JPH047098Y2 - - Google Patents

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JPH047098Y2
JPH047098Y2 JP1985055661U JP5566185U JPH047098Y2 JP H047098 Y2 JPH047098 Y2 JP H047098Y2 JP 1985055661 U JP1985055661 U JP 1985055661U JP 5566185 U JP5566185 U JP 5566185U JP H047098 Y2 JPH047098 Y2 JP H047098Y2
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JP
Japan
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bottle
wall
cap
spoon
locking
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JP1985055661U
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JPS61172048U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、内部にスプーンを収納する空間を形
成した壜体用のワンタツチ式の合成樹脂製キヤツ
プに関するものである。
「従来の技術」 例えばインスタントコーヒーのような食品を収
納する壜体にあつては、コーヒーの粉末を取り出
すためにスプーンは不可欠であり、壜体と共にス
プーンが配置されていれば、使用に便利である。
しかし、壜体にスプーンが組み込まれたものの提
供は現在のところ知られていない。密封蓋が除去
される缶詰にあつては、実公昭44−28552号公報
に示される如く密封蓋の除去後に密封蓋に代わつ
て嵌着される着脱自在な被蓋の裏面にスプーンを
取り付けたものが提案されている。つまり、本来
の蓋以外に当初は全く役することのない無用の蓋
体を用意するとしたものである。
「考案が解決しようとする問題点」 叙上の缶詰における手段を壜体に適用するのは
種々の事情からして現実的ではない。何故なら
ば、蓋裏面にスプーンを取り付ける、つまり、ス
プーンが壜内に露呈するのでは、スプーンを蓋裏
面に取り付ける際には内容物への水分混入、内容
物のスプーンへの付着を回避すべく常に水分を充
分にふき取る等の注意が必要であり、極めて煩わ
しく、これでは使用に便利さを感じるのは困難で
あるからである。
本考案は、従来の技術におけるが如き煩わしさ
を解消して使い易いものの提供を目的としてい
る。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案のキヤツプ
においては、壜体の一部に設けられた係止部を押
圧により乗り超えて前記壜体の口筒に組み付き係
止して閉状態を維持し、僅かの回動で壜体のテー
パー傾斜面に押し上げられて前記係止を解いて前
記口筒から離脱するキヤツプであつて、短筒形状
の筒壁の上端に頂壁を連設すると共に、前記筒壁
の内周面下部に前記係止部に下方から係止する係
止突片を設け、前記頂壁上面の周縁に前記筒壁を
延長して収納壁を立設することによりスプーン収
納空間を形成したキヤツプ本体と、前記収納壁の
上端の一辺にヒンジ片を介して設けられる前記ス
プーン収納空間を開閉する蓋板とから成るとした
ものである。
すなわち、或る種の壜体にあつては、壜体全体
が例えば角筒形状をしており、壜体にキヤツプを
組み付けて壜体を閉状態にした際に、壜体の外周
面の延長線上にキヤツプの外周面が位置して、各
面が面一となる位置合せキヤツプが使用されてい
るが、壜体に対するキヤツプの着脱操作を簡単に
するべく、係止突片を利用してワンタツチで前記
着脱操作を達成し、壜体の頂面をテーパー面とし
てこのテーパー面により壜体に対するキヤツプの
位置合わせをガイドする構成のものが開発されて
いる。
この構成によれば、開操作がキヤツプの僅かの
回動で達成でき、閉操作は単に嵌め込むだけでよ
いので、極めて取り扱い易いものとなつている。
本考案ではこのキヤツプについてスプーン配置を
とり行なうことで、一層の好便性を発揮させたも
のであり、これを図において説明するならば、壜
体1の一部に設けられた係止部を押圧により乗り
越えて壜体1の口筒3に組み付き係止して閉状態
を維持し、僅かの回動で壜体1のテーパー傾斜面
に押し上げられて前記係止を解いて口筒3から離
脱するようになつており、キヤツプ本体6と蓋板
17とから構成される。
キヤツプ本体6は、短筒形状の筒壁7の上端に
頂壁10を連結すると共に、前記筒壁7の内周面
下部に前記壜体1の係止部に下方から係止する係
止突片8を設け、前記頂壁10上面の周縁に前記
筒壁7を延長して収納壁11を立設することによ
りスプーン22の収納空間12を形成したもので
ある。
そして蓋板17は、キヤツプ本体6の前記収納
壁11の上端の一辺にヒンジ片18を介して設け
られており、前記スプーン収納空間12を開閉す
るようになつている。
「作用」 上記した構成のキヤツプにあつて、スプーン2
2は収納空間12内に収納されて蓋板17を閉じ
ることにより保持され、蓋板17を開いて取り出
すことにより使用に供することができる。
つまり、スプーン収納空間12は壜体1内に構
成されるのではなくして、壜体1内空間とは区画
されてキヤツプ本体6内に構成されたものであ
り、頂壁10を受底とするものとなつているの
で、スプーン22は単に頂壁10上に載置すれば
良く、水分が付着していても壜体1内空間とは区
画されているので、何んらの不都合は生じること
がない。
また、キヤツプ本体6は、係止突片8が口筒3
の係止部に下方から係止することによつてこの口
筒3を閉鎖し、任意方向に回動させることにより
前記壜体1のテーパー傾斜面に当接して押し上げ
られ、前記口筒3から離脱するのである。
逆に、キヤツプ本体6を組み付けるには、壜体
1に対する位置合せをした後押し込めば、筒壁7
の下部が弾性変形して、係止突片8は係止部を乗
り越えて下方から係止するのである。
「実施例」 実施例について図面に従つて説明すると、壜体
1は、有底角筒形状の動体2の上端にテーパー傾
斜面を有する角錐筒形状の頂板5を連設し、外周
面に前記係止部として係止状4を周設した短円筒
形状の口筒3を、この頂板5の中央に立設した構
成である。
壜体1の口筒3に組み付けられるキヤツプ本体
6は、筒壁7と頂壁10と収納壁11とから構成
されるが、筒壁7の内周面上端部には頂壁10と
僅かの間隙をあけて周条9が周設されており、こ
の周条9と頂壁10との間に、口筒3にキヤツプ
を組み付けた際に、口筒3上端に弾接するパツキ
ン21が配されている。
図示実施例において、壜体1は四角筒形状であ
つて、キヤツプ本体6もこれに対応した四角筒形
状であり、収納壁11の一辺である後端の内面に
上方に開口する短筒形状の組付部15が設けら
れ、蓋板17後端にヒンジ片18を介して連設さ
れた組付片19が組付部15に嵌入固定されるこ
とにより、キヤツプ本体6に対する蓋板17の組
付けが達成されるものとなつている。
また、収納壁11の上部は肉薄になつていて、
内周面に段階13が形成されており、蓋板17を
閉じた際に蓋板17下面周縁がこの段部13に乗
載当接し、閉鎖限を設定する。
さらに、収納壁11の前端上端には切欠き14
が設けられ、この切欠き14の直下の内周面には
係止溝16が刻設されていて、蓋板17を閉じた
際に、蓋板17前端に垂下設された係止舌片20
がこの係止溝16に係止して閉姿勢が維持され、
切欠き14部分で指により蓋板17前端を引つ掛
けて係止溝16との係止を解き、開くことができ
るようになつている。
しかして、収納空間12は頂壁10によつて壜
体1内空間と区画されているために、収納空間1
2に納めるスプーン22は壜体1内収容物と接触
することはないので、水分が付着していても不都
合は生じないし、壜傾倒等によつて収容物が付着
することも絶対にない。また、その納め方も単に
頂壁10上に載せるだけの煩わしさの全くないも
のである。
「考案の効果」 本考案は以上説明したような構成となつている
ので、壜体にあつてもキヤツプの一部に常にスプ
ーンを配置しておくことができてその取扱いも極
めて便宜なものとなり、口筒に対する離脱操作は
僅かの回動で達成できしかも装着も簡単であるの
で、蓋板を開いた状態ですら操作することが可能
となり、構成が簡単であつて成形組み立ても容易
である等、多くの優れた作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の開状態の断面斜視図である。 符号の説明、1……壜体、2……胴体、3……
口筒、4……係止条、5……頂板、6……キヤツ
プ本体、7……筒壁、8……係止突片、10……
頂壁、11……収納壁、12……収納空間、17
……蓋板、18……ヒンジ片、22……スプー
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壜体の一部に設けられた係止部を押圧により乗
    り越えて前記壜体の口筒に組み付き係止して閉状
    態を維持し、僅かの回動で壜体のテーパー傾斜面
    に押し上げられて前記係止を解いて前記口筒から
    離脱するキヤツプであつて、短筒形状の筒壁の上
    端に頂壁を連設すると共に、前記筒壁の内周面下
    部に前記係止部に下方から係止する係止突片を設
    け、前記頂壁上面の周縁に前記筒壁を延長して収
    納壁を立設することによりスプーン収納空間を形
    成したキヤツプ本体と、前記収納壁の上端の一辺
    にヒンジ片を介して設けられる前記スプーン収納
    空間を開閉する蓋板とから成るスプーンを収納し
    た壜体用ワンタツチ式合成樹脂製キヤツプ。
JP1985055661U 1985-04-15 1985-04-15 Expired JPH047098Y2 (ja)

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JP1985055661U JPH047098Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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JP1985055661U JPH047098Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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Publication Number Publication Date
JPS61172048U JPS61172048U (ja) 1986-10-25
JPH047098Y2 true JPH047098Y2 (ja) 1992-02-26

Family

ID=30578542

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JP1985055661U Expired JPH047098Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2547047Y2 (ja) * 1990-07-21 1997-09-03 ニチバン株式会社 収納容器を有する展示体
JP2005200100A (ja) * 2003-11-27 2005-07-28 Masayuki Makita ボトルキャップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4428552Y1 (ja) * 1967-11-04 1969-11-26
JPS5768355A (en) * 1980-10-03 1982-04-26 Crown Cork Japan Sealing member disposed into shell of vessel cover

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JPS61172048U (ja) 1986-10-25

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