JP2547047Y2 - 収納容器を有する展示体 - Google Patents

収納容器を有する展示体

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JP2547047Y2
JP2547047Y2 JP1990077001U JP7700190U JP2547047Y2 JP 2547047 Y2 JP2547047 Y2 JP 2547047Y2 JP 1990077001 U JP1990077001 U JP 1990077001U JP 7700190 U JP7700190 U JP 7700190U JP 2547047 Y2 JP2547047 Y2 JP 2547047Y2
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ear piece
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storage container
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JP1990077001U
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福末 岩瀬
幸子 渡辺
捨夫 二村
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Nichiban Co Ltd
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Nichiban Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は収納容器を有する展示体に関するもので、
更に詳細には、物品を収納保護し、更に、収納保護され
た物品の展示に供される収納容器を有する展示体の改良
に係るものである。
【従来の技術】
一般に、物品を収納保護した状態で店頭に陳列する展
示体として、係止孔を有する台紙に物品を収納する収納
部を有する透明の合成樹脂製カバーを溶着等により固定
したものや、あるいは、カバーの側縁部をコ字状に折曲
して、これに台紙を着脱可能に差込んだもの等が知られ
ている。 しかし、これらの展示体においては、物品を取出した
後は収納容器として使用できないという大きな欠点があ
った。 この問題を解決する手段として、ヒンジ部を介して接
離自在に接続される一対の容器半体と、これら容器半体
の相対する面間に形成された物品収容部の外周に沿設さ
れる互いに嵌合可能な凹部及び凸部とを有し、上記凹部
と凸部とを嵌合させることにより、上記収納部を密閉し
て物品を収納する包装体が知られている(実開平1-1007
67号公報参照)。この包装体により物品を展示するに
は、係止孔を有する台紙に設けられた取付孔において、
凹部と凸部を嵌合すると共に、取付孔の適宜位置に設け
られた切欠において容器半体同士を溶着等にて固定す
る。そして、物品を取出す場合には、溶着固定部を引離
して容器半体を開いた後、物品を取出し、以後、包装体
を収納容器として使用できるようになっている。 また、別の収納容器として、出願人が先に開発した巻
テープ包装ケースが知られている(実開平2-61865号公
報参照)。この包装ケースは、巻テープ等の物品を収納
する収納部の外周に外側壁を突設すると共に、収納部の
上縁に吊下部を延設したケース本体と、外側壁に嵌合し
て収納部内の物品をカバーする蓋体とで構成されてお
り、物品取出し後、収容容器として使用できるようにな
っている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者すなわち実開平1-100767号公報に
記載の包装体においては、展示状態時に容器半体同士が
溶着等によって固定されるため、物品の取出しが面倒で
あり、無理に容器半体を引離すと、溶着部が欠損してし
まい、体裁が悪いばかりか、以後の収納容器としての機
能に支障をきたすという問題がある。 これに対し、後者すなわち実開平2-61865号公報に記
載の包装ケースによれば、溶着等による固定でないた
め、上記のような問題はないが、外側壁と蓋体とが比較
的大きな面積で密封状に嵌合する構造であるため、収納
容器として使用する場合には、蓋体の着脱が面倒である
という問題がある。 この考案は上記事情に鑑みなされたもので、展示時に
は物品を確実に保護し、物品の取出しを容易にすると共
に、物品取出し後の使用も可能にした収納容器を有する
展示体を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、ヒンジ部を
介して接離自在に接続される一対のほぼ四角形状の容器
半体と、これら容器半体の相対する面間に形成された物
品収納部の外周に沿設される互いに嵌合可能な凹部及び
凸部とを有し、上記凹部と凸部とを嵌合させることによ
り、上記物品収納部を密閉して物品を収納する収納容器
と、この収納容器の物品収納部を嵌挿し得る開口部を有
する台紙とから成る収納容器を有する展示体であって、
上記容器半体は、上記ヒンジ部と対角線上の隅角部の相
対する面に、それぞれ異なる長さの耳片を突設し、上記
台紙における上記開口部の上部近傍位置に、耳片挿入用
スリットを設け、物品が収納された上記物品収納部の外
周の相対する面間で上記開口部を挾持した状態で、上記
耳片のうちの一方を上記耳片挿入用スリット内に挿入す
ると共に、この耳片をほぼクランク状に屈曲し、この耳
片の上端側と他方の耳片の上端側とを平坦状に接触させ
るようにした、ことを特徴とするものである。 この考案において、上記容器半体は物品収納部を有す
ると共に、その外周に互いに嵌合可能な凹部及び凸部を
有するものであれば任意の材質のものであってもよい
が、好ましくは透明な合成樹脂製である方がよい。この
場合、物品収納部内に物品の説明書を入れることによ
り、物品の品名、用途等の表示が明確となる。 また、この考案において、上記台紙の耳片挿入用スリ
ット内に挿入される耳片は長い方の耳片であっても差し
支えないが、物品の取出しを容易にするためには短い方
の耳片を挿入する方が好ましい。
【作用】
上記のように構成されるこの考案の収納容器を有する
展示体によれば、展示状態では、台紙に設けられた耳片
挿入用スリット内に一方の耳片を挿入すると共に、この
耳片をほぼクランク状に屈曲し、この耳片の上端側と他
方の耳片の上端側とを平坦状の接触させることにより、
収納容器と台紙の固定を強固に行うことができると共
に、展示の際の陳列を容易かつ整然にすることができ、
また、縦方向に段積み展示する場合に安定性が得られ
る。 また、台紙から収納容器を容易に取り出すことがで
き、取り出された収納容器を単独で使用することができ
る。
【実施例】
以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明する。 第1図はこの考案における収納容器の一例の斜視図が
示されている。 第1図に示す収納容器1は、巻テープの収納容器で、
ほぼ四角形状に形成される一対の容器半体2,3と、これ
ら容器半体2,3の1つの隅角部において容器半体2,3同士
を接離自在に接続するヒンジ部4と、ヒンジ部4と対角
線上の隅角部の相対する面に突設される異なる長さの耳
片5,6とで主要部が構成されている。 容器半体2,3は、それぞれ物品である巻テープ7を収
納する物品収納部8,9(以下に収納部という)を有して
おり、一方の容器半体2の収納部8内には巻テープ7の
巻芯7aを嵌入する突出部10が屈曲形成されと共に、収納
部8の外周には凸部11が沿設されている。また、他方の
容器半体3の収納部9の外周には凸部11と嵌合し得る凹
部12が沿設されている。 上記のように構成されるこの考案に係る収納容器1
は、1枚の比較的硬質な保型性を有する透明の合成樹脂
製シートにて形成されている。 なお、第1図において、符号13は容器半体2の収納部
8内に配設される物品説明書で、収納部8より僅かに小
さな四角形状に形成されると共に、その中心部に突出部
10が嵌入する透孔14が設けられている。 次に、上記のように構成される収納容器の展示体につ
いて第2図ないし第4図を参照して説明する。 第2図はこの考案の展示体の正面図、第3図は第2図
のIII-III断面図が示されている。 この考案の展示体15は、上部に係止孔16を有する台紙
17の下側部に、収納部8,9を嵌挿し得る開口部18を設け
ると共に、この開口部18の上部近傍位置に、耳片挿入用
スリット19を設け、巻テープ7が収納された収納部8,9
の外周の相対する面間にて開口部18を挾持すると共に、
短い方の耳片5を耳片挿入用スリット19内にクランク状
に屈曲して挿入し、そして、この短い方の耳片5の上端
側と他方の長い方の耳片6の上端側とを平坦状に接触さ
せて、例えばステープラーの針20にて固定して成る(第
4図参照)。 したがって、両容器半体2,3の凹部12と凸部11とを嵌
合することによって巻テープ7は密封状態で収納され
る。また、収納部8,9の外周の相対する面間にて開口部1
8を挾持すると共に、短い方の耳片5を耳片挿入用スリ
ット19内に挿入するので、短い方の耳片5を有する容器
半体3が他方の容器半体2から不用意に離れようとして
も、短い方の耳片5が台紙17によって阻止されるので、
収納容器1と台紙17との固定が確実になる。 上記のように構成される展示体15は巻テープ7を収納
した状態で係止孔16が陳列用支持棒(図示せず)に係合
された状態で容易に陳列・展示することができる。この
際、両耳片5,6は平坦状に接触されているので、縦方向
に段積み展示する場合に安定性が得られる。そして、展
示体15から巻テープ7を取出すには、長い方の耳片6を
持って短い方の耳片5から引離してステープラーの針20
を外した後、更に長い方の耳片6を引っ張れば、凹部12
と凸部11の嵌合状態が解除されて、容器半体2,3が開
き、収納部8内の巻テープ7を取出すことができる。 巻テープ7を取出した後、短い方の耳片5を耳片挿入
用スリット19から外せば、収納容器1を以後の巻テープ
7の保護容器として使用することができる。この場合、
収納容器1の収納部8内に物品説明書13が収納されてい
るので、台紙17を廃棄しても物品の品名、用途等を明確
に表示することができる。 なお、上記実施例では短い方の耳片5と長い方の耳片
6との接触部をステープラーの針20にて固定した場合に
ついて説明したが、必ずしもステープラーの針20にて固
定する場合に限定されるものではなく、粘着テープ等に
て固定しても同様である。また、上記実施例では物品が
巻テープ7の場合について説明したが、勿論、その他の
物品についても同様に保護収納及び展示することができ
る。
【考案の効果】
以上に説明したように、この考案の収納容器を有する
展示体によれば、展示状態では、台紙に設けられた耳片
挿入用スリット内に容器半体に設けられた一方の耳片を
挿入すると共に、この耳片をほぼクランク状に屈曲し、
この耳片の上端側と他方の耳片の上端側とを平坦状に接
触させるので、収納容器と台紙の固定を強固に行うこと
ができると共に、展示の際の陳列を容易かつ整然にする
ことができ、また、縦方向に段積み展示する場合に安定
性が得られる。 また、台紙から収納容器を容易に取り出すことがで
き、取り出された収納容器を単独で使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の収納容器の斜視図、第2図はこの考
案の展示体の正面図、第3図は第2図のIII-III断面
図、第4図は第3図の要部拡大断面図である。 符号説明 (2,3)……容器半体 (4)……ヒンジ部 (5)……短い方の耳片 (6)……長い方の耳片 (8,9)……物品収納部 (11)……凸部 (12)……凹部 (16)……係止孔 (17)……台紙 (18)……開口部 (19)……耳片挿入用スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−133862(JP,A) 実開 昭59−112749(JP,U) 実開 昭52−22380(JP,U) 実開 昭57−64458(JP,U) 実開 平1−100767(JP,U) 実開 昭55−131151(JP,U) 実開 昭61−74565(JP,U) 実開 昭61−172048(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンジ部を介して接離自在に接続される一
    対のほぼ四角形状の容器半体と、これら容器半体の相対
    する面間に形成された物品収納部の外周に沿設される互
    いに嵌合可能な凹部及び凸部とを有し、上記凹部と凸部
    とを嵌合させることにより、上記物品収納部を密閉して
    物品を収納する収納容器と、この収納容器の物品収納部
    を嵌挿し得る開口部を有する台紙とから成る収納容器を
    有する展示体であって、 上記容器半体は、上記ヒンジ部と対角線上の隅角部の相
    対する面に、それぞれ異なる長さの耳片を突設し、 上記台紙における上記開口部の上部近傍位置に、耳片挿
    入用スリットを設け、 物品が収納された上記物品収納部の外周の相対する面間
    で上記開口部を挾持した状態で、上記耳片のうちの一方
    を上記耳片挿入用スリット内に挿入すると共に、この耳
    片をほぼクランク状に屈曲し、この耳片の上端側と他方
    の耳片の上端側とを平坦状に接触させるようにした、 ことを特徴とする収納容器を有する展示体。
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JPH0435565U JPH0435565U (ja) 1992-03-25
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