JPS6114355A

JPS6114355A - 野地板及びその野地板を用いた屋根構造

Info

Publication number: JPS6114355A
Application number: JP13328884A
Authority: JP
Inventors: 籾山　久雄
Original assignee: Noda Plywood Mfg Co Ltd
Current assignee: Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority date: 1984-06-29
Filing date: 1984-06-29
Publication date: 1986-01-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技　　術　　の　　分　　野本発明は、野地板及びその野地板を用いた屋根下地構造
に関する。

従　　　来　　　技　　　術従来、家屋の屋根下地は、たる木、もや等の屋根下地構
造材に合板、繊維板などの下地板を打着固定した後、そ
の全表面にアスファルトルーフイングなどの・防水シー
トを敷き詰め、ホッチキスによって固定していた。

」−記の防水シートは、屋根下地の防水性を向上させて
いるもの＼、ホッチキスによる固定の際に穴があけられ
、成るいは、その穴の付近に破れが生ぜしめられる。と
れらの穴や破れは、雨水などの下地板への浸透を許し、
下地板の腐食、雨闘れの原因となっていた。

また下地板の固定、アスファルトルーフイングの敷詰め
とそのホッチキス止めの作業は能率が悪（、殊に風があ
る場合には不可能となる場合すらある。

発　　明　　の　　目　　的従って、本発明は、下記の目的を有する。

１）　それ自体が防水性をもった野地板を提供すること
、２）　殆んど完全な防水性の屋根下地を形成することの
出来る野地板を提供すること、３）　屋根下地形成の作
業性を改善する野地板を提供すること、４）　殆んど完全な防水性を有する屋根下地構造を提供
すること、５）　作業性が良く、工期を短縮できる屋根下地構造を
提供すること、発　　明　　の　　構　　成　　　　　　　　　　　　
　　　　　　へ゛本発明は、上述の目的を、下記の構成
によって解決している。

本発明による野地板は、合板、繊維板、木削板等の下地
基板の一側面上に、天然ゴム、合成ゴム等のゴム質と、
必要に応じてアスファルト、タール、合成樹脂などの添
加剤を含む防水粘着剤より成る防水粘着層と、上記防水
粘着層上に非粘着層とが形成されている。非粘着層は、
炭酸カルシウム、クレー、硅石粉などの粉粒体を散布し
て圧着せしめて形成されても良く、樹脂シート、アスフ
ァルトルー、フィ／グ、アスファルトフェルト、金属箔
等の防水性シート、又は薄葉紙、不織布、布等の非防水
性シートを圧着して形成されても良い。このような野地
板は、施工の際に、下地基板を下側にして、たる本、も
や等の屋根下地構造材に釘などの固定手段によって固定
されるが、その際、防水粘着層は、釘などの固定手段に
よって形成される穴や破れを、その弾性、粘着性によっ
て自１己補修する能力を有する。従って、殆んど完全な
防水性が得られる。また非粘着層は、野地板の保管、運
搬、皐扱い中に野地板相互の（＝Ｉｆｉ、野地仮と他の
物との間の付着を防止し、且つ防水粘着層の保護を与え
る。殊に非粘着層がシート状物で形成される場合には防
水粘着層の保護効果が大であり、また防水性シートで形
成される場合には更に防水性は同士し、耐久性も向上す
る。斯かる野地板を用いるときは、アスファルトルーフ
ィング、アスファルトフェルト等の防水シートを用いる
必要がないので、作業効率は向上し、従って工期の短縮
が得られる。

斯かる野地板を用いる屋根下地構造は下記の如く構成さ
れる。

上述の如き野地板は、たる木、もや等の屋根下地構造材
上に木口を突（」けて敷きつめられ、釘等の固定手段に
よって固定されている。これらの固定手段によって形成
された穴もしくは破れは、粘着層の弾性及び粘着性によ
って自己補修され、殆んど完全な防水性を与える。上述
の野地板の木口突イ」け部分には、シート状物の片面に
天然ゴム、合成ゴム等のゴム質と必要に応じてアスファ
ルト。

タール、合成樹脂などの添加剤を加えた防水粘着剤の層
を佇する防水粘着テープが圧着されており、木［１￥イ
１１部の隙間、固定手段による損傷の可能性のある部分
をも防水する。斯くて、防水性は殆んど完全であり、ま
た野地板を固定して防水粘着テープを圧着するのみで作
業が完了するので作業性が大幅に改善され、工期の短縮
がはかれる。

実　　施　　例　　の　　説　　明１′１１図は、本発明による野地板１０の断面図を示す
。野地板］０は、基板１１．その−側面に形成された防
水粘着層１２および上記防水粘着層の全表面上に形成さ
れた非粘着層１３とより成る。

第１図に示した各層の厚さは、誇張して示されており、
実際の月決を示していない。

基板１１は、合板、　１ａＳ板、木削板等を用いること
ができ、その他野地板として一般に用いられ得るあらゆ
る板状体であって良い。

防水粘着層１２は、天然ゴム、合成ゴムなどのゴム質の
防水粘着剤または粘着性防水剤、もしくはそれらに必要
に応じてアスファルト、タール。

合成樹脂などの添加剤を加えた防水粘着剤、または粘着
性防水剤をロールコータ等の塗布装置によって」１記基
板」−に塗布することによって形成される。塗布圧は厳
密な限界があるのではないが、一般には１〜２．、程度
であって良い。防水粘着層は、施］二の際の自己補修性
を期待するために、少なくとも施工時までは弾力性、粘
着性を維持できることが必要である。また塗布厚は、用
いられる防水粘着剤の性状によって調整するのが良い。

勿論、防水粘着剤の弾性、粘着性は施工後も維持され得
ることは望ましい。

非粘着層１３は、上述の防水粘着層の全表面に例えば炭
酸カルシウム、クレー、硅石粉などの非粘着性粉粒体を
散布機を用いて散布し、ロールによって圧着させること
が出来る。また、それら粉粒体に代工て合成樹脂シート
、アスフ７／レトル−フィ／グ、アスファルトフェルト
、金属箔などの防水性シート成るいは薄葉紙、不織布、
布などのｌＩ防水性シートなどのＪ１粘着性シートをラ
ミネート装置等を用いて圧着することによって形成する
ことが出来る。実際」１粉粒体による非粘着層は貯蔵、
運搬、取扱い中の付着を防水するのに充分であるが、防
水粘着層の性吠保持および保護のためには、シート状物
の貼着が有利であり、また、防水粘む剤の浸出を防水出
来るタイプのシー）を物を用いることは更に有利である
。

本発明による野地板を用いた屋根下地構造について、以
下に述べるが、野地板自体の特徴については既に詳述し
たので、説明を省略する。

第２図は、本発明による屋根下地構造の断面図である。

たる本、もや等の屋根下地骨組構造材１４上に、上述の
野地板１０を木口を突合わせて敷き詰め、例えば釘など
の固定手段１５によって固定されている。固定手段によ
って非粘着層又は、非粘着層と防水粘着層は穴をあけら
れ、成るいは破損されるが、防水粘着層の弾性、粘着性
によって自己補修され、は＼完全な防水性が維持される
。

更に野地板の木［１突イ・１け部、又は突イ・１け部と
固定手段によって固定された領域上に、シート状物の１
−１面に天然ゴム、合成ゴムなどのゴム質の防水１１２
着剤、または粘着性防水剤、もしくはそれらに必要に応
じてアスファルト、タール、合成樹脂などの添加剤を加
えた防水粘着剤または粘着性防水剤をや布した防水粘着
テープ２０が圧着により付首されている。これにより殆
んど完全な防水性をイ］する屋根下地構造が得られる。

第３図は、防水粘着テープ２０の断面図であって、基材
シート２１と、その−側面上に形成された防水粘着層２
２とを存する。基材シート２１としては合成樹脂シート
、アスファルトルーフィ／グ、アスファルトフェルト、
金属箔等の防水シートまたは薄葉紙、不織布、布などの
非防水シートであって良い。防水粘着層２２は、野地板
１０に用いられたものと同様の防水粘着剤または粘着性
防水剤がフローコータ等の塗布装置によって塗布される
。ゆ槓１厚は、野地板に於ける塗布厚より少なくて良い
。斯かる防水粘着テープ２０は、例えば離型紙を介して
ロール吠に巻かれることが出来る。

本発明のイ′１用、効果については「発明の構成」の欄
で述べた通りであり、反復しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による野地板の断面図、第２図は、本
発明による屋根下地構造の断面図、第３図は、本発明による屋根下地構造に用いられる防水
粘着テープの断面図である。初号の説明１０・・・野地板、１１・・・基板、１２・・・防水粘
着層、１３・・・非粘着層、１４・・・屋根下地骨組構
造、２０・・・防水活着テープ、２１・・・基材シート
、２２・防水帖イ′ｉ層第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】〔１〕合板、繊維板、木削板等の下地基板と、その一側
面上に形成された天然ゴム、合成ゴム等のゴム質又はそ
れらのゴム質とアスファルト、タール、合成樹脂などの
添加剤を含む防水粘着層と、上記防水粘着層上に形成さ
れた非粘着層とを有する野地板。〔２〕非粘着層が、粘着層の表面上に粉粒体を圧着して
形成されている特許請求の範囲第１項記載の野地板。〔３〕上記非粘着層が、粘着層の表面上に薄葉紙、不織
布、布、樹脂シート、アスファルトルーフィング、アス
ファルトフェルト、金属箔等の防水シート又は非防水シ
ートを圧着して形成されている特許請求の範囲第１項記
載の野地板。〔４〕合板、繊維板、木削板等の下地基板と、その一側
面に形成された天然ゴム、合成ゴム等のゴム質又はそれ
らゴム質とアスファルト、タール、合成樹脂などの添加
剤を含む防水粘着層と、上記防水粘着層上に形成された
非粘着層とを有する野地板を、非粘着層を上側にしてたる木、もや等の屋根下地構造材上に上記野地板の木口
を突付けて釘などの固定手段によって固定して敷きつめ
、シート状物の片面に天然ゴム、合成ゴム等のゴム質又は
それらゴム質と、アスファルト、タール合成樹脂等の添
加剤を含む防水粘着層を形成された防水粘着テープを上
記野地板の木口突付け部上に圧着してなる屋根下地構造
。〔５〕上記野地板に於ける非粘着層が、粘着層の表面上
に粉粒体を圧着して形成されている特許請求の範囲第４
項記載の屋根下地構造。〔６〕上記野地板に於ける非粘着層が、粘着層の表面上
に薄葉紙、不織布、樹脂シート、アスファルトルーフィ
ング、アスファルトフェルト、金属箔等の防水シート又
は非防水シートを圧着して形成されている特許請求の範
囲第４項記載の屋根下地構造。