JPS64205Y2 - - Google Patents
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- JPS64205Y2 JPS64205Y2 JP1984158882U JP15888284U JPS64205Y2 JP S64205 Y2 JPS64205 Y2 JP S64205Y2 JP 1984158882 U JP1984158882 U JP 1984158882U JP 15888284 U JP15888284 U JP 15888284U JP S64205 Y2 JPS64205 Y2 JP S64205Y2
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- JP
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- lever
- valve
- valve opening
- lid
- handle
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 24
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 101100298222 Caenorhabditis elegans pot-1 gene Proteins 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、ポツトの栓体の内部に形成された
液体注出路を弁体によつて開閉するように構成し
たポツトの栓体に関する。
液体注出路を弁体によつて開閉するように構成し
たポツトの栓体に関する。
(ロ) 従来技術
ポツトはその保温、保冷効果を高め、また不測
の転倒時に内容液の流出を防止するため内容器の
上端部に栓体を螺着係合して内容器を常時密閉し
ているが、内容液の注出時には栓体に配備された
操作釦を操作して栓体の内部に形成された液体注
出路を開放し、この液体注出路を介して内容液を
ポツトの外部に注出するよう構成している。
の転倒時に内容液の流出を防止するため内容器の
上端部に栓体を螺着係合して内容器を常時密閉し
ているが、内容液の注出時には栓体に配備された
操作釦を操作して栓体の内部に形成された液体注
出路を開放し、この液体注出路を介して内容液を
ポツトの外部に注出するよう構成している。
しかし、従来この種のポツトの栓体はその構造
上、上端中央部に操作釦が配備されていてたた
め、操作釦と把手間が離れすぎて把手を握つた手
の指で操作釦を操作することができなかつた。
上、上端中央部に操作釦が配備されていてたた
め、操作釦と把手間が離れすぎて把手を握つた手
の指で操作釦を操作することができなかつた。
このため注液に際しては、まず操作釦を操作し
て液体注出路を開放して、次に把手を握つてポツ
トを持上げて内容液の注出を行うという2動作操
作を余儀なくされていた。
て液体注出路を開放して、次に把手を握つてポツ
トを持上げて内容液の注出を行うという2動作操
作を余儀なくされていた。
したがつてポツトの注液操作性が劣り、また片
手が塞がりもう一方の手で操作釦を操作する場
合、ポツトに手を添えることができず、ポツトが
不安定な状態となり不測に転倒させるという危険
があつた。
手が塞がりもう一方の手で操作釦を操作する場
合、ポツトに手を添えることができず、ポツトが
不安定な状態となり不測に転倒させるという危険
があつた。
(ハ) 考案の目的
この考案は注液操作の操作性がよく、また操作
時に転倒の危険性のない安全なポツトの栓体の提
供を目的とする。
時に転倒の危険性のない安全なポツトの栓体の提
供を目的とする。
(ニ) 考案の構成
この考案は、下面中央の開口孔と連通する注出
路を反把手側に形成した下蓋と、把手側にレバー
孔を開口した上蓋とを設け、上記上蓋の下部に下
蓋を嵌合して栓体を形成する一方、上方に押圧付
勢されて上記開口孔を常時閉鎖する弁体を、上記
下蓋の中央筒部に配設し、上記中央筒部上方へ突
出させた弁体頂面の左右に開弁レバーと閉弁レバ
ーを並設し、これら各レバーの開弁操作部、閉弁
操作部を上記レバー孔に位置させると共に、各レ
バーの反把手側に一体形成した支軸を、下蓋の軸
受リブと上蓋の支持リブとで保持し、開弁レバー
の長手方向略中央には弁体頂面を押圧する押圧部
を閉弁レバー側に向けて一体形成し、上記開弁操
作部の下部には、押下時に下蓋における各操作部
下方のラツプ位置に枢着した係止具と係合する係
止ノツチを、また上記閉弁操作部の下部には、上
記係止具と係止ノツチとの係合を解除する解除弁
をそれぞれ隣接レバー側に形成したポツトの栓体
であることを特徴とする。
路を反把手側に形成した下蓋と、把手側にレバー
孔を開口した上蓋とを設け、上記上蓋の下部に下
蓋を嵌合して栓体を形成する一方、上方に押圧付
勢されて上記開口孔を常時閉鎖する弁体を、上記
下蓋の中央筒部に配設し、上記中央筒部上方へ突
出させた弁体頂面の左右に開弁レバーと閉弁レバ
ーを並設し、これら各レバーの開弁操作部、閉弁
操作部を上記レバー孔に位置させると共に、各レ
バーの反把手側に一体形成した支軸を、下蓋の軸
受リブと上蓋の支持リブとで保持し、開弁レバー
の長手方向略中央には弁体頂面を押圧する押圧部
を閉弁レバー側に向けて一体形成し、上記開弁操
作部の下部には、押下時に下蓋における各操作部
下方のラツプ位置に枢着した係止具と係合する係
止ノツチを、また上記閉弁操作部の下部には、上
記係止具と係止ノツチとの係合を解除する解除弁
をそれぞれ隣接レバー側に形成したポツトの栓体
であることを特徴とする。
(ホ) 考案の効果
この考案によれば、栓体の上端外周縁部の把手
側に開弁レバーおよび閉弁レバーの各操作部をそ
れぞれ配設し、把手を握つた手の指で上述の各操
作部を操作して液体注出路の開閉を行うように構
成したので、注液操作が1動作で行え、その操作
性が向上し、また操作時における不測の転倒が確
実に防止できるのでポツトの安全性が大幅に向上
する効果がある。
側に開弁レバーおよび閉弁レバーの各操作部をそ
れぞれ配設し、把手を握つた手の指で上述の各操
作部を操作して液体注出路の開閉を行うように構
成したので、注液操作が1動作で行え、その操作
性が向上し、また操作時における不測の転倒が確
実に防止できるのでポツトの安全性が大幅に向上
する効果がある。
加えて、上述の各レバーの反把手側にそれぞれ
一体形成した支軸を、下蓋の軸受リブと上蓋の支
持リブとで保持する構造であるから、これら支
軸、軸受リブ、支持リブはレバーおよび各蓋の成
形時にそれぞれ一体成形することができ、成形後
に枢支孔を穿孔する工程および別部材の支軸を挿
入する工程が全く不要となり、工程の削減および
低コスト化を図ることができるのは勿論のこと、
各レバーの組付け作業性の大幅な向上を図ること
ができる効果がある。
一体形成した支軸を、下蓋の軸受リブと上蓋の支
持リブとで保持する構造であるから、これら支
軸、軸受リブ、支持リブはレバーおよび各蓋の成
形時にそれぞれ一体成形することができ、成形後
に枢支孔を穿孔する工程および別部材の支軸を挿
入する工程が全く不要となり、工程の削減および
低コスト化を図ることができるのは勿論のこと、
各レバーの組付け作業性の大幅な向上を図ること
ができる効果がある。
また開弁レバーの長手方向略中央には弁体頂面
を押圧する押圧部を閉弁レバー側に向けて一体形
成したので、開弁レバーと閉弁レバーとの合計2
本のレバーを弁体頂面の左右にバランスよくコン
パクトに並設することができる効果がある。
を押圧する押圧部を閉弁レバー側に向けて一体形
成したので、開弁レバーと閉弁レバーとの合計2
本のレバーを弁体頂面の左右にバランスよくコン
パクトに並設することができる効果がある。
さらに、各操作部の下方には係止ノツチと解除
片とをそれぞれ隣接レバー側に寄せて形成したの
で、係止具の小形化を図ることができ、比較的小
スペースの栓体内部空間に該係止具を容易に組込
むことができる効果がある。
片とをそれぞれ隣接レバー側に寄せて形成したの
で、係止具の小形化を図ることができ、比較的小
スペースの栓体内部空間に該係止具を容易に組込
むことができる効果がある。
さらに、また、上述の係止具で開弁レバーにお
ける開弁操作部下方の係止ノツチを係止保持する
ので、液体注出操作の操作性の向上を図ることが
できるのは勿論、この係止具を開弁レバーおよび
閉弁レバーの上動位置規制手段とすることがで
き、弁体開閉構造の簡略化を図ることができる効
果がある。
ける開弁操作部下方の係止ノツチを係止保持する
ので、液体注出操作の操作性の向上を図ることが
できるのは勿論、この係止具を開弁レバーおよび
閉弁レバーの上動位置規制手段とすることがで
き、弁体開閉構造の簡略化を図ることができる効
果がある。
(ヘ) 考案の実施例
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
する。
図面はポツトの栓体を示し、第1図〜第4図に
おいてポツト1は外容器2と、内容器3と、口金
部4と栓体5とを備えている。
おいてポツト1は外容器2と、内容器3と、口金
部4と栓体5とを備えている。
上述の口金部4は、有底筒状体に形成されその
外周面壁の一端側上端より下方に向けて把手6を
一体的に連接し、また他端側に液体注出路7より
注出される内容液をポツト1の外部に導出する注
出口8を連接している。
外周面壁の一端側上端より下方に向けて把手6を
一体的に連接し、また他端側に液体注出路7より
注出される内容液をポツト1の外部に導出する注
出口8を連接している。
またその内周面壁には前述の栓体5の下蓋9を
螺着する螺旋条10を螺設し、さらにその底部に
は前述の内容器3の瓶口11部と連通した注出孔
12を設けている。
螺着する螺旋条10を螺設し、さらにその底部に
は前述の内容器3の瓶口11部と連通した注出孔
12を設けている。
上述の下蓋9は、その下部周縁にシールリング
13を装着し閉鎖方向に回転されたとき上述の口
金部4の注出孔12の周縁に圧接して上述の内容
器3の密閉空間を形成する。
13を装着し閉鎖方向に回転されたとき上述の口
金部4の注出孔12の周縁に圧接して上述の内容
器3の密閉空間を形成する。
またその略中央部には前述の口金部4の螺旋条
10に螺着するための螺旋条14を螺設し、また
この螺旋条14の部分であつて上述の注出口8に
相対面した反把手側に上述の液体注出路7を形成
している。
10に螺着するための螺旋条14を螺設し、また
この螺旋条14の部分であつて上述の注出口8に
相対面した反把手側に上述の液体注出路7を形成
している。
さらにその上部周壁には上蓋15が離脱不可に
嵌着固定されている。
嵌着固定されている。
前述の下蓋9の底部中央は、中央筒部16が上
方に向け形成され、この中央筒部16の内部に弁
体17が上下動自在に挿貫されている。
方に向け形成され、この中央筒部16の内部に弁
体17が上下動自在に挿貫されている。
またこの中央筒部16と連接した反把手端側に
は隔壁18により仕切られた上述の液体注出路7
が形成されている。
は隔壁18により仕切られた上述の液体注出路7
が形成されている。
さらに把手側には係止具19が回動自在に枢着
されている。
されている。
上述の上蓋15は、把手側の後端面にレバー孔
20を開口し、このレバー孔20に開弁レバー2
1の開弁操作部22および閉弁レバー23の閉弁
操作部24がそれぞれ上下揺動自在に上端面を突
出して配置されている。
20を開口し、このレバー孔20に開弁レバー2
1の開弁操作部22および閉弁レバー23の閉弁
操作部24がそれぞれ上下揺動自在に上端面を突
出して配置されている。
上述の弁体17は、上述の中央筒部16に挿貫
されると共に、その上端部に形成されたスプリン
グ溝25と上述の隔壁18との間に介装されたス
プリング26により常時上方に付勢され、上述の
液体注出路7の開口孔27を閉鎖している。
されると共に、その上端部に形成されたスプリン
グ溝25と上述の隔壁18との間に介装されたス
プリング26により常時上方に付勢され、上述の
液体注出路7の開口孔27を閉鎖している。
上述の開弁レバー21は、上述の隔壁18の上
面に一体形成された軸受リブ28と、上蓋15下
面の支持リブ38との間にその基端側の支軸29
を枢着し、遊端側に形成された上述の開弁操作部
22を上下揺動自在に構成している。
面に一体形成された軸受リブ28と、上蓋15下
面の支持リブ38との間にその基端側の支軸29
を枢着し、遊端側に形成された上述の開弁操作部
22を上下揺動自在に構成している。
またその略中央部には上述の弁体17頂面を押
圧する押圧部30を閉弁レバー23側に向けて一
体形成している。
圧する押圧部30を閉弁レバー23側に向けて一
体形成している。
さらにその遊端側下端部であつて前述の係止具
19に対応した位置には係止ノツチ31を下方に
向けて一体形成すると共に、この係止ノツチ31
の下端面が係止具19の傾斜作動面32と当接
し、この当接により開弁レバー21は上動限まで
揺動され、その状態を保持されている。
19に対応した位置には係止ノツチ31を下方に
向けて一体形成すると共に、この係止ノツチ31
の下端面が係止具19の傾斜作動面32と当接
し、この当接により開弁レバー21は上動限まで
揺動され、その状態を保持されている。
上述の閉弁レバー23は、上述の開弁レバー2
1と同様にその基端側の支軸33を軸受リブ28
と、上蓋15下面の支持リブ38との間に枢着し
て遊端側に形成された上述の閉弁操作部24を上
下揺動自在に構成している。
1と同様にその基端側の支軸33を軸受リブ28
と、上蓋15下面の支持リブ38との間に枢着し
て遊端側に形成された上述の閉弁操作部24を上
下揺動自在に構成している。
またその遊端側下端部であつて上述の係止具1
9に対応した位置には係止具19と係止ノツチ3
1との係合を解除する解除片34が下方に向けて
連接されると共に、この解除片34が係止具19
の作動面32に当接し、この当接により閉弁レバ
ー23は上動限まで回動され、その状態を保持さ
れている。
9に対応した位置には係止具19と係止ノツチ3
1との係合を解除する解除片34が下方に向けて
連接されると共に、この解除片34が係止具19
の作動面32に当接し、この当接により閉弁レバ
ー23は上動限まで回動され、その状態を保持さ
れている。
ここで、上述の解除片34は係止具19の傾斜
作動面32と対応した傾斜状に形成されている。
作動面32と対応した傾斜状に形成されている。
上述の係止具19は、その下部基端側を上述の
下蓋9に回動可能に枢着されると共にスプリング
35により常時反時計方向に付勢され、かつスト
ツパ36により係止位置に停止される。
下蓋9に回動可能に枢着されると共にスプリング
35により常時反時計方向に付勢され、かつスト
ツパ36により係止位置に停止される。
またその上部遊端側には上述の開弁、閉弁レバ
ー21,23の係止ノツチ31と解除片34のそ
れぞれと当接する上述の傾斜作動面32が形成さ
れている。
ー21,23の係止ノツチ31と解除片34のそ
れぞれと当接する上述の傾斜作動面32が形成さ
れている。
さらにこの傾斜作動面32の下方には係止ノツ
チ31を係止する係止段部37が形成されてい
る。
チ31を係止する係止段部37が形成されてい
る。
このように構成されたポツトの栓体は通常第1
図に示すように弁体17はスプリング26の付勢
力によつて上動限まで上動され、この上動により
液体注出路7の開口孔27が閉鎖されている。
図に示すように弁体17はスプリング26の付勢
力によつて上動限まで上動され、この上動により
液体注出路7の開口孔27が閉鎖されている。
また開弁レバー21は係止ノツチ31と傾斜作
動面32との当接により上動限まで回動されてい
る。
動面32との当接により上動限まで回動されてい
る。
さらに閉弁レバー23は解除片34と傾斜作動
面32との当接により上動限まで回動されてい
る。
面32との当接により上動限まで回動されてい
る。
そしてポツト1から注液するには開弁レバー2
1の開弁操作部22を押下すれば、開弁レバー2
1は支軸29を中心として下方向に揺動し、この
揺動により係止ノツチ31は傾斜作動面32と接
触対応しながら下動し係止具19をスプリング3
5の付勢力に抗して第2図に仮想線で示す如く時
計方向に後退させると共に、押圧部30で弁体1
7をスプリング26の付勢力に抗して下方向に押
下げて、液体注出路7の開口孔27を開放する。
1の開弁操作部22を押下すれば、開弁レバー2
1は支軸29を中心として下方向に揺動し、この
揺動により係止ノツチ31は傾斜作動面32と接
触対応しながら下動し係止具19をスプリング3
5の付勢力に抗して第2図に仮想線で示す如く時
計方向に後退させると共に、押圧部30で弁体1
7をスプリング26の付勢力に抗して下方向に押
下げて、液体注出路7の開口孔27を開放する。
さらに開弁レバー21が押下され係止ノツチ3
1が傾斜作動面32の下方に至れば、係止ノツチ
31と傾斜作動面32の接触対応が解除され、こ
のため係止具19はスプリング35の付勢力によ
り反時計方向に復帰動し、この揺動により係止具
19は係止ノツチ31を係止保持する。
1が傾斜作動面32の下方に至れば、係止ノツチ
31と傾斜作動面32の接触対応が解除され、こ
のため係止具19はスプリング35の付勢力によ
り反時計方向に復帰動し、この揺動により係止具
19は係止ノツチ31を係止保持する。
このため第2図に示すように開弁レバー21は
下動限まで押下された状態に保持され、弁体17
は液体注出路7の開口孔27を開口してその開口
状態を保持してポツト1からの注液が可能とな
る。
下動限まで押下された状態に保持され、弁体17
は液体注出路7の開口孔27を開口してその開口
状態を保持してポツト1からの注液が可能とな
る。
また注液を完了し液体注出路7の開口孔27を
閉鎖するには閉弁レバー23の閉弁操作部24を
押下すれば、閉弁レバー23は支軸33を中心と
して下方向に揺動しこの揺動により解除片34は
傾斜作動面32と接触対応しながら下動し、係止
具19をスプリング35の付勢力に抗して時計方
向に後退させる。
閉鎖するには閉弁レバー23の閉弁操作部24を
押下すれば、閉弁レバー23は支軸33を中心と
して下方向に揺動しこの揺動により解除片34は
傾斜作動面32と接触対応しながら下動し、係止
具19をスプリング35の付勢力に抗して時計方
向に後退させる。
この後退により開弁レバー21の係止ノツチ3
1と係止段部37の係止状態が解除され、開弁レ
バー21はスプリング26の付勢力により弁体1
7と共に上動し液体注出路7の開口孔27が弁体
17により閉鎖される。そして閉弁レバー23が
下動限まで押下されてその押下状態が解除される
ことにより係止具19はスプリング35の付勢力
により反時計方向に復帰動し元の状態に復帰す
る。この揺動で傾斜作動面32は係止ノツチ31
および解除片34を上方に回動して、開弁レバー
21および閉弁レバー23を上動限まで揺動復帰
させて第1図に示す元の閉鎖状態に戻る。
1と係止段部37の係止状態が解除され、開弁レ
バー21はスプリング26の付勢力により弁体1
7と共に上動し液体注出路7の開口孔27が弁体
17により閉鎖される。そして閉弁レバー23が
下動限まで押下されてその押下状態が解除される
ことにより係止具19はスプリング35の付勢力
により反時計方向に復帰動し元の状態に復帰す
る。この揺動で傾斜作動面32は係止ノツチ31
および解除片34を上方に回動して、開弁レバー
21および閉弁レバー23を上動限まで揺動復帰
させて第1図に示す元の閉鎖状態に戻る。
以上要するに、栓体5の把手6側に開弁レバー
21および閉弁レバー23の各操作部22,24
をそれぞれ配設したので、把手6を握つた手の指
で上述の各操作部22,24を操作して注液操作
が1動作で行え、この操作性が向上すると共に、
操作時における不測の転倒を確実に防止すること
ができて、ポツト1の安全性が大幅に向上する効
果がある。
21および閉弁レバー23の各操作部22,24
をそれぞれ配設したので、把手6を握つた手の指
で上述の各操作部22,24を操作して注液操作
が1動作で行え、この操作性が向上すると共に、
操作時における不測の転倒を確実に防止すること
ができて、ポツト1の安全性が大幅に向上する効
果がある。
加えて、上述の各レバー21,23の反把手側
にそれぞれ一体形成した支軸29,33を、下蓋
9の軸受リブ28と上蓋15の支持リブ38とで
保持する構造であるから、これら支軸29,3
3、軸受リブ28、支持リブ38はレバー21,
23および各蓋9,15の成形時にそれぞれ一体
成形することができ、成形後に枢支孔を穿孔する
工程および別部材の支軸を挿入する工程が全く不
要となり、工程の削減および低コスト化を図るこ
とができるのは勿論のこと、各レバー21,23
の組付け作業性の大幅な向上を図ることができる
効果がある。
にそれぞれ一体形成した支軸29,33を、下蓋
9の軸受リブ28と上蓋15の支持リブ38とで
保持する構造であるから、これら支軸29,3
3、軸受リブ28、支持リブ38はレバー21,
23および各蓋9,15の成形時にそれぞれ一体
成形することができ、成形後に枢支孔を穿孔する
工程および別部材の支軸を挿入する工程が全く不
要となり、工程の削減および低コスト化を図るこ
とができるのは勿論のこと、各レバー21,23
の組付け作業性の大幅な向上を図ることができる
効果がある。
また開弁レバー21の長手方向略中央には弁体
17頂面を押圧する押圧部30を閉弁レバー23
側に向けて一体形成したので、開弁レバー21と
閉弁レバー23との合計2本のレバー21,23
を弁体17頂面の左右にバランスよくコンパクト
に並設することができる効果がある。
17頂面を押圧する押圧部30を閉弁レバー23
側に向けて一体形成したので、開弁レバー21と
閉弁レバー23との合計2本のレバー21,23
を弁体17頂面の左右にバランスよくコンパクト
に並設することができる効果がある。
さらに、各操作部22,24の下方には係止ノ
ツチ31と解除片34とをそれぞれ隣接レバー側
に寄せて形成したので、係止具19の小形化を図
ることができ、比較的小スペースの栓体5内部空
間に該係止具19を容易に組込むことができる効
果がある。
ツチ31と解除片34とをそれぞれ隣接レバー側
に寄せて形成したので、係止具19の小形化を図
ることができ、比較的小スペースの栓体5内部空
間に該係止具19を容易に組込むことができる効
果がある。
さらに、また、上述の係止具19で開弁レバー
21における開弁操作部22下方の係止ノツチ3
1を係止保持するので、液体注出操作の操作性の
向上を図ることができるのは勿論、この係止具1
9を開弁レバー21および閉弁レバー23の上動
位置規制手段とすることができ、弁体開閉構造の
簡略化を図ることができる効果がある。
21における開弁操作部22下方の係止ノツチ3
1を係止保持するので、液体注出操作の操作性の
向上を図ることができるのは勿論、この係止具1
9を開弁レバー21および閉弁レバー23の上動
位置規制手段とすることができ、弁体開閉構造の
簡略化を図ることができる効果がある。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はポ
ツトの栓体を示す閉弁状態下の側部断面図、第2
図は開弁状態下の側部断面図、第3図は平面視
図、第4図は開弁レバーの斜視図、第5図は閉弁
レバーの斜視図である。 1……ポツト、5……栓体、6……把手、7…
…注出路、9……下蓋、15……上蓋、16……
中央筒部、17……弁体、19……係止具、20
……レバー孔、21……開弁レバー、22……開
弁操作部、23……閉弁レバー、24……閉弁操
作部、27……開口孔、28……軸受リブ、29
……支軸、30……押圧部、31……係止ノツ
チ、33……支軸、34……解除片、38……支
持リブ。
ツトの栓体を示す閉弁状態下の側部断面図、第2
図は開弁状態下の側部断面図、第3図は平面視
図、第4図は開弁レバーの斜視図、第5図は閉弁
レバーの斜視図である。 1……ポツト、5……栓体、6……把手、7…
…注出路、9……下蓋、15……上蓋、16……
中央筒部、17……弁体、19……係止具、20
……レバー孔、21……開弁レバー、22……開
弁操作部、23……閉弁レバー、24……閉弁操
作部、27……開口孔、28……軸受リブ、29
……支軸、30……押圧部、31……係止ノツ
チ、33……支軸、34……解除片、38……支
持リブ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 下面中央の開口孔27と連通する注出路7を反
把手側に形成した下蓋9と、 把手6側にレバー孔20を開口した上蓋15と
を設け、 上記上蓋15の下部に下蓋9を嵌合して栓体5
を形成する一方、 上方に押圧付勢されて上記開口孔27を常時閉
鎖する弁体17を、上記下蓋9の中央筒部16に
配設し、 上記中央筒部16上方へ突出させた弁体17頂
面の左右に開弁レバー21と閉弁レバー23を並
設し、 これら各レバー21,23の開弁操作部22、
閉弁操作部24を上記レバー孔20に位置させる
と共に、各レバー21,23の反把手側に一体形
成した支軸29,33を、下蓋9の軸受リブ28
と上蓋15の支持リブ38とで保持し、 開弁レバー21の長手方向略中央には弁体17
頂面を押圧する押圧部30を閉弁レバー23側に
向けて一体形成し、 上記開弁操作部22の下部には、押下時に下蓋
9における各操作部22,24の下方のラツプ位
置に枢着した係止具19と係合する係止ノツチ3
1を、また上記閉弁操作部24の下部には、上記
係止具19と係止ノツチ31との係合を解除する
解除弁34をそれぞれ隣接レバー側に形成した ポツトの栓体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984158882U JPS64205Y2 (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984158882U JPS64205Y2 (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6175233U JPS6175233U (ja) | 1986-05-21 |
JPS64205Y2 true JPS64205Y2 (ja) | 1989-01-05 |
Family
ID=30716849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984158882U Expired JPS64205Y2 (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS64205Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015107304A (ja) * | 2013-10-21 | 2015-06-11 | 岩崎工業株式会社 | 飲料容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4914567U (ja) * | 1972-05-11 | 1974-02-06 | ||
JPS5635334B2 (ja) * | 1973-03-12 | 1981-08-17 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5579459U (ja) * | 1978-11-28 | 1980-05-31 | ||
JPS6031619Y2 (ja) * | 1979-08-24 | 1985-09-21 | タイガー魔法瓶株式会社 | 液体容器用栓装置 |
JPS5941785Y2 (ja) * | 1981-06-12 | 1984-12-04 | 象印マホービン株式会社 | まほうびんの栓 |
JPS58179071U (ja) * | 1982-05-06 | 1983-11-30 | タイガー魔法瓶株式会社 | 液体保温容器の栓装置 |
-
1984
- 1984-10-20 JP JP1984158882U patent/JPS64205Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4914567U (ja) * | 1972-05-11 | 1974-02-06 | ||
JPS5635334B2 (ja) * | 1973-03-12 | 1981-08-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6175233U (ja) | 1986-05-21 |