JP3206158B2 - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等にガソリンや
軽油などの燃料を給油する給油所に設置する給油装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる給油所で扱う燃料はガソリンが主
であるが、その他にディーゼル車の燃料である軽油や、
家庭用の暖房器具などに使用する灯油などがある。これ
らのガソリン、軽油、灯油はそれぞれ別の地下タンクに
貯蔵され、それぞれの計量機により自動車や灯油容器等
に給油される。
【0003】計量機による給油で地下タンクの燃料の貯
蔵量が減少すると、タンクローリーから地下タンクに燃
料を補給するが、この場合、軽油や灯油の地下タンクに
誤ってガソリンが補給されてしまうことがあり、このよ
うなガソリンが混入された軽油や灯油をディーゼル車や
灯油容器に給油するとエンジントラブルや火災発生など
のおそれがあって危険である。
【0004】そこで、軽油や灯油の地下タンクにガソリ
ンが混入した場合は、これを検出する必要があるが、従
来は、自動車のタンクや灯油容器に給油を行なうときに
色および臭いで油種の確認をしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにタンクや容
器への給油時に人の感覚で確認する方法では、判断の確
実性に欠けるだけでなく、確認を忘れることもあり、安
全性に欠け、危険である。また、給油終了後に混油が判
明したのではその後の処理が面倒である。
【0006】そこで、軽油や灯油の地下タンクに誤って
ガソリンを注油してしまった場合、自動的にこれを検知
できる給油装置として、出願人が先に提案した特願平4
−116900号があり、これは給油ポンプに付設した
気液分離室または該気液分離室に連通するエアベントに
設けたベーパー検知手段と、油種データ記憶手段と、両
手段から信号を受けて誤油種を判断する誤油種判断手段
と、該手段の出力で作動するポンプロック手段とを設け
たもので、気液分離室からエアベントに自然に上昇して
くるベーパーをベーパー検知手段で検知する。
【0007】このようにエアベントに自然に上昇してく
るベーパーを検出する方法では、灯油や軽油は蒸発量が
非常に少なく、エアベントへの気体の流出も少ないた
め、灯油や軽油の中に少量のガソリンが混入してもエア
ベント途中のベーパー検知手段まではベーパーが押し出
されにくく、ガソリンの混入が検知できないことがあ
る。
【0008】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、軽油や灯油の地下タンクに誤ってガソリンを注油し
てしまった場合、混入したガソリンの量が少量であって
も自動的にしかも確実にこれを検知でき、混油が発見さ
れれば自動的に給油を停止して安全性を十分に確保でき
る給油装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、給油ポンプに付設した気液分離室の下部に空
気取り入れ口を開口し、気液分離室に連通するエアベン
トの途中に設けたベーパー検知手段と、油種データ記憶
手段とベーパー検知手段から信号を受けて誤油種を判断
する誤油種判断手段と、該手段の誤油種信号で給油モー
タを停止するモータ制御手段とを設けることを要旨とす
るものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、灯油や軽油の貯油タンクへ誤
ってガソリンが補給されていると、給油ポンプを作動し
て灯油容器などに給油をしているときに灯油に混入して
いるガソリンから発生するガソリンベーパーがベーパー
検知手段で検知される。この場合、気液分離室に空気を
送り込むことで蒸発が加速され、給油中は常にエアベン
トに気体が送られるから、混入したガソリンの量が少な
くても気体中のガソリンベーパーが確実に検知される。
そして、誤油種判断手段で誤油種と判断され、該手段か
らの出力で給油ポンプが停止し直ちに給油が自動的に停
止する。
【0011】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の給油装置の実施例を示す説明
図で、図中1は灯油または軽油の計量機を示し、灯油ま
たは軽油の地下タンクに連通する給油管3を計量機1の
ハウジング1a内に立ち上げ、この給油管3の途中に給
油モータ4を接続した給油ポンプ5、流量パルス発信器
6を接続した流量計7を配置し、給油ポンプ5の吐出側
の給油管3に、ハウジング1a外で先端に給油ノズル8
を有する給油ホース9を接続する。
【0012】また、ハウジング1aの前面に給油量など
の給油データを表示する表示器10および報知器30を設
け、ノズル掛け2に給油ノズル8の掛け外しに連動して
オンオフするノズルスイッチ11を設けた。
【0013】かかる構成の給油装置において給油ポンプ
5が配設されるポンプ装置15に組み込まれる気液分離室
16の下部に空気取り入れ口12を開口し、該気液分離室16
の上部に連通するエアベント13の途中にガソリンベーパ
ーを検知するベーパー検知手段としてのガスセンサー17
を設ける。このガスセンサー17は超音波式または燃焼式
として検出するベーパーの種類により異なる信号を出力
するよう構成しておく。
【0014】そして、前記気液分離室16の空気取り入れ
口12に送気管14を接続し、該送気管14の途中に送気手段
24として例えば給油される油の流れにより作動する流体
モータ24aにより駆動されるブロワ24bを配設する。こ
の場合、エアベント13と送気管14とは図3に示すよう
に、ノズル掛け2内で対向して大気に開口し、エアベン
ト13と送気管14とで半クローズの気体の流れのサイクル
を形成する。
【0015】図2は前記ポンプ装置15の部分の縦断正面
図で、流入口18と流出口19を有するケーシング15a内に
給油ポンプ5を配置したもので、該給油ポンプ5の吸い
込み口5aがストレーナ室20を介して前記流入口18に連
通し給油ポンプ5の吐出口5bが気液分離装置21に連通
している。
【0016】この気液分離装置21の半径方向外方を流れ
る液すなわち気泡を含まない液は流出側のストレーナ室
22に流れるように流路が構成されており、このストレー
ナ室22がケーシング15aの流出口19に連通する。
【0017】他方、前記気液分離装置21の半径方向内方
を流れる気泡を含んだ液は、流路23を介して気液分離室
16に流れるよう構成されており、この気液分離室16には
ここで分離された気体を放出するエアベント13が前記の
ように設けてある。
【0018】以上のようにして計量機1のハウジング1
a内にマイクロコンピュータなどを用いる制御装置25を
設け、図4の制御ブロック図に示すように、ノズルスイ
ッチ11のオン信号をモータ制御手段27に給油開始信号と
して導入し、該手段27からの駆動信号を給油モータ4に
導入し、同時にノズルスイッチ11のオン信号を帰零信号
として流量パルス発信器6のパルス信号が入力される計
数手段26に導入する。そして、この計数手段26の計数信
号を表示器10に導入した。
【0019】さらに前記ノズルスイッチ11のオン信号を
作動信号としてガスセンサー17に導入し、該ガスセンサ
ー17からの検知信号を誤油種判断手段28に導入する。こ
の判断手段28は、ガソリンと灯油のベーパー濃度やガソ
リンと灯油のベーパー中に超音波を発した場合のそれぞ
れの音速などのデータが記憶してある油種データ記憶手
段29からの出力を受けて、ガスセンサー17で検知された
ベーパーが灯油のものであるのかガソリンのものである
のかを判断する機能を有し、ガソリンの場合の信号を給
油停止信号としてモータ制御手段27に、作動信号として
報知器30に導入する。
【0020】以上のようにしてノズルスイッチ11で給油
開始検知手段を構成し、ガスセンサー17でベーパー検知
手段を構成し、モータ制御手段27でポンプロック手段を
構成する。
【0021】次に動作について説明する。灯油の地下タ
ンクに誤ってガソリンを注油した場合は、ガソリンは蒸
発力が大きいことから、ポンプ装置15の気液分離室16で
分離される気体はガソリンベーパーが含まれている。
【0022】この状態で計量機1を使用して容器に給油
するには給油ノズル8をノズル掛けから外せば、これに
連動してノズルスイッチ11がオンし、このオン信号が計
数手段26に帰零信号として入り前回の給油量が帰零され
るとともに、オン信号はモータ制御手段27に入り給油ポ
ンプ5駆動用のモータ4は回転し、給油ノズル8の弁を
開けば給油が開始される。そして送気手段24の働きによ
り、空気取り入れ口12より気液分離室16に空気が吹き出
される。
【0023】また、このノズルスイッチ11のオン信号は
給油の開始を検知するものとしてガスセンサー17に入
り、これを作動させる。これにより、ガスセンサー17が
検知動作を開始し、ポンプ装置15の気液分離室16からエ
アベント13に放出されるベーパーを検出して検知信号を
誤油種判断手段28に出力する。
【0024】判断手段28では油種データ記憶手段29から
油種データを引出して、検知されたベーパーの濃度や超
音波の音速などから濃度が高く、音速が遅ければ検出さ
れたベーパーはガソリンのものと判断する。この場合、
気液分離室16には送気手段24の働きで取り入れ口12から
液体中に空気が吹き出しており、この空気により蒸発が
促進されてエアベント13に気体が流出している。よっ
て、混入したガソリンの量が少なくても、この気体中か
らのガソリンベーパーの検出は容易である。
【0025】また、エアベント13に流出したベーパーは
ノズル掛け2の個所で大気に開放するものの、対向位置
の開口から再びエアベント13、送気管14に吸い込まれる
から、大気中に放出するベーパー量を少なくでき、公害
発生を最小限に止められる。
【0026】そして、前記のように判断手段28でベーパ
ーがガソリンのものと判断されると、判断手段28からモ
ータ制御手段27へ給油停止信号が出力され、給油モータ
4は停止し、同時に報知機30に出力してこれを作動し灯
油の地下タンクにガソリンが混入していることを報知す
る。
【0027】一方、誤油種がなく、地下タンク内が全て
灯油である場合は、誤油種判断手段28での判断結果が灯
油であるから、モータ制御手段27へ給油停止信号が出力
されることはなく給油が継続される。
【0028】このようにして給油中は常にポンプ装置15
の気液分離室16内のベーパーが灯油のものであるか否か
判断され、ガソリンの場合は自動的に給油が不可とな
る。
【0029】なお、前記実施例では気液分離室16に空気
を吹き込むための送気手段24として、流体モータ24aに
より駆動されるブロワ24bを用いたが、これに限定され
るものではなく、ノズルスイッチ11のオン信号で駆動さ
れる電動モータでブロワ24bを駆動しても良く、また、
図1で鎖線て示したように遠方のブロワに接続したエア
配管14aを配設して、このエア配管14aにノズルスイッ
チ11のオン信号で開く弁31を設けてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明の給油装置は、
灯油や軽油の地下タンクに誤ってガソリンを注油した場
合、ガソリンの量が少なくても灯油容器などへの給油中
にその時点で自動的にしかも確実に混油を発見でき、か
つ、給油を阻止できるので、混油を給油してしまうこと
が確実に防止でき、安全性の向上を図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給油装置の説明図である。
【図2】本発明の給油装置の要部であるポンプ装置の縦
断正面図である。
【図3】本発明の給油装置のノズル掛けの部分の横断平
面図である。
【図4】本発明の給油装置の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1…計量機 1a…ハウジング 2…ノズル掛け 3…給油管 4…給油モータ 5…給油ポンプ 5a…吸い込み口 5b…吐出口 6…流量パルス発信器 7…流量計 8…給油ノズル 9…給油ホース 10…表示器 11…ノズルスイッ
チ 12…空気取り入れ口 13…エアベント 14…送気管 14a…エア配管 15…ポンプ装置 15a…ケーシング 16…気液分離室 17…ガスセンサー 18…流入口 19…流出口 20…ストレーナ室 21…気液分離装置 22…ストレーナ室 23…流路 24a…流体モータ 24b…ブロワ 24…送気手段 25…制御装置 26…計数手段 27…モータ制御手
段 28…誤油種判断手段 29…油種データ記
憶手段 30…報知器 31…弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油ポンプに付設した気液分離室の下部
    に空気取り入れ口を開口し、気液分離室に連通するエア
    ベントの途中に設けたベーパー検知手段と、油種データ
    記憶手段とベーパー検知手段から信号を受けて誤油種を
    判断する誤油種判断手段と、該手段の誤油種信号で給油
    モータを停止するモータ制御手段とを設けたことを特徴
    とする給油装置。
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JP4755896B2 (ja) * 2004-12-24 2011-08-24 昭和シェル石油株式会社 ガソリンコンタミ検知器、ガソリンコンタミ検知器セット、その使用方法およびこれを用いて灯油や軽油がガソリンスタンドにおいてjis規格を満たすかどうかを簡略的に判断する方法

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