JPH083653Y2 - 自動車のクオータトリム部における小物入れボックスのヒンジ連結構造 - Google Patents

自動車のクオータトリム部における小物入れボックスのヒンジ連結構造

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JPH083653Y2
JPH083653Y2 JP403289U JP403289U JPH083653Y2 JP H083653 Y2 JPH083653 Y2 JP H083653Y2 JP 403289 U JP403289 U JP 403289U JP 403289 U JP403289 U JP 403289U JP H083653 Y2 JPH083653 Y2 JP H083653Y2
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JP
Japan
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box
mounting plate
claws
side mounting
box body
Prior art date
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JP403289U
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尚登 奥田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の技術分野) 本考案は自動車のクオータトリム部において、クオー
タトリムロアに埋設されたボックス体に、このボックス
体を開閉する蓋体がボックス側取付板と蓋側取付板とを
備えたインテグラルヒンジによってヒンジ連結される小
物入れボックスのヒンジ構造に関するものである。
(従来の技術) 自動車のクオータトリム部における小物入れボックス
は、クオータトリムロアに埋設されたボックス体と、こ
のボックス体を開閉する蓋体とを備えているが、ボック
ス側取付板と蓋側取付板とを薄肉部を介して一体成形さ
れたインテグラルヒンジを用いて両者をヒンジ連結する
従来例が、実開昭60-157451号公報によって知られてい
る。このようなインテグラルヒンジは、蓋側取付板を予
め蓋体に取付けておき、ボックス側取付板をボックス体
に取付ける構成となっているのが一般である。
第7図は、インテグラルヒンジのボックス側取付板を
ボックス体に取付ける従来のヒンジ連結構造の1例を示
している。この従来例は、蓋側取付板aに連なるボック
ス側取付板bの下部に、先端部c、cが外方を向くクリ
ップ爪d、dを設ける一方、ボックス体eの背面壁f内
側に前記クリップ爪dを下方に挿通して前記先端部bに
係合する係止部gを設けている。そしてボックス側取付
板bをボックス体eに取付ける際は、ボックス側取付板
bを係止部gの上方に位置させ、そこからボックス側取
付板bを下方に移動させてクリップ爪dの先端部cを係
止部gに挿入し、クリップ爪d、dを互いに近接する方
向に弾性変形さて先端部cを係止部gから下方に抜け出
させた後、前記クリップ爪dを原形復帰させるように構
成している。
(考案が解決しようとする課題) しかし上記従来例では、インテグラルヒンジのボック
ス側取付板をボックス体に取付ける際、第7図に示すよ
うに、ボックス側取付板bの上下ストローク量sがこの
取付板bの上下寸法hと略同じで大きく、ボックス側取
付板bをボックス体eの上方から取付けなければならな
いため、第1図又は第6図に例示するように、クオータ
トリムロア2の上辺部2aに重なるクオータトリムアッパ
3が邪魔となって取付作業をスムーズに行うことが困難
であるという問題がある。
又ボックス側取付板をボックス体に取付けた状態で、
クリップ爪の先端部がボックス体の内側において係止部
の下方に抜け出ているため、蓋体を開いた状態で前記先
端部が車室内に露呈し見栄えが悪いという問題もある。
本考案は上記問題点に鑑み、ボックス側取付板の上下
ストロークが小さく、且つ蓋体を開いた状態で前記ボッ
クス側取付板の爪の先端部が車室内に露呈しない自動車
のクオータトリム部における小物入れボックスのヒンジ
連結構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、ボックス側取付板
の外面側の上両側部に先端部が互いに反対方向の横向き
爪を、下辺部に下向き爪を夫々設ける一方、前記背面壁
にこれら横向き爪及び下向き爪の先端部を背面壁の外面
側に挿通すると共に夫々の爪が下動したときこれらを掛
止する掛止部を備えた開口部を設け、且つ横向き爪が前
記掛止部に掛止された状態でその先端部に係合して前記
横向き爪の上動を阻止する案内係止部を設けたことを特
徴とする。
(作用) 上記構成において、ボックス側取付板をボックス体の
背面壁に取付ける際、第4図に示すように、ボックス側
取付板8の上下ストローク量Sは横向き爪11の先端部11
aの上下寸法S1と案内係止部14の上下寸法S2との合計と
なり、ボックス側取付板8の上下寸法Hよりも大幅に削
減することができるので、クオータトリムアッパに邪魔
されることなくスムーズにボックス側取付板をボックス
体に取付けることができる。
又ボックス側取付板をボックス体に取付けた状態で
は、開口部内を下動した横向き爪及び下向き爪が夫々の
掛止部に掛止され、夫々の先端部を背面壁の外面側に位
置させることができるので、蓋体を開いた状態で各爪の
先端部が車室内に露呈することはない。
(実施例) 本考案の第1実施例を、第1図ないし第4図に基いて
説明する。
自動車のクオータトリム部において、クオータパネル
インナ1は、クオータトリムロア2とクオータトリムア
ッパ3とによって車室側から被覆されている。クオータ
トリムロア2の上部はクオータパネルインナ1に向って
水平方向に屈曲して水平部2bを形成した後、このクオー
タパネルインナ1に沿って上方に延設されている。クオ
ータトリムロア2の上辺部2aには、前記クオータトリム
アッパ3の下辺部3aが車室側から重なっている。
小物入れボックスのボックス体4は、前記クオータト
リムロア2の水平部2bに開設した開口部2cに挿入載置さ
れている。ボックス体4を開閉する蓋体5は、インテグ
ラルヒンジ6によってボックス体4にヒンジ連結され
る。このインテグラルヒンジ6は、蓋体5の基端部5aの
内面に取付けられる蓋側取付板7とボックス体4の背面
壁4aの内面に取付けられるボックス側取付板8とが薄肉
部を介して一体形成されたもので、前記蓋側取付板7は
その取付孔9において固着具10により蓋体5に予め取付
けられている。尚、本実施例の小物入れボックスは、閉
じられた状態の蓋体5がボックス体4の背面壁4aの上辺
部4bと略面一になるタイプのものである。
ボックス側取付板8の外面の上両側部に、先端部11
a、11aが外方を向く横向き爪11、11を夫々設けている。
又前記外面の下辺部中央に、先端部12aが下向きの下向
き爪12を設けている。
一方、前記背面壁4aのボックス側取付板8が取付けら
れる部位には、前記爪11、12をボックス体4の内側から
外側に挿通し、各先端部11a、12aを背面壁4aの外面側に
露出させる開口部13を設けている。開口部13の画爪11、
12の先端部11a、12aを挿通する部位下方には、横向き爪
11及び下向き爪12を夫々掛止する掛止部16を形成してい
る。又背面壁4aの外面において、下動する横向き爪11の
先端部11aに係合してこの横向き爪11を前記掛止部15に
拘束する案内係止部14を設けている。この案内係止部14
は下部が外側に向って傾斜する案内傾斜面を備えてなる
ものである。尚、本実施例における開口部13の上方は、
背面壁4aの上辺部4bによって閉じられている。
以上の構成において、インテグラルヒンジ6のボック
ス側取付板8をボックス体4の背面壁4aに取付けるに
は、ボックス側取付板8の外面をボックス体4の内側か
ら背面壁4aの内面に近接させ、第3図に示すように、各
爪11、12を背面壁4aの開口部13に挿入してその先端部11
a、12aを背面壁4aの外面側に露出させる。
次に、この挿入状態のままでボックス側取付板8を下
方に移動する。これに伴い各爪11、12は前記開口部13内
を下動し、第4図に示すように、夫々の掛止部15、16に
掛止される。横向き爪11の先端部11aは、案内係止部14
の案内傾斜面を乗り越えてこの案内係止部14に係合し、
横向き爪11の上動を阻止してボックス側取付板8をボッ
クス体4に取付けることができる。
このとき、ボックス側取付板8のボックス体4に対す
る上下ストローク量Sは、横向き爪11の先端部11aの上
下寸法S1と案内係止部14の上下寸法S2とを合計したもの
であるため、この上下ストローク量Sをボックス取付板
8の上下寸法Hよりも大幅に削減することができる。こ
の結果、ボックス側取付板8を低い位置からボックス体
4に取付けることができるので、ボックス体4の上方に
位置するクオータトリムアッパ3の下辺部3aに邪魔され
ることなく、スムーズにボックス側取付板8をボックス
体4に取付けることができる。
又ボックス側取付板8をボックス体4に取付けた状態
で、横向き爪11及び下向き爪12の各先端部11a、12aを前
記背面壁4aの外側に位置させることができるので、蓋体
5を開いた状態において前記先端部11a、12aが車室内に
露呈することがない。
第5図及び第6図は、本考案の第2実施例を示してい
る。
本実施例の小物入れボックスは、蓋体5の基端部5aが
クオータパネルインナ1側に延設され、ボックス体4の
背面壁4aの上辺部4bを乗り越える形状となっている。こ
れに伴い本実施例では、開口部13の上部、すなわちボッ
クス側取付板8の横向き爪11の先端部11aを挿通する部
位を背面壁4aの上辺部4bの上方空間に確保している。
尚、本実施例のその他の構成は第1実施例と同様なので
共通符号を付して示し、説明は省略する。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構成する
ことができる。例えば横向き爪及び下向き爪の開口部を
夫々個別に設けることができる。又上記実施例では横向
き爪の先端部が外向きであるが、本考案は横向き爪の先
端部が内向きの場合にも適用することができる。尚上記
実施例では下向き爪をボックス側取付板の下辺部中央に
1箇所設けているが、下辺部に沿って複数箇所設けても
よい。
(考案の効果) 本考案は上記構成、作用を有するので、インテグラル
ヒンジのボックス側取付板を、クオータパネルアッパに
邪魔されることなくスムーズにボックス体に取付けるこ
とができると共に、ボックス側取付板の爪の先端部が蓋
体を開いた状態で車室内に露呈して見栄えが悪くなると
いうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の縦断側面図、第2図は同
実施例の要部を車室外側から見た分解斜視図、第3図は
同実施例においてボックス側取付板の各爪をボックス体
の開口部に挿入した状態を車室外側から示す作用図、第
4図は同実施例においてボックス側取付板がボックス体
に取付けられた状態を車室外側から示す作用図、第5図
は本考案の第2実施例の要部を車室外側から見た分解斜
視図、第6図は同実施例の要部の縦断側面図、第7図は
従来例の要部を車室側から見た分解斜視図である。 2……クオータトリムロア 3……クオータトリムアッパ 4……ボックス体 4a……背面壁 5……蓋体 6……インテグラルヒンジ 7……蓋側取付板 8……ボックス側取付板 11……横向き爪 11a……先端部 12……下向き爪 12a……先端部 13……開口部 14……案内係止部 15、16……掛止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クオータトリムロアに埋設されたボックス
    体に、このボックス体を開閉する蓋体がボックス側取付
    板と蓋側取付板とを備えたインテグラルヒンジによって
    ヒンジ連結される自動車のクオータトリム部における小
    物入れボックスのヒンジ連結構造において、ボックス側
    取付板の外面側の上両側部に先端部が互いに反対方向の
    横向き爪を、下辺部に下向き爪を夫々設ける一方、前記
    背面壁にこれら横向き爪及び下向き爪の先端部を背面壁
    の外面側に挿通すると共に夫々の爪が下動したときこれ
    らを掛止する掛止部を備えた開口部を設け、且つ横向き
    爪が前記掛止部に掛止された状態でその先端部に係合し
    て前記横向き爪の上動を阻止する案内係止部を設けたこ
    とを特徴とする自動車のクオータトリム部における小物
    入れボックスのヒンジ連結構造。
JP403289U 1989-01-17 1989-01-17 自動車のクオータトリム部における小物入れボックスのヒンジ連結構造 Expired - Lifetime JPH083653Y2 (ja)

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