JPS5839152Y2 - 魔法瓶の栓装置 - Google Patents
魔法瓶の栓装置Info
- Publication number
- JPS5839152Y2 JPS5839152Y2 JP5312179U JP5312179U JPS5839152Y2 JP S5839152 Y2 JPS5839152 Y2 JP S5839152Y2 JP 5312179 U JP5312179 U JP 5312179U JP 5312179 U JP5312179 U JP 5312179U JP S5839152 Y2 JPS5839152 Y2 JP S5839152Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam cylinder
- stopper
- plug
- convex portion
- bottle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は魔法瓶の栓装置の改良に関するものである。
従来の魔法瓶の栓装置は、下口部材の栓差込穴に栓体を
螺合嵌着することによって該栓体の先端部で中瓶瓶口を
密栓し、該栓体を若干緩めることによって中瓶瓶口を開
栓するようになっている。
螺合嵌着することによって該栓体の先端部で中瓶瓶口を
密栓し、該栓体を若干緩めることによって中瓶瓶口を開
栓するようになっている。
この場合次のような問題点がある。
(1)栓体の開閉時に、栓体先端部は中瓶瓶口に密着し
た状態で回動せしぬられるため、摩擦が大きくなり、パ
ツキンに過大な力が作用して損傷するおそれがある。
た状態で回動せしぬられるため、摩擦が大きくなり、パ
ツキンに過大な力が作用して損傷するおそれがある。
(2)栓体を螺回動させて開栓するものなので、瓶内負
圧が作用して開栓抵抗が大きくなる。
圧が作用して開栓抵抗が大きくなる。
(3)栓体を若干緩めて開栓するため、栓体と栓差込穴
との螺合部にすき間が生に、注液時に該すき間から漏水
するおそれがある。
との螺合部にすき間が生に、注液時に該すき間から漏水
するおそれがある。
本考案は、上記諸問題点を解消することを目的とするも
ので、以下添付の図面を参照して本考案の実施例にかか
る魔法瓶の栓装置を説明する。
ので、以下添付の図面を参照して本考案の実施例にかか
る魔法瓶の栓装置を説明する。
第1図において、符号1は外装ケース、2は中瓶、3は
下口部材、4は下口部材3の略中央部に形成された栓差
込穴、5は下口部材3の嘴部、6は注口である。
下口部材、4は下口部材3の略中央部に形成された栓差
込穴、5は下口部材3の嘴部、6は注口である。
前記栓差込穴4の周壁7は、嘴部5側で切欠かれ、且つ
その内面には大ピツチの内ネジ8が刻設されている。
その内面には大ピツチの内ネジ8が刻設されている。
この栓差込穴4に螺合嵌着される栓ユニット9は、前記
栓差込穴4の内ネジ8と螺合すべき外ネジ11を有する
栓本体12と該栓本体12の下方に配設されて中瓶2の
瓶口15を開閉する弁体13と栓本体12の上部に回動
自在に配設される操作部材14とによって構t7.され
ている。
栓差込穴4の内ネジ8と螺合すべき外ネジ11を有する
栓本体12と該栓本体12の下方に配設されて中瓶2の
瓶口15を開閉する弁体13と栓本体12の上部に回動
自在に配設される操作部材14とによって構t7.され
ている。
前記栓本体12には、その底部12a中夫に内部中空な
案内筒16が一体に突設されており、該案内筒16下端
部には、4個の切欠縦溝17,17,17.17が栓本
体底部12 aにかけて形成されている。
案内筒16が一体に突設されており、該案内筒16下端
部には、4個の切欠縦溝17,17,17.17が栓本
体底部12 aにかけて形成されている。
又、案内筒16の内面には、前記切欠縦溝17の上端部
位に後述する弁体付勢用のスプリング32を受けるため
の鍔部18が一体に突設されている。
位に後述する弁体付勢用のスプリング32を受けるため
の鍔部18が一体に突設されている。
栓本体12の外周上端には、栓本体12を螺回動させる
際の把手を兼用し且つ後述する操作部材14外周縁を係
止するためのフランジ部19が一体に突設されている。
際の把手を兼用し且つ後述する操作部材14外周縁を係
止するためのフランジ部19が一体に突設されている。
なお、案内筒16は栓本体12より高く形成されており
、その上端には操作部材14の上方への抜けを防止する
円盤状のキャップ20が無理嵌めによって固着されてい
る。
、その上端には操作部材14の上方への抜けを防止する
円盤状のキャップ20が無理嵌めによって固着されてい
る。
該キャップ20の外周縁適宜個所には、覗き穴21が形
成されている。
成されている。
前記弁体13は内部中空に形成されており、その外周上
端には比較的大径の鍔22が、その上面中央部には前記
栓本体12の案内筒16内に遊嵌する内部中空な弁棒2
3がそれぞれ一体に突設されている。
端には比較的大径の鍔22が、その上面中央部には前記
栓本体12の案内筒16内に遊嵌する内部中空な弁棒2
3がそれぞれ一体に突設されている。
前記鍔22には、その上面から下面にかけて略環状のパ
ツキン24が嵌装されている。
ツキン24が嵌装されている。
又、前記弁棒23の下部外周には前記栓本体12の切欠
縦溝17.17,17.17と対応する4個の突起25
,25,25.25が一体に突設される一方、前記弁棒
23内には、上方よりリベット状のスプリング受26が
無理嵌めされている。
縦溝17.17,17.17と対応する4個の突起25
,25,25.25が一体に突設される一方、前記弁棒
23内には、上方よりリベット状のスプリング受26が
無理嵌めされている。
弁体13の内部には断熱材27が充填されている。
符号34は弁体13の底蓋である。前記操作部材14は
、略環状の把手部28と該把手部28の内周縁に垂設さ
れたカム筒29とからなっており、該カム筒29の下端
には、前記弁棒23の突起25と係合すべき凹部30及
び凸部31が連続的に形成されている。
、略環状の把手部28と該把手部28の内周縁に垂設さ
れたカム筒29とからなっており、該カム筒29の下端
には、前記弁棒23の突起25と係合すべき凹部30及
び凸部31が連続的に形成されている。
該凹部30と凸部31とはそれぞれ90°間隔で4個形
成され、且つ凹部30の一側面は操作部材14の回動操
作を容易ならしめるために傾斜面30 aとされる一方
、凸部31の先端は、突起25が係合し易いように平坦
部31 aと小突起31 bとからなっている。
成され、且つ凹部30の一側面は操作部材14の回動操
作を容易ならしめるために傾斜面30 aとされる一方
、凸部31の先端は、突起25が係合し易いように平坦
部31 aと小突起31 bとからなっている。
即ち、突起25と凸部31とが係合する時は、突起25
は小突起31 bによって位置決めされて平坦部31
bと係合する。
は小突起31 bによって位置決めされて平坦部31
bと係合する。
尚、把手部28の外周縁は下向きに屈曲されて栓本体1
2のフランジ部19上面に当接される。
2のフランジ部19上面に当接される。
更に把手部28上面には、栓本体12のキャップ20に
形成された覗き穴21に対応する位置に環状の表示板3
3か貼設されており、該表示板33には、カム筒29の
凹部30及び凸部31に対応する位置に出る及び出ない
の表示が施されている。
形成された覗き穴21に対応する位置に環状の表示板3
3か貼設されており、該表示板33には、カム筒29の
凹部30及び凸部31に対応する位置に出る及び出ない
の表示が施されている。
この栓ユニット9を組立てるには、次のようにする。
栓本体12の案内筒16内に、下方より弁体13の弁棒
23を各切欠縦溝17に各突起25を係合しつつ遊嵌し
た後、弁棒23内に上方よりスプリング受26をこれと
案内筒16内に突設せる鍔部18との間にスプリング3
2を介在させつつ無理嵌めする。
23を各切欠縦溝17に各突起25を係合しつつ遊嵌し
た後、弁棒23内に上方よりスプリング受26をこれと
案内筒16内に突設せる鍔部18との間にスプリング3
2を介在させつつ無理嵌めする。
このようにすることによって、弁体13は栓本体12に
対して上下方向にのみ変位可能となる。
対して上下方向にのみ変位可能となる。
次いで、前記案内筒16外に上方より操作部材14のカ
ム筒29を回動自在に遊嵌して該カム筒29の凹部30
あるいは凸部31と弁棒23の各突起25とを係合せし
めた後、案内筒16上端にキャップ20を無理嵌めして
操作部材14の抜は止めを行なう。
ム筒29を回動自在に遊嵌して該カム筒29の凹部30
あるいは凸部31と弁棒23の各突起25とを係合せし
めた後、案内筒16上端にキャップ20を無理嵌めして
操作部材14の抜は止めを行なう。
次に図示の魔法瓶の栓装置の作用を説明する。
第1図図示の状態においては、操作部材14におけるカ
ム筒29の凸部31と弁棒23の突起25とが係合して
おり、弁体13は下方に押し下げられて中瓶瓶口15を
閉栓している。
ム筒29の凸部31と弁棒23の突起25とが係合して
おり、弁体13は下方に押し下げられて中瓶瓶口15を
閉栓している。
この時、キャップ20の覗き穴21には出ないの表示が
表われる。
表われる。
中瓶2内の液体を注出しようとする時には、操作部材1
4を矢印Aの方向に回動させると、弁棒23の突起25
はカム筒29の凸部31を乗り超えて凹部30と係合す
ることとなり、弁体13はスプリング32の付勢力によ
って上動して第2図図示の如く中瓶瓶口15を開栓する
。
4を矢印Aの方向に回動させると、弁棒23の突起25
はカム筒29の凸部31を乗り超えて凹部30と係合す
ることとなり、弁体13はスプリング32の付勢力によ
って上動して第2図図示の如く中瓶瓶口15を開栓する
。
この時、キャップ20の覗き穴21には出るの表示が表
われる。
われる。
従って、魔法瓶を傾むけて中瓶2内の液体を注出するこ
とができる。
とができる。
この開栓状態においては、弁体13の鍔22は栓本体底
部12 aにパツキン24を介して水蜜的に密着される
こととなり、鍔部22は注液時における整流作用を果す
。
部12 aにパツキン24を介して水蜜的に密着される
こととなり、鍔部22は注液時における整流作用を果す
。
更に操作部材14を矢印A方向に回動せしめると、弁棒
23の突起25はカム筒29の凸部31と係合し、第1
図の状態に復帰する。
23の突起25はカム筒29の凸部31と係合し、第1
図の状態に復帰する。
続いて本考案の魔法瓶の栓装置の効果を以下に列記する
。
。
即ち、本考案によれば、
(1)中瓶瓶口15を開閉する弁体13は、操作部材1
4の回動操作に応じて、上下方向にのみ変位して開閉作
動するので、開閉作動時に弁体13と中瓶瓶口15との
接触面に摩擦力が作用せず、両者間のシール性を長期に
互って維持することができる、(2)開栓時には、弁体
13はスプリング32の付勢力によって上方に変位する
ので、中瓶2内の負圧の影響が少なくなり、開栓抵抗が
小さくなる、(3)栓本体12を栓差込穴4に螺着させ
たままで弁体13のみを操作部材14の回動操作によっ
て上方に変位せしめて開栓するようにしたので、注液時
に栓本体12と栓差込穴4との間から漏水するおそれが
なくなる、 等の実用的な効果がある。
4の回動操作に応じて、上下方向にのみ変位して開閉作
動するので、開閉作動時に弁体13と中瓶瓶口15との
接触面に摩擦力が作用せず、両者間のシール性を長期に
互って維持することができる、(2)開栓時には、弁体
13はスプリング32の付勢力によって上方に変位する
ので、中瓶2内の負圧の影響が少なくなり、開栓抵抗が
小さくなる、(3)栓本体12を栓差込穴4に螺着させ
たままで弁体13のみを操作部材14の回動操作によっ
て上方に変位せしめて開栓するようにしたので、注液時
に栓本体12と栓差込穴4との間から漏水するおそれが
なくなる、 等の実用的な効果がある。
第1図及び第2図は本考案の実施例にかかる魔法瓶の栓
装置の閉栓時及び開栓時における縦断面図、第3図は第
1図の魔法瓶の栓装置における栓ユニットの分解斜視図
である。 3・・・・・・下口部材、4・・・・・・栓差込穴、9
・・・・・・栓ユニット、12・・・・・・栓本体、1
3・・・・・・弁体、14・・・・・・操作部材、15
・・・・・・中瓶瓶口、16・・・・・・案内筒、17
・・・・・・グ欠縦溝、23・・・・・・弁棒、25・
・・・・・突起、29・・・・・・カム筒、30・・・
・・・凹部、31・・・・・・凸部、32・・・・・・
スプリング。
装置の閉栓時及び開栓時における縦断面図、第3図は第
1図の魔法瓶の栓装置における栓ユニットの分解斜視図
である。 3・・・・・・下口部材、4・・・・・・栓差込穴、9
・・・・・・栓ユニット、12・・・・・・栓本体、1
3・・・・・・弁体、14・・・・・・操作部材、15
・・・・・・中瓶瓶口、16・・・・・・案内筒、17
・・・・・・グ欠縦溝、23・・・・・・弁棒、25・
・・・・・突起、29・・・・・・カム筒、30・・・
・・・凹部、31・・・・・・凸部、32・・・・・・
スプリング。
Claims (1)
- 下口部材3の栓差込穴4に螺合嵌着される栓ユニット9
において、栓本体12の底部中央に案内筒16を上向き
に一体に突設し且つ該案内筒16下端部には適数個の切
欠縦溝17,17・・・・・・を形成し、前記栓本体1
2の下方に位置して中瓶瓶口15を開閉する弁体13の
弁棒23下部外周には前記切欠縦溝17.17・・・・
・・と対応する突起25.25・・・・・・を一体に突
設し、更に前記栓本体12上部に回動自在に配設される
操作部材14には下端に前記突起25.25・・・・・
・と係合すべき凹部30及び凸部31を連続形成したカ
ム筒29を一体に垂設するとともに、前記案内筒16内
には、前記弁棒23を、前記各切欠縦溝17゜17・・
・・・・に前記各突起25.25・・・・・・を係合し
且つスプノング32で上方に付勢して遊嵌する一方、前
記案内筒16外には前記カム筒29をその凹部30ある
いは凸部31と前記突起25.25・・・・・・とを係
合せしめるべくして遊嵌し、前記操作部材14の回動操
作に応じて、前記弁棒突起25.25・・・・・・を前
記カム筒29の凹部30あるいは凸部31に係合せしめ
ることによって前記弁体13をして中瓶瓶口15を開閉
せしめ得るようにしたことを特徴とする魔法瓶の栓装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5312179U JPS5839152Y2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 魔法瓶の栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5312179U JPS5839152Y2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 魔法瓶の栓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55153030U JPS55153030U (ja) | 1980-11-05 |
JPS5839152Y2 true JPS5839152Y2 (ja) | 1983-09-03 |
Family
ID=28945546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5312179U Expired JPS5839152Y2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 魔法瓶の栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5839152Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-19 JP JP5312179U patent/JPS5839152Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55153030U (ja) | 1980-11-05 |
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