JPH06257258A - 防水用アスファルトルーフィング - Google Patents

防水用アスファルトルーフィング

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Publication number
JPH06257258A
JPH06257258A JP7116393A JP7116393A JPH06257258A JP H06257258 A JPH06257258 A JP H06257258A JP 7116393 A JP7116393 A JP 7116393A JP 7116393 A JP7116393 A JP 7116393A JP H06257258 A JPH06257258 A JP H06257258A
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JP
Japan
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asphalt
roofing
waterproof
waterproofing
unit bodies
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Pending
Application number
JP7116393A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Tamakoshi
敏男 玉越
Joji Tachikawa
丈爾 太刀川
Kiyoshi Ogura
清志 小倉
Shigeyuki Takesako
繁幸 竹迫
Takashi Iwasaki
嵩 岩崎
Kiyoshi Chiba
清 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Mitsuboshi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Mitsuboshi Sangyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd, Mitsuboshi Sangyo Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離型紙を用いないにもかかわらず表面が粘つ
かないので、取扱いが容易であり、離型紙が産業廃棄物
になることもなく、厚さの割に柔軟性が得られるため、
施工対象面に対する馴染みが良くて施工性が良く、しか
も、1枚ものであるにもかかわらず、どの位置でも複数
層に分離できる防水用アスファルトルーフィングを提供
する。 【構成】 芯材1の両面にアスファルト層2a,2bが
形成され、且つ、各アスファルト層2a,2bの表面に
熱軟化性樹脂フィルム3a,3bが貼着されてなるルー
フィング単位体Bの複数枚を、それらの熱軟化性樹脂フ
ィルム同士が部分的に接着された状態に積層した防水用
アスファルトルーフィングである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の屋上(屋根)や
地下室などのアスファルト防水層を構成するために使用
される防水用アスファルトルーフィングに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】屋上等のアスファルト防水層を、1枚の
防水用アスファルトルーフィングによって構成する工法
には、トーチ工法がある。この工法は、防水用アスファ
ルトルーフィングをトーチで加熱して、表層のアスファ
ルトを軟化させつつ転圧ローラ等でコンクリート床版等
の下地に圧着し、アスファルトの接着性により下地に貼
り付ける工法であり、アスファルトを溶融して直接、下
地に塗布するアスファルト熱工法に比べると、工数が少
ない上、アスファルト溶融釜が不要で、作業所に持ち込
む材料が少ない、アスファルト溶融時の悪臭がない等
々、多くの利点を有している。
【0003】しかしながら、トーチ工法に使用される従
来の防水用アスファルトルーフィングは、図7に示すよ
うに、合繊の不織布等よりなる芯材aの表裏にアスファ
ルト層b,cが形成された3層状を呈するものであっ
た。芯材aにはアスファルトが含浸しており、防水用ア
スファルトルーフィングdの全体としての厚さTは3〜
4mm程度とされていた。尚、片側のアスファルト層bの
表面には、防水用アスファルトルーフィングdをロール
状に巻き付けた状態において、アスファルト層b,c同
士が接着してしまわないように、離型紙が貼着されてお
り、この離型紙を剥ぎ取って、図示のように施工される
のである。
【0004】従って、上記の防水用アスファルトルーフ
ィングdでは、トーチ工法によってアスファルト防水層
を構成する場合、防水用アスファルトルーフィングdの
下面をトーチで加熱してコンクリート面に張り付け、隣
接する防水用アスファルトルーフィングd、d同士の接
合部においては、図示のように、適当幅L(通常は約1
00mm程度)にわたり端部を2層に重ね合わせた状態
で、加熱圧着を行うことになり、防水用アスファルトル
ーフィングdが厚くて施工対象面に対する馴染みが悪い
ため、接合部での加熱圧着の作業がしずらい上、アスフ
ァルト層b,c同士の接合面Sが単層となるので、接合
の信頼度が低く、僅かな引張力によっても、接合面Sが
容易に剥離し、これらの結果として、接合部が防水性能
上の弱点となっていたのである。
【0005】また、上記の防水用アスファルトルーフィ
ングdでは、厚さが大きくて、ごわつくため(変形しに
くいため)、屋上パラペット等の立ち上がり部と床面と
のコーナー部に対する馴染みが悪く、施工性が悪いとい
う欠点や剥ぎ取った離型紙が産業廃棄物となる欠点もあ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
留意してなされたものであって、その目的とするところ
は、離型紙を用いないにもかかわらず表面が粘つかない
ので、取扱いが容易であり、離型紙が産業廃棄物になる
こともなく、厚さの割に柔軟性が得られて、屋上パラペ
ット等の立ち上がり部と床面とのコーナー部等の施工対
象面に対する馴染みが良く、しかも、1枚ものであるに
もかかわらず、どの位置でも複数層に剥離でき、以て、
防水性能に優れたルーフィング接合部の施工が可能とな
る防水用アスファルトルーフィングを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が講じた技術的手段は次のとおりである。即
ち、本発明による防水用アスファルトルーフィングは、
芯材の両面にアスファルト層が形成され、且つ、各アス
ファルト層の表面に熱軟化性樹脂フィルムが貼着されて
なるルーフィング単位体の複数枚を、それらの熱軟化性
樹脂フィルム同士が部分的に接着された状態に積層して
あることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、表面が熱軟化性樹脂フィ
ルムで覆われているので、離型紙を用いないにもかかわ
らず表面が粘つかない。防水用アスファルトルーフィン
グ全体としての厚さが大きくても、ルーフィング単位体
の熱軟化性樹脂フィルム同士が部分的に接着されている
だけであるため、防水用アスファルトルーフィングを屈
曲させたとき、ルーフィング単位体間での層間変位が容
易に行われて柔軟性が得られ、しかも、部分的に接着さ
れているだけであるため、どの位置でも、ルーフィング
単位体ごとに剥離することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図3は、本発明に係る防水用アスファル
トルーフィングAの一例を示す。この防水用アスファル
トルーフィングAは、合繊不織布等の芯材1の両面にア
スファルト層2a,2bが前記芯材1にアスファルトを
含浸させた状態に形成され、且つ、各アスファルト層2
a,2bの表面に適当な厚さ(例えば、0.03〜0.
05mm)のポリプロピレン等の熱軟化性樹脂フィルム3
a,3bが、アスファルト層2a,2b自体の粘着性
(又は合成樹脂系粘着剤)により貼着されてなるルーフ
ィング単位体Bの2枚を、それらの熱軟化性樹脂フィル
ム3b,3a同士が、粘着剤(例えば、ゴムアスファル
ト、合成樹脂系粘着剤等である。)4を介して部分的に
接着された状態に積層して構成したものである。
【0010】防水用アスファルトルーフィングAの各構
成部材の接着状況を説明すると、各々のルーフィング単
位体Bを構成する部材は互いに接着しており、ルーフィ
ング単位体B,B同士は、熱軟化性樹脂フィルム3bと
熱軟化性樹脂フィルム3aとの間で、部分的に、つま
り、粘着剤4の位置でのみ接着している。粘着剤4の配
置は任意に設定できるが、この実施例では、粘着剤4を
直径20mm程度の点状とし、且つ、点状の粘着剤4同士
の間隔を100mmに設定している。
【0011】防水用アスファルトルーフィングAの厚さ
は任意に設定できるが、この実施例では、ルーフィング
単位体Bの厚さが1.5〜2.5mm程度に設定され、防
水用アスファルトルーフィングAの厚さが3〜5mm程度
に設定されている。
【0012】上記の構成によれば、表面に離型紙を設け
ていないため、剥ぎ取った離型紙が産業廃棄物となる欠
点がない。また、表面に離型紙を設けていないが、両面
が熱軟化性樹脂フィルム3a,3bとなっているため、
アスファルト層が粘つかず、取扱いが容易であり、図1
に示すように、ロール状に巻き付けて運搬等を行うこと
もできる。
【0013】ルーフィング単位体B,Bの熱軟化性樹脂
フィルム3b,3a同士が粘着剤4を介して部分的に接
着しているだけであるため、防水用アスファルトルーフ
ィングAを屈曲させた際、ルーフィング単位体B,B間
で容易に層間変位を起こし、厚さの割に柔軟性が得られ
る。従って、水平なコンクリート床版と屋上パラペット
や塔屋などの立ち上がり部とのコーナー部に対する馴染
みが良く、施工性が良い。
【0014】殊に、上記の防水用アスファルトルーフィ
ングAは、ルーフィング単位体B,Bの熱軟化性樹脂フ
ィルム3b,3a同士が粘着剤4で部分的に接着されて
いるので、防水用アスファルトルーフィングAをどの部
位で切断しても、ルーフィング単位体B,Bの間で引き
剥がすことにより、小さな力で2層に剥離させることが
できる。
【0015】従って、上記の防水用アスファルトルーフ
ィングAと、図4に示すようなテープ状継目シートCと
を使用することにより、図5(イ)〜(ハ)に示すよう
に、防水用アスファルトルーフィングAを下地Dに敷設
し、隣接する防水用アスファルトルーフィングA,A同
士の接合部においては、端部を適当幅にわたってルーフ
ィング単位体B,Bごとに剥離させ、下から、剥離され
たルーフィング単位体Bの両端部、テープ状継目シート
C、剥離されたルーフィング単位体Bの両端部、テープ
状継目シートCの順に、4層以上重ね合わせた状態に加
熱圧着して、アスファルト層同士の接合面がS1
2 ,S3 の3層となったアスファルト防水層を構成す
ることができる。このアスファルト防水層では、アスフ
ァルト層同士の接合面がS1 ,S2 ,S3 の3層となっ
ており、多少の引張力では接合面S1,S2 ,S3 が剥
離せず、防水性能上の弱点とならない。
【0016】尚、熱軟化性樹脂フィルム3a,3bは、
施工時、トーチで加熱することにより、ルーフィング単
位体Bのアスファルト層2a,2bに溶け込むため、下
地Dに対する加熱圧着、ルーフィング単位体B,B同士
の加熱圧着、ルーフィング単位体B,Bとテープ状継目
シートCとの加熱圧着には支障がない。上記のテープ状
継目シールCは、上述したルーフィング単位体Bと同じ
ような構成を有するもので、図4に示すように、合繊不
織布等よりなる芯材5の表裏にアスファルト層6a,6
bを形成したものであり、幅は約150mmに設定されて
いる。厚さは適宜設定することができるが、できるだけ
薄くすることが望ましい。
【0017】尚、熱軟化性樹脂フィルム3a,3b同士
を部分的に接着する粘着剤4としては、上述した実施例
のように、点状に塗布する他、図6の(イ)に示すよう
に、粘着剤4を防水用アスファルトルーフィングAの長
手方向に沿った多数の帯状に塗布したり、図6の(ロ)
に示すように、防水用アスファルトルーフィングAの幅
方向に沿った多数の帯状に塗布したり、図6の(ハ)に
示すように、格子状に塗布する等、粘着剤4の配置を任
意に設定することができる。また、上記各実施例では、
いずれも、ルーフィング単位体Bの2枚を積層している
が、ルーフィング単位体Bの3枚以上を積層(粘着剤4
により部分的に接着)して、各ルーフィング単位体Bご
とに分離可能な防水用アスファルトルーフィングAを構
成してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明の防水用アスファルトルーフィン
グは、上述した構成よりなり、表面が熱軟化性樹脂フィ
ルムで覆われているので、離型紙を用いないにもかかわ
らず表面が粘つかず、取扱いが容易である上、離型紙が
産業廃棄物になることもなく、また、防水用アスファル
トルーフィングを屈曲させたとき、ルーフィング単位体
間での層間変位が容易に行われるので、厚さの割に柔軟
性が得られて、屋上パラペット等の立ち上がり部と床面
とのコーナー部等の施工対象面に対する馴染みが良くて
施工性が良く、しかも、1枚ものであるにもかかわら
ず、どの位置でも複数層に剥離できるので、例えば、防
水用アスファルトルーフィングの接合部において、端部
をルーフィング単位体ごとに引き剥がし、継ぎ目シート
を介在させて加熱圧着を行うことにより、アスファルト
層同士の接合面が3層以上となった防水性能の高いルー
フィング接合部の施工が可能となる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す防水用アスファルトル
ーフィングの斜視図である。
【図2】上記の防水用アスファルトルーフィングの一部
を破断した拡大斜視図である。
【図3】上記の防水用アスファルトルーフィングの構成
を説明するための模式的な概略断面図である。
【図4】テープ状継目シートの概略断面図である。
【図5】上記の防水用アスファルトルーフィングを用い
たアスファルト防水層の施工方法の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す要部の説明図であ
る。
【図7】従来例の説明図である。
【符号の説明】
A…防水用アスファルトルーフィング、 B…ルーフィング単位体、 1…芯材、 2a,2b…アスファルト層、 3a,3b…熱軟化性樹脂フィルム、 4…粘着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 清志 大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 竹迫 繁幸 大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 岩崎 嵩 東京都千代田区神田小川町3−28−9 三 星産業株式会社内 (72)発明者 千葉 清 東京都千代田区神田小川町3−28−9 三 星産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の両面にアスファルト層が形成さ
    れ、且つ、各アスファルト層の表面に熱軟化性樹脂フィ
    ルムが貼着されてなるルーフィング単位体の複数枚を、
    それらの熱軟化性樹脂フィルム同士が部分的に接着され
    た状態に積層してあることを特徴とする防水用アスファ
    ルトルーフィング。
JP7116393A 1993-03-05 1993-03-05 防水用アスファルトルーフィング Pending JPH06257258A (ja)

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JP7116393A JPH06257258A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 防水用アスファルトルーフィング

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JP7116393A JPH06257258A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 防水用アスファルトルーフィング

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JPH06257258A true JPH06257258A (ja) 1994-09-13

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ID=13452703

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JP7116393A Pending JPH06257258A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 防水用アスファルトルーフィング

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