JPH08209863A - 折版屋根上の断熱防水構造及び断熱防水施工方法 - Google Patents

折版屋根上の断熱防水構造及び断熱防水施工方法

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JPH08209863A
JPH08209863A JP1474995A JP1474995A JPH08209863A JP H08209863 A JPH08209863 A JP H08209863A JP 1474995 A JP1474995 A JP 1474995A JP 1474995 A JP1474995 A JP 1474995A JP H08209863 A JPH08209863 A JP H08209863A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平板状
のフォーム4の少なくとも上面側にアルミニウムフィル
ム6を貼着してなり、折版屋根1の上部に沿って敷設さ
れる複数枚の断熱パネル2と、各断熱パネル2の上面側
のアルミニウムフィルム6上に沿って敷設される合成樹
脂製の防水シート3とを備えた折版屋根の断熱防水構
造。防水シート3の敷設後、上記アルミニウムフィルム
6と防水シート3の上面側との間に所定の電圧を印加
し、通電の有無を検出することにより、防水シート3上
のピンホールの有無を検知する。 【効果】 フォーム4をアルミニウムフィルム6で補強
することにより、断熱パネル2の強度を向上させること
ができる。通電の有無により防水シート3上のピンホー
ルの有無を検出し、ピンホールが存在する場合、これを
補修することにより、防水シート3の防水機能を一層向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の折版屋根の上
部における断熱防水構造及び断熱防水施工方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の屋根又は軒先の庇等に、
図8に示すように、上方及び下方に交互に屈曲した、大
略波形の断面形状を有する折版21を用いることは広く
知られている。係る折版21は、雨水を該折版21の溝
21aに沿って一定方向に円滑に排出できる等の利点を
有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の折版
21は、通常、カラー鉄板や亜鉛メッキ鉄板等で形成さ
れるものであるが、長時間雨ざらしにすることにより、
表面の塗料が剥離して見栄えを悪くしたり、雨水が屋内
に漏れる等の不具合が生じ易いものである。又、折版2
1は一般に板厚が薄いので、冬季には屋外の冷気が折版
21を通して屋内に浸透し、屋内温度を低下させる等の
問題点を有していた。そのため、折版21上に防水シー
トを敷設することも考慮されるが、単に防水シートを敷
設したのみでは充分な断熱効果は期待し難く、且つ上記
防水シートにピンホールが存在した場合、該ピンホール
を介して漏水が生じるので、所期の防水効果さえ奏し得
ないものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決して、折版屋根の断熱性及び防水性を向上させる
ことを目的とする。そのため、請求項1に係る折版屋根
上の断熱防水構造は、それぞれ合成樹脂発泡体からなる
大略平板状のフォームの少なくとも上面側にアルミニウ
ムフィルムを貼着してなり、折版の上部に沿って敷設さ
れる複数枚の断熱パネルと、各断熱パネルの上面側のア
ルミニウムフィルム上に沿って敷設される合成樹脂製の
防水シートとを備えたことを特徴とするものである。
【0005】請求項2に係る折版屋根上の断熱防水構造
は、それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平板状のフォ
ームの少なくとも上面側に合成樹脂フィルム及びアルミ
ニウムフィルムを順次貼着してなり、折版の上部に沿っ
て敷設される複数枚の断熱パネルと、各断熱パネルの上
面側のアルミニウムフィルム上に沿って敷設される合成
樹脂製の防水シートとを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0006】請求項3に係る折版屋根上の断熱防水構造
は、それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平板状のフォ
ームの上面側又は下面側の少なくとも一方に紙、ポリエ
チレンフィルム及び紙の3層を順次貼着してなり、折版
の上部に沿って敷設される複数枚の断熱パネルと、各断
熱パネルの上部に沿って敷設される合成樹脂製の防水シ
ートとを備えたことを特徴とするものである。
【0007】請求項4に係る折版屋根上の断熱防水構造
は、それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平板状のフォ
ームの上面側又は下面側の少なくとも一方にポリエチレ
ンテレフタレートフィルム又はポリプロピレンフィルム
を貼着してなり、折版の上部に沿って敷設される複数枚
の断熱パネルと、各断熱パネルの上部に沿って敷設され
る合成樹脂製の防水シートとを備えたことを特徴とする
ものである。
【0008】請求項5に係る折版屋根上の断熱防水施工
方法は、それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平板状の
フォームの少なくとも上面側にアルミニウムフィルムを
貼着してなる複数枚の断熱パネルを折版の上部に沿って
敷設し、更に各断熱パネルの上面側のアルミニウムフィ
ルム上に沿って合成樹脂製の防水シートを敷設した後、
上記断熱パネルの上面側のアルミニウムフィルムと、上
記防水シートの上面との間に所定の電圧を印加し、通電
の有無を検出することにより上記防水シート上のピンホ
ールの有無を検出し、検出されたピンホールを補修する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項6に係る折版屋根上の断熱防水施工
方法は、それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平板状の
フォームの少なくとも上面側に合成樹脂フィルム及びア
ルミニウムフィルムを順次貼着してなる複数枚の断熱パ
ネルを折版の上部に沿って敷設し、更に各断熱パネルの
上面側のアルミニウムフィルム上に沿って合成樹脂製の
防水シートを敷設した後、上記断熱パネルの上面側のア
ルミニウムフィルムと、上記防水シートの上面との間に
所定の電圧を印加し、通電の有無を検出することにより
上記防水シート上のピンホールの有無を検出し、検出さ
れたピンホールを補修するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】請求項1の折版屋根上の断熱防水構造は、折版
の上部に沿って複数枚の断熱パネルを敷設し、更に各断
熱パネルの上部に沿って防水シートを敷設するようにし
たので、上記断熱パネルにより断熱機能及び補助的な防
水機能が与えられると共に、上記防水シートにより、主
たる防水機能が与えられる。すなわち、上記断熱パネル
は合成樹脂発泡体からなるフォームの少なくとも上面に
アルミニウムフィルムを貼着したものであるから、上記
フォームにより充分な断熱性が付与されると共に、引張
強度及び曲げ強度に優れた上記アルミニウムフィルムは
フォームを強度的に補強する補強材としての役割を果た
し、外力によるフォームの変形を可及的に少なくする。
又、アルミニウムフィルムは雨水等の水分の浸透を防止
する防水層としての役割も果たす。
【0011】又、上記フォームの上面側ばかりでなく、
下面側にもアルミニウムフィルムを貼着した場合、断熱
パネルの強度が一層向上すると同時に、断熱パネルの板
厚方向の上端部側及び下端部側で大略均等な強度が得ら
れる利点がある。又、断熱パネルは所定のサイズで例え
ば、矩形状に形成して、複数枚縦横に(又は横1列に)
配列するのに対し、防水シートは1枚又は少数枚とし
て、これら1枚又は少数枚の防水シートにより全ての断
熱パネルを被覆することができるので、隣接する断熱パ
ネル間の隙間から漏水する不具合も生じにくい。
【0012】請求項2の折版屋根上の断熱防水構造によ
ると、請求項1同様、折版の上部に沿って敷設した断熱
パネルにより断熱機能及び補助的な防水機能が発揮され
ると共に、上記断熱パネル上に敷設された防水シートに
より主たる防水機能が発揮される。この場合、断熱パネ
ルは、合成樹脂発泡体からなるフォームの少なくとも上
面側に合成樹脂フィルム及びアルミニウムフィルムを順
次貼着したものであるから、上記フォームが上記合成樹
脂フィルム及びアルミニウムフィルムにより補強され、
断熱パネルの強度が請求項1のものに比べて更に向上す
る。又、アルミニウムフィルムを合成樹脂フィルムを介
してフォームに貼着したので、アルミニウムフィルムと
合成樹脂フィルム間及び合成樹脂フィルムとフォーム間
でそれぞれ充分な接合強度を得ることができる。又、こ
の場合も、上記フォームの上面側及び下面側の双方に合
成樹脂フィルム及びアルミニウムフィルムを貼着すれ
ば、上面側のみに貼着する場合と比べて断熱パネルの強
度を一層向上させることができ、且つ断熱パネルの板厚
方向の上端部側及び下端部側で強度を大略均一にでき
る。
【0013】請求項3の折版屋根上の断熱防水構造によ
ると、上記請求項1及び2のものと同様、折版の上部に
沿って敷設した断熱パネルにより断熱機能及び補助的な
防水機能が与えられ、更に、上記断熱パネル上に敷設さ
れた防水シートによって主たる防水機能が与えられる。
上記断熱パネルは、合成樹脂発泡体からなるフォームの
上面側又は下面側の少なくとも一方に、順次紙、ポリエ
チレンフィルム及び紙の3層を貼着してなるものであ
り、上記防水シートは上記断熱パネルの上面に沿って敷
設される。上記フォームは断熱材の役割を果たすと共
に、上下両面側に配置された紙によって補強される。
又、上記フォームには上記3層の紙がフォーム下面側に
貼着されるので、折版と下面側の紙との間のなじみは良
好であり、且つ上記防水シートには、フォーム上面側に
貼着された紙が接触するので、この上面側の紙と防水シ
ート間のなじみも良好である。又、上記3層の内のポリ
エチレンフィルムは、外部からフォーム側への浸水を防
止する防水機能も具備する。
【0014】請求項4の折版屋根上の断熱防水構造によ
ると、折版の上部に沿って敷設した断熱パネルにより必
要な断熱機能及び補助的な防水機能が与えられ、更に、
上記断熱パネル上に敷設された防水シートによって主た
る防水機能が与えられる。上記断熱パネルは、合成樹脂
発泡体からなるフォームの上面側又は下面側の少なくと
も一方にポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリ
プロピレンフィルムを貼着してなるものであり、上記フ
ォームにより断熱機能が付与される一方、ポリエチレン
テレフタレートフィルム又はポリプロピレンフィルムに
より上記フォームが補強される。また、ポリエチレンテ
レフタレートフィルム又はポリプロピレンフィルムは、
補助的な防水層の役割も果たす。
【0015】請求項5の折版屋根上の断熱防水施工方法
によると、合成樹脂発泡体からなるフォームの少なくと
も上面側にアルミニウムフィルムを貼着してなる断熱パ
ネルを折版の上部に沿って敷設し、更に該断熱パネルの
上面側のアルミニウムフィルム上に合成樹脂製の防水シ
ートを敷設する。これにより、断熱防水構造の施工は一
応終了するが、以下、上記防水シートにピンホールが存
在しないか否かを検出するピンホール検出試験を行う。
【0016】すなわち、上記断熱パネルの上面側に貼着
したアルミニウムフィルムと、該アルミニウムフィルム
上に敷設した防水シートの上面(外表面)との間に所定
の電圧を印加し、通電の有無を検出する。上記防水シー
トは非導電物質である合成樹脂からなるので、ピンホー
ルが存在しない場合、上記アルミニウムフィルムと防水
シートの上面との間で通電は生じず、この場合、通電が
生じないことにより、ピンホールが存在しないことを確
認し、ピンホール検出試験を終了すると同時に、折版屋
根の断熱防水構造の施工を終了する。
【0017】一方、上記防水シートにピンホールが存在
した場合、該ピンホールを通して上記アルミニウムフィ
ルムと防水シートの上面間で通電が生じ、この通電によ
ってピンホールの存在が確認される。この場合、作業者
は上記防水シートと同一材料からなる合成樹脂膜を、検
出されたピンホールの上に貼着する等により上記ピンホ
ールの補修を行う。そして、必要により、今一度上記の
通電によるピンホール検出試験を行い、ピンホールが確
実に補修されたことを確認して、折版屋根の断熱防水構
造の施工を終了する。
【0018】請求項6の折版屋根上の断熱防水施工方法
は、断熱パネルとして、フォームの少なくとも上面側に
順次合成樹脂フィルム及びアルミニウムフィルムを貼着
したものを用いる以外は、上記請求項5と同様である。
この場合も、折版の上部に沿って断熱パネル及び防水シ
ートを順次敷設した後、断熱パネルの上面側のアルミニ
ウムフィルムと、該アルミニウムフィルム上に敷設した
防水シートの上面(外表面)との間に所定の電圧を印加
し、通電が生じるか否かを検出することにより、防水シ
ート上のピンホールの有無を検出し、ピンホールが存在
する場合、これを塞ぐ補修を行う。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1実施例に係る断熱防水構
造を図面に基いて説明する。図1に示すように、建築物
の屋根はカラー鉄板や亜鉛メッキ鉄板等により、山部1
aと谷部1bとが横方向に交互に配置されて大略波形に
屈曲した折版屋根1として構成されている。この折版屋
根1は、各山部1a又は各谷部1bの長手方向において
傾斜を有しないものであっても良く、或いは各山部1a
及び各谷部1bが建築物の軒先側に向かって所定の傾斜
角度で下向きに傾斜していても良い。
【0020】折版屋根1の各山部1aの上面に沿って平
坦な矩形状の断熱パネル2が縦横に複数枚並べられて隙
間を置かずに敷設され、更に上記複数枚の断熱パネル2
上に1枚の防水シート3が全ての断熱パネル2を覆うよ
うに敷設されている。断熱パネル2は、例えば、図示し
ない締結具によって折版屋根1の山部1aに締結され、
防水シート3は、例えば、図示しない他の締結具によっ
て断熱パネル2又は折版屋根1の山部1aに締結されて
いる。
【0021】上記断熱パネル2は、合成樹脂発泡体から
なるフォーム4の上面側及び下面側の双方に補強層5を
貼着してなるものである。フォーム4は、合成樹脂を発
泡させて、例えば、矩形の板状に成形加工したものであ
る。フォーム4を構成する合成樹脂材料としては、ポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリウ
レタン等の発泡体が挙げられる。これらの内、発泡ポリ
スチレン系樹脂からなるフォームは、断面性や耐水性に
優れており、しかも比較的強度が高いことから好適であ
る。発泡倍率は限定されるものではないが、一般的には
30乃至50倍のものが使用される。しかし、局部圧縮
強度や曲げ強度を強くするため、例えば、発泡ポリスチ
レンを使用する場合、JISA9511「ポリスチレン
フォーム保温材」に示す曲げ強度5kg/cm2 以上になる
10乃至30倍の範囲の使用が好ましい。フォーム4の
板厚は、曲げ強度と断熱性能の2つの要素に影響を与え
るので、使用目的に応じて適宜選択されるが、通常の使
用状態では15乃至 100mm程度、好ましくは25乃至50mmの
範囲内で設定する場合が多い。
【0022】フォーム4の上面側及び下面側に貼着する
補強層5はアルミニウムフィルム6からなり、このアル
ミニウムフィルム6の厚さは、特に限定されるものでは
ないが、7乃至50μmの範囲内、好ましくは10乃至
30μmの範囲内である。アルミニウムフィルム6は引
張強度及び曲げ強度にも優れているので、フォーム4が
アルミニウムフィルム6により効果的に補強される。こ
の場合のフォーム4とアルミニウムフィルム6との貼着
方法としては、例えば、アルミニウムフィルム6の表面
に熱溶融性接着剤7を貼合わせておき、接着剤面を、図
2に示すように、フォーム4の表面に重ね合わせてか
ら、アルミニウムフィルム6側から、熱ロール8等で加
熱しつつ押圧する。この時、熱ロール8の熱がアルミニ
ウムフィルム6に伝導されて熱溶融性接着剤7が溶ける
と同時に押圧されるために、両者は容易に接着される。
アルミニウムフィルム6は熱伝導率が優れているため
に、均一に効率良く熱溶融性接着剤7を溶かし、全面が
接着される。上記断熱パネル2のサイズは、縦横それぞ
れ 900mm×1800mm程度とするのが好ましい。
【0023】熱溶融性接着剤7の具体例としては、エチ
レン酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレンアクリル
酸エチル共重合体(EEA)、エチレンメタアクリル酸
メチル共重合体(EMMA)等が挙げられる。
【0024】防水シート3としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、軟質のポリ塩化ビニル等の各種の合成樹
脂からなるシートが使用できるが、耐候性に優れた軟質
のポリ塩化ビニルからなるシートが好適である。防水シ
ート3の厚みは1乃至3mmとするのが好ましい。
【0025】上記の断熱パネル2及び防水シート3を用
いて折版屋根1上部の断熱防水施工を行う場合、まず、
図3のように、折版屋根1の各山部1aの上面に沿って
複数枚の断熱パネル2を縦横に密着状態に配列して敷設
する。続いて、各断熱パネル2のフォーム4の上面側の
アルミニウムフィルム6上に沿って1枚の防水シート3
を全ての断熱パネル2を覆うように敷設する。断熱パネ
ル2及び防水シート3は、それぞれ不図示の締結具によ
って折版屋根1の山部1aに締結すること等により折版
屋根1に固定する。防水シート3は、例えば、その複数
箇所を熱溶着等の手段で断熱パネル2の上側のアルミニ
ウムフィルム6に接合することにより、断熱パネル2に
固定するようにしても良い。断熱パネル2及び防水シー
ト3は折版屋根1の全域に敷設しても良く、折版屋根1
の一部の領域のみ、例えば、軒先等を除く天井を覆う領
域のみに敷設することもできる。
【0026】その後、上記防水シート3にピンホールが
存在しないか否かを検出するピンホール検出試験を行
う。すなわち、図4に示す電圧印加装置9を使用し、断
熱パネル2の上側のアルミニウムフィルム6の外部に露
出した軒先側の端面6aに電圧印加装置9の一方の電極
10を接触させ、上記上側のアルミニウムフィルム6上
に敷設した防水シート3の上面に電圧印加装置9の他方
の電極11を接触させて、両電極10、11間に所定の
電圧を印加する。
【0027】防水シート3は非導電物質である合成樹脂
からなるので、防水シート3にピンホールが存在しない
場合、両電極10、11間、つまり、上側のアルミニウ
ムフィルム6と防水シート3の上面との間で通電は生じ
ない。この場合、通電が生じないことにより防水シート
3にピンホールが存在しないことを確認し、ピンホール
検出試験を終了すると同時に折版屋根1の断熱防水構造
の施工を終了する。
【0028】一方、防水シート3にピンホール3aが存
在した場合、該ピンホール3aを通して両電極10、1
1間、つまり、上側のアルミニウムフィルム6と防水シ
ート3の上面間で通電が生じ、この通電によってピンホ
ール3aの存在が確認される。この場合、作業者は防水
シート3と同一材料からなる合成樹脂膜を、検出された
ピンホール3a上に貼着する等により上記ピンホール3
aの補修を行う。そして、必要により、今一度上記の通
電によるピンホール検出試験を行い、ピンホール3aが
確実に補修されたことを確認して、折版屋根1の断熱防
水構造の施工を終了する。上記の防水シート3はピンホ
ール3aの有無を検出して、検出されたピンホール3a
を塞ぐ補修を行ったものであるから、防水機能は極めて
良好である。又、断熱パネル2は複数枚に分割して敷設
しているのに対し、防水シート3は1枚のみとして、こ
の1枚の防水シート3で全ての断熱パネル2を被覆した
ので、隣接する断熱パネル2間の僅かな隙間から漏水す
る不具合も生じにくい。
【0029】次に、本発明の第2実施例に係る折版屋根
1の断熱防水構造を説明する。図5に示すように、この
実施例の断熱防水構造は、第1実施例の断熱パネル2に
代えて、補強層5として、合成樹脂発泡体からなるフォ
ーム4の上面側及び下面側に、それぞれ合成樹脂フィル
ム12及びアルミニウムフィルム6を順次貼着してなる
断熱パネル2を使用したものである。
【0030】合成樹脂フィルム12としては、ポリエス
テル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン或
いはポリエステルテレフタレート等の各種合成樹脂から
なるフィルムを使用できる。合成樹脂フィルム12の厚
みは、5乃至1000μm程度、好ましくは30乃至 300μm
の範囲とする。この合成樹脂フィルム12は熱ラミネー
ションや熱溶融性接着剤6等によりフォーム4に貼着す
れば良く、アルミニウムフィルム6も同様に熱ラミネー
ションや熱溶融性接着剤7等により合成樹脂フィルム1
2に貼着すれば良い。貼着の順序としては、フォーム4
に順次合成樹脂フィルム12及びアルミニウムフィルム
6を貼着しても良く、或いは合成樹脂フィルム12及び
アルミニウムフィルム6を予め接合しておいて、これら
2層を同時にフォーム4に貼着することもできる。この
場合、アルミニウムフィルム6を合成樹脂フィルム12
を介してフォーム4に貼着するようにしたので、アルミ
ニウムフィルム6と合成樹脂フィルム12間及び合成樹
脂フィルム12とフォーム4間でそれぞれ充分な接合強
度を得ることができる。
【0031】この第2実施例の断熱パネル2及び防水シ
ート3を用いた断熱防水施工方法は第1実施例と同様で
あるから、重複した説明は省略する。この場合も、折版
屋根1の上部に沿って断熱パネル2及び防水シート3を
順次敷設した後、電圧印加装置9を用いて電気的にピン
ホール3aの有無を検出し、ピンホール3aが存在すれ
ば、それを塞ぐ補修を行う。なお、上記第1及び第2実
施例では、断熱パネル2のフォーム4の上面側及び下面
側の双方にアルミニウムフィルム6を含む補強層5を設
けたが、第1及び第2実施例における補強層5はフォー
ム4の上面側のみに設けるようにしても良い。フォーム
4の上面側にアルミニウムフィルム6が貼着してあれ
ば、防水シート3を敷設した後、当該アルミニウムフィ
ルム6を利用してピンホール検出試験を実施することが
できる。
【0032】次に、図6に基いて、本発明の第3実施例
に係る折版屋根1の断熱防水構造について説明する。こ
こでは、断熱パネル2のフォーム4を補強する補強層5
として、フォーム4の上面側及び下面側に、それぞれ紙
13、ポリエチレンフィルム14及び紙15の3層を順
次貼着している。紙13及び15としては、段ボール原
紙、白板紙、建材原紙、炭酸カルシウム紙、ライナー
紙、クラフト紙、厚紙、再生紙等を使用することができ
る。紙13及び15の厚みはそれぞれ50乃至 200μm程
度が好ましい。又、ポリエチレンフィルム14の厚みは
10乃至50μmの範囲とする。
【0033】上記紙13は所定量のポリエチレンを溶融
して紙15と互いに接着しておき、これら3層からなる
補強層5を更に熱溶融性接着剤7を貼合わせておき、フ
ォーム4の上面側及び下面側にそれぞれ貼着する。フォ
ーム4の下面側の補強層5の最下層を成す紙15と折版
1のなじみは良好であり、且つ上側の補強層5の最上層
を成す紙15と防水シート3間のなじみも良好である。
【0034】以下、図7に基いて、本発明の第4実施例
に係る折版屋根1の断熱防水構造につき説明する。ここ
では断熱パネル2のフォーム4を補強する補強層5とし
て、ポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリプロ
ピレンフィルム16が用いられ、フォーム4の上面側及
び下面側にそれぞれポリエチレンテレフタレートフィル
ム又はポリプロピレンフィルム16が熱ラミネーション
又は熱溶融性接着剤7等により貼着されている。ポリエ
チレンテレフタレートフィルム又はポリプロピレンフィ
ルム16の厚みは、好ましくは50乃至 300μmの範囲と
する。ここでは、第3実施例の3層からなる補強層5の
代わりに、補強層5をポリエチレンテレフタレートフィ
ルム又はポリプロピレンフィルム16の1層のみで構成
したので、断熱パネル2の製造が容易になる。
【0035】上記第3及び第4実施例では、断熱パネル
2のフォーム4の上面側及び下面側の双方に補強層5を
設けたが、第3及び第4実施例では、補強層5をフォー
ム4の上面側又は下面側のいずれか一方のみに設けるよ
うにしても良く、これによってもフォーム4のある程度
の補強効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の折版屋根
上の断熱防水構造によると、折版屋根の上部に沿って断
熱パネル及び防水シートを順次敷設したので、上記断熱
パネルにより断熱機能及び補助的な防水機能が与えられ
ると共に、上記防水シートにより、主たる防水機能が与
えられる。上記断熱パネルは合成樹脂発泡体からなるフ
ォームの少なくとも上面にアルミニウムフィルムを貼着
したものであるから、上記フォームにより充分な断熱性
が付与されると共に、引張強度及び曲げ強度に優れた上
記アルミニウムフィルムはフォームを強度的に補強する
補強材としての役割を果たし、外力によるフォームの変
形を可及的に少なくする。又、アルミニウムフィルムは
雨水等の水分の浸透を防止する防水層としての役割も果
たす。又、上記フォームの上面側ばかりでなく、下面側
にもアルミニウムフィルムを貼着した場合、断熱パネル
の強度が一層向上すると同時に、断熱パネルの板厚方向
の上端部側及び下端部側で大略均等な強度が得られる利
点が生じる。
【0037】又、上記断熱パネルとして、合成樹脂発泡
体からなるフォームの少なくとも上面側に合成樹脂フィ
ルム及びアルミニウムフィルムを順次貼着したものを用
いると、上記フォームが上記合成樹脂フィルム及びアル
ミニウムフィルムにより補強され、断熱パネルの強度が
更に向上する。又、アルミニウムフィルムを合成樹脂フ
ィルムを介してフォームに貼着したので、アルミニウム
フィルムと合成樹脂フィルム間及び合成樹脂フィルムと
フォーム間でそれぞれ充分な接合強度を得ることができ
る。
【0038】又、上記断熱パネルとして、合成樹脂発泡
体からなるフォームの上面側又は下面側の少なくとも一
方に、順次紙、ポリエチレンフィルム及び紙の3層を貼
着してなるものを用いると、上記3層の内の紙が上記フ
ォームを補強する主たる補強材としての役割を果たすと
共に、折版及び防水シートとのなじみ(接合性)を良く
する役割も兼備する。
【0039】又、上記断熱パネルとして、合成樹脂発泡
体からなるフォームの上面側又は下面側の少なくとも一
方にポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリプロ
ピレンフィルムを貼着したものを用いると、上記ポリエ
チレンテレフタレートフィルム又はポリプロピレンフィ
ルムは上記フォームを補強する補強材の役割を果たす。
【0040】本発明の折版屋根上の断熱防水施工方法に
よると、合成樹脂発泡体からなるフォームの少なくとも
上面側にアルミニウムフィルムを貼着してなる断熱パネ
ル又は上記フォームの少なくとも上面側に合成樹脂フィ
ルム及びアルミニウムフィルムを順次貼着してなる断熱
パネルを折版屋根の上部に沿って敷設し、更に該断熱パ
ネルの上面側のアルミニウムフィルム上に合成樹脂製の
防水シートを敷設した後、上記断熱パネルの上面側に貼
着したアルミニウムフィルムと、該アルミニウムフィル
ム上に敷設した防水シートの上面(外表面)との間に所
定の電圧を印加し、通電の有無を検出することにより、
上記防水シート上のピンホールの有無を検出することが
できる。
【0041】すなわち、上記防水シートは非導電物質で
ある合成樹脂からなるので、ピンホールが存在しない場
合、上記アルミニウムフィルムと防水シートの上面との
間で通電は生じず、これによりピンホールが存在しない
ことを確認する一方、上記防水シートにピンホールが存
在した場合、該ピンホールを通して上記アルミニウムフ
ィルムと防水シートの上面間で通電が生じ、この通電に
よってピンホールの存在を確認する。この場合、上記防
水シートと同一材料からなる合成樹脂膜を、検出された
ピンホールの上に貼着する等により上記ピンホールの補
修を行うことができるので、防水シート上のピンホール
をなくすか大幅に減少させることができ、これにより防
水シートによる防水機能を一層向上させることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の第1実施例に係る断熱防水構
造の概略断面図。
【図2】熱溶融性接着剤による貼着状態を示す概略断面
図。
【図3】上記断熱防水構造の施工の手順を示す斜視図。
【図4】第1実施例の断熱防水構造において防水シート
上のピンホールの有無を検出する試験を実施する状態を
示す図1のAーA線に沿う概略断面図。
【図5】第2実施例に係る断熱防水構造の概略断面図。
【図6】第3実施例に係る断熱防水構造の概略断面図。
【図7】第4実施例に係る断熱防水構造の概略断面図。
【図8】従来の折版屋根の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 折版屋根(折版) 2 断熱パネル 3 防水シート 3a ピンホール 4 フォーム 6 アルミニウムフィルム 12 合成樹脂フィルム 13、15 紙 14 ポリエチレンフィルム 16 ポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリプ
ロピレンフィルム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平
    板状のフォームの少なくとも上面側にアルミニウムフィ
    ルムを貼着してなり、折版の上部に沿って敷設される複
    数枚の断熱パネルと、各断熱パネルの上面側のアルミニ
    ウムフィルム上に沿って敷設される合成樹脂製の防水シ
    ートとを備えたことを特徴とする折版屋根上の断熱防水
    構造。
  2. 【請求項2】 それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平
    板状のフォームの少なくとも上面側に合成樹脂フィルム
    及びアルミニウムフィルムを順次貼着してなり、折版の
    上部に沿って敷設される複数枚の断熱パネルと、各断熱
    パネルの上面側のアルミニウムフィルム上に沿って敷設
    される合成樹脂製の防水シートとを備えたことを特徴と
    する折版屋根上の断熱防水構造。
  3. 【請求項3】 それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平
    板状のフォームの上面側又は下面側の少なくとも一方に
    紙、ポリエチレンフィルム及び紙の3層を順次貼着して
    なり、折版の上部に沿って敷設される複数枚の断熱パネ
    ルと、各断熱パネルの上部に沿って敷設される合成樹脂
    製の防水シートとを備えたことを特徴とする折版屋根上
    の断熱防水構造。
  4. 【請求項4】 それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平
    板状のフォームの上面側又は下面側の少なくとも一方に
    ポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリプロピレ
    ンフィルムを貼着してなり、折版の上部に沿って敷設さ
    れる複数枚の断熱パネルと、各断熱パネルの上部に沿っ
    て敷設される合成樹脂製の防水シートとを備えたことを
    特徴とする折版屋根上の断熱防水構造。
  5. 【請求項5】 それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平
    板状のフォームの少なくとも上面側にアルミニウムフィ
    ルムを貼着してなる複数枚の断熱パネルを折版の上部に
    沿って敷設し、更に各断熱パネルの上面側のアルミニウ
    ムフィルム上に沿って合成樹脂製の防水シートを敷設し
    た後、上記断熱パネルの上面側のアルミニウムフィルム
    と、上記防水シートの上面との間に所定の電圧を印加
    し、通電の有無を検出することにより上記防水シート上
    のピンホールの有無を検出し、検出されたピンホールを
    補修するようにしたことを特徴とする折版屋根上の断熱
    防水施工方法。
  6. 【請求項6】 それぞれ合成樹脂発泡体からなる大略平
    板状のフォームの少なくとも上面側に合成樹脂フィルム
    及びアルミニウムフィルムを順次貼着してなる複数枚の
    断熱パネルを折版の上部に沿って敷設し、更に各断熱パ
    ネルの上面側のアルミニウムフィルム上に沿って合成樹
    脂製の防水シートを敷設した後、上記断熱パネルの上面
    側のアルミニウムフィルムと、上記防水シートの上面と
    の間に所定の電圧を印加し、通電の有無を検出すること
    により上記防水シート上のピンホールの有無を検出し、
    検出されたピンホールを補修するようにしたことを特徴
    とする折版屋根上の断熱防水施工方法。
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