JPH0234211Y2 - - Google Patents

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JPH0234211Y2
JPH0234211Y2 JP1984088632U JP8863284U JPH0234211Y2 JP H0234211 Y2 JPH0234211 Y2 JP H0234211Y2 JP 1984088632 U JP1984088632 U JP 1984088632U JP 8863284 U JP8863284 U JP 8863284U JP H0234211 Y2 JPH0234211 Y2 JP H0234211Y2
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JP
Japan
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cylinder
cylindrical piston
stem
push
valve
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JP1984088632U
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JPS613247U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ステムの押込み操作で内蔵の弁機構
を開閉させる弁付き注出キヤツプに係る。
「従来の技術」 液体シヤンプー用等として一般に使用されてい
る注出容器は、胴部を圧搾するいわゆるスクイズ
タイプのびんの口部に、注出中栓を嵌着すると共
に、キヤツプを着脱自在に装着するか、或いは、
そのびんの口部に、螺動により注出口を開閉でき
る注出キヤツプを螺装している。
「考案が解決しようとする課題」 しかし、これらの容器は、キヤツプの着脱や注
出キヤツプの螺動がワンハンド・ワンタツチでは
行えず、操作が面倒であつたり、また、前者の場
合、外したキヤツプが転倒したり、外したキヤツ
プの置き場所に困つたりする等の不便があり、後
者の場合、注出口を開けたまま気付かずに放置し
て、不意の転倒で内容物を流出させてしまつた
り、蒸発させたりする等の欠点があつた。
本考案は、そのような従来の不便や欠点を除去
しようとするものであり、注出用のキヤツプ本体
にステムの単一の押込み操作で開閉できる弁機構
を内蔵させ、ワンハンド・ワンタツチで極めて容
易に開閉でき、且つ、その開閉態勢を一見して確
認できる弁付き注出キヤツプを提供しようとする
ものである。
「課題を解決するための手段」 本考案は、キヤツプ本体1に上下に開通するシ
リンダ2を設け、該シリンダ内中間部に筒状ピス
トン3を回動及び上下摺動自在に内装し、該筒状
ピストンは、細く短い筒体31の下端外周に大径
の第1スカート32を、下端内周に弁孔35を、
且つ、上端に小径の第2スカート33を設けて、
その第1スカート32をシリンダ2内に可動に嵌
合させ、また、上記シリンダ2内下部にスプリン
グ4を内装して上記筒状ピストン3を上方へと付
勢し、更に、上記シリンダ2内上部にステム5の
下半部52を可動に内装してその上半部51をシ
リンダ上端から上方へと押下げ可能に突出させ、
その下半部52の内側に上記第2スカート33を
回動及びわずかな上下摺動可能に嵌合連係させ、
それらのシリンダ2と筒状ピストン3とステム5
との相互間にプツシユ・プツシユ機構Pを設け、
該プツシユ・プツシユ機構は、上記ステム5の押
下げにより上記筒状ピストン3をスプリング4に
抗して従動下降させると共に所定角度回動させる
下降・回動手段を講じ、且つ、その下降・回動の
度に当該筒状ピストン3をその下降位置に係止保
持し又はその係止を解除解放する係止・解除交互
手段を講じ、而して、上記シリンダ2の下端に筒
状ピストン3が下降位置にて嵌合する弁棒6を設
けたことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であり、キヤツプ本体1により液体
を収容した適宜びんの口部に螺着して使用する
が、筒状ピストン3及びステム5が上昇している
状態では(第2図)、筒状ピストン3の弁孔35
が弁棒6から離間して、開弁状態にあり、びん内
の液体をシリンダ2、筒状ピストン3及びステム
5を通じて注出できる。
次に、ステム5をスプリング4に抗して深く押
し下げると(第1図)、筒状ピストン3も下降し、
これの弁孔35が弁棒6に嵌合して、閉弁状態と
なり、びん内の液体は注出不可となる。また、こ
の際には、プツシユ・プツシユ機構Pにおいて、
下降した筒状ピストン3が所定角度回動すること
により係止・解除交互手段にて下降位置に係止保
持され、その閉弁状態が維持される。
この閉弁状態から上述の開弁状態にするとき
は、再びステム5を深く押し下げればよく、つま
り、下降状態のステム5を更に深く押し込めばよ
く、これにより、プツシユ・プツシユ機構Pにお
いて、下降した筒状ピストン3が更に押し下げら
れると同時に所定角度回動し、係止・解除交互手
段にて上記係止が解除解放されて、当該筒状ピス
トン3及びステム5がスプリング4の弾力で上昇
し、筒状ピストン3の弁孔35が弁棒6から離れ
て、開弁状態となる。この開弁状態は、ステム5
を押し下げない限り維持される。
要するに、ステム5の単一の押込み操作で、内
蔵の弁機構が交互に開閉されるのである。
「実施例」 図面は、本考案の実施例を示している。
図示のものは、キヤツプ本体1の頂壁11の中
央に、上下に開通する縦型のシリンダ2を一体に
設け、該シリンダ内に筒状ピストン3を摺動自在
に内装すると共に、下部で圧縮スプリング4を内
装して筒状ピストン3を上方へと付勢し、該筒状
ピストンの上端にシテム5を連係してシリンダ2
の上端から上方へと押下げ可能に突出させ、ま
た、シリンダ2と筒状ピストン3とステム5との
相互間に、ステム5の第1の押下げで筒状ピスト
ン3が下降して係止され、第2の押下げでその係
止が外れてスプリング4の弾力により元の状態に
上昇復帰するプツシユ・プツシユ機構Pを設け、
シリンダ2の下端に筒状ピストン3が下降位置で
嵌合する弁棒6を設けている。
なお、上述の各部材は、主として合成樹脂成形
による。
キヤツプ本体1は、頂壁11の周縁から垂下す
る周壁12の内周に螺条13を周設しており、シ
リンダ2は、中間点で頂壁11に連ね、上端に内
向きフランジ21を設け、下端に適数の透孔23
……を穿設した皿体22を螺着し、該皿体の中央
から弁棒6を一体に起立させている。
筒状ピストン3は、シリンダ2の約半分の長さ
で且つ約半分の径の筒体31の下端外周に大径の
第1スカート32を設けて、該第1スカートをシ
リンダ2内へと回動及び上下摺動自在に嵌合さ
せ、上端にステム5と嵌合させる第2スカート3
3を設け、該第2スカートの直下外周に係合突条
34を周設している。また、筒体31の下端内縁
に弁棒6と嵌り合う突条から成る弁孔35を設け
ている。
スプリング4は、下端を皿体22で受け、上端
を筒状ピストン3の下端へと圧接させている。
ステム5は、筒状ピストン3よりやや長いもの
とし、上半部51をシリンダ2の内向きフランジ
21の内側に入る径に、且つ、下半部52を筒状
ピストン3の上端部の外側に嵌る大径に形成し
て、上半部51をその内向きフランジ21の内側
に摺動自在に嵌挿させ、下半部52の内周を筒状
ピストン3の第2スカート33と係合突条34と
に回動とわずかな上下動とが可能に嵌合させ、下
端内縁にその係合突条34と係合する係合突条5
3を周設している。
プツシユ・プツシユ機構Pは、シリンダ2の上
半部内面において、内周を12等分して、1つおき
の6つに厚肉案内縦突条P21……を設け、残る
6つに薄肉案内縦突条P22……と無突条P23
……とを交互に各3つ設け、隣接する厚肉案内縦
突条P21……と薄肉案内縦突条P22……との
下端面を、第6図に示すように、前者から後者へ
次第に高くなる一連の傾斜面P24……,P25
……に形成し、且つ、残る3つの単独の厚肉案内
縦突条D21にも単独にて同様の傾斜面P24…
…を形成している。また、筒状ピストン3の筒体
31の中途部外面に、その無突条P23……部分
に摺動自在に嵌合する3つの突子P31……を等
間隔に突設し、該突子の上面を厚肉案内縦突条P
21……及び薄肉案内縦突条P22……の下端の
傾斜面P24……,P25……に対応する傾斜面
P32……に形成している。更に、ステム5の下
半部52の外面に、その薄肉案内縦突条P22…
…部分と無突条P23……部分に摺動自在に嵌合
する6つの突起P51……を等間隔に突設し、該
突子の下面をV字状斜面P52………に形成し
て、該V字状斜面を筒状ピストン3の突子P31
……の傾斜面P32……と衝合可能に近接対峙さ
せている。
なお、ステム5の上端に、適宜な注出頭Hを装
着するとよい。
如上の構成であり、キヤツプ本体1を以て液体
を収容したスクイズタイプのびんの口部に螺着し
て使用するが、第2図に示すように、筒状ピスト
ン3及びステム5が上昇している状態では、筒状
ピストン3の弁孔35が弁棒6から離間して、開
弁状態にあり、びん内の液体をシリンダ2、筒状
ピストン3及びステム5を通じて注出できる。そ
して、この際には、プツシユ・プツシユ機構Pに
おいて、筒状ピストン3の突子P31……が第6
図Bに示すように、シリンダ2の無突条P23…
…部分に深く入り込んでいる。
次に、ステム5をスプリング4に抗して深く押
し下げると、第1図に示すように、筒状ピストン
3の弁孔35が弁棒6に嵌合して、閉弁状態とな
り、びん内の液体は注出不可となる。また、その
際には、プツシユ・プツシユ機構Pにおいて、筒
状ピストン3の突子P31……が、ステム5の突
起P51……で突き上げられる結果、無突条P2
3……部分を抜け出たところで、自体の傾斜面P
32……によりスプリング4の弾力の一部が水平
分力として作用することになつてこの突子P31
……及び筒状ピストン3に回動を生じ、以後ステ
ム5の押し下げを止めてもこの突子P31……の
傾斜面P32……がシリンダ2の厚肉案内縦突条
P21……の傾斜面P24……に移乗されて該傾
斜面を滑動し、第6図Aに示すように、薄肉案内
縦突条P22……の傾斜面PP25……に至り、
他方の厚肉案内縦突条P21……の側面に突き当
たつて止まる。従つて、筒状ピストン3は、ステ
ム5を伴つて下降態勢で係止され、上記閉弁状態
が保持される。
この第1図の閉弁状態において、再びステム5
を深く押し下げると、プツシユ・プツシユ機構P
において、筒状ピストン3の突子P31……が、
前回同様にステム5の突起P51……で突き下げ
られ、厚肉案内縦突条P21……の側面との突き
当たりが外れたところで、前回同様に自体の傾斜
面P32……を以てこの突子P31……及び筒状
ピストン3に回動を生じ、以後、ステム5の押し
下げを止めても、突子P31……の傾斜面P32
……が厚肉案内縦突条P21……の傾斜面P24
……に移乗されて該傾斜面を滑動し、該傾斜面を
通過したところで、突子P31……はスプリング
4の弾力により再び無突条P23……部分へ深く
入り込む(第6図B)。従つて、筒状ピストン3
は、スプリング4の弾力によりステム5を伴つて
上昇することになり、再び、第2図の開弁状態に
戻る。
「考案の効果」 本考案によれば、ステム5の単一の押込み操作
で内蔵の弁機構を開閉でき、従つて、ワンハン
ド、ワンタツチで極めて容易に開閉でき、また、
ステム5の入り込み状態によりその開閉態勢を一
見して目視確認でき、開けたまま気付かずに放置
して、不意の転倒で内容物を流出させてしまつた
り、蒸発させたりする等の不都合を回避できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の弁付き注出キヤツプを示し、
第1図、第2図は、各動作態勢の截断側面図、第
3図は、第2図−線の断面図、第4図、第5
図は、要部部材の斜視図、第6図A,Bは、プツ
シユ・プツシユ機構の動作を示す展開説明図であ
る。 1……キヤツプ本体、2……シリンダ、3……
筒状ピストン、4……スプリング、5……ステ
ム、6……弁棒、P……プツシユ・プツシユ機
構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤツプ本体1に上下に開通するシリンダ2を
    設け、該シリンダ内中間部に筒状ピストン3を回
    動及び上下摺動自在に内装し、該筒状ピストン
    は、細く短い筒体31の下端外周に大径の第1ス
    カート32を、下端内周に弁孔35を、且つ、上
    端に小径の第2スカート33を設けて、その第1
    スカート32をシリンダ2内に可動に嵌合させ、
    また、上記シリンダ2内下部にスプリング4を内
    装して上記筒状ピストン3を上方へと付勢し、更
    に、上記シリンダ2内上部にステム5の下半部5
    2を可動に内装してその上半部51をシリンダ上
    端から上方へと押下げ可能に突出させ、その下半
    部52の内側に上記第2スカート33を回動及び
    わずかな上下摺動可能に嵌合連係させ、それらの
    シリンダ2と筒状ピストン3とステム5との相互
    間にプツシユ・プツシユ機構Pを設け、該プツシ
    ユ・プツシユ機構は、上記ステム5の押下げによ
    り上記筒状ピストン3をスプリング4に抗して従
    動下降させると共に所定角度回動させる下降・回
    動手段を講じ、且つ、その下降・回動の度に当該
    筒状ピストン3をその下降位置に係止保持し又は
    その係止を解除解放する係止・解除交互手段を講
    じ、而して、上記シリンダ2の下端に筒状ピスト
    ン3が下降位置にて嵌合する弁棒6を設けたこと
    を特徴とする弁付き注出キヤツプ。
JP8863284U 1984-06-13 1984-06-13 弁付き注出キヤツプ Granted JPS613247U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8863284U JPS613247U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 弁付き注出キヤツプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8863284U JPS613247U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 弁付き注出キヤツプ

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Publication Number Publication Date
JPS613247U JPS613247U (ja) 1986-01-10
JPH0234211Y2 true JPH0234211Y2 (ja) 1990-09-13

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ID=30641952

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JP8863284U Granted JPS613247U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 弁付き注出キヤツプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439210B1 (ko) * 2001-06-14 2004-07-07 이노캡스(주) 탄산수 취출용 병뚜껑 조립체

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5760058A (en) * 1980-09-30 1982-04-10 Hitachi Metals Ltd Austenite cast alloy with superior wear resistance at high temperature

Patent Citations (1)

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JPS613247U (ja) 1986-01-10

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