JPH0327563Y2 - - Google Patents

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JPH0327563Y2
JPH0327563Y2 JP6871485U JP6871485U JPH0327563Y2 JP H0327563 Y2 JPH0327563 Y2 JP H0327563Y2 JP 6871485 U JP6871485 U JP 6871485U JP 6871485 U JP6871485 U JP 6871485U JP H0327563 Y2 JPH0327563 Y2 JP H0327563Y2
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JP
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container
cover member
lid
spout
liquid
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JP6871485U
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JPS61184546U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、魔法瓶等の液体容器に関し、さらに
詳しくは、この種液体容器における蓋構造に関す
るものである。
(従来技術) この種の液体容器においては、容器本体の上部
開口を覆蓋する蓋部材と注液通路を開閉する栓部
材とを容器本体に装着される蓋体で兼用せしめ、
該蓋体を回動操作することによつて容器本体の上
部開口の一部が注ぎ口を形成し得るように構成し
たものが既に提案されている(例えば、実公昭57
−59069号公報参照)。
ところが、上記公知例のものの場合、蓋体を回
動させて注ぎ口を開閉させると同時に、蓋体内に
形成された通水路と真空二重瓶内とを、蓋体側
(換言すれば、通水路の入口側)に形成された流
入孔と真空二重瓶の開口部に形成された注出口と
を重合あるいは非重合させることにより連通ある
いは非連通させる構造とされているため、流入孔
形成部と注出孔形成部との間のシール性を確保す
る必要があるとともに、注液開始時および注液終
了時には蓋体全体を回動させる必要があるところ
から、操作性に問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
極めて軽快なワンタツチ操作で注液通路と注ぎ口
とが同時に開閉され、しかも注ぎ口のみが限定さ
れた状態で開口され得るようにすることを目的と
するものである。
(目的を達成するための手段) 本考案では、上記目的を達成するための手段と
して、容器本体の上部に、該容器本体の上部開口
を覆蓋し、前記容器本体の内周面を構成する内容
器へ通ずる給液口を閉止し且つ前記内容器から前
記上部開口の口縁部に形成された注ぎ口に至る注
液通路の一部を構成する通水路を有する蓋体を螺
着脱自在に設けるとともに、前記通水路を、前記
内容器の上端開口内に臨ましめられた栓体の上下
変位により開閉させるように構成された液体容器
において、前記蓋体に、該蓋体の上部を構成する
部材の一部からなり、回動またはスライド等の水
平変位することにより前記注ぎ口を開閉する如く
作用するカバー部材を付設するとともに、該カバ
ー部材と前記栓体との間に、カバー部材の水平変
位に伴つて前記栓体を開閉作動せしめる如く作用
するカム機構を介設している。
(作 用) 本考案では、上記手段により下記の如き作用が
得られる。
(1) 蓋体の上部を構成する部材の一部からなるカ
バー部材を水平変位させることにより、栓体が
同時開閉され、ワンタツチ操作により注ぎ口と
注液通路との同時開閉を行うことができる。
(2) 前記カバー部材を水平変位させることによ
り、注ぎ口が開状態とされ、注ぎ口の周縁に注
出液を溢れ出させるような隙間が形成されるこ
とがなくなり、注ぎ口のみが限定された状態で
開口される。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の幾つか
の好適な実施例を説明する。
第1図ないし第4図には、本考案の第1実施例
が示されている。
本実施例の液体容器は、内部に液体を収容し得
るように構成された容器本体1と該容器本体1の
上部開口3を覆蓋すべく容器本体1に螺着脱自在
とされた蓋体2とによつて構成されている。
前記容器本体1は、内周面を構成する真空二重
瓶製の内容器4と、外周面を構成する合成樹脂製
の外ケース5と、上面を構成する合成樹脂製の肩
部材6とを有しており、該肩部材6と外ケース5
とは、肩部材6下面中央部に突設されたネジ筒7
に螺着される環状部材8と肩部材6の周縁に下向
きに突設された係合片9との間に外ケース5上端
部内周に突設された内向きフランジ10を挟着す
ることによつて結合されている。
前記肩部材6の中央部には、前記内容器4と連
通する給液口12が形成されている。
前記肩部材6の上面は、容器本体1の上部開口
3とされ、該上部開口3の口縁部には、注ぎ口1
1が設けられている。本実施例においては、外周
形状円形の肩部材6の一部に嘴状を呈する注ぎ口
11を一体に形成している。なお、外ケース5の
外周形状も前記肩部材6と同様な形状とされてい
る(第3図参照)。
又、肩部材6には、その上部開口3を覆蓋すべ
き蓋体2を螺合するためのネジ穴14が形成され
ている。つまり、容器本体1の上部開口3は、こ
のネジ穴14に螺合される蓋体2によつて覆蓋さ
れるとともに、蓋体2の螺着時においては、前記
給液口12が閉止されることとなつているのであ
る。
前記蓋体2には、前記注ぎ口11を開閉するた
めのカバー部材13が水平位置にて回動し得るよ
うに設けられている。即ち、該カバー部材13
は、その下面に突設された一対の内向きフランジ
17,17を蓋体2の下面に形成された一対の係
合凹部18,18に係合せしめた状態で回動自在
とされており、該係合凹部18,18の端部に係
合された突部19,19間において90°の回動角
範囲に規制されている(第4図参照)。
又、前記蓋体2には、前記内容器4内と注ぎ口
11とを連通する注液通路16の一部を構成する
通水路20が形成されており、該通水路20は、
蓋体2に対して上下変位可能に設けられた栓体1
5によつて開閉せしめられるように構成されてい
る。該栓体15の下端部に形成された弁部15a
は、内容器4の上端開口4aに臨ましめられてお
り、上方変位により前記通水路20の入口を閉止
する如く構成されている。
該栓体15は、その上端部に設けられたバネ受
21と蓋体2内底面との間に介設されたスプリン
グ22によつて閉成方向に付勢されている。
而して、このバネ受21外周に一体に突設され
た爪部23を、前記カバー部材13の頂面から垂
下された筒体13a内周面に突設されたカム片2
4,24に係合せしめ、カバー部材13の回動
(第4図矢印A方向)に伴なつて、前記爪部23
に対してカム片24,24により押し下げ力を作
用せしめ得るように構成されており、この押し下
げ力により栓体15が開成されることとなつてい
るのである。即ち、本実施例においては、前記爪
部23とカム片24,24とによりカバー部材1
3の水平回動変位と栓体15の開閉作動とを連動
せしめるべく作用するカム機構29が構成される
こととなつているのである。
図面中、符号25は把手、26は断熱材であ
る。
上記第1実施例の液体容器は次のように作用す
る。
液体非注出時(即ち、不使用時)には、第1図
図示の如く、注ぎ口11はカバー部材13により
覆蓋される一方、通水路20は栓体15により閉
成されている。
液体注出時(即ち、使用時)には、カバー部材
13を矢印A方向(第3図鎖線図示状態から実線
図示状態)へ90°水平回動させると、注ぎ口11
が開放される一方、栓体15は、カム機構29の
作用(具体的には、カム片24,24によりバネ
受21の爪部23に作用せしめられる押し下げ
力)によつて、スプリング22の付勢力に抗して
押し下げられて開成される(第2図および第3図
参照)。従つて、内容器4内の液体を注ぎ口11
から注出可能となるのである。なお、この時、カ
バー部材13は水平回動されるため、容器本体1
における上部開口3の口縁とカバー部材13との
間に回動操作後においても隙間が生じるようなこ
とはなく、注ぎ口11は、カバー部材13により
形状を限定された(即ち、上部開口3の口縁部と
カバー部材13とに仕切られた)状態で開口せし
められることとなり、円滑な注液を行うことがで
きる。なお、カバー部材13を90°以上回動させ
んとすると蓋体2が螺回動され、蓋体2を取り外
すことができる。
第5図ないし第7図には、本考案の第2実施例
が示されている。この場合、注ぎ口11は、容器
本体1外周より部分的に突出する形状に形成され
ている。又、カバー部材13は、蓋体2上面にお
いて直径方向に形成されたスライド溝27に沿つ
て水平にスライドし得るように構成されている。
符号28は操作用のツマミである。更に、前記カ
バー部材13と栓体15とは、カバー部材13下
面に固定されたカム部材29を介して連係せしめ
られている。つまり、本実施例においては、カバ
ー部材13の水平スライド(矢印B方向へのスラ
イド)に伴つて、栓体15に対してカム部材29
により押し下げ力が作用するように構成されてお
り、カム部材29が、カバー部材13の水平回動
変位と栓体15の開閉作動とを連動せしめるべく
作用するカム機構を構成することとなつているの
である。
上記第2実施例の液体容器は次のように作用す
る。
液体非注出時(即ち、不使用時)には、第5図
図示の如く、注ぎ口11はカバー部材13により
覆蓋される一方、通水路20は栓体15により閉
成されている。
液体注出時(即ち、使用時)には、カバー部材
13の矢印B方向へ水平スライドさせると、第6
図図示の如く、注ぎ口11が開放される一方、栓
体15は、カム部材29により作用せしめられる
押し下げ力によつて、スプリング22の付勢力に
抗して押し下げられて開成される。従つて、内容
器4内の液体を注ぎ口11から注出可能となるの
である。
本考案は、上記各実施例の構成に限定されるも
のではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、蓋体2の上部を
構成する部材の一部からなるカバー部材13を水
平変位させるだけのワンタツチ操作で、注ぎ口1
1と栓体15とが同時に開状態となり、操作性が
極めて良好となり且つ使い勝手も非常に良くなる
という実用的な効果がある。
又、カバー部材13を水平変位させることによ
つて、容器本体1の上部開口縁に形成された注ぎ
口11が開放されるようになしているので、注ぎ
口11の形状を限定するカバー部材13と前記上
部開口縁との間に余分な隙間ができなくなり、液
体注出時における注ぎ口11に続く上部開口縁か
ら注出液のあふれを効果的に防止することができ
るという効果もある。
さらに、内容器4の上端開口4a内に臨ましめ
られた状態の栓体15をカバー部材13の水平変
位と連動させて上下変位させ、該上下変位により
通水路20の開閉を行い得るようにしているの
で、内容器4に収容された液体の保温性が向上す
るとともに、非注出時におけるシール性確保も容
易となるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第5図は本考案の第1および第2
実施例にかかる液体容器の不使用時の状態を示す
上部縦断面図、第2図および第6図は上記第1お
よび第2実施例にかかる液体容器の使用時の状態
を示す上部縦断面図、第3図は上記第1実施例に
かかる液体容器の使用時の状態を示す上部斜視
図、第4図は第1図における蓋体の一部を切除し
た斜視図、第7図は上記第2実施例にかかる液体
容器の不使用時の状態を示す上部斜視図である。 1…容器本体、2…蓋体、3…上部開口、4…
内容器、4a…上端開口、11…注ぎ口、13…
カバー部材、15…栓体、16…注液通路、20
…通水路、29…カム機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体1の上部に、該容器本体1の上部開口
    3を覆蓋し、前記容器本体1の内周面を構成する
    内容器4へ通ずる給液口12を閉止し且つ前記内
    容器4から前記上部開口3の口縁部に形成された
    注ぎ口11に至る注液通路16の一部を構成する
    通水路20を有する蓋体2を螺着脱自在に設ける
    とともに、前記通水路20を、前記内容器4の上
    端開口4a内に臨ましめられた栓体15の上下変
    位により開閉させるように構成した液体容器であ
    つて、前記蓋体2には、該蓋体2の上部を構成す
    る部材の一部からなり、回動またはスライド等の
    水平変位することにより前記注ぎ口11を開閉す
    る如く作用するカバー部材13を付設するととも
    に、該カバー部材13と前記栓体15との間に
    は、カバー部材13の水平変位に伴つて前記栓体
    15を開閉作動せしめる如く作用するカム機構2
    9を介設したことを特徴とする液体容器。
JP6871485U 1985-05-08 1985-05-08 Expired JPH0327563Y2 (ja)

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JP2593359Y2 (ja) * 1993-08-26 1999-04-05 象印マホービン株式会社 液体容器

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