JPH0138053Y2 - - Google Patents

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JPH0138053Y2
JPH0138053Y2 JP15796784U JP15796784U JPH0138053Y2 JP H0138053 Y2 JPH0138053 Y2 JP H0138053Y2 JP 15796784 U JP15796784 U JP 15796784U JP 15796784 U JP15796784 U JP 15796784U JP H0138053 Y2 JPH0138053 Y2 JP H0138053Y2
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container
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の属する技術分野」 本考案は、簡易ブリスター容器に関するもので
ある。更に詳しくは、物品を収納して台紙と組み
合せてブリスター(Blister:語源的には水ぶく
れ水泡の意)容器とするのが容易であり、台紙か
ら離して収納物品を取り出したのちは、普通の容
器として使用可能な、簡易ブリスター容器に関す
るものである。
「従来の技術」 従来から、透明な熱可塑性樹脂製薄板と台紙と
を組み合せたブリスター容器が知られている。こ
のブリスター容器は、商品の名称、使用法等を印
刷した台紙に、物品を収納した透明な容器を接着
したものである。この容器は、物品の保護、在庫
管理が容易である。商品の内容を肉眼で観察でき
る、能率的な包装ができる等の利点があり、多く
の物品収納に活用されている。
しかし、従来知られているブリスター容器は、
透明な熱可塑性樹脂製薄板と台紙とを接着する
(例えば特公昭50−18836号参照)ので、そのため
に特別な装置を必要とするので、一品種多量生産
の物品の収納には好適であるが、一品種少量生産
の物品の収納には適切ではない。また従来のもの
は、容器を台紙から剥して物品を取り出したあと
は、容器は他の用途に転用できないという欠点が
あつた。
「考案が解決しようとした問題点」 本考案は、一品種少量生産の物品の収納に適
し、容器を台紙から離して物品を取り出したあと
は、普通の容器として使用可能な簡易ブリスター
容器を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 しかして上記問題点を解決するために、本考案
では、容体2と蓋体3とが連結部4で連結された
容器1の容体2と蓋体との間に、台紙5を挟んだ
簡易ブリスター容器において、 台紙5には容体2のフランジ部6の凸状部7を
挿入できる穴8が穿設されてなり、 容体2の開口部には断面ほぼコ字型であつて断
面の外側壁に凹状溝9を設けた凸状部7と、その
外側に延在する平面部10とで構成されるフラン
ジ部6が形成され、 蓋体3にはフランジ部6に対応し、凹状溝9に
嵌合する凸状環11と、これに連接し平面部10
に対応する外側平面部12とが形成されてなり、 台紙の穴8に、台紙の一面から凸状部7を挿入
し、容体フランジ部の平面部10を穴8の周囲に
当接させ、連結部4を折り曲げて台紙の他面から
蓋体を被せ、凸状部の凹状溝9に蓋体の凸状部1
1を嵌合させ、外側平面部12を台紙5に当接さ
せた安易ブリスター容器を要旨とする。
「実施例」 以下、本考案を図面にもとづいて詳細に説明す
るが、本考案はその要旨を超えない限り、以下の
例に限定されるものではない。
第1図は、本考案に係る簡易ブリスター容器の
一例の正面図、第2図は、第1図の−部分に
おける縦断側面図である。
図において、1は容器、2は容体、3は蓋体、
4は連結部、5は台紙、6はフランジ部、7は凸
状部、8は台紙穴、9は凹状溝、10は平面部、
11は凸状環、12は外側平面部、13は舌片、
14は説明文、15は小穴である。
容器1は、連結部4で容体2と蓋体3とを連結
した構造とする。連結部4で連結しておくことに
より、容体と蓋体とがはなればなれになつて不明
になることがなく、容器1を台紙から離して再使
用する際に都合がよい。
容体2には、その開口部に断面ほぼコ字型であ
つてこのコ字型断面壁の外側壁に凹状溝9を設け
た凸状部7と、その外側に延在する平面部10と
で構成されるフランジ部6を形成する。このフラ
ンジ部6は、容体2の開口部を補強すると同時に
蓋体3のフランジ部6に対応する部分とともに台
紙を挟む機能を果す。
容体2の形状は、第1図、第2図に示したよう
に逆円すい台型であつてもよいし、多角形の逆す
い台型であつてもよい。開口部に設ける断面ほぼ
コ字型の凸状部7は、容体2の平面形状に相似形
とするのがよい。凸状部7は一方を容体側壁に連
結させ、上部で外側に平面又は曲面に延ばし、こ
の面に連結させて下側に延びる外側壁とによつて
構成する。外側壁には、その適所に全周に連続に
又は不連続にして、凹状溝9を設ける。この凹状
溝9は、施蓋した際に蓋体の対応する部分と嵌合
させる。
蓋体3には、容体のフランジ部に対応し、凸状
部7の外側壁に設けられた凹状溝9に嵌合させる
凸状環11と、これに連接し平面部10に対応す
る外側平面部12とを形成する。第2図では、蓋
体2の中央部分は平面状にされているが、この部
分は種々の形状に膨らますことができる。
容器1は、透明な熱可塑性樹脂製薄板より構成
するのがよい。透明な熱可塑性樹脂としては、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリカーボネート、ポリアクリレ
ート、ポリメチルメタクリレート等があげられ
る。薄板は、0.05〜2mmの厚さのものでよい。
容体2と蓋体3とよりなる容器は、透明な合成
樹脂製薄板から、真空成形法、圧空成形法、これ
らを組み合せた成形法等によつて成形することが
できるし、透明な合成樹脂材料から射出成形法に
よつて製造することもできる。なお、この際、連
結部4を折り曲げが容易なように、側面形状(第
1図の場合A方向から見た形状)が円形、多角形
状にするのがよい。
本考案に係る簡易ブリスター容器は、上記容器
1と台紙5との組み合わせより構成される。
台紙5は、多くの場合高級厚紙から調製するの
がよいが、その他合成樹脂薄板、金属薄板から調
製したものであつてもよい。台紙5には、容体の
フランジ部の凸状部7を挿入する穴8を穿設す
る。この穴8は、凸状部7の外側壁の形状に沿つ
た形状とするのがよいが、若干の変形は許され
る。
容器1と台紙5とを組み合せて簡易ブリスター
容器とするには、次のようにする。まず、台紙5
の穴8に、台紙の一面から容体フランジ部の凸状
部7を挿入し、容体フランジ部6の平面部10を
穴8の周囲に当接させる。次いで、容体2に物品
を入れ、連結部4を折り曲げ、蓋体3を容体2に
かぶせ、第2図に部分断側面図として示したよう
に、容体の凹状溝9に蓋体の凸状環11とを嵌合
させればよい。
こうすることにより、台紙5の穴の周囲を、容
体のフランジ部の平面部10と蓋体の外側平面部
12とで両面から挟むことになり、容器1は台紙
5に固定される。台紙を挟むフランジ部の平面部
10、外側平面部12には、接着剤を塗布してお
く必要はない。
なお、台紙5に設ける穴の位置によつては、連
結部4は容体2、蓋体3から充分離して設けてお
くのがよい。また、この簡易ブリスター容器に収
納した物品を取り出し易いように、平面部10と
外側平面部12の箇所に、舌片13を設けておく
と都合がよい。台紙5には、あらかじめ物品の説
明文14を印刷しておくことが好ましい。また、
台紙5の上側には、小穴15を穿設しておくと、
つり下げ等に好都合である。
本考案に係る簡易ブリスター容器に収納された
物品を取り出すには、舌片13をつまんで嵌合部
分をはがし、容体2から物品を取り出し、台紙5
を容器1から離す。台紙5から離した容器1は、
嵌合蓋付きの容器として他に転用することができ
る。
「考案の効果」 本考案に係る簡易ブリスター容器は、以上説明
したとおりであり、次のように特別に顕著な効果
を奏し、その実用上の利用価値は極めて大であ
る。
(1) 本考案に係る簡易ブリスター容器は、台紙と
容器とを接着しないので、特別な装置は必要と
しないので、封緘工程が合理化され、一品種少
量生産の物品の収納に適する。
(2) 本考案に係る簡易ブリスター容器は、台紙と
容器とを準備しておけば、誰でも、物品を収納
する場所の制約もうけずに物品を収納できる。
(3) 本考案に係る簡易ブリスター容器は、容器を
破損しないで収納された物品を取り出すことが
できるし、物品を取り出したのちは、台紙から
離して嵌合蓋付き容器として使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る簡易ブリスター容器の
一例の正面図、第2図は、第1図の−部分に
おける縦断側面図である。 図において、1は容器、2は容体、3は蓋体、
4は連結部、5は台紙、6はフランジ部、7は凸
状部、8は台紙穴、9は凹状溝、10平面図、1
1は凸状環、12は外側平面図、13は舌片、1
4は説明文、15は小穴である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容体2と蓋体3とが連結部4で連結された容
    器1の容体2と蓋体3との間に、台紙5を挟ん
    だ簡易ブリスター容器において、台紙5には容
    体2のフランジ部6の凸状部7を挿入できる穴
    8が穿設されてなり 容体2の開口部には断面ほぼコ字型であつて
    断面の外側壁に凹状溝9を設けた凸状部7と、
    その外側に延する平面部10とで構成されるフ
    ランジ部6が形成され 蓋体3にはフランジ部6に対応し、凹状溝9
    に嵌合する凸状部11と、これに連接し平面部
    10に対応する外側平面部12とが形成されて
    なり、 台紙の穴8に台紙の一面から凸状部7を挿入
    し、容体フランジ部の平面部10を穴8の周囲
    に当接させ、連結部4を折り曲げて台紙の他面
    から蓋体3を被せ、凸状部の凹状溝9に蓋体の
    凸状部11を嵌合させ、外側平面部12を台紙
    5に当接させた簡易ブリスター容器。 (2) 容器1が透明な熱可塑性樹脂材料より構成さ
    れてなることを特徴とする、実用新案登録請求
    の範囲第(1)項記載の簡易ブリスター容器。
JP15796784U 1984-10-19 1984-10-19 Expired JPH0138053Y2 (ja)

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JPS6174565U JPS6174565U (ja) 1986-05-20
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JP2547047Y2 (ja) * 1990-07-21 1997-09-03 ニチバン株式会社 収納容器を有する展示体

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JPS6174565U (ja) 1986-05-20

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