JPH08340090A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08340090A
JPH08340090A JP7146263A JP14626395A JPH08340090A JP H08340090 A JPH08340090 A JP H08340090A JP 7146263 A JP7146263 A JP 7146263A JP 14626395 A JP14626395 A JP 14626395A JP H08340090 A JPH08340090 A JP H08340090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ceramic
lower electrode
ceramic capacitance
capacitance film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7146263A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3076507B2 (ja
Inventor
Junji Noma
淳史 野間
Daisuke Ueda
大助 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP07146263A priority Critical patent/JP3076507B2/ja
Priority to TW085106898A priority patent/TW300331B/zh
Priority to KR1019960020702A priority patent/KR100366961B1/ko
Priority to US08/664,217 priority patent/US5818079A/en
Priority to DE69610368T priority patent/DE69610368T2/de
Priority to CN96102294A priority patent/CN1082248C/zh
Priority to EP96109392A priority patent/EP0749167B1/en
Publication of JPH08340090A publication Critical patent/JPH08340090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3076507B2 publication Critical patent/JP3076507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L28/00Passive two-terminal components without a potential-jump or surface barrier for integrated circuits; Details thereof; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L28/40Capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペロブスカイト構造を有するセラミック薄膜
よりなる容量絶縁膜を有するキャパシタのリーク電流を
低減して、耐圧を向上させる。 【構成】 半導体基板11の上に形成された下地絶縁膜
12の上に、下部電極13A、強誘電体よりなるセラミ
ック容量膜14A、上部電極15Aから構成される強誘
電体キャパシタが形成されている。半導体基板11の上
には、強誘電体キャパシタを覆うように層間絶縁膜16
が形成され、層間絶縁膜16の上には電極配線17が形
成されている。上部電極15Aの側面とセラミック容量
膜14Aの上面との交点とセラミック容量膜14Aの側
面と下部電極13Aの上面との交点との間に存在するセ
ラミック容量膜14Aの表面の長さLと、セラミック容
量膜14Aの厚さDとの間にL≧2Dの関係が成立して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置及
びその製造方法に関し、特に、半導体基板上に、トラン
ジスタや抵抗と共に、誘電率が極めて大きい材料として
知られるペロブスカイト構造を有するセラミック薄膜を
容量絶縁膜として用いるキャパシタが集積された半導体
集積回路装置におけるキャパシタの構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報通信分野の進歩に伴い、大容量デー
タの高速処理が要望され、この要望を実現するために、
半導体メモリ等の半導体集積回路の高集積化が進んでい
る。また、情報通信機器の小型化やコストダウンを目的
として、高集積化によるチップ面積の低減や部品数の削
減も進められている。
【0003】このような状況の下で、近年、半導体集積
回路上に、ペロブスカイト構造を有するセラミック材料
(例えばチタン酸バリウムストロンチウム、チタン酸鉛
等)を用いてキャパシタを形成する技術が活発に研究さ
れている。一般的に、前記のようなセラミック材料によ
り形成されたセラミック薄膜よりなる容量絶縁膜は、誘
電率が高く、従来の集積回路装置内に形成されていた酸
化珪素膜や窒化珪素膜よりなる容量絶縁膜に比べて数十
倍〜数百倍の誘電率を有している。
【0004】このようなセラミック薄膜よりなる容量絶
縁膜を用いてキャパシタを構成することにより、半導体
集積回路装置内のキャパシタの占有面積を従来の数十分
の1〜数百分の1に低減することができるので、半導体
集積回路装置の高集積化を実現することができる。
【0005】また、印加電界を除去しても自発分極が残
るという性質を有する強誘電体セラミック(以下、強誘
電体という)を用いて容量絶縁膜を形成すると、電源を
切っても記憶内容が消失しない不揮発性メモリを実現で
きる。
【0006】以下、従来の半導体集積回路装置及びその
製造方法について図面を参照しながら説明する。
【0007】図11は従来の半導体集積回路装置の断面
構造を示しており、図11に示すように、半導体基板5
1の上に酸化珪素膜よりなるキャパシタの下地絶縁膜5
2が形成され、下地絶縁膜52の上に、白金よりなる下
部電極53Aと、ペロブスカイト構造を有するセラミッ
ク薄膜よりなる容量絶縁膜54Aと、白金よりなる上部
電極55Aとから構成されるキャパシタが形成されてい
る。さらに、半導体基板51の上には、キャパシタを覆
うように酸化珪素膜よりなる層間絶縁膜56が形成さ
れ、層間絶縁膜56の上には電極配線57が形成されて
おり、下部電極53A及び上部電極55Aと電極配線5
7とは層間絶縁膜56に形成された開口部を介して接続
されている。
【0008】以下、図12に基づき、前記従来の半導体
集積回路装置の製造方法について説明する。
【0009】まず、図12(a)に示すように、半導体
基板51の上にキャパシタの下地絶縁膜52を堆積した
後、図12(b)に示すように、下地絶縁膜52の上
に、キャパシタの下部電極となる第1の金属層53、ペ
ロブスカイト構造を有する容量絶縁膜となるセラミック
薄膜54及びキャパシタの上部電極となる第2の金属層
55を順次形成する。
【0010】次に、図12(c)に示すように、フォト
レジストマスクを用いるイオンミリング法又はRIE法
を行なって、第2の金属層55及びセラミック薄膜54
をエッチングすることにより、上部電極55A及び容量
絶縁膜54Aを形成した後、同様にして、図12(d)
に示すように、第1の金属層53をエッチングすること
により、下部電極53Aを形成する。
【0011】次に、図12(e)に示すように、層間絶
縁膜56を堆積した後、該層間絶縁膜56の所定領域に
開口部を形成する。その後、図12(f)に示すよう
に、層間絶縁膜56の上に電極配線57を形成すると、
下部電極53A、容量絶縁膜54A及び上部電極55A
から構成されるキャパシタが完成する。
【0012】前記の構造において、上部電極55A、容
量絶縁膜54A及び下部電極53Aからなるキャパシタ
は、イオンミリング法又はRIE法等を用いたエッチン
グにより形成されるが、この際、第2の金属層55とセ
ラミック薄膜54とが同一のマスクを用いて連続してエ
ッチングされるため、上部電極55Aの周端部と容量絶
縁膜54Aの周端部とが一致した構造となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャパシタ
に電圧が印加された際のリーク電流の経路には、容量絶
縁膜54Aを構成する結晶粒子又はその粒界を通る第1
の経路と、容量絶縁膜54Aの周端部(側面)を通る第
2の経路とがある。キャパシタの耐圧は、2つの経路の
うちリーク電流が大きい方の経路により決定づけられ
る。
【0014】容量絶縁膜54Aの側面は、エッチング時
に結晶構造が乱されている上に、層間絶縁膜56として
酸化珪素膜や窒化珪素膜を用いる場合には、その堆積時
にシランガスや水素ガス等の還元性雰囲気に直接に晒さ
れ、還元反応を受けて酸素欠陥を有しているので、リー
ク電流が非常に流れ易い状態となっている。
【0015】前記従来の構造のキャパシタにおいては、
上部電極55Aの周端部と容量絶縁膜54Aの周端部と
が一致しているため、容量絶縁膜54Aの側面を介した
経路において多大のリーク電流が流れると共に、キャパ
シタとしての耐圧が容量絶縁膜54Aの側面を介する経
路に支配されるので、キャパシタの耐圧が大幅に低下す
るという問題を有している。
【0016】そこで、例えば特開平2−232961号
に示されるように、容量絶縁膜及び電極配線の表面をS
iNにより被覆して信頼性の向上を図ったものが提案さ
れているが、この構造によると、SiN膜の形成が不可
欠であるため、作業性の面で必ずしも優れた方法とは言
えない。
【0017】また、例えば特開平4−356958号に
示されるように、下部電極を覆うように容量絶縁膜を形
成してリーク対策を施したものも提案されているが、こ
の構造によると、容量絶縁膜により下部電極全体を覆う
必要があるので、下部電極上に電極配線を直接に形成す
る場合には適用することができない。
【0018】本発明は前記の問題を解決することを目的
とし、セラミック材料よりなる容量絶縁膜の側面を介し
たリーク電流の発生を抑制することにより、キャパシタ
全体のリーク電流を大幅に低減してキャパシタの耐圧を
向上させると共に、キャパシタの耐圧に及ぼすセラミッ
ク容量膜の側面の影響を排除して半導体集積回路装置の
歩留まり及び信頼性を向上することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1〜5の発明は、キャパシタに電圧が印加さ
れた際のリーク電流の経路のうち、容量膜を構成する結
晶粒子又はその粒界を通る第1の経路よりも容量膜の側
面を通る第2の経路の方を長くすることにより、キャパ
シタの耐圧が第1の経路により決定されるようにするも
のである。
【0020】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、半導体基板上に、該半導体基板の一主面上に順次形
成された下部電極、ペロブスカイト構造を有するセラミ
ック薄膜よりなるセラミック容量膜及び上部電極から構
成される積層キャパシタを備えた半導体集積回路装置を
対象とし、前記上部電極の側面は前記セラミック容量膜
の側面よりも内側に位置していると共に前記セラミック
容量膜の側面は前記下部電極の側面よりも内側に位置し
ており、前記上部電極の側面と前記セラミック容量膜の
上面との交点と前記セラミック容量膜の側面と前記下部
電極の上面との交点との間に存在する前記セラミック容
量膜の表面の長さLと、前記セラミック容量膜の厚さD
との間にL≧2Dの関係が成立している構成とするもの
である。
【0021】具体的に請求項2の発明が講じた解決手段
は、半導体基板上に、該半導体基板の一主面上に順次形
成された下部電極、ペロブスカイト構造を有するセラミ
ック薄膜よりなるセラミック容量膜及び上部電極から構
成される積層キャパシタを備えた半導体集積回路装置を
対象とし、前記積層キャパシタの周縁部の一部の領域に
おいては、前記上部電極の側面は前記セラミック容量膜
の側面よりも内側に位置していると共に前記セラミック
容量膜の側面は前記下部電極の側面よりも内側に位置し
ており、前記上部電極の側面と前記セラミック容量膜の
上面との交点と前記セラミック容量膜の側面と前記下部
電極の上面との交点との間に存在する前記セラミック容
量膜の表面の長さL1 と、前記セラミック容量膜の厚さ
Dとの間にL1 ≧2Dの関係が成立し、前記積層キャパ
シタの周縁部の残部の領域においては、前記上部電極の
側面は前記セラミック容量膜の側面と同一又は前記セラ
ミック容量膜の側面よりも内側に位置していると共に、
前記セラミック容量膜の周縁部は前記下部電極の側面よ
りも外側において前記半導体基板の一主面上に設けられ
ており、前記セラミック容量膜の側面と前記半導体基板
の一主面との交点と前記下部電極の側面と前記半導体基
板の一主面との交点との間に存在する前記セラミック容
量膜の表面の長さL2 と、前記セラミック容量膜の厚さ
Dとの間にL2 ≧Dの関係が成立している構成とするも
のである。
【0022】請求項3の発明は、請求項1又は2の構成
に、前記上部電極の側面と前記セラミック容量膜の上面
との交点と前記セラミック容量膜の側面と前記下部電極
の上面との交点との間に存在する前記セラミック容量膜
の表面は、前記セラミック容量膜の表面における前記上
部電極の側面と前記セラミック容量膜の側面との間の第
1の領域と、前記セラミック容量膜の側面からなる第2
の領域とからなる構成を付加するものである。
【0023】具体的に請求項4の発明が講じた解決手段
は、半導体集積回路装置の製造方法を、半導体基板の一
主面上に第1の金属膜を堆積する工程と、前記第1の金
属膜をパターニングして下部電極を形成する工程と、前
記下部電極の上にペロブスカイト構造を有するセラミッ
ク薄膜を堆積する工程と、前記セラミック薄膜を、該セ
ラミック薄膜の側面が前記下部電極の側面よりも内側に
位置するようにパターニングしてセラミック容量膜を形
成する工程と、前記セラミック容量膜の上に第2の金属
膜を堆積する工程と、前記第2の金属膜を、該第2の金
属膜の側面が前記セラミック容量膜の側面よりも内側に
位置し且つ前記第2の金属膜の側面と前記セラミック容
量膜の上面との交点と前記セラミック容量膜の側面と前
記下部電極の上面との交点との間に存在する前記セラミ
ック容量膜の表面の長さLと、前記セラミック容量膜の
厚さDとの間にL≧2Dの関係が成立するようにパター
ニングして上部電極を形成する工程とを備えている構成
とするものである。
【0024】具体的に請求項5の発明が講じた解決手段
は、半導体集積回路装置の製造方法を、半導体基板の一
主面上に第1の金属膜を堆積する工程と、前記第1の金
属膜をパターニングして下部電極を形成する工程と、前
記下部電極の上にペロブスカイト構造を有するセラミッ
ク薄膜を堆積する工程と、前記セラミック薄膜を、該セ
ラミック薄膜の周縁部の一部の領域においては該セラミ
ック薄膜の側面が前記下部電極の側面よりも内側に位置
すると共に、前記セラミック薄膜の周縁部の残部の領域
においては該セラミック薄膜の周縁部が前記半導体基板
の上に残存し且つ前記セラミック薄膜の側面と前記半導
体基板の一主面との交点と前記下部電極の側面と前記半
導体基板の一主面との交点との間に存在する前記セラミ
ック薄膜の表面の長さL2 と、前記セラミック容量膜の
厚さDとの間にL2 ≧Dの関係が成立するようにパター
ニングしてセラミック容量膜を形成する工程と、前記セ
ラミック容量膜の上に第2の金属膜を堆積する工程と、
前記第2の金属膜を、該第2の金属膜の側面が前記セラ
ミック容量膜の側面よりも内側に位置すると共に、前記
セラミック薄膜の周縁部の一部の領域においては、前記
第2の金属膜の側面が前記セラミック容量膜の側面より
も内側に位置し且つ前記第2の金属膜の側面と前記セラ
ミック容量膜の上面との交点と前記セラミック容量膜の
側面と前記下部電極の上面との交点との間に存在する前
記セラミック容量膜の表面の長さL1と、前記セラミッ
ク容量膜の厚さDとの間にL1 ≧2Dの関係が成立する
ようにパターン化して上部電極を形成する工程とを備え
ている構成とするものである。
【0025】請求項6の発明は、1回のパターニングに
よりセラミック容量膜及び下部電極を形成することによ
って、工程数を削減するものである。
【0026】具体的に請求項6の発明が講じた解決手段
は、半導体集積回路装置の製造方法を、半導体基板上
に、第1の金属膜、セラミック薄膜及び第2の金属膜を
順次堆積する工程と、前記第2の金属膜を、前記セラミ
ック薄膜における下部電極引き出し領域が露出するよう
にパターニングして上部電極を形成する工程と、前記セ
ラミック薄膜及び第1の金属膜を同時にパターニングし
てセラミック容量膜及び下部電極を形成する工程と、前
記半導体基板上に全面的に絶縁膜を堆積する工程と、前
記絶縁膜及びセラミック容量膜に対してエッチングを行
なって、前記絶縁膜に上部電極引き出し用の開口部を形
成すると共に前記絶縁膜及びセラミック容量膜に下部電
極引き出し用の開口部を形成する工程とを備えている構
成とするものである。
【0027】
【作用】請求項1の構成により、上部電極の側面とセラ
ミック容量膜の上面との交点とセラミック容量膜の側面
と下部電極の上面との交点との間に存在するセラミック
容量膜の表面の長さLと、セラミック容量膜の厚さDと
の間にL≧2Dの関係が成立しているため、セラミック
容量膜の表面における上部電極の側面とセラミック容量
膜の側面との間の領域の長さがセラミック容量膜の厚さ
よりも大きいので、セラミック容量膜の表面及び側面を
通って流れる電流の経路は、セラミック容量膜の内部を
通って流れる電流の経路よりも長くなる。
【0028】請求項2の構成により、積層キャパシタの
周縁部の一部の領域においては、請求項1の構成と同
様、セラミック容量膜の表面における上部電極の側面と
セラミック容量膜の側面との間の領域の長さがセラミッ
ク容量膜の厚さよりも大きい。また、積層キャパシタの
周縁部の残部の領域においては、セラミック容量膜の側
面と半導体基板の一主面との交点と下部電極の側面と半
導体基板の一主面との交点との間に存在するセラミック
容量膜の表面の長さL2 と、セラミック容量膜の厚さD
との間にL2 ≧Dの関係が成立しているため、セラミッ
ク容量膜の下面におけるセラミック容量膜の側面と下部
電極の側面との間の領域の長さがセラミック容量膜の厚
さよりも大きい。
【0029】請求項3の構成により、セラミック容量膜
の表面における上部電極の側面とセラミック容量膜の側
面との間の領域の長さはセラミック容量膜の厚さよりも
確実に大きくなる。
【0030】請求項4の構成により、第2の金属膜を、
該第2の金属膜の側面とセラミック容量膜の上面との交
点とセラミック容量膜の側面と下部電極の上面との交点
との間に存在するセラミック容量膜の表面の長さLと、
セラミック容量膜の厚さDとの間にL≧2Dの関係が成
立するようにパターニングして上部電極を形成するた
め、上部電極の側面とセラミック容量膜の上面との交点
とセラミック容量膜の側面と下部電極の上面との交点と
の間に存在するセラミック容量膜の表面の長さLと、セ
ラミック容量膜の厚さDとの間にL≧2Dの関係が成立
する。
【0031】請求項5の構成により、セラミック薄膜
を、該セラミック薄膜の周縁部の残部の領域において、
セラミック薄膜の側面と半導体基板の一主面との交点と
下部電極の側面と半導体基板の一主面との交点との間に
存在するセラミック薄膜の表面の長さL2 と、セラミッ
ク容量膜の厚さDとの間にL2 ≧Dの関係が成立するよ
うにパターニングしてセラミック容量膜を形成する工程
と、第2の金属膜を、セラミック薄膜の周縁部の一部の
領域において、第2の金属膜の側面とセラミック容量膜
の上面との交点とセラミック容量膜の側面と下部電極の
上面との交点との間に存在するセラミック容量膜の表面
の長さL1 と、セラミック容量膜の厚さDとの間にL1
≧2Dの関係が成立するようにパターニングして上部電
極を形成する工程とを備えているため、積層キャパシタ
の周縁部の一部の領域においては、上部電極の側面とセ
ラミック容量膜の上面との交点とセラミック容量膜の側
面と下部電極の上面との交点との間に存在するセラミッ
ク容量膜の表面の長さL1 と、セラミック容量膜の厚さ
Dとの間にL1 ≧2Dの関係が成立すると共に、積層キ
ャパシタの周縁部の残部の領域においては、セラミック
容量膜の側面と半導体基板の一主面との交点と下部電極
の側面と半導体基板の一主面との交点との間に存在する
セラミック容量膜の表面の長さL2 と、セラミック容量
膜の厚さDとの間にL2 ≧Dの関係が成立する。
【0032】請求項6の構成により、第2の金属膜を、
セラミック薄膜における下部電極引き出し領域が露出す
るようにパターニングして上部電極を形成した後、セラ
ミック薄膜及び第1の金属膜を同時にパターニングして
セラミック容量膜及び下部電極を形成するため、1回の
パターニングによりセラミック薄膜及び第1の金属膜を
形成できる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る半導体集積回
路装置及びその製造方法について図面を参照しながら説
明する。
【0034】図1は本発明の第1実施例に係る半導体集
積回路装置のキャパシタ構造を示す断面図であって、第
1実施例は、半導体基板の上に、強誘電体薄膜よりなる
セラミック容量膜を有するキャパシタが形成されている
構造である。
【0035】半絶縁性のGaAsよりなる半導体基板1
1の上に、酸化珪素膜よりなるキャパシタの下地絶縁膜
12が形成されており、下地絶縁膜12の上に、白金よ
りなる下部電極13Aと、強誘電体例えばチタン酸バリ
ウムストロンチウム膜(以下、BST膜という)よりな
る厚さ0.2μmのセラミック容量膜14Aと、白金よ
りなる上部電極15Aとから構成される強誘電体キャパ
シタが形成されている。半導体基板11の上には、強誘
電体キャパシタを覆うように酸化珪素膜よりなる層間絶
縁膜16が形成され、層間絶縁膜16の上には電極配線
17が形成されており、下部電極13A及び上部電極1
5Aと電極配線17とは層間絶縁膜16に形成された開
口部を介して接続されている。
【0036】第1実施例の特徴として、上部電極15A
の側面とセラミック容量膜14Aの上面との交点Aと、
セラミック容量膜14Aの側面と下部電極13Aの上面
との交点Bとの間に存在するセラミック容量膜14Aの
表面の長さは0.7μmであって、上部電極15Aの側
壁はセラミック容量膜14Aの側壁よりも0.5μm内
側に位置している。
【0037】以下、図2及び図3に基づいて、第1実施
例に係る半導体集積回路装置の第1の製造方法について
説明する。
【0038】まず、図2(a)に示すように、GaAs
よりなる半導体基板11の上に、酸化珪素膜よりなるキ
ャパシタの下地絶縁膜12をCVD法により形成する。
その後、図2(b)に示すように、下地絶縁膜12の上
に、所定領域が開口したフォトレジスト18を形成した
後、半導体基板11の上に全面に亘って第1の白金膜1
3を堆積する。
【0039】次に、図2(c)に示すように、有機溶媒
を用いてフォトレジスト18上の第1の白金膜13をリ
フトオフして、白金よりなる下部電極13Aを形成す
る。次に、GaAs基板11の上に、バリウム、ストロ
ンチウム及びチタンの金属アルコキシドを有機溶媒によ
り希釈した溶液をスピンコートした後、700℃の高温
処理を施すことにより、図2(d)に示すように、厚さ
0.2μmの強誘電体膜(以下、BST膜と記す)14
を形成する。
【0040】次に、フッ酸系エッチング液を用いてBS
T膜14をエッチングすることにより、図3(a)に示
すように、下部電極13Aの上における該下部電極13
Aよりも内側の領域にセラミック容量膜14Aを形成す
る。次に、図2(b)及び(c)と同様の工程により、
第2の白金膜(図示は省略している)を形成した後、該
第2の白金膜をリフトオフして、図3(b)に示すよう
に、セラミック容量膜14Aの上における該セラミック
容量膜14Aの内側の領域に、上部電極15Aを該上部
電極15Aの側面がセラミック容量膜14Aの側面より
も0.5μm内側に位置するように形成する。
【0041】次に、図3(c)に示すように、CVD法
により酸化珪素膜よりなる層間絶縁膜16を堆積した
後、図3(d)に示すように、層間絶縁膜16における
所定領域に開口部を形成し、その後、層間絶縁膜16の
上に電極配線17を形成する。次に、必要があれば、電
極配線17の上に窒化珪素膜よりなる保護膜(図示は省
略している)を形成した後、該保護膜にボンディングパ
ッド部を開口する。
【0042】以下、第1実施例に係る半導体集積回路装
置のキャパシタの作用について図面を参照しながら説明
する。
【0043】図4は、第1実施例に係る半導体集積回路
装置のキャパシタの周縁部の断面構造を示す図であっ
て、上部電極15Aの側面とセラミック容量膜14Aの
一方の主面との交点(A)と、セラミック容量膜14A
の側面と下部電極13Aの一方の主面との交点(B)と
の間に存在するセラミック容量膜14Aの表面の長さ
(L)と、セラミック容量膜14Aの厚さ(D)との間
にL≧2Dの関係が成立する場合を示している。
【0044】第1実施例に係る半導体集積回路装置のキ
ャパシタ構造においては、キャパシタのリーク電流経路
としては、上部電極15Aと下部電極13Aとの間のセ
ラミック容量膜14Aの結晶粒子やその粒界を通る第1
の経路(例えばE−F)と、上部電極15Aの側面とセ
ラミック容量膜14Aの一方の主面との交点Aと、セラ
ミック容量膜14Aの側面と下部電極13Aの一方の主
面との交点Bの間に存在するセラミック容量膜14Aの
表面を通る第2の経路(A−C−B)とがある。第2の
経路(A−C−B)においては、セラミック容量膜14
Aの側面(C−B)の部分でリーク電流が非常に流れ易
いが、仮にこの部分が短絡しているとしても、A−C−
B間の距離(L)がセラミック容量膜14Aの厚さ
(D)の2倍以上であるため、A−C間の距離がC−B
間の距離以上になっているので、第2の経路(A−C−
B)を通るリーク電流は第1の経路(E−F)を通るリ
ーク電流以下である。従って、従来多大のリーク電流の
発生原因となっていたセラミック容量膜14Aの側面の
影響を除去することができるので、リーク電流を大幅に
低減することが可能になる。また、キャパシタの耐圧
は、第1の経路(E−F)により決定づけられるため大
幅に向上するので、半導体集積回路装置の歩留まり及び
信頼性が向上する。
【0045】以下、前述の内容を図5(a),(b)を
参照しながら概念的に説明する。図5(a)は従来のキ
ャパシタ構造の断面図であり、図5(b)は第1実施例
のキャパシタ構造の断面図である。セラミック容量膜1
4Aの側壁部(aで示す部分)は、図5(a),(b)
に示すように、エッチングの際に結晶粒子が寸断されて
いるため欠陥準位が多く、リーク電流が流れ易く、信頼
性が容易に劣化する傾向を有している。従って、図5
(a)に示す従来の構造においては、上部電極15Aの
側面とセラミック容量膜14Aの側面とが面一であるた
め、セラミック容量膜14Aの側面を通って多大のリー
ク電流が容易に生ずる。一方、図5(b)に示す第1実
施例の構造においては、上部電極15Aの側面がセラミ
ック容量膜14Aの側面よりも該セラミック容量膜14
Aの厚さ以上の距離(bで示す部分)だけ内側に位置し
ており、セラミック容量膜14Aの表面における上部電
極15Aの側面と下部電極13Aの側面との間の領域
(bで示す部分)は、結晶性の完全な領域であり、リー
ク電流の流れ易さの点においてセラミック容量膜14A
の内部における上部電極15Aと下部電極13Aとの間
の領域と同等視できる。このため、リーク電流における
セラミック容量膜14Aの側部の影響を回避することが
できるので、高信頼性化が得られる。
【0046】図6は、第1実施例に係る半導体集積回路
装置のキャパシタのリーク電流及び耐圧特性を示してい
る。図6においては、比較のために従来の半導体集積回
路装置のキャパシタのリーク電流及び耐圧特性も示して
いる。図6に示すように、第1実施例は従来例に比べ
て、リーク電流が約千分の1に低減されている。
【0047】図7は、第1実施例の半導体集積回路装置
のキャパシタに125℃において10VのDC電圧を連
続的に印加した場合のリーク電流の変化(以下、TDD
B特性という)、及び従来の半導体集積回路装置のキャ
パシタのTDDB特性を示している。従来の半導体集積
回路装置のキャパシタが数十時間で破壊するのに対し
て、第1実施例の半導体集積回路装置のキャパシタは1
000時間まで安定に動作しており、実用上10V以上
の耐圧が得られている。
【0048】以上説明したように、上部電極15Aの側
面とセラミック容量膜14Aの上面との交点(A)とセ
ラミック容量膜14Aの側面と下部電極13Aの上面と
の交点(B)との間に存在するセラミック容量膜14A
の表面の長さ(L)とセラミック容量膜14Aの厚さ
(D)との間にL≧2Dの関係が成立しているため、セ
ラミック容量膜14Aの側壁部を通るリーク経路の影響
が排除されるので、キャパシタの耐圧が向上する。
【0049】尚、前記の第1の製造方法においては、リ
フトオフ法やウェットエッチング法を用いて、下部電極
13A、セラミック容量膜14A及び上部電極15Aを
所定領域にのみ形成してキャパシタを形成したが、これ
に代えて、半導体基板11の全面に、第1の白金膜、セ
ラミック薄膜及び第2の白金膜を順次堆積した後、イオ
ンミリング法やRIE法を用いて各層を順次エッチング
して、前記と同一構造のキャパシタを形成しても全く同
様の効果が得られる。
【0050】また、前記の第1の製造方法においては、
BST膜14の堆積に金属アルコキシドの熱分解法を用
いたが、これに代えて、スパッタ法やMOCVD法等の
他のあらゆる堆積法を用いても全く同様の効果が得られ
る。
【0051】BST膜14の堆積に金属アルコキシドの
熱分解法を用いる場合には、熱分解に伴う膜の収縮によ
る応力のため、BST膜14にピンホールやマイクロク
ラックが発生し、耐圧の劣化が起き易い。この場合に
は、BST膜14を次に述べる工程により形成する第2
の製造方法が耐圧の向上にきわめて効果的である。
【0052】以下、第2の製造方法におけるBST膜1
4の形成工程について説明する。すなわち、金属アルコ
キシドを有機溶媒で希釈した溶液をスピンコートした
後、有機溶媒を蒸発させて金属アルコキシド膜を堆積す
る。その後、フッ酸系エッチング液を用いて金属アルコ
キシド膜に対してエッチングを行なって、必要領域のみ
に金属アルコキシド膜を残した後、700℃の高温処理
によりBST膜14を形成する。
【0053】第2の製造方法によると、金属アルコキシ
ド膜が予め微小な領域に形成されているため、高温処理
時の熱分解に伴う金属アルコキシド膜の収縮による応力
を大幅に緩和することができるので、得られるBST膜
14中のピンホールやマイクロクラックを低減すること
ができる。
【0054】第2の製造方法により形成したセラミック
容量膜14Aを有するキャパシタのリーク電流は、第1
の製造方法により形成したセラミック容量膜14Aを有
するキャパシタのリーク電流に比べて十分の1に減少し
た。また、125℃、15VにおけるTDDB特性につ
いては、第1の製造方法により形成したキャパシタが数
百時間で破壊したのに対し、第2の製造方法により形成
したキャパシタは1000時間経過後も安定に動作し、
耐圧がさらに向上することが確認された。
【0055】尚、第2の製造方法によるキャパシタの耐
圧向上には、本発明の構造が必要不可欠である。従来の
構造においては、キャパシタの耐圧はセラミック容量膜
の側壁部を通る第2の経路により決定されるため、セラ
ミック容量膜中のピンホールやマイクロクラックの低減
による効果は現われない。
【0056】図8は本発明の第2実施例に係る半導体集
積回路装置のキャパシタ構造を示す断面図である。
【0057】半絶縁性のGaAsよりなる半導体基板2
1の上に、酸化珪素膜よりなるキャパシタの下地絶縁膜
22が形成され、下地絶縁膜22の上に、白金よりなる
下部電極23A、厚さ0.2μmの強誘電体よりなるセ
ラミック容量膜24A、白金よりなる上部電極25Aか
ら構成される強誘電体キャパシタが形成され、該強誘電
体キャパシタを覆うように酸化珪素膜よりなる層間絶縁
膜26が形成され、層間絶縁膜26の上には電極配線2
7が形成され、下部電極23A及び上部電極25Aと電
極配線27とは層間絶縁膜26に形成された開口部を介
して接続されている。
【0058】第2実施例の特徴として、キャパシタの周
縁部のうちの一部の領域(xで示す領域)においては、
上部電極25Aの側面とセラミック容量膜24Aの上面
との交点(A)と、セラミック容量膜24Aの側面と下
部電極23Aの上面との交点(B)との間に存在するセ
ラミック容量膜24Aの表面の長さは0.7μmである
が、キャパシタの周縁部のうちの残部の領域(yで示す
領域)においては、セラミック容量膜24Aの側面と半
導体基板21の主面との交点(C)と、下部電極23A
の側面と半導体基板21の主面との交点(D)との間に
存在するセラミック容量膜24Aの表面の長さは0.7
μmである。
【0059】第2実施例においては、キャパシタの周縁
部のうち一部の領域においては、第1実施例と同様に、
上部電極25Aの側面とセラミック容量膜24Aの上面
との交点(A)と、セラミック容量膜24Aの側面と下
部電極23Aの上面との交点(B)との間に存在するセ
ラミック容量膜24Aの表面の長さ(L1 )と、セラミ
ック容量膜24Aの厚さ(D)との間にL1 ≧2Dの関
係が成立していると共に、キャパシタの周縁部のうち残
部の領域においては、上部電極25Aの側面がセラミッ
ク容量膜24Aの側面と同一又はそれよりも内側に位置
し、セラミック容量膜24Aの側面と半導体基板21の
主面との交点(C)と、下部電極23Aの側面と半導体
基板21の主面との交点(D)との間に存在するセラミ
ック容量膜24Aの表面の長さ(L2 )と、セラミック
容量膜24Aの厚さ(D)との間にL2 ≧Dの関係が成
立している。
【0060】第2実施例においても、第1実施例と同
様、リーク電流におけるセラミック容量膜24Aの側壁
部の影響を回避することができるので、半導体集積回路
装置の高信頼性化が得られる。
【0061】第2実施例に係る半導体集積回路装置は、
第1実施例と同様に、リフトオフ法やエッチングにより
形成することができる。
【0062】以下、図9及び図10に基づいて、半導体
集積回路装置の第3の製造方法について説明する。
【0063】まず、図9(a)に示すように、GaAs
よりなる半導体基板31の上に、酸化珪素膜よりなるキ
ャパシタの下地絶縁膜32を例えばCVD法により形成
した後、図9(b)に示すように、下地絶縁膜32の上
に、第1の白金膜33、BST膜34及び第2の白金膜
35を順次堆積する。
【0064】次に、図9(c)に示すように、フォトレ
ジストマスクを用いてイオンミリング法又はRIE法を
行なって、第2の白金膜35をエッチングすることによ
り、上部電極35Aを形成した後、同様の方法により、
図9(d)に示すように、BST膜34及び第1の白金
膜33を同時にエッチングすることにより、セラミック
容量膜34A及び下部電極33Aを形成する。
【0065】次に、図10(a)に示すように、CVD
法により酸化珪素膜よりなる層間絶縁膜36を堆積した
後、図10(b)に示すように、RIE法又はウェット
エッチングを用いて層間絶縁膜36における所定領域、
すなわち、上部電極35Aが露出する領域及び下部電極
33Aが露出する領域に同時に開口部を形成し、その
後、層間絶縁膜36の上に電極配線37を形成する。
【0066】前記の第1又は第2の製造方法によると、
下部電極、セラミック容量膜及び上部電極を順次個別に
形成したため、必要な工程数が従来の製造方法よりも増
加し、コスト増を招く恐れがあったが、第3の製造方法
によると、キャパシタの形成に必要な工程数を増加させ
ることなく、第1実施例と同様の効果を有する半導体集
積回路装置を得ることができる。
【0067】尚、前記第1又は第2実施例においては、
半導体基板として半絶縁性のGaAs基板を用いたが、
これに代えて、シリコン基板を用いてよい。
【0068】また、前記第1又は第2実施例において
は、キャパシタの容量絶縁膜となるセラミック薄膜とし
ては、強誘電体であるBST膜を用いたが、BST膜で
なくてもよく、ペロブスカイト構造を有するセラミック
薄膜であれば同様の効果が得られる。すなわち、本発明
は、強誘電体材料の特長である自発分極の有無とは無関
係であり、層間絶縁膜の堆積時の還元性雰囲気に晒さ
れ、酸素欠陥を有するために、リーク電流が流れ易くな
ることを考慮すると、誘電率は高いが自発分極のないチ
タン酸ストロンチウムやその他一般的なペロブスカイト
構造を有するセラミック材料を用いても、同様の効果が
得られることが容易に理解できる。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明に係る半導体集積回路装
置によると、セラミック容量膜の表面における上部電極
の側面とセラミック容量膜の側面との間の領域の長さが
セラミック容量膜の厚さよりも大きいため、セラミック
容量膜の表面及び側面を通って流れる電流の経路の方
が、セラミック容量膜の内部を通って流れる電流の経路
よりも長くなるので、キャパシタの耐圧はセラミック容
量膜の内部を通って流れるリーク電流により決定され、
キャパシタの耐圧に及ぼすセラミック容量膜の側壁部の
影響を排除できる。
【0070】請求項2の発明に係る半導体集積回路装置
によると、積層キャパシタの周縁部の一部の領域におい
ては、セラミック容量膜の表面における上部電極の側面
とセラミック容量膜の側面との間の領域の長さがセラミ
ック容量膜の厚さよりも大きく、積層キャパシタの周縁
部の残部の領域においては、セラミック容量膜の下面に
おけるセラミック容量膜の側面と下部電極の側面との間
の領域の長さがセラミック容量膜の厚さよりも大きいの
で、積層キャパシタの周縁部のすべての領域において、
セラミック容量膜の表面及び側面を通って流れる電流の
経路の方が、セラミック容量膜の内部を通って流れる電
流の経路よりも長くなる。
【0071】請求項3の発明に係る半導体集積回路装置
によると、セラミック容量膜の表面における上部電極の
側面とセラミック容量膜の側面との間の領域の長さはセ
ラミック容量膜の厚さよりも確実に大きくなるので、セ
ラミック容量膜の表面及び側面を通って流れる電流の経
路の方が、セラミック容量膜の内部を通って流れる電流
の経路よりも確実に長くなる。
【0072】このため、請求項1〜3の発明によると、
キャパシタの耐圧が大きく向上するので、半導体集積回
路装置の歩留まり及び信頼性が大きく向上する。
【0073】請求項4の発明に係る半導体集積回路装置
の製造方法によると、第2の金属膜に対するパターニン
グにより、上部電極の側面とセラミック容量膜の上面と
の交点とセラミック容量膜の側面と下部電極の上面との
交点との間に存在するセラミック容量膜の表面の長さL
と、セラミック容量膜の厚さDとの間にL≧2Dの関係
が成立するので、請求項1の発明に係る半導体集積回路
装置を確実に製造することができる。
【0074】請求項5の発明に係る半導体集積回路装置
の製造方法によると、セラミック薄膜及び第2の金属膜
に対するパターニングにより、積層キャパシタの周縁部
の一部の領域においては、上部電極の側面とセラミック
容量膜の上面との交点とセラミック容量膜の側面と下部
電極の上面との交点との間に存在するセラミック容量膜
の表面の長さL1 と、セラミック容量膜の厚さDとの間
にL1 ≧2Dの関係が成立すると共に、積層キャパシタ
の周縁部の残部の領域においては、セラミック容量膜の
側面と半導体基板の一主面との交点と下部電極の側面と
半導体基板の一主面との交点との間に存在するセラミッ
ク容量膜の表面の長さL2 と、セラミック容量膜の厚さ
Dとの間にL2 ≧Dの関係が成立するので、請求項2の
発明に係る半導体集積回路装置を確実に製造することが
できる。
【0075】請求項6の発明に係る半導体集積回路の製
造方法によると、セラミック薄膜及び第1の金属膜を同
時にパターニングしてセラミック容量膜及び下部電極を
形成するため、セラミック薄膜及び第1の金属膜を別々
にパターニングする場合よりも工程数が低減する。この
ため、請求項4の発明に係る半導体集積回路装置の製造
方法に請求項6の発明を適用すると、工程数の増加を招
くことなく、キャパシタの耐圧が大きく向上した半導体
集積回路を確実に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体集積回路装置
の断面図である。
【図2】前記第1実施例に係る半導体集積回路装置の第
1の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】前記第1実施例に係る半導体集積回路装置の第
1の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】前記第1実施例に係る半導体集積回路装置のキ
ャパシタの周縁部の構造を示す断面図である。
【図5】前記第1実施例及び従来例に係る半導体集積回
路装置のキャパシタの作用を説明する図であって、
(a)は従来の半導体集積回路装置のキャパシタの断面
図であり、(b)は第1実施例に係る半導体集積回路装
置のキャパシタの断面図である。
【図6】前記第1実施例及び従来例に係る半導体集積回
路装置のキャパシタにおける電圧とリーク電流密度との
関係を示す図である。
【図7】前記第1実施例及び従来例に係る半導体集積回
路装置のキャパシタにおける本発明の一実施例における
時間とリーク電流密度との関係を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る半導体集積回路装置
の断面図である。
【図9】本発明に係る半導体集積回路装置の第3の製造
方法の各工程を示す断面図である。
【図10】本発明に係る半導体集積回路装置の第3の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図11】従来の半導体集積回路装置の断面図である。
【図12】前記従来の半導体集積回路装置の製造方法の
各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 下地絶縁膜 13 第1の白金膜 13A 下部電極 14 強誘電体膜 14A セラミック容量膜 15 第2の白金膜 15A 上部電極 16 層間絶縁膜 17 電極配線 18 フォトレジスト 21 半導体基板 22 下地絶縁膜 23A 下部電極 24A セラミック容量膜 25A 上部電極 26 層間絶縁膜 27 電極配線 31 半導体基板 32 下地絶縁膜 33 第1の白金膜 33A 下部電極 34 BST膜(強誘電体膜) 34A セラミック容量膜 35 第2の白金膜 35A 上部電極 36 層間絶縁膜 37 電極配線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 451 21/8247 29/788 29/792

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、該半導体基板の一主面
    上に順次形成された下部電極、ペロブスカイト構造を有
    するセラミック薄膜よりなるセラミック容量膜及び上部
    電極から構成される積層キャパシタを備えた半導体集積
    回路装置であって、 前記上部電極の側面は前記セラミック容量膜の側面より
    も内側に位置していると共に前記セラミック容量膜の側
    面は前記下部電極の側面よりも内側に位置しており、 前記上部電極の側面と前記セラミック容量膜の上面との
    交点と前記セラミック容量膜の側面と前記下部電極の上
    面との交点との間に存在する前記セラミック容量膜の表
    面の長さLと、前記セラミック容量膜の厚さDとの間に
    L≧2Dの関係が成立していることを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に、該半導体基板の一主面
    上に順次形成された下部電極、ペロブスカイト構造を有
    するセラミック薄膜よりなるセラミック容量膜及び上部
    電極から構成される積層キャパシタを備えた半導体集積
    回路装置であって、 前記積層キャパシタの周縁部の一部の領域においては、
    前記上部電極の側面は前記セラミック容量膜の側面より
    も内側に位置していると共に前記セラミック容量膜の側
    面は前記下部電極の側面よりも内側に位置しており、前
    記上部電極の側面と前記セラミック容量膜の上面との交
    点と前記セラミック容量膜の側面と前記下部電極の上面
    との交点との間に存在する前記セラミック容量膜の表面
    の長さL1 と、前記セラミック容量膜の厚さDとの間に
    1 ≧2Dの関係が成立し、 前記積層キャパシタの周縁部の残部の領域においては、
    前記上部電極の側面は前記セラミック容量膜の側面と同
    一又は前記セラミック容量膜の側面よりも内側に位置し
    ていると共に、前記セラミック容量膜の周縁部は前記下
    部電極の側面よりも外側において前記半導体基板の一主
    面上に設けられており、前記セラミック容量膜の側面と
    前記半導体基板の一主面との交点と前記下部電極の側面
    と前記半導体基板の一主面との交点との間に存在する前
    記セラミック容量膜の表面の長さL2 と、前記セラミッ
    ク容量膜の厚さDとの間にL2 ≧Dの関係が成立してい
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記上部電極の側面と前記セラミック容
    量膜の上面との交点と前記セラミック容量膜の側面と前
    記下部電極の上面との交点との間に存在する前記セラミ
    ック容量膜の表面は、前記セラミック容量膜の表面にお
    ける前記上部電極の側面と前記セラミック容量膜の側面
    との間の第1の領域と、前記セラミック容量膜の側面か
    らなる第2の領域とによって構成されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板の一主面上に第1の金属膜を
    堆積する工程と、 前記第1の金属膜をパターニングして下部電極を形成す
    る工程と、 前記下部電極の上にペロブスカイト構造を有するセラミ
    ック薄膜を堆積する工程と、 前記セラミック薄膜を、該セラミック薄膜の側面が前記
    下部電極の側面よりも内側に位置するようにパターニン
    グしてセラミック容量膜を形成する工程と、 前記セラミック容量膜の上に第2の金属膜を堆積する工
    程と、 前記第2の金属膜を、該第2の金属膜の側面が前記セラ
    ミック容量膜の側面よりも内側に位置し且つ前記第2の
    金属膜の側面と前記セラミック容量膜の上面との交点と
    前記セラミック容量膜の側面と前記下部電極の上面との
    交点との間に存在する前記セラミック容量膜の表面の長
    さLと、前記セラミック容量膜の厚さDとの間にL≧2
    Dの関係が成立するようにパターニングして上部電極を
    形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板の一主面上に第1の金属膜を
    堆積する工程と、 前記第1の金属膜をパターニングして下部電極を形成す
    る工程と、 前記下部電極の上にペロブスカイト構造を有するセラミ
    ック薄膜を堆積する工程と、 前記セラミック薄膜を、該セラミック薄膜の周縁部の一
    部の領域においては該セラミック薄膜の側面が前記下部
    電極の側面よりも内側に位置すると共に、前記セラミッ
    ク薄膜の周縁部の残部の領域においては該セラミック薄
    膜の周縁部が前記半導体基板の上に残存し且つ前記セラ
    ミック薄膜の側面と前記半導体基板の一主面との交点と
    前記下部電極の側面と前記半導体基板の一主面との交点
    との間に存在する前記セラミック薄膜の表面の長さL2
    と、前記セラミック容量膜の厚さDとの間にL2 ≧Dの
    関係が成立するようにパターニングしてセラミック容量
    膜を形成する工程と、 前記セラミック容量膜の上に第2の金属膜を堆積する工
    程と、 前記第2の金属膜を、該第2の金属膜の側面が前記セラ
    ミック容量膜の側面よりも内側に位置していると共に、
    前記セラミック薄膜の周縁部の一部の領域においては、
    前記第2の金属膜の側面と前記セラミック容量膜の上面
    との交点と前記セラミック容量膜の側面と前記下部電極
    の上面との交点との間に存在する前記セラミック容量膜
    の表面の長さL1 と、前記セラミック容量膜の厚さDと
    の間にL1 ≧2Dの関係が成立するようにパターニング
    して上部電極を形成する工程とを備えていることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に、第1の金属膜、セラミ
    ック薄膜及び第2の金属膜を順次堆積する工程と、 前記第2の金属膜を、前記セラミック薄膜における下部
    電極引き出し領域が露出するようにパターニングして上
    部電極を形成する工程と、 前記セラミック薄膜及び第1の金属膜を同時にパターニ
    ングしてセラミック容量膜及び下部電極を形成する工程
    と、 前記半導体基板上に全面的に絶縁膜を堆積する工程と、 前記絶縁膜及びセラミック容量膜に対してエッチングを
    行なって、前記絶縁膜に上部電極引き出し用の開口部を
    形成すると共に前記絶縁膜及びセラミック容量膜に下部
    電極引き出し用の開口部を形成する工程とを備えている
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
JP07146263A 1995-06-13 1995-06-13 半導体装置、半導体集積回路装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3076507B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07146263A JP3076507B2 (ja) 1995-06-13 1995-06-13 半導体装置、半導体集積回路装置及びその製造方法
TW085106898A TW300331B (ja) 1995-06-13 1996-06-08
US08/664,217 US5818079A (en) 1995-06-13 1996-06-11 Semiconductor integrated circuit device having a ceramic thin film capacitor
KR1019960020702A KR100366961B1 (ko) 1995-06-13 1996-06-11 반도체장치,반도체집적회로장치및그제조방법
DE69610368T DE69610368T2 (de) 1995-06-13 1996-06-12 Ferroelektrische Kapazität für integrierte Halbleiterschaltung und Verfahren zur Herstellung
CN96102294A CN1082248C (zh) 1995-06-13 1996-06-12 半导体器件及其制造方法
EP96109392A EP0749167B1 (en) 1995-06-13 1996-06-12 Ferroelectric capacitor for semiconductor integrated circuit and method for manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07146263A JP3076507B2 (ja) 1995-06-13 1995-06-13 半導体装置、半導体集積回路装置及びその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000113468A Division JP2000294741A (ja) 2000-01-01 2000-04-14 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08340090A true JPH08340090A (ja) 1996-12-24
JP3076507B2 JP3076507B2 (ja) 2000-08-14

Family

ID=15403793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07146263A Expired - Fee Related JP3076507B2 (ja) 1995-06-13 1995-06-13 半導体装置、半導体集積回路装置及びその製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5818079A (ja)
EP (1) EP0749167B1 (ja)
JP (1) JP3076507B2 (ja)
KR (1) KR100366961B1 (ja)
CN (1) CN1082248C (ja)
DE (1) DE69610368T2 (ja)
TW (1) TW300331B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6524905B2 (en) 2000-07-14 2003-02-25 Nec Corporation Semiconductor device, and thin film capacitor
US6586790B2 (en) 1998-07-24 2003-07-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method for manufacturing the same
WO2008026708A1 (fr) 2006-08-30 2008-03-06 Kyocera Corporation Condensateur et composant haute fréquence
US8320102B2 (en) 2006-09-27 2012-11-27 Kyocera Corporation Capacitor, capacitor device, electronic component, filter device, communication apparatus, and method of manufacturing capacitor device

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6323549B1 (en) * 1996-08-29 2001-11-27 L. Pierre deRochemont Ceramic composite wiring structures for semiconductor devices and method of manufacture
JP3385889B2 (ja) * 1996-12-25 2003-03-10 株式会社日立製作所 強誘電体メモリ素子及びその製造方法
JP3149817B2 (ja) * 1997-05-30 2001-03-26 日本電気株式会社 半導体装置およびその製造方法
FR2766294B1 (fr) 1997-07-18 2001-01-19 St Microelectronics Sa Procede de fabrication d'une capacite metal-metal au sein d'un circuit integre, et circuit integre correspondant
KR100252854B1 (ko) * 1997-12-26 2000-04-15 김영환 반도체 메모리 장치 및 그 제조방법
JP3171170B2 (ja) 1998-05-25 2001-05-28 日本電気株式会社 薄膜キャパシタおよびその製造方法
KR100505605B1 (ko) * 1998-06-15 2005-09-26 삼성전자주식회사 금속막-절연막-금속막 구조의 커패시터 제조방법
JP3465617B2 (ja) * 1999-02-15 2003-11-10 カシオ計算機株式会社 半導体装置
KR100359246B1 (ko) 1999-09-29 2002-11-04 동부전자 주식회사 적층형 캐패시터를 갖는 반도체 장치 제조 방법
US6507476B1 (en) * 1999-11-01 2003-01-14 International Business Machines Corporation Tuneable ferroelectric decoupling capacitor
JP2001284526A (ja) * 2000-03-28 2001-10-12 Nec Yamagata Ltd 半導体集積回路用mim容量装置
JP3450262B2 (ja) * 2000-03-29 2003-09-22 Necエレクトロニクス株式会社 回路製造方法、回路装置
SG99939A1 (en) 2000-08-11 2003-11-27 Casio Computer Co Ltd Semiconductor device
US7327582B2 (en) * 2000-09-21 2008-02-05 Ultrasource, Inc. Integrated thin film capacitor/inductor/interconnect system and method
US6890629B2 (en) 2001-09-21 2005-05-10 Michael D. Casper Integrated thin film capacitor/inductor/interconnect system and method
WO2002025709A2 (en) 2000-09-21 2002-03-28 Casper Michael D Integrated thin film capacitor/inductor/interconnect system and method
JP2002313932A (ja) * 2001-04-12 2002-10-25 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
US7425877B2 (en) * 2001-09-21 2008-09-16 Ultrasource, Inc. Lange coupler system and method
US6998696B2 (en) 2001-09-21 2006-02-14 Casper Michael D Integrated thin film capacitor/inductor/interconnect system and method
US6818469B2 (en) * 2002-05-27 2004-11-16 Nec Corporation Thin film capacitor, method for manufacturing the same and printed circuit board incorporating the same
JP3863067B2 (ja) * 2002-06-04 2006-12-27 Dowaホールディングス株式会社 金属−セラミックス接合体の製造方法
US7290315B2 (en) * 2004-10-21 2007-11-06 Intel Corporation Method for making a passive device structure
US7728372B2 (en) 2006-05-10 2010-06-01 International Business Machines Corporation Method and structure for creation of a metal insulator metal capacitor
JP5267268B2 (ja) 2009-03-26 2013-08-21 Tdk株式会社 薄膜コンデンサ及びその製造方法
CN102543948A (zh) * 2012-02-09 2012-07-04 日月光半导体制造股份有限公司 半导体结构及其制造方法
JP6819894B2 (ja) * 2016-11-08 2021-01-27 株式会社村田製作所 電子部品
KR102229434B1 (ko) * 2019-02-25 2021-03-18 대구보건대학교산학협력단 유아용 요리 멀티카트 및 이를 이용한 요리 교육방법

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2830019B2 (ja) * 1989-03-07 1998-12-02 セイコーエプソン株式会社 半導体装置
JP2799028B2 (ja) * 1990-02-07 1998-09-17 株式会社東芝 キャパシタ―を備えた半導体装置
JPH04356958A (ja) * 1991-06-03 1992-12-10 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置およびその製造方法
JPH04360507A (ja) * 1991-06-07 1992-12-14 Ube Ind Ltd 薄膜コンデンサー
US5406447A (en) * 1992-01-06 1995-04-11 Nec Corporation Capacitor used in an integrated circuit and comprising opposing electrodes having barrier metal films in contact with a dielectric film
EP0557937A1 (en) * 1992-02-25 1993-09-01 Ramtron International Corporation Ozone gas processing for ferroelectric memory circuits
US5572052A (en) * 1992-07-24 1996-11-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electronic device using zirconate titanate and barium titanate ferroelectrics in insulating layer
US5258093A (en) * 1992-12-21 1993-11-02 Motorola, Inc. Procss for fabricating a ferroelectric capacitor in a semiconductor device

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6586790B2 (en) 1998-07-24 2003-07-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method for manufacturing the same
US6982444B2 (en) 1998-07-24 2006-01-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric memory device having a hydrogen barrier film
US6524905B2 (en) 2000-07-14 2003-02-25 Nec Corporation Semiconductor device, and thin film capacitor
WO2008026708A1 (fr) 2006-08-30 2008-03-06 Kyocera Corporation Condensateur et composant haute fréquence
US8320102B2 (en) 2006-09-27 2012-11-27 Kyocera Corporation Capacitor, capacitor device, electronic component, filter device, communication apparatus, and method of manufacturing capacitor device

Also Published As

Publication number Publication date
TW300331B (ja) 1997-03-11
DE69610368D1 (de) 2000-10-26
DE69610368T2 (de) 2001-01-25
US5818079A (en) 1998-10-06
KR970003926A (ko) 1997-01-29
EP0749167B1 (en) 2000-09-20
CN1147695A (zh) 1997-04-16
EP0749167A1 (en) 1996-12-18
JP3076507B2 (ja) 2000-08-14
KR100366961B1 (ko) 2003-03-06
CN1082248C (zh) 2002-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08340090A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
US7253075B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
US5440173A (en) High-temperature electrical contact for making contact to ceramic materials and improved circuit element using the same
JP3056973B2 (ja) 高誘電率材料を使用する記憶キャパシタの製造方法
US20020197790A1 (en) Method of making a compound, high-K, gate and capacitor insulator layer
JPH06188386A (ja) 強誘電体集積回路及びその製造方法
US6541281B2 (en) Ferroelectric circuit element that can be fabricated at low temperatures and method for making the same
US6548854B1 (en) Compound, high-K, gate and capacitor insulator layer
JP4445091B2 (ja) 強誘電体記憶素子
EP0851473A2 (en) Method of making a layer with high dielectric K, gate and capacitor insulator layer and device
JPH0685193A (ja) 半導体装置
JPH0888334A (ja) 半導体装置とその製造方法
US6750501B2 (en) Transistor type ferroelectric body nonvolatile storage element
JP3820003B2 (ja) 薄膜キャパシタの製造方法
US6297526B1 (en) Process for producing barrier-free semiconductor memory configurations
JPH07169854A (ja) 半導体デバイスおよびその製造方法
US6525357B1 (en) Barrier layers ferroelectric memory devices
KR20000017148A (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JPH07297364A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2000294741A (ja) 半導体装置
JP3408019B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
KR100321699B1 (ko) 니오비움-탄탈륨합금접착막을이용한강유전체캐패시터형성방법
JP3221398B2 (ja) 容量素子およびその製造方法
JP2000150677A (ja) 強誘電体ゲートメモリおよびその製造方法
JP2003218214A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080609

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees