JPH0140870Y2 - - Google Patents

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JPH0140870Y2
JPH0140870Y2 JP1985058295U JP5829585U JPH0140870Y2 JP H0140870 Y2 JPH0140870 Y2 JP H0140870Y2 JP 1985058295 U JP1985058295 U JP 1985058295U JP 5829585 U JP5829585 U JP 5829585U JP H0140870 Y2 JPH0140870 Y2 JP H0140870Y2
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JP
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blister
package
mount
side edge
synthetic resin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はブリスターパツケージに係り、特
に、ブリスター自体の開口を容易にしたブリスタ
ーパツケージに関するものである。
(従来の技術) 従来のブリスターパツケージは、ブリスターと
台紙との接着部分を手指で強制的に剥離してパツ
ケージを開口させるものが多く用いられている。
また、一部のパツケージには、所定用紙の台紙に
ミシン目や切込線等を形成し、この台紙の一部を
帯状に切離することでパツケージを開口させるも
の(実開昭57−107771号公報参照)や、ブリスタ
ーの適位置に開放口を形成するミシン目などの切
取線を設けたもの(実開昭52−142085号公報参
照)などが知られている。
特に、ミシン目等の切取線を設けるものでは、
パツケージ内に収納した被包装物品の上部が突出
する開放口を形成するように切取線を設けること
で、パツケージ開封後でも保持体等として再利用
できるように形成されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、接着部分を強制的に剥離するパツケ
ージや、台紙の一部を切り離す従来のパツケージ
では、台紙が乱雑に裂けてこの種のブリスターパ
ツケージの見栄えが極めて悪くなる。したがつ
て、収納物を抽出した後のブリスターパツケージ
を、繰り返し使用する容器として利用することは
困難であつた。
また、この種のブリスターパツケージは、一般
に、パツケージ内に収納した収納物の説明書きや
注意書き等を台紙の表面に印刷してあるので、接
着部分を強制的に剥離するものや、台紙の一部を
帯状に切離するものでは、これらの説明書きや注
意書き等が容易に判読できなくなるといつた不都
合もあつた。
一方、パツケージ開封後でも保持体等として再
利用するため、ブリスター部分に、ミシン目等の
切取線を設けるものでは、従来のブリスターパツ
ケージに比べて製造工程が増えざるを得ず、製造
コストが嵩む不都合があつた。すなわち、切取線
となるミシン目状の孔をブリスター成型用のシー
トに予め開穿すると、このシートでブリスター部
分を真空成型することができなくなる。したがつ
て、この切取線の形成は、ブリスター部分の真空
成型後に改めて加工しなければならず、この凹凸
加工されたブリスターに切取線を設ける工程は、
極めて多くの手間を要するものになる。
また、この種のブリスター部分に形成されたミ
シン目状の切取線は、ブリスター部分の肉厚が極
めて薄い場合に限つて、手指での切り取りが可能
になるが、一般に使用されるブリスター部分の肉
厚では、ミシン目状の切取線に沿つた手指での切
り取りは困難である。また、切り取り後の切り口
も、引ちぎられたような状態を成し、頗る体裁の
悪いものになつてしまう。
特に、このミシン目状の切取線が一条しか形成
されていない場合には、切り取り作業が更に困難
なものになる。しかしながら、切取線を後加工で
形成する従来のものでは、切取線の数が多くなる
ほど、加工工程が更に増加することになり、切り
取り作業を容易にするために、切取線の数を増や
すほど、更に製造コストが高くならざるを得な
い。
しかも、ミシン目状の孔を多数開穿するため
に、切取線が増えるほど密封性能も低下する不都
合もあつた。
このように、ブリスターパツケージのブリスタ
ー部分を開放して再利用しようとすると、極めて
多くの手間やコストが掛るものであつた。
そこでこの考案は上述の不都合や欠点を解消す
べく案出されたもので、 ブリスターパツケージのブリスター部分を極
めて容易に開封することができ、 これまでの一般的な製造工程を増加させず、
製造コストの上昇を押さえ、 ブリスターパツケージの密封性を保持し、 台紙に印刷された説明書きや注意書き等を損
ねることなく、使用後のブリスターパツケージ
を再利用することも可能なブリスターパツケー
ジの提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案は、 所定の台紙に合成樹脂製ブリスターを接着した
ブリスターパツケージにおいて、 ブリスターは、自身の厚みよりも浅く、且つ、
一側縁から他側縁にかけて連続形成された一対の
切欠溝を有する合成樹脂製シートで形成され、こ
の切欠溝で形成される切離帯の一端に、手指で把
持せしめる把持舌片を延長したことにある。
また、ブリスターは、把持舌片とブリスター側
縁との接点を切り欠いて、切欠凹部を形成したこ
とを課題解決のための手段とする。
(作用) この考案によれば、接離体4の一端に延長され
た把持舌片5を手指で把持してこれを強く引くこ
とで、切欠溝3に沿つて切離帯4が切り離され
る。
このとき、切欠凹部は、切離帯4の切り離し始
めを容易にする。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。
図に示す符号1はブリスターを示してあり、こ
のブリスター1は、シート状の熱加塑性合成樹脂
から所定形状に成型加工したものである。そし
て、このブリスター1を分断せしめる直線状の切
欠溝3は、ブリスター1がシート状態を成してい
る際に予め一対形成し、この切欠溝3で適数本の
切離帯4を設けるものである。この際、切欠溝3
の形成は、シート状を成した合成樹脂を巻き取
り、あるいは、巻き延ばす際に、シート面に対し
て略直角に圧接させた所定の切刃等(図示せず)
で形成するも、また、可塑状態にあるシート状の
合成樹脂にプレス加工で切欠溝3を形成するも自
由であり、ブリスター1における切欠溝3の向き
もシートのカツト如何で縦、横、斜めなど、任意
の方向に向けることができる。しかも、切欠溝3
をこのように形成することから、ブリスター1自
体の成形加工も、真空加工や圧縮成形など、シー
ト状の合成樹脂から成形する方法であれば良いも
ので、成形方法を適宜に選択できる利点がある。
尚、第3図で示す切欠溝3は、ブリスター1の
外面に形成してあるが、この切欠溝3をブリスタ
ー1の内面に形成しても一向に差し支えない。図
示例の切離帯4は、ブリスター1の上部に形成し
た2本の切欠溝3で1本の切離帯4を設けてある
が、この外、切欠溝3の数を増すことで複数の切
離帯4を設けることも可能であり、また、切離帯
4を設ける位置も図示例に限られることなくブリ
スター1の任意の位置に設けても構わない。
更に、切離帯4の一端を延長して手指で把持せ
しめる把持舌片5を形成してある。この際、ブリ
スター1の周囲縁部と把持舌片5の周囲縁部との
接点を切り欠いて、ブリスター1がわに湾出する
略円弧形状の切欠凹部6を形成しておくことで、
切離帯4の分離を一層容易に行うことができるも
のとなる。
符号2は所定形状に形成された台紙であり、こ
の台紙2の表面には、商品名や注意書き等の印刷
や合成樹脂による表面処理等が施されており、ブ
リスター1に接合せしめるものである。そして、
台紙2の板面に、ブリスター1の分断面に沿つて
切離自在な適数本のミシン目7を設けてある。こ
のとき、第4図で示す如く、切離帯4を切除した
この考案パツケージの台紙2の上部をミシン目7
から切り離し、残つた台紙2とブリスター1とを
壁面等に係止させて再利用を図るも、また、図示
していないが、同様の台紙2をミシン目7から折
曲し、ブリスター1に適当な傾斜を施して、これ
を卓上等に載置することで再利用を図るも、更に
は、切離帯4を切除したままの状態で日常使用す
るケースとして再利用を図るも、自由に選択でき
るものとなる。更に、ミシン目7の代わりに筋押
しを設けることで、ミシン目7と同様の効果を得
られることは言うまでもない。また、第4図に示
す如く、台紙2を切り離して壁掛け用の容器とし
て再利用を図るには、ミシン目7等で設けた穿設
自在な副係止孔9を、予め台紙2の適位置に設け
ておくことで、一層便利な使用ができる。
(考案の効果) この考案は上述の如く形成したことにより、当
初の目的を達成する。
すなわち、所定の台紙2に合成樹脂製ブリスタ
ー1を接着したブリスターパツケージにおいて、
ブリスター1は、自身の厚みよりも浅く、且つ、
一側縁から他側縁にかけて連続形成された一対の
切欠溝3を有する合成樹脂製シートで形成され、
この切欠溝3で形成される切離帯4の一端に、手
指で把持せしめる把持舌片5を延長したことによ
り、ブリスター1の適位置を手指で帯状に除去で
きるものとなり、収納物の摘出を極めて容易に行
える。
しかも、切欠溝3は、ブリスター1を形成する
シートの厚みよりも浅く、且つ、シートの一側縁
から他側縁にかけて連続形成されるものなので、
この切欠溝3を設けたシートを真空成型してブリ
スター1を形成することができる。したがつて、
従来のブリスターの如く、ブリスター部分の真空
成型後に、改めて切取線を設けるといつた手間の
掛かる工程は省かれることになつた。
更に、この切欠溝3は、ブリスター1を形成す
るシートの厚みよりも浅いから、ブリスター1を
形成したあとも、パツケージの密封性を確実に保
持できる。
また、切欠溝3は、シートの一側縁から他側縁
にかけて連続形成されているから、ブリスター1
を形成するシートが例え厚いものであつても、手
指で容易に開封でき、開封部分の体裁も極めて良
好である。この結果、この考案ブリスターパツケ
ージが、頗る体裁良く開口するから、内容物摘出
後のこの考案パツケージを、収納物の日常のケー
スとして再利用することが可能になる。
そして、ブリスター1に形成した切離帯4を切
除するから、切離帯4の切除時に台紙2を破らず
に済むものになる。したがつて、台紙2の板面に
印刷された説明書き等の印刷物を損ねずに済み、
収納物を取り出した後でも充分に説明書き等を読
むことが可能になる。したがつて、台紙の一部を
帯状に切離す従来のこの種のブリスターパツクの
如く、台紙の説明書きや注意書き等が容易に判読
できなくなるといつた不都合は解消された。
このように、この考案によれば、 ブリスターパツケージのブリスター部分を極
めて容易に開封することができ、 これまでの一般的な製造工程を増加させず、
製造コストの上昇を押さえ、 ブリスターパツケージの密封性を保持し、 台紙に印刷された説明書きや注意書き等を損
ねることなく、使用後のブリスターパツケージ
を再利用することも可能であるなどといつた実
用上有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は斜視図、第2図は切離帯を切り離した状態を示
す斜視図、第3図は第1図で示す矢視−線断
面図、第4図は台紙を切除した状態を示す斜視図
である。 1……ブリスター、2……台紙、3……切欠
溝、4……切離帯、5……把持舌片、6……切欠
凹部、7……ミシン目、8……係止孔、9……副
係止孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 所定の台紙に合成樹脂製ブリスターを接着し
    たブリスターパツケージにおいて、ブリスター
    は、自身の厚みよりも浅く、且つ、一側縁から
    他側縁にかけて連続形成された一対の切欠溝を
    有する合成樹脂製シートで形成され、この切欠
    溝で形成される切離帯の一端に、手指で把持せ
    しめる把持舌片を延長したことを特徴とするブ
    リスターパツケージ。 2 ブリスターは、把持舌片とブリスター側縁と
    の接点を切り欠いて、切欠凹部を形成した実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のブリスターパ
    ツケージ。
JP1985058295U 1985-04-19 1985-04-19 Expired JPH0140870Y2 (ja)

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JP1985058295U JPH0140870Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

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JPS61175156U JPS61175156U (ja) 1986-10-31
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Families Citing this family (3)

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JP4173450B2 (ja) * 2004-01-30 2008-10-29 株式会社吉野工業所 ゲル状物等収納容器
DE102009029941A1 (de) * 2008-06-25 2010-01-07 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Aufreißbare Verpackung
JP2012166819A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Naris Cosmetics Co Ltd ブリスターパック

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