JPH0848074A - 感圧複写材料 - Google Patents

感圧複写材料

Info

Publication number
JPH0848074A
JPH0848074A JP7205198A JP20519895A JPH0848074A JP H0848074 A JPH0848074 A JP H0848074A JP 7205198 A JP7205198 A JP 7205198A JP 20519895 A JP20519895 A JP 20519895A JP H0848074 A JPH0848074 A JP H0848074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive copying
color
copying material
benzoxazine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7205198A
Other languages
English (en)
Inventor
David J Taylor
ジョン テイラー デビッド
Ivan Sheiham
シェイハム イヴァン
Margaret P Templey
パトリシア テンプリー マーガレット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wiggins Teape UK PLC
Original Assignee
Wiggins Teape UK PLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wiggins Teape UK PLC filed Critical Wiggins Teape UK PLC
Publication of JPH0848074A publication Critical patent/JPH0848074A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/136Organic colour formers, e.g. leuco dyes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/155Colour-developing components, e.g. acidic compounds; Additives or binders therefor; Layers containing such colour-developing components, additives or binders
    • B41M5/1555Inorganic mineral developers, e.g. clays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/165Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components characterised by the use of microcapsules; Special solvents for incorporating the ingredients
    • B41M5/1655Solvents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Color Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 CBシート及びCFシートからなる感圧複写
紙の初期発現濃度及び退色後の濃度を改善するための感
圧複写材料の提供。 【構成】 感圧複写材料は、植物油及び/またはカルボ
キシル炭素原子に加えて少なくとも3つの炭素原子を鎖
に含んだ直鎖または分岐鎖炭化水素を有する非芳香族モ
ノ−カルボン酸の1、2または3官能エステルからなる
溶剤中の3,1ベンゾオキサジン発色剤と、無機顕色剤
とからなる。顕色剤の表面pHを約8.7以下として、
これにより発色像濃度を高めると伴に、同一溶剤中の
3,1ベンゾオキサジン発色剤を表面pH値の高い同一
顕色剤と共に用いる場合に比較して、耐退色性を高める
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感圧性複写材料に関する
もので、特にノーカーボン複写紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感圧複写紙はビジネス用記録紙セットの
製造に広く使用されている。種々の感圧複写紙が知られ
ているが、最も広く利用されているのは転移型である。
転移型の感圧記録紙を使用したビジネス用複写紙セット
は、少なくとも1種の発色剤の油性溶剤または溶剤組成
物を含有するマイクロカプセルを下面に塗布した上用紙
(CBシートとも呼ばれる)と、顕色剤組成物を上面に
塗布した下用紙(CFシートとも呼ばれる)とで構成さ
れている。1枚以上のコピーが必要な場合には、下面が
前記のマイクロカプセルで、上面が顕色剤組成物で塗布
された1枚以上の中用紙(CFBシートとも呼ばれる)
が使用される。筆記、タイプまたはインパクトプリンテ
ィング(例えば、ドットマトリックスプリンターまたは
ディジホイールプリンター)にて、記録紙上に印字圧力
が加わると、マイクロカプセルが圧壊されて発色剤溶液
が顕色剤組成物と接触して反応し、発色性物質が発色す
る結果、複写像が形成される。
【0003】上述以外の方法で、発色性物質溶液は非連
続の圧力破壊型マイクロカプセルにではなく、連続した
圧力破壊型マトリックスに分散小滴として保存すること
もある。通常自己保有型または自己発色型として知られ
ている別の種類の感圧複写紙では、マイクロカプセル及
び顕色共反応対をシートの同一面に塗布し、この塗布さ
れたシートの上に置かれたシート上で筆記またはタイプ
によってマイクロカプセルを圧壊し発色性物質溶液を放
出させ、これによりシートに塗布された顕色剤と反応し
発色像を形成する。
【0004】上述の感圧複写紙の発色性物質を溶解する
ために用いられる溶剤は主に石油または石炭の析出物か
ら得られる例えば一部水素化されたテルフェニル、アル
キルナフタリン、ジアリールメタン誘導体、ジベンジル
ベンゼン誘導体または塩素化パラフィンのような炭化水
素物の誘導体から得られる。これらの所謂地塗り溶剤は
通常灯油等の安い稀釈剤またはエキステンダーと混合し
て用いるが、これらは溶解能力に劣るが経済的な溶剤組
成物として重要視されている。
【0005】石油化学系溶剤の代りに感圧複写紙用溶剤
として植物油を用いることができることは周知のことで
ある。米国特許第2,712,507号(段落3、55
及び56行);同第2,730,457号(段落5、3
0及び31行);及び同第3,016,308号(段落
6、表1)参照。これらの特許は以前から開示になって
いたにも拘らず、知り得る限りでは、これらの植物油を
製品化に用いたのはつい最近になってからである。ヨー
ロッパ特許出願第262,569A号;同第520,6
39A号;及び同第573,210A号等を見ると、こ
こ数年間で植物油溶剤が注目されるようになったことが
分かる。
【0006】感圧複写材料の商業的生産において、従
来、特に素早い発色、長時間に亘って濃度を保持し(退
色によって破壊されない)、特定の所望の色相を有し且
つフォトコピーが可能な複写像を得るために異なる発色
剤の混合物が用いられてきた。最も一般的に用いられた
発色剤はフタリド、特にクリスタルバイオレットラクト
ン(CVL)及び特に3,7−ジ−N−置換フルオラ
ン、すなわちフルオラン環の3位及び7位で置換アミノ
すなわちN−複素環基と置換が行われたフルオランであ
る(上記した3位及び7位は他の方式では2位及び6位
とされることもある。)。
【0007】3,7−ジ−N−置換フルオランは、実質
的にCFシートの表面と接触すると同時に鮮明に発色す
るという利点を有している。酸性クレーまたは他の無機
顕色剤と接触した際には、フルオラン環が置換されない
場合、通常緑色に発現し、フルオラン環の6位がメチル
あるいは他の低アルキル基である場合には、灰色から黒
色に発現する(上述した他の方式では3位とされ
る。)。これらのフルオランは、英国特許第1,18
2,743号、同第1,192,938号、同第1,2
69,601号、同第335,762号、同第1,33
9,968号、同第1,374,049号、同第1,4
59,417号、同第1,463,815号、同第1,
478,596号及び同第2,002,801B号、さ
らにヨーロッパ特許出願第276,980A号等、多数
のものが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】3,7−ジ−N−置換
フルオランはかなり商業的に成功を収めているが、時間
の経過により発現した色が退色する、あるいは退色する
際に色相が赤色化するという欠点を有している。石油化
学系溶剤においては、該欠点を補足するために他の発色
剤を混合することができるので、さほど問題にはならな
い。しかしながら植物油溶剤中のこれらフルオランを酸
性クレーまたは他の無機顕色剤を用いた従来市販されて
いるCF及びCFB紙と共に使用する際には、初期の発
色濃度は石油化学系溶剤を用いて得られた濃度よりも低
くなる。退色後の濃度もこれに応じて低くなるので、結
果として、石油化学系溶剤を用いた感圧複写紙に用いら
れる従来のフタリド/フルオラン混合物を植物油系の溶
剤に用いなければならない。しかしながら、退色に際し
ての赤色化は依然として未解決のままであり、これに対
して他の発色剤を混合することも可能であるが、植物油
を使用することで混合した発色剤の反応に影響が生じる
ことになるので、石油化学系溶剤を用いた場合ほどの効
果を期待することはできない。
【0009】従って、これまで広く用いられてきた3,
7−ジ−N−置換フルオランに付加的あるいは選択的に
他の発色剤を混合することの必要性が増してきている。
一例としては、米国特許第4,835,270号及び同
第4,831,141号に開示されている3,1ベンゾ
オキサジン等の3,1ベンゾオキサジン類がある。これ
らのベンゾオキサジンを置換する方法によっては種々の
発現色を得ることができる。発色の際に黒及びほぼ黒色
の色相を示し、米国特許第4,835,270号の実施
例17の要件を構成している2−フェニル−4−(ジエ
チルアミノフェニル)−4−(4−メトキシフェニル)
−6−メチル−7−ジメチルアミノ−4H−ベンゾ.
3,1オキサジン(及びこの構造異性)は商品化されて
いるので、特に重要である。これらの黒色発現剤は、上
述したフルオランのように退色の際に赤色化しないとい
う利点を有している。これらを上記したフルオランと混
合して用いる場合には、像が全体として退色に際し赤色
化するのを防ぐことができる。黒またはほぼ黒色の複写
像を得るために緑色発色剤が発色剤混合物の成分として
広く用いられているので、上記した類の緑色発現ベンゾ
オキサジンは特に関心が示されている。
【0010】上述したような植物油溶剤中の3,1ベン
ゾオキサジン発色剤の初期発色濃度及び退色作用を高め
ることは可能であり、従って顕色剤混合物を基紙に塗布
する際、無機顕色剤を用いて感圧複写紙を製造する従来
法に比べかなり低いpHを適用することにより3,7−
ジ−N−置換フルオランの信頼性に係る上記した問題の
解決につながることが明らかになった。このことは、顕
色剤の表面pHも従来値よりも低くなることを示してい
る。また本願出願人によるヨーロッパ特許出願第59
3,192A号に開示されているようなエステル溶剤を
用いる場合、退色作用に対しても同様に有益な効果が得
られることが確認されている。該エステル溶剤とはすな
わち、(カルボキシル炭素原子に加えて)少なくとも3
つの炭素原子を鎖に含んだ直鎖または分岐鎖炭化水素を
有する非芳香族モノ−カルボン酸の1、2または3官能
エステルである。
【0011】顕色剤混合組成物のpHは最終的に顕色剤
が塗布された紙の表面pHに影響を与えるが、適切な混
合組成の選択だけが所望の顕色剤表面pHを得るための
要因ではないということが判明した。異なる種類の基紙
を用いた場合、同じ顕色剤混合物pHでも顕色剤表面p
Hの値は異なり、類似の基紙及び顕色剤組成物を用いた
としても再生可能な顕色剤表面pHを得るのは困難であ
る。これらの要因により混合組成物のpHが特定の所望
な顕色剤pHを得るために考慮すべき第一の要因である
としても像形成能力を評価する場合は、混合組成物のp
Hより顕色剤の表面pHを考慮すべきであるということ
になる。(このような要因によって、ある程度の試行錯
誤が正確な所望の表面pHを得るために必要である。)
【0012】さらに顕色剤の表面pHを評価する際生じ
る問題点は大気中の二酸化炭素の吸収、基紙からの酸の
移行(酸性サイジングされた基紙の場合)及び混合物p
Hを調節するために用いられるアルカリを序々に中和す
る酸性顕色剤の影響などが原因で時間と伴に著しく変化
するということである。従って基紙の製造直後の表面p
Hだけでなく、むしろ複写像を得るための基紙使用時に
おける顕色剤の表面pHを考慮しなければならない。基
紙を実際に複写用に使用するまでには製造後数か月を要
する。これは製造業者から紙販売業者へそして印刷業者
への流通経路での遅延及び使用前の貯蔵によるものであ
る。
【0013】上述の要因によって、優先日にあってすで
に市販されていた酸性クレー顕色紙と比較した場合には
効果が得られるとされる顕色剤の下限表面pHを正確に
定めることは困難である。前記酸性クレー顕色紙が市場
に出回り、ビジネス用に変換された時点あるいは実際に
使用された時点での表面pHは、特に基紙が酸性サイズ
ではなくアルカリサイズされたものである場合には9以
上を示した。表面pH値が8.5以下である場合が最も
有益であるが、それ以上の表面pH値、例えば約8.7
までであっても効果があることが判明した。
【0014】
【課題を解決するための手段】従って本発明は、発色剤
を溶解した油溶液の単離した小滴を個々の圧壊バリヤに
内包した状態で担持した基紙と、同基紙の対向面または
異なる基紙に塗布され、前記溶液中の発色剤と接触する
ことで効果的に発色する無機顕色剤のコーティングとか
らなる感圧複写材料において、 a)油溶液は、溶剤として、植物油及び/またはカルボ
キシル炭素原子に加えて少なくとも3つの炭素原子を鎖
に含んだ直鎖または分岐鎖炭化水素を有する非芳香族モ
ノカルボン酸の1、2または3官能エステルを含み、 b)発色剤溶液は少なくとも1つの3,1ベンゾオキサ
ジンを含み、 c)顕色剤コーティングの表面pHが8.7以下、好ま
しくは8.4または8.5以下であることを特徴とする
感圧複写材料を提供することを目的とする。
【0015】発色剤溶液のそれぞれ単離した小滴が内包
されている圧壊バリヤは、通常はマイクロカプセルの壁
を意味するが、上述したように連続した圧壊マトリック
スの一部であっても良い。
【0016】本発明では基紙がアルカリまたは中性サイ
ズされた(アルキル ケテン ダイマーによって)もの
である場合には良好な結果が得られるが、酸性サイズさ
れたものであっても(ロジン−アルマサイズによって)
ある程度の効果は得られるということが判明した。これ
により基紙に用いられるサイジング方式の特性によって
幾分顕色剤コーティングの表面pHに影響を与えること
が理解される。従って従来の酸性クレー顕色組成物は酸
性サイズされた基紙に塗布するよりもアルカリサイズさ
れた基紙に塗布した場合、より高い表面pHを有する乾
式コーティングが得られる。知り得る限り出願時におい
ては、酸性サイズされた顕色紙を植物油系の発色剤溶液
と共に商業的に用いる例はなかった。
【0017】本発明で用いる無機顕色剤は通常、英国特
許第1,213,835号に開示されている酸洗浄され
たジオクタヘドラル モンモリロン石である。選択的ま
たは付加的に、ヨーロッパ特許出願第44,645A号
及び同第144,472A号等に開示されている半合成
無機顕色剤、または本願出願人によるヨーロッパ特許出
願第42,265A号、同第42,266A号、同第4
34,306A号または同第518,471A号等に開
示のアルミナ/シリカ顕色剤、あるいはフィンランド、
ヘルシンキ所在のゼオフィンオイ社から「ゼオコピー」
の商標で市販されている顕色剤などの他の酸性クレーを
用いても良い。上述の無機顕色剤は全て、炭酸カルシウ
ム、カオリンまたは水酸化アルミニウムのような不活性
または比較的不活性なエキステンダーと共に用いること
が可能である。
【0018】本発明で使用する植物油は、通常、ナタネ
油(RSO)、大豆油(SBO)、ひまわり油(SF
O)、芋あぶら(GNO)、綿実油(CSO)、コーン
油(CO)、ベニ花油(SAFO)、またはオリーブ油
(OLO)のような液状の油である。しかしながら、本
願出願人によるヨーロッパ特許出願第573,210A
号に開示のように、室温(すなわち約20乃至25℃)
で固体または半固体である植物油であっても使用するこ
とが可能である。このような固形油は、ココナッツ油
(CNO)、パーム油(PO)、パーム核油(PKO)
及び硬化大豆油(HSBO)または硬化ココナッツ油
(HCNO)のような硬化植物油を含む。例えばココナ
ッツ油と硬化ココナッツ油または他の硬化固形油の混合
物など、上述した植物油を混合して用いても良い。
【0019】溶剤は、植物油と一種またはそれ以上の上
述したエステルとの混合物でも良い。このような溶剤混
合物は、本願出願人によるヨーロッパ特許出願第52
0,639A号に開示されている。
【0020】発色剤溶液の溶剤は、基本的には植物油及
び/または上述したエステルからなるのが好ましく、従
って現在広く感圧紙に用いられている炭化水素または塩
素化炭化水素油を実質的に含まないものである。
【0021】本発明で用いる発色性の3,1ベンゾオキ
サジンは、アリール基、好ましくはフェニル基の2−ア
リール−4,4−ジ−アリール 3,1 ベンゾオキサ
ジンであることが好適である。
【0022】このような好適なベンゾオキサジン類は、
下記の一般式に示す発色性2−フェニル−4,4−ジフ
ェニル 3,1ベンゾオキサジンである。
【化1】X、X、X及びXは同一または異なる
ものであり、それぞれ任意に置換されたアミノ、アルコ
キシ、アラルコキシ、アリールオキシ、水素及びハロゲ
ンから選択され、R及びRは同一または異なるもの
であり、それぞれ水素、アルキル、アリールまたはアラ
ルキル、特にベンジルから選択される。上記一般式中の
発色性化合物では、通常X乃至Xの少なくとも1
つ、好ましくは少なくとも2つがアルキル−、アラルキ
ル−またはアリール−置換アミノ基またはアルコキシ、
アラルコキシまたはアリールオキシ基である必要があ
る。現在最も好適な発色化合物としては、上記一般式
中、X及びXがジアルキルアミノ;Xがアルコキ
シ、水素またはハロゲン;Xが水素またはハロゲン;
及びRの一方が水素で、他方がアルキル、特にメ
チルまたはエチル等の低級アルキルのものである。
【0023】本発明の感圧複写紙に用いるのに好適な
3,1 ベンゾオキサジン発色剤の具体例を以下に示
す。 (1)2−フェニル−4−(4−ジエチルアミノフェニ
ル)−4−(4−メトキシフェニル)−6−メチル−7
−ジメチルアミノ−4H−ベンゾ.3,1 オキサジ
ン:
【化2】 すでに述べたように、該化合物は米国特許第4,83
5,270号の実施例17の対象であり、発色の際に黒
っぽい色相が得られる。 (2)4−(4−ジエチルアミノフェニル)−7−ジメ
チルアミノ−6−メチル−2−フェニル−4−フェニル
−4H−ベンゾ.3,1 オキサジン:
【化3】 該化合物は米国特許第4,835,270号の実施例1
8の対象であり、発色の際に緑色の色相が得られる。 (3)4−(4−クロロフェニル)−4−(4−ジエチ
ルアミノフェニル)−7−ジメチルアミノ−6−メチル
−2−フェニル−4H−ベンゾ.3,1 オキサジン:
【化4】 該化合物は米国特許第4,835,270号の実施例1
6の対象であり、発色の際に緑色の色相が得られる。 (4)2−(4−クロロフェニル)−4−(4−ジエチ
ルアミノフェニル)−7−ジメチルアミノ−6−メチル
−4−フェニル−4H−ベンゾ.3,1 オキサジン:
【化5】 該化合物は発色の際に緑色の色相が得られる。上記化合
物は、化2乃至5に示すように、通常、ベンゾオキサジ
ン環のメチル置換基が6位ではなく8位であるような重
量基準で5乃至15%の少量の異性体を含む。
【0024】上述したように、緑色発色剤は黒またはほ
ぼ黒色の像を示す発色剤混合物と配合するのに特に有益
である。この点に関して上記化合物3,4,5は、発色
像が退色する際、色相に何ら目立った変化が生じないの
で、特に有益である。これらの化合物はまた、該化合物
を植物油中に溶解し、表面pHが8.7以下の酸性クレ
ー顕色コーティングと共に用いた場合、優れた発色像濃
度が得られることが判明している。
【0025】本発明で用いられる発色剤溶液には、通
常、CVL及び3,3−ビス(1−オクチル−2−メチ
ルインドール−3−イル)フタリド等のフタリドが含ま
れるが、3,7−ジ−N−置換フルオランなど他の発色
剤が含まれても良い。黒色発現フルオランを上述の緑色
発現3,1ベンゾオキサジンと混合することは特に関心
が持たれることである。フルオランによる黒色は退色の
際に赤色化するが、緑色発現ベンゾオキサジンの色相は
元のままであるので、退色する際に発色像全体が赤色化
する作用を防ぐことができる。
【0026】使用に際し、溶解された発色剤を含む本発
明の溶剤組成物はマイクロカプセル化され、従来法通り
に使用される。
【0027】油溶液に溶解する発色剤に加えて他の添加
物、例えば使用する発色剤及びカプセル化と相溶性があ
る酸化防止剤を用いて、酸化により植物油が劣化するの
を防ぐようにすることも好ましいことである。
【0028】マイクロカプセルは、米国特許第2,80
0,457号、同第2,800,458号、同第3,0
41,289号に記載の如く、ゼラチン及び1またはそ
れ以上の他のポリマーをコアセルベート法により製する
か、あるいは米国特許第4,001,140号、同第
4,100,103号、同第4,105,823号、及
び同第4,396,670号に記載の如く、ポリマー先
駆物質をイン・シツ(in situ)重合法によって
製することで得られる。
【0029】製造された発色剤含有マイクロカプセル
は、例えば澱粉または澱粉とカルボキシメチルセルロー
スとの混合物等の適当なバインダー、及び時期尚早な崩
壊からカプセルを保護するための粒状剤(スチルト剤)
と共にコーティング組成物内に処方される。前記スチル
ト剤には例えば、小麦澱粉粒またはセルロース繊維塊状
物の粉砕物あるいはこれらの混合物が使用される。こう
して得られたコーティング組成物は、計量ロールコータ
ーやエアナイフ等を使用して、従来法によって塗布され
る。
【0030】溶剤組成物及び顕色コーティングの表面p
Hを除けば、本発明の感圧複写紙は従来のものと同じも
のである。このような複写紙は特許文献及びその他に開
示されているので、ここでは説明を省略する。
【0031】本発明複写紙(マイクロカプセルを塗布す
る前)の厚さと坪量は従来の複写紙と同様であって、例
えば、厚さは約60乃至90ミクロンで、坪量は35乃
至50gm-2またはそれ以上で約100gm-2程度、あるい
はそれ以上であっても良い。坪量は、最終的に得られる
複写紙をCBシートにするかCFBシートにするかによ
って多少変更される。上記した高い坪量は、通常、CB
シートにおいてのみである。
【0032】以下、実施例に沿って本発明を説明する
が、特別に断りがない限り全ての部及びパーセントは重
量基準である。
【0033】
【実施例】実施例1 3種類の酸性クレー顕色剤組成物を異なるpH値で調製
し、従来のアルキルケテン ダイマー サイズされた4
8gm-2のノーカーボン基紙にそれぞれ従来法によるブレ
ードコートを施し、CFシートを製するためにこれを乾
燥した。塗布量は8乃至9gm-2であった。各組成物は、
乾式基準で、酸洗浄したモンモリロン石顕色剤クレー5
8%(日本、水沢化学社製「シルトン AC」)、カオ
リンエキステンダー25%、及びスチレン−ブタジエン
ラテックスバインダー17%を含み、固形分47乃至
48%程度に調製される。水酸化ナトリウムをpHの調
整に用いたが、その量は2乃至3%程度であり、必要と
される最終混合物pHに応じて変更されることになる。
得られた最終混合物pH値は10.2、9.1及び8.
2であった。最終CFシートの表面pH値を表面電極に
取付けたpHメーターによって測定し、その結果を下記
に示す。混合物pH 表面pH 8.2 8.2 9.1 9.0 10.2 9.7 CFシートはそれぞれ、感圧複写紙のセットとして、マ
イクロカプセルが塗布されたCBシートと併用され、該
CBシートにおいてマイクロカプセルは2−フェニル−
4−(4−ジエチルアミノフェニル)−4−(4−メト
キシフェニル)−6−メチル−7−ジメチルアミノ−4
H−ベンゾ.3,1 オキサジン、すなわち上記した化
合物2をCNO100%の溶剤に1%溶かした溶液(1
%の濃度は、調製の際に前記異性体及び少量の不純物が
含まれる化合物に関するものである。)を内包してい
た。マイクロカプセルは、英国特許第870,476号
に開示されているコアセルベート法により従来通りに調
製されたものである。マイクロカプセルの壁材にはゼラ
チン、カルボキシメチル、セルロース及びビニルメチル
エーテル/無水マレイン酸共重合体が用いられた。製造
されたマイクロカプセルは、ゼラチン化澱粉バインダー
及び収納、取扱い等に際してマイクロカプセルが偶然に
開裂することを防ぐ特殊な澱粉、すなわち「スチルト
剤」と共に従来のマイクロカプセルコーティング組成物
に配合される。そして該コーティング組成物を感圧複写
紙用のCBシート製造用に従来用いられてきた基紙に塗
布した。各感圧複写紙セットにドットマトリックスプリ
ンターによってブロック像(ドットの塊による発現像)
を与え、複写紙のセットを分離し、得られたブロック像
の濃度を分光光度計を用いて発現及び非発現領域のリフ
レクタンスにより測定し、得られた結果を以下「リフレ
クタンス比」としてパーセンテージで示す。(リフレク
タンス比が低い方が発色像濃度は高くなる。) 完全な発色が得られるように、最初の測定が行われる前
に、ブロック像を実験室の引出の暗室に48時間放置し
て発現させた。次に、発現像を昼光螢光ストリップラン
プの列を有するキャビネット内に24時間晒した。これ
は退色作用を促進してシミュレートすることで、通常の
使用下において発現した感圧複写紙に起こり得る退色の
代用としたものである。リフレクタンスの測定は、上記
露光期間中、所定間隔をおいて繰り返し行われた。得ら
れた結果を下記の表1に示す。 表1 CF表面pH 退色後のリフレクタンス比 0hr 4hr 8hr 16hr 24hr 8.2 78.8 86.5 86.7 88.5 88.8 9.0 79.3 89.1 89.2 89.9 90.5 9.7 76.5 92.2 92.0 92.5 92.6 pH値の低いシート(8.2及び9.0)は、pH値の
高いシートよりも退色しにくいことが分かる(リフレク
タンス値の差はpH値が9.7のシートでは16.1で
あるのに対して、pH値の低いシートでは10.0及び
11.2である。)。しかしながら表面pHの高いシー
トで得られた初期発現濃度は、表面pHの低い2枚のシ
ートよりも僅かに高かった。表面pHの低いシートの退
色像は、表面pHの高いシートのそれと比較するとより
ニュートラルで、緑色の色相がうすくなっていることを
示した。
【0034】実施例2 3種類のアルミナ/シリカ顕色剤組成物を異なるpH値
(8,9及び10)で調製し、アルキル ケテン ダイ
マー サイズされた従来のノーカーボン基紙にそれぞれ
塗布してCFシートを製した。アルミナ/シリカ顕色剤
にはフィンランド、ヘルシンキ所在のゼオフィン オイ
社製の「ゼオコピー 133」という商標で市販されて
いるものを用いた。各顕色剤組成物は、乾式基準で、シ
リカ/アルミナ59.5%、カオリン25.5%、及び
ラテックス15%を含むものであった。基紙の坪量は4
8gm-2で、乾燥状態での顕色剤の塗布量は7.5gm-2
あった。各顕色剤組成物は、固形分48%程度で塗布さ
れた。水酸化ナトリウムをpHの調整に用いたが、その
量は2乃至3%程度であり、必要とされる最終混合物p
Hに応じて変更されることになる。最終CF製品の表面
pH値を実施例1の場合と同様に測定し、得られた結果
を下記の表2aに示す。表2a 混合物pH 表面pH 8.0 7.9 9.0 8.3 10.0 9.1 上記CFシートと、実施例1で用いたのと同一の発色剤
を一連の溶剤中に溶かした1%の発色剤溶液をカプセル
化したものを担持するCBシートとからなる感圧複写紙
(すなわちCB−CFセット)のカレンダー濃度(C
I)試験を行った。該CBシートは通常、実施例1に記
載された方法で製され、この場合の溶剤については、下
記の表2bに示す。 表2b 100% ひまわり油(SFO) 50:50 オリーブ油(OLO):2−エチルヘキシル ココエイト(EHC) 100% パーム油(PKO) 100% イソプロピル ミリステート(IPM) 100% 部分硬化大豆油(HSBO) 50:50 ココナッツ油(CNO):硬化ココナッツ油 (HCNO) 50:50 なたね油(RSO):2−エチルヘキシル ココエイト(EHC) CI試験でCBシート片はCFシート片に重ねられ、こ
れらシート片を実験室カレンダーに通すことでカプセル
を開裂し、CF片に色彩が得られる。暗室(実施例1と
同様)で2分及び48時間発現した後、彩色されたシー
ト片のリフレクタンスを測定した。結果は、1から測定
されたリフレクタンスを減じることによって得られた吸
光度(absorbance) として示した。発現像に16時間経
過後までの退色試験を行い、この間、実施例1の記載と
同様、一定間隔で濃度測定を行った。得られた結果を下
記の表2cに示す。 表2c 溶剤 CF表面ph 吸光度 退色後の吸光度 2min 48hr 4hr 8hr 16hr SFO 7.9 0.254 0.245 0.210 0.177 0.169 8.3 0.254 0.242 0.201 0.167 0.161 9.1 0.243 0.227 0.182 0.164 0.158 OLO/EHC 7.9 0.238 0.236 0.216 0.181 0.168 1:1 8.3 0.241 0.237 0.208 0.170 0.162 9.1 0.233 0.234 0.194 0.166 0.160 PKO 7.9 0.254 0.252 0.229 0.195 0.177 8.3 0.253 0.254 0.225 0.186 0.169 9.1 0.228 0.248 0.209 0.170 0.163 IPM 7.9 0.297 0.300 0.269 0.236 0.209 8.3 0.300 0.307 0.278 0.221 0.190 9.1 0.284 0.301 0.248 0.188 0.174 HSBO 7.9 0.251 0.251 0.222 0.189 0.174 8.3 0.252 0.254 0.219 0.180 0.166 9.1 0.236 0.250 0.198 0.172 0.164 CNO/HCNO 7.9 0.256 0.257 0.237 0.211 0.188 1:1 8.3 0.256 0.260 0.232 0.195 0.174 9.1 0.230 0.254 0.218 0.175 0.164 RSO/EHC 7.9 0.260 0.257 0.230 0.191 0.175 1:1 8.3 0.262 0.261 0.224 0.178 0.166 9.1 0.252 0.259 0.194 0.168 0.161 幾つかの矛盾点あるいは例外が含まれるものの、表面p
Hの高いシートは、表面pHの低いシートに比べると退
色しにくいということが分かる。実施例1と同様、表面
pHの低いシートの退色像は、表面pHの高いシートの
それと比較するとよりニュートラルで、緑色の色相がう
すくなっていることを示した。
【0035】実施例3 酸性クレー顕色剤組成物を実施例1に記載の方法によっ
て調製した。但し、最終混合物pH値及びこれに対応す
るCF表面pH値は下記に示したものを用いた。混合物pH 表面pH 8.0 8.4 8.5 8.7 9.0 9.3 CFシートはそれぞれ、感圧複写紙のセットとして、実
施例2に記載の通りマイクロカプセルが塗布されたシー
トと併用した。各感圧複写紙にドットマトリックスプリ
ンターによってブロック像を与え、実施例1に詳述した
通りにリフレクタンスの測定を行った。但し、露光によ
り促進した退色の測定は24時間迄ではなく、4時間後
及び16時間後とした。得られた結果を下記表3に示
す。 表3 溶剤 CF表面pH リフレクタンス比 退色後のリフレクタンス比 2min 48hr 4hr 16hr OLO/EHC 8.4 89.1 87.4 89.0 90.7 1:1 8.7 88.7 87.0 89.8 91.8 9.3 88.0 86.2 89.8 92.9 PKO 8.4 80.6 78.6 81.7 83.8 8.7 79.4 77.1 83.9 85.0 9.3 94.5 76.8 84.8 87.7 IPM 8.4 66.5 64.4 68.2 71.9 8.7 65.4 63.4 71.1 75.5 9.3 64.5 62.6 71.6 79.5 HSBO 8.4 80.3 78.2 82.0 84.5 8.7 79.1 76.8 83.4 87.3 9.3 78.8 76.2 83.9 89.4 CNO/HCNO 8.4 78.0 75.5 79.7 81.4 1:1 8.7 76.2 73.6 81.5 83.2 9.3 76.1 73.0 82.7 85.9 pH8.4及びpH8.7のシートでは、pH9.3の
シートと比べると耐退色性がかなり優れていることが分
かる。pH8.4のシートでは退色像の色相はニュート
ラルであったが、pH8.7のシート及びpH9.3の
シートに至ってはより緑色が濃かった。
【0036】実施例4 2種類の異なるマイクロカプセル塗布シートを用いるこ
とを除いては、実施例3と同じ方法を繰り返した。これ
ら塗布シートは、RSO/EHCが50:50及びCN
O/HCNOが50:50でそれぞれ混合された溶剤中
に他の3,1ベンゾオキサジン緑色発色剤、すなわち上
記した化合物3を1%溶かした溶液(すでに記載した異
性体及び少量の不純物を含んでいる。)を含有してい
た。得られた結果を下記表4に示す。 表4 溶剤 CF表面pH リフレクタンス比 退色後のリフレクタンス比 2min 48hr 4hr 16hr CNO/HCNO 8.4 83.3 82.9 85.4 86.8 1:1 8.7 82.7 81.4 84.9 87.3 9.3 84.3 81.8 86.3 88.6 RSO/EHC 8.4 90.1 89.6 91.0 92.3 1:1 8.7 89.8 89.1 90.7 93.3 9.3 89.8 89.0 91.3 93.6 実施例3で用いた顕色剤ほど目立った効果は得られなか
ったものの、pH8.4及びpH8.7のシートはpH
9.3のシートよりも耐退色性が優れていることが分か
る。退色に際して、色相の変化はなかった。
【0037】実施例5 ここでは、さらに2つの3,1ベンゾオキサジン緑色発
色剤、すなわち上記した化合物4及び5を用いる。これ
らの発色剤をそれぞれ、CNO溶剤中に1%の濃度(す
でに上述した異性体及び少量の不純物を含んでいる。)
で溶解した。得られた溶液を実施例1と同様の方法に従
ってマイクロカプセル化した。次に、実施例1に示した
ように、得られたマイクロカプセルをCBシートを製す
るのに使用した。これらCBシート及び実施例1に記載
したCBシート(化合物2を含有している)を一連のC
Fシートに対してセットし、実施例1に示したようにブ
ロック像を与えた。該CFシートは実施例1の記載と同
様の方法によって製し、表面pH値は7.3、7.8、
8.6及び9.6とした。最初に得られた発色像濃度及
び退色後の濃度を実施例1に記載の通りに測定した。但
し、暗室で2分間発現したもの及び48時間発現したも
のだけ測定を行った。得られた結果を下記表5a乃至5
cに示す。 表5a−化合物4 CF表面pH リフレクタンス比 退色後のリフレクタンス 2min 48hr 4hr 8hr 16hr 24hr 7.3 88.9 89.9 91.0 92.4 93.6 95.2 7.8 91.2 90.6 91.3 93.1 95.2 96.9 8.6 90.0 90.5 91.2 92.2 95.1 95.7 9.6 94.3 93.1 92.1 92.6 96.9 97.1 表5b−化合物5 CF表面pH リフレクタンス比 退色後のリフレクタンス 2min 48hr 4hr 8hr 16hr 24hr 7.3 87.7 87.6 88.7 89.6 92.4 93.0 7.8 89.5 88.1 88.0 90.4 93.6 94.5 8.6 88.1 88.0 88.7 89.9 93.9 94.4 9.6 92.5 90.1 88.9 90.3 95.5 95.7 表5c−化合物2 CF表面pH リフレクタンス比 退色後のリフレクタンス 2min 48hr 4hr 8hr 16hr 24hr 7.3 82.2 80.8 83.9 86.5 87.0 90.6 7.8 81.7 80.5 83.5 87.6 89.2 93.2 8.6 82.5 80.8 84.4 87.3 89.0 92.4 9.6 82.8 80.7 84.1 88.2 92.0 93.9 化合物2を除く化合物4及び5は、表面pHの低いシー
ト(pH値7.3、7.8及び8.6)と併用した場
合、表面pHの高いシートと併用した場合に比較してか
なり改善された初期発現像濃度が得られることが判明し
た。退色後の発現濃度は、3つの化合物全てにおいて表
面pHの高いシートよりも表面pHの低いシートの方が
好結果を示した。化合物4及び5を用いた場合、いづれ
の発現像にも退色の際の色相の変化は見られなかった。
これに対して化合物2を用いた場合の退色像の色相変化
は、表面pHの高いシートよりも表面pHの低いシート
の方が緑色がうすかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド ジョン テイラー イギリス、エイチ・ピー17 0ジェー・エ ス、 バッキンガムシャー、モンクス リ スブロウ、アイレスバリー ロード、 2 チルターン ビュー コテージズ (72)発明者 イヴァン シェイハム イギリス、アール・ジー21 4イー・イ ー、 バッキンガムシャー、マーロウ、12 ウィンステイ ガーデンズ (72)発明者 マーガレット パトリシア テンプリー イギリス、オー・エックス9 3ティー・ エフ、 オックスフォードシャー、テー ム、34 チャルグローブ ロード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発色剤を溶解した油溶液の単離した小滴
    を個々の圧壊バリヤに内包した状態で担持した基紙と、
    同基紙の対向面または異なる基紙に塗布され、前記溶液
    中の発色剤と接触することで効果的に発色する無機顕色
    剤のコーティングからなる感圧複写材料において、 a)前記油溶液は、溶剤として、植物油及び/またはカ
    ルボキシル炭素原子に加えて少なくとも3つの炭素原子
    を鎖に含んだ直鎖または分岐鎖炭化水素を有する非芳香
    族モノカルボン酸の1、2または3官能エステルを含
    み、 b)前記発色剤溶液は少なくとも1つの3,1ベンゾオ
    キサジンを含み、 c)前記顕色剤コーティングの表面pHが約8.7以下
    であることを特徴とする感圧複写材料。
  2. 【請求項2】 前記顕色剤コーティングの表面pHは
    8.5以下、好ましくは8.4以下であることを特徴と
    する請求項1記載の感圧複写材料。
  3. 【請求項3】 前記溶剤は実質的に、植物油及び/また
    は請求項1に記載のエステルからなることを特徴とする
    請求項1または2に記載の感圧複写材料。
  4. 【請求項4】 前記溶剤は実質的に、室温で固体または
    半固体の植物油からなることを特徴とする請求項3記載
    の感圧複写材料。
  5. 【請求項5】 前記植物油は、硬化ココナッツ油または
    他の硬化植物油と任意に混合されたココナッツ油である
    ことを特徴とする請求項4記載の感圧複写材料。
  6. 【請求項6】 前記3,1ベンゾオキサジン発色剤は2
    −アリール−4,4−ジ−アリール 3,1ベンゾオキ
    サジンであることを特徴とする請求項1乃至5のいづれ
    か一項に記載の感圧複写材料。
  7. 【請求項7】 前記ベンゾオキサジン発色剤は2−フェ
    ニル−4,4−ジフェニル−3,1ベンゾオキサジンで
    あることを特徴とする請求項6記載の感圧複写材料。
  8. 【請求項8】 発色性の3,1ベンゾオキサジンは下記
    の式 【化1】 (X、X、X及びXは同一または異なるもので
    あり、それぞれ任意に置換されたアミノ、アルコキシ、
    アラルコキシ、アリールオキシ、水素及びハロゲンから
    選択され、R及びRは同一または異なるものであ
    り、それぞれ水素、アルキル、アリールまたはアラルキ
    ル、特にベンジルから選択される。)を有することを特
    徴とする請求項7記載の感圧複写材料。
  9. 【請求項9】 X及びXがジアルキルアミノ、X
    がアルコキシ、水素またはハロゲン、Xが水素または
    ハロゲンで、R及びRの一方が水素で、他方がアル
    キル、特にメチルまたはエチル等の低級アルキルのもの
    であることを特徴とする請求項8記載の感圧複写材料。
  10. 【請求項10】 前記発色剤は2−フェニル−4−(4
    −ジエチルアミノフェニル)−4−(4−メトキシフェ
    ニル)−6−メチル−7−ジメチルアミノ−4H−ベン
    ゾ.3,1 オキサジンであることを特徴とする請求項
    9記載の感圧複写材料。
  11. 【請求項11】 前記発色材は、4−(4−ジエチルア
    ミノフェニル)−7−ジメチルアミノ−6−メチル−2
    −フェニル−4−フェニル−4H−ベンゾ.3,1 オ
    キサジン; 4−(4−クロロフェニル)−4−(4−
    ジエチルアミノフェニル)−7−ジメチルアミノ−6−
    メチル−2−フェニル−4H−ベンゾ.3,1 オキサ
    ジン; または2−(4−クロロフェニル)−4−(4
    −ジエチルアミノフェニル)−7−ジメチルアミノ−6
    −メチル−4−フェニル−4H−ベンゾ.3,1 オキ
    サジンであることを特徴とする請求項9記載の感圧複写
    材料。
  12. 【請求項12】 前記基紙はアルカリまたは中性サイズ
    されたシートであることを特徴とする請求項1乃至11
    のいづれか一項に記載の感圧複写材料。
JP7205198A 1994-07-20 1995-07-19 感圧複写材料 Pending JPH0848074A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9414637.0 1994-07-20
GB9414637A GB9414637D0 (en) 1994-07-20 1994-07-20 Presure-sensitive copying material

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0848074A true JPH0848074A (ja) 1996-02-20

Family

ID=10758616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7205198A Pending JPH0848074A (ja) 1994-07-20 1995-07-19 感圧複写材料

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5605874A (ja)
EP (1) EP0697292B1 (ja)
JP (1) JPH0848074A (ja)
CA (1) CA2154373A1 (ja)
DE (1) DE69502360T2 (ja)
ES (1) ES2115321T3 (ja)
GB (1) GB9414637D0 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2990999A (en) * 1998-09-23 2000-04-10 Mead Corporation, The Microcapsules comprising solvent for chromogenic material
US6310002B1 (en) 2000-03-07 2001-10-30 Appleton Papers Inc. Record material
US6544926B1 (en) 2001-10-11 2003-04-08 Appleton Papers Inc. Microcapsules having improved printing and efficiency
US7108190B2 (en) * 2003-02-28 2006-09-19 Appleton Papers Inc. Token array and method employing authentication tokens bearing scent formulation information
US20060063125A1 (en) * 2003-04-22 2006-03-23 Hamilton Timothy F Method and device for enhanced dental articulation
US6932602B2 (en) * 2003-04-22 2005-08-23 Appleton Papers Inc. Dental articulation kit and method
US20040251309A1 (en) * 2003-06-10 2004-12-16 Appleton Papers Inc. Token bearing magnetc image information in registration with visible image information
JP6895887B2 (ja) 2014-12-30 2021-06-30 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー Voc除去用の、アルミノケイ酸塩類、およびアルミノケイ酸塩から生成したコーティング
US10925704B2 (en) 2016-02-02 2021-02-23 Microcopy, Ltd. Interproximal articulation holder

Family Cites Families (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB335762A (en) 1929-10-22 1930-10-02 Charles William Blount Improvements relating to water taps
US2800457A (en) 1953-06-30 1957-07-23 Ncr Co Oil-containing microscopic capsules and method of making them
US2712507A (en) 1953-06-30 1955-07-05 Ncr Co Pressure sensitive record material
BE530009A (ja) 1953-06-30
US2730457A (en) 1953-06-30 1956-01-10 Ncr Co Pressure responsive record materials
US3016308A (en) 1957-08-06 1962-01-09 Moore Business Forms Inc Recording paper coated with microscopic capsules of coloring material, capsules and method of making
NL246986A (ja) 1959-01-02 1900-01-01
GB1192938A (en) 1966-11-18 1970-05-28 Fuji Photo Film Co Ltd Improvements in or relating to Pressure-Sensitive Copying Paper
FR1553291A (ja) 1967-01-27 1969-01-10
FR1571089A (ja) * 1968-08-05 1969-06-13
US3622364A (en) 1968-11-12 1971-11-23 Mizusawa Industrial Chem Color former for pressure sensitive recording paper and process for producing same
US3637757A (en) 1969-01-21 1972-01-25 Ncr Co Diethylamino fluorans
SE394868B (sv) * 1970-07-08 1977-07-18 Yamamoto Kagaku Gosei Kk Tryckkensligt kopiepapper, hos vilket som fergbildare anvendes ett bensylaminofluoranderivat
JPS4917490B1 (ja) 1970-07-23 1974-05-01
GB1374049A (en) 1971-12-27 1974-11-13 Yamada Kagaku Kenkyusho Co Ltd 6-n-alkyl-n-arylamino fluorans and compositions containing the same
JPS4931414A (ja) * 1972-07-05 1974-03-20
JPS5328028B2 (ja) * 1973-05-18 1978-08-11
GB1459417A (en) 1973-05-21 1976-12-22 Ciba Geigy Ag Diamino substituted fluoran compounds their manufacture and their use
JPS5138245B2 (ja) 1973-05-22 1976-10-20
GB1463815A (en) 1973-09-26 1977-02-09 Ciba Geigy Ag Heterocyclic substituted fluoran compounds their manufacture and use
JPS5817036B2 (ja) * 1974-04-23 1983-04-04 富士写真フイルム株式会社 キロクザイリヨウ
US4001140A (en) 1974-07-10 1977-01-04 Ncr Corporation Capsule manufacture
JPS5180685A (en) * 1975-01-09 1976-07-14 Ricoh Kk Sosuiseiekitaino kapuserukahoho
US4027065A (en) * 1975-04-28 1977-05-31 Ncr Corporation Pressure-sensitive record material
JPS604797B2 (ja) * 1975-05-02 1985-02-06 呉羽化学工業株式会社 感圧複写紙用染料溶剤
GB1507739A (en) 1975-11-26 1978-04-19 Wiggins Teape Ltd Capsules
US4100103A (en) 1976-12-30 1978-07-11 Ncr Corporation Capsule manufacture
JPS5434909A (en) 1977-08-08 1979-03-14 Yamada Chem Co Colored recording material
US4335013A (en) * 1979-08-24 1982-06-15 Monsanto Company Solvents useful in pressure-sensitive mark-recording systems
US4343652A (en) * 1979-08-24 1982-08-10 Monsanto Europe S.A. Chromogen solutions for pressure-sensitive mark-recording systems
AU5960380A (en) 1979-08-30 1981-03-05 A. Ehrenreich G.m.b.H. & Co. KG Bellows seal and retaining ring
ZA811973B (en) 1980-04-08 1982-04-28 Wiggins Teape Group Ltd Process for the production of microcapsules
NZ197378A (en) * 1980-06-12 1983-11-18 Wiggins Teape Group Ltd Record material carrying colour developer composition containing hydrated silica/alumina composite
US4391850A (en) * 1980-06-13 1983-07-05 The Wiggins Teape Group Limited Record material carrying a color developer composition
JPS5715996A (en) 1980-07-03 1982-01-27 Mizusawa Ind Chem Ltd Novel clay mineral based color former for heat-sensitive copying paper and production thereof
JPS58138689A (ja) * 1982-02-13 1983-08-17 Mitsubishi Paper Mills Ltd 感圧記録系
JPS59207284A (ja) * 1983-05-10 1984-11-24 Fuji Photo Film Co Ltd 感圧記録用顕色剤シ−トの製造方法
EP0144472B2 (en) 1983-12-06 1992-06-24 Mizusawa Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Clay mineral-type color developer composition for pressure-sensitive recording sheets
US4629800A (en) * 1984-03-09 1986-12-16 Kanzaki Paper Manufacturing Co., Ltd. Fluoran compounds
DE3605552A1 (de) * 1986-02-21 1987-08-27 Bayer Ag Hochkonzentrierte, stabile loesungen von farbbildnern
JPH074986B2 (ja) * 1986-05-26 1995-01-25 富士写真フイルム株式会社 感熱記録材料
DE3622262A1 (de) 1986-07-02 1988-01-07 Bayer Ag Chromogene 3,1-benzoxazine
DE3633116A1 (de) * 1986-09-30 1988-04-07 Feldmuehle Ag Druckempfindliches aufzeichnungsmaterial
US4837210A (en) 1987-01-27 1989-06-06 Appleton Papers Inc. Fluoran derivatives and their use in recording materials
US5178949A (en) * 1989-03-27 1993-01-12 Jujo Paper Co., Ltd. Color-former
GB8928455D0 (en) 1989-12-16 1990-02-21 Wiggins Teape Group Ltd Process for the production of record material
US5209947A (en) * 1989-12-16 1993-05-11 The Wiggins Teape Group Limited Process for the production of record material
US5084433A (en) * 1990-11-21 1992-01-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Carbonless paper printable in electrophotographic copiers
JPH04253779A (ja) * 1991-01-30 1992-09-09 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 活版用カプセルインキ及びその印刷シート
GB9110608D0 (en) * 1991-05-16 1991-07-03 Wiggins Teape Group Ltd Colour developer composition
GB9113086D0 (en) 1991-06-18 1991-08-07 Wiggins Teape Group Ltd Solvent compositions for use in pressure-sensitive copying paper
JPH0550746A (ja) * 1991-08-22 1993-03-02 Fuji Photo Film Co Ltd 記録材料
DE4130743A1 (de) * 1991-09-16 1993-03-18 Bayer Ag Mikrokapseln aus isocyanaten mit polyethylenoxidhaltigen gruppen
DE69321765T3 (de) 1992-06-04 2006-08-24 Arjo Wiggins Ltd., Basingstoke Druckempfindliches Aufzeichnungsmaterial
GB9221621D0 (en) * 1992-10-15 1992-11-25 Wiggins Teape Group Ltd Solvents for use in pressure-sensitive record material
GB9313790D0 (en) * 1993-07-03 1993-08-18 Wiggins Teape Group The Ltd Pressure-sensitive copying material
GB9318371D0 (en) * 1993-09-04 1993-10-20 Carrs Paper Ltd Pressure-sensitive record materials
GB9318369D0 (en) * 1993-09-04 1993-10-20 Carrs Paper Ltd Pressure-sensitive record materials
DE4409265A1 (de) * 1994-03-18 1995-09-21 Bayer Ag Druckempfindliches Aufzeichnungsmaterial, das natürliche Öle und/oder Derivate davon enthält

Also Published As

Publication number Publication date
CA2154373A1 (en) 1996-01-21
ES2115321T3 (es) 1998-06-16
EP0697292A1 (en) 1996-02-21
US5605874A (en) 1997-02-25
DE69502360T2 (de) 1998-08-27
EP0697292B1 (en) 1998-05-06
GB9414637D0 (en) 1994-09-07
DE69502360D1 (de) 1998-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3361850B2 (ja) 感圧性記録材料
JPH0848074A (ja) 感圧複写材料
US5476829A (en) Pressure-sensitive copying material
US3952117A (en) Method of desensitizing
US5880064A (en) Carbonless pressure-sensitive copying paper
JPS6210271B2 (ja)
US5330566A (en) Capsule coating
US4070508A (en) Recording method comprising reacting cellulose fiber with a basic color former
CA1060156A (en) Dye solvents for pressure-sensitive copying systems
JPH07276797A (ja) 天然油及び/又はその誘導体を含む感圧記録材料
JPS62221596A (ja) 感圧記録材料
US5397624A (en) Pressure-sensitive copying paper
DE3701462A1 (de) Verfahren zur herstellung eines druckempfindlichen aufzeichnungsmaterials
JPH04225071A (ja) 発色剤
JPH0635207B2 (ja) 3,1―ベンゾキサジンとフルオランの混合物
JPS588688A (ja) 感圧複写紙
JPS6025785A (ja) 感圧複写紙用顕色紙
JPH06297834A (ja) 感圧記録シート
JPH08503668A (ja) 感圧記録材料への印刷方法
JPH03147885A (ja) ノーカーボン感圧複写紙用発色剤シート
JPH02117881A (ja) 単一層型自己発色性感圧記録シート
JPH03258585A (ja) ノーカーボン感圧複写紙用発色剤シート
JPH01196387A (ja) 記録材料
JPS62146677A (ja) ビスフェノール化合物を使用した記録材料
JPS5874389A (ja) 感圧複写記録ユニツト