JPH0723186B2 - ガスセンサー付給油装置およびガスセンサー付給油装置における油種判定方法 - Google Patents

ガスセンサー付給油装置およびガスセンサー付給油装置における油種判定方法

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JPH0723186B2
JPH0723186B2 JP1160888A JP1160888A JPH0723186B2 JP H0723186 B2 JPH0723186 B2 JP H0723186B2 JP 1160888 A JP1160888 A JP 1160888A JP 1160888 A JP1160888 A JP 1160888A JP H0723186 B2 JPH0723186 B2 JP H0723186B2
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株式会社富永製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は給油所等において使用され、自動車に燃料油を
供給する装置に関するものである。
(ロ)従来技術 給油所には複数の油種、たとえばガソリンと軽油を供給
する装置が並んで、あるいは同一敷地内に離れて設置さ
れている。しかしながら給油装置の外形が同じであるた
めに間違えて停車することがあり、そのためにガソリン
車へ軽油を、あるいは軽油車へガソリンを給油する事故
が度々発生しており、どちらの場合にしても自動車の燃
料タンクや送油路内の油を抜き取らなければならず、多
額の出費や手間を必要とする。
一方油種を判定する方法として特開昭61−95245にみら
れる比誘電率と光の透過度を利用するものがある。
前者は正,負電極を有するセンサー部が油に浸ったとき
の両電極間の静電容量値の変化から判定するもので、後
者は発光部と受光部とを対向させておき両者間に液が存
在するとき受光部が受信する光の強さによって判定する
ものである。
また、ガスセンサーを利用して燃料ガスの存在を検出し
(油種の判定はできない)給油装置を制御するものが実
公昭51−2332に示されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 油種の判定方法として前記比誘電率あるいは光の透過度
を検出する方法を採用して自動車の燃料タンク内の油の
種類を判定しようとした場合には下記の問題点が生じ
る。
第1に、給油を受けようとする自動車は一般的に燃料タ
ンク内の油の残量が減っており、給油口から油までの距
離が長くなり、センサーを余程奥まで突っ込まないと油
に浸らず、センサーをノズルへ取り付ける場合には検知
時のみセンサーがノズルから大幅に飛び出す構造をとら
ざるを得ずこの為の駆動機構が複雑化し、また大きなス
ペースを占めるのでノズルそのものの操作性も悪くな
る。
第2に、車種によっては給油口と燃料タンクとを繋ぐパ
イプが極端に屈曲したものがあり、センサーが油まで届
かないものがある。
一方、ガスセンサー方式のものは単に給油口を検出して
給油を許可させるだけのものである。そこで本出願人は
先にガスセンサーを採用し油蒸気に含まれている検知対
象成分ガスの濃度を検出することによって油種の判定を
行なうガスセンサー付給油装置(特願昭62−205554)を
提案した。しかし検知対象成分ガス濃度の高いG油(ガ
ソリン)と違って濃度の低いD油(軽油)用の装置にあ
っては下記の問題点を生じる。
すなわち軽油車の場合には検知対象成分ガスの濃度が低
いために給油口へノズル吐出管が挿入されているか否か
判断できない場合があり、よって判定を下して良いか否
か判らない場合がある。
そこで判定開始を知らせるためにノズルへ給油口センサ
ーを設けることも考えられるが、防爆上の問題もあって
高価なものとなってしまう他衝撃や降雨による故障・誤
作動の危険がある。
(ニ)問題点を解決するための手段 給油口センサーを設けることなく前記問題点を解決する
とともに油種の判定も行なえるようにしたものでその構
成は、 送油用ポンプとこのポンプの下流端に開閉弁付ノズルを
接続するとともに両者間の流路の油圧力を検出する圧力
検出器を設置し、ノズル先端で開口した送気管を介して
吸引したガスをガスセンサーへ導びく。一方制御部には
圧力検出器からの出力信号をもとにノズルの開閉弁が開
かれたことを判定する開弁判定回路と、比較的高濃度の
検知対象成分ガスを発生するG油であるか比較的低濃度
の検知対象成分ガスを発生させるD油であるかを判定す
る油種判定回路とを設ける。
(ホ)作用 送油用ポンプにて流路内圧力を上昇させておき、ノズル
の開閉弁が開かれることによって開閉弁上流側の流路に
おける油圧力が低下すると開弁判定回路は開閉弁が開か
れたことすなわち既にノズルが給油口へ挿入されている
ことを判定し、この判定をきっかけとして油種判定回路
はガスセンサーからの出力信号をもとにD油であるかG
油であるかを判定し、G油であると判定された場合には
給油を停止させあるいはD油であると判定された場合に
は給油を許可させる。
(ヘ)実施例 まず第1の発明に基ずく第1の実施例を第1,2,3A,4A図
をもとに以下説明する。
第1図において、(1)は給油装置のハウジングでコン
クリートで作られたアイランド(2)の上に設置されて
いる。
(3)は油ポンプ(送油用ポンプ)で図示しない貯油タ
ンクから送油管(4)を介して油を汲み上げ流量計
(5)へ送る。
(6)は流量パルス発信器で、流量計(5)が単位油量
(たとえば1/100リットル)を計量する毎に1個の流量
パルス信号pを出力する。
(7)は給油ノズルで先端に吐出管(8)を備え、回転
継手(9),ホース(10),連絡管(11)を介して流量
計(5)へ繋がっている。
(12)はノズル検知スイッチで、ノズルケース(13)へ
ノズル(7)が掛け止められているとき検知信号mを出
力し、外されているとき非検知信号nを出力する。
(14)は給油量表示器(15)を収納した表示器ボック
ス、(16)は油ポンプ(3)を回転させる油ポンプ用モ
ーター、(17)は後述する電気回路を収納した制御部、
(18)は報知用のブザーである。
(19)は負圧発生源である空気ポンプでベーン式やルー
ツ式が採用されるとともに空気ポンプ用モーター(20)
と一体化されており、正転させると吸引し逆転させると
送風が行なわれる。
(21)はガスセンサーユニットで第2図に示されたよう
に内部通路(22)にはガスセンサー(23)が配備される
とともに通路(22)を大気に開放する大気開放路(24)
が形成され通路(22)内の圧力が大気圧よりも高いとき
大気開放路(24)を閉塞する軽量球形の閉塞弁(25)が
配備されている。
(26)は閉塞弁(25)が通路(22)内へ侵入するのを阻
止するストッパーで、(27)はガスセンサー(23)から
延びた信号線である。
(28)は一方端が吐出管(8)の先端近傍まで延長され
て開口し他方端がガスセンサーユニット(21)へ接続さ
れた送気管、(29)は空気ポンプ(19)とガスセンサー
ユニット(21)とを繋ぐ送気管、(30)は空気ポンプ
(19)と大気とを繋ぐ送気管で先端にはフレームアレス
ターを兼ねたフィルター(31)が設置されている。
(32)はノズル(7)に内蔵された開閉弁でレバー(3
3)の操作によって開閉される。
(34)は連絡管(11)に設置された圧力検出器、(35)
は自動車の燃料タンク(36)の給油口である。
第4A図において(37)は計数回路で、流量パルス信号p
の数を計数してその計数値を計数値信号lとして出力
し、給油量表示器(15)へ給油量として表示させる。
(38a)は油ポンプ用モーター駆動回路で、ノズル検知
スイッチ(12)から出力される非検知信号nの入力によ
って油ポンプ用モーター(16)を定速付勢させ、後述す
る給油停止信号sの入力で消勢させあるいは後述する給
油許可信号kの入力によって全速付勢させさらに検知信
号mの入力によって消勢させる。
(39)は空気ポンプ用モーター駆動回路で、非検知信号
nが入力されると空気ポンプ用モーター(20)を正転付
勢させて送気管(28),センサーユニット(21),送気
管(29),空気ポンプ(19),送気管(30)の順に空気
を送らせ、その後給油停止信号sあるいは給油許可信号
kが入力されると逆転付勢させて先とは逆の順序で空気
を送らせ、検知信号mが入力されると消勢させる。
(40)は開弁判定値設定回路で、ノズル(7)の開閉弁
(32)が開かれた時の圧力検出器設置位置での急激な油
圧力の高価係数値あるいは油圧が降下したときに到達す
る圧力値等があらかじめ設定されておりその設定値を開
弁判定値信号dとして出力している。
(41)は開弁判定回路で、圧力検出器(34)から出力さ
れる油圧力信号eと開弁判定値信号dとが入力されてお
り非検知信号nが入力されると油圧力信号eの値を監視
して開弁判定信号dの値に至ると(ノズル(7)の開閉
弁(32)が開かれると)開弁判定信号f(ワンパルス)
を出力する。
(42)は油種判定値設定回路で、比較的低い濃度の検知
対象成分ガスを発生させるD油(たとえば軽油)と比較
的高い濃度の検知対象成分ガスを発生させるG油(たと
えばガソリン)との中間の値(第3A図に一点鎖線であら
わしたA値)が油種判定値として設定されその値が油種
判定値信号hとして出力されている。
(43)はクロック信号iを出力するクロック信号発生回
路で、(44)は検知時間設定回路であり、送気管(28)
のノズル(7)側端から吸引された油ガスがセンサー
(23)へ至り、さらにセンサー(23)の検出信号jが検
知対象成分ガスの濃度に見合った出力値まで変化するの
に十分な時間であるt1時間(たとえば2秒間)が設定さ
れており、このt1時間を示す検知時間信号uが出力され
ている。なお、ガスセンサーユニット(21)をホース
(10)あるいはノズル(7)へ取り付け送気管(28)を
短かくすることによってこのt1時間はさらに短かくて済
むようになる。
(45a)は油種判定回路で、開弁判定信号fが入力され
たことをきっかけとして検知時間信号uの値であるt1
間を計時し、このt1時間終了時における検出信号jの値
と油種判定信号hの値とを比較し、前者の値が後者の値
を超えることがなければ給油許可信号k(ワンパルス)
を出力し、超えることがあれば給油停止信号s(ワンパ
ルス)を出力するとともに報知信号wを一定時間(たと
えば10秒間)出力してブザー(18)を付勢させ、D油使
用車でないことを知らせる。
なお第3A図のガスセンサー出力の曲線において実線はD
油時の、また二点鎖線はG油時の検出信号jの状態を示
す。
以上の構成にもとずく第1の実施例を給油時の動作順に
以下説明する。
顧客の自動車が来所してノズル(7)をノズルケース
(13)から取り外すとノズル検知スイッチ(12)の出力
信号が検知信号mから非検知信号nへと変化し、これを
受けて下記,,の動作が行なわれる。
計数回路(37)での前回給油分計数値の帰零(給油
量表示器(15)の零表示)。
油ポンプ用モーター(16)の定速付勢(このとき第
3A図では油圧力が少し上昇し、ホース(10)の膨張分の
油量が流量計(5)で計量されるので流量パルス信号p
が2個出力される)。
空気ポンプ(19)が正転付勢され送気管(28)のノ
ズル(7)側端から吸引された空気がセンサーユニット
(21)へ送られる。
次に、ノズル(7)の吐出管(8)を給油口(35)へ挿
入しその後レバー(33)を操作して開閉弁(32)を開け
ると第3A図に示されたように油圧力が降下し、すなわち
油圧力信号eの値が小さくなるので開弁判定回路(41)
はこの油圧力信号eと開弁判定値信号dとを比較するこ
とによって開閉弁(32)が開かれた(すなわちノズル
(7)が既に給油口(35)へセットされている)ことを
判定し開弁判定信号fを出力する。
すると油種判定回路(45a)はクロック信号iを計数す
ることによってt1時間を計時しこの計時中あるいは計時
終了時の検知信号jの値と油種判定値信号hの値とを比
較し前者の値が後者の値を超えていないことを条件に給
油許可信号kを出力して油ポンプ用モーター(16)を全
速付勢させるとともに空気ポンプ用モーター(20)を逆
転付勢させて空気用ポンプを吸引状態から逆の送風状態
へと切替えさせガスセンサー(23)や各送気管(28),
(29),(30)の油ガスを含まない空気でのクリーニン
グを行なわせる。クリーニングが始まると検出信号jの
値は小さくなる。
一方、前者の値が後者の値を超えた場合には給油停止信
号sを出力して油ポンプ用モーター(6)を消勢させ、
すなわち給油を停止させ、さらに給油許可信号kが出力
されたときと同じく空気ポンプ用モーター(20)を逆転
付勢させてクリーニングを行なわせ、加えてブザー(1
8)でD油用自動車ではないことを報知させる。
給油作業が順調に行なわれて燃料タンク(36)が満たん
となり、開閉弁(32)を閉じると油圧力は最大となりノ
ズル(7)をノズルケース(13)へ戻して(検知信号m
を出力させて)油ポンプ用モーター(16)を消勢させる
と油圧力は徐々に降下する。
なお、空気ポンプ用モーターの正転中すなわちガスセン
サーユニット(21)の内部通路(22)が負圧のときに送
気管(28)のノズル(7)側端が油に浸っても大気開放
路を介して空気が流入して来るので通路(22)内の負圧
は油をここまで吸引する程の力はなくよってガスセンサ
ー(23)へ油そのものが達してガスセンサーを壊す恐れ
はない。
以下第2,3,4の発明についてそれぞれ実施例を説明する
が、第1の実施例と同一構成要素については同一番号を
付してあらわすとともにその説明を省略するものとす
る。
次に第2の発明を第2実施例をもとに第1,2,3B,4B図に
ついて説明すると、第1の発明と違って駆動時間設定回
路(50)が設けられており、ここからは油ポンプ(3)
が駆動されてから油ポンプ(3)の下流側流路内の油圧
力を開閉弁(32)が開かれたことを判定するのに十分な
圧力まで上昇させるのに必要な一定時間であるt2時間
(たとえば1秒間)をあらわす油昇圧時間信号vが出力
されている。
顧客の自動車が来所してノズル(7)をノズルケース
(13)から取り外すとノズル検知スイッチ(12)の出力
信号が検知信号mから非検知信号nへと変化し、これを
受けて油ポンプ用モーター駆動回路(38b)はクロック
信号iを計数することによりt2時間を計時し、このt2
間の計時中のみ油ポンプ用モーター(16)を付勢(全速
付勢)させる。
t2時間が経過して油ポンプ用モーター(16)が消勢され
た後は第3B図に示すように油圧力が徐々に降下するが開
閉弁(32)を開くと一気に降下し、これを監視していた
開弁判定回路(41)から出力される開弁判定信号fをき
っかけに油種判定回路(45b)は検出信号jと油種判定
信号hとの比較を行なって油種を判定し、判定が終了す
ると逆転信号gを出力して空気ポンプ用モーター(20)
を逆転付勢させ、油種がD油であると判定されたときの
み給油許可信号kを出力して油ポンプ用モーター(16)
を再付勢させて給油可能な状態とする。以後の経過は第
1の実施例と同じだが、D油ではないと判定されたとき
は給油許可信号kが出力されず、よって給油不能状態が
維持されるとともにブザー(18)を付勢させることによ
って報知する。
続いて第3の発明を第3の実施例をもとに第1,2,3C,4C
図について説明すると第3の実施例では第1図において
油ポンプ(3)と開閉弁(32)との間の流路に制御弁
(61)が設置されるとともに第4C図には制御弁駆動回路
(52)と、油ポンプ(3)が駆動されてから油ポンプ
(3)の下流側流路内の油圧力を開閉弁(32)が開かれ
たことを判定するのに十分な圧力まで上昇させるのに必
要な一定時間であるt2時間をあらわす油昇圧時間信号v
が出力されている駆動時間設定回路(50)が設けられて
いる。
顧客の自動車が来所してノズル(7)をノズルケース
(13)から取り外すとノズル検知スイッチ(12)の出力
信号が検知信号mから非検知信号nへと変化し、これを
受けて油ポンプ用モーター駆動回路(38c)は油ポンプ
用モーター(16)を全速付勢させる。なおこの付勢状態
はノズル(7)がノズルケース(13)へ戻されるまで、
すなわち検知信号mが入力されるまで維持される。
制御弁駆動回路(52)は非検知信号nが入力されるとク
ロック信号iを計時することによってt2時間を計時し、
このt2時間の計時中は制御弁付勢信号yを出力して制御
弁(51)を開かせ、計時終了と同時に閉じさせる。する
と制御弁(51)と開閉弁(32)との間の流路は昇圧状態
に保たれることになる。
開閉弁(32)を開くと油圧力は一気に降下し、これを監
視していた開弁判定回路(41)から出力される開弁判定
信号fをきっかけに油種判定回路(45b)は検出信号j
と油種判定信号hとの比較を行なって油種を判定し、判
定が終了すると逆転信号gを出力して空気ポンプ用モー
ター(20)を逆転付勢させ、油種がD油であると判定さ
れたときのみ給油許可信号kを出力して制御弁(51)を
再び開かせて給油可能な状態とし、検知信号mが入力さ
れるまでこの状態が維持される。以後の経過は第1の実
施例と同じだが、D油でないと判定されたときは給油許
可信号kが出力されずよって給油不能状態が維持される
とともにブザー(18)を付勢させることによって報知す
る。
第4の発明の説明は第1,2,3の実施例の説明をもってこ
れに替えることとする。
(ト)効果 以上説明した如く構成したので比較的検知対象成分ガス
の発生し難い油種用の給油装置であっても、給油口の検
出を行なわせるセンサーをノズルに設ける必要がなく、
よってノズルへ給油口センサーを設けた場合に衝撃や降
雨等によって生じる給油口センサーの故障や誤作動を危
惧する必要がなくさらにノズルへの信号線が不要になる
ので扱い易い給油装置が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は給油装置の内部構造を、第2図はセンサーユニ
ットの構造を、第3A,3B,3C図はそれぞれ第1,2,3の実施
例における各部動作のタイムチャートを、第4A,4B,4C図
はそれぞれ第1,2,3の実施例における制御部内の電気回
路をブロック化して示した図である。 (3)…ポンプ、(5)…流量計、(7)…ノズル (8)…吐出管、(28),(29),(30)…送気管 (32)…開閉弁、(35)…給油口、(36)…燃料タンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】比較的高濃度の検知対象成分ガスを発生さ
    せるG油(ガソリン)と比較的低濃度の検知対象成分ガ
    スを発生させるD油(軽油)とを取り扱う場所に設置さ
    れ、油ポンプと、このポンプを駆動させる油ポンプ用モ
    ーターと、ノズルの給油待機時場所での不存在を検知し
    て非検知信号を発生させるノズル検知スイッチと、非検
    知信号の発生を受けて前記モーターを駆動させる油ポン
    プ用モーター駆動回路と、ポンプ下流側流路に接続され
    た給油ホースと、給油ホース先端に接続した開閉弁付ノ
    ズルと、前記油ポンプと前記開閉弁との間の流路に設け
    られ、この流路内の油圧力の変化を検出して油圧力に対
    応した油圧力信号を出力する圧力検出器と、一方端がノ
    ズルの吐出管近傍まで延長され他方端が負圧を発生させ
    る空気ポンプに接続された送気管と、この送気管を介し
    て吸引されるガスと接触する位置に設置され油から発生
    する検知対象成分ガスの濃度を検出し、対応する検出濃
    度値信号を発生するガスセンサーと前記ノズルの開閉弁
    が開かれたと判断される油圧力の変化値が設定された開
    弁判定値設定回路と、前記ノズル先端部近傍のガスが吸
    引されて前記ガスセンサーへ達し油種の判定が行なわれ
    るのに十分な検知時間が設定された検知時間設定回路
    と、クロック信号を発生する回路と、前記空気ポンプを
    駆動する空気ポンプ用モーターと、前記非検知信号の発
    生で空気ポンプ用モーターを付勢させる空気ポンプ用モ
    ーター駆動回路と、前記非検知信号の発生をもとに前記
    油ポンプ用モーターを付勢させその後前記油圧力信号の
    値と前記変化値とを比較することで前記開閉弁が開かれ
    たことを判定し開弁判定信号を出力する開弁判定回路
    と、G油から発生する検知対象成分ガスの濃度とD油か
    ら発生する検知対象成分ガスの濃度との中間値が油種判
    定値として設定された油種判定値設定回路と、前記開弁
    判定信号の発生をきっかけに前記クロック信号を計数す
    ることで前記検知時間を計時するとともに前記検出濃度
    値と前記油種判定値とを比較し、前記検知時間計時中に
    前者の値が後者の値を超えていることを条件に給油停止
    信号を出力する油種判定回路を備えたことを特徴とする
    ガスセンサー付給油装置。
  2. 【請求項2】比較的高濃度の検知対象成分ガスを発生さ
    せるG油(ガソリン)と比較的低濃度の検知対象成分ガ
    スを発生させるD油(軽油)とを取り扱う場所に設置さ
    れ、油ポンプと、このポンプを駆動させる油ポンプ用モ
    ーターと、ノズルの給油待機時場所での不存在を検知し
    て非検知信号を発生させるノズル検知スイッチと、非検
    知信号の発生を受けて前記モーターを駆動させる油ポン
    プ用モーター駆動回路と、ポンプ下流側流路に接続され
    た給油ホースと、給油ホース先端に接続した開閉弁付ノ
    ズルと、前記油ポンプと前記開閉弁との間の流路に設け
    られ、この流路内の油圧力の変化を検出して油圧力に対
    応した油圧力信号を出力する圧力検出器と、一方端がノ
    ズルの吐出管近傍まで延長され他方端が負圧を発生させ
    る空気ポンプに接続された送気管と、この送気管を介し
    て吸引されるガスと接触する位置に設置され油から発生
    する検知対象成分ガスの濃度を検出し、対応する検出濃
    度値信号を発生するガスセンサーと前記ノズルの開閉弁
    が開かれたと判断される油圧力の変化値が設定された開
    弁判定値設定回路と、前記ノズル先端部近傍のガスが吸
    引されて前記ガスセンサーへ達し油種の判定が行なわれ
    るのに十分な検知時間が設定された検知時間設定回路
    と、クロック信号を発生する回路と、前記空気ポンプを
    駆動する空気ポンプ用モーターと、前記非検知信号の発
    生で空気ポンプ用モーターを付勢させる空気ポンプ用モ
    ーター駆動回路と、前記油ポンプの下流側流路内の油圧
    力を上昇させるのに十分な時間t2が設定された駆動時間
    設定回路と、前記油ポンプ用モーターを前記非検知信号
    の発生によって前記時間t2の間付勢させその後消勢させ
    る油ポンプ用モーター駆動回路と、前記油ポンプ用モー
    ターが消勢された後前記油圧力信号の値と前記変化値と
    を比較することで前記開閉弁が開かれたことを判定し開
    弁判定信号を出力する開弁判定回路と、G油から発生す
    る検知対象成分ガスの濃度とD油から発生する検知対象
    成分ガスの濃度との中間値が油種判定値として設定され
    た油種判定値設定回路と、前記開弁判定信号の発生をき
    っかけに前記クロック信号を計数することで前記検知時
    間を計時するとともに前記検出濃度値と前記油種判定値
    とを比較し、前記検知時間計時中に前者の値が後者の値
    を超えていないことを条件に給油許可信号を出力する油
    種判定回路を備えたことを特徴とするガスセンサー付給
    油装置。
  3. 【請求項3】比較的高濃度の検知対象成分ガスを発生さ
    せるG油(ガソリン)と比較的低濃度の検知対象成分ガ
    スを発生させるD油(軽油)とを取り扱う場所に設置さ
    れ、油ポンプと、このポンプを駆動させる油ポンプ用モ
    ーターと、ノズルの給油待機時場所での不存在を検知し
    て非検知信号を発生させるノズル検知スイッチと、非検
    知信号の発生を受けて前記モーターを駆動させる油ポン
    プ用モーター駆動回路と、ポンプ下流側流路に接続され
    た給油ホースと、給油ホース先端に接続した開閉弁付ノ
    ズルと、前記油ポンプの下流側流路に設けられた制御弁
    と、この制御弁と前記開閉弁との間の流路に設けられ、
    この流路内の油圧力の変化を検出して油圧力に対応した
    油圧力信号を出力する圧力検出器と、一方端がノズルの
    吐出管近傍まで延長され他方端が負圧発生源に接続され
    た送気管と、この送気管を介して吸引されるガスと接触
    する位置に設置され油から発生する検知対象成分ガスの
    濃度を検出し対応する検出濃度値信号を発生するガスセ
    ンサーと、前記ノズルの開閉弁が開かれたと判断される
    油圧力の変化値が設定された開弁判定値設定回路と、前
    記ノズル先端部近傍のガスが吸引されて前記ガスセンサ
    ーへ達し油種の判定が行われるのに十分な検知時間が設
    定された検知時間設定回路と、クロック信号を発生する
    回路と、前記空気ポンプを駆動する空気ポンプ用モータ
    ーと、前記非検知信号の発生で空気ポンプ用モーターを
    付勢させる空気ポンプ用モーター駆動回路と、前記油ポ
    ンプの下流側流路内の油圧力を上昇させるのに十分な時
    間t3が設定された駆動時間設定回路と、前記油ポンプ用
    モーターの付勢から時間t3経過後に前記制御弁を閉止さ
    せる制御弁駆動回路と制御弁閉止後前記油圧力信号の値
    と前記変化値とを比較することで前記開閉弁が開かれた
    ことを判定し開弁判定信号を出力する開弁判定回路と、
    G油から発生する検知対象成分ガスの濃度とD油から発
    生する検知対象成分ガスの濃度との中間値が油種判定値
    として設定された油種判定値設定回路と前記開弁判定信
    号の発生をきっかけに前記クロック信号を計数すること
    で前記検知時間を計時するとともに前記検出濃度値と前
    記油種判定値とを比較し、前記検知時間計時中に前者の
    値が後者の値を超えていないことを条件に給油許可信号
    を出力する油種判定回路を備えたことを特徴とするガス
    センサー付給油装置。
  4. 【請求項4】送油用ポンプと、このポンプを駆動させる
    モーターと、ポンプ下流側流路に接続された給油ホース
    と、給油ホース先端に接続した開閉弁付ノズルと、前記
    ポンプと、前記開閉弁との間の流路に設けられ、この流
    路内の油圧力の変化を検出して油圧力に対応した油圧力
    信号を出力する圧力検出器と、一方端がノズルの吐出管
    近傍まで延長され他方端が負圧発生源に接続された送気
    管と、この送気管を介して吸引されるガスと接触する位
    置に設置され油から発生する検知対象成分ガスの濃度を
    検出し対応する検出濃度値信号を発生するガスセンサー
    と、検出濃度値信号をもとに油種判定を行なう油種判定
    回路とを備え、前記モーターを付勢して前記ポンプ下流
    側流路内の油圧力を上昇させる工程と、前記開閉弁を開
    いてポンプ下流側流路内の油圧力を降下させる工程と、
    この油圧力の降下を前記圧力検出器で検出する工程と、
    圧力検出器による油圧力の降下検出をきっかけに前記ガ
    スセンサーから出力されている検出濃度値信号をもとに
    油種を判定し給油許可信号または給油停止信号を発生さ
    せる工程とからなることを特徴とするガスセンサー付給
    油装置における油種判定方法。
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