JPH0834497A - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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Publication number
JPH0834497A
JPH0834497A JP16974594A JP16974594A JPH0834497A JP H0834497 A JPH0834497 A JP H0834497A JP 16974594 A JP16974594 A JP 16974594A JP 16974594 A JP16974594 A JP 16974594A JP H0834497 A JPH0834497 A JP H0834497A
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JP
Japan
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oil
vapor
oil type
fuel
fuel tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP16974594A
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English (en)
Inventor
Jun Watanabe
潤 渡辺
Hideaki Ikeda
英明 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は給油される燃料タンク内の油蒸気
(ベーパ)の油種判定を行い、燃料タンクと地下タンク
との油種が一致した場合に燃料タンクからの油蒸気を地
下タンクに回収するよう構成した給油装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 給油ノズル3の吐出パイプ3aには、ベーパ
吸引チューブ10の一端が開口し、吸引ポンプ13によ
り燃料タンク内のベーパを吸引する。ベーパ吸引チュー
ブ10を介して吸引されたベーパは、ベーパ吸引管路1
2、油種検出管路15を通過して油種検出センサ17に
供給される。三方切換弁14は、油種検出センサ17に
より検出された油種が地下タンク11の油種と不一致の
とき、ベーパが地下タンク11に回収されるのを阻止
し、油種が一致したとき、ベーパ吸引管路12とベーパ
回収管路16との間を連通させるように切り換わり燃料
タンクから吸引されたベーパを地下タンク11に回収さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給油装置に係り、特に給
油される燃料タンク内に発生する油蒸気(ベーパ)を吸
引して油液貯蔵タンクに回収する給油装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、給油所等には複数の計量機を有
する給油装置が設置されている。そして、各計量機に
は、レギュラーガソリン用、ハイオクガソリン用、軽油
用の各給油ノズルが設けられている。
【0003】このような給油所では、顧客の自動車が到
着すると、そのエンジン仕様に応じた油種の給油ノズル
を燃料タンクの給油口に挿入して油液貯蔵タンクとして
の地下タンクに貯蔵された油液が燃料タンクに給油され
る。その際、燃料タンクの内部には、油蒸気(以下「ベ
ーパ」と言う)が充満しているため、給油ノズルから油
液が吐出されるとともに、給油ノズルから吐出された油
液により燃料タンク内の液面が上昇し、これに伴って燃
料タンク内のベーパが給油口から大気中に放出され大気
環境の破壊につながってしまうことになる。
【0004】そのため、燃料タンク内のベーパが大気中
に放出されることを防止するとともに、給油による地下
タンク内の油液減少分を、燃料タンクから回収したベー
パで補充することにより地下タンク内での油液に気化を
抑制するベーパ回収システムが開発されつつある。
【0005】このベーパ回収システムは、燃料タンクか
ら給油ノズルを介して油液を供給する管路とは別に、一
端側が給油ノズル先端側に開口し、他端側が地下タンク
内の上部に開口するベーパ回収用の管路と、この管路の
途中に燃料タンクで発生するベーパを給油ノズル先端側
の開口を介して地下タンクに送り込むための吸引ポンプ
とが設けられている。
【0006】そして、顧客の自動車に対する給油作業の
開始とともに吸引ポンプを駆動させ、燃料タンク内で発
生するベーパを給油作業を行っている間地下タンクに回
収し、給油作業の終了とともに吸引ポンプの駆動を停止
させてベーパの回収を終了するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなベーパ回
収システムにおいて、燃料タンクの油種と地下タンクの
油種とが不一致であるとき、回収用の配管を通過したベ
ーパが地下タンクに回収されると、異油種のベーパ同士
が混合し合い、気温の低下等により上記混合したベーパ
が液化した際、地下タンク内において、異油種混合事故
(コンタミネーション)が発生してしまう。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決した給油
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
燃料タンクの給油口に挿入されて送液手段により給油ホ
ースを介して供給される油液を前記燃料タンクへ吐出す
る給油ノズルと、前記油液が貯蔵された油液貯蔵タンク
と、一側が燃料タンク内の油蒸気を回収するために前記
給油ノズルの先端側に開口し、他端が前記油液貯蔵タン
クに連通する油蒸気回収用の管路と、前記給油ノズル先
端付近の雰囲気から前記燃料タンク内に残存する油液の
油種を検出する油種検出センサと、該油種検出センサの
検出結果に基づき、前記燃料タンク内の油液の油種と前
記油蒸気回収用の管路が接続される前記油液貯蔵タンク
内の油液の油種とが一致するか否かを判定する判定手段
と、該判定手段の判定結果に基づき、前記燃料タンク内
の油液の油種と前記油蒸気回収用の管路が接続される前
記油液貯蔵タンク内の油液の油種とが不一致であるとき
に前記油蒸気回収用の管路を介して油蒸気を吸引するこ
とを禁止する回収禁止手段と、からなることを特徴とす
る。
【0010】又、請求項2の発明は、燃料タンクの給油
口に挿入されて送液手段により給油ホースを介して供給
される油液を前記燃料タンクへ吐出する給油ノズルと、
前記油液が貯蔵された油液貯蔵タンクと、一側が燃料タ
ンク内の油蒸気を回収するために前記給油ノズルの先端
側に開口する油蒸気吸引管路と、該油蒸気吸引管路の他
側に設けられ、前記燃料タンク内の油蒸気を吸引する油
蒸気吸引手段と、該油蒸気吸引手段の吐出側に一端が接
続され、他端が前記油液貯蔵タンクに連通する油蒸気回
収管路と、からなる給油装置において、一端が前記油蒸
気吸引手段の吐出側に接続され、他端が大気開放とされ
た大気開放管路と、該大気開放管路に配設され、前記油
蒸気吸引手段から吐出される油蒸気から前記燃料タンク
内の油液の油種を検出する油種検出センサと、該油種検
出センサにより検出された油種と前記油液貯蔵タンク内
に貯蔵された油液の油種とが一致するか否かを判定する
判定手段と、前記油蒸気回収管路の連通・遮断を切り換
える油蒸気回収切換手段と、前記油蒸気吸引手段から吐
出される油蒸気を前記油種検出センサに供給して前記判
定手段による油種判定が一致であるときに、前記油蒸気
回収管路を連通させ、また、油種判定が不一致であると
きに、前記油蒸気回収管路を遮断させるように前記油蒸
気回収切換手段を制御する回収系路切換制御手段と、を
備えてなることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記請求項1の発明によれば、給油ノズル先端
付近の雰囲気から油種センサによって車両の燃料タンク
内に残存する油液貯蔵タンク内の油液の油種とが一致す
るか否かが判定手段によって判定される。その判定結果
が不一致である場合には、回収禁止手段によって油蒸気
回収用の管路を介して油蒸気を回収することが禁止さ
れ、油液貯蔵タンクにおける異油種混合事故(コンタミ
ネーション)を防止する。
【0012】又、請求項2の発明によれば、油蒸気吸引
管路及び油蒸気吸引手段を介して燃料タンクから吸引さ
れた油蒸気を油種検出センサに供給し、油種検出センサ
により検出された油種が油液貯蔵タンクの油種と一致し
たとき、回収系路切換制御手段は、油蒸気回収管路を連
通させて燃料タンクから油蒸気吸引管路及び油蒸気吸引
手段を介して吸引された油蒸気を油液貯蔵タンクに回収
させるように油蒸気回収切換手段を切り換える。また、
燃料タンクの油種と油液貯蔵タンクの油種とが不一致の
ときは、油蒸気回収管路を遮断して油蒸気が油液貯蔵タ
ンクに回収されないようにし、油液貯蔵タンクにおける
異油種混合事故(コンタミネーション)を防止する。
【0013】
【実施例】図1及び図2に本発明になる給油装置の一実
施例を示す。
【0014】両図中、給油装置1には、複数の給油系統
が設けられているが、説明の便宜上1給油系統のみが図
示されている。
【0015】給油装置1の筐体2には、給油ノズル3に
接続された給油ホース4が引き出されている。給油ノズ
ル3は、通常、筐体2の側面に設けられたノズル掛け5
に掛止されており、例えば顧客の自動車が給油所に到着
すると、作業者は給油ノズル3をノズル掛け5から外し
自動車の燃料タンクの給油口(図示せず)に挿入して給
油を行う。
【0016】上記ノズル掛け5に設けられたノズルスイ
ッチ5aは、給油ノズル3がノズル掛け5から外される
と、オフからオンになり、給油ノズル3がノズル掛け5
に戻されると、オンからオフに切り換わる。
【0017】給油ホース4は、筐体2内で給油管路6に
接続されている。この給油管路6の先端6aは、油液貯
蔵タンクとしての地下タンク11まで延在して挿入され
ており、その途中には給油ポンプ7,流量計8が配設さ
れている。又、筐体2の前面には、給油量表示器9が配
設されている。
【0018】尚、地下タンク11は油種毎に設けられて
おり、例えばレギュラーガソリンが貯留されており、そ
の他の油種の地下タンクも図示しないが別個に設けられ
ている。
【0019】又、上記給油ノズル3の吐出パイプ3aに
は、燃料タンクの給油口(図示せず)に挿入されたと
き、燃料タンク内のベーパ(油蒸気)を吸引するための
ベーパ吸引チューブ(油蒸気吸引管路)10の一端がベ
ーパ吸引口として開口している。このベーパ吸引チュー
ブ10は、給油ホース4に沿って延在しており、他端が
筐体2の内部に引き込まれている。
【0020】そして、ベーパ吸引チューブ10は、油蒸
気吸引管路を形成するベーパ吸引管路12の一端に連通
されている。又、ベーパ吸引管路12は筐体2の内部に
延在しており、その他端には、ベーパを吸引する真空ポ
ンプよりなる吸引ポンプ(油蒸気吸引手段)13が配設
されている。この吸引ポンプ13のポンプモータ13a
は、後述するように給油ノズル3が給油を開始すると、
給油中の給油量に応じた回転数で駆動され、給油ノズル
3の給油が終了したときに停止される。
【0021】上記吸引ポンプ13の吐出側にはベーパ回
収管路16の一端が接続され、その途中には三方切換弁
14が設けられている。三方切換弁14のポートA及び
Cは、ベーパ回収管路16に接続されている。又、三方
切換弁14のポートBは、油種検出管路(大気開放管
路)15に接続され、ベーパ回収管路16の一部を介し
て吸引ポンプ13の吐出側に連通される。
【0022】上記、三方切換弁14は、油蒸気回収切換
手段として機能しており、ポートAとポートB又はポー
トCの一方と連通するとともに、他方を遮断する構成に
なっている。本実施例の三方切換弁14は、例えば電磁
式の切換弁であり、切換信号により駆動部(図示せず)
が励磁されると切り換え動作を行う。
【0023】油種検出管路15は端部開口15aが筐体
2の側面より大気開放となっており、その途中には油種
検出室15bが設けられている。そして、この油種検出
室15bには、燃料タンクから吸引されたベーパの油種
を判定する油種検出センサ17が収納されている。
【0024】この油種検出センサ17は、例えば半導体
方式のセンサであり、ガス検知面にベーパが付着すると
化学吸着が起こり、半導体素子内で自由電子の移動が生
じ、素子の電気伝導度の変化が出力として取り出され
る。従って、ベーパの油種は油種検出センサ17の出力
値によって判定できる。
【0025】又、上記ベーパ回収管路16は、下方に延
在しており、他端16aが地下タンク11内に挿入され
ている。
【0026】従って、上記三方切換弁14は、給油開始
前の油種検出時は、AポートとBポートとを連通してベ
ーパ吸引管路12を介して吸引されたベーパを油種検出
管路15に導く。そして、油種検出管路15の油種検出
室15bに設けられた油種検出センサ17にベーパが供
給される。
【0027】尚、油種検出室15bを通過したベーパ
は、油種検出管路15の端部開口15aから大気中に放
出されるが、油種検出管路15の内径が他のベーパ吸引
管路12やベーパ回収管路16よりも充分に細いため、
大気中に漏れるベーパ量は比較的少量である。
【0028】又、上記三方切換弁14は、油種検出によ
り燃料タンクの油種と地下タンク11の油種とが一致し
た場合、AポートとCポートとを連通してベーパ吸引管
路12を介して吸引されたベーパをベーパ回収管路16
から地下タンク11へ導く。そして、給油ノズル3から
燃料タンク内に油液が吐出されるとともに、燃料タンク
内のベーパがベーパ吸引チューブ10及びベーパ吸引管
路12、ベーパ回収管路16を介して地下タンク11に
回収される。
【0029】尚、油種判定により燃料タンクの油種と地
下タンク11の油種とが不一致であるときは、三方切換
弁14は、AポートとBポートとを連通した油種検出状
態に保持され、且つAポートとCポートとを遮断したベ
ーパ回収禁止状態に保持され、燃料タンク内のベーパが
地下タンク11に回収されて異油種混合事故(コンタミ
ネーション)が発生することを防止できる。
【0030】又、ベーパ吸引管路12の他端に設けられ
た吸引ポンプ13は、給油ノズル3が給油を開始する
と、給油中の瞬時流量又は流速(以下、瞬時流量等とい
う)に応じた回転数で駆動されるため、ベーパ吸引チュ
ーブ10及びベーパ吸引管路12を介して吸引されたベ
ーパを安定且つ正確に回収することができ、ベーパの回
収量の過不足による地下タンク11内での油蒸気発生の
助長や、燃料タンク内の異常な圧力上昇を防止できる。
【0031】しかも、上記のように給油ノズル3の瞬時
流量等に応じて吸引ポンプ13を駆動するポンプモータ
13aの回転数を制御するため、吸引ポンプ13の駆動
による消費電力の節約、及び吸引ポンプ13の負荷を軽
減して寿命を延ばすことができる。従って、吸引ポンプ
13のメンテナンスの回数を減らして点検時の労力を軽
減できる。
【0032】又、筐体2の上部には、燃料タンクの油種
と地下タンク11の油種とが不一致のときに点滅する警
告灯18が設けられ、さらに、筐体2の正面には油種不
一致のときに警報を発する警報器19が設けられてい
る。
【0033】そして、上記ノズル掛け5のノズルスイッ
チ5a,給油ポンプ7のポンプモータ7a,流量計8の
流量パルス発信器8a,給油量表示器9,吸引ポンプ1
3のポンプモータ13a,三方切換弁14,油種検出セ
ンサ17,警告灯18,警報器19は、制御回路(回収
系路切換制御手段)20に接続されている。
【0034】制御回路20には、後述するように、油種
検出センサ17から出力された検出信号に基づいて油種
判定を行う油種判定プログラム、及び油種一致あるいは
油種不一致により三方切換弁14を切り換えるベーパ吸
引系路切換プログラム、及び給油ノズル3がノズル掛け
5より外されて当該ノズルスイッチ5aからの信号が入
力されると、流量パルス発信器8aから出力された流量
パルスを積算して給油量を算出するとともに、給油量に
基づいて吸引ポンプ13のポンプモータ13aを駆動制
御する吸引量調整手段としてのポンプモータ制御プログ
ラムが入力されている。
【0035】図2に示すように、制御回路20は、各プ
ログラムを実行するCPU21と、RAM22と、RO
M23と、パラレルI/Oインタフェイス24と、シリ
アルI/Oインタフェイス25と、を有する。
【0036】RAM22には、プリセット給油の有無や
給油量及び給油金額等の各種データが随時記憶される。
又、ROM23には、給油処理を実行する際、各給油ノ
ズル3毎の給油量、給油金額、油種等のデータが記憶さ
れている。
【0037】パラレルI/Oインタフェイス24には、
ノズルスイッチ5a,流量計8の流量パルス発信器8
a,給油ポンプ7のポンプモータ7a,吸引ポンプ13
のポンプモータ13a,三方切換弁14,油種検出セン
サ17,警告灯18,警報器19,電源21が接続され
ており、各機器との信号の授受を行う。又、シリアルI
/Oインタフェイス25には、給油所の給油状況を管理
するPOS端末機26、給油単価やプリセット給油等を
設定するマルチ設定器27が接続されている。
【0038】ここで、上記制御回路20が実行する油種
判定処理、給油処理及び吸引ポンプ制御処理につき説明
する。
【0039】給油所の作業者は、顧客の自動車が給油所
に到着すると、ノズル掛け5から給油ノズル3を外して
吐出パイプ3aを顧客の自動車の燃料タンク(図示せ
ず)の給油口に挿入する。そして、給油ノズル3のノズ
ルレバー(図示せず)を操作して給油を開始する。
【0040】又、給油所の作業者は、予め設定したプリ
セット量の給油が終了したとき、あるいは満タン給油が
終了したとき、給油ノズル3を燃料タンクの給油口から
引き抜きノズル掛け5に戻す。
【0041】図3中、制御回路20は、ステップS1
(以下「ステップ」を省略する)において、給油ノズル
3がノズル掛け5から外されてノズルスイッチ5aがオ
フからオンに切り換わると、S2に進み、三方切換弁1
4のAポートとBポートとを連通させてベーパ吸引管路
12を介して吸引されたベーパを油種検出管路15に導
くとともにベーパ回収管路16の連通を遮断し、吸引ポ
ンプ13のポンプモータ13aを起動させてベーパの吸
引を開始する。
【0042】従って、給油ノズル3の吐出パイプ3aが
燃料タンクの給油口(図示せず)に挿入されると、燃料
タンク内のベーパがベーパ吸引チューブ10及びベーパ
吸引管路12を介して油種検出管路15の油種検出室1
5bに設けられた油種検出センサ17に供給される。こ
の油種検出センサ17は、半導体方式のセンサであるの
で、ガス検知面にベーパが付着すると化学吸着が起こ
り、ベーパの油種に応じた電圧値を出力する。
【0043】次のS3では、油種検出センサ17から出
力された検出信号に基づいて油種判定を行う。このS3
において、もし上記油種検出による燃料タンクの油種と
地下タンク11の油種とが一致した場合、S4に進み、
三方切換弁14のAポートとCポートとが連通されるよ
うに三方切換弁14を切り換え動作させてベーパ回収管
路16を連通させるとともに、給油ポンプ7のポンプモ
ータ7aを起動させて地下タンク11に貯蔵された油液
を汲み上げ給液管路6及び給油ホース4、給油ノズル3
を介して自動車の燃料タンクに送液する。
【0044】そのため、三方切換弁14のAポートとC
ポートとが連通されると、燃料タンク内のベーパは、吸
引ポンプ13によりベーパ吸引チューブ10の端部開口
に吸引されてベーパ吸引管路12及びベーパ回収管路1
6を介して地下タンク11に回収される。
【0045】続いて、給油ノズル3のノズルレバーが開
弁操作されて燃料タンクへの給油が開始されると同時に
給油量が流量計8により計測される。従って、S5で
は、流量パルス発信器8aからの流量パルスをカウント
して現在の瞬時流量を演算する。さらに、上記積算流量
を給油量として給油量表示器9に表示するとともに、前
記流量パルスに基づき現在の瞬時流量等を算出してこの
瞬時流量に応じて吸引ポンプ13のポンプモータ13a
の回転数を制御する。
【0046】従って、吸引ポンプ13は、給油ノズル3
による瞬時流量等が変動して増減してもそのときの瞬時
流量等に応じた回転数で駆動される。そのため、ベーパ
の発生量が減少しているのに吸引ポンプ13が過回転し
て消費電力が浪費されることを防止できるとともに、瞬
時流量等が増えているのに吸引ポンプ13による吸引量
が少なくてベーパ吸引不足となって燃料タンク内圧力が
異常に上昇することも無い。
【0047】次のS6では、給油が終了したか否かを判
定する為、給油ノズル3がノズル掛け5に戻されたかど
うかをチェックする。従って、予め設定したプリセット
量の給油が終了したとき、あるいは満タン給油が終了し
たとき、給油所の作業者が給油ノズル3を燃料タンクの
給油口から引き抜きノズル掛け5に戻し、ノズルスイッ
チ5aがオフになる。 もし、S6において、ノズルス
イッチ5aがオンであるときは、まだ給油中で給油ノズ
ル3がノズル掛け5に戻されていないものと判断し、上
記S5に移り、S5、S6の処理を繰り返す。
【0048】しかし、S6において、ノズルスイッチ5
aがオンからオフに切り換わると、S7に進み、給油ポ
ンプ7を停止させるとともに、三方切換弁14のAポー
トとBポートとが連通されるように三方切換弁14を切
り換え動作させる。さらに、吸引ポンプ13を吸引動作
状態に保つ。
【0049】これにより、給油ノズル3の吐出パイプ3
aの先端に開口するベーパ吸引チューブ10を介して空
気が吸引される。このように吸引された空気は、ベーパ
吸引管路12及び油種検出管路15を介して油種検出室
15bに設けられた油種検出センサ17に供給される。
【0050】従って、上記油種検出時に油種検出センサ
17近傍、ベーパ吸引チューブ10及びベーパ吸引管路
12内に残留しているベーパが、空気供給により除去さ
れ、油種検出管路15の端部開口15aより外部に排出
されて油種検出センサ17の表面がクリーニングされ
る。
【0051】次のS8では、油種検出センサ17のクリ
ーニングが終了したかどうかをチェックする。即ち、油
種検出センサ17によりベーパが検出された場合は、ま
だクリーニングが必要と判断してチェックを続け、油種
検出センサ17によりベーパが検出されなくなったとき
には、クリーニング終了と判断してS9に進む。
【0052】尚、上記S8において、油種検出センサ1
7の出力をチェックする代わりに、予め設定した所定時
間経過するまでクリーニング動作が行われたかどうかを
チェックするようにしても良い。
【0053】そして、S9では、吸引ポンプ13を停止
させて一連の処理が終了する。
【0054】上記S1〜S9の油種一致処理過程におけ
るノズルスイッチ5a、吸引ポンプ13、三方切換弁1
4、給油ポンプ7の動作タイミングは、図4のタイミン
グチャートに示す通りである。
【0055】同図より、吸引ポンプ13は、ノズルスイ
ッチ5aがオンになると同時に起動され、給油終了前に
段階的に吸引力が減少し、給油終了後は再び吸引力が増
大して油種検出センサ17のクリーニングを効率良く行
うことが分かる。又、三方切換弁14は、油種検出後の
給油ポンプ7の起動、停止とともに切り換え動作するこ
とも分かる。
【0056】又、上記S3において、燃料タンクの油種
と地下タンク11の油種とが不一致の場合、S10に進
み、警告灯18を点滅させるとともに警報器19より警
報音を発して給油所の作業者に油種不一致であることを
知らせるとともに給油ポンプ7の起動を禁止する。そし
て、給油所の作業者は、上記警告灯18の点滅又は警報
器19の警報音により燃料タンクの油種と異なる油種の
給油ノズル3を給油口に挿入させたことに気付き、当該
給油ノズル3を燃料タンクの給油口から引き抜いてノズ
ル掛け5に戻す。
【0057】尚、油種判定により油種不一致であるとき
は、三方切換弁14がAポートとBポートとを連通し、
AポートとCポートとを遮断した状態に保持されるた
め、燃料タンクから吸引されたベーパは、油種検出管路
15の端部開口15aより外部に排出され、地下タンク
11における異油種混合事故(コンタミネーション)が
防止される。
【0058】次のS11では、給油ノズル3がノズル掛
け5に戻されたかどうかをチェックしており、給油所の
作業者が給油ノズル3をノズル掛け5に戻し、ノズルス
イッチ5aがオフになるとS12に進み、警報器19の
警報音を停止させる。
【0059】その後、三方切換弁14のAポートとBポ
ートとが連通された状態に保持されているので、吸引ポ
ンプ13を吸引動作状態に保つ。
【0060】これにより、給油ノズル3の吐出パイプ3
aの先端に開口するベーパ吸引チューブ10を介して吸
引された空気は、ベーパ吸引管路12及び油種検出管路
15を介して油種検出室15bに設けられた油種検出セ
ンサ17に供給される。
【0061】従って、上記油種検出時に油種検出センサ
17に付着したベーパが、空気供給により除去され、油
種検出管路15の端部開口15aより外部に排出されて
油種検出センサ17の表面がクリーニングされる。
【0062】次のS13では、油種検出センサ17のク
リーニングが終了したかどうかをチェックする。即ち、
油種検出センサ17によりベーパが検出された場合は、
まだクリーニングが必要と判断し、油種検出センサ17
によりベーパが検出されない場合は、クリーニング終了
と判断してS14に進む。
【0063】S14では、油種検出センサ17のクリー
ニングが終了したため、警告灯18を消灯させ、前述し
たS9に移り吸引ポンプ13を停止させる。
【0064】上記S1〜S3,S10〜S14の油種不
一致処理過程におけるノズルスイッチ5a、吸引ポンプ
13、三方切換弁14、給油ポンプ7、警告灯18、警
報器19の動作タイミングは、図5のタイミングチャー
トに示す通りである。
【0065】同図より、吸引ポンプ13はノズルスイッ
チ5aがオンになると同時に起動され、油種検出センサ
17のクリーニングが終了した時点で停止することが分
かる。又、給油ポンプ7は起動されず、警報器19は油
種不一致と判定された時点で警報音を発し、給油ノズル
3がノズル掛け5に戻された時点で警報音をを停止する
ことが分かる。又、警告灯18は、油種不一致と判定さ
れた時点で点滅し、吸引ポンプ13が停止して油種検出
センサ17のクリーニングが終了した時点で停止するこ
とが分かる。
【0066】尚、この油種不一致処理において、S2か
らS9に至るまで吸引ポンプ13を起動し続ける構成と
したが、S3で不一致判定してからS11でノズルスイ
ッチ5aがオフとなるまで吸引ポンプ13を一旦停止さ
せておく構成としても良い。
【0067】図6に本発明の変形例を示す。
【0068】同図中、給油装置31では、吸引ポンプ1
3の上流側のベーパ吸引管路12にベーパ吸引量を調整
する流量調整弁32が配設されている。この流量調整弁
32は、例えばステッピングモータ(図示せず)により
弁体が駆動される構成とされており、給油ノズル3から
の瞬時流量等に応じた制御信号が入力されると弁開度が
任意の開度に調整され、給油量とベーパ吸引量とがほぼ
等しくなるようにする。
【0069】この場合、給油ノズル3からの給油量に応
じて吸引ポンプ13のポンプモータ13aの回転数を制
御する必要はない。
【0070】又、ベーパ回収管路16の他端16aと油
種検出回路15の接続点との間には、電磁弁よりなる常
閉の開閉弁(油蒸気回収切換手段)33が配設されてい
る。
【0071】上記開閉弁33が閉弁している状態で、吸
引ポンプ13により吸引されたベーパは、ベーパ回収管
路16より分岐した油種検出管路15に流入して油種検
出センサ17に供給され、前述したように油種検出が行
われる。
【0072】又、油種判定の結果、燃料タンクから吸引
したベーパの油種と地下タンク11の油種とが一致した
場合、上記開閉弁33は開弁され、吸引ポンプ13によ
り吸引されたベーパは、ベーパ吸引管路12と直線的に
連通するベーパ回収管路16を通過して地下タンク11
に回収される。
【0073】その際、油種検出管路15は内径が他のベ
ーパ吸引管路12やベーパ回収管路16よりも充分に細
く、且つベーパ吸引管路12とベーパ回収管路16との
連通部分に直交する方向に分岐しているため、開閉弁3
3の開弁とともに負圧が生じ、吸引ポンプ13により吸
引されたベーパは、負圧により引っ張られて油種検出管
路15からベーパ回収管路16へ流れていき、端部開口
15aから空気が油種検出管路15内に流入し、この空
気の流入によって油種検出センサ17のクリーニングが
行われることとなる。
【0074】尚、ベーパ回収管路16の前記分岐部分を
絞り形状にしてベンチュリ管とすれば、より効果的に油
種検出管路15の空気の吸引ができ、クリーニングを完
全に行うことができる。
【0075】又、油種判定の結果、燃料タンクから吸引
したベーパの油種と地下タンク11の油種とが不一致の
場合には、開閉弁33の閉弁状態のままとして前述の実
施例の油種不一致処理を行う。
【0076】従って、上記三方切換弁14の代わりに開
閉弁33を設ける構成としても油種検出動作とベーパ回
収動作との切り換えを行うことができる。
【0077】以上のように、本実施例及び変形例によれ
ば、給油開始前にベーパ吸引管路12とベーパ回収管路
16との間を遮断し、ベーパ吸引管路12と油種検出管
路15とを連通させて吸引ポンプ13から吐出されるベ
ーパを油種検出センサ17に供給して、当該燃料タンク
内に残存する油液の油種を検出し、その検出油種と給油
ノズル3から吐出される油種とが制御回路20により一
致と判定されたときにベーパ吸引管路12とベーパ回収
管路16とを連通するので、油液貯蔵タンク内の油液の
油種と異なる油種のベーパを回収することがなくなる。
【0078】又、本実施例及び変形例によれば、一つの
油種検出センサ17により異油種の油蒸気回収防止と誤
油種給油防止とができるため、ベーパ回収装置と油種検
知装置とを別々に設ける場合よりも製造コストが安価と
なる。
【0079】尚、本実施例においては油蒸気回収切換手
段を三方弁14とし、一方、変形例においては油蒸気回
収切換手段を開閉弁33として構成したが、これに限ら
ず、油蒸気回収切換手段として弁を用いずに、燃料タン
クの油種と地下タンク11の油種とが不一致のときには
吸引ポンプ13を停止させベーパ回収管路16へベーパ
が流れないようにしてベーパ回収管路16を遮断状態と
し、地下タンク11へ油蒸気を送り込まないように構成
しても良い。
【0080】又、本実施例及び変形例においては、回収
系路切換制御手段としての制御回路20で三方弁14及
び開閉弁33を制御して燃料タンクの油種と地下タンク
の油種とが不一致のときにはベーパ回収管路16を遮断
して地下タンク11へ油蒸気を送り込まないようにして
いるが、これに限らず、ベーパ吸引管路12の他端部側
を二股に分岐して2つの分岐端夫々に吸引ポンプ(吸引
手段)13を設けて、一方の吸引ポンプ13に油種検出
管路15を接続し、他方の吸引ポンプ(油蒸気回収切換
手段)13にベーパ回収管路16を接続する構成として
給油開始前には一方の吸引ポンプ13を駆動して油種検
出センサ17にベーパを供給して油種判定の後、燃料タ
ンクの油種と地下タンクの油種とが一致のときには他方
の吸引ポンプ13を駆動し始めるように制御しても良
い。この場合、油蒸気回収切換手段は2つの吸引ポンプ
により構成される。
【0081】変形例において、油蒸気回収系路切換手段
としてベーパ回収管路16にのみ開閉弁33を設けた
が、これに限らず、油種検出管路15にも開閉弁を設
け、油種判定が終了した後は閉弁しておき、ベーパが油
種検出管路15内に侵入しないような構成としても良
い。
【0082】また、本実施例においては、油種検出セン
サ17に供給する油蒸気を油蒸気回収に用いる吸引ポン
プ13と共用する構成としたが、これに限らず、油蒸気
回収管路とは別個に油蒸気検出用の管路を設け、当該管
路の途中に油種検出センサ17を配設しても良く、ま
た、油種検出センサ17を給油ノズルの先端に設けて、
吸引を用いない構成としても良い。
【0083】このような場合には、油種検出センサ17
で検出した油種と地下タンク11との油種とが不一致で
あるという判定が制御回路20により構成された場合に
吸引ポンプ13による地下タンク11への油蒸気の回収
を行わないように吸引ポンプ13の駆動を不能にする
か、ベーパ吸引管路12又はベーパ回収管路16に設け
た弁を閉弁するように構成する。
【0084】上記構成により、地下タンク11に貯留さ
れている油液の油種と異なる油種の油蒸気を回収する愚
がなく、異油種混合事故を防止することができる。
【0085】尚、上記実施例では、地上設置型の給油装
置を一例として挙げたが、これに限らず、例えば給油ノ
ズル3を昇降させる懸垂式給油装置にも適用できるのは
勿論である。
【0086】又、上記実施例では、燃料タンクから吸引
したベーパを地下タンクに回収したが、これに限らず、
例えば地上設置形のタンクに回収するようにしても良
い。
【0087】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
燃料タンクの油種と油液貯蔵タンクの油種とが不一致の
とき、燃料タンクから吸引されたベーパ(油蒸気)が油
液貯蔵タンクに回収されることを阻止し、燃料タンクの
油種と油液貯蔵タンクの油種とが一致したときのみ、ベ
ーパを油液貯蔵タンクに回収することができる。そのた
め、油液貯蔵タンクにおける異油種混合事故(コンタミ
ネーション)を防止することができる。
【0088】又、請求項2の発明によれば、油種検出及
びベーパ回収を同一のベーパ吸引系統で行うことができ
るので、油種検出用のベーパ吸引系統とベーパ回収用の
ベーパ吸引系統とを別個に設ける場合よりも構成を簡略
化でき、製造コストも安価に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例の構成を示す
正面図である。
【図2】給油装置を構成する各機器のブロック図であ
る。
【図3】制御回路が実行する給油処理のフローチャート
である。
【図4】油種一致の場合のタイミングチャートである。
【図5】油種不一致の場合のタイミングチャートであ
る。
【図6】本発明の変形例の正面図である。
【符号の説明】
1 給油装置 3 給油ノズル 4 給油ホース 5 ノズル掛け 7 給油ポンプ 8 流量計 10 ベーパ吸引チューブ 11 地下タンク 12 ベーパ吸引管路 13 吸引ポンプ 14 三方切換弁 15 油種検出管路 16 ベーパ回収管路 17 油種検出センサ 18 警告灯 19 警報器 20 制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの給油口に挿入されて送液手
    段により給油ホースを介して供給される油液を前記燃料
    タンクへ吐出する給油ノズルと、 前記油液が貯蔵された油液貯蔵タンクと、 一側が燃料タンク内の油蒸気を回収するために前記給油
    ノズルの先端側に開口し、他端が前記油液貯蔵タンクに
    連通する油蒸気回収用の管路と、 前記給油ノズル先端付近の雰囲気から前記燃料タンク内
    に残存する油液の油種を検出する油種検出センサと、 該油種検出センサの検出結果に基づき、前記燃料タンク
    内の油液の油種と前記油蒸気回収用の管路が接続される
    前記油液貯蔵タンク内の油液の油種とが一致するか否か
    を判定する判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づき、前記燃料タンク内の油
    液の油種と前記油蒸気回収用の管路が接続される前記油
    液貯蔵タンク内の油液の油種とが不一致であるときに前
    記油蒸気回収用の管路を介して油蒸気を吸引することを
    禁止する回収禁止手段と、 からなることを特徴とする給油装置。
  2. 【請求項2】 燃料タンクの給油口に挿入されて送液手
    段により給油ホースを介して供給される油液を前記燃料
    タンクへ吐出する給油ノズルと、 前記油液が貯蔵された油液貯蔵タンクと、 一側が燃料タンク内の油蒸気を回収するために前記給油
    ノズルの先端側に開口する油蒸気吸引管路と、 該油蒸気吸引管路の他側に設けられ、前記燃料タンク内
    の油蒸気を吸引する油蒸気吸引手段と、 該油蒸気吸引手段の吐出側に一端が接続され、他端が前
    記油液貯蔵タンクに連通する油蒸気回収管路と、 からなる給油装置において、 一端が前記油蒸気吸引手段の吐出側に接続され、他端が
    大気開放とされた大気開放管路と、 該大気開放管路に配設され、前記油蒸気吸引手段から吐
    出される油蒸気から前記燃料タンク内の油液の油種を検
    出する油種検出センサと、 該油種検出センサにより検出された油種と前記油液貯蔵
    タンク内に貯蔵された油液の油種とが一致するか否かを
    判定する判定手段と、 前記油蒸気回収管路の連通・遮断を切り換える油蒸気回
    収切換手段と、 前記油蒸気吸引手段から吐出される油蒸気を前記油種検
    出センサに供給して前記判定手段による油種判定が一致
    であるときに、前記油蒸気回収管路を連通させ、また、
    油種判定が不一致であるときに、前記油蒸気回収管路を
    遮断させるように前記油蒸気回収切換手段を制御する回
    収系路切換制御手段と、 を備えてなることを特徴とする給油装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8992838B1 (en) 2011-02-02 2015-03-31 EcoVapor Recovery Systems, LLC Hydrocarbon vapor recovery system
US9334109B1 (en) 2012-02-02 2016-05-10 EcoVapor Recovery Systems, LLC Vapor recovery systems and methods utilizing selective recirculation of recovered gases
US9776155B1 (en) 2012-02-02 2017-10-03 EcoVapor Recovery Systems, LLC Hydrocarbon vapor recovery system with oxygen reduction

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