JP2558794Y2 - 陳列棚の棚板昇降装置 - Google Patents
陳列棚の棚板昇降装置Info
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- JP2558794Y2 JP2558794Y2 JP7372991U JP7372991U JP2558794Y2 JP 2558794 Y2 JP2558794 Y2 JP 2558794Y2 JP 7372991 U JP7372991 U JP 7372991U JP 7372991 U JP7372991 U JP 7372991U JP 2558794 Y2 JP2558794 Y2 JP 2558794Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、陳列棚に関し、特に、
棚板の高さを無段階に調節し得る棚板昇降装置を備える
陳列棚に関する。
棚板の高さを無段階に調節し得る棚板昇降装置を備える
陳列棚に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、棚板の高さを調節できるようにし
た陳列棚は、たとえば図6に示すように構成したものが
知られている。この陳列棚は、左右1対の垂直な主柱
(101)の下端に、左右1対の水平な脚材(102)
を固着し、左右の主柱(101)及び脚材(102)を
適数本の横梁(103)で連接して、L字状のフレーム
を形成してある。左右の脚材(102)の下面には、そ
れぞれ前後1対の支台(104)を装着してある。
た陳列棚は、たとえば図6に示すように構成したものが
知られている。この陳列棚は、左右1対の垂直な主柱
(101)の下端に、左右1対の水平な脚材(102)
を固着し、左右の主柱(101)及び脚材(102)を
適数本の横梁(103)で連接して、L字状のフレーム
を形成してある。左右の脚材(102)の下面には、そ
れぞれ前後1対の支台(104)を装着してある。
【0003】主柱(101)は、中空断面の長方形をな
し、その前面に、多数の縦長のスリット(105)を、
垂直方向に所定のピツチで列設して開設してある。左右
の主柱(101)における各スリット(105)は、左
右対称にそれぞれ同じ高さ位置に設けてある。
し、その前面に、多数の縦長のスリット(105)を、
垂直方向に所定のピツチで列設して開設してある。左右
の主柱(101)における各スリット(105)は、左
右対称にそれぞれ同じ高さ位置に設けてある。
【0004】棚板保持用のブラケット(106)は、適
宜の厚さの板材を使用して、棚板(108)が載置され
る水平な上縁と、支柱(101)に当接する垂直な後縁
とを形成してあり、後縁には、主柱(101)のスリッ
ト(105)に挿入される複数個のフック(107)
を、スリット(105)に合致するピッチで突設してあ
る。各フック(107)の基部の下面には、主柱(10
1)の前面壁の肉厚よりやや広幅の切り込みを設けてあ
り、フック(107)をそれぞれスリット(105)に
挿入した後、ブラケット(106)を押し下げることに
より、切り込みをスリット(105)の下辺に係合させ
て、ブラケット(106)を主柱(101)に固着す
る。
宜の厚さの板材を使用して、棚板(108)が載置され
る水平な上縁と、支柱(101)に当接する垂直な後縁
とを形成してあり、後縁には、主柱(101)のスリッ
ト(105)に挿入される複数個のフック(107)
を、スリット(105)に合致するピッチで突設してあ
る。各フック(107)の基部の下面には、主柱(10
1)の前面壁の肉厚よりやや広幅の切り込みを設けてあ
り、フック(107)をそれぞれスリット(105)に
挿入した後、ブラケット(106)を押し下げることに
より、切り込みをスリット(105)の下辺に係合させ
て、ブラケット(106)を主柱(101)に固着す
る。
【0005】図6の陳列棚は、左右の主柱(101)に
列設した多数のスリット(105)の中、所要の高さ位
置のものを選択して、ブラケット(106)を装着する
ことにより、ブラケット(106)の装着高さ位置、し
たがって、ブラケット(106)載置される棚板(10
8)の高さを、スリット(105)の列設ピッチを単位
として、調節することができるものである。
列設した多数のスリット(105)の中、所要の高さ位
置のものを選択して、ブラケット(106)を装着する
ことにより、ブラケット(106)の装着高さ位置、し
たがって、ブラケット(106)載置される棚板(10
8)の高さを、スリット(105)の列設ピッチを単位
として、調節することができるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述の従来の陳列棚
は、棚板(108)の高さ位置を、スリット(105)
の列設ピッチを単位として調節し得るにすぎず、その中
間の位置に設定することができないので、棚板(10
8)の高さ位置を細かく調節したい場合には、不都合で
ある。
は、棚板(108)の高さ位置を、スリット(105)
の列設ピッチを単位として調節し得るにすぎず、その中
間の位置に設定することができないので、棚板(10
8)の高さ位置を細かく調節したい場合には、不都合で
ある。
【0007】また、棚板(108)を水平に保持するた
めには、左右の主柱(101)にそれぞれ列設してある
多数のスリット(105)の中から等高の位置のものを
選択して、ブラケット(106)を装着する必要がある
が、左右の主柱(101)の間隔が大きいと、ともすれ
ば左右のブラケット(106)を異なる高さに取付ける
こともある。しかもその場合には、棚板(108)を載
置してみて、始めて左右の高さが不同であることがわか
るという不都合がある。
めには、左右の主柱(101)にそれぞれ列設してある
多数のスリット(105)の中から等高の位置のものを
選択して、ブラケット(106)を装着する必要がある
が、左右の主柱(101)の間隔が大きいと、ともすれ
ば左右のブラケット(106)を異なる高さに取付ける
こともある。しかもその場合には、棚板(108)を載
置してみて、始めて左右の高さが不同であることがわか
るという不都合がある。
【0008】さらに、物品を陳列して使用中の棚板(1
08)の高さ位置を変更する必要が生じた場合には、物
品を全部取り下ろして、棚板(108)を取り外さなけ
れば、ブラケット(106)の装着位置を変更すること
ができないという、不便さがある。
08)の高さ位置を変更する必要が生じた場合には、物
品を全部取り下ろして、棚板(108)を取り外さなけ
れば、ブラケット(106)の装着位置を変更すること
ができないという、不便さがある。
【0009】本考案は、従来の陳列端におけるこれらの
不都合を解消し、棚板の高さ位置を無段階に調節でき、
かつ、棚板及びそれに載置してある物品を取り下ろすこ
となく、高さ位置を調節することができる陳列棚の棚板
昇降装置を提供することを目的とする。
不都合を解消し、棚板の高さ位置を無段階に調節でき、
かつ、棚板及びそれに載置してある物品を取り下ろすこ
となく、高さ位置を調節することができる陳列棚の棚板
昇降装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、次のとおりに構成されている。
めに、本考案は、次のとおりに構成されている。
【0011】後縁に垂直方向に所定ピッチで突設した複
数個のフックを有する左右1対のブラケットにより棚板
を載置するようにした陳列棚において、左右1対の主柱
に、それぞれ昇降可能に装着され、前面に各1個のブラ
ケットを係着するための複数個の縦長のスリットを開設
した左右1対の昇降台と、左右1対の昇降台を、常に同
一高さとなるように同期的に昇降させる昇降駆動装置と
を備えることを特徴とする陳列棚の棚板昇降装置。
数個のフックを有する左右1対のブラケットにより棚板
を載置するようにした陳列棚において、左右1対の主柱
に、それぞれ昇降可能に装着され、前面に各1個のブラ
ケットを係着するための複数個の縦長のスリットを開設
した左右1対の昇降台と、左右1対の昇降台を、常に同
一高さとなるように同期的に昇降させる昇降駆動装置と
を備えることを特徴とする陳列棚の棚板昇降装置。
【0012】昇降駆動装置を、左右の主柱にそれぞれ垂
直方向に固着した1対のラツクと、左右1対の昇降台に
架設され、両端に1対のラツクに噛み合って転動するピ
ニオンを固着した駆動軸と、駆動軸を軸回りに回転駆動
する手段、とで構成することが望ましい。
直方向に固着した1対のラツクと、左右1対の昇降台に
架設され、両端に1対のラツクに噛み合って転動するピ
ニオンを固着した駆動軸と、駆動軸を軸回りに回転駆動
する手段、とで構成することが望ましい。
【0013】駆動軸を回転駆動する手段を、駆動軸に固
着したウオーム歯車と、ウオーム歯車に噛み合って回転
駆動されるウオームとでの構成することが望ましい。
着したウオーム歯車と、ウオーム歯車に噛み合って回転
駆動されるウオームとでの構成することが望ましい。
【0014】この場合、ウオーム歯車とウオームとを、
一方の摺動台の下部に固着した歯車ケースに収容し、ウ
オーム軸の一端を歯車ケースの前面に突出させて、駆動
用のクランクハンドルをウオーム軸の突出端に着脱可能
に係合させることが望ましい。
一方の摺動台の下部に固着した歯車ケースに収容し、ウ
オーム軸の一端を歯車ケースの前面に突出させて、駆動
用のクランクハンドルをウオーム軸の突出端に着脱可能
に係合させることが望ましい。
【0015】
【作用】前面にそれぞれ1個のブラケットを装着した摺
動台を、昇降駆動装置により、左右の主柱に沿って常に
同一高さを保持するように、同期的に昇降させることに
より、ブラケットに載置した棚板の高さ位置を無段階に
調節することができ、また、棚板及びそれに載置してあ
る物品を取り下ろすことなく、高さ位置を調節すること
ができる。
動台を、昇降駆動装置により、左右の主柱に沿って常に
同一高さを保持するように、同期的に昇降させることに
より、ブラケットに載置した棚板の高さ位置を無段階に
調節することができ、また、棚板及びそれに載置してあ
る物品を取り下ろすことなく、高さ位置を調節すること
ができる。
【0016】
【実施例】図1は、本考案を適用した陳列棚を示す斜視
図である。前記の従来例の陳列棚と同様に、左右1対の
垂直な主柱(1)の下端に、水平な脚材(2)を固着
し、左右の主柱(1)を横梁(3)及びX字状の補強材
(4)によって連接して、L字状のフレームを形成して
ある。この実施例では、左右の脚材(2)を最下段の棚
板(5)で連接してある。
図である。前記の従来例の陳列棚と同様に、左右1対の
垂直な主柱(1)の下端に、水平な脚材(2)を固着
し、左右の主柱(1)を横梁(3)及びX字状の補強材
(4)によって連接して、L字状のフレームを形成して
ある。この実施例では、左右の脚材(2)を最下段の棚
板(5)で連接してある。
【0017】この実施例における主柱(1)は、対向す
る内面側が開口したコの字状断面に形成してあり、左右
複数対の昇降台(6)が、それぞれの主柱(1)に沿っ
て同期的に昇降するように設置してある。左右の昇降台
(6)を同期的に昇降させる手段は、図2以下により後
述することとし、まず、全体の構成を説明する。
る内面側が開口したコの字状断面に形成してあり、左右
複数対の昇降台(6)が、それぞれの主柱(1)に沿っ
て同期的に昇降するように設置してある。左右の昇降台
(6)を同期的に昇降させる手段は、図2以下により後
述することとし、まず、全体の構成を説明する。
【0018】左右1対の昇降台(6)を連結して、1本
の駆動軸(7)を水平に架設してあり、昇降台(6)の
一方(この実施例では左側)に、歯車ケース(8)を付
設してある。歯車ケース(8)の前面には、ハンドル軸
(9)を突出してあり、これにクランクハンドル(1
0)を係合して回転させることにより、歯車ケース
(8)に内臓した伝導歯車機構を介して駆動軸(7)を
回転させる。
の駆動軸(7)を水平に架設してあり、昇降台(6)の
一方(この実施例では左側)に、歯車ケース(8)を付
設してある。歯車ケース(8)の前面には、ハンドル軸
(9)を突出してあり、これにクランクハンドル(1
0)を係合して回転させることにより、歯車ケース
(8)に内臓した伝導歯車機構を介して駆動軸(7)を
回転させる。
【0019】駆動軸(7)の左右両端には、それぞれピ
ニオンを固着して、各主柱(1)の内部に垂直方向に設
置したラツクに噛み合わせてあり、駆動軸(7)を回転
することにより、昇降駆動するようにしてある。
ニオンを固着して、各主柱(1)の内部に垂直方向に設
置したラツクに噛み合わせてあり、駆動軸(7)を回転
することにより、昇降駆動するようにしてある。
【0020】昇降台(6)の前面には、前述した従来例
における主柱(101)の前面のスリット(105)と
同様な縦長のスリット(11)を垂直方向に列設してあ
り、従来例と同じブラケット(12)を、同一の要領で
装着する。ただし、スリット(11)の個数は、1つの
昇降台(6)について、ブラケット(12)に形成して
あるフックの個数と同数個にしてある。
における主柱(101)の前面のスリット(105)と
同様な縦長のスリット(11)を垂直方向に列設してあ
り、従来例と同じブラケット(12)を、同一の要領で
装着する。ただし、スリット(11)の個数は、1つの
昇降台(6)について、ブラケット(12)に形成して
あるフックの個数と同数個にしてある。
【0021】左右1対の昇降台(6)にそれぞれブラケ
ット(12)を装着した後、棚板(13)を左右のブラ
ケット(12)に載置する。このとき、歯車ケース
(8)の前面に突設したハンドル軸(9)は、棚板(1
3)から下方に離間した位置にあり、棚板(13)の前
面からクランクハンドル(10)を挿入してハンドル軸
(9)に係合させることができるようにしてある。
ット(12)を装着した後、棚板(13)を左右のブラ
ケット(12)に載置する。このとき、歯車ケース
(8)の前面に突設したハンドル軸(9)は、棚板(1
3)から下方に離間した位置にあり、棚板(13)の前
面からクランクハンドル(10)を挿入してハンドル軸
(9)に係合させることができるようにしてある。
【0022】以下、上記実施例における棚板(13)を
昇降させる装置を、図2ないし図5により説明する。図
2は、昇降駆動装置の正面断面図、図3は、左側の昇降
台及び歯車ケースの一部破断側面図、図4は、左側の昇
降台及び歯車ケースの平面断面図、図5は、右側の昇降
台の平面断面図である。
昇降させる装置を、図2ないし図5により説明する。図
2は、昇降駆動装置の正面断面図、図3は、左側の昇降
台及び歯車ケースの一部破断側面図、図4は、左側の昇
降台及び歯車ケースの平面断面図、図5は、右側の昇降
台の平面断面図である。
【0023】左右の主柱(1)は、図4及び図5に示す
ように、対向する内面側が開口するコの字状断面をな
し、コの字の両縁端をさらに内方へ向けて折り曲げた形
状に形成してある。折り曲げ部の幅は、前側の折り曲げ
部(21)は狭く、後側の折り曲げ部(22)は広くし
てあり、後側の折り曲げ部(22)の中に、垂直方向を
なすラック(23)を皿頭ボルト(24)により装着し
てある。後側の折り曲げ部(22)の前縁は、ラック
(23)の歯先よりもやや前方に突出させてある。
ように、対向する内面側が開口するコの字状断面をな
し、コの字の両縁端をさらに内方へ向けて折り曲げた形
状に形成してある。折り曲げ部の幅は、前側の折り曲げ
部(21)は狭く、後側の折り曲げ部(22)は広くし
てあり、後側の折り曲げ部(22)の中に、垂直方向を
なすラック(23)を皿頭ボルト(24)により装着し
てある。後側の折り曲げ部(22)の前縁は、ラック
(23)の歯先よりもやや前方に突出させてある。
【0024】駆動軸(7)の両端に固着したピニオン
(25)は、前後の折り曲げ部(21)(22)の間を
通して装着してあり、主柱(1)の中でラック(23)
に噛み合い、かつ、主柱(1)の前面壁と前後の折り曲
げ部(21)(22)とを案内として、上下に転動し得
るようにしてある。
(25)は、前後の折り曲げ部(21)(22)の間を
通して装着してあり、主柱(1)の中でラック(23)
に噛み合い、かつ、主柱(1)の前面壁と前後の折り曲
げ部(21)(22)とを案内として、上下に転動し得
るようにしてある。
【0025】駆動軸(7)の左右のピニオン(25)の
内方に、フランジつきのブッシュ(26)(図2及び図
5参照)を装着し、そのフランジ部に摺動台(6)を嵌
着してある。
内方に、フランジつきのブッシュ(26)(図2及び図
5参照)を装着し、そのフランジ部に摺動台(6)を嵌
着してある。
【0026】摺動台(6)は、図4及び図5に示すよう
に、ほぼL字状の断面に形成してあり、主柱(1)側を
向く面に、補強板(27)を固着してある。摺動台
(6)及び補強板(27)は、フランジ(26)への嵌
着部から主柱(1)に平行に上方に延伸し、上端付近に
ガイドローラ(28)を、軸(29)により回転可能に
装着してある。ガイドローラ(28)は、ピニオン(2
5)と同様に、前後の折り曲げ部(21)(22)、ラ
ック(23)の歯先及び主柱(1)の前面壁の内面に案
内されて、主柱(1)の中を昇降する。
に、ほぼL字状の断面に形成してあり、主柱(1)側を
向く面に、補強板(27)を固着してある。摺動台
(6)及び補強板(27)は、フランジ(26)への嵌
着部から主柱(1)に平行に上方に延伸し、上端付近に
ガイドローラ(28)を、軸(29)により回転可能に
装着してある。ガイドローラ(28)は、ピニオン(2
5)と同様に、前後の折り曲げ部(21)(22)、ラ
ック(23)の歯先及び主柱(1)の前面壁の内面に案
内されて、主柱(1)の中を昇降する。
【0027】昇降台(6)の前面には、前述したよう
に、ブラケット(12)を装着するための複数個の縦長
のスリット(11)を設けてある。
に、ブラケット(12)を装着するための複数個の縦長
のスリット(11)を設けてある。
【0028】左側の摺動台(6)の下部内面側に、歯車
ケース(8)を固着してある。歯車ケース(8)は、1
面を開放した長方形の箱形をなし、開放面の上下にフラ
ンジを設けて、蓋板(30)をボルト及びナットにより
装着してある。蓋板(30)には、フランジつきのブツ
シュ(31)を嵌着して駆動軸(7)を挿通し、ブッシ
ュ(26)と(31)との間にウオーム歯車(32)を
装着してある。
ケース(8)を固着してある。歯車ケース(8)は、1
面を開放した長方形の箱形をなし、開放面の上下にフラ
ンジを設けて、蓋板(30)をボルト及びナットにより
装着してある。蓋板(30)には、フランジつきのブツ
シュ(31)を嵌着して駆動軸(7)を挿通し、ブッシ
ュ(26)と(31)との間にウオーム歯車(32)を
装着してある。
【0029】歯車ケース(8)の上部に、前後方向のウ
オーム軸(33)を回転可能に枢支し、これにウオーム
(34)を固着して、ウオーム歯車(32)と噛み合わ
せてある。この実施例では、ウオーム(34)を左ネジ
に形成してある。
オーム軸(33)を回転可能に枢支し、これにウオーム
(34)を固着して、ウオーム歯車(32)と噛み合わ
せてある。この実施例では、ウオーム(34)を左ネジ
に形成してある。
【0030】ウオーム軸(33)の歯車ケース(8)の
前面に突出した部分は、正方形断面をなすハンドル軸
(9)を形成し、クランクハンドル(10)の後端に
は、図3に示すように、ハンドル軸(9)に係合する正
方形断面の凹孔(35)を設けてある。
前面に突出した部分は、正方形断面をなすハンドル軸
(9)を形成し、クランクハンドル(10)の後端に
は、図3に示すように、ハンドル軸(9)に係合する正
方形断面の凹孔(35)を設けてある。
【0031】右側の摺動台(6)の下部内面側には、歯
車ケースに代えて、当て板(36)を固着し、ブッシュ
(26)を保持してある。
車ケースに代えて、当て板(36)を固着し、ブッシュ
(26)を保持してある。
【0032】上述の昇降駆動装置により、棚板(13)
の高さ位置を調節するには、棚板(13)の下方前面か
らクランクハンドル(10)を差し込んで、後端の凹孔
(35)をハンドル軸(9)に嵌め合わせる。クランク
ハンドル(10)を前面より見て時計回り方向に回転さ
せると、ハンドル軸(9)と一体をなすウオーム軸(3
3)に固着してあるウオーム(34)が、同方向に回転
する。
の高さ位置を調節するには、棚板(13)の下方前面か
らクランクハンドル(10)を差し込んで、後端の凹孔
(35)をハンドル軸(9)に嵌め合わせる。クランク
ハンドル(10)を前面より見て時計回り方向に回転さ
せると、ハンドル軸(9)と一体をなすウオーム軸(3
3)に固着してあるウオーム(34)が、同方向に回転
する。
【0033】ウオーム(33)は、左ネジに形成してあ
るため、これに噛み合ったウオーム歯車(32)は、図
3における時計回り方向に回転し、駆動軸(7)を介し
て、両端のピニオン(25)を同方向に同期的に回転駆
動する。左右のピニオン(25)は、それぞれの主柱
(1)の内部に垂直方向に固着してあるラック(23)
に噛み合っているため、上方に向かって移動し、左右の
摺動台(6)を同期的に上昇させる。
るため、これに噛み合ったウオーム歯車(32)は、図
3における時計回り方向に回転し、駆動軸(7)を介し
て、両端のピニオン(25)を同方向に同期的に回転駆
動する。左右のピニオン(25)は、それぞれの主柱
(1)の内部に垂直方向に固着してあるラック(23)
に噛み合っているため、上方に向かって移動し、左右の
摺動台(6)を同期的に上昇させる。
【0034】左右の摺動台(6)は、それぞれピニオン
(25)及び上部に軸支してあるガイドローラ(28)
に案内されて、主柱(1)に沿って上昇し、各摺動台
(6)のスリット(11)に装着したブラケット(1
2)を、左右の高さ位置を同一に保持して上昇させる。
したがって、ブラケット(12)に載置してある棚板
(13)は、水平な姿勢を保持して上昇する。
(25)及び上部に軸支してあるガイドローラ(28)
に案内されて、主柱(1)に沿って上昇し、各摺動台
(6)のスリット(11)に装着したブラケット(1
2)を、左右の高さ位置を同一に保持して上昇させる。
したがって、ブラケット(12)に載置してある棚板
(13)は、水平な姿勢を保持して上昇する。
【0035】棚板(13)を下降させるには、クランク
ハンドル(10)を逆方向、すなわち前面より見て反時
計回り方向に回転させればよいことは、云うまでもな
い。
ハンドル(10)を逆方向、すなわち前面より見て反時
計回り方向に回転させればよいことは、云うまでもな
い。
【0036】昇降可能な棚板(13)を複数段設けた場
合には、各段ごとに、上述の摺動台(6)及び昇降駆動
装置を1組ずつ設置する。各段の昇降駆動装置は、それ
ぞれの棚板(13)を独立に昇降させるので、各棚板
(13)の高さ位置を任意に選定することができ、か
つ、棚板(13)に物品を載置したままで、高さ位置を
調節することができる。
合には、各段ごとに、上述の摺動台(6)及び昇降駆動
装置を1組ずつ設置する。各段の昇降駆動装置は、それ
ぞれの棚板(13)を独立に昇降させるので、各棚板
(13)の高さ位置を任意に選定することができ、か
つ、棚板(13)に物品を載置したままで、高さ位置を
調節することができる。
【0037】以上、本考案を図示の実施例に基づいて説
明したが、本考案は、上述内容に限定されるものではな
く、特に昇降駆動装置は、各種の周知手段を適用して構
成することもできる。たとえば、図示の実施例では、ウ
オーム歯車機構によって、クランクハンドル(10)の
回転を駆動軸(7)に伝達するようにしているが、笠歯
車あるいはねじ歯車等を適用することもできる。ただ
し、笠歯車等は、逆方向からの駆動も可能であるため、
装置の重量により棚板が自然に下降するおそれがあり、
なんらかの制動手段を設けることが必要となるので、実
用上は、図示実施例のウオーム歯車機構を適用するのが
好ましい。
明したが、本考案は、上述内容に限定されるものではな
く、特に昇降駆動装置は、各種の周知手段を適用して構
成することもできる。たとえば、図示の実施例では、ウ
オーム歯車機構によって、クランクハンドル(10)の
回転を駆動軸(7)に伝達するようにしているが、笠歯
車あるいはねじ歯車等を適用することもできる。ただ
し、笠歯車等は、逆方向からの駆動も可能であるため、
装置の重量により棚板が自然に下降するおそれがあり、
なんらかの制動手段を設けることが必要となるので、実
用上は、図示実施例のウオーム歯車機構を適用するのが
好ましい。
【0038】
【考案の効果】本考案は、次の効果を奏する。 (a) 棚板の高さ位置を、無段階に調節することがで
きる。
きる。
【0039】(b) 棚板に物品を載置したままで、昇
降させることができるので、高さ位置の調節に際して、
物品を取り下ろしたり、棚板やブラケットを取り外す必
要がない。
降させることができるので、高さ位置の調節に際して、
物品を取り下ろしたり、棚板やブラケットを取り外す必
要がない。
【0040】(c) 摺動台の前面のスリットを、従来
の陳列棚におけるスリットと同一の形状とピッチで設け
ておけば、既存のブラケットや棚板をそのまま使用する
ことができる。
の陳列棚におけるスリットと同一の形状とピッチで設け
ておけば、既存のブラケットや棚板をそのまま使用する
ことができる。
【図1】本考案の棚板昇降装置を適用した陳列棚を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】昇降駆動装置の断面正面図である。
【図3】左側の昇降台及び歯車ケースの一部破断側面図
である。
である。
【図4】左側の昇降台及び歯車ケースの断面平面図であ
る。
る。
【図5】右側の昇降台の断面平面図である。
【図6】従来の棚板高さ可変の陳列棚の1例を示す斜視
図である。
図である。
(1)主柱 (2)脚材 (3)横梁 (4)補強材 (5)最下段棚板 (6)摺動台 (7)駆動軸 (8)歯車ケース (9)ハンドル軸 (10)クランクハ
ンドル (11)スリット (12)ブラケット (13)棚板 (21)(22)折り曲げ部 (23)ラック (24)皿頭ボルト (25)ピニオン (26)ブッシュ (27)補強板 (28)ガイドローラ (29)ローラ軸 (30)蓋板 (31)ブッシュ (32)ウオーム歯車 (33)ウオーム軸 (34)ウオーム (35)凹孔 (36)当て板
ンドル (11)スリット (12)ブラケット (13)棚板 (21)(22)折り曲げ部 (23)ラック (24)皿頭ボルト (25)ピニオン (26)ブッシュ (27)補強板 (28)ガイドローラ (29)ローラ軸 (30)蓋板 (31)ブッシュ (32)ウオーム歯車 (33)ウオーム軸 (34)ウオーム (35)凹孔 (36)当て板
Claims (4)
- 【請求項1】 後縁に垂直方向に所定ピッチで突設した
複数個のフックを有する左右1対のブラケットにより棚
板を載置するようにした陳列棚において、 左右1対の主柱に、それぞれ昇降可能に装着され、前面
に各1個のブラケットを係着するための複数個の縦長の
スリットを開設した左右1対の昇降台と、 左右1対の昇降台を、常に同一高さとなるように同期的
に昇降させる昇降駆動装置、 とを備えることを特徴とする陳列棚の棚板昇降装置。 - 【請求項2】 昇降駆動装置が、左右の主柱にそれぞれ
垂直方向に固着した1対のラツクと、左右1対の昇降台
に架設され、両端に1対のラツクに噛み合って転動する
ピニオンを固着した駆動軸と、駆動軸を軸回りに回転駆
動する手段、とで構成された請求項1記載の陳列棚の棚
板昇降装置。 - 【請求項3】 駆動軸を回転駆動する手段が、駆動軸に
固着したウオーム歯車と、ウオーム歯車に噛み合って回
転駆動されるウオームとで構成された請求項2記載の陳
列棚の棚板昇降装置。 - 【請求項4】 ウオーム歯車とウオームとが、一方の摺
動台の下部に固着した歯車ケースに収容し、ウオーム軸
の一端を歯車ケースの前面に突出させて、駆動用のクラ
ンクハンドルをウオーム軸の突出端に着脱可能に係合さ
れている請求項3記載の陳列棚の棚板昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7372991U JP2558794Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 陳列棚の棚板昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7372991U JP2558794Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 陳列棚の棚板昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565259U JPH0565259U (ja) | 1993-08-31 |
JP2558794Y2 true JP2558794Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13526616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7372991U Expired - Lifetime JP2558794Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 陳列棚の棚板昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558794Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102667377A (zh) * | 2009-12-30 | 2012-09-12 | 阿塞里克股份有限公司 | 冷却器件 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009219592A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Sanden Corp | ショーケース |
CN108432905A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-08-24 | 安徽石台县西黄山茶叶实业有限公司 | 一种恒温恒湿的茶叶发酵装置 |
JP7451987B2 (ja) * | 2019-12-17 | 2024-03-19 | 富士電機株式会社 | 商品収納装置 |
CN113974386B (zh) * | 2021-10-22 | 2023-07-25 | 安徽职业技术学院 | 一种艺术设计用智能艺术品悬挂装置 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP7372991U patent/JP2558794Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102667377A (zh) * | 2009-12-30 | 2012-09-12 | 阿塞里克股份有限公司 | 冷却器件 |
CN102667377B (zh) * | 2009-12-30 | 2014-09-24 | 阿塞里克股份有限公司 | 冷却器件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0565259U (ja) | 1993-08-31 |
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