JPH0625340U - 耐火性シーリング材 - Google Patents

耐火性シーリング材

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JPH0625340U
JPH0625340U JP5489992U JP5489992U JPH0625340U JP H0625340 U JPH0625340 U JP H0625340U JP 5489992 U JP5489992 U JP 5489992U JP 5489992 U JP5489992 U JP 5489992U JP H0625340 U JPH0625340 U JP H0625340U
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inorganic fiber
film
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光保 宮田
金市 加藤
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日東紡建工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無機質繊維マット側と粘着している両面粘着
テープの剥がれがなく、屋外放置や雨天の際の工事でも
制約をうける事のない土木建築に用いられる耐火性シー
リング材。 【構成】 少なくとも長手方向の四方表面が熱収縮済み
の緊張フィルムで被覆された断面略方形の無機質繊維マ
ットの該四方表面のうちの一面に、表面にはくり紙を有
する両面粘着テープが貼着してある耐火性シーリング
材。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、土木建築に用いられる耐火性シーリング材に関する。
【0002】
【従来の技術】
土木建築において耐火構造が要求される場合に、各構成材の合わせ目に用いら れるシーリング材として、例えば実公昭64−1938号公報に記載されている 無機質繊維マットとして、ガラス繊維ニードルパンチングマットの少なくとも上 下いずれかの一面とその近傍層を構成するガラス繊維を、無機質充填剤を含有し ているシリコーン樹脂組成物で被覆したものがある。また、ガラス繊維ニードル パンチングマットに代えて、セラミック繊維・ロックウール又は金属繊維などの 無機質繊維マットを用いたものがある。
【0003】 これらシーリング材は、通常10〜40mmの幅で断面略方形に切断され、長 手方向の四方表面のうちの一面に表面にはくり紙を有する両面粘着テープが貼着 せしめられて現場へ運ばれ、コンクリート製などの構成材を組合わせる前に、一 方の構成材に、表面のはくり紙をはがした両面粘着テープを構成材の合わせ目の 側面に貼り付けた後、両面粘着テープの貼着してない側に他方の構成材をこれら シーリング材を介して組合わせている。
【0004】 しかし、これらのシーリング材は表面が柔軟性に富み無数の毛羽を有する無機 質繊維マットより成るため、両面粘着テープの表面のはくり紙をはがそうとした 場合に、無機質繊維マットと粘着している側の両面粘着テープの面が剥がれてし まうことがしばしば発生する。 また、雨天の際の工事では無機質繊維マットに浸透した水が前記した無機質繊 維マットと粘着している側の両面粘着テープの面の剥がれを促進することとなる 。 さらに、工事の能率化のために両面粘着テープを予め構成材に貼着して現場 へ運ぶが、構成材を屋外放置した場合や運搬途中で無機質繊維マットと粘着して いる側の両面粘着テープの面が剥がれてしまうこともしばしば発生する。 これらの理由により、予め工場で構成材の側面に表面のはくり紙を剥がした両 面粘着テープを貼ってから現場へ運んでも、建築現場で貼直しする場合が多かっ たので、雨天での工事は大きく制約をうけていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
考案が解決しようとする課題は、無機質繊維マットと粘着している側の両面粘 着テープの面の剥がれと、屋外放置や雨天の際の工事が大きく制約をうける点で ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、少なくとも長手方向の四方表面が熱収縮済みの緊張フィルムで被 覆された断面略方形の無機質繊維マットの該四方表面のうちの一面に表面にはく り紙を有する両面粘着テープが貼着せしめられている耐火性シーリング材によっ て解決される。
【0007】 本考案の耐火性シーリング材に用いられる無機質繊維マットとしては、通常耐 火性を有するガラス繊維、ロックウール、セラミック繊維又は金属繊維等が用い られ、それぞれの材料に応じた耐火処理後通常使用目的に合わせ10〜40mm 角の略方形に切断される。 熱収縮済みの緊張フィルムとしては、通常ポリエチレン、ポリ塩化ビニ−ル、 ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン又はポリエステル等で厚さ20〜50μの ものが用いられる。フィルムは通常透明のものが用いられるが、無機質繊維マッ トの種類や寸法を一見して識別できるように色付きとしてもよい。 表面にはくり紙を有する両面粘着テープとしては、通常基材として各種繊維の 不織布、紙、または各種プラスチックのフィルムや発泡体を用い、この基材表裏 両面に粘着剤として各種合成樹脂系、ゴム系、アスファルト系またはホットメル ト系等の粘着剤を塗布し、一方の表面に通常クラフト紙等よりなるはくり紙を貼 り付けたもので、通常厚さ50〜1800μのものが用いられる。
【0008】
【実施例】
図面にしたがって本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案の耐火性シーリング材の実施例を示す説明図であり、図2の( A)は図1のf方向正面略図、(B)はs方向側面略図である。 図3の(A)は従来の耐火性シーリング材の具体例の正面略図、(B)は側面略 図である。 図4は、土木建築の構成材に本考案の実施例の耐火性シーリング材を使用した場 合を示す説明図である。
【0009】 図3に示す従来の耐火性シーリング材12は、断面略方形の無機質繊維マット 2としてガラス繊維ニードルパンチングマットの長手方向の四方表面のうちの一 面に、基材8の表裏両面に粘着剤7が塗布され、粘着剤7の一方の表面にはくり 紙9が貼着されている両面粘着テープ10がはくり紙9と対向する側の粘着剤7 によって貼着せしめらている。
【0010】 「実施例」 図1、2に示す本考案の一実施例の耐火性シーリング材1は、耐火剤を含浸し た断面25×25mmの略方形のガラス繊維ニードルパンチングマット2の長手 方向の四方表面が、緊張状態の熱収縮済みの厚さ30μのポリエチレンフィルム 3、4、5、6によって被覆され、該四方表面のフィルムのうちの一面6に、ポ リエステル繊維不織布の基材8の表裏両面にアクリル系粘着剤7が塗布され、粘 着剤7の一方の表面にはくり紙9が貼着されている厚さ1000μの両面粘着テ ープ10がはくり紙9と対向する側の粘着剤7によって貼着せしめられている。 フィルム3、4、5、6は通常透明であるので図面上は線又は面で示されてい る。 フィルム3、4、5、6による長手方向の四方表面の被覆は必須要件であ るが、四方表面と直行する面の被覆は必要に応じてなされる。本実施例では、一 方の面のみにフィルム11が被覆されている。
【0011】 本考案の一実施例の耐火性シーリング材1は、実公昭64−1938号公報に 記載の耐火材を含浸したガラス繊維ニードルパンチングマットを断面25×25 mmの略方形に切断した後、フィルムをガラス繊維ニードルパンチングマット2 の周囲に巻き付けて端部を熱シールした後、フィルム表面が80〜100℃前後 となるようそれよりも高温の雰囲気の収縮トンネルを短時間通過させてフィルム を熱収縮緊張させた後、ガラス繊維ニードルパンチングマット2の表面の一方の 面のフィルム6に、基材8の表裏両面にアクリル系粘着剤7、7が塗布され、粘 着剤7の一方の表面にはくり紙9が貼着されているている厚さ1000μの両面 粘着テープ10をはくり紙9と対向する側の粘着剤7によって貼着せしることに よって製造される。
【0012】 図4に示すごとく、土木建築に用いられる構成材13の側面に沿って、はくり 紙9を剥がした耐火性シーリング材1を基材8のはくり紙9側の粘着剤7によっ て貼り付けた後、構成材13と組み合わせるべき別の構成材14を粘着剤7側の フィルム6と対向する側のフィルム3に当接するよう組み合わせることにより、 土木建築において要求される耐火構造が得られる。 通常本考案の耐火性シーリング材1は室内側に配置し、室外側には防水シーラ ントなどを配する構造とされる。
【0013】 以上の実施例では、ガラス繊維ニードルパンチングマットについて説明したが 、その他の無機質繊維マットについても同様に本考案の耐火性シーリング材が得 られる。 本考案の耐火性シーリング材は、無機質繊維マットの周囲をフィルムで囲繞 しているため、一見して耐火性能が低下するように見えるが、フィルムは100 ℃前後で溶融してしまうので耐火性能にはまったく影響を及ぼさない。
【0014】
【考案の効果】
本考案の耐火性シーリング材は、無機質繊維マットに直接両面粘着テープが粘 着せず、フィルムに粘着しているためはくり紙を剥がしてもフィルム面から剥が れてしまうことがなく、雨天の際でも無機質繊維マットに水が浸透することがな いので両面粘着テープの面の剥がれや運搬途上での脱落が生じない。 またフィルムを熱収縮緊張させているので、工場からの運搬途上においてもフ ィルム内の無機質繊維マットが振動によりずれることがない。 このため、予め工場で構成材の側面に沿って表面のはくり紙を剥がして両面粘 着テープにより本考案の耐火性シーリング材を貼ってから屋外に放置できる上、 雨天でも現場へ運ぶことが可能となり、建築現場で貼付けるか貼り直しをする必 要がなくなるため、雨天での工事が大きく制約をうけていた従来の耐火性シーリ ング材に比べて作業効率向上に資するところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の耐火性シーリング材の実施例を示す説
明図である。
【図2】(A)は図1の本考案の耐火性シーリング材の
実施例のf方向正面略図、(B) は図1のs方向側面
略図である。
【図3】(A)は従来の耐火性シーリング材の具体例の
正面略図、(B)は側面略図である。
【図4】土木建築の構成材に耐火性シーリング材を使用
した場合を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本考案の耐火性シーリング材 2 無機質繊維マット 3 フィルム 4 フィルム 5 フィルム 6 フィルム 7 粘着剤 8 基材 9 はくり紙 10 両面粘着テープ 11 フィルム 12 従来の耐火性シーリング材 13 構成材 14 構成材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも長手方向の四方表面が熱収縮
    済みの緊張フィルムで被覆された断面略方形の無機質繊
    維マットの該四方表面のうちの一面に表面にはくり紙を
    有する両面粘着テープが貼着せしめられていることを特
    徴とする耐火性シーリング材。
JP1992054899U 1992-07-14 1992-07-14 耐火性シーリング材 Expired - Lifetime JPH08345Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992054899U JPH08345Y2 (ja) 1992-07-14 1992-07-14 耐火性シーリング材

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JP1992054899U JPH08345Y2 (ja) 1992-07-14 1992-07-14 耐火性シーリング材

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JPH0625340U true JPH0625340U (ja) 1994-04-05
JPH08345Y2 JPH08345Y2 (ja) 1996-01-10

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ID=12983453

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117597493A (zh) * 2021-07-07 2024-02-23 吉野石膏株式会社 毛毡系四周处理材料和该处理材料的制造方法

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JPS63122509U (ja) * 1987-02-03 1988-08-09
JPH021671U (ja) * 1988-06-15 1990-01-08
JPH03122336A (ja) * 1989-10-05 1991-05-24 Kubota Corp 外壁材の目地施工法
JPH08345U (ja) * 1993-01-04 1996-02-20 小松ゼノア株式会社 チェンソーのソーチェン

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