JPH084922Y2 - 液体容器の栓構造 - Google Patents

液体容器の栓構造

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JPH084922Y2
JPH084922Y2 JP233293U JP233293U JPH084922Y2 JP H084922 Y2 JPH084922 Y2 JP H084922Y2 JP 233293 U JP233293 U JP 233293U JP 233293 U JP233293 U JP 233293U JP H084922 Y2 JPH084922 Y2 JP H084922Y2
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liquid
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、魔法瓶等の液体容器
の栓構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、魔法瓶等の液体容器(例えば、
ハンディポット)は、図4に示すように、内部に液体(例
えば、湯)を収容し得るように構成された容器本体1
と、該容器本体1の給液口3に対して螺着脱自在とされ
た栓体2とによって構成されている(例えば、実開平2
ー43328号公報参照)。
【0003】前記容器本体1は、外周面を構成する外ケ
ース4と、該外ケース4の上端に無理嵌め係合された肩
部材5と、該肩部材5の下面に対して当接状態で配置さ
れた内容器(本実施例の場合、真空二重瓶)6と、前記外
ケース4の下端に取り付けられた底部材(図示省略)とに
よって構成されている。
【0004】前記肩部材5の中央部は略円筒状の給液口
3とされており、該給液口3は、前記内容器6の上部開
口6aと連通口7を介して連通せしめられている。ま
た、この肩部材5の一方側には嘴状の注出口8が形成さ
れ、肩部材5の反注出口側には把手9が形成されてい
る。
【0005】一方、前記栓体2内には、栓体螺着時にお
いて前記内容器6の上部開口6aと注出口8とを連通さ
せるための栓内通路10が形成されており、該栓内通路
10の内容器側開口10aは、前記栓体2内に配設され
た弁体11により開閉せしめられることとなっている。
該弁体11は、栓体2の上面に露出している操作部材1
2の押圧操作毎に弁開閉機構(詳細については省略する)
の作用により開閉を繰り返すようになっている。符号1
3はリターンスプリングである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
液体容器における栓体2は、図5に示すように、前記給
液口3の内壁3aに突設され、相対向し且つ上下方向に
若干相対変位している一対の凸条14,15に対して螺
合するネジ部16を有する構成とされているのが通例で
ある。
【0007】上記のような栓構造とした場合、栓体2の
ネジ部16のネジ切り始め部位16aを、給液口3側に
おいて高位に位置する凸状14上面に乗せると、給液口
3側において低位に位置する凸条15とネジ部16の下
端との間に隙間Sが生じるため、栓体2は低位凸条15
側に傾いた状態で螺回動を開始せしめられることとな
る。そのまま螺回動させるには若干無理があるものの、
強引に螺回動させれば傾いた状態のまま閉栓することが
可能である。このようにして栓体2が傾いた状態のまま
閉栓されると、栓体2と連通口7とのシールが不完全と
なり、保温性が悪化するとともに、この状態で液体容器
が倒れると内部の液体(例えば、湯)がこぼれだすおそれ
がある。なお、ネジ部16のネジ切り始め位置16aを
高位凸条14上面以外に乗せた場合には、上記のような
不都合は起こらない。
【0008】上記したような栓体2の傾き状態の閉栓を
防止して確実な閉栓状態を得ることは、液体容器におけ
る保温性の向上、転倒時の湯こぼれを防止する上で重要
な課題である。
【0009】本願考案は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、栓体の傾斜状態での閉栓を確実に防止し得るよう
にすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案では、上
記課題を解決するための手段として、内部に液体を収容
し得るように構成された容器本体1の給液口3内壁に突
設され、相対向し且つ上下方向に若干相対変位している
一対の凸条14,15に対して螺合するネジ部16を有
する栓体2を備えた液体容器において、前記ネジ部16
の反ネジ切り始め部位16bに、ネジ切り始め部位16a
の上面より少なくとも下向きに突出する突部17を一体
に形成するようにしている。
【0011】請求項2の考案では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載の液体容器の栓構
造において、前記突部17における螺回動方向を傾斜ガ
イド面17aとなしている。
【0012】
【作用】請求項1の考案では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0013】即ち、栓体2のネジ部16におけるネジ切
り始め部位16aを給液口3側の高位凸条14上面に乗
せて螺回動を開始すると、半回転時においてネジ部16
の反ネジ切り始め部位16bに形成された突部17が給
液口3側の高位突条14に乗り上げて栓体2が低位突条
15側に大きく傾くこととなり、それ以上の螺回動がで
きなくなる。なお、栓体2のネジ部16におけるネジ切
り始め部位16aを給液口3側の高位凸条14上面以外
に位置せしめた場合、突部17は常時両凸条14,15
の下方に位置することとなるため、上記したような螺回
動不能状態は起こらない。
【0014】請求項2の考案では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0015】即ち、栓体2のネジ部16におけるネジ切
り始め部位16aを給液口3側の高位凸条14上面に乗
せて螺回動を開始した場合における突部17の高位凸条
14への乗り上げが傾斜ガイド面17aのガイド作用に
より容易となる。
【0016】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、内部に液体を
収容し得るように構成された容器本体1の給液口3内壁
に突設され、相対向し且つ上下方向に若干相対変位して
いる一対の凸条14,15に対して螺合するネジ部16
を有する栓体2を備えた液体容器において、前記ネジ部
16の反ネジ切り始め部位16bに、ネジ切り始め部位
16aの上面より少なくとも下向きに突出する突部17
を一体に形成して、ネジ部16におけるネジ切り始め部
位16aを給液口3側の高位凸条14上面に乗せて螺回
動を開始した場合には、半回転時において突部17が給
液口3側の高位突条14に乗り上げて栓体2が低位突条
15側に大きく傾き、それ以上の螺回動ができなくな
り、上記以外の位置から螺回動開始した場合には正常な
閉栓ができるようにしたので、従来例におけるように使
用者が誤操作した場合でも栓体2が傾斜状態で閉栓して
しまうということがなくなり、閉栓操作をやり直すこと
で確実な閉栓状態を確保することができるという実用的
な効果がある。
【0017】請求項2の考案によれば、請求項1記載の
液体容器の栓構造において、ネジ部16の突部17にお
ける螺回動方向を傾斜ガイド面17aとなして、栓体2
のネジ部16におけるネジ切り始め部位16aを給液口
3側の高位凸条14上面に乗せて螺回動を開始した場合
における突部17の高位凸条14への乗り上げが傾斜ガ
イド面17aのガイド作用により容易となるようにした
ので、栓体2の傾斜状態螺回動を確実に防止できるとい
う実用的な効果がある。
【0018】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願考案の好
適な実施例を説明する。
【0019】本実施例の液体容器は、従来技術の項にお
いて説明したものと全体構成を同じくしているので詳細
な説明を省略する。なお、同一な部材には同一な符号を
付している。
【0020】本実施例の場合、図1ないし図3に示すよ
うに、栓体2におけるネジ部16のネジ切り始め部位1
6aから略180°の位相差をもつ位置となる反ネジ切
り始め部位16bには、前記ネジ切り始め部位16aの上
面とほぼ水平となるように下向きに突出する突部17が
一体に形成されている。該突部17は、螺回動方向およ
び反螺回動方向に傾斜ガイド面17a,17bを有する台
形状とされている。なお、突部17における反螺回動方
向の傾斜ガイド面17bは必ずしも必要ではなく、当該
部分の形状は、成形時の型抜きが容易な形状であれば自
由である。また、突部17の高さは、少なくともネジ切
り始め位置16aの上面より下向きに突出する高さであ
ればよい。
【0021】上記のように構成したことにより、本実施
例では次のような作用効果が得られる。
【0022】ネジ部16におけるネジ切り始め部位16
aを給液口3側の高位凸条14上面に乗せて螺回動を開
始した場合(図2参照)には、半回転時においてネジ部1
6のネジ切り始め部位16aから略180°の位相差を
もつ位置となる反ネジ切り始め部位16bに形成された
突部17が給液口3側の高位突条14に乗り上げて栓体
2が低位突条15側に大きく傾き、それ以上の螺回動が
できなくなる。そして、栓体2を上記以外の位置から螺
回動開始した場合(図1参照)には正常な閉栓ができる。
従って、従来例におけるように使用者が誤操作した場合
でも栓体2が傾斜状態で閉栓してしまうということがな
くなり、閉栓操作をやり直すことで確実な閉栓状態を確
保することができるのである。
【0023】また、本実施例の場合、栓体2のネジ部1
6におけるネジ切り始め部位16aを給液口3側の高位
凸条14上面に乗せて螺回動を開始した場合における突
部17の高位凸条14への乗り上げが傾斜ガイド面17
aのガイド作用により容易となり、栓体2の傾斜状態螺
回動を確実に防止できるのである。
【0024】さらに、本実施例の場合、突部17の高さ
を、ネジ部16のネジ切り始め部位16aの上面と水平
となる高さとしているため、栓体2は螺回動開始時に水
平姿勢を保持されることとなる。
【0025】上記実施例では、突部17の形成位置を、
ネジ切り始め部位16aから略180°の位相差をもつ
位置となる反ネジ切り始め部位16bとしているが、ネ
ジ切り始め部位16aの反対側であって、ネジ切り始め
部16aを高位凸条14上面に乗せた時、突部17が低
位凸条15上面に乗る位置(即ち、反ネジ切り始め部位
16b)であればよい。
【0026】上記説明では、ハンディポットを実施例と
して説明しているが、本願考案は、螺着脱自在な栓体を
有するものであれば、あらゆるタイプの液体容器に適用
可能である。
【0027】本願考案は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例にかかる栓構造を備えた液体
容器の正常閉栓開始状態を示す上部縦断面図である。
【図2】本願考案の実施例にかかる栓構造を備えた液体
容器の異常閉栓開始状態を示す上部縦断面図である。
【図3】本願考案の実施例にかかる液体容器の栓構造に
おけるネジ部の展開図である。
【図4】従来公知の液体容器の上部縦断面図である。
【図5】従来公知の液体容器における異常閉栓開始状態
を示す上部縦断面図である。
【符号の説明】
1は容器本体、2は栓体、3は給液口、3aは給液口内
壁、14は高位凸条、15は低位凸条、16はネジ部、
16aはネジ切り始め部位、16bは反ネジ切り始め部
位、17は突部、17a,17bは傾斜ガイド面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体を収容し得るように構成され
    た容器本体(1)の給液口(3)の内壁(3a)に突設され、
    相対向し且つ上下方向に若干相対変位している一対の凸
    条(14),(15)に対して螺合するネジ部(16)を有す
    る栓体(2)を備えた液体容器において、前記ネジ部(1
    6)の反ネジ切り始め部位(16b)には、ネジ切り始め部
    位(16a)の上面より少なくとも下向きに突出する突部
    (17)を一体に形成したことを特徴とする液体容器の栓
    構造。
  2. 【請求項2】 前記突部(17)における螺回動方向を傾
    斜ガイド面(17a)となしたことを特徴とする前記請求
    項1記載の液体容器の栓構造。
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