JP3056398B2 - 上下移動戸棚 - Google Patents

上下移動戸棚

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JP3056398B2
JP3056398B2 JP7196022A JP19602295A JP3056398B2 JP 3056398 B2 JP3056398 B2 JP 3056398B2 JP 7196022 A JP7196022 A JP 7196022A JP 19602295 A JP19602295 A JP 19602295A JP 3056398 B2 JP3056398 B2 JP 3056398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井や柱等に固定さ
れ、戸棚本体を上下に移動可能な上下移動戸棚に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、部屋内の整理やスペースの確
保のために、部屋内の高い位置に戸棚が固定されている
場合がある。例えば、吊り戸棚は、天井に固定された棒
や金具によって天井から吊り下げられて固定されてい
る。このような吊り戸棚によれば、物の出し入れをしな
いときは、台所等の高い位置に配置しておくことができ
るため、台所等のスぺースを有効に利用することができ
る。また、台所等の高い位置に配置しておくことができ
るため、子供の手が届かないようにして安全に台所用品
等を収納することができる。
【0003】ところが、このような吊り戸棚によれば、
背の低い人が物を取り出すためには、背伸びしたり台に
載ったりする必要があった。このため、物を取り出すの
が困難であるとともに危険を伴った。また、物の出し入
れに限らず、戸棚内の整理や掃除をするのが困難であっ
た。
【0004】そこで、このような課題を解決するべく、
戸棚本体を上下に移動できる上下移動戸棚が案出されて
いる。この上下移動戸棚によれば、戸棚本体が通常は部
屋内の高い位置に備えられているが、物の出し入れ時に
は戸棚本体を下へ移動させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の上下移動戸棚によれば、戸棚本体の平行を確実に保
つことができない場合や戸棚本体を移動させる時の衝撃
が大きい場合があった。このため、戸棚本体内に収納し
ている食器等が転倒したり転がったりして、破損してし
まうことがあった。
【0006】例えば、実開昭63−140434の収納
庫によれば、棚板の両端に固定された4本のワイヤーに
より棚板を引っ張りつつ上下へ移動させる構造であるた
め、棚板が傾く恐れがあった。また、付勢装置によって
棚板に上方向への付勢力を与える構造であるため、棚板
への衝撃が大きくなる恐れがあった。このため、戸棚本
体内に収納している食器等が転倒したり転がったりし
て、破損してしまう恐れがあった。
【0007】そこで、本発明者は、このような課題を解
決するべく鋭意研究した結果、本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上下移動戸棚の
要旨とするところは、戸棚本体が上下に移動可能な上下
移動戸棚において、前記戸棚本体と、天井又は柱に固定
される基盤と、該基盤から下方向に延びる複数本の螺子
棒が該戸棚本体内の雌螺子に螺入されて成る平行移動手
段と、該基盤内に設けられた駆動手段とから構成され、
該駆動手段により該複数本の螺子棒を回動させることに
より該戸棚本体が上下に平行移動するとともに、該螺子
棒に筒状のカバーが備えられ、該雌螺子にカバーが備え
られていることにある。
【0009】また、本発明の上下移動戸棚において、
記螺子棒のカバーに、前記雌螺子が該螺子棒に対して下
へ一定以上移動しないように規制するストッパーが備え
られたことにある。
【0010】このような本発明の上下移動戸棚は、ま
ず、平行移動手段が作動させられることにより、天井等
から略鉛直下方向に延びる複数本の案内棒に沿って戸棚
本体が下方向へ平行移動させられる。戸棚本体が下方向
に移動させられた状態で、鍋や食器等が戸棚本体内に収
納される。また、戸棚本体が下方向に移動させられた状
態で、戸棚本体内の掃除や整理が行われる。
【0011】次に、平行移動手段が再び作動させられ、
案内棒に沿って戸棚本体が上方向へ平行移動させられ、
戸棚本体が高い場所に配置される。ここで、平行移動手
段によって戸棚本体が傾くことなく平行に移動させられ
るため、戸棚本体に収納された鍋等が転倒したり転がっ
たりすることがない。また、戸棚本体内の鍋等を取り出
しやすいように案内棒に沿って戸棚本体を下方向へ平行
移動させる場合にも、平行移動手段によって戸棚本体が
傾くことなく平行に移動させられる。このため、この時
においても、戸棚本体に収納された鍋等が転倒したり転
がったりすることがない。
【0012】なお、平行移動手段としては、特に限定さ
れないが、例えば、戸棚本体の周辺に複数個固定された
雌螺子と、この雌螺子に螺入された複数本の螺子棒とを
備え、複数本の螺子棒を同時に回動させて戸棚本体を上
下に移動させることのできるものが使用される。このよ
うな本発明の上下移動戸棚は、複数本の螺子棒が同時に
回動させられることにより、戸棚本体が上下に移動させ
られる。また、螺子棒が複数本であるため、螺子棒によ
って戸棚本体の平行状態が維持されるとともに、螺子棒
によって戸棚本体が安定して支持される。また、螺子棒
は天井等に固定された基板から下方向に延びた部分に戸
棚本体が支持される構成であり、戸棚本体の重量による
螺子棒に対する負荷は張力方向のみである。さらに、
子機構によって戸棚本体を上下に移動させる構成である
ため、ワイヤーで引っ張って戸棚本体を上下移動させる
ような従来の上下移動戸棚と異なり、戸棚本体が急速に
上下移動することなく徐々に移動する。戸棚本体が急速
に上下移動することなく徐々に移動するため、移動時の
戸棚本体への衝撃は少なくなる。
【0013】また、平行移動手段を作動させて戸棚本体
を自動的に平行移動させる駆動手段が備えられたことを
特徴とする本発明の上下移動戸棚は、駆動手段が稼働さ
せられることにより、天井等から略鉛直下方向に延びる
複数本の案内棒に沿って戸棚本体が下方向へ自動的に平
行移動させられる。戸棚本体が下方向に移動させられた
状態で、鍋や食器等が戸棚本体内に収納される。また、
駆動手段が稼働させられることにより、案内棒に沿って
戸棚本体が上方向へ自動的に平行移動させられ、戸棚本
体が高い場所に配置される。また、戸棚本体内の鍋等を
取り出すために案内棒に沿って戸棚本体が下方向へ平行
移動させられる場合にも、駆動手段が稼働させられるこ
とにより、案内棒に沿って戸棚本体が下方向へ自動的に
平行移動させられる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る上下移動戸棚
の実施の形態について、図面に基づいて詳しく説明す
る。
【0015】図1乃至図3において、符号10は本発明
に係る上下移動戸棚である。この上下移動戸棚10は、
部屋内の柱12に固定される基盤14と、基盤14から
鉛直下方向へ延びる4本の案内棒16と、この案内棒に
沿って上下に平行移動可能な戸棚本体18とから構成さ
れている。
【0016】基盤14内には、図2及び図3に示すよう
に、螺子棒20に固定された歯車22が4個備えられ、
モータ(駆動手段)24によりチェーン26を介して回
動させられるようにされている。また、チェーン26を
押圧するとともに、溝28に沿って摺動可能な押圧歯車
30が備えられており、チェーン26の弛みを防止でき
るようにされている。なお、モータ24のスイッチは、
特に図示しないが、人の手が届き易いように、戸棚本体
18の下部付近に備えるのが好ましい。このモータ24
の種類は、電動モータ、ステッピングモータ又はサーボ
モータ等特に限定されないが、コストを安くすることを
考慮すると電動モータであることが好ましい。
【0017】案内棒16は、螺子棒20が、戸棚本体1
8内に固定されている雌螺子32に螺入されて構成され
ており、螺子棒20を回動させることにより、雌螺子3
2が上下に移動して、戸棚本体18が上下に移動するよ
うにされている。すなわち、このような一対の螺子棒2
0及び雌螺子32が4個備えられることにより、平行移
動手段を構成している。なお、螺子棒20には、筒状の
カバー34が備えられており、螺子棒20が外部から見
えないようにされている。また、雌螺子32にもカバー
36が備えられており、戸棚本体18内に収納している
鍋や食器等が干渉しないようにされている。ここで、雌
螺子32の上端にはストッパー33が、カバー34の下
端にはストッパー35が備えられており、雌螺子32が
螺子棒20に対して一定以上下へ移動しないように規制
されるように構成されている。
【0018】このような上下移動戸棚10は、まず、モ
ータ24のスイッチがONにされて、モータ24が稼働
させられ、チェーン26を介して4本の螺子棒20が同
時に回動させられる。4本の螺子棒20が同時に回動さ
せられることにより、4本の雌螺子32が同時に下に移
動して、戸棚本体18が鉛直下方向に移動させられる。
戸棚本体18が鉛直下方向に移動させられた状態で、鍋
や食器等が戸棚本体18に収納される。
【0019】ここで、モータ24のスイッチが手で押し
ている時のみON状態となるスイッチである場合は、ス
イッチが押されてON状態にされた後、ストッパー33
とストッパー35とが干渉して戸棚本体18の下への移
動が不可能になったことが確認された時にスイッチが離
されてOFF状態にされるのが好ましい。また、モータ
24のスイッチが一旦手で押せばON状態が継続するス
イッチである場合は、ストッパー33とストッパー35
とが干渉して戸棚本体18の下への移動が不可能になり
モータ24に一定以上の負荷がかかった時に自動的にO
FF状態となる回路が備えられているのが好ましい。
【0020】次に、モータ24が再び稼働させられ、チ
ェーン26を介して4本の螺子棒20が逆方向に同時に
回動させられる。4本の螺子棒20が逆方向に同時に回
動させられることにより、4本の雌螺子32が上に同時
に移動して、戸棚本体18が鉛直上方向に移動させら
れ、戸棚本体18が部屋内の高い位置に配置される。こ
こで、チェーン26によって4本の螺子棒20が同時に
回動させられるため、4本の雌螺子32は同時に上方向
に移動させられ、戸棚本体18は傾くことなく平行移動
させられる。戸棚本体18が平行移動させられるため、
戸棚本体18に収納された鍋等が転倒したり転がったり
することがない。
【0021】このような上下移動戸棚10によれば、戸
棚本体18を案内棒16に沿って上下に平行移動させる
ことができるため、鍋等の物の出し入れや戸棚本体内の
掃除を行う時には戸棚本体18を降ろし、鍋等の物の出
し入れ等を行わない時には戸棚本体18を天井近くまで
上げておくことができる。このため、背の低い人であっ
ても、背伸びしたり台に載ったりすることなく、容易に
物の出し入れを行うことができる。また、戸棚本体18
を降ろして、戸棚本体18内の整理や掃除を容易に行う
ことができる。
【0022】また、本発明の上下移動戸棚10によれ
ば、4本の螺子棒20を同時に回動させることにより戸
棚本体18を4本の案内棒16に沿って上下に平行移動
させる構造であるため、戸棚本体18が傾くことはな
い。このため、戸棚本体18が傾いて戸棚本体18に収
納された食器や鍋等が転倒したり転がったりして破損す
ることがない。
【0023】また、戸棚本体18の周辺に4個固定され
た雌螺子32と、この雌螺子32に螺入された4本の螺
子棒20とを備え、4本の螺子棒20を同時に回動させ
て戸棚本体18を上下に移動させることのできる構成で
あるため、従来のワイヤーで戸棚本体を引っ張る上下移
動戸棚のように戸棚本体18が急速に上下移動すること
なない。このため、移動時の戸棚本体18の衝撃は少な
くなり、移動時の戸棚本体18の衝撃によって戸棚本体
18に収納された食器や鍋等が転倒したり転がったりし
て破損することがない。
【0024】以上、本発明の実施の一形態について説明
したが、本発明に係る上下移動戸棚はその他の態様でも
実施し得るものである。
【0025】例えば、本発明に係る上下移動戸棚10の
基盤14内の機構は、図2に示すようなベアリングを使
用する機構に限定されず、図4に示すような機構であっ
ても良い。この図4に示す機構においては、螺子棒20
の軸受けとして、円錐ころ軸受け38を使用している。
この円錐ころ軸受け38を使用することにより、螺子棒
20に付加される鉛直方向の荷重及び遠心方向の力の両
者の力に有効に対応することができる。また、図示は省
略するが、スラスト球面ころ軸受けであっても、螺子棒
20に付加される鉛直方向の荷重及び遠心方向の力の両
者の力に有効に対応することができる。
【0026】また、本発明に係る上下移動戸棚10の基
盤14内の機構は、図5に示すような機構であっても良
い。この図5に示す機構においては、2個の歯車22に
対して1個のモータ24が備えられ、これら2個の歯車
22を1個のモータ24によりチェーン40を介して回
動させるように構成されている。
【0027】また、本発明に係る上下移動戸棚10の基
盤14内の機構は、図6に示すような機構であっても良
い。この図6に示す機構においては、3個の歯車22
と、1個のモータ24と、1個の押圧歯車30と、これ
らに掛け渡されたチェーン42とを備えて構成されてい
る。
【0028】なお、図5に示す機構のように、複数個の
モータ24を備える場合は、複数個のモータ24を並列
的に稼働させるようにすることが好ましい。例えば、図
7に示すように、2個のモータ24a及び24bを並列
的に接続し、2個のモータ24a及び24bを1個のス
イッチ44によって同時に稼働させるようにすることが
好ましい。2個のモータ24a及び24bを1個のスイ
ッチ44によって同時に稼働させることにより、4本の
螺子棒20を同時に回動させて戸棚本体18を平行移動
させることができる。
【0029】また、モータ24a及び24bとしてエン
コーダ付きのサーボモータを使用し、図8に示すような
比較制御を行うようにしても良い。この比較制御は、ま
ず、制御装置によりモータ24aの回転量H1と、モー
タ24bの回転量H2との差hを求め、hがプラスの場
合は、モータ24aを止めて、モータ24bをhが0に
なるまで回転させる。一方、hがマイナスの場合は、モ
ータ24bを止めて、モータ24aをhが0になるまで
回転させる。このような比較制御を行うことにより、モ
ータ24aの回転量H1と、モータ24bの回転量H2
とが同じになるようにすることができ、4本の螺子棒2
0を同時に回動させて戸棚本体18を平行移動させるこ
とができる。
【0030】次に、本発明に係る上下移動戸棚は、図9
に示すような上下移動戸棚50であっても良い。この上
下移動戸棚50は、4本の案内棒52に沿って戸棚本体
54が平行移動するように構成されている。案内棒52
は、天井56に固定された螺子棒58と、この螺子棒5
8が螺入された筒状の雌螺子60と、雌螺子60に固定
されたハンドル62とから構成されており、ハンドル6
2を手動で回動させることにより、4本の雌螺子60を
同時に回動させて螺子棒58に対して上下に平行移動さ
せ得るようにされている。
【0031】また、本発明に係る上下移動戸棚におい
て、戸棚本体18の上下移動を規制するように構成して
も良い。例えば、図10に示すように、柱12内にセン
サ64を埋め込んでおくとともにストッパー66を固定
しておいても良い。
【0032】センサ64は、1本の柱12に対して上限
用及び下限用の2個が備えられており、戸棚本体18を
検知することにより、モータ24の回動を止めて、戸棚
本体18の上限及び下限を規制できるようにされてい
る。なお、戸棚本体18を検知した時にモータ24の回
動を瞬時に止めるのではなく、徐々に速度を落としてい
くのが好ましい。例えば、モータ24としてサーボモー
タを使用し、戸棚本体18を検知した時に毎秒当たりの
サーボモータへの出力パルスを徐々に少なくしていくこ
とにより、徐々に速度を落としていくことが好ましい。
ここで、センサ64の種類は、磁気センサ、光電セン
サ、及び超音波センサ等、特に限定されることはない。
また、ストッパー66は、戸棚本体18が当たる当接部
材68がバネ70によって弾性的に上下に摺動するよう
に構成されている。
【0033】このようなセンサ64及びストッパー66
を備えることにより、戸棚本体18の上限及び下限を規
制することができる。また、戸棚本体18を徐々に止め
ることにより戸棚本体18の衝撃を少なくすることがで
きる。このため、戸棚本体18内の食器等が転倒したり
転がったりして破損するのを防止できる。
【0034】以上、本発明に係る上下移動戸棚の実施の
形態について、図面に基づいて種々説明したが、本発明
に係る上下移動戸棚は図示したものに限定されるもので
はない。
【0035】例えば、本発明の上下移動戸棚は台所用に
は限定されず、本棚や箪笥として利用しても良い。ま
た、平行移動手段は上述のものに限定されず、戸棚本体
の平行を保ちつつ上下に移動できるものであれば良い。
その他、基盤は天井に固定されるように構成しても良い
等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識
に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施
できるものである。
【0036】
【発明の効果】このような上下移動戸棚によれば、戸棚
本体を案内棒に沿って上下に平行移動させることができ
るため、鍋等の物の出し入れ時には戸棚本体を降ろし、
鍋等の物の出し入れを行わない時には戸棚本体を天井近
くまで上げておくことができる。このため、背の低い人
であっても、背伸びしたり台に載ったりすることなく、
容易に物の出し入れを行うことができる。また、戸棚本
体を降ろして、戸棚本体内の整理や掃除を容易に行うこ
とができる。
【0037】また、本発明の上下移動戸棚によれば、
子棒を複数本備えるため、螺子棒のみによって戸棚本体
の平行状態を維持できるとともに、螺子棒のみによって
戸棚本体を安定して支持することができる。このため、
戸棚本体が傾いて戸棚本体に収納された食器や鍋等が転
倒したり転がったりして破損するのを防止することがで
きる。
【0038】また、例えば、戸棚本体の周辺に複数個固
定された雌螺子と、この雌螺子に螺入された複数本の螺
子棒とを備え、これら複数本の螺子棒を同時に回動させ
て戸棚本体を上下に移動させることのできる構成とする
ことにより、戸棚本体が急速に上下移動することなく徐
々に移動し、移動時の戸棚本体の衝撃は少なくなる。こ
のため、移動時の戸棚本体の衝撃によって戸棚本体に収
納された食器や鍋等が転倒したり転がったりして破損す
ることがない。
【0039】また、平行移動手段を作動させて戸棚本体
を自動的に平行移動させる駆動手段が備えられたことを
特徴とする本発明の上下移動戸棚によれば、駆動手段を
稼働させることにより、天井等から略鉛直下方向に延び
る複数本の案内棒に沿って戸棚本体を下方向へ自動的に
平行移動させることができる。また、駆動手段を稼働さ
せることにより、案内棒に沿って戸棚本体を自動的に上
方向へ平行移動させ、戸棚本体を高い場所に配置してお
くことができる。このため、重量物である戸棚本体を容
易に高い位置にまで移動させることができる。また、戸
棚本体内の鍋等を取り出すために案内棒に沿って戸棚本
体を下方向へ平行移動させる場合にも、駆動手段を稼働
させることにより、案内棒に沿って戸棚本体を自動的に
下方向へ平行移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る上下移動戸棚を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示す上下移動戸棚を示す要部拡大正面断
面図である。
【図3】図1に示す上下移動戸棚を示す平面図である。
【図4】本発明に係る上下移動戸棚の他の実施例を示す
要部拡大正面断面図である。
【図5】本発明に係る上下移動戸棚の更に他の実施例を
示す平面図である。
【図6】本発明に係る上下移動戸棚の更に他の実施例を
示す平面図である。
【図7】本発明に係る上下移動戸棚の更に他の実施例を
説明するための回路図である。
【図8】本発明に係る上下移動戸棚の更に他の実施例を
説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に係る上下移動戸棚の更に他の実施例を
示す正面断面図である。
【図10】本発明に係る上下移動戸棚の更に他の実施例
を示す側面図である。
【符号の説明】
10,50;上下移動戸棚 14;基盤 16,52;案内棒 18,54;戸棚本体 20;螺子棒 22;歯車 24;モータ(駆動手段) 32;雌螺子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸棚本体が上下に移動可能な上下移動戸
    棚において、前記戸棚本体と、天井又は柱に固定される基盤と、該基
    盤から下方向に延びる複数本の螺子棒が該戸棚本体内の
    雌螺子に螺入されて成る平行移動手段と、該基盤内に設
    けられた駆動手段とから構成され、該駆動手段により該
    複数本の螺子棒を回動させることにより該戸棚本体が上
    下に平行移動するとともに、該螺子棒に筒状のカバーが
    備えられ、該雌螺子にカバーが備えられている ことを特
    徴とする上下移動戸棚。
  2. 【請求項2】 前記螺子棒のカバーに、前記雌螺子が該
    螺子棒に対して下へ一定以上移動しないように規制する
    ストッパーが備えられたことを特徴とする請求項1に記
    載する上下移動戸棚。
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