C_1〜C
    _3アルキル、クロロまたはブロモを表わす。 ただし、R^2とR^3の少なくとも一方は水素である
    。Xが▲数式、化学式、表等があります▼、RがC_1
    〜C_4アルキルであるとき、R^3は水素である。X
    が▲数式、化学式、表等があります▼であるとき、R^
    2は水素、クロロまたはブロモである。〕。2 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物とアジドイオンを反応させて式:▲数
    式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を得ることを特徴とするテトラゾロベ
    ンゾチアジン類の製法〔式中、R^1は水素またはフェ
    ニル、R^2は水素、クロロまたはブロモ、R^3は水
    素、C_1〜C_3アルキル、クロロまたはブロモを表
    わす。 ただし、R^2とR^3の少なくとも一方は水素である
    。〕。3 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物と亜硝酸イオンもしくはC_1〜C_
    5アルカン酸を反応させて式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を得ることを特徴とするテトラゾロま
    たはトリアゾロベンゾチアジン類の製法〔式中、Xは▲
    数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式
    、表等があります▼、Rは水素またはC_1〜C_4ア
    ルキル、R^1は水素またはフェニル、R^2およびR
    ^3はそれぞれ個別に水素、C_1〜C_3アルキル、
    クロロまたはブロモを表わす。 ただし、R^2とR^3の少なくとも一方は水素である
    。Xが▲数式、化学式、表等があります▼、RがC_1
    〜C_4アルキルであるとき、R^3は水素である。X
    が▲数式、化学式、表等があります▼であるとき、R^
    2は水素、クロロまたはブロモである。4 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物の少なくとも1種を有効成分とする農
    園芸用殺菌剤〔式中、Xは▲数式、化学式、表等があり
    ます▼または▲数式、化学式、表等があります▼、Rは
    水素またはC_1〜C_4アルキル、R^1は水素また
    はフェニル、R^2およびR^3はそれぞれ個別に水素
    、C_1〜C_3アルキル、クロロまたはブロモを表わ
    す。 ただし、R^2とR^3の少なくとも一方は水素である
    。Xが▲数式、化学式、表等があります▼、RがC_1
    〜C_4アルキルであるとき、R^3は水素である。X
    が▲数式、化学式、表等があります▼であるとき、R^
    2は水素、クロロまたはブロモである。
JP51155637A 1975-12-22 1976-12-22 テトラゾロおよびトリアゾロベンゾチアジン類とその製法ならびに用途 Expired JPS6058759B2 (ja)

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