JPH08345Y2 - 耐火性シーリング材 - Google Patents

耐火性シーリング材

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JPH08345Y2
JPH08345Y2 JP1992054899U JP5489992U JPH08345Y2 JP H08345 Y2 JPH08345 Y2 JP H08345Y2 JP 1992054899 U JP1992054899 U JP 1992054899U JP 5489992 U JP5489992 U JP 5489992U JP H08345 Y2 JPH08345 Y2 JP H08345Y2
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JP
Japan
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film
double
adhesive tape
fire
sealing material
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JP1992054899U
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JPH0625340U (ja
Inventor
光保 宮田
金市 加藤
Original Assignee
日東紡建工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、土木建築に用いられる
耐火性シーリング材に関する。
【0002】
【従来の技術】土木建築において耐火構造が要求される
場合に、各構成材の合わせ目に用いられるシーリング材
として、例えば実公昭64−1938号公報に記載され
ている無機質繊維マットとして、ガラス繊維ニードルパ
ンチングマットの少なくとも上下いずれかの一面とその
近傍層を構成するガラス繊維を、無機質充填剤を含有し
ているシリコーン樹脂組成物で被覆したものがある。ま
た、ガラス繊維ニードルパンチングマットに代えて、セ
ラミック繊維・ロックウール又は金属繊維などの無機質
繊維マットを用いたものがある。
【0003】これらシーリング材は、通常10〜40m
mの幅で断面略方形に切断され、長手方向の四方表面の
うちの一面に表面にはくり紙を有する両面粘着テープが
貼着せしめられて現場へ運ばれ、コンクリート製などの
構成材を組合わせる前に、一方の構成材に、表面のはく
り紙をはがした両面粘着テープを構成材の合わせ目の側
面に貼り付けた後、両面粘着テープの貼着してない側に
他方の構成材をこれらシーリング材を介して組合わせて
いる。
【0004】しかし、これらのシーリング材は表面が柔
軟性に富み無数の毛羽を有する無機質繊維マットより成
るため、両面粘着テープの表面のはくり紙をはがそうと
した場合に、無機質繊維マットと粘着している側の両面
粘着テープの面が剥がれてしまうことがしばしば発生す
る。また、雨天の際の工事では無機質繊維マットに浸透
した水が前記した無機質繊維マットと粘着している側の
両面粘着テープの面の剥がれを促進することとなる。
さらに、工事の能率化のために両面粘着テープを予め構
成材に貼着して現場へ運ぶが、構成材を屋外放置した場
合や運搬途中で無機質繊維マットと粘着している側の両
面粘着テープの面が剥がれてしまうこともしばしば発生
する。これらの理由により、予め工場で構成材の側面に
表面のはくり紙を剥がした両面粘着テープを貼ってから
現場へ運んでも、建築現場で貼直しする場合が多かった
ので、雨天での工事は大きく制約をうけていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】考案が解決しようとす
る課題は、無機質繊維マットと粘着している側の両面粘
着テープの面の剥がれと、屋外放置や雨天の際の工事が
大きく制約をうける点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、少なくとも
長手方向の四方表面が熱収縮済みの緊張フィルムで被覆
された断面略方形の無機質繊維マットの該四方表面のう
ちの一面に表面にはくり紙を有する両面粘着テープが貼
着せしめられている耐火性シーリング材によって解決さ
れる。
【0007】本考案の耐火性シーリング材に用いられる
無機質繊維マットとしては、通常耐火性を有するガラス
繊維、ロックウール、セラミック繊維又は金属繊維等が
用いられ、それぞれの材料に応じた耐火処理後通常使用
目的に合わせ10〜40mm角の略方形に切断される。
熱収縮済みの緊張フィルムとしては、通常ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニ−ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロ
ピレン又はポリエステル等で厚さ20〜50μのものが
用いられる。フィルムは通常透明のものが用いられる
が、無機質繊維マットの種類や寸法を一見して識別でき
るように色付きとしてもよい。表面にはくり紙を有する
両面粘着テープとしては、通常基材として各種繊維の不
織布、紙、または各種プラスチックのフィルムや発泡体
を用い、この基材表裏両面に粘着剤として各種合成樹脂
系、ゴム系、アスファルト系またはホットメルト系等の
粘着剤を塗布し、一方の表面に通常クラフト紙等よりな
るはくり紙を貼り付けたもので、通常厚さ50〜180
0μのものが用いられる。
【0008】
【実施例】図面にしたがって本考案の実施例を説明す
る。図1は、本考案の耐火性シーリング材の実施例を示
す説明図であり、図2の(A)は図1のf方向正面略
図、(B)はs方向側面略図である。図3の(A)は従
来の耐火性シーリング材の具体例の正面略図、(B)は
側面略図である。図4は、土木建築の構成材に本考案の
実施例の耐火性シーリング材を使用した場合を示す説明
図である。
【0009】図3に示す従来の耐火性シーリング材12
は、断面略方形の無機質繊維マット2としてガラス繊維
ニードルパンチングマットの長手方向の四方表面のうち
の一面に、基材8の表裏両面に粘着剤7が塗布され、粘
着剤7の一方の表面にはくり紙9が貼着されている両面
粘着テープ10がはくり紙9と対向する側の粘着剤7に
よって貼着せしめらている。
【0010】 「実施例」図1、2に示す本考案の一実施例の耐火性シ
ーリング材1は、耐火剤を含浸した断面25×25mm
の略方形のガラス繊維ニードルパンチングマット2の長
手方向の四方表面が、緊張状態の熱収縮済みの厚さ30
μのポリエチレンフィルム3、4、5、6によって被覆
され、該四方表面のフィルムのうちの一面6に、ポリエ
ステル繊維不織布の基材8の表裏両面にアクリル系粘着
剤7が塗布され、粘着剤7の一方の表面にはくり紙9が
貼着されている厚さ1000μの両面粘着テープ10が
はくり紙9と対向する側の粘着剤7によって貼着せしめ
られている。フィルム3、4、5、6は通常透明である
ので図面上は線又は面で示されている。 フィルム3、
4、5、6による長手方向の四方表面の被覆は必須要件
であるが、四方表面と直行する面の被覆は必要に応じて
なされる。本実施例では、一方の面のみにフィルム11
が被覆されている。
【0011】本考案の一実施例の耐火性シーリング材1
は、実公昭64−1938号公報に記載の耐火材を含浸
したガラス繊維ニードルパンチングマットを断面25×
25mmの略方形に切断した後、フィルムをガラス繊維
ニードルパンチングマット2の周囲に巻き付けて端部を
熱シールした後、フィルム表面が80〜100℃前後と
なるようそれよりも高温の雰囲気の収縮トンネルを短時
間通過させてフィルムを熱収縮緊張させた後、ガラス繊
維ニードルパンチングマット2の表面の一方の面のフィ
ルム6に、基材8の表裏両面にアクリル系粘着剤7、7
が塗布され、粘着剤7の一方の表面にはくり紙9が貼着
されているている厚さ1000μの両面粘着テープ10
をはくり紙9と対向する側の粘着剤7によって貼着せし
ることによって製造される。
【0012】図4に示すごとく、土木建築に用いられる
構成材13の側面に沿って、はくり紙9を剥がした耐火
性シーリング材1を基材8のはくり紙9側の粘着剤7に
よって貼り付けた後、構成材13と組み合わせるべき別
の構成材14を粘着剤7側のフィルム6と対向する側の
フィルム3に当接するよう組み合わせることにより、土
木建築において要求される耐火構造が得られる。通常本
考案の耐火性シーリング材1は室内側に配置し、室外側
には防水シーラントなどを配する構造とされる。
【0013】以上の実施例では、ガラス繊維ニードルパ
ンチングマットについて説明したが、その他の無機質繊
維マットについても同様に本考案の耐火性シーリング材
が得られる。本考案の耐火性シーリング材は、無機質繊
維マットの周囲をフィルムで囲繞しているため、一見し
て耐火性能が低下するように見えるが、フィルムは10
0℃前後で溶融してしまうので耐火性能にはまったく影
響を及ぼさない。
【0014】
【考案の効果】本考案の耐火性シーリング材は、無機質
繊維マットに直接両面粘着テープが粘着せず、フィルム
に粘着しているためはくり紙を剥がしてもフィルム面か
ら剥がれてしまうことがなく、雨天の際でも無機質繊維
マットに水が浸透することがないので両面粘着テープの
面の剥がれや運搬途上での脱落が生じない。またフィル
ムを熱収縮緊張させているので、工場からの運搬途上に
おいてもフィルム内の無機質繊維マットが振動によりず
れることがない。このため、予め工場で構成材の側面に
沿って表面のはくり紙を剥がして両面粘着テープにより
本考案の耐火性シーリング材を貼ってから屋外に放置で
きる上、雨天でも現場へ運ぶことが可能となり、建築現
場で貼付けるか貼り直しをする必要がなくなるため、雨
天での工事が大きく制約をうけていた従来の耐火性シー
リング材に比べて作業効率向上に資するところ大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の耐火性シーリング材の実施例を示す説
明図である。
【図2】(A)は図1の本考案の耐火性シーリング材の
実施例のf方向正面略図、(B) は図1のs方向側面
略図である。
【図3】(A)は従来の耐火性シーリング材の具体例の
正面略図、(B)は側面略図である。
【図4】土木建築の構成材に耐火性シーリング材を使用
した場合を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本考案の耐火性シーリング材 2 無機質繊維マット 3 フィルム 4 フィルム 5 フィルム 6 フィルム 7 粘着剤 8 基材 9 はくり紙 10 両面粘着テープ 11 フィルム 12 従来の耐火性シーリング材 13 構成材 14 構成材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも長手方向の四方表面が熱収縮
    済みの緊張フィルムで被覆された断面略方形の無機質繊
    維マットの該四方表面のうちの一面に表面にはくり紙を
    有する両面粘着テープが貼着せしめられていることを特
    徴とする耐火性シーリング材。
JP1992054899U 1992-07-14 1992-07-14 耐火性シーリング材 Expired - Lifetime JPH08345Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992054899U JPH08345Y2 (ja) 1992-07-14 1992-07-14 耐火性シーリング材

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992054899U JPH08345Y2 (ja) 1992-07-14 1992-07-14 耐火性シーリング材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0625340U JPH0625340U (ja) 1994-04-05
JPH08345Y2 true JPH08345Y2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=12983453

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023282076A1 (ja) * 2021-07-07 2023-01-12 吉野石膏株式会社 フェルト系四周処理材及び該処理材の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63122509U (ja) * 1987-02-03 1988-08-09
JPH021671U (ja) * 1988-06-15 1990-01-08
JPH0765348B2 (ja) * 1989-10-05 1995-07-19 株式会社クボタ 外壁材の目地施工法

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