JPH0842461A - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JPH0842461A
JPH0842461A JP19471094A JP19471094A JPH0842461A JP H0842461 A JPH0842461 A JP H0842461A JP 19471094 A JP19471094 A JP 19471094A JP 19471094 A JP19471094 A JP 19471094A JP H0842461 A JPH0842461 A JP H0842461A
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bush
seal
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connecting portion
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JP19471094A
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Koji Taneda
浩司 種子田
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール耐久性、組立性を向上させる一方、断
面積を小さくすることで締代による反発力を抑えたブッ
シュリングを使用して、過剰ローディングを防止し、焼
き付けを避けるとともに、機械効率を向上させたギヤポ
ンプを提供することである。 【構成】 リング部15a、15bと、これら両リング
部15a、15bを連結している連結部15cからなる
ブッシュシールによりプレッシャローディングエリヤを
区画しているギヤポンプにおいて、このブッシュシール
15は、リング部15a、15b断面を長円にするとと
もに、上記接続部15cはリング部断面長円の径と等し
い厚さを持つ肉厚部18と、そのまわりに形成した薄い
ヒレ部19からなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に産業車両用の油
圧源として使用されるギヤポンプに係り、特にプレッシ
ャローディングエリア区画用のブッシュシールを使用し
たギヤポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜7に示した従来のギヤポンプは、
ボディ1にボディボア2を形成するとともに、このボデ
ィボア2にドライブギヤ3とドリブンギヤ4を組み込ん
でいる。また、上記ボディボア2内には、ブッシュ5〜
8を両ギヤ3、4の側面に設けるとともに、このブッシ
ュは両ギヤの軸9〜12を支持している。なお、ブッシ
ュ5とブッシュ8を一組とし、同時にブッシュ6とブッ
シュ7とを一組としている。ボディ1の両端には、カバ
ー13およびカバー14を取り付ける一方、ドライブギ
ヤ3の軸12がこのカバー14を貫通するようにして、
図示していない駆動源に連動している。
【0003】図4に示すように、一組のブッシュ5、8
の背面にはブッシュシール15とOリング16が、ブッ
シュ5、8に形成された凸部に沿うようにはめ込まれて
いる。ここで、図5に示すように、ブッシュシール15
は、軸9、12をそれぞれ囲んでいるリング部15a、
15bおよび連結部15cから構成されている。このブ
ッシュシール15と、Oリング16によりプレッシャロ
ーディングエリアが区画される。つまり、ブッシュリン
グ15の外周とOリング16で囲まれた凹部分が高圧エ
リアHとなる。この高圧エリアHには、吐出油が通路1
7を通って導かれるとともに、この圧力に応じてブッシ
ュ5、8がギヤの側面に圧接し、ローディングバランス
を保っている。なお、ブッシュ6、7の背面の構成も上
記と同質の構成であり、その説明は省略する。
【0004】ブッシュシール15のリング部15a、1
5bの断面は円形であり、連結部15cはこの円の直径
と同じ厚さである。(図6参照)ここで、図7に示すよ
うに、ブッシュ5、8を一組としてボディボア2内に設
ける際に、ブッシュ5、8のわずかなずれにより、わず
かなすき間20が形成されることがある。よって、上記
のように連結部15cは、リング部15a、15bの断
面の直径と同じ厚さにして、このすき間20をシールす
る必要がある。ここで、連結部15cの長さlは、わず
かなすき間20をシールするだけあればよいが、そうす
ると連結部としての機能が低下してしまう恐れがある。
つまり、連結部15cの長さlが短いと、このブッシュ
シール15を保管する際に、連結部15cにねじれなど
が生じ変形してしまい、組付性が悪くなってしまうこと
などがあった。
【0005】しかしながら、連結部としての機能を考慮
して、この連結部15cの長さlを長くすると別の問題
が生じてしまう。つまり、連結部15cを長くすること
で、その断面積が大きくなり、さらには締代による反発
力が大きくなってしまうので、カバー13、14を、ボ
ディ1に取り付ける際に、連結部15cはその断面積に
応じた反発力を持ってしまう。このように大きな反発力
を持つと、特に組立後、初期には、ブッシュ5、8のギ
ヤサイドへの押付力が必要以上に大きくなってしまい、
過剰ローディングとなってしまう。そのため、機械効率
が悪くなるとともに、焼き付けを起こしてしまう恐れが
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の装
置によれば、ブッシュシールの連結部を短くすると、連
結部としての機能が低下してしまい、保管時などに、ね
じれなどの変形が生じるとともに、その組付性が悪くな
ってしまう。逆に、連結部としての機能を考慮して、こ
の連結部15cを長くすると、その断面積が大きくな
り、締代による反発力が大きくなってしまう。このと
き、カバー13、14をボディ1に取り付けると、連結
部15cは、その断面積に応じた反発力を持つととも
に、このように大きな反発力を持つと、特に組立後、初
期には、ブッシュ5、8のギヤサイドへの押付力が必要
以上に大きくなってしまい、過剰ローディングとなって
しまう。そのため、ギヤポンプの機械効率が悪くなると
ともに、焼き付けを起こしてしまう恐れがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ドライブ
ギヤの軸を支持しているブッシュと、ドリブンギヤの軸
を支持しているブッシュとを、一組としてギヤの側面に
設けるとともに、上記一組のブッシュ背面のブッシュシ
ールによりプレッシャローディングエリアを区画し、こ
のブッシュシールは、各軸を囲むリング部とこれら両リ
ング部を連結する連結部とからなるとともに、この連結
部によりブッシュの接合部をシールする一方、このブッ
シュシールをブッシュの背面に形成した同形の凸部に沿
ってはめ込んだ構成にしたギヤポンプを前提とする。上
記のギヤポンプを前提として、上記ブッシュシールの連
結部は、リング部断面円の直径と同じ厚さである肉厚部
と、そのまわりに形成した薄いヒレ部とからなる点に特
徴を有する。第2の発明は、第1の発明において、ブッ
シュシールのリング部断面を、長円にした点に特徴を有
する。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、上記のような構成にした
ので、ヒレ部によりブッシュシールの連結部を長くして
接続機能を高めたときも、連結部の断面積は大きくなら
ず、よって反発力の作用による押付力を抑えることがで
きるとともに、過剰ローディングを防止することが可能
となる。第2の発明のよれば、リング部の断面積を小さ
くすることで、締代による反発力を、より小さくするこ
とができるので、さらに過剰ローディングを抑えること
ができる。
【0009】
【実施例】図1、2に、この発明の実施例のブッシュシ
ールを示す。このブッシュシール15はリング部15
a、15b、そして連結部15cから構成され、眼鏡状
となっている。図2に示すようにリング部15a、15
bの断面は、図2上下方向、つまりブッシュの押付方向
に長径を持つ、長円となっている。ここで、連結部15
cは肉厚部18とヒレ部19により構成される。肉厚部
18は、上記断面の長円あるいは楕円の長径と同じ厚さ
であり、また、その両端部に厚さを薄くしたヒレ部19
を形成している。肉厚部18は、従来例でも述べたよう
に、少なくともすき間20をシールするだけあればよ
い。そしてヒレ部19を形成することで、連結部として
の機能を保っている。なお、従来例と同一の構成要素に
ついては、同一の記号を記すと共に、その詳細な説明は
省略する。
【0010】次に、この実施例のブッシュシールの作用
について説明する。上記のように、連結部15cのヒレ
部19により、従来例のものより連結部15c全体の長
さLが長くなっているので、その剛性が向上する。よっ
て、ねじれなどの変形を避けることができ、さらには組
付性の向上、シール耐久性の向上が可能となる。同時
に、連結部15cの断面積は従来のものに比べ、小さく
することができるので、反発力の作用が小さくなる。よ
って、特にギヤポンプ組立後の初期における過剰ローデ
ィングが避けられるとともに、焼き付けを避けることが
可能である。さらに、リング部15a、15bの断面積
を小さくすることで、より反発力の作用を小さくしてい
る。
【0011】
【発明の効果】第1の発明によれば、連結部の剛性を高
めることでブッシュシールのねじれなどの変形を避ける
とともに、ブッシュシールの組付性およびシール耐久性
の向上が可能となる。また、連結部の断面積が小さくな
ることで、反発力による過剰ローディングを避けるとと
もに、寸法誤差を許容し易くなる.さらにはこのブッシ
ュシールを用いることで、ギヤポンプの機械効率を向上
させるとともに、焼き付けを避けることが可能である。
第2の発明によれば、さらにブッシュシールのリング部
の断面積を小さくすることで、より反発力の作用を小さ
くすることができ、さらに過剰ローディングを避けるこ
とができる。そして、ギヤポンプの機械効率を向上させ
るとともに、焼き付けを避けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のブッシュシール外観図であ
る。
【図2】図1に示したブッシュシールのB−B線断面図
である。
【図3】ギヤポンプの断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】従来例のブッシュシール外観図である。
【図6】図5に示したブッシュシールのC−C線断面図
である。
【図7】一組のブッシュを組み込む際に生じるすき間を
示す図である。
【符号の説明】
15 ブッシュシール 15a リング部 15b リング部 15c 連結部 18 肉厚部 19 ヒレ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブギヤの軸を支持しているブッシ
    ュと、ドリブンギヤの軸を支持しているブッシュとを、
    一組としてギヤの側面に設けるとともに、上記一組のブ
    ッシュ背面のブッシュシールによりプレッシャローディ
    ングエリアを区画し、このブッシュシールは、各軸を囲
    むリング部とこれら両リング部を連結する連結部とから
    なるとともに、この連結部によりブッシュの接合部をシ
    ールする一方、このブッシュシールをブッシュの背面に
    形成した同形の凸部に沿ってはめ込んだ構成にしたギヤ
    ポンプにおいて、上記ブッシュシールの連結部は、リン
    グ部断面円の直径と同じ厚さである肉厚部と、そのまわ
    りに形成した薄いヒレ部とからなることを特徴とするギ
    ヤポンプ。
  2. 【請求項2】 ブッシュシールのリング部断面を、長円
    にしたことを特徴とする請求項1のギヤポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014118876A1 (ja) * 2013-01-29 2014-08-07 株式会社日立製作所 回転型流体機械

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WO2014118876A1 (ja) * 2013-01-29 2014-08-07 株式会社日立製作所 回転型流体機械
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