JPH0838267A - 棚板昇降装置 - Google Patents

棚板昇降装置

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Publication number
JPH0838267A
JPH0838267A JP17711194A JP17711194A JPH0838267A JP H0838267 A JPH0838267 A JP H0838267A JP 17711194 A JP17711194 A JP 17711194A JP 17711194 A JP17711194 A JP 17711194A JP H0838267 A JPH0838267 A JP H0838267A
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JP
Japan
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shelf
screw shaft
shelf board
screw
plate
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JP17711194A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Taniguchi
辰夫 谷口
Shigeru Nakayama
滋 中山
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TANIGUCHI KOGYO KK
Original Assignee
TANIGUCHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 棚板昇降装置は、棚枠の底面部から天井部へ
と直立して延長し且つ回転駆動させられるように支持さ
れた複数本のスクリュー軸と、スクリュー軸に係合して
最上段の棚板に連結させられているスクリューナット
と、スクリュー軸に係合して下の段の棚板のうちのそれ
ぞれに連結させられているスラストベアリングと、棚枠
の底面部と最下段の棚板との間および隣接する棚板間に
設けられその間を所定の間隔に保持するための連結部材
と、棚枠に配置され複数本のスクリュー軸を同期して回
転駆動させるための駆動手段とを備えている。 【効果】 長年使用しても棚板の傾きなどの問題を生ず
ることなく、また、使用時においても、棚板の横揺れを
生ずることがないので、棚板上への物品の収納作業に支
障を生ずることもない。また、構造自体が簡単であるこ
ととから、全体として装置価格を低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器等を収納する食器
消毒保管庫、冷温蔵庫等において使用される上下移動可
能な棚板の昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食器消毒保管庫、冷温蔵庫等に限
らず一般のストック棚として使用される棚は、棚板が予
め設定した間隔で固定され、人が収納物を出し入れする
構造とされているのが普通である。このような通常の棚
の構造では、棚板の高さを人の背丈以上に高くすると、
収納物が見にくくなり、また収納物の出し入れに際し、
踏み台等が必要となり、不便な上に不安定となる問題が
あった。
【0003】このような通常の棚構造の問題点を解決す
る目的で、従来、棚枠内に複数の棚板が上下に移動可能
に吊り下げられ、不使用時には該棚板を降ろし、使用時
には該棚板を上昇させて使用することができるような昇
降可能な棚板構造のものが開発され使用されてきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来の棚板昇
降装置においては、棚板をワイヤーのみで吊り下げして
いるものが多く、このようなワイヤーでの吊り下げ構造
では、長年使用していると、ワイヤーの伸びが生じ、棚
板の四隅におけるワイヤーの伸びの差が出てきて棚板が
傾いたりしてしまう問題があった。
【0005】また、ワイヤーでの吊り下げのみでは、棚
板がふらついたり、大きな横揺れを生じたりする問題が
あるため、これを防止するために、棚板側部に強固なブ
ラケットを設けるようにしたものもあったが、このよう
にあまり強固なブラケットを側部に設けると、各構成部
分の寸法精度を非常に高めないと、棚枠内への棚板の吊
り下げ、各棚板への側部ブラケットの取り付け等の組立
てが容易に上手くいかなくなってしまう。したがって、
各構成部分の寸法精度を高めて製作せねばならず、装置
全体がそれだけ高価なものとなってしまうという問題が
あった。
【0006】本発明の目的は、前述したような従来技術
の問題点を解消しうるような棚板昇降装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、棚枠内
に複数の棚板が上下に移動可能に吊り下げられ、不使用
時には該棚板を降ろし、使用時には該棚板を上昇させて
使用する棚板の昇降装置において、前記棚枠の底面部か
ら天井部へと直立して延長し且つ回転駆動させられるよ
うに支持された複数本のスクリュー軸と、該スクリュー
軸に係合して前記複数の棚板のうちの最上段の棚板に連
結させられているスクリューナットと、前記スクリュー
軸に係合して前記最上段の棚板より下の段の棚板のうち
のそれぞれ対応する棚板に連結させられているスラスト
ベアリングと、前記棚枠の底面部と最下段の棚板との間
および隣接する棚板間に設けられその間を所定の間隔に
保持するための連結部材と、前記棚枠に配置され前記複
数本のスクリュー軸を同期して回転駆動させるための駆
動手段とを備え、前記駆動手段により前記スクリュー軸
を一方の方向に回転させるときには、前記スクリューナ
ットが該スクリュー軸にそって上方に移動させられて、
前記最上段の棚板が上方へと移動させられ、この移動が
前記連結部材を通して前記スラストベアリングをして前
記スクリュー軸にそって上方に移動せしめ、前記最上段
の棚板より下の段の各棚板を順次上方へと移動させ、一
方、前記駆動手段により前記スクリュー軸を他方の方向
に回転させるときには、前記スクリューナットが該スク
リュー軸にそって下方に移動させられて、前記最上段の
棚板が下方へと移動させられ、この移動が前記連結部材
を通して前記スラストベアリングをして前記スクリュー
軸にそって下方に移動せしめ、前記最上段の棚板より下
の段の各棚板を順次下方へと移動させるようにしたこと
を特徴とする。
【0008】本発明の好ましい実施態様によれば、前記
連結部材は、前記棚枠の底面部と最下段の棚板との間ま
たは隣接する棚板間の両側部の前後に引き渡された所定
の長さのチェンワイヤーと、これら前後のチェンワイヤ
ーのほぼ中間部の間に張られ常にこれらチェンワイヤー
を内側へと折り畳む方向の偏移力を及ぼす弾性部材とか
ら構成される。
【0009】本発明の別の好ましい実施態様によれば、
前記連結部材は、前記棚枠の底面部と最下段の棚板との
間または隣接する棚板間の両側部の前後に渡って設けら
れたX字状の折り畳み可能なステーから構成される。
【0010】
【実施例】次に、添付図面に基づいて、本発明の実施例
について本発明をより詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例としての棚板昇
降装置の概略正面図であり、図2は、図1の棚板昇降装
置の概略側面図であり、図3は、図1の棚板昇降装置の
概略平面図である。この実施例の棚板昇降装置は、食器
消毒保管庫や冷温蔵庫や一般のストック棚等の棚構造に
適用できるものである。これら図1、図2および図3に
示されるように、この実施例の棚板昇降装置は、棚枠1
0を備えており、この棚枠10は、左右前後の四隅の支
柱部11と、天井部12と、床面部13とからなってい
る。この棚枠10は、スチール部材で形成されてよく、
特に、食器消毒保管庫に適用するような場合には、腐食
にも強いステンレススチール製とするのが好ましい。
【0012】棚枠10の底面部13から天井部12へと
直立して延長し且つ回転駆動させられるように支持され
た4本のスクリュー軸20が設けられている。これらス
クリュー軸20の各々は、底面部13に配置された軸受
け部20Aと天井部12に配置された軸受け部20Bと
によって支承されている。これらスクリュー軸20の各
々には、スクリューナット51が係合させられている。
最上段の棚板41は、これら4つのスクリューナット5
1に連結されて、棚枠10内において水平に保持されて
いる。
【0013】また、これらスクリュー軸20には、最上
段の棚板41より下の段の棚板42、43および44の
ための合計12個のスラストベアリング52が係合させ
られている。これらスラストベアリング52は、スクリ
ュー軸20にそって自由に移動しうるとともに、スクリ
ュー軸20の自由な回転を許すものである。棚板42、
43および44の各々は、それぞれ対応する4つのスラ
ストベアリング52に連結されて、棚枠10内において
水平に保持されている。
【0014】さらに、棚枠10の底面部13と最下段の
棚板44との間および隣接する棚板43、42、41間
に設けられその間を所定の間隔に保持するための連結部
材が設けられており、この実施例では、これら連結部材
は、棚枠10の底面部13と最下段の棚板44との間ま
たは隣接する棚板43、42、41間の両側部の前後に
引き渡された所定の長さのチェンワイヤー61、62
と、これら前後のチェンワイヤー61および62のほぼ
中間部63の間に張られ常にこれらチェンワイヤー6
1、62を内側へと折り畳む方向の偏移力を及ぼすスプ
リング64とから構成されている。
【0015】これら連結部材の詳細構成について詳述す
るに、図2の側面図によく示されているように、最上段
の棚板41とその下の段の棚板42との間の連結部材に
おいては、前後のチェンワイヤー61、62は、スクリ
ューナット51に設けられたワイヤー掛け部51Aとス
ラストベアリング52に設けられたワイヤー掛け部52
Aとの間に引き渡されており、これらチェンワイヤー6
1および62の接続部63との間にスプリング64が張
られている。
【0016】最上段の棚板41の下の段の棚板42とさ
らにその下の段の棚板43との間の連結部材において
は、前後のチェンワイヤー61、62は、棚板42のた
めのスラストベアリング52に設けられたワイヤー掛け
部52Aと棚板43のためのスラストベアリング52に
設けられたワイヤー掛け部52Aとの間に引き渡されて
おり、これらチェンワイヤー61および62の接続部6
3との間にスプリング64が張られている。
【0017】同様に、棚板43と棚板44との間の連結
部材においては、前後のチェンワイヤー61、62は、
棚板43のためのスラストベアリング52に設けられた
ワイヤー掛け部52Aと棚板44のためのスラストベア
リング52に設けられたワイヤー掛け部52Aとの間に
引き渡されており、これらチェンワイヤー61および6
2の接続部63との間にスプリング64が張られてい
る。
【0018】最下段の棚板44と棚枠10の底面部13
との間の連結部材においては、前後のチェンワイヤー6
1、62は、棚板44のためのスラストベアリング52
に設けられたワイヤー掛け部52Aと底面部13の側部
前後に設けられたワイヤー掛け部53との間に引き渡さ
れており、これらチェンワイヤー61および62の接続
部63との間にスプリング64が張られている。
【0019】棚枠10の天井部12には、4本のスクリ
ュー軸20を同期して回転駆動させるための駆動手段が
設けられている。この実施例では、駆動手段は、天井部
12の上に配設した断熱ボード12Aの上に搭載した減
速機付きモータ30を備えている。このモータの出力シ
ャフト31には、スプロケット32が取り付けられてい
る。また、スクリュー軸20のうちの1本のスクリュー
軸20の上部端にも、スプロケット33が取り付けられ
ている。そして、スプロケット32とスプロケット33
との間にローラーチェン34が掛けられている。さらに
また、各スクリュー軸20の上端部には、スプロケット
21が取り付けられており、これらスプロケット21に
は、ローラーチェン22が掛けられている。図3によく
示されるように、ローラーチェン22に対しては、チェ
ンテンショナー23が係合させられるようになってい
る。
【0020】次に、このような構造の棚板昇降装置の全
体の動作について、特に、図4を参照して説明する。図
1および図2は、4つの棚板41、42、43および4
4のすべてが上方に引き上げられていて、隣接する棚板
同志の間に所定の間隔が保持された状態を示しているの
であるが、通常、不使用時には、これら棚板41、4
2、43および44のすべては棚枠10の底面部13へ
と引き下げられていて、その底面部13の上に互いに重
ね合わされた状態とされている。
【0021】使用時においては、先ず、駆動モータ30
を付勢すると、出力シャフト31の一方の方向の回転に
より、スプロケット32が回転し、この回転がローラー
チェン34を介して、スプロケット33が一方の方向に
回転させられる。すると、このスプロケット33に関連
したスクリュー軸20が回転させられると同時に、この
スクリュー軸20に関連したスプロケット21も回転さ
せられる。このスプロケット21に掛けられたローラー
チェン22は、他の3本のスクリュー軸20に取り付け
られたスプロケット21にも掛けられているので、それ
ら3つのスプロケット21も、ローラーチェン22を介
して同期して回転させられる。このようにして、駆動モ
ータ30の付勢により、4本のスクリュー軸20が同期
して、一方の方向に回転させられる。
【0022】すると、各スクリュー軸20に係合したス
クリューナット51がそのスクリュー軸20にそって上
方向へと移動させられ始める。これらスクリューナット
51に連結されている最上段の棚板41は、その下の段
の棚板42との間に設けられた両側部の連結部材の一部
を構成しているスプリング64の偏移力に抗して、チェ
ンワイヤー61および62をその畳み込まれた状態から
上下に引き張られた状態へと移行させつつ、4本のスク
リュー軸20にそって上方へと移動させられる。駆動モ
ータ30の付勢は、最上段の棚板41とその下の棚板4
2との間の連結部材であるチェンワイヤー61および6
2並びにスプリング64の組み合わせ体が、その畳み込
まれた状態から完全に引き張られた状態となり、最上段
の棚板41が作業の適した高さ位置まで引き上げられた
ときに、一旦自動的に停止されるようにするとよい。こ
のための手段としては、棚板41の位置によって作動さ
れるリミットスイッチを配置する等任意の手段を用いて
行われうる。
【0023】このようにして、最上段の棚板41が作業
に適した高さ位置まで引き上げられて停止されたとき、
作業者は、その棚板41の上に、例えば、消毒保管すべ
き食器1を載置していく作業を行なう。そして、棚板4
1へのこのような収納作業を終了した後、作業者は、再
び駆動モータ30を付勢して、スクリュー軸20をさら
に一方の方向へと回転させる次の段の棚板42の引き上
げを行わせる。これにより、最上段の棚板41の下で完
全に引き張られたチェンワイヤー61および62を介し
て、スライドベアリング52がスクリュー軸20にそっ
て上方へと移動させられて、それにより、下の段の棚板
42が棚板41と同時に上方へと引き上げられ始める。
【0024】このとき、棚板42とその下の段の棚板4
3との間に設けられた連結部材であるチェンワイヤー6
1および62並びにスプリング64の組み合わせ体が、
そのスプリング64の偏移力に抗して、その畳み込み状
態から引き張られた状態へと移行させられ始める。図4
は、このようにして2段目の棚板42が作業に適した高
位置の寸前まで引き上げられたところ示している。
【0025】以下、同様にして、各段の棚板が作業最適
位置の高さまで引き上げられるのであるが、その動作に
ついては、前述の動作説明に準じて容易に理解できるの
で、ここでは繰り返し説明しない。また、引き上げられ
た各棚板41、42、43および44を棚枠10の底面
部13上に互いに重ね合わされた状態まで降ろすための
作業および動作についても、前述した作業および動作と
全く逆のものであり、容易に理解できるので、ここでは
詳述しない。このような棚板の降ろし動作においては、
スクリュー軸20は、勿論、他方の方向に回転させら
れ、連結部材であるチェンワイヤー61および62並び
にスプリング64の組み合わせ体は、チェンワイヤー6
1および62が上下方向に引き張られた状態から、スプ
リング64の偏移力によって、折り畳まれた状態へと自
動的に移行させられていく。
【0026】次に、図5および図6を参照して、本発明
の棚板昇降装置の別の実施例について説明する。この別
の実施例は、連結部材を除いて他の構成は、図1から図
4に関して説明した装置と全く同じであるので、それら
点については繰り返し説明しない。図1から図4の実施
例では、連結部材は、チェンワイヤー61および62並
びにスプリング64との組み合わせ体からなるものであ
った、この別の実施例では、連結部材は、棚枠の底面部
と最下段の棚板との間または隣接する棚板間の両側部の
前後に渡って設けられたX字状の折り畳み可能なステー
からなる。
【0027】図5は、図2と同様の側面図の一部を略示
したものであり、棚板41と棚板42との間に設けられ
るステー構造の一部を示しており、図6は、図5のステ
ー構造の部分正面図である。これら図5および6に示さ
れるように、この別の実施例においては、連結部材は、
棚板昇降装置の両側部において前後に延長する2本の細
長いステー部材71および72を備えている。これら2
本のステー部材71および72は、その中間部に形成し
た貫通孔に通された枢軸ボルト73によって互いに組み
付けられている。ステー部材71および72とは、その
枢軸ボルト73を中心としてX字状に開いた状態と、畳
まれた状態との間に自由に動くことができるようにされ
ている。
【0028】ステー部材71の両端には、細長スロット
71Aが形成されており、ステー部材72の両端にも、
細長スロット72Aが形成されている。ステー部材71
の一方の端部の細長スロット71Aは、最上段の棚板4
1に連結し且つスクリュー軸20に係合したスクリュー
ナット51に設けられた係合ボルト51Bによって嵌合
されており、ステー部材71の他方の端部の細長スロッ
ト(図示していない)は、下の段の棚板42に連結し且
つスクリュー軸(図示していない)に係合したスラスト
ベアリング(図示していない)に設けられた係合ボルト
(図示していない)によって嵌合されている。一方、ス
テー部材72の一方の端部の細長スロット72Aは、下
の段の棚板42に連結し且つスクリュー軸20に係合し
たスラストベアリング52に設けられた係合ボルト52
Bによって嵌合されており、ステー部材72の他方の端
部の細長スロット(図示していない)は、最上段の棚板
41に連結し且つスクリュー軸(図示していない)に係
合したスクリュー軸(図示していない)に設けられた係
合ボルト(図示していない)によって嵌合されている。
【0029】このようなステー構造の連結部材が棚板昇
降装置において果たす役割は、図1から図4に関して前
述しチェンワイヤーおよびスプリングからなる連結部材
の果たす役割と同じであるから、その全体の動作につい
てはここでは繰り返し詳述しない。図5において仮想線
にて示すように、不使用時において、棚板41が棚板4
2の上に重ねられた状態では、ステー部材71の細長ス
ロット71Aに対してもステー部材72の細長スロット
72Aに対しても、それぞれ嵌合した係合ボルト51B
および52Bは、最も内側の縁部に当接した状態で、ス
テー構造は完全に畳まれた状態とされる。図5において
実線で示すように、使用時において、最上段の棚板41
がその下の段の棚板42から所定の間隔に保持される状
態では、ステー部材71の細長スロット71Aに対して
もステー部材72の細長スロット72Aに対しても、そ
れぞれ嵌合した係合ボルト51Bおよび52Bは、最も
外側の縁部に当接した状態で、ステー構造は完全にX字
状に開かれた状態とされる。連結部材としてのこのステ
ー構造体は、完全に閉じた状態とX字状に完全に開いた
状態との間において、棚板41および42のスクリュー
軸20にそっての移動につれて、枢軸ボルト73を中心
として自由に枢動しうるものである。
【0030】このようなステー構造体が、棚板42と棚
板43との間、また、棚板43と棚板44との間、ま
た、棚板44と棚枠10の底面部13との間に設けられ
ることは勿論である。この別の実施例の棚板昇降装置の
全体の動作については、図1から図4に関して説明した
実施例の全体動作に準じて容易に理解できことであるの
で、ここでは繰り返し説明しない。
【0031】
【発明の効果】本発明の棚板昇降装置は、スクリュー
軸、スクリューナット、スラストベアリングおよび連結
部材との堅固な構造としているので、長年使用しても棚
板の傾きなどの問題を生ずることなく、また、使用時に
おいても、棚板の横揺れを生ずることがないので、棚板
上への物品の収納作業に支障を生ずることもない。ま
た、強固なブラケット等を使用する必要がないので、各
構成部分の加工精度をそれほど高める必要なしに容易に
組み立てることが可能となり、このことと、構造自体が
簡単であることとから、全体として装置価格を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての棚板昇降装置の概略
正面図である。
【図2】図1の棚板昇降装置の概略側面図である。
【図3】図1の棚板昇降装置の概略平面図である。
【図4】図1の棚板昇降装置の全体の動作を説明するた
めの概略側面図である。
【図5】本発明の別の実施例としての棚板昇降装置にお
けるステー構造を示す部分側面図である。
【図6】図5のステー構造の部分正面図である。
【符号の説明】
1 食器 10 棚枠 11 支柱部 12 天井部 12A 断熱ボード 13 底面部 20 スクリュー軸 20A 軸受け部 20B 軸受け部 21 スプロケット 22 ローラーチェン 23 チェンテンショナー 30 減速機付きモーター 31 出力シャフト 32 スプロケット 33 スプロケット 34 ローラーチェン 41 棚板 42 棚板 43 棚板 44 棚板 51 スクリューナット 51A ワイヤー掛け部 51B 係合ボルト 52 スラストベアリング 52A ワイヤー掛け部 52B 係合ボルト 53 ワイヤー掛け部 61 チェンワイヤー 62 チェンワイヤー 64 スプリング 71 ステー部材 71A 細長スロット 72 ステー部材 72A 細長スロット 73 枢軸ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚枠内に複数の棚板が上下に移動可能に
    吊り下げられ、不使用時には該棚板を降ろし、使用時に
    は該棚板を上昇させて使用する棚板の昇降装置におい
    て、前記棚枠の底面部から天井部へと直立して延長し且
    つ回転駆動させられるように支持された複数本のスクリ
    ュー軸と、該スクリュー軸に係合して前記複数の棚板の
    うちの最上段の棚板に連結させられているスクリューナ
    ットと、前記スクリュー軸に係合して前記最上段の棚板
    より下の段の棚板のうちのそれぞれ対応する棚板に連結
    させられているスラストベアリングと、前記棚枠の底面
    部と最下段の棚板との間および隣接する棚板間に設けら
    れその間を所定の間隔に保持するための連結部材と、前
    記棚枠に配置され前記複数本のスクリュー軸を同期して
    回転駆動させるための駆動手段とを備えており、前記駆
    動手段により前記スクリュー軸を一方の方向に回転させ
    るときには、前記スクリューナットが該スクリュー軸に
    そって上方に移動させられて、前記最上段の棚板が上方
    へと移動させられ、この移動が前記連結部材を通して前
    記スラストベアリングをして前記スクリュー軸にそって
    上方に移動せしめ、前記最上段の棚板より下の段の各棚
    板を順次上方へと移動させ、一方、前記駆動手段により
    前記スクリュー軸を他方の方向に回転させるときには、
    前記スクリューナットが該スクリュー軸にそって下方に
    移動させられて、前記最上段の棚板が下方へと移動させ
    られ、この移動が前記連結部材を通して前記スラストベ
    アリングをして前記スクリュー軸にそって下方に移動せ
    しめ、前記最上段の棚板より下の段の各棚板を順次下方
    へと移動させるようにしたことを特徴とする棚板昇降装
    置。
  2. 【請求項2】 前記連結部材は、前記棚枠の底面部と最
    下段の棚板との間または隣接する棚板間の両側部の前後
    に引き渡された所定の長さのチェンワイヤーと、これら
    前後のチェンワイヤーのほぼ中間部の間に張られ常にこ
    れらチェンワイヤーを内側へと折り畳む方向の偏移力を
    及ぼす弾性部材とから構成されている請求項1記載の棚
    板昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記連結部材は、前記棚枠の底面部と最
    下段の棚板との間または隣接する棚板間の両側部の前後
    に渡って設けられたX字状の折り畳み可能なステーから
    構成されている請求項1記載の棚板昇降装置。
JP17711194A 1994-07-28 1994-07-28 棚板昇降装置 Pending JPH0838267A (ja)

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JP17711194A JPH0838267A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 棚板昇降装置

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