JPH084322Y2 - 旋回キヤスタ - Google Patents

旋回キヤスタ

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JPH084322Y2
JPH084322Y2 JP1990116549U JP11654990U JPH084322Y2 JP H084322 Y2 JPH084322 Y2 JP H084322Y2 JP 1990116549 U JP1990116549 U JP 1990116549U JP 11654990 U JP11654990 U JP 11654990U JP H084322 Y2 JPH084322 Y2 JP H084322Y2
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JP
Japan
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turning
axle
swivel
caster
wheel
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JP1990116549U
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English (en)
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JPH0373202U (ja
Inventor
新太郎 斎藤
源二 大熊
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、トレールの反転機構を備える旋回キヤス
タに関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来のこの種の旋回キヤスタとしては、例えば実開昭
53−63166号に開示されるものがある。この旋回キヤス
タは、台車に旋回自在に支承したブラケットに、水平方
向の長孔を形成すると共に、これら長孔に車輪を移動自
在に支承してある。しかして、この旋回キヤスタによれ
ば、長孔内を車輪が移動することによつて車輪の旋回動
作を伴うことなく方向転換ができ、台車の直進性が損な
われないとしている。
しかしながら、このような従来の旋回キヤスタにあつ
ては、車輪は、単に長孔内に移動自在に支承される構造
であり、車輪を長孔内の端部に向けて付勢する手段を備
えないため、車輪の長孔内での位置が不安定であり、旋
回動作が円滑に行われ難いという不具合があった。特
に、車輪が長孔の中央部に位置し、トレールがほぼ零の
状態で台車が旋回した場合、車輪が円滑に旋回できず、
旋回不能な事態を生ずる恐れがある。
また、実公昭48−13890号に開示される従来の他の旋
回キヤスタは、旋回自在の台枠取付板と一体に下方に垂
設した相対向する挟持板に車輪支持腕の上部を該腕に一
定キヤスタ角を形成させて遊動可能に挿入し、該腕の上
部に回転案内輪および芯軸を車軸方向に突設して挟持板
に貫設した案内孔に装架し車輪支持腕が反対キヤスタ角
を形成するような力を受けた時、芯軸は案内孔を上下に
遊動し、これに伴って回転案内輪はその中心がえがく軌
跡と相似形の案内孔上縁を転動するようにしてある。
しかして、この旋回キヤスタによれば、反対キヤスタ
角を形成するような力を受けた時、芯軸が案内孔を上下
に遊動すると共に、回転案内輪が案内孔上縁を転動する
ため、車輪の旋回動作を伴うことなく方向転換ができ、
台車の直進性が損なわれない。
しかしながら、このような従来の旋回キヤスタにあっ
ては、反対キヤスタ角を形成するような力を受けた時、
芯軸が案内孔を上下に遊動すると共に、回転案内輪がそ
の中心がえがく軌跡と相似形の案内孔上縁を転動するた
め、台車に上下動を与えることことなく車軸に水平動を
許容して反対方向キヤスタ角を形成することができる
が、回転案内輪を案内孔の端部に向けて付勢する手段を
備えないため、車輪の位置が不安定であり、旋回動作が
円滑に行われないという不具合があった。特に、回転案
内輪が案内孔の上部に位置し、車輪が中央部に位置して
トレールがほぼ零の状態で台車が旋回した場合、前記し
た従来例と同様に車輪が円滑に旋回できなくなる恐れが
ある。仮に、案内孔に特殊形状を与えて回転案内輪に案
内孔の両側に移動する習性を与えた場合、反対キヤスタ
角を形成させる際に台車の上下動を伴ってしまう。すな
わち、台車に上下動を与えることなく、反対キヤスタ角
を形成させると共に、通常時の回転案内輪に安定位置を
採らせるように付勢することができない。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、このような従来の技術的課題に鑑みてな
されたものであり、その構成は、支持枠と、垂直な旋回
中心線回りの旋回が自在として該支持枠に支持される旋
回部材と、該旋回部材の枠体の開口部に受入れられて水
平方向の移動が案内される車軸を有する車輪と、該旋回
部材の中間部に揺動可能にピン結合され、二股部に該車
軸を受入れる揺動カム部材と、前記ピン結合箇所を中心
とする前記水平方向の両側への該揺動カム部材の傾動を
付勢するスプリングとを備える旋回キヤスタである。
〔作用〕
この旋回キヤスタは、支持枠を例えば台車に固定して
使用に供される。台車の通常の進路変更に対しては、旋
回部材が旋回中心線の回りに旋回して、車輪を進行方向
に向けて対応する。また、台車の前後進間の進路変更に
対しては、車輪に路面抵抗を受けて、車軸が水平に移動
し、揺動カム部材を揺動させてスプリングを圧縮させ、
次いでスプリングに付勢されて傾斜側である他端位置に
保持される。かくしてトレールを反転して車輪を安定さ
せる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例について第1,2図を参照して
説明する。
図中において符号51は支持枠で、台車2への取付け用
のボルト52の挿通用孔53をフランジ部54に有する。支持
枠51には、スラストおよびラジアル荷重を受ける一対の
軸受55,56を介して旋回部材57を旋回自在に支持する。
すなわち、各軸受55,56の外輪58,59は支持枠51の段面51
a,51bにてそれぞれ支持し、一方の軸受56の内輪60を旋
回部材57の段面57aにて支持すると共に、他方の軸受55
の内輪61を座金62を介してナット63にて抑え、各内外輪
61,58及び60,59にて円錐状の転動体64,65を保持してあ
る。
66は車軸67に図外の軸受を介して回転自在に支持した
2つの車輪であり、トレールの反転機構68を介して旋回
部材57に支持する。車軸67は、旋回部材57に固設した枠
体69の開口部に受入れて支持すると共に、車軸67の中央
部に形成した小径部67aを枠体69の上下各面の突条69aに
係合させて、車軸67の水平方向の移動を案内するように
なつている。また旋回部材57に固定した一対の支持板76
の中間部にピン70を架設し、該ピン70にて一対の揺動カ
ム部材71,72を前記水平方向の前後両側に揺動可能に支
持し、該カム部材71,72の頂部と旋回部材57との間に圧
縮して介装したスプリング73,74にて揺動カム部材71,72
を下方に向けて押圧し、該カム部材71,72の下端部の各
二股部71a,72aに車軸67を受入れている。なお、スプリ
ング73,74のカム部材71,72の頂部への係止箇所の中心
は、少なくともカム部材71,72が傾斜しない垂直位置を
採った際、ピン70の中心よりも上方に位置している。従
って、揺動カム部材71,72は、垂直位置を採った際に第
1図上にて左右いずれにも傾動しないデツドポイントを
有するが、揺動カム部材71,72は第1図上にて左右いず
れかに傾斜した場合、この傾斜側への傾動がスプリング
73,74によって付勢されて、車軸67を枠体69の開口部の
いずれか一方の端面に向けて押し付けるようになる。こ
のようにして、カム部材71,72によつて車軸67の向きを
一定に維持しながら、旋回部材57の垂直な旋回中心線Z
と車軸66の接地点O2との間隔にて与えられるトレールt2
を良好に確保すると共に、車軸67の盲動を抑えている。
次に作用について説明する。
台車2の通常の進路変更に対しては、旋回部材57が旋
回中心線Zの回りに旋回して、車輪66を進行方向に向け
て対応する。また、台車2の前後進間の進路変更(第1
図上にて右方向への進路変更)に対しては、車輪66に路
面抵抗を受けて、車軸67は左方向に水平に移動し、揺動
カム部材71,72を揺動させてスプリング73,74を均等な圧
縮状態とし、次いでスプリング73,74に付勢されて第1
図に仮想線にて示す左端位置に保持される。かくしてト
レールの反転機構68の作用にてトレールt2を反転して車
輪66を安定させる。なお、車軸67の端部位置は、揺動カ
ム部材71,72が旋回部材57に当接して規制されている
が、車軸67を旋回部材57に形成した図外のストッパ部に
当接させて規制することもできる。
〔考案の効果〕
以上の説明によって理解されるように、この考案によ
れば、台車の前後進間の進路変更に対し、車輪がトレー
ルを反転させて対応するので、旋回部材の旋回に伴う台
車の大きな挙動を抑えることができ、台車の安定走行が
確保されると共に、所要通路幅の削減を図ることができ
るという効果が得られる。加えて、台車に上下動を与え
ることなくトレールを反転させることができると共に、
通常時の車輪を安定位置に保持することができ、旋回動
作が円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの考案の1実施例を示し、第1図は旋回キ
ヤスタを示す一部切開した側面図,第2図は同じく一部
切開した正面図である。 2:台車,51:支持枠,57:旋回部材,64,65:転動体,66:車輪,
67:車軸,68:トレールの反転機構,69:枠体,69a:突条,70:
ピン,71,72:揺動カム部材,71a,72a:二股部,73,74:スプ
リング,Z:旋回中心線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持枠と、垂直な旋回中心線回りの旋回が
    自在として該支持枠に支持される旋回部材と、該旋回部
    材の枠体の開口部に受入れられて水平方向の移動が案内
    される車軸を有する車輪と、該旋回部材の中間部に揺動
    可能にピン結合され、二股部に該車軸を受入れる揺動カ
    ム部材と、前記ピン結合箇所を中心とする前記水平方向
    の両側への該揺動カム部材の傾動を付勢するスプリング
    とを備えることを特徴とする旋回キヤスタ。
JP1990116549U 1990-11-06 1990-11-06 旋回キヤスタ Expired - Lifetime JPH084322Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990116549U JPH084322Y2 (ja) 1990-11-06 1990-11-06 旋回キヤスタ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990116549U JPH084322Y2 (ja) 1990-11-06 1990-11-06 旋回キヤスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0373202U JPH0373202U (ja) 1991-07-24
JPH084322Y2 true JPH084322Y2 (ja) 1996-02-07

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ID=31664820

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990116549U Expired - Lifetime JPH084322Y2 (ja) 1990-11-06 1990-11-06 旋回キヤスタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5726001A (en) * 1980-07-19 1982-02-12 Miyao Yoshino Caster
JPS5871203A (ja) * 1981-10-22 1983-04-27 Yoshiharu Yamada キヤスタ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0373202U (ja) 1991-07-24

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